JP2010075104A - ノンカロリーキャンディ - Google Patents
ノンカロリーキャンディ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010075104A JP2010075104A JP2008248374A JP2008248374A JP2010075104A JP 2010075104 A JP2010075104 A JP 2010075104A JP 2008248374 A JP2008248374 A JP 2008248374A JP 2008248374 A JP2008248374 A JP 2008248374A JP 2010075104 A JP2010075104 A JP 2010075104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- erythritol
- candy
- calorie
- taste
- phosphoric acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
【解決手段】主成分がエリスリトールであり、リン酸を0.05〜5.0重量%含むことを特徴とするノンカロリーキャンディ。該ノンカロリーキャンディは、エリスリトールを90重量%以上含有することが好ましい。前記エリスリトール100重量部に対してリン酸を0.05〜5.1重量部混合することが好ましい。
【選択図】なし
Description
こういった時代背景からか、近年低カロリーの菓子食品が数多く出てきている。砂糖の代わりにキシリトールやマルチトールやパラチノースなどの糖アルコールを主成分としたノンシュガーのキャンディや、カロリーオフのグミやチョコレートなどが挙げられる。
しかしながら、これらの低カロリー菓子食品は、砂糖を使用したものと比べると低カロリー化を実現しているが、カロリーが全くないわけではなく、食べ過ぎればおのずとカロリー過剰摂取につながる。
〔1〕主成分がエリスリトールであり、リン酸を0.05〜5.0重量%含むことを特徴とするノンカロリーキャンディ、
〔2〕エリスリトールを90重量%以上含有する前記〔1〕記載のノンカロリーキャンディ、
に関する。
エリスリトール及びリン酸の混合方法としては、例えば、エリスリトール中にリン酸を混合した後に加熱溶融させる方法や、エリスリトールを加熱溶融した後にリン酸を添加する方法が挙げられるが、特に限定はない。
加熱溶融温度は125℃〜150℃、好ましくは130℃〜140℃である。125℃よりも溶融温度が低いと、エリスリトールが一部溶融せずに残ったり、後の香料等を添加する際にエリスリトールが一部固化してしまったりする問題が生じ、150℃よりも高いと後の型に流し込む温度帯に冷却するのに時間を要してしまい、生産効率の面で問題が生じる。
また、型に流し込む温度は、121℃〜135℃、好ましくは125℃〜130℃である。121℃よりも温度が低いと、型に流し込む前に固化してしまう問題が生じ、135℃よりも高いと型に流し込んだ後、冷却固化するまでに無駄に時間がかかり、生産効率が悪くなる。
エリスリトール97.8部、リン酸(ミテジマ化学社製)2.0部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、エリスリトールの持つ独特のえぐい味がリン酸によりマスキングされ、なおかつきしきしとした違和感のある食感を感じず、非常に食べやすいものとなった。
エリスリトール99.73部、リン酸0.07部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、エリスリトールの持つ独特のえぐい味がリン酸によりマスキングされ、なおかつきしきしとした違和感のある食感を感じず、食べやすいものとなった。
エリスリトール95部、リン酸4.8部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、エリスリトールの持つ独特のえぐい味がリン酸によりマスキングされ、なおかつきしきしとした違和感のある食感を感じず、食べやすいものとなった。
エリスリトール97.8部、クエン酸2.0部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、エリスリトールの持つ独特のえぐい味は幾分マスキングされるものの、きしきしとした食感となったため、食感の改善とはならなかった。
エリスリトール99.77部、リン酸0.03部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、エリスリトールの持つ独特のえぐい味が残っており、なおかつきしきしとした食感を有し、味・食感どちらにおいても改善傾向は見られなかった。
エリスリトール94.5部、リン酸5.3部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、きしきしとした違和感のある食感を感じなく、また、エリスリトールの独特のえぐい味もマスキングされているものの、リン酸由来の酸味が強すぎて、逆にリン酸のえぐい味が出てしまい食べにくい味となった。
エリスリトール94.5部、リン酸三カルシウム(富田製薬社製)2.0部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、きしきしとした違和感のある食感が増しており、また、エリスリトールの独特のえぐい味を感じ、食べにくい味となった。
エリスリトール94.5部、ポリリン酸ナトリウム(キリンフードテック社製)2.0部を混合し、銅鍋で溶融させ、香料を0.2部加えた後に、型に流し込む事で、単重2.0gのノンカロリーキャンディを得た。このようにして得られたノンカロリーキャンディは、きしきしとした違和感のある食感が増しており、また、エリスリトールの独特のえぐい味を感じ、食べにくい味となった。
一方、リン酸のかわりにクエン酸を使用した比較例1、リン酸を0.03重量%含有した比較例2、リン酸を5.3重量%含有した比較例3、リン酸塩であるリン酸三カルシウムを使用した比較例4、ポリリン酸ナトリウムを使用した比較例5では、いずれもノンカロリー、きしきしした食感の改善、えぐい味の改善の全てを満たすことができず、困難であることがわかる。
〈きしきしとした食感の改善〉
「◎」きしきしとした食感を全く感じない。
「○」きしきしとした食感を感じない。
「×」きしきしとした食感を感じる。
〈えぐい味の改善〉
「◎」えぐい味を全く感じない。
「○」えぐい味を感じない。
「×」えぐい味を感じる。
Claims (2)
- 主成分がエリスリトールであり、リン酸を0.05〜5.0重量%含むことを特徴とするノンカロリーキャンディ。
- エリスリトールを90重量%以上含有する請求項1記載のノンカロリーキャンディ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008248374A JP4867966B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | ノンカロリーキャンディ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008248374A JP4867966B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | ノンカロリーキャンディ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010075104A true JP2010075104A (ja) | 2010-04-08 |
JP4867966B2 JP4867966B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=42206339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008248374A Expired - Fee Related JP4867966B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | ノンカロリーキャンディ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4867966B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012013296A3 (en) * | 2010-07-27 | 2013-01-31 | Cargill, Incorporated | Confectionery products containing erythritol |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04320647A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-11 | Nikken Chem Co Ltd | ハードキャンディー及びその製造方法 |
JPH0530913A (ja) * | 1991-08-01 | 1993-02-09 | Ougontou:Kk | ハードキヤンデイの製造法 |
JPH10150958A (ja) * | 1996-11-21 | 1998-06-09 | Mitsubishi Chem Corp | 酸性飲料 |
JP2001086941A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-03 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 呈味良好なシナノキ属植物花部抽出物組成物 |
JP2002085011A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | ハス胚芽抽出物組成物、ハス胚芽抽出物含有飲食物、及びハス胚芽抽出物の呈味改善方法 |
JP2002302453A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-10-18 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法 |
JP2006160621A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Naris Cosmetics Co Ltd | 皮膚用経口組成物 |
JP2007028951A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Kabaya Shokuhin Kk | 新規な菓子およびその製法 |
WO2007061859A1 (en) * | 2005-11-23 | 2007-05-31 | The Coca-Cola Company | Confection with high-potency sweetener |
-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008248374A patent/JP4867966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04320647A (ja) * | 1991-04-22 | 1992-11-11 | Nikken Chem Co Ltd | ハードキャンディー及びその製造方法 |
JPH0530913A (ja) * | 1991-08-01 | 1993-02-09 | Ougontou:Kk | ハードキヤンデイの製造法 |
JPH10150958A (ja) * | 1996-11-21 | 1998-06-09 | Mitsubishi Chem Corp | 酸性飲料 |
JP2001086941A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-03 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 呈味良好なシナノキ属植物花部抽出物組成物 |
JP2002085011A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | ハス胚芽抽出物組成物、ハス胚芽抽出物含有飲食物、及びハス胚芽抽出物の呈味改善方法 |
JP2002302453A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-10-18 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 月桃葉及び茎抽出物組成物、月桃葉及び茎抽出物含有飲食物、並びに月桃葉及び茎抽出物の呈味改善方法 |
JP2006160621A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Naris Cosmetics Co Ltd | 皮膚用経口組成物 |
JP2007028951A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Kabaya Shokuhin Kk | 新規な菓子およびその製法 |
WO2007061859A1 (en) * | 2005-11-23 | 2007-05-31 | The Coca-Cola Company | Confection with high-potency sweetener |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012013296A3 (en) * | 2010-07-27 | 2013-01-31 | Cargill, Incorporated | Confectionery products containing erythritol |
CN103002756A (zh) * | 2010-07-27 | 2013-03-27 | 卡吉尔公司 | 含有赤藓糖醇的糖食产品 |
JP2013532477A (ja) * | 2010-07-27 | 2013-08-19 | カーギル インコーポレイテッド | エリトリトール含有菓子製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4867966B2 (ja) | 2012-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101852555B1 (ko) | 알룰로스 함유 시럽 조성물 및 이를 포함하는 식품 | |
KR20120033282A (ko) | 고감미도 감미료에 대한 정미 개량 조성물 및 그 응용 | |
CN102125103B (zh) | 一种植脂末及其制备方法 | |
JPH07274837A (ja) | 軟キャンデー及びその製法 | |
EP2945492B1 (en) | Non-cariogenic jelly confectionary | |
CN102715237A (zh) | 一种甜点奶及其制备方法 | |
JP7213324B2 (ja) | 酢の刺激抑制方法 | |
JP5169882B2 (ja) | ノンシュガーグミキャンディおよびその製造方法 | |
US20170258799A1 (en) | Caffeinated gummies | |
JP5347639B2 (ja) | 餅様の食感と風味を有するソフトキャンディ及びその製造方法 | |
JP4867966B2 (ja) | ノンカロリーキャンディ | |
CN106605746B (zh) | 一种冷饮用的膨化蜂蜜太妃糖及其制备方法和含其的冷饮 | |
JP5179705B2 (ja) | 新規キャンディ組成物およびそれを用いた新規キャンディ | |
JP4025992B2 (ja) | 蜂蜜含有低カロリー易流動性液状甘味料組成物 | |
JP2013102751A (ja) | 液状甘味料組成物 | |
JP2003259805A (ja) | 抹茶を用いた飲食物の製造方法 | |
KR20180054322A (ko) | 부드럽고 탄력있는 젤리의 제조방법 및 이에 의해 제조된 젤리 | |
JP2011019441A (ja) | ココア飲料 | |
JP5906737B2 (ja) | ハードグミキャンディ | |
KR101782819B1 (ko) | 대체당을 이용한 강정의 제조방법 | |
JP5206639B2 (ja) | 水感を有するハードキャンディ | |
JP7290860B2 (ja) | 低着色の糖加熱品加工品、食物繊維加熱品加工品及びそれらの製造方法並びに食品 | |
JP2010104281A (ja) | インスタント粉末飲料 | |
WO2020004052A1 (ja) | ホイップクリーム | |
JP2010193843A (ja) | 冷涼感を有する焼菓子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110909 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111018 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |