JP2010104281A - インスタント粉末飲料 - Google Patents

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Masaki Fujimura
昌樹 藤村
Tomoku Umezawa
知九 梅沢
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Abstract

【課題】甘味の質が良好であるとともに、後味の切れ、すっきり感が非常に良好なインスタント粉末飲料を提供する。
【解決手段】組成物100重量%中、難消化性デキストリンを0.5〜2重量%含有して成るインスタント粉末飲料。難消化性デキストリンにはソルビトール、ラクチトール等の糖アルコール、コーンシロップ、還元澱粉糖化物、ぶどう糖、粉末水飴、異性化糖、オリゴ糖、果糖、乳糖、アスパルテーム、スクラロース等の高甘味度甘味料などが挙げられる。
【選択図】なし

Description

本発明は、粉末清涼飲料、調整ココアなどのインスタント粉末飲料に関し、詳しくはコーヒー、紅茶、日本茶、ココア、果汁、果肉などの粉末と難消化性デキストリンとを含有し、特に喉越しが良く、すっきり感、後味の切れに優れたインスタント粉末飲料に関する。
インスタント粉末飲料とは、水及び必要に応じて砂糖、乳製品等を加え、飲用に供する粉末の食品である。ここでいう粉末には顆粒状のものも含む。粉末清涼飲料や調整ココアは、水、温水、牛乳などに溶解して飲用され、その簡便性と万人受けしやすいマイルドな風味から嗜好性の高い飲料として親しまれている。従来市販されている粉末清涼飲料や調整ココアにおいては、紅茶、コーヒー、日本茶、ココア、果汁粉末、果肉等に加え、甘味料成分として蔗糖が主として使用される他、乳製品、乳化剤、食塩、香料、植物油脂、着色料、PH調整剤、塩類、酸味料、調味料などが添加されている。清涼飲料、調整ココアにおける蔗糖の含量は通常10重量%前後であり、肥満防止や成人病予防の観点からそのカロリーの高さが近年問題になっているが、蔗糖の有する甘味の質、コク、ボディ感は清涼飲料、調整ココアにおいて不可欠であり、低カロリー化するためにアスパルテームやステビア等の高甘度甘味料を使用すると甘味の質が低下して嗜好性が低下する問題がある。一方、蔗糖は甘味の質が良く、コクがあり、ボディ感を付与できる反面、飲料を口に含んだ後の食感、即ち後味の切れ、すっきり感が弱いという問題を有する。特に、冷たくして飲用するアイスタイプの清涼飲料においては、後味の切れ、すっきり感が低下する現状があった。
こうした問題を解決すべく、発泡アルコール飲料において難消化性デキストリン等の食物繊維素材を原料の一部として使用する検討が行われている(特許文献1)。しかしながら、本発明のようなインスタント粉末飲料においては検討された事例が一切なく、上述のアルコール飲料のような液体飲料とは、溶解分散性等の問題も含めて明らかに区別されるべきものである。
特開2006−6342号公報
そこで、インスタント粉末飲料において甘味の質を落とさずに後味の切れ、すっきり感を付与する方法が望まれていた。
本発明者らは、インスタント粉末飲料において難消化性デキストリンを特定量、しかも微量配合することにより甘味の質を落とさずに後味の切れ、すっきり感を付与できるだけでなく、溶解分散性も向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明の要旨は、組成物100重量%中、難消化性デキストリンを0.5〜2重量%含有することを特徴とするインスタント粉末飲料に関する。
本発明のインスタント粉末飲料は、甘味の質が良好であるとともに、後味の切れ、すっきり感が非常に良好であるだけでなく、溶解分散性も良好である。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明のインスタント粉末飲料は、難消化性デキストリンを組成物100重量%中、0.5〜2重量%含有して成る。
難消化性デキストリンは、馬鈴薯、甘藷、キャッサバ等の芋類やトウモロコシ等に含まれる澱粉を酵素や酸を触媒として加水分解し、水溶性の未分解物を加熱焙焼して乾式分解された焙焼デキストリン(難消化性画分)を回収して得られる水溶性食物繊維であり、低カロリー、低脂肪の食品素材として知られている。難消化性デキストリンは、整腸作用、血糖上昇抑制、血清コレステロール低下、腸内環境改善、中性脂肪低下等の生理活性効果を有しており、これまで難消化性デキストリンを配合した様々な飲食品が商品として流通しているが、生理活性効果を飲食品において発現させるためには本発明と同様のインスタント粉末飲料において、相当量(組成物中10重量%以上)の難消化性デキストリンを配合する必要がある。
本発明で用いられる難消化性デキストリンの使用量については、インスタント粉末飲料組成物100重量%中、0.5〜2重量%が好ましく、生理活性効果を発現させるための使用量と比較すると顕著に少ない。但し、使用量が0.5重量%より少ないと食感向上効果があまり期待できない。一方、使用量が2重量%より多いと難消化性デキストリン由来の粘性が飲料中に発現し、逆に食感が低下する恐れがある。
なお、デキストリンについては様々な種類のものが存在するが、本発明で用いる難消化性デキストリンと併用することは何ら問題ない。これらのデキストリン類は、水に対して可溶性で適度な保水性、粘性を有しており、例えば、果肉を含有した粉末飲料において果肉成分の分散安定性を向上し、蔗糖由来のボディ感、コクを補うのにも有効である。
本発明で用いられる難消化性デキストリンは、主として本発明のインスタント粉末飲料の食感を損なわない範囲であれば従来から飲料に使用されている甘味成分を含有させても良く、具体的にはソルビトール、ラクチトール等の糖アルコール、コーンシロップ、還元澱粉糖化物、ぶどう糖、粉末水飴、異性化糖、オリゴ糖、果糖、乳糖、アスパルテーム、スクラロース等の高甘味度甘味料などが挙げられる。
さらに、本発明のインスタント粉末飲料においては、甘味料の他、必要に応じて乳製品、増粘多糖類、乳化剤、食塩、香料、植物油脂、着色料、PH調整剤、塩類、酸味料、調味料などを含有させても良い。
本発明のインスタント粉末飲料は、コーヒー、紅茶の抽出液のスプレードライ粉末、フリーズドライ品、コーヒーエキス、紅茶エキス、抹茶、粉末果汁、粉末果実エキス、果肉、蔗糖(砂糖、粉糖、グラニュー糖)、乳糖、オリゴ糖、粉飴等の甘味料、その他の原料粉末を混合、あるいは更に造粒することにより得られる。混合には、通常の粉体混合で用いられる混合機が使用できる。造粒には、流動層方式、スパイラル方式など、通常用いられる造粒機が使用できる。混合、造粒いずれについても、一般的な機械であれば問題なく使用可能である。
本発明のインスタント粉末飲料は、水、温水、牛乳などに溶解後、そのまま飲用可能であり、実際的には蔗糖10重量%前後溶解時の甘味度と同程度の甘味度となる量を分散溶解して飲用する。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において部は重量部である。
<粉末清涼飲料の調製、及び清涼飲料の調製>
各実施例及び比較例とも下記の表に示した配合により各種原料を粉体混合し、粉末清涼飲料を調製した。その後、調製した粉末清涼飲料をガラスコップに12g計量した後、冷水120gを注ぎ、攪拌、溶解し、清涼飲料を調製した。溶解・分散した後、後味を評価した。
<調整ココアの調製、及びココアの調製>
各実施例及び比較例とも下記の表に示した配合により各種原料を粉体混合し、調製ココアを調製した。その後、調製した調整ココアを陶器のティーカップに15g計量した後、熱湯100gを注ぎ、攪拌、溶解してココア飲料を調製した。溶解・分散した後、後味を評価した。
<後味の評価>
実施例・比較例で得られた清涼飲料、ココアを、5人のパネラーに飲んでもらい、後味について4点満点で官能評価し、パネラーの平均値を得た。その際の評価基準は以下の通りであった。4点:甘味がしつこくなく、非常にすっきりとしており、後味の切れがすばらしい、3点:甘味がすっきりとしており、後味の切れがある、2点:甘味が少し後に残り、後味の切れがあまりない、1点:
甘味が後に残り甘ったるく感じ、後味に切れがない。
実施例1〜2、比較例1〜2
Figure 2010104281
実施例3〜4、比較例3〜4
Figure 2010104281
実施例5〜6、比較例5〜6
Figure 2010104281
実施例7〜8、比較例7〜8
Figure 2010104281
後味の評価結果
Figure 2010104281

Claims (2)

  1. 組成物100重量%中、難消化性デキストリンを0.5〜2重量%含有することを特徴とするインスタント粉末飲料。
  2. 飲料が粉末清涼飲料、調整ココアである請求項1記載のインスタント粉末飲料。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115246A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Sanei Gen Ffi Inc 炭酸及び/又はアルコール含有飲料
JP2020198856A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 ハウス食品株式会社 溶媒を添加して食品を調製するための組成物

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