JP2010071045A - 木質調割型支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 木質調合成樹脂のデッキ材にマッチして,これと同質外観を呈するとともに縦樋を一体化したアルミ製の円形支柱を提供する。
【解決手段】 円弧部11に凹部12を有するアルミ押出材割型一方の中空基体1と,その凹部12にスナップイン係止によって嵌合配置した,同じく円弧部21に中空樋部22を有するアルミ押出材割型他方の縦樋の付設体2によって円形支柱Aを形成する。中空基体1の周方向端部の折曲条14のノッチ溝15を超えた内側部分,付設体2の同じく周方向端部の突条25のノッチ溝27を超えた起立条26をそれぞれ一連に被覆するようにポリエチレン樹脂の被覆層3を配置して円形支柱Aの露出表面を押出成形によって被覆する。非接着の被覆層3が一体化して,アルミが露出せず,被覆層3の端部が捲れることのない木質調のものとすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は,テラスやサンルーム等の屋外構築物における木質調割型支柱に関する。
この種の屋外構築物は,一般にアルミ押出材の支柱,桁,梁等の構造材を使用して構築するものとされるところ,多くの場合,これら構造材の支柱は,それぞれの用途に応じた断面形状に押出成形したものにブラウン系,ブラック系等の表面処理を施したものとされるか,例えば木目柄をプリントした塩化ビニール樹脂のシートをラミネートしたものとされる。
一方,例えばテラスを屋外設置のデッキに設置するとき,その床面に使用されるデッキ材は,例えば木質調の合成樹脂材にして,その表面に,ブラシ等の研磨による微細凹凸により筋目模様を付したものとされることが多いが,天然木のものを用いることもある。また,サンルームにおいては,その床面には木質乃至木質調のフローリングが使用されるのが一般とされている。
また屋外構築物の,例えば屋根の雨樋から雨水を流下排出する縦樋を固定した,テラスの支柱があるが,この場合,縦樋が支柱の外観を損なうことによって,同じく違和感を招くことになり易い。
特開2000−179044号
このようにデッキに設置したテラスやサンルームにあって,上記アルミ押出材の支柱を使用すると,支柱が床面から起立するように配置される結果,デッキ材やフローリングに対してアルミ押出材が違和感を呈することが多い。この場合,例えば上記木目柄をプリントしたシートをラミネートしたものを用いるようにすれば,ある程度は違和感を解消し得るとしても,屋外構築物のような明るい場所では,シートをラミネートしたものは,却って人工的な印象のものとなることも多く,デッキ材やフローリングに対する違和感を解消することは困難である。
また上記支柱に縦樋を添設したものが,その外観を損なうことから,この点を含めて,屋外構築物を形成する支柱に見られるような違和感を解消する必要がある。
本発明は係る事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,木質調とすることによって,屋外構築物に用いるデッキ材や床面と可及的に同質感を呈するとともに縦樋を一体化して,違和感がなく,外観を可及的に良好にした木質調割型支柱を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,アルミ押出材の割型一方の中空基体と,これに嵌合配置した割型他方の付設体によって支柱を形成するとともにこれらアルミ押出材に対する木粉配合の溶融樹脂の押出成形によって,アルミ押出材のノッチ溝へ流入した樹脂裏面突起をアンカーとして,そのアンカー作用によって木質調の樹脂被覆層を配置し,嵌合状態の支柱の外周乃至外側露出表面を被覆したものとして,支柱の外観を可及的に木質調とするとともに上記ノッチ溝を中空基体と付設体の周方向両端に配置して樹脂被覆層のアンカー作用を該樹脂被覆層の両端部において可及的高度に確保して,アルミ押出材に対する木粉配合溶融樹脂の押出成形による,これらの間の非接着積層状態を改良し,殊更に接着等の固定手段を採用することなく,長期に安定した一体性を備えたものとする一方,中空基体と付設体の一方に配置した支柱内側に向けた折曲条に沿ってノッチ溝を超えて樹脂被覆層を配置し且つ他方に該折曲条に近接するように配置した突条先端の端縁に同じくノッチ溝を超えて樹脂被覆層を配置して,上記割型のアルミ押出材を用いることによって,その嵌合部位が露出して,該嵌合部位にアルミ押出材が覗いたり,嵌合部位の樹脂被覆層端部が押出材から剥離して,端部が捲れたりするのを防止するようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,アルミ押出材割型一方の中空基体と,該中空基体の凹部に嵌合配置した同じくアルミ押出材割型他方の付設体よりなり且つ嵌合配置状態の外周を被覆するようにこれら中空基体と付設体の周方向両端に形成したノッチ溝に端部を流入係止して該中空基体と付設体の各露出表面に木粉配合溶融樹脂を押出成形することによって木質調の樹脂被覆層を配置した割型支柱であって,上記中空基体と付設体の一方にその周方向端部を支柱内側に折曲した折曲条を,他方に該折曲条に向けて近接するように突出した突条を配置するとともに上記ノッチ溝をこれら折曲条及び突条に配置し且つ上記樹脂被覆層を折曲条において上記ノッチ溝を超えて該折曲条の支柱内側に向けて一連に配置し,突条においてノッチ溝を超えて該突条先端の端縁に一連に配置してなることを特徴とする木質調割型支柱としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,支柱を外周円形に割型形成した円形支柱とすることによって,テラスやサンルーム等の屋外構築物に外観よく好適に使用し得るものとするように,これを,上記中空基体と付設体の嵌合配置によって,該中空基体と付設体が外周円形をなすことにより円形支柱としてなることを特徴とする請求項1に記載の木質調割型支柱としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記付設体を縦樋とすることによって,縦樋が支柱側面に露出することなく,支柱に埋設状に一体的に配置して,支柱との一体性を可及的高度に確保するとともに樋付きの支柱として,その使い勝手を良好なものとするように,これを,上記付設体を支柱上に配置した雨樋から雨水を流下する縦樋とするとともにその中空基体の凹部に対する嵌合配置を,中空基体に対するスナップイン接合による着脱自在の配置としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の木質調割型支柱としたものである。
請求項4に記載の発明は,デッキ材と同様な筋目模様を付することによって,デッキ材とともに屋外構築物に用いるに高度な同質外観を呈するものとするように,これを,上記中空基体と付設体の上記樹脂被覆層を,押出成形後の表面研磨によって微細凹凸による筋目模様を付してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の木質調割型支柱としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として,上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,アルミ押出材の割型一方の中空基体と,これに嵌合配置した割型他方の付設体によって支柱を形成するとともにこれらアルミ押出材に対する木粉配合の溶融樹脂の押出成形によって,アルミ押出材のノッチ溝へ流入した樹脂裏面突起をアンカーとして,そのアンカー作用によって木質調の樹脂被覆層を配置し,嵌合状態の支柱の外周乃至外側露出表面を被覆したものとして,支柱の外観を可及的に木質調とするとともに上記ノッチ溝を中空基体と付設体の周方向両端に配置して樹脂被覆層のアンカー作用を該樹脂被覆層の両端部において可及的高度に確保して,アルミ押出材に対する木粉配合溶融樹脂の押出成形による,これらの間の非接着積層状態を改良し,殊更に接着等の固定手段を採用することなく,長期に安定した一体性を備えたものとする一方,中空基体と付設体の一方に配置した支柱内側に向けた折曲条に沿ってノッチ溝を超えて樹脂被覆層を配置し且つ他方に該折曲条に近接するように配置した突条先端の端縁に同じくノッチ溝を超えて樹脂被覆層を配置して,上記割型のアルミ押出材を用いることによって,その嵌合部位が露出して,該嵌合部位にアルミ押出材が覗いたり,嵌合部位の樹脂被覆層端部が押出材から剥離して,端部が捲れたりするのを防止するようにした木質調割型支柱を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,支柱を外周円形に割型形成した円形支柱とすることによって,テラスやサンルーム等の屋外構築物に外観よく好適に使用し得るものとすることができ,請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記付設体を縦樋とすることによって,縦樋が支柱側面に露出することなく,支柱に埋設状に一体的に配置して,支柱との一体性を可及的高度に確保するとともに樋付きの支柱として,その使い勝手を良好なものとすることができ,請求項4に記載の発明は,デッキ材と同様な筋目模様を付することによって,デッキ材とともに屋外構築物に用いるに高度な同質外観を呈するものとすることができる。
以下図面の例に従って,本発明を更に具体的に説明すれば,図中Aは木質調割型支柱であり,該割型支柱Aは,アルミ押出材割型一方の中空基体1と,該中空基体1の凹部12に嵌合配置した同じくアルミ押出材割型他方の付設体2よりなり且つ嵌合配置状態の外周を被覆するようにこれら中空基体1と付設体2の周方向両端に形成したノッチ溝15,27に端部を流入係止して該中空基体と付設体の各露出表面に木粉配合溶融樹脂を押出成形することによって木質調の樹脂被覆層3を配置したものとしてあり,このとき上記中空基体1と付設体2の一方にその周方向端部を支柱内側に折曲した折曲条14を,他方に該折曲条14に向けて近接するように突出した突条25を配置するとともに上記ノッチ溝15,27をこれら折曲条14及び突条25に配置し且つ上記樹脂被覆層3を折曲条14において上記ノッチ溝15を超えて該折曲条14の支柱内側に向けて一連に配置し,突条25においてノッチ溝27を超えて該突条25先端の端縁に一連に配置したものとしてある。
本例における割型支柱Aは,例えばテラスの,建物外壁に後端を固定した屋根を支承するに用いるに好適なものとするように,上記中空基体1と付設体2の嵌合配置によって,該中空基体1と付設体2が外周円形をなすことによって円形支柱としたものとする一方,上記付設体2を支柱上に配置した雨樋から雨水を流下する縦樋とするとともにその中空基体1の凹部12に対する嵌合配置を,中空基体1に対するスナップイン接合による着脱自在の配置としたものとしてある。
本例にあって上記割型支柱Aにおける中空基体1は,該割型支柱Aの3/4円の円弧をなす大きな円弧部11と,該円弧部11から内側に凹陥して,該円弧部11を連結するコ字状の凹部12とを備えた一体の中空部材とし,内面に円弧部11の両端部を含めて1/4円ピッチをなすようにタッピングホール16を備える一方,凹部12の対向壁に,スナップイン一方の係止条として配置した各一対の小突条13を備えたものとしてあり,また割型の支柱Aにおける,本例にあって上記縦樋とした付設体2は,中空基体1の1/4円の開口を閉塞するように,割型支柱Aの1/4円の円弧をなす小さな円弧部21と,該円弧部21の両端近傍の中間位置から支柱内側に先細り形状をなすように,雨水流下用の中空樋部22を備える一方,同じく円弧部21の両端近傍の中間位置にして,上記中空樋部22の円周方向外側に一対の脚条23を突出するとともに該各脚条23の外側面に,スナップイン他方の係止条として配置した矢尻条24を備えたものとしてある。
このとき本例の中空基体1は,その上記タッピングホール16から,該タッピングホール16を支えるように,円弧部11の周方向端部を支柱内側に折曲することによって,円弧部11の中心を通る線と平行にして,本例にあっては凹部12の底壁と平行とした折曲条14を備えて,該折曲条14の折曲端近傍位置に外周方向に向けて開口するように,例えば楔状として,アンカー作用を有効発揮するようにしたノッチ溝15を配置してある。
また本例の縦樋とした付設体2は,上記1/4円の円弧部21における上記中空樋部22乃至一対の脚条23位置から周方向に向けた円弧部両端部を,上記中空基体の折曲条14に向けて近接して突出した突条25とするとともに該突条25の先端位置に表面側に向けて開口するように,同じく楔状乃至その類似形状とすることによって同様にアンカー作用を有効発揮するようにしたノッチ溝27を配置してある。
割型支柱Aにおける樹脂被覆層3は,上記アルミ押出材の中空基体1と付設体2に,該中空基体1と付設体2を芯材として,本例にあって露出表面をなす円弧部11,21に合成樹脂の押出成形を施すことによって,これを形成してあり,本例にあって該合成樹脂は,ポリエチレン樹脂を,例えば,その標準被覆厚,即ち肉厚を1乃至3mm程度,例えば1.5mmとするように金型との間隔を設置して,その押出成形を施すようにしてあり,このとき押出金型におけるアルミ押出材の僅かな芯ズレ,アルミ押出材の押出誤差等を考慮して,最低被覆厚,即ち最低肉厚を0.5〜2.5mm程度としてあり,本例にあって該中空基体1と付設体2の上記樹脂被覆層3は,これを,押出成形後の表面研磨によって微細凹凸による筋目模様31を付したものとしてある。
中空基体1と付設体2への合成樹脂の押出成形は,本例にあって溶融したポリエチレン樹脂を,各円弧部11,21に対して供給するようにした金型を用いて,これを行い,上記ノッチ溝15,27に対して該溶融したポリエチレン樹脂を流入して,その硬化を行なうことによって,該ノッチ溝15,27に対して嵌合した突起32を形成して,これをアンカーとして,そのアンカー作用を発揮するようにしてある。このとき本例の中空基体1において,その上記中心を通る線に平行な折曲条14の略全幅に亘るように,そのノッチ溝15を超えて円弧部11とともに溶融したポリエチレン樹脂を供給して,該折曲条14の支柱A内側に向けて一連に配置してあり,また付設体2において,該折曲条14に向けた突条25の,そのノッチ溝27を超えて円弧部21とともに同じくポリエチレン樹脂を供給して,該ノッチ溝27を最先端で画する表面側に向けた起立条26の先端を被覆し,その樹脂被覆層3の先端が上記中空基体1の折曲条14に近接して,例えばその間隔を可及的に小さい,例えば1mm以下,特に0.5乃至0.8mm程度に規制するようにしてある。押出成形後の筋目模様31の表面研磨は,例えば金属ブラシを用いることによって樹脂被覆層3の表面に浅く且つ微細幅の細溝による筋目を付するようにして,これを行なうようにしてある。
このように形成した中空基体1と付設体2は,その上記スナップイン一方の,凹部12の対向壁に形成した各一対の小突条13による係止条に,スナップイン他方の,一対の脚条23に配置した矢尻条24による係止条を相互にスナップイン係止するように,中空基体1の凹部12に付設体2の中空樋部22を挿入することによって,該中空基体1に対する付設体2の嵌合配置を行なうものとしてある。
割型支柱Aは,中空基体1に上記4ヶ所のタッピングホール16を備えることによって,例えば長手方向一端乃至両端,本例にあっては両端の上下端に図示省略のキャップを配置固定するものとしてある一方,付設体2には該固定用のタッピングホールを配置することなく,従って該キャップとは無関係に,中空基体1に嵌合配置したものとすることができるから,割型支柱Aとして上記テラス,サンルーム等の屋外構築物の支柱に用いて,中空基体1の固定状態のまま,その付設体2を取外しとその後の嵌合配置を可能としてある。このため付設体2は,その長手方向端部の,例えば上端部において中空樋部22の正面側を部分的に切欠いた切欠部,例えば切欠き端縁を樹脂で被覆した切欠部を配置することによって,該切欠部を取外し用の手掛け部位とすることができ,例えばドライバー等の道具を用いて,付設体2の円弧部21を手前側に引くことによって中空基体1とのスナップイン係止を解除してその取外しを行って,雨樋から中空樋部22に入った異物を取り除いた後に,正面側から付設体2を押圧することによって再度の嵌合配置を行なうことができ,従って縦樋とした付設体2を必要に応じてその清掃を容易になし得るようにしてある。
このように形成した本例の割型支柱Aは,アルミ押出材のノッチ溝15,27へ流入した樹脂裏面の突起32をアンカーとして,そのアンカー作用によって配置した木質調の樹脂被覆層3を有するものとしたから,アルミ押出材に対する木粉配合溶融樹脂の押出成形によっては,アルミ押出材と樹脂被覆層間の接着をなし得ないが,それぞれ周方向両端のアンカー作用によって該非接着の積層状態を維持し,殊更に双方の接着やネジ止め等の固定手段を行なうことなく,その固定を長期に安定した一体性を有するものとすることができる。該樹脂被覆層3は,それぞれアンカー作用を発揮するノッチ溝15,27位置を超えて配置した折曲条14と突条25,特にその起立条26が近接することによって,中空基体1と付設体2の嵌合部位が露出して,該嵌合部位にアルミ押出材が覗いたり,嵌合部位の樹脂被覆層3の端部が押出材から剥離して,端部が捲れたりするのを防止するとともに付設体2の縦樋が支柱側面に露出したりすることなく,支柱に埋設状に一体化して違和感を解消した樋付きにしてアルミ製の円形支柱Aとすることができ,更にその付設体2の縦樋を含めて,一般に用いられるデッキ材と同様な筋目模様31を有することによって,該デッキ材と同質外観のものとすることができる。従って,該割型支柱Aは,木質調とすることによって,屋外構築物に用いるデッキ材や床面と可及的に同質感を呈するとともに縦樋を一体化して,違和感がなく,外観を可及的に良好にしたものとなし得る。
図示した例は以上のとおりとしたが,中空基体と付設体の間で折曲条と突条の位置関係を逆にすること,上記付設体の突条被覆を起立条の内側に至るように行なうこと,支柱を円形のものに代えて,矩形乃至方形のものとすること,支柱をサンルーム等,テラス以外の屋外構築物に用いること等を含めて,本発明の実施に当って,中空基体,付設体,ノッチ溝,樹脂被覆層,折曲条,突条,必要に応じて用いる縦樋,スナップイン接合,微細凹凸による筋目模様等の具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
支柱の横断面図である。 支柱の中空基体と縦樋の関係を示す分解横断面図である。 折曲条と樹脂被覆層の関係を示す拡大横断面図である。 突条と樹脂被覆層の関係を示す拡大横断面図である。 樹脂被覆層表面の拡大図である。
符号の説明
A 木質調割型支柱
1 中空基体
11 円弧部
12 凹部
13 小突条
14 折曲条
15 ノッチ溝
16 タッピングホール
2 縦樋
21 円弧部
22 中空樋部
23 脚条
24 矢尻条
25 突条
26 起立条
27 ノッチ溝
3 樹脂被覆層
31 筋目模様
32 突起

Claims (4)

  1. アルミ押出材割型一方の中空基体と,該中空基体の凹部に嵌合配置した同じくアルミ押出材割型他方の付設体よりなり且つ嵌合配置状態の外周を被覆するようにこれら中空基体と付設体の周方向両端に形成したノッチ溝に端部を流入係止して該中空基体と付設体の各露出表面に木粉配合溶融樹脂を押出成形することによって木質調の樹脂被覆層を配置した割型支柱であって,上記中空基体と付設体の一方にその周方向端部を支柱内側に折曲した折曲条を,他方に該折曲条に向けて近接するように突出した突条を配置するとともに上記ノッチ溝をこれら折曲条及び突条に配置し且つ上記樹脂被覆層を折曲条において上記ノッチ溝を超えて該折曲条の支柱内側に向けて一連に配置し,突条においてノッチ溝を超えて該突条先端の端縁に一連に配置してなることを特徴とする木質調割型支柱。
  2. 上記中空基体と付設体の嵌合配置によって,該中空基体と付設体が外周円形をなすことにより円形支柱としてなることを特徴とする請求項1に記載の木質調割型支柱。
  3. 上記付設体を支柱上に配置した雨樋から雨水を流下する縦樋とするとともにその中空基体の凹部に対する嵌合配置を,中空基体に対するスナップイン接合による着脱自在の配置としてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の木質調割型支柱。
  4. 上記中空基体と付設体の上記樹脂被覆層を,押出成形後の表面研磨によって微細凹凸による筋目模様を付してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の木質調割型支柱。
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