JP2010070367A - 画像読み取り装置およびシート供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1モータM1が駆動すると、第1シャフト411、第2シャフト412、第3シャフト413の順に回転駆動力が伝達され、レジロール18、アウトロール20、およびインバータロール22の回転駆動がなされる。また、第2モータM2が駆動すると、第2モータM2からの回転駆動力が第4シャフト414に伝達され、テイクアウェイロール16が回転駆動する。また、第2モータM2からの回転駆動力は、第6シャフトを経由して、ナジャーロールおよびフィードロールに供給され、ナジャーロールおよびフィードロールは回転駆動を行う。また、第1ソレノイドがオンの場合には、供給部材44に回転駆動力が供給され、例えばゲート25の上昇が行われる。
【選択図】図3
Description
請求項2に記載の発明は、前記送り出し部材は、突出する前記突き当て部材により前記原稿積載部から離れる方向に移動し当該突き当て部材が前記退避した際に当該原稿積載部に積載された原稿に接触することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置である。
請求項3に記載の発明は、前記駆動源から前記突き当て部材に至る駆動力の伝達経路に当該駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタを更に備え、前記伝達/遮断手段は、前記トルクリミッタに負荷を与えることで前記駆動力の伝達の遮断を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置である。
請求項4に記載の発明は、前記読み取り部により第1面の画像が読み込まれた原稿の第2面の画像が当該読み取り部により読み取られる際に、当該第1面の画像が読み取られた原稿の搬送方向における後端を先端として当該原稿を前記搬送経路に搬送する搬送部材と、前記搬送部材に接触配置された接触部材と、前記接触部材を前記搬送部材から離間させる離間用駆動源と、を更に備え、前記伝達/遮断手段は、前記離間用駆動源からの駆動力を用いて前記駆動力の伝達および前記遮断を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
請求項5に記載の発明は、前記搬送経路を形成するとともに当該搬送経路を搬送される原稿のガイドを行うガイド部材と、装置本体に対し開閉可能に設けられ、開操作がなされた際に前記搬送経路の少なくとも一部を開放するカバー部材と、を更に備え、前記突き当て部材は、前記ガイド部材から突出することで前記搬送経路に突出し、前記カバー部材の開操作がなされた際に当該ガイド部材から非突出状態となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
請求項6に記載の発明は、前記駆動源は、モータであり、前記送り出し部材は、前記突き当て部材が突出する際に前記モータにより回転駆動しながら前記原稿積載部から離れる方向に移動し、前記モータを駆動し前記突き当て部材の前記突出を行う制御手段を更に備え、前記制御手段は、前記送り出し部材が前記原稿積載部に接触している状態にて前記突き当て部材の前記突出を行う際、当該送り出し部材が当該原稿積載部から離間するまで第1の回転数にて前記モータを駆動し、当該送り出し部材が当該原稿積載部から離間した後に当該第1の回転数よりも大きい第2の回転数にて当該モータを駆動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
請求項7に記載の発明は、前記送り出し部材は、前記突き当て部材が突出する際に前記駆動源により回転駆動しながら前記原稿積載部から離れる方向に移動し、前記駆動源を駆動し前記突き当て部材の前記突出を行う制御手段を更に備え、前記制御手段は、前記送り出し部材が前記原稿積載部に接触し且つ前記読み取り部により原稿の画像が読み取られている際、前記突き当て部材の前記突出を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
請求項8に記載の発明は、前記駆動源により第1の方向に回転し前記搬送経路により搬送されてきた原稿を前記読み取り部による読み取り位置へ向けて搬送するとともに、前記突き当て部材が突出する際に当該駆動源により当該第1の方向とは逆方向へ回転する逆転部材と、前記読み取り部により画像が読み取られた原稿を表裏を反転させて前記逆転部材へ搬送する搬送手段と、前記駆動源を駆動し前記突き当て部材の前記突出を行う制御手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記搬送経路により搬送されてきた原稿が前記逆転部材を通過後、前記搬送手段により表裏が反転された当該原稿が当該逆転部材に達する前に前記突き当て部材の前記突出を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
請求項10に記載の発明は、前記送り出し部材は、突出する前記突き当て部材により前記シート積載部から離れる方向に移動し当該突き当て部材が前記退避した際に当該シート積載部に積載されたシートに接触することを特徴とする請求項9記載のシート供給装置である。
請求項11に記載の発明は、前記駆動源から前記突き当て部材に至る駆動力の伝達経路に当該駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタを更に備え、前記伝達/遮断手段は、前記トルクリミッタに負荷を与えることで前記駆動力の伝達の遮断を行うことを特徴とする請求項9又は10記載のシート供給装置である。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べ、画像読み取り装置をより安価に構成することができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べ、駆動力の伝達およびこの伝達の遮断を簡易な構成で実現できる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べ、画像読み取り装置をより安価に構成することができる。
本発明の請求項5によれば、原稿や突き当て部材の破損などを抑制することが可能となる。
本発明の請求項6によれば、例えば、回転する送り出し部材と原稿積載部との接触により生じる振動や振動による音の発生を、本発明を採用しない場合に比べ低減することができる。
本発明の請求項7によれば、例えば、回転する送り出し部材と原稿積載部との接触により生じる振動が読み取り部による画像の読み取りに影響を与えることを防止可能となる。
本発明の請求項8によれば、例えば原稿の搬送が終了した後に突き当て部材を突出させる場合に比べ、次の原稿の原稿積載部への積載を早期に行うことが可能となる。
本発明の請求項10によれば、本発明を採用しない場合に比べ、シート供給装置をより安価に構成することができる。
本発明の請求項11によれば、本発明を採用しない場合に比べ、駆動力の伝達およびこの伝達の遮断を簡易な構成で実現できる。
―第1の実施形態―
図1は、第1の実施形態が適用される画像読み取り装置を示した図である。この画像読み取り装置1は、積載された原稿束(シート束)からシートの一例としての原稿を順次、搬送する原稿送り装置10、スキャンによって画像を読み込むスキャナ装置90、および読み込まれた画像信号の処理等を行う処理装置80に大別される。
上記ナジャーロール13は、待機時にはゲート25によりリフトアップされて待避位置に保持されている。そして原稿搬送時に、ゲート25の退避動作に応じてニップ位置(原稿搬送位置)へ降下し原稿積載部11上の最上位の原稿を搬送する。フィードロール14は、逆回転しているテイクアウェイロール16に原稿先端を突き当ててループを形成する。このループ形成によって、読み込みタイミングの調整が図られ、また、原稿搬送に伴うスキューが抑制される。そして読み込みの開始タイミングに合わせて、逆回転していたテイクアウェイロール16が正転を開始すると、レジロール18によって原稿が第2プラテンガラス92B(後述)まで搬送される。その後、原稿は、後述するCCDイメージセンサ96(読み取り部の一例)によって下面方向から画像データが読み込まれ、インバータロール22およびインバータピンチロール23によって原稿排出部12へ排出される。なお、原稿送り装置10の詳細な動作については後述する。
なお、本実施形態におけるインバータロール22、第2搬送路32等は、画像が読み取られた原稿を表裏を反転させて逆転部材として機能するテイクアウェイロール16に搬送する搬送手段として捉えることができる。
図2は、処理装置80を説明するためのブロック図である。処理装置80は、CCDイメージセンサ96から得られた画像情報を処理する信号処理部81と、原稿送り装置10およびスキャナ装置90を制御する制御部82とを備えている。
信号処理部81は、CCDイメージセンサ96からの出力に対して画像処理を施す機能を有している。この信号処理部81は、CCDイメージセンサ96からの出力に対してアナログ信号の処理を行うAFE811、アナログ信号をディジタル信号に変換するADC812を有している。さらに、信号処理部81は、CCDイメージセンサ96にて読み込まれた画像データに対してシェーディング補正やオフセット補正等の各種処理を施す画像処理回路813を備えている。画像処理回路813からの出力は、例えばプリンタ等の画像形成装置や、パーソナルコンピュータ(PC)等のホストシステムへ出力される。
図3は、原稿送り装置10をフロント側から眺めた場合の斜視図である。同図に示すように、原稿送り装置10には、レジロール18、アウトロール20、およびインバータロール22を回転駆動させるステッピングモータにより構成された第1モータM1が設けられている。また、ナジャーロール13、フィードロール14(図1参照、本図では不図示)、およびテイクアウェイロール16の回転駆動を行うとともに、ゲート25の上昇および下降(ゲート25の回転(揺動))を行うステッピングモータにより構成された第2モータM2が設けられている。ここで第2モータM2は、送り出し部材として機能するナジャーロール13を回転駆動する駆動源として捉えることができる。
ここで供給部材44は、装置フレームFに設けられた貫通孔Fhに貫通配設され、装置フレームFのリア側に位置する第2モータM2からの回転駆動力を、装置フレームFのフロント側に位置する伝達部材43に供給する。なお、第3シャフト413は、供給部材44に貫通配設されているが、供給部材44とともに回転せず供給部材44とは別個独立に回転する。
図4は、原稿送り装置10をリア側からの眺めた場合の斜視図である。
同図に示すように、原稿送り装置10のリア側には、第2モータM2からの回転駆動力を、ナジャーロール13、フィードロール14、およびテイクアウェイロール16に供給するとともに、供給部材44に対しても供給する供給機構450が設けられている。
なお、ゲート25の上昇および下降は、例えば専用のモータを設けることにより行うことができるが、この場合はコストが増大してしまう。また、ゲート25を直接的に上昇させるソレノイドを設けることも考えられる。この場合は、専用のモータを設ける場合に比べコストが低減する。しかしながら、本実施形態のようにゲート25を用いてナジャーロール13も上昇させる場合、大型で大電流を要するキープソレノイドが必要となる。この結果、この場合も、オープンソレノイドを用いた本実施形態の構成に比べ、コストが増大してしまう。
図5は、原稿送り装置10の上面図である。上記供給機構450は、さらに、ナジャーロール13およびフィードロール14に対して回転駆動力を供給する第6シャフト416を備える。また、第6シャフト416に固定されるとともに第2駆動ロール453に接触配置され、第2駆動ロール453からの回転駆動力を第6シャフト416に伝達する伝達ギア461を備える。第2モータM2により第2駆動ロール453が回転駆動すると、伝達ギア461を介し第2駆動ロール453から第6シャフト416に回転駆動力が伝達される。これによりナジャーロール13およびフィードロール14が回転駆動する。
本実施形態におけるフィードロール14は、同図(A)に示すように、上記第6シャフト416と同軸に設けられており、第6シャフト416の回転に応じて回転する。また、本実施形態では、ナジャーロール13を支持する第7シャフト417、第6シャフト416および第7シャフト417を回転可能に支持する支持部材49が設けられている。さらに、第6シャフト416からの回転駆動力を第7シャフト417に伝達し、第7シャフト417を介しナジャーロール13を回転させる無端状のベルト部材491が設けられている。このため、第6シャフト416が回転駆動した場合には、ナジャーロール13も回転駆動を行う。
図7は、原稿送り装置10をフロント側から眺めた場合の斜視図である。
図3等では図示を省略したが、本実施形態における原稿送り装置10は、装置フレームFに形成された貫通孔Fh(図3参照)に貫通配設され、装置フレームFと供給部材44との摺動を防止する樹脂製の防止部材51を備えている。詳細には、防止部材51は、貫通孔Fhに貫通配設されるとともに供給部材44と装置フレームFとの間に配置され、供給部材44と装置フレームFとの摺動を防止している。また、詳細は後述するが、この防止部材51は、供給部材44の回転範囲を規定している。
なお供給部材44は、図7に示すように、円盤状に形成され伝達ギア458および回転ギア459と接触する基体部441と、貫通孔Fhを通じ装置フレームFのフロント側に突出する円筒状の突出部442とを備えている。
供給部材44は、上記の通り、円筒状の突出部442を備えている。また、供給部材44は、この突出部442の外週面に、この外周面から離れる方向に突出する第1突起443および第2突起444を備えている。なお、第1突起443および第2突起444は、位相が互いに180°ずれた状態で配設されている。
一方、防止部材51は、円弧形状(C字形状)の基体部511と、基体部511の内方に向かって突出した第1突出部512、第2突出部513とを備えている。ここで第1突出部512は基体部511の一端部に設けられ、第2突出部513は基体部511の他端部に設けられている。
ここで、本実施形態における供給部材44は、第1突起443が防止部材51における基体部511の内周面に対向するように、第2突起444が防止部材51から露出するように設けられている。
例えば同図(A)に示す状態にて、第1ソレノイドR1(図4参照)がオンされ且つ第2モータM2(図3参照)が予め定められた方向に駆動されると、図中矢印9Aに示す方向への供給部材44の回転が開始される。これにより供給部材44の第2突起444が伝達部材43の突起432を押圧し、伝達部材43の矢印9Bに示す方向への回転が開始される。そして、伝達部材43の回転が開始されると、ピン415aが伝達部材43の基体部431により押圧され、第5シャフト415の矢印9C方向への回転が開始される。
なお、図9(B)に示した状態から、第2モータM2が逆転されると、供給部材44は逆回転を行う。この結果、伝達部材43の回転が許容されるようになり、伝達部材43は図9(B)の状態から図9(A)の状態に戻る。これにより、ゲート25が第1搬送路31から退避するとともに、ナジャーロール13が下方に向かって移動する。
図10は、原稿の片面(第1面)を読み取る際に処理装置80の搬送機構コントロール825が実行する処理を示したフローチャートである。本フローチャートを図11〜図13とともに説明する。なお、図11〜図13は、原稿の片面を読み取る際の原稿送り装置10の動作を示した図である。
また、搬送機構コントロール825は、同図(D)に示すように、例えば第3センサS3にて原稿の先端が検知されてから規定時間経過後、第1モータM1の駆動を開始する。これにより、レジロール18、アウトロール20、およびインバータロール22の回転が開始される。この結果、原稿の更なる搬送が行われるとともに(図12(A)参照)、原稿排出部12への原稿の排出が完了する(図12(B)参照)。
具体的に説明すると、搬送機構コントロール825は、図13(D)に示すように、まず第1ソレノイドR1をオンとする。これにより、規制部材460が回転ギア459から退避し、回転ギア459の回転が可能となる(図4参照)。その後、搬送機構コントロール825は、第2モータM2を正方向とは逆方向に、予め定められたステップ数回転させる。この結果、供給部材44、伝達部材43(図3参照)等の回転(逆転)が開始されるとともに、図13(D)に示すようにゲート25、ナジャーロール13の上昇が行われる。なお、第2モータM2は、ナジャーロール13、フィードロール14、およびテイクアウェイロール16の回転も行うため、第2モータM2が駆動する際(ゲート25の上昇が行われる際)には、これらのロールも同図に示すように回転を行う。
搬送機構コントロール825は、まず上記ステップ101と同じ処理、即ちゲート25の下降を行う。具体的は、図14(A)に示すように第1ソレノイドR1をオンとした後、同図(B)に示すように第2モータM2を正転させ、ゲート25の下降を行う。
次いで、同図(C)に示すように、第2モータM2の逆転を行うことで、原稿の搬送、原稿のループ形成を行う。その後、同図(D)、図15(A)に示すように、第2モータM2の正転を行うとともに第1モータM1の回転を行い、原稿の更なる搬送を行う。
例えば、図20に示すように、原稿積載部11に原稿が無く、第1センサS1からの出力に基づき原稿が存在しないと判断した場合、同図に示すように、まず第1ソレノイドR1をオンとする。これにより、規制部材460が回転ギア459から退避し、回転ギア459の回転が可能となる(図4参照)。その後、搬送機構コントロール825は、第2モータM2を正方向とは逆方向に予め定められたステップ数回転させる。この結果、供給部材44等(図3参照)の回転(逆転)が開始されるとともに、図20に示すようにゲート25の上昇が行われる。
このため、この2度目にスイッチバックが行われる際にも、第2モータM2の逆転を行うことができる。具体的には、1回目のスイッチバックがなされた最終原稿の後端が、テイクアウェイロール16を通過してから(図18(D)参照)、2回目のスイッチバックがなされた最終原稿の先端がテイクアウェイロール16に達するまで(図19(B)参照)、第2モータM2の逆転を行うことができる。
この場合、第2モータM2の逆転が、画像読み取りがなされている最中に行われないこととなる。このため、回転するナジャーロール13と前進規制部材502(図6参照)との接触により生じる振動が画像読み取りに影響を与えることが抑制される。
図21に示すように、本実施形態における原稿送り装置10では、その上部に開閉可能なカバー部材60が設けられている。このカバー部材60は、原稿送り装置10の一端部側(図中左側)を支点として、開閉可能となっている。
また、本実施形態における原稿送り装置10では、装置フレームF(図3参照)の対向位置に第2装置フレームF2が設けられている。また、カバー部材60の開放動作に応じて動作し、ガイド部材50を上昇させる(回転させる)駆動機構61が設けられている。
ここで回転部材611は、カバー部材60側から押圧される被押圧部611aと、ガイド部材50を押圧する押圧部611bとを備えている。被押圧部611aは、第2装置フレームF2に形成された長穴状の貫通孔F2aを通じ第2装置フレームF2の内部側に突出している。また、押圧部611bも、第2装置フレームF2に形成された長穴状の貫通孔F2bを通じ第2装置フレームF2の内部側に突出している。ここで本実施形態における回転部材611は、カバー部材60が閉じられている状態にて被押圧部611aがカバー部材60側から押圧され、下方側に位置した状態となっている。
同図(A)、(B)に示すように、ガイド部材50が上方へ回転すると、このガイド部材50に取り付けられている第5シャフト415がこのガイド部材50と共に上方へ移動する。これにより、伝達部材43における突起432が供給部材44における第2突起444から離間し、供給部材44による伝達部材43の回転規制が解除される。この結果、第5シャフト415の回転が可能となり、ゲート25が下降する。
開放されていたカバー部材60が閉じられた場合、図23(C)に示したように、第2突起444の上方に突起432が位置する状態となる。そしてこのような状態となると、第2モータM2の駆動により供給部材44を回転させたとしてもゲート25を上方へ回転させることができない。
また、本実施形態では、イニシャライズ動作により、第1突起443が防止部材51における第2突出部513に突き当たる。これにより供給部材44は、予め定められた規定位置に位置することになる。このため、本実施形態においては、センサ等を別途設けずとも供給部材44の位置制御を行うことができる。
上記第1の実施形態では、第1ソレノイドR1により規制部材460の退避を行うとともに、第2ソレノイドR2によりインバータロール22からインバータピンチロール23を離間させた。ところで、規制部材460の退避およびインバータロール22からのインバータピンチロール23の離間は、共通のソレノイドにより行うことができる。
同図に示すように、本実施形態における原稿送り装置10では、インバータピンチロール23を支持する第8シャフト418のリア側の端部に、第8シャフト418の径方向に突出する突出部材70が取り付けられている。そして本実施形態では、この突出部材70が、離間用駆動源として機能するソレノイドR3の一部を構成する駆動部(プランジャ)71により引かれる構成となっている。また本実施形態では、上記駆動部71に規制部材460が取り付けられている。このため、本実施形態では、搬送機構コントロール825によりソレノイドR3がオンされると、第8シャフト418が回転し、インバータロール22からインバータピンチロール23が離間する。また、規制部材460が供給部材44から退避(離間)する。
まず搬送機構コントロール825は、図10のステップ101と同様の処理、即ちゲート25の下降を実行する。具体的には、図26(A)に示すように、搬送機構コントロール825は、まずソレノイドR3をオンにする。これにより、規制部材460が供給部材44から退避し、供給部材44の回転が可能となる。また、突出部材70が、ソレノイドR3の駆動部71により引かれ、第8シャフト418が回転する。これにより、インバータロール22からインバータピンチロール23が離間する。
次いで、搬送機構コントロール825は、ソレノイドR3をオフとする。この結果、規制部材460が供給部材44に接触し、供給部材44の回転が規制される。また、駆動部71が進出し、突出部材70を介し第8シャフト418の回転が行われる。これにより、同図(C)に示すように、インバータピンチロール23がインバータロール22に接触する。
次いで、搬送機構コントロール825は、上記ステップ103と同様の処理、即ち第1センサS1からの出力に基づき、搬送すべき次の原稿が存在するか否かを判断する。ここで、次の原稿が存在すると判断した場合、第1モータM1および第2モータM2を上記と同様に制御し、この次の原稿の搬送を行う。
次いで、搬送機構コントロール825は、同図(D)に示すように、第2モータM2の逆転を行う。これによって、ゲート25が上昇するとともに、ゲート25によりナジャーロール13も上昇する。
搬送機構コントロール825は、まず上記ステップ101と同じ処理、即ちゲート25の下降を行う。具体的は、図27(A)に示すようにソレノイドR3をオンとし、同図(B)に示すように第2モータM2を正転させる。
その後、搬送機構コントロール825は、同図(C)に示すようにインバータロール22の逆転を行った後、第1の実施形態と同じタイミングにて、同図(D)に示すようにソレノイドR3をオンにする。これにより、インバータロール22からインバータピンチロール23が離間する。
次いで、搬送機構コントロール825は、上記ステップ103と同様の処理、即ち第1センサS1からの出力に基づき、搬送すべき次の原稿が存在するか否かを判断する。ここで、次の原稿が存在すると判断した場合、第1モータM1および第2モータM2を上記と同様に制御し、この次の原稿の搬送を行う。
次いで、搬送機構コントロール825は、第2モータM2の逆転を行う。これによって、ゲート25が上昇するとともに、ゲート25によりナジャーロール13も上昇する。
Claims (11)
- 原稿が積載される原稿積載部と、
前記原稿積載部に積載された原稿が搬送される搬送経路と、
前記搬送経路への突出および当該搬送経路からの退避が可能に設けられ、前記原稿積載部に積載される原稿が突き当てられる突き当て部材と、
前記原稿積載部に積載された原稿を前記搬送経路に送り出す送り出し部材と、
前記送り出し部材により前記搬送経路に送り出された原稿の画像を読み取る読み取り部と、
前記送り出し部材を回転駆動する駆動源と、
前記駆動源からの駆動力を用いて前記突き当て部材の前記突出及び前記退避を行う駆動機構と、
前記駆動機構への前記駆動源からの駆動力の伝達および当該伝達の遮断を行う伝達/遮断手段と、
を含む画像読み取り装置。 - 前記送り出し部材は、突出する前記突き当て部材により前記原稿積載部から離れる方向に移動し当該突き当て部材が前記退避した際に当該原稿積載部に積載された原稿に接触することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記駆動源から前記突き当て部材に至る駆動力の伝達経路に当該駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタを更に備え、
前記伝達/遮断手段は、前記トルクリミッタに負荷を与えることで前記駆動力の伝達の遮断を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。 - 前記読み取り部により第1面の画像が読み込まれた原稿の第2面の画像が当該読み取り部により読み取られる際に、当該第1面の画像が読み取られた原稿の搬送方向における後端を先端として当該原稿を前記搬送経路に搬送する搬送部材と、
前記搬送部材に接触配置された接触部材と、
前記接触部材を前記搬送部材から離間させる離間用駆動源と、
を更に備え、
前記伝達/遮断手段は、前記離間用駆動源からの駆動力を用いて前記駆動力の伝達および前記遮断を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読み取り装置。 - 前記搬送経路を形成するとともに当該搬送経路を搬送される原稿のガイドを行うガイド部材と、
装置本体に対し開閉可能に設けられ、開操作がなされた際に前記搬送経路の少なくとも一部を開放するカバー部材と、を更に備え、
前記突き当て部材は、前記ガイド部材から突出することで前記搬送経路に突出し、前記カバー部材の開操作がなされた際に当該ガイド部材から非突出状態となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像読み取り装置。 - 前記駆動源は、モータであり、
前記送り出し部材は、前記突き当て部材が突出する際に前記モータにより回転駆動しながら前記原稿積載部から離れる方向に移動し、
前記モータを駆動し前記突き当て部材の前記突出を行う制御手段を更に備え、
前記制御手段は、前記送り出し部材が前記原稿積載部に接触している状態にて前記突き当て部材の前記突出を行う際、当該送り出し部材が当該原稿積載部から離間するまで第1の回転数にて前記モータを駆動し、当該送り出し部材が当該原稿積載部から離間した後に当該第1の回転数よりも大きい第2の回転数にて当該モータを駆動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置。 - 前記送り出し部材は、前記突き当て部材が突出する際に前記駆動源により回転駆動しながら前記原稿積載部から離れる方向に移動し、
前記駆動源を駆動し前記突き当て部材の前記突出を行う制御手段を更に備え、
前記制御手段は、前記送り出し部材が前記原稿積載部に接触し且つ前記読み取り部により原稿の画像が読み取られている際、前記突き当て部材の前記突出を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置。 - 前記駆動源により第1の方向に回転し前記搬送経路により搬送されてきた原稿を前記読み取り部による読み取り位置へ向けて搬送するとともに、前記突き当て部材が突出する際に当該駆動源により当該第1の方向とは逆方向へ回転する逆転部材と、
前記読み取り部により画像が読み取られた原稿を表裏を反転させて前記逆転部材へ搬送する搬送手段と、
前記駆動源を駆動し前記突き当て部材の前記突出を行う制御手段と、
を更に備え、
前記制御手段は、前記搬送経路により搬送されてきた原稿が前記逆転部材を通過後、前記搬送手段により表裏が反転された当該原稿が当該逆転部材に達する前に前記突き当て部材の前記突出を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読み取り装置。 - シートが積載されるシート積載部と、
前記シート積載部に積載されたシートが搬送される搬送経路と、
前記搬送経路への突出および当該搬送経路からの退避が可能に設けられ、前記シート積載部に積載されるシートが突き当てられる突き当て部材と、
前記シート積載部に積載されたシートを前記搬送経路に送り出す送り出し部材と、
前記送り出し部材を回転駆動する駆動源と、
前記駆動源からの駆動力を用いて前記突き当て部材の前記突出及び前記退避を行う駆動機構と、
前記駆動機構への前記駆動源からの駆動力の伝達および当該伝達の遮断を行う伝達/遮断手段と、
を含むシート供給装置。 - 前記送り出し部材は、突出する前記突き当て部材により前記シート積載部から離れる方向に移動し当該突き当て部材が前記退避した際に当該シート積載部に積載されたシートに接触することを特徴とする請求項9記載のシート供給装置。
- 前記駆動源から前記突き当て部材に至る駆動力の伝達経路に当該駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタを更に備え、
前記伝達/遮断手段は、前記トルクリミッタに負荷を与えることで前記駆動力の伝達の遮断を行うことを特徴とする請求項9又は10記載のシート供給装置。
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