JP2010070327A - 搬送ローラ、ローラ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着性を有するシート状の搬送物の搬送を安定させ、当該搬送物を容易に搬送できるようにした搬送ローラ、及び該搬送ローラのローラ製造方法を提供する。
【解決手段】ローラ部11は、その外周面に複数の穴12を、所定の開穴率で形成されている。ここで、開穴率とは、ローラ部11の外周面の面積に対する全ての穴12の合計面積の割合である。このとき、開穴率は、穴12の径の大小、穴12の形状、および穴12の数の多少により可変となっており、この開穴率を変化させることにより、ローラ部11の剥離性のコントロールを実現する。そして、シート100の粘着性の程度に応じた所定の開穴率で複数の穴12をローラ部11の外周面に形成することにより、シート100の粘着性の程度に応じたローラ部11の剥離性を得る。これにより、粘着性のシート100が搬送ローラ1に巻き付くことを防止できる。従って、粘着性のシート100を容易に搬送できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート状の搬送物を搬送する搬送ローラ、及びこの搬送ローラの製造方法に関するものである。
従来より、感熱紙などのシート状の搬送物を搬送する搬送ローラが広く一般に普及している。この種の搬送ローラとしては、例えば室温硬化シリコーンゴム(以下、RTVシリコーンゴムと称する)、ミラブル型シリコーンゴム又はその他の合成ゴムで芯材を被覆したものが知られている。
この種の搬送ローラは、シート状の搬送物に粘着性物質(粘着剤)を塗布する塗布工程で用いられることもあり、粘着性が付与されたシート状の搬送物を搬送することもある。
しかし、粘着性のシート状の搬送物は、搬送ローラに巻き付き易く、該搬送物を搬送し難いという問題がある。
そこで、特許文献1では、ローラの外周面に突起を形成した搬送ローラが提案されている。
特開2001−206579号公報
しかしながら、特許文献1の搬送ローラでは、搬送時に負荷が突起に集中してしまう。そのため、突起を形成した搬送ローラでシート状の搬送物を搬送すると、該搬送物の搬送が不安定となる。
よって、突起を形成した搬送ローラでは、その不安定性が原因による搬送ミスが起きることがあった。例えば、その突起の負荷により、搬送されるシート状の搬送物が変形してしまうことが多かった。従って、特許文献1の搬送ローラを含む従来の搬送ローラでは、依然として、粘着性のシート状の搬送物を搬送し難いという問題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、粘着性を有するシート状の搬送物の搬送を安定させ、当該搬送物を容易に搬送できるようにした搬送ローラ、及び該搬送ローラのローラ製造方法を提供することを目的とする。
本発明の搬送ローラは、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)芯材と、前記芯材の外周面を被覆する環状のローラ部と、を備え、前記ローラ部の回転によってシート状の搬送物を搬送する搬送ローラにおいて、
前記ローラ部は、その外周面に複数の穴を、前記ローラ部の外周面の面積に対する全ての穴の合計面積の割合である所定の開穴率で形成されたことを特徴とする。
この構成において、上記複数の穴は、前記ローラ部を貫通する穴または前記ローラ部の外周面に凹部を形成する非貫通の穴のいずれかである。また、上記の開穴率は、穴の径の大小、穴の形状、及び穴の数の多少により可変である。そして、この構成では、この開穴率を変化させることにより、ローラ部の剥離性のコントロールを実現する。そして、搬送物の粘着性の程度に応じた所定の開穴率で複数の穴をローラ部の外周面に形成することにより、搬送物の粘着性の程度に応じたローラ部の剥離性を得る。
そのため、この剥離性により、粘着性のシート状の搬送物が搬送ローラに巻き付くことを防止できる。また、この構成における搬送ローラでは、特許文献1の搬送ローラに形成されているような突起も無いため、搬送されるシート状の搬送物が変形してしまうことがない。よって、搬送ローラでは、粘着性のシート状の搬送物の搬送が安定する。従って、粘着性のシート状の搬送物を容易に搬送できる。
また、ローラ部の外周面に複数の穴を形成するため、それらの穴の分、搬送ローラの重量が軽くなる。これにより、搬送時、少ない駆動力で搬送ローラを回転させることができるようになる。従って、動力費用の削減を図ることができる。
(2)前記ローラ部は、前記複数の穴の内、搬送時に前記シート状の搬送物と同時に接する一列の穴の全てが同じ形、且つ同じ大きさであることを特徴とする。
この構成では、搬送時、ローラ部がシート状の搬送物に均等に接触するので、シート状の搬送物に加わる負荷が均一となる。そのため、シート状の搬送物の搬送が一層安定する。従って、粘着性のシート状の搬送物を一層容易に搬送できる。
(3)前記複数の穴は、千鳥状または正方状に形成されたことを特徴とする。
この構成では、搬送時、ローラ部がシート状の搬送物に均等に接触するので、シート状の搬送物に加わる負荷が均一となる。そのため、シート状の搬送物の搬送が一層安定する。従って、粘着性のシート状の搬送物を一層容易に搬送できる。
(4)前記開穴率は、20%から80%の範囲とすることを特徴とする。
(5)前記ローラ部は、前記複数の穴のそれぞれに、前記シート状の搬送物を剥離する剥離材料が充填されたことを特徴とする。
シート状の搬送物の粘着性が強固な場合、搬送ローラに一層巻き付き易く、搬送が一層不安定となる。そこで、この構成においては、ローラ部の表面形状の変更に限界がある場合、例えばシート状の搬送物に対する均一な負荷の観点から開穴率に上限がある場合でも、開穴率を高める方法以外の方法で、当該搬送物の粘着性の程度に応じた剥離性をローラ部に与えることができる。
従って、強固な粘着性を有するシート状の搬送物を搬送する場合であっても、粘着性のシート状の搬送物が搬送ローラに巻き付くことを防止できる。従って、粘着性のシート状の搬送物を一層容易に搬送できる。
(6)前記ローラ部の材質は、ゴムからなることを特徴とする。
(7)前記複数の穴は、前記ローラ部の外周面から内周面にかけて径が小さくなるテーパー状に形成されたことを特徴とする。
また、本発明のローラ製造方法は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(8)ゴムから面状のローラ部を成型する成型工程と、
前記成型工程で成型された前記ローラ部の表面に、複数の穴を、前記ローラ部の外周面の面積に対する全ての穴の合計面積の割合である所定の開穴率で形成する開穴工程と、
前記開穴工程で複数の穴が形成された後の前記ローラ部の両端を接合して、芯材の外周面を被覆する被覆工程と、を含むことを特徴とする。
この構成における成型工程、開穴工程、及び被覆工程は、原料のゴムから上記搬送ローラが完成するまでの各工程である。
これにより、上記(1)と同様の効果を奏する。
(9)前記被覆工程に先立って、前記ローラ部の複数の穴のそれぞれに、シート状の搬送物を剥離する剥離材料を充填する充填工程を含むことを特徴とする。
この構成における充填工程は、上記開穴工程の後に行われる工程である。そして、充填工程終了後、上記被覆工程を経て上記搬送ローラが完成する。
これにより、上記(5)と同様の効果を奏する。
この発明によれば、粘着性のシート状の搬送物を容易に搬送できる。
以下、本発明の第1の実施形態である搬送ローラについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態である搬送ローラの外観斜視図である。図2は、図1のA−A線における断面図である。搬送ローラ1は、アルミニウム製の環状の芯材10と、芯材10の外周面を被覆する環状のローラ部11と、を備える。この構成において、搬送ローラ1は、芯材10と共にC方向へ回転するローラ部11の回転によってシート100をB方向に搬送する。このローラ部11は、RTV(Room Temperature Vulcanization Silicone)シリコーンゴム又はミラブル型シリコーンゴムからなる。
なお、実施の際における芯材10の材質は、鋼鉄、ステンレスなどの金属材料、またはカーボン繊維複合体などの樹脂材料を用いても構わない。同様に、ローラ部11の材質も、ゴム材料や樹脂材料を用いても構わない。
ここで、搬送ローラ1は、シート100に粘着性物質(粘着剤)を塗布する塗布工程で用いられるローラであり、粘着性が付与されたシート100を搬送する。
しかし、粘着性のシート100は、搬送ローラ1に巻き付き易く、搬送し難い。
そこで、ローラ部11には、例として、複数の穴12が、ローラ部11の外周面から内周面にかけて径が小さくなるテーパー状に所定の開穴率で形成されている(図1及び図2参照)。ここで、開穴率とは、ローラ部11の外周面の面積に対する全ての穴12の合計面積の割合である。このとき、開穴率は、20%から80%の範囲が好ましく、穴12の径の大小、穴12の形状、および穴12の数の多少により可変である。この実施形態では、この開穴率を変化させることにより、ローラ部11の剥離性のコントロールを実現する。そして、シート100の粘着性の程度に応じた所定の開穴率で複数の穴12をローラ部11の外周面に形成することにより、シート100の粘着性の程度に応じたローラ部11の剥離性を得る。この実施形態では、穴12の径は円を含む異形状、各穴12のピッチは5〜10mmとする。また、ローラ部11の径は現在使用する全てとしている。
以上より、シート100の粘着性の程度に応じたローラ部11の剥離性を得ることにより、粘着性のシート100が搬送ローラ1に巻き付くことを防止できる。また、搬送ローラ1では、特許文献1の搬送ローラに形成されているような突起も無いため、搬送されるシート100が変形してしまうことがない。よって、搬送ローラ1では、粘着性のシート100の搬送が安定する。従って、粘着性のシート100を容易に搬送できる。
また、ローラ部11の外周面に複数の穴12を形成するため、それらの穴12の分、搬送ローラ1の重量が軽くなる。これにより、搬送時、少ない駆動力で搬送ローラ1を回転させることができるようになる。従って、動力費用の削減を図ることができる。
さらに、複数の穴12は、千鳥状または正方状に全て同一径で形成されているので、ローラ部11は、搬送時、シート100に均等に接触する。そのため、粘着性のシート100の搬送が一層安定する。従って、粘着性のシート100を一層容易に搬送できる。
また、剥離性よりも耐久性、耐磨耗性等に重点をおいたシリコーンゴムであっても、上記の開穴率を高めることで非接触面積が増大するので、必要とされる剥離性を結果として得ることができる。そのため、シリコーンゴムを用いることで、耐久性、耐磨耗性等に加え、剥離性にも優れた搬送ローラ1を作成できる。よって、搬送ローラ1の使用年数や搬送回数が増えても、粘着性シート100の搬送の安定性を維持することができる。従って、使用年数や搬送回数が増えても、粘着性のシート100を容易に搬送できる。
また、ローラ部11の外周面に複数の穴12を形成することにより剥離性を付与できるので、安価な素材原価のゴム素材を選択することも可能となる。
ここで、この実施形態では、上記シリコーンゴムを採用しているが、実施の際は、剥離性よりも耐久性、耐磨耗性等に重点をおいたものであれば、その他の合成ゴムでも構わない。
なお、ローラ部11の外周面に溝を形成することも考えられるが、この場合、搬送時に負荷が溝以外の部分に集中し、ローラの外周面において負荷に偏りが生じてしまう。一方、図1に示すように、複数の穴12の内、少なくとも、搬送時にシート100と同時に接する(即ち、搬送方向Bと直交する方向に沿って並べられている)一列の穴12の全てが同一径であれば、シート100に加わる負荷が均一となる。そのため、ローラ部11の外周面に溝を形成するよりも、図1のような複数の穴12をローラ部11の外周面に形成した方が、シート100の搬送が安定する。従って、粘着性のシート100を一層容易に搬送できる。
ここで、搬送ローラ1が素材から図1に示す完成体になるまでの各工程を順に説明する。まず、素材であるRTVシリコーンゴム又はミラブル型シリコーンゴムの成型工程について説明する。
成型工程は、シリコーンゴムから面状のローラ部11を成型する工程である。この成型工程では、成型機に設置された金型にシリコーンゴムの原料を注入して成型することにより、面状のローラ部11を作成する。次に、ローラ部11の開穴工程について説明する。
図3は、開穴工程で複数の穴を形成された面状のローラ部の外観図である。開穴工程は、成型工程で成型されたローラ部11の表面に、複数の穴12を所定の開穴率で形成する工程である。開穴率とは、ローラ部11の表面の面積に対する全ての穴12の合計面積の割合である。また、この開穴加工の方法としては、例えばトムソン加工、ドリル加工、又はNC加工が挙げられる。ここで、この実施形態では面状のローラ部11に対して開穴加工を行っているが、ドリル加工およびNC加工については、芯材10を被覆した後の環状のローラ部11に対して開穴加工を行っても構わない。次に、ローラ部11の被覆工程について説明する。
図4は、ローラ部が芯材を被覆する被覆工程の略図である。被覆工程は、開穴工程で複数の穴12が形成された後の面状のローラ部11を芯材10に巻きつけ、ローラ部11の両端を接合し、芯材10の外周面を被覆する工程である。ここで、ローラ部11と芯材10の外周面とは、室温硬化シリコーンゴム、またはシリコーン系接着剤を用いて接着する。また、ローラ部11の両端は、室温硬化タイプゴム又は熱硬化タイプゴムなどの接着剤13を用いて接合する。次に、ローラ部11の加硫工程について説明する。
図5は、ローラ部11の加硫工程の略図である。ローラ部11の両端の接合に上記熱硬化タイプゴムを用いた場合、加硫工程において、被覆工程後のローラ部11の外周面をラップ14でラッピングしてローラ部11の外周面を安定させてから、加硫缶により熱硬化させる。ラップ14は、例えばポリエステルフィルム又は布である。この加硫工程により、ローラ部11の両端が接着する。次に、ローラ部11の研磨工程について説明する。
図6は、ローラ部の外周面を研磨する研磨工程の略図である。研磨工程は、ローラ部11の外周面を、回転砥石15を用いて所定の周速度(例えば2000rpm)で研磨する工程である。この工程での研磨量の多少によりローラ部11の径を所定の公差内に仕上げ、均一な面を形成する。これにより、ローラ部11が図1に示す完成体(搬送ローラ1)となる。
以下、本発明の第2の実施形態である搬送ローラについて説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態である搬送ローラの外観斜視図である。シート101は、その粘着性がシート100の粘着性と比べて強固なシートである。強固な粘着性を有するシート101の場合、搬送ローラに一層巻き付き易く、搬送が一層不安定となる。
そこで、この実施形態における搬送ローラ2は、ローラ部11の複数の穴12のそれぞれに剥離材料22が充填されている。この剥離材料22は、シート101を剥離するための剥離成分を含有する材料である。これにより、ローラ部11の表面形状の変更に限界がある場合、例えばシート101に対する均一な負荷の観点から開穴率に上限がある場合でも、開穴率を高める方法以外の方法で、シート101の粘着性の程度に応じた剥離性をローラ部11に与えることができる。
従って、強固な粘着性を有するシート101を搬送する場合であっても、粘着性のシート101が搬送ローラ2に巻き付くことを防止できる。また、搬送ローラ2では、シート101に対する負荷を均一にしているため、粘着性のシート101の搬送が安定する。従って、粘着性のシート101を容易に搬送できる。
ここで、上記複数の穴12に剥離材料22を充填する充填工程について説明する。
図8は、ローラ部11の充填工程の略図である。充填工程は、開穴工程で形成した複数の穴12のそれぞれに剥離材料22を充填する工程であり、被覆工程に先立って行われる。剥離材料22の充填は、まず、高温のプレス機20にローラ部11を設置して、剥離材料22からなる剥離シート23を積層する。そして、高温のプレス機20で剥離材料22を複数の穴12のそれぞれに圧入し、室温硬化または熱硬化で一体化させることにより行われる。ただし、剥離材料22が常温流動性を有する場合は、剥離材料22を複数の穴12のそれぞれに直接注入しても構わない。
この充填工程の後、ローラ部11は、上記被覆工程、上記加硫工程、及び上記研磨工程を経て図7に示す完成体(搬送ローラ2)となる。
本発明の第1の実施形態である搬送ローラの外観斜視図 図1のA−A線における断面図 開穴工程で複数の穴を形成された面状のローラ部の外観図 ローラ部が芯材を被覆する被覆工程の略図 ローラ部の加硫工程の略図 ローラ部の外周面を研磨する研磨工程の略図 本発明の第2の実施形態である搬送ローラの外観斜視図 開穴工程で形成した複数の穴に剥離材料を充填する充填工程の略図
符号の説明
1…搬送ローラ
2…搬送ローラ
10…芯材
11…ローラ部
12…穴
13…接着剤
14…ラップ
15…回転砥石
20…プレス機
22…剥離材料
23…剥離シート
100…粘着性シート
101…粘着性シート

Claims (9)

  1. 芯材と、前記芯材の外周面を被覆する環状のローラ部と、を備え、前記ローラ部の回転によってシート状の搬送物を搬送する搬送ローラにおいて、
    前記ローラ部は、その外周面に複数の穴を、前記ローラ部の外周面の面積に対する全ての穴の合計面積の割合である所定の開穴率で形成されたことを特徴とする搬送ローラ。
  2. 前記ローラ部は、前記複数の穴の内、搬送時に前記シート状の搬送物と同時に接する一列の穴の全てが同じ形、且つ同じ大きさであることを特徴とする請求項1に記載の搬送ローラ。
  3. 前記複数の穴は、千鳥状または正方状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送ローラ。
  4. 前記開穴率は、20%から80%の範囲とすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の搬送ローラ。
  5. 前記ローラ部は、前記複数の穴のそれぞれに、前記シート状の搬送物を剥離する剥離材料が充填されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の搬送ローラ。
  6. 前記ローラ部の材質は、ゴムからなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の搬送ローラ。
  7. 前記複数の穴は、前記ローラ部の外周面から内周面にかけて径が小さくなるテーパー状に形成されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の搬送ローラ。
  8. ゴムから面状のローラ部を成型する成型工程と、
    前記成型工程で成型された前記ローラ部の表面に、複数の穴を、前記ローラ部の外周面の面積に対する全ての穴の合計面積の割合である所定の開穴率で形成する開穴工程と、
    前記開穴工程で複数の穴が形成された後の前記ローラ部の両端を接合して、芯材の外周面を被覆する被覆工程と、を含むことを特徴とするローラ製造方法。
  9. 前記被覆工程に先立って、前記ローラ部の複数の穴のそれぞれに、シート状の搬送物を剥離する剥離材料を充填する充填工程を含むことを特徴とする請求項8に記載のローラ製造方法。
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