JP3108112U - ゴムローラ - Google Patents

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Inventor
忠昭 小野原
Original Assignee
宮川ローラー株式会社
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Abstract

【課題】搬送物を傷つけにくいゴムローラを提供する。
【解決手段】基材3が、円筒状であって、外周面3bに複数の第1螺旋溝5aと複数の第2螺旋溝5bとを有している。各第1螺旋溝5aは、それぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し所定の角度で傾斜している。各第2螺旋溝5bは、第1螺旋溝5aと同一の幅を有し、それぞれ平行に等間隔で配置されている。各第2螺旋溝5bは、円周方向に対し第1螺旋溝5aと対称となる角度で傾斜して、各第1螺旋溝5aと交差している。充填材4が、基材3と硬度が異なる同種の材料から成り、各第1螺旋溝5aおよび各第2螺旋溝5bに基材3の外周面3bと一致する高さまで充填されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ゴムローラに関する。
従来のゴムローラとして、摩耗を少なくすると共に保持力を低下させないよう、外周面の円周方向に断面円弧状の溝を、軸方向に所定間隔で形成したものがある(特許文献1参照)。また、ローラ同士の密着を防止するために、外周面に、軸方向にほぼ平行な凹凸溝を複数有するものもある(特許文献2参照)。
特開平5−162912号公報 特開平11−24342号公報
しかしながら、特許文献1および2記載のゴムローラは、外周面の溝により搬送物にしわや折れ目などの傷をつける恐れがあるという課題があった。
本考案は、このような従来の課題に着目してなされたもので、搬送物を傷つけにくいゴムローラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係るゴムローラは、基材と充填材とを有し、前記基材は円筒状であって外周面に複数の第1螺旋溝と複数の第2螺旋溝とを有し、各第1螺旋溝はそれぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し所定の角度で傾斜し、各第2螺旋溝は前記第1螺旋溝と同一の幅を有し、それぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し前記第1螺旋溝と対称となる角度で傾斜して各第1螺旋溝と交差し、前記充填材は前記基材と硬度が異なる同種の材料から成り、各第1螺旋溝および各第2螺旋溝に前記基材の外周面と一致する高さまで充填されていることを、特徴とする。
本考案に係るゴムローラは、充填材が各第1螺旋溝および各第2螺旋溝に基材の外周面と一致する高さまで充填されているため、外周面に凹凸がなく、搬送物を傷つけにくい。基材および充填材が、硬度が異なる同種の材料から成るため、スパイク効果が得られ、基材または充填材のうち硬度の大きい方で搬送物を確実に捕らえて搬送することができる。また、搬送物が滑りにくく、ノンスリップ効果も高い。
各第1螺旋溝がそれぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し所定の角度で傾斜し、各第2螺旋溝が第1螺旋溝と同一の幅を有し、それぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し第1螺旋溝と対称となる角度で傾斜して各第1螺旋溝と交差しているため、溝で囲まれた基材の表面がほぼ平行四辺形になり、その平行四辺形のブロックが外周面に均等に分布する。これにより、外周面に接する搬送物の面全体に同じ向きの力が加わるため、搬送物が蛇行するのを防ぐことができる。
本考案に係るゴムローラは、前記基材はウレタンから成ってシャフトの周囲に設けられ、前記充填材は前記基材より硬度の小さいウレタンから成り、各第1螺旋溝および各第2螺旋溝はそれぞれ前記第1螺旋溝または前記第2螺旋溝の幅と同一の間隔をあけて配置されていることが好ましい。ウレタンは、ゴムローラに一般的に使用される天然ゴムなどの他のゴム材質に比べ、引張強さや引裂強さが大きく、耐摩耗性に優れている。
この基材および充填材がウレタンから成る構成では、他の材質のものに比べて耐久性に優れ、長期間使用することができる。各第1螺旋溝および各第2螺旋溝が、それぞれ第1螺旋溝または第2螺旋溝の幅と同一の間隔をあけて配置されているため、溝で囲まれた基材の表面がほぼ菱形に形成され、その菱形のブロックが充填剤と同じ幅で外周面に均等に分布する。これにより、外周面に接する搬送物の面全体に円周方向の力が加わるため、搬送物が片寄ったり蛇行したりするのを防ぐことができる。
本考案によれば、搬送物を傷つけにくいゴムローラを提供することができる。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本考案の実施の形態のゴムローラを示している。
図1乃至図4に示すように、ゴムローラ1は、シャフト2と基材3と充填材4とを有している。
シャフト2は、金属製で、円筒状に形成されている。
基材3は、ウレタンから成り、シャフト2の周囲に設けられ、円筒状を成している。基材3は、内周面3aがシャフト2の外周面2aに固定されている。基材3は、外周面3bに複数の第1螺旋溝5aと複数の第2螺旋溝5bとを有している。各第1螺旋溝5aは、その幅と同一の間隔を開けてそれぞれ平行に配置され、円周方向に対し所定の角度で傾斜している。各第2螺旋溝5bは、第1螺旋溝5aと同一の幅を有し、その幅と同一の間隔を開けてそれぞれ平行に配置されている。各第2螺旋溝5bは、円周方向に対し第1螺旋溝5aと対称となる角度で傾斜して、各第1螺旋溝5aと交差している。基材3は、第1螺旋溝5aおよび第2螺旋溝5bで囲まれた部分の表面がほぼ菱形になり、その菱形のブロック3cが各溝5a,5bと同じ幅で外周面3bに均等に分布している。
充填材4は、基材3より硬度の小さいウレタンから成っている。充填材4は、各第1螺旋溝5aおよび各第2螺旋溝5bに、基材3の外周面3bと一致する高さまで充填されている。
具体的な一例では、基材3は、硬度が90度、第1螺旋溝5aおよび第2螺旋溝5bの傾斜が円周方向に対し約45度である。このため、菱形のブロック3cは、ほぼ正方形になっている。充填材4は、硬度が70度である。なお、ゴムローラ1は、使用用途により径や長さを任意に設定することができる。また、シャフト2は、基材3からはみ出している両端部2b,2cの形状が、いかなる形状であってもよい。
次に、作用について説明する。
ゴムローラ1は、連続走行する紙やフィルム、鋼板などの搬送物を引っ張ったり、送り込んだりする高強度・高グリップロールとして好適に使用される。
ゴムローラ1は、充填材4が各第1螺旋溝5aおよび各第2螺旋溝5bに基材3の外周面3bと一致する高さまで充填されているため、外周面1aに凹凸がなく、搬送物を傷つけにくい。基材3および充填材4が、硬度が異なるウレタンから成るため、スパイク効果が得られ、硬度の大きい基材3のブロック3cで搬送物を確実に捕らえて搬送することができる。また、搬送物が滑りにくく、ノンスリップ効果も高い。
外周面1aに基材3の菱形のブロック3cが充填材4と同じ幅で均等に分布しており、外周面1aに接する搬送物の面全体に円周方向の力が加わるため、搬送物が片寄ったり蛇行したりするのを防ぐことができる。基材3および充填材4がウレタンから成るため、他の材質のものに比べて耐摩耗性、耐久性に優れ、長期間使用することができる。
本考案の実施の形態のゴムローラを示す正面図である。 図1に示すゴムローラの左側面図である。 図1に示すゴムローラのA−A線断面図である。 図1に示すゴムローラのB−B線断面図である。
符号の説明
1 ゴムローラ
2 シャフト
3 基材
4 充填材
5a 第1螺旋溝
5b 第2螺旋溝

Claims (2)

  1. 基材と充填材とを有し、
    前記基材は円筒状であって外周面に複数の第1螺旋溝と複数の第2螺旋溝とを有し、各第1螺旋溝はそれぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し所定の角度で傾斜し、各第2螺旋溝は前記第1螺旋溝と同一の幅を有し、それぞれ平行に等間隔で配置され、円周方向に対し前記第1螺旋溝と対称となる角度で傾斜して各第1螺旋溝と交差し、
    前記充填材は前記基材と硬度が異なる同種の材料から成り、各第1螺旋溝および各第2螺旋溝に前記基材の外周面と一致する高さまで充填されていることを、
    特徴とするゴムローラ。
  2. 前記基材はウレタンから成ってシャフトの周囲に設けられ、
    前記充填材は前記基材より硬度の小さいウレタンから成り、
    各第1螺旋溝および各第2螺旋溝はそれぞれ前記第1螺旋溝または前記第2螺旋溝の幅と同一の間隔をあけて配置されていることを、
    特徴とする請求項1記載のゴムローラ。
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