JP2010069103A - 演出部材及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】加減速手段によって駆動される移動体の動きに変化をもたせ、変化に富んだ演出態様を実現できる演出部材及び遊技機を提供すること。
【解決手段】この演出部材40は、移動支点40p及び荷重部40t,40uを有する移動体40aと、移動体40aの移動支点40pを回転自在に支持して、移動体40aを所定方向に加減速させる加減速手段40bと、を備える演出部材40であって、荷重部40t,40uが所定方向において移動支点40pと重ならないように配置されている。
【選択図】図4
【解決手段】この演出部材40は、移動支点40p及び荷重部40t,40uを有する移動体40aと、移動体40aの移動支点40pを回転自在に支持して、移動体40aを所定方向に加減速させる加減速手段40bと、を備える演出部材40であって、荷重部40t,40uが所定方向において移動支点40pと重ならないように配置されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、加減速手段によって加減速される移動体を変則的な動きとする演出部材及び演出部材が設けられた遊技機に関する。
パチンコ機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘(ゲージともいう。)や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
パチンコ機、スロットマシン等の遊技機には、この遊技機の動作を制御する制御基板が設けられている。制御基板は、演算処理手段としてのCPU、記憶素子としてのROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えて構成されており、例えば、景品球等の払出制御、電動役物の動作制御、表示装置の画像制御、特別遊技の当否抽選等、遊技機の動作を制御する。
制御手段による遊技機の制御は、遊技機による遊技を実現するための制御のみならず、遊技者を楽しませるための演出部材の動作制御も含まれている。例えば、遊技機に取り付けられた演出部材を加減速手段によって駆動可能に構成し、当否抽選が当たりとなった場合と外れとなった場合において演出態様を異ならせて、遊技者を楽しませるように構成した遊技機がある。このような演出部材として、回転移動しつつ左右方向に移動する演出装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の演出装置は、人物模型であるキャラクタと、キャラクタを往復移動させる駆動機構と、キャラクタの往復移動作動を回転移動作動に変換する作動変換機構と、を備えている。駆動機構によってキャラクタを往復移動させると、作動変換機構によってキャラクタの往復移動作動が回転移動作動に変換される。よって、キャラクタは、回転移動しつつ往復運動して複数の動きを実現する。しかし、遊技者が視認するのは、常に往復移動しつつ回転移動するキャラクタの動きであり、キャラクタの動きに変化が乏しく、遊技者が飽きてしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、加減速手段によって加減速される移動体を変則的な動きとして、変化に富んだ演出態様を実現できる演出部材及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
本発明の例示的な側面としての演出部材は、移動支点及び荷重部を有する移動体と、移動体の移動支点を回転自在に支持して、移動体を所定方向に加減速させる加減速手段と、を備える演出部材であって、荷重部が所定方向において移動支点と重ならないように配置されている。
演出部材において、移動体と加減速手段とを上記のような関係で構成しているので、加減速手段によって移動体を加減速させたときに、移動体の動作を、加減速手段による移動態様から想定される範囲を超えた変則的な動作とすることができ、変化に富んだ移動体の演出態様を実現することができる。
例えば、加減速手段によって移動体を所定方向(例えば、左右方向。)のうち右方向に加速させると、移動体は右方向への移動を開始する。このとき、移動体は、移動支点によって加減速手段に支持されているので、移動支点において移動体は加減速手段の加速の通りに右方向へ加速する。
一方、移動体の荷重部は所定方向において移動支点と重ならないように配置されている。これは、つまり、移動体の加減速方向からずれた位置(例えば、移動体の加減速方向が左右方向である場合において、荷重部の位置が移動支点の下方位置。)に移動体の荷重部が存在することを意味する。この荷重部は、移動体の中で他の部分より重量配分が大きく設定されている部分である。
この移動体の加減速方向からずれた位置に存在する荷重部には、移動体の中で他の部分より慣性力が大きく作用するので、加減速手段による右方向の加速に対し、荷重部は元の位置にとどまろうとする。そして、移動支点に対し、左方向に遅れた形で追従移動するので、移動体は斜めに傾斜した状態で右方向に移動することとなる。
続いて、加減速手段が移動体に右方向への減速(すなわち、左方向への加速)を加えると、移動体は右方向への移動速度を減少させる。このとき、移動支点は加減速手段の減速の通りに移動速度を減少させるが、荷重部には右方向への移動による慣性力と下方への重力とが作用し、移動支点に遅れる形で減速する。したがって、移動体の傾斜の程度が弱まり、逆に荷重部が移動支点を右方向へ追い越す形となって移動体が逆方向に傾斜する。
このように、加減速手段による加減速、移動体の移動支点による回転自在な支持、及び移動支点と所定方向において重ならない位置に配置された荷重部の作用により、移動体は、全体としては加減速手段の加減速に従いつつも、不安定で変則的な左右揺動を加えながら慣性力と重力とに基づく変化に富んだ動作を行うこととなる。加減速手段による加減速方向、移動方向が所定方向のみであっても移動体の複雑で変則的な動きを実現でき、あたかも複数方向への駆動が行われているかのような動きを実現することができる。
例えば、加減速手段が規則的に移動体を加減速する場合は、加減速手段による規則的な加減速に従いつつも、移動体は変則的な動きを実現することができる。また、加減速手段が変則的に移動体を加減速する場合は、移動体は更に複雑で変則的な動きを実現することができる。
移動体は、移動支点及び荷重部を有しており、加減速手段によって移動支点を回転自在に支持される。荷重部は、移動体の中で重量配分が大きい部分である。移動体及び荷重部の材質及び構造は限定されないが、少なくとも移動支点と荷重部とを比較した際に荷重部の重量配分が大きくなるように構成されていればよい。移動支点は、移動体に設けられた任意の支点であり、加減速手段に対して回転方向に移動可能となるように支持されていればよい。
荷重部は、移動体の一部として一体に構成されていてもよいし、移動体と異なる材質等で別個に形成され、移動体に固定されていてもよい。例えば、荷重部は、錘を取り付けた部分や肉厚を厚くして重くした部分などが含まれる。荷重部が1箇所である場合には移動体全体における重心がこの荷重部に該当する。
加減速手段は、移動支点を介して移動体を所定方向に加減速移動するものであればよく、具体的な構成としては、モータ、ソレノイド等の電気的駆動源や、遊技球等他の部材の衝突等によって駆動する機械的駆動源を例示できる。また、所定方向とは、任意の方向であればよく、必ずしも直線に沿った方向でなくてもよいし、曲線に沿った方向としてもよい。また、所定方向は、必ずしも常に一定でなくてもよく、適宜変化するように構成してもよい。
移動支点と荷重部との位置関係は、所定方向において互いに重ならないような位置関係である。言い換えると、所定方向と平行の直線上において、移動支点と荷重部は同一の直線上に配置されていない関係である。また、所定方向が変化する演出部材にあっては、常に所定方向において移動支点と荷重部が重ならないように配置されていなくてもよく、変化する過程で移動支点と荷重部が所定方向において一時的に重なって配置される位置関係であってもよい。
なお、加減速手段による加減速とは、加速及び減速の両方を必ずしも意味するものではなく、加速又は減速のいずれか一方でもよい。もちろん、加減速手段が、移動体の等速移動も実現可能であることはいうまでもない。
また、加減速手段は、所定方向及び所定方向と異なる特定方向に移動体を加減速可能に構成されてもよい。移動体は、加減速手段による加減速、移動体の移動支点による回転自在な支持、及び移動支点と所定方向において重ならない位置に配置された荷重部の作用により、変則的な動きを実現する。加減速手段によって加減速される所定方向が一方向であれば、荷重部による慣性力等もその所定方向に基づいて作用する。しかし、加減速手段による加減速方向が複数であると、それに伴って荷重部による慣性力及び重力の方向も変化し、更に変則的な移動体の動きを実現することができる。
なお、加減速手段によって移動体を駆動する方向が所定方向と特定方向とを含んでいる場合は、荷重部と可動支点の位置関係は、少なくとも所定方向及び特定方向のいずれかにおいて重ならないように配置されていればよい。所定方向又は特定方向において荷重部と移動支点が重ならないように配置されていることにより、いずれかの方向に加減速した際にも荷重部の慣性力及び重力の作用による変則的な動きが実現できるからである。
また、加減速手段は、移動体を所定方向に加減速させつつ、特定方向に加減速させるように構成されていることが望ましい。所定方向への加減速中、又は所定方向への加減速に引き続く移動中にも特定方向に加減速させることにより、更に不安定感を増大させ、変則的な移動体の動作を実現することができる。
例えば、荷重部が移動支点の鉛直下方にある場合において、特定方向を上下方向とすると、単にその上下方向における加減速を行ったとしても移動体は不安定な揺動動作を実現しない。しかしながら、特定方向とは異なる所定方向(例えば、左右方向)における加減速を伴うことにより、左右方向の加減速によって移動体が傾斜している最中に上下方向における加減速を行えば、左右方向の加減速のみの場合や上下方向の加減速のみの場合よりも、一層変則的な移動体の揺動動作を実現することができる。
すなわち、加減速手段による移動体を加減速させる所定方向は、所定方向と特定方向とを交互に移動するように構成してもよいし、所定方向に移動しつつ特定方向に移動するように構成してもよい。具体的には、所定方向が水平方向であり特定方向が上下方向である場合、演出態様に応じて水平方向又は上下方向に駆動させるように構成してもよいし、交互に水平方向と上下方向に移動させてもよいし、水平方向に移動させつつ上下方向に移動させるように構成してもよい。
荷重部は、第一荷重部と第二荷重部とを有していることが望ましい。第一荷重部及び第二荷重部によって荷重部を構成することにより、1箇所に荷重部を配置する場合と比較して個々の荷重部を小さくすることができ、荷重部の配置の自由度を向上させることができ、配置スペースの効率化を図ることができる。荷重部の配置スペースの効率化により、限られた領域にて部品を配置する遊技機において、相対的に他の部品の配置スペースの自由度を向上させることが可能となる。
更に、第一荷重部と第二荷重部とを移動支点に対して釣り合うように配置することにより、荷重部による慣性力等を移動体全体に対してバランス良く作用させ、偏りの少ない変則的な動きを実現することができる。
また、本発明の他の例示的な側面としての遊技機は、遊技を実現する遊技装置体と、遊技装置体を内包する遊技機枠と、を有し、遊技機枠又は遊技装置体には、上記に記載の演出部材が設けられている。この遊技機は、移動体の変則的な動きを実現することができるため、遊技者に多様な移動態様による変化に富んだ演出態様を提供することができる。この遊技機によれば、遊技者に対して変化に富んだ演出態様を提供することができるため、多彩な演出によって遊技者の注意を惹きつけて、遊技者に飽きさせずに遊技を行わせることが可能となる。
なお、遊技装置体とは、遊技機における遊技を実現するものであり、例えば、パチンコ遊技機であれば、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技盤、スロットマシンであれば、絵柄の組合せによる遊技を実現するリールを例示できる。
また、遊技機枠とは、遊技装置体を内包する枠部材又は枠部材の集合体であって、遊技装置体の側方や前方を囲むためのものである。例えば、遊技機がパチンコ遊技機である場合には、遊技装置体としての遊技盤を内包する筐体枠、機枠又は前面枠若しくはこれらの組合せ等が遊技機枠に該当し、遊技機がスロットマシンである場合には、遊技装置体としてのリール(回胴装置)を内包するキャビネット(筐体枠及び/又は前面枠)が遊技機枠に該当する。もちろん、パチンコ遊技機やスロットマシン以外の遊技機においても、それら遊技機における遊技を実現する遊技装置体(例えば、コインゲーム機における遊技盤やアーケードマシンにおけるゲーム画像表示装置等)を内包する枠部材等がこの遊技機枠に該当する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、加減速手段による加減速、移動体の移動支点による回転自在な支持、及び移動支点と所定方向において重ならない位置に配置された荷重部の作用により、移動体の動作を加減速手段による移動態様から想定される範囲を超えた変則的な動作とすることができ、変化に富んだ移動体の演出態様を実現することができる。また、演出部材による多彩な演出態様によって遊技者の注意を惹きつけて、遊技者に飽きさせずに遊技機による遊技を行わせることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図である。このパチンコ機2は、枠体(遊技機枠)3、遊技盤ユニット、前面ガラス(前面透明板)10、発射ユニット(不図示)、貯留皿14を有し、遊技盤ユニットには、遊技媒体としての球の流下による遊技を実現するための遊技領域が形成されている。
パチンコ機2は、遊技者が後述する発射ハンドル15を操作することによって、遊技領域16に向けて球が発射ユニットによって発射され、球の流下による遊技が実現される。なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパチンコ式スロットマシン機、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域を有するあらゆる遊技機が含まれる。なお、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態においては、デジパチ遊技(1種遊技、図柄変動遊技ともいう。)を実現するいわゆる1種タイプのパチンコ機について例示説明する。なお、図柄変動遊技については後述する。
パチンコ機2の枠体3は、後述する遊技盤ユニットを保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲側面及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。枠体3の内部側には、遊技盤ユニットの他にも後述する各種制御基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、枠体3によって周囲側面及び前方又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部側への不正アクセスが防止されるようになっている。
パチンコ機2の周囲を囲む筐体枠4、その内側にヒンジ部22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤ユニットを保持する機枠9、機枠9の前方にヒンジ部22によって前方開閉可能に揺動支持されて前面ガラス10とその周囲を装飾する装飾部材32とを保持する装飾枠12とを有して枠体3が構成される。なお、前面ガラス10は、枠体3内部側に保持された遊技盤(遊技装置体)6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。
貯留皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態においては上皿14aと下皿14bとを有している。上皿14aは、球排出ボタン14cを有して遊技盤6の下方、すなわち装飾枠12の下方部分に配置され、下皿14bは、その上皿14aの更に下方に配置されている。
遊技盤ユニットは、遊技盤面6a側の略中央にセンター役物7が配置された遊技盤6を有しており、その遊技盤面6aには多数の遊技釘も配置されている。センター役物7の中央部には、図柄表示装置7aが配置されるとともに、この図柄表示装置7aの表示画面(映像表示面)7bを露出させるための開口部7dが形成されている。
図柄表示装置7aは、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技者が遊技盤面6a側から視認可能となるように配置され、その表示画面7b上に映像表示を行うものである。この表示画面7b上には、例えば、3桁の数字又は文字等により構成される表示図柄7cが回転又は停止するように映像として表示される。また、例えば、キャラクタ等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示画面7b上に表示されるようになっている。
図柄表示装置7aの下部には、図柄表示装置の前方において上下左右方向に繰り返し移動可能な壺役物40aが設けられており、図柄表示装置7aの右方には、左側面を中心にして回転方向に移動可能な開閉役物7eが設けられている。壺役物40a及び開閉役物7eは、役物基板が接続されており、この役物基板と図示しない演出制御基板とが中継基板を介して電気的に接続され、演出制御基板によって演出制御される。
遊技盤6は、その遊技盤面6a側に球(遊技媒体)23の流下による遊技を実現するための遊技領域16を構成するための遊技装置体であり、遊技盤面6aを前方から遊技者にとって視認可能となるように枠体3(本実施の形態においては、枠体3の一部としての機枠9。)に保持されている。その遊技盤面6aには略円形状に周囲を囲むようにレール飾りが取り付けられており、レール飾りの内周面が遊技盤面6aに対して立設するように配置されている。そして、その内周面によって画定され、内周面に面した略円形状の領域が遊技領域16となっている。
遊技釘は、遊技領域16を流下する球23と衝突してその流下方向を変更させるものであり、多数が遊技領域内に配置されている。また、遊技領域16には、普通入賞口28、中央始動口29、及び中央大入賞口31等が配置されており、流下する球23が各流入口に流入したり、遊技釘に衝突したりすることによって、球23による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
次いで、図2から図8に基づいて、壺役物40aの演出態様について詳細に説明する。壺役物40aを有する演出部材としての役物ユニット40は、遊技装置体としての遊技盤6に装着されたセンター役物7に設けられている。以下の説明における上下、左右及び前後は、遊技盤6の正面側からパチンコ機2を視認した際の方向であり、図面にて図示する。図2は、壺役物40aを備える役物ユニット40を右前方から見た斜視図であり、図3は、役物ユニット40を右後方から見た斜視図である。図2は壺役物40aが左端部に位置した状態であり、図3は壺役物40aが右端部に位置した状態である。壺役物40aの移動態様については後述する。なお、図3及び図5から図7は、説明のために後述する外周部を省略した役物ユニット40を示した図である。
役物ユニット40は、パチンコ機2の正面から遊技者が視認可能な移動体としての壺役物40aと、壺役物40aを支持する加減速手段としての支持部40bと、支持部40bと接続された加減速手段としての第一モータ40mと、支持部40bが固定され、支持部40bと共に所定方向(図示する左右方向)にスライド移動する加減速手段としてのプレート部40eと、プレート部40eをスライド移動させる加減速手段としての第一モータ40mと、プレート部40eの移動を補助するガイド部40fと、支持部40bを特定方向(図示する上下方向)に移動する加減速手段としての第二モータ40nと、第一モータ40m等の各種部品が接続され、役物ユニット40のベースとなるベース部40rと、ベース部40rの上方に配置され、役物ユニット40の前方及び側方を覆う外周部40sと、を備える。
プレート部40eの後側面には、第一モータ40mによって回転駆動されるギアと噛み合うラック40cが設けられている。プレート部40eは、第一モータ40mの回転駆動によって、ガイド部40fに沿って左右方向にスライド移動する。支持部40bは、プレート部40eの下面側に固定されており、プレート部40eと共に左右方向にスライド移動する。
また、支持部40bの下部には、第二モータ40nが接続されている。第二モータ40nの回転駆動によって、支持部40bは上下方向に移動する。図4は、壺役物40aと支持部40bの接続部分を後側から見た分解斜視図である。壺役物40aは、左右方向における略中心に配置された移動支点となる突起部40pと、第一荷重部及び第二荷重部としての第一錘40t及び第二錘40uと、壺役物40aの前面側を発光演出するためのLEDが取り付けられたLED基板40vと、を有する。第一錘40t及び第二錘40uは、円柱状の金属部材であり、突起部40pに対して左右対称に配置されている。第一錘40t及び第二錘40u以外の壺役物40aは、樹脂性であり第一錘40t及び第二錘40uより軽量に形成されている。
壺役物40aは、突起部40pを介して支持部40bに回転自在に接続されている。支持部40bは、突起部40pが挿入可能な穴部40kと、穴部40kに挿入可能な蓋部40qと、を有する。支持部40bの穴部40kに前側から突起部40pを挿入し、この穴部40kに後側から蓋部40qを挿入することにより、壺役物40aが支持部40bに対して回転自在に接続される。穴部40kに挿入される蓋部40qの外周及び突起部40pの外周は、穴部40kの内径より僅かに小径となるように形成されている。よって、穴部40kに挿入された蓋部40q及び突起部40pは、穴部40k内で回転可能となり、壺役物40aは支持部40bに対して回転自在となっている。
次いで、壺役物40aの移動態様及びそれに基づく壺役物40aの動きについて説明する。図5から図7は、役物ユニット40の正面図である。図5は、壺役物40aが左端部に位置した状態であり、この状態における壺役物40aの位置を第一位置とする。図6及び図7は、壺役物40aが右端部に位置した状態であり、この状態における壺役物40aの位置を第二位置とする。また、図6は、壺役物40aの後述する右傾斜状態を示しており、図7は、壺役物40aの後述する左傾斜状態を示している。
壺役物40aは、第一位置と第二位置との間を左右方向に移動可能である。また、壺役物40aは、左右方向と共に上下方向にも移動可能である。図5は、壺役物40aが上端に位置した状態であり、図5に示す点線は下端に位置した壺役物40aである。壺役物40aは、実線によって示す上端位置と点線によって示す下端位置との間を上下方向に移動可能である。
壺役物40aは、第一モータ40mの駆動によって左右方向に移動され、第二モータ40nの駆動によって上下方向に移動される。壺役物40aの上下移動と左右移動は異なるモータの駆動によって実現されている。第一モータ40m及び第二モータ40nは、各々駆動制御することが可能であり、壺役物40aの上下移動及び左右移動を別々に実現することもできるし、同時に実現することも可能である。
第一モータ40m及び第二モータ40nの回転駆動は、支持部40bを介して壺役物40aに伝達される。支持部40bは、壺役物40aの移動支点となる突起部40pを回転自在に支持しており、支持部40bが左右方向及び/又は上下方向に移動することにより、壺役物40aの突起部40pも左右方向及び/又は上方方向に移動する。
本実施の形態では、壺役物40aは第一位置で待機しており、遊技状態に応じて第二位置に向かって移動するように駆動制御される。第一位置の状態において第一モータ40mが回転駆動すると、プレート部40e及び支持部40bは右方向に移動する。支持部40bが右方向に移動すると、支持部40bに伴って壺役物40aの突起部40pは右方向に移動する。
壺役物40aが第一位置から第二位置に移動する過程で、壺役物40aの移動速度は加減速する。第一位置から第二位置に移動し始めた際には、壺役物40aの移動速度はゼロから増加し、第二位置に停止する際には、壺役物40aの移動速度は減少する。壺役物40aは、左から右に向かって移動しており、移動速度が増加する過程では、壺役物40aには加速度による右方向の力が作用し、移動速度が減少する過程では、壺役物40aには左方向の力が作用する。
壺役物40aが第一位置から第二位置に移動し始めると、加速度による右方向の力が壺役物40aに作用する。このとき、壺役物40aの第一錘40t及び第二錘40uは、重量が重く慣性力によって第一位置の状態を維持しようとする。そのため、壺役物40aは、突起部40pが先行して右方向に移動し、突起部40pに追従するようにして第一錘40t及び第二錘40uが右方向に移動する。よって、壺役物40aは、上方が右側に向かって傾斜した状態(以下、右傾斜状態とする。)で第二位置に向かって移動する。
そして、壺役物40aが減速し始めると、加速度による左方向の力が壺役物40aに作用して、壺役物40aは、右傾斜状態から上方が左側に向かって傾斜した状態(以下、左傾斜状態とする。)となる。次いで、壺役物40aが停止すると、壺役物40aに作用する加速度がゼロとなる。壺役物40aは傾斜状態であるため、壺役物40aの重力によって壺役物40aは平衡状態に戻ろうとする力が作用する。
このとき、壺役物40aの第一錘40t及び第二錘40uは比較的重量が重く、作用する重力も大きくなる。よって、壺役物40a全体としては、静止方向に作用する力に対して直ちに静止位置にて釣り合いがとれず、振り子状に不安定な揺動運動を行う。この揺動態様は、壺役物40aが均一の重量で形成している場合と比較して、変化のある動きとなる。
図8は、左傾斜状態、平衡状態、及び右傾斜状態を示す壺役物40aの背面図である。(a)は左傾斜状態、(b)は平衡状態、(c)は右傾斜状態である。壺役物40a下端には、支持部40bを収容可能に形成された開口部が形成されており、壺役物40aが傾斜すると支持部40bが開口部に緩衝して、壺役物40aの傾き角度が制限されるようになっている。(a)に示す矢印Gは、重力を模式的に示している。
重力は常に鉛直下方に作用する。壺役物40aが傾斜している場合は、壺役物40aに対して斜め方向に作用する。この重力Gは、壺役物40aに対して突起部40pを中心とする回転方向に作用する力(X成分)とその直交方向(半径方向)に作用する力(Y成分)とに分解できる。例えば、(a)における第二錘40uの重力GのX成分は、左方向に向かっており、突起部40pに対して反時計周りの回転モーメントを作用させる。一方、(a)における第一錘40tの重力のX成分は、突起部40pに対して時計周りの回転モーメントを作用させるが、第二錘40uにより生じる回転モーメントより小さい。よって、壺役物40aは、2つの錘に働く重力によって突起部40pを中心に反時計回りに回転しようとする。
反時計回り方向の力の作用によって(a)から(c)となると、第一錘40t及び第二錘40uの重力によって作用する力は左右逆方向となり、壺役物40aを再び左傾斜状態にしようとする力が作用する。このように、第一錘40t及び第二錘40uによる重力によって、壺役物40aは突起部40pを中心に揺動し続けようとしたり、平衡状態に戻ろうとしたりするため、第一錘及び第二錘を備えずに均一の重量で形成されている壺役物と比較して、変化のある動きを実現する。
壺役物40aは、常に一定の動きではなく、水平方向に移動したり、上下方向に移動したり、水平方向に移動しつつ上下方向に移動しており、壺役物40aの移動態様は変規則である。このような壺役物40aの移動態様と、第一錘40t及び第二錘40uの慣性力及び重力による作用と、が組み合わされることにより、第一モータ40m及び第二モータ40nの駆動態様のみでは実現することができない、変化のある動きを実現することができる。
次いで、このように構成された遊技機の遊技媒体を用いた遊技について説明する。図示しない球発射装置により球23が発射されると、球23はレール飾りの内周面に沿いつつ進行して遊技領域16内の上部に至る。その後、球23は、複数の通過軌跡に沿って移動し、遊技釘に衝突しつつ遊技領域16を下方に流下する。あるものは普通入賞口28に流入して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものは通過ゲート33を通過し、あるものはいずれの入賞口にも流入せずに遊技領域内最下部に位置するアウト口30に流入してアウト球としてパチンコ機2の外部側へと排出される。そして、球23の入賞口への流入等に伴って図柄表示装置7a、壺役物40a及び開閉役物7eによる演出が実施される。
球23が通過ゲート33を通過すると、その通過ゲート33の通過に起因して状態変更抽選手段(不図示)による抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に、中央始動口29の開閉羽根が開放され、球が入球し易い状態を実現する。この中央始動口29に流入すると、その流入に起因して図柄表示装置7aの表示図柄7cが回転表示を開始し、その表示図柄7cが所定の図柄(例えば、「7・7・7」。)で停止表示すれば、図柄変動遊技における大当りが発生する。そして、中央大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の景品球が貯留皿14へと払い出されるようになっている。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
2:パチンコ機(遊技機)
3:枠体(遊技機枠)
4:筐体枠(枠体の一部)
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面(映像表示面)
7c:表示図柄
7d:開口部
7e:開閉役物
9:機枠(枠体の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(枠体の一部)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:遊技領域
22:ヒンジ部
23:球(遊技媒体)
28:普通入賞口
29:中央始動口
30:アウト口
31:中央大入賞口
32:装飾部材
33:通過ゲート
40:役物ユニット(演出部材)
40a:壺役物(移動体)
40b:支持部(加減速手段)
40c:ラック(加減速手段)
40e:プレート部(加減速手段)
40f:ガイド部
40k:穴部
40m:第一モータ(加減速手段)
40n:第二モータ(加減速手段)
40p:突起部(移動支点)
40q:蓋部
40r:ベース部
40s:外周部
40t:第一錘(第一荷重部)
40u:第二錘(第二荷重部)
40v:LED基板
3:枠体(遊技機枠)
4:筐体枠(枠体の一部)
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面(映像表示面)
7c:表示図柄
7d:開口部
7e:開閉役物
9:機枠(枠体の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(枠体の一部)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:遊技領域
22:ヒンジ部
23:球(遊技媒体)
28:普通入賞口
29:中央始動口
30:アウト口
31:中央大入賞口
32:装飾部材
33:通過ゲート
40:役物ユニット(演出部材)
40a:壺役物(移動体)
40b:支持部(加減速手段)
40c:ラック(加減速手段)
40e:プレート部(加減速手段)
40f:ガイド部
40k:穴部
40m:第一モータ(加減速手段)
40n:第二モータ(加減速手段)
40p:突起部(移動支点)
40q:蓋部
40r:ベース部
40s:外周部
40t:第一錘(第一荷重部)
40u:第二錘(第二荷重部)
40v:LED基板
Claims (5)
- 移動支点及び荷重部を有する移動体と、
該移動体の前記移動支点を回転自在に支持して、該移動体を所定方向に加減速させる加減速手段と、を備える演出部材であって、
前記荷重部は、前記所定方向において前記移動支点と重ならないように配置されている、演出部材。 - 前記加減速手段は、前記所定方向及び該所定方向と異なる特定方向に前記移動体を加減速可能に構成されている、請求項1に記載の演出部材。
- 前記加減速手段は、前記移動体を前記所定方向に加減速させつつ前記特定方向に加減速させるように構成されている、請求項1又は請求項2に記載の演出部材。
- 前記荷重部は、第一荷重部と第二荷重部とを有している、請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の演出部材。
- 遊技を実現する遊技装置体と、
遊技装置体を内包する遊技機枠と、を有し、
前記遊技機枠又は前記遊技装置体には、請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の演出部材が設けられている遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241612A JP2010069103A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 演出部材及び遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008241612A JP2010069103A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 演出部材及び遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010069103A true JP2010069103A (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=42201422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008241612A Pending JP2010069103A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 演出部材及び遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010069103A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014117521A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2015112311A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2016067742A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5621431Y2 (ja) * | 1978-06-09 | 1981-05-20 | ||
JPH0168096U (ja) * | 1987-10-24 | 1989-05-01 | ||
JP2003144678A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-20 | Fuji Shoji:Kk | 弾球遊技機 |
-
2008
- 2008-09-19 JP JP2008241612A patent/JP2010069103A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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