JP2010142383A - 遊技役物及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定領域に向けての球の動きに変化をもたせ、所定領域に向けての球の動きに対する遊技者の関心を高めることができる遊技役物及び遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技役物40は、遊技領域を流下する球を所定領域に向けて通過させる通過面40cと、通過面40c上の球23を吸着する吸着手段40eと、通過面40cを駆動する第1駆動手段40dと、吸着手段40eを駆動する第2駆動手段40h、40kと、を備え、通過面40cと吸着手段40eとは異なる方向に移動可能に構成されており、吸着手段40eの移動に基づいて通過面40c上の球23が移動する。
【選択図】図6
【解決手段】遊技役物40は、遊技領域を流下する球を所定領域に向けて通過させる通過面40cと、通過面40c上の球23を吸着する吸着手段40eと、通過面40cを駆動する第1駆動手段40dと、吸着手段40eを駆動する第2駆動手段40h、40kと、を備え、通過面40cと吸着手段40eとは異なる方向に移動可能に構成されており、吸着手段40eの移動に基づいて通過面40c上の球23が移動する。
【選択図】図6
Description
本発明は、遊技役物部材及び遊技機に係り、特に所定領域に向けて球を通過させる遊技役物等に関する。
パチンコ機においては、弾球された球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で球が遊技領域内の遊技釘(ゲージともいう。)や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
遊技者は、パチンコ機において大当りに入賞すると、多くの遊技媒体の払出しを得ることができるため、大当りとなることを期待して遊技を行う。この大当りの態様として、一般的に第1の特別遊技(1種大当り又は図柄変動大当りともいう。)と第2の特別遊技(2種大当り又は役物大当りともいう。)とが存在しており、各大当りを個別に実現可能な1種タイプ及び2種タイプのパチンコ機や、いずれの大当り態様も実現可能な1種2種タイプのパチンコ機が概念できる。
第2の特別遊技は、所定の入賞口への遊技媒体の入賞に基づいて2種大入賞口が所定時間開放することで発生し(第2の特別遊技の第一段階)、2種大入賞口が所定時間開放した際に、2種大入賞口内に流入した遊技媒体が特定の領域を通過するか否かによって第2の特別遊技が継続するか否かを抽選する。遊技媒体が特定の領域を通過すると、第2の特別遊技の継続が確定して、遊技者は多くの遊技媒体の払出しを得ることができる。
第2の特別遊技が継続するか否かの抽選は、例えば2種大入賞口内に配置された抽選部材によって行われる。この抽選部材は、遊技媒体が通過可能な複数の領域を有しており、そのうちいずれの領域を遊技媒体が通過するかによって当否を決定する。この抽選は2種大入賞口に入賞した遊技媒体の物理的な動きによって当否が決まる。
例えば、特許文献1には、2種大入賞口を有するパチンコ機が記載されている。この2種大入賞口内には、2種大入賞口内に流入した球を吸着する磁石を有する第1回転体と、第1回転体の外周表面を覆う第2回転体と、を有する可動役物が設けられている。第1回転体は、軸部を中心に回転可能に構成され、その外周表面に磁石部が配置されている。また、第2回転体の表面には、遊技者に対して視覚的な演出をする表示部が設けられており、第2回転体が回転すると遊技者に対する演出表示が変化するように構成されている。
2種大入賞口内に入球した球は、第2回転体の外周表面に向かって導かれ、球は第1回転体の磁石によって第2回転体上に吸着される。球を吸着した状態で第1回転体が回転すると、球は第2回転体上を移動する。球が所定領域に導かれるか否かは、球が第1回転体に吸着されるタイミングや第1回転体の回転態様によって適宜決定する。また、第1回転体と別個に第2回転体が回転移動して、第2回転体の表示部の変化による演出効果を得ることができる。
しかし、この可動役物は、第1回転体の回転軸と第2回転体の回転軸とが同軸上に配置されており、第1回転体と第2回転体の回転方向も同じ方向である。そのため、第1回転体の移動態様と第2回転体の移動態様とが似たような態様になることがあり、各回転体の動きや、第1回転体の動きに伴う球の動き等が単調になり、遊技者に飽きられやすいおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、所定領域に向けて球を通過させる遊技役物において、所定領域に向けての球の動きに変化をもたせ、所定領域に向けての球の動きに対する遊技者の関心を高めることができる遊技役物及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技役物は、遊技領域を流下する球を所定領域に向けて通過させる通過面と、通過面の裏面側に配置され、該通過面を介して通過面上の球を吸着する吸着手段と、通過面を駆動する第1駆動手段と、通過面に対する吸着手段の配置が変化するように吸着手段を駆動する第2駆動手段と、を備え、第1駆動手段及び第2駆動手段は、通過面と吸着手段とを異なる方向に移動可能に構成されており、吸着手段の移動に基づいて通過面を通過する球が移動するように構成されている。
遊技領域を流下する球は、吸着手段によって吸着され、吸着手段の移動に基づいて通過面で移動可能に構成されている。また、通過面と吸着手段は、各々移動可能に構成されており、吸着手段は、通過面と異なる方向に移動可能である。したがって、通過面の移動方向と吸着手段の移動方向とを異ならせることにより、吸着手段による球の移動方向とその球が通過する面となる通過面との移動方向を異ならせることができ、意外性のある球の動きを実現することができる。球の移動方向とその球が通過する通過面の移動方向とが同じ方向に構成された遊技役物と比較して、移動方向を含む球の移動態様を変化に富んだものとして、球の動きに多様性をもたせ、球の動きに対する遊技者の関心を高めることができる。
ここで吸着手段とは、通過面を介して間接的に通過面上の球を吸着することができるものであればよく、例えば、金属製の球にあっては電磁石、永久磁石を用いることができる。また、第1駆動手段及び第2駆動手段は、通過面及び吸着手段を駆動できるものであればよく、例えば、モータ、ソレノイドを用いることができる。また、第1駆動手段及び第2駆動手段は、一体に設けられていてもよいし、別個に設けられていてもよいし、いずれかの駆動手段が演出可動部材等の他の遊技部品を併せて駆動できるように構成されていてもよい。
通過面は、その表面上に球を通過させることができる面を有し、第1駆動手段によって駆動可能に構成されている。通過面は、第1駆動手段によって移動されることにより、通過面の移動に基づいて通過面上の球が移動するように構成されていてもよいし、通過面の移動に基づいて通過面上の球が移動しないように構成されていてもよい。また、本発明における通過面上を球が通過するとは、球が通過面に接触した状態で通過する構成のみならず、通過面と球との間に通過面を覆うカバー部材を配置した構成等、通過面と球との間に他の部材が設けられ、球が間接的に通過面上を通過する構成も含む概念である。
所定領域とは、通過面を通過する球が流入可能な領域であればよく、種々の構成とすることができる。具体的には、例えば、球が入球することにより第2の特別遊技が継続する2種大入賞口内の特定領域、球が流入することにより景品球払出しの契機となる入賞部、及び球の流入により特別な映像の提供等遊技者にとって有益な演出の契機となる入球部とすることができる。例えば、所定領域への入球を遊技者にとって有利な遊技状態とする契機や有益な演出の契機等、遊技者に対する利益付与の契機とすることにより、遊技者は更に球の動きに興味を抱き、遊技者の関心を更に高めることが可能となる。
また、所定領域は、通過面上に設けられ、球が通過する過程で入球するように配置されていてもよいし、通過面と離間して設けられ、通過面から流出した球が入球するように配置されていてもよい。更に、所定領域は、通過面と一体化して設けられ、通過面の移動に伴って移動するように構成されていてもよいし、通過面と別個に設けられ、通過面の移動により移動しないように構成されていてもよい。
通過面は、軸部を中心として回転可能な回転体の外周表面に設けられており、吸着手段は、回転体の回転方向及び回転体の幅方向に移動可能に構成されていることが望ましい。回転体の外周表面に通過面を設けることにより、回転駆動という簡易な駆動態様によって通過面を移動することができる。また、回転体の外周表面を通過面とすることにより、回転体の内部空間に第2駆動手段等の他の構成部材を配置することができ、遊技役物をコンパクトにすることができる。
更に、回転体の外周表面に通過面を設けることにより、回転体の回転駆動によって、通過面を所定方向に断続的に移動することができる。本発明に係る通過面は、回転体の外周表面において回転移動する構成のみならず、例えば、スライド移動する平面としてもよい。しかし、通過面をスライド移動する構成とすると、通過面を連続して移動するためには、移動した通過面を元の位置に戻すことが必要となり、通過面を往復移動しなければならない。したがって、通過面を所定方向に断続的に移動することは困難である。しかし、回転体の外周表面に通過面を設けることにより、所定方向に回転駆動することによって通過面を元の位置に戻すことができ、通過面を所定方向に断続的に移動することができる。更に、駆動機構を単純な構成として簡素化することができる。
また、吸着手段は、通過面に対する吸着力を変化可能に構成されていてもよい。吸着手段の吸着力を変化させることにより、通過面を通過する球を吸着したり、吸着した球を離したり、吸着する球数を変化させたり、球の吸着態様を異ならせることができる。具体的には、電磁石の吸着手段にあっては、通電する電流量によって磁力を変化することで吸着力を変化させることができる。また、永久磁石の吸着手段にあっては、通過面との距離を変化することで吸着力を変化させることができる。
吸着手段は、球を複数吸着可能に構成されていてもよい。吸着手段が複数の球を吸着可能に構成されていることにより、一度に複数の球を通過面上で通過させることができ、遊技者の興趣を更に高めることができる。なお、複数の球を吸着する構成は、1個の球を吸着可能な吸着手段が設けられ、吸着手段の個数分の球を吸着する構成としてもよいし、1個の吸着手段によって複数個の球を吸着する構成としてもよい。また、複数の球が各々異なる態様で通過面上を移動することにより、球の移動態様を多様化して、遊技者は種々の球の移動態様を楽しむことができ、更に球の動きに対する遊技者の関心を高めることができる。
本発明の他の例示的な側面としての遊技機は、遊技領域が形成される遊技盤と上記に記載の遊技役物とを有し、球の流下による遊技を実現する遊技装置体と、遊技領域が視認可能となるように遊技装置体を保持する枠体と、遊技装置体に対してその前方に一定距離以上離間して配置された前面透明板と、球を遊技領域に向けて発射する発射ユニットと、遊技を制御するとともに、通過面及び吸着手段の移動を制御する遊技制御手段と、を備える。
この遊技機によれば、球の流下による遊技を制御する遊技制御手段によって吸着手段及び通過面の移動を制御することができ、通過面及び吸着手段を複雑な態様で移動することが可能である。更に、遊技制御手段によって、遊技装置体における球の流下遊技に基づく遊技状態(例えば、遊技装置体に設けられたゲートに球が通過したこと。)や、球の流下遊技の遊技結果に基づく制御による遊技状態(例えば、遊技装置体に設けられた入球口への球の入球を契機とする抽選手段の抽選結果。)等、種々の遊技状態に応じて、通過面及び吸着手段の移動方向や、通過面及び吸着手段の移動量や、通過面及び吸着手段の移動速度等、通過面及び吸着手段の移動態様を適宜変更することができる。したがって、通過面及び吸着手段を遊技状態に応じて効果的に移動するとともに、この移動に伴って通過面上の球を移動することができ、遊技状態と関係なく球等が移動する遊技機と比べて、更に遊技者の球の動きに対する関心を高めることが可能となる。
ここで、遊技状態とは、遊技装置体によって実現される遊技におけるあらゆる状態を含むものであり、例えば、抽選手段による抽選が大当りとなることにより特別遊技を実行する遊技機における抽選手段による抽選に関する状態、遊技の実行に対応する演出に関する状態を含む概念である。
抽選手段による抽選に関する具体的な状態としては、抽選手段の抽選結果が大当りとなることにより実行される特別遊技が実行された状態(特別遊技状態)や、抽選手段による抽選の確率が高い状態(確率変動状態)又は低い状態(通常確率状態)や、抽選手段による抽選の確率が高い状態であるが、その高い状態であることを遊技者に報知しない状態(潜伏確率変動状態)や、抽選手段の抽選の契機となる入球口に球が入り易い状態(開放延長状態)、抽選手段による抽選時間を短縮した状態(時間短縮状態)を例示できる。
また、遊技の実行に対応する演出に関する状態とは、抽選手段による抽選結果に対応して演出表示を行う遊技機において、抽選手段による複数の抽選遊技にまたがって特定の演出を行う演出モードの状態や、抽選手段による抽選遊技に対応した演出パターンの状態(大当りとなる信頼度が高い演出パターン、信頼度が低い演出パターン)を例示できる。
遊技状態に応じて通過面及び吸着手段の移動を制御することにより、例えば特別遊技状態において通過面上に球を移動させたり、信頼度の高い演出パターンの場合に通過面の移動速度を変化させたりして、遊技状態に連動させて通過面、吸着手段、及び通過面を通過する球の移動態様を適宜選択して実行することができる。遊技状態と球等の移動態様とを連動することにより、球の移動等による効果的な演出効果を発揮することができる。
より具体的な構成としては、例えば1種タイプのパチンコ機における第1の特別遊技の抽選の契機となる始動口内の遊技役物にあっては、始動口に入球した球を通過面に沿って移動させ、第1特別遊技の抽選結果が大当りの場合に所定領域に球を導くように吸着部材を移動する。一方、通過面の表面には、大当りの期待を高める絵柄と期待を喪失させる絵柄とを予め設けておき、抽選結果に応じて遊技者に視認させる絵柄を変更するように構成することができる。この構成によれば、吸着部材の移動に基づいて球を移動して、通過面の移動に基づいて演出態様を変化させることができ、演出の幅を広げることができる。
また、2種タイプのパチンコ機における第2の特別遊技の抽選を行う2種大入賞口内の遊技役物にあっては、2種大入賞口内に入球した球を通過面に沿って移動させ、所定領域に球が入球することにより大当りとする。吸着手段を一定周期で規則的に移動させ、タイミング良く球が移動すると所定領域に導かれ、タイミングが悪いと所定領域に導かれないように構成する。そして、通過面は、所定領域に球が導かれやすいか否かに基づいて演出表示をする。
このような遊技媒体がいずれかの領域を通過するかによって抽選を行う抽選部材に遊技役物を適用することにより、遊技媒体の動きによって抽選結果が定まるため、遊技媒体の挙動に遊技者の関心をひきつけることができる。また、遊技媒体の物理的な動きによって抽選結果を決定しており、抽選結果の決定は偶発性により人為的な操作ができない。したがって、遊技者に公平な遊技を提供することができ、遊技者は安心して遊技を行うことができる。
また、遊技役物をスロットマシンに適用した構成としては、複数の絵柄を表示した通過面を回転体の外周表面に配置し、この回転体を複数並べて設けて、回転体をリールとして用いる構成を例示できる。回転体を回転駆動することにより、通過面の表示態様を変化させ、絵柄の組合せによる遊技を実現することができる。更に、通過面の絵柄の組合せによる遊技と、通過面を通過する球の動きによる遊技と、を組み合わせることにより、多彩な遊技パターンを遊技者に提供することができる。また、回転体の外周表面に通過面を配置することにより、回転体の内部空間に可動役物等他の遊技部品を配置することができ、回転体の内部空間を有効活用することができる。
遊技役物は、遊技装置体に取り付けられる構成であればよく、遊技装置体に対して直接装着される構成であってもよいし、遊技装置体又は遊技機枠との間に部材が配置され、遊技装置体又は遊技機枠に対して間接的に装着される構成であってもよい。
また、遊技機枠とは、遊技装置体を内包する枠部材又は枠部材の集合体であって、遊技装置体の側方や前方を囲むためのものである。例えば、遊技機がパチンコ遊技機である場合には、遊技装置体としての遊技盤を内包する筐体枠、機枠又は前面枠若しくはこれらの組合せ等が遊技機枠に該当し、遊技機がスロットマシンである場合には、遊技装置体としてのリール(回胴装置)を内包するキャビネット(筐体枠及び/又は前面枠)が遊技機枠に該当する。もちろん、パチンコ遊技機やスロットマシン以外の遊技機においても、それら遊技機における遊技を実現する遊技装置体(例えば、コインゲーム機における遊技盤やアーケードマシンにおけるゲーム画像表示装置等)を内包する枠部材等がこの遊技機枠に該当する。
遊技制御手段は、所定領域へ球が導かれることにより、遊技者に対して利益を付与する遊技を実行してもよい。遊技者は、通過面を通過する球が所定領域に球が導かれることにより、利益を受けることができるため、球が所定領域に入球するか否かのドキドキ感やワクワク感をもちつつ、球の動きを楽しむことができ、更に球の移動態様に遊技者の関心を高めることができる。
なお、所定領域へ球が導かれることによる遊技者への利益付与は、遊技媒体の払出し、遊技に関する有利な情報等遊技に影響を与える利益付与に限られず、映像、音楽等の演出の提供、及びホールにおける飲食の提供等、遊技に影響を与えない利益付与も含む概念である。
また、遊技機は、通過面を通過する球を検出する検出手段を更に備え、遊技制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて、遊技者に対する演出及び吸着部材の移動のうち少なくともいずれか一方を制御するように構成されていてもよい。
検出手段を備えることにより、通過面上を球が通過しているか否かを把握することができ、通過面上を球が通過しているか否かによって遊技者に対する演出態様等を適宜変化することができる。例えば、遊技者に視認させる演出部として複数の絵柄を通過面に設けた遊技役物においては、通過面上を球が通過していることを検出した場合には、所定領域に向かって球が通過する様子を応援するような絵柄を表示して遊技者の期待感を高める演出を行う。一方、通過面上を球が通過していることを検出しない場合には、次回を期待させるような絵柄を表示する。このように検出手段の検出結果に基づいて、通過面による演出を変化することにより、球の動き等遊技状態に応じた演出を実行することができる。なお、検出手段の検出結果によって制御する演出は、通過面による演出のみならず、音声による演出や、画像表示装置等の他の表示部による演出を含むものである。
また、例えば、検出手段が球の通過を一定時間検出しない場合等所定の契機に、吸着手段を移動して強制的に球を吸着するように構成してもよい。このように検出手段の検出結果に基づいて、吸着手段を移動して球を吸着することにより、所定の契機に球を所定領域に向けて通過させ、遊技者は飽きることなく遊技を楽しむことができる。更に、他の構成として、所定球数より多くの球が通過面上を通過している場合等所定の契機に、吸着部材の吸着力を弱くして通過面上を通過する球を落下するように構成してもよい。
このように検出手段の検出結果に基づいて、吸着手段の移動や遊技者に対する演出を制御することにより、遊技状態や他の演出と吸着手段の移動とを関連付けて、吸着手段の移動やこの移動による球の移動等を効果的に実行することができる。よって全体として統一感があり、かつ複雑な演出態様や遊技態様を遊技者に提供することが可能となる。
加えて、通過面上の球を検出することにより、検出手段の検出結果に基づいて吸着手段の異常を検出することができる。例えば、通過面に球を供給しているが、通過面上を通過する球が検出されない場合に、吸着手段が壊れている場合が考えられる。このように吸着手段の異常を検出した場合に、遊技制御手段は、吸着手段の停止制御を実行するとともに、遊技者又はホールに対してエラー報知を行うように構成してもよい。このように異常を判定した場合にエラー報知を行うことにより、遊技者に対して注意を促すことができるとともに、ホールに不具合の発生を早急に報知して更なる不具合の発生を未然に防止することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明に係る遊技役物及び遊技機は、吸着手段による球の移動方向とその球が通過する面となる通過面との移動方向を異ならせることができ、意外性のある球の動きを実現することができる。球の移動方向とその球が通過する通過面の移動方向とが同じ方向に構成された遊技役物と比較して、移動方向を含む球の移動態様を変化に富んだものとして、球の動きに多様性をもたせ、球の動きに対する遊技者の関心を高めることができる。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図である。このパチンコ機2は、遊技機枠(枠体)3、遊技盤ユニット5、前面ガラス(前面透明板)10、発射ユニット(不図示)、貯留皿14を有している。発射ユニットは、1個ずつ球23を遊技盤ユニット5に構成される遊技領域16に向けて発射可能である。
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図である。このパチンコ機2は、遊技機枠(枠体)3、遊技盤ユニット5、前面ガラス(前面透明板)10、発射ユニット(不図示)、貯留皿14を有している。発射ユニットは、1個ずつ球23を遊技盤ユニット5に構成される遊技領域16に向けて発射可能である。
パチンコ機は、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態においては、デジパチ遊技(1種遊技、図柄変動遊技ともいう。)とハネモノ遊技(2種遊技、役物遊技ともいう。)の両方の遊技を実現するいわゆる1種2種タイプのパチンコ機について例示説明する。なお、図柄変動遊技及び役物遊技については後述する。
パチンコ機2の遊技機枠3は、後述する遊技盤ユニット5を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。遊技機枠3の内部には、遊技盤ユニット5の他にも各種電子基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、遊技機枠3によって周囲側面及び前面又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部への不正アクセスが防止されるようになっている。
例えば、パチンコ機2の周囲を囲む筐体枠4、その内側にヒンジ部(揺動支持部)22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤ユニット5を保持する機枠9、機枠9の前方にヒンジ部22によって前方開閉可能に揺動支持されて前面ガラス10とその周囲を装飾する装飾部材32とを保持する装飾枠12とを有して遊技機枠3が構成される。なお、前面ガラス10は、遊技機枠3内部に保持された遊技盤(遊技装置体)6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成されて装飾枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
貯留皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態においては上皿14aと下皿14bとを有している。上皿14aは、球排出ボタン14cを有して遊技盤6の下方、すなわち装飾枠12の下方部分に配置され、下皿14bは、その上皿14aの更に下方に配置されている。
発射ユニットは、球供給装置(不図示)によって貯留皿14の一部としての上皿14aから発射位置に送り出された球23を遊技領域16の上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
遊技盤ユニット5は、表面側の略中央にセンター役物7が配置された遊技盤6と、そのセンター役物7の一部に配置された2種大入賞口(第2の大入賞口)8とを有しており、その遊技盤6には多数のゲージ(遊技釘)27も配置されている。
遊技盤6は、その表面側に球23の流下による遊技を実現するための遊技領域16を構成するための盤状部材であり、遊技盤6を前方から遊技者にとって視認可能となるように遊技機枠3(本実施の形態においては、遊技機枠3の一部としての機枠9。)に保持されている。その遊技盤6の表面には略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられており、レール飾り26の内周面(内側面)26aが遊技盤に対して立設するように配置されている。そして、レール飾り26の内側面26aによって画定され、内側面26aに面した略円形状の領域が遊技領域16となっている。
ゲージ27は、遊技領域16を流下する球23と衝突してその流下方向を変更させる流下変更部材であり、多数が遊技領域16内に配置されている。また、遊技領域16には、普通入賞口28、中央始動口(第1の始動口及び第2の始動口)29、中央大入賞口(第1の大入賞口)31、2種大入賞口8等の入球部材及びアウト口30が配置されている。更に、遊技領域16には、通過ゲート33、風車34等が配置されており、流下する球23が各入球部材に流入したり、通過ゲート33を通過したり、風車34を回転させたりすることによって、球23による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
センター役物7は、図柄変動遊技(1種遊技)や役物遊技(2種遊技)を実現するものである。センター役物7の中央部には、図柄表示装置7aが配置されるとともに、この図柄表示装置7aの表示画面(映像表示面)7bを露出させるための表示開口部7dが形成されている。センター役物7の表示開口部7dの下方には、球23が転動可能なステージ7eと、2種大入賞口8と、が設けられている。ステージ7eは、2種大入賞口8より手前側(遊技者から近い側)に配置されている。ステージ7eと2種大入賞口8との間には、各領域を区画するための透明なプレート部材21が設けられている。2種大入賞口8内には、遊技役物としての回転役物40が設けられている。2種大入賞口について詳細は後述する。
図柄表示装置7aは、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技者が遊技盤6の前面側から視認可能となるように配置され、その表示画面7b上に映像表示を行うものである。この表示画面7b上には、例えば、3桁の数字又は文字等により構成される表示図柄7cが回転又は停止するように映像として表示される。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示画面7b上に表示されるようになっている。
センター役物7は、遊技領域16の略中央に位置しており、その上部右側の一部が球通路37の下側壁面を構成している。そして、発射された球23の勢いが比較的強く球通路37を通過すると、センター役物7の右側部分の遊技領域である右側領域16bへと至ることができるようになっている。
次いで、回転役物40が設けられた2種大入賞口について詳細に説明する。図2は、2種大入賞口部分を拡大した拡大正面図である。図2においては、2種大入賞口8の説明のためにプレート部材21等一部を省略している。2種大入賞口8は、球23を入球可能に開口された流入口8aと、流入口8aの流入可能な状態と流入不可能な状態を実現する羽根部材(開閉部材)8bと、流入口8aから流入した球23が導かれる水平通路8dと、水平通路8dを通過した球が導かれる回転役物40と、回転役物40を通過した球が入球可能な所定領域としてのV入球口35と、を有する。2種大入賞口8の流入口8aから入球した球23は、正面視にて左下方に球23を導く水平通路8dに流入して、水平通路8dを通過した後に回転役物40の前方に導かれる。
図3は、回転役物40の正面図であり、図4は、図3に示すA−A断面図、図5は、図3に示すB−B断面図である。また、図6は、左上方から見た回転役物40の斜視図である。なお、内部の構成については点線で表示する。回転役物40は、回転体軸部40aを中心に回転可能な回転体40bと、回転体40bの外周表面に設けられた通過面40cと、回転体40bを回転駆動する第1モータ(第1駆動手段)40dと、通過面40cの裏面側に配置され、通過面40c上の球を吸着する磁石部(吸着手段)40eと、磁石部40eが一端に固定されたアーム部40fと、アーム部40fの他端に固定された磁石軸部40gと、磁石部40eを駆動する第2駆動手段と、を備える。
第2駆動手段は、回転体40bの周方向に沿って磁石部40eを回転駆動する第2モータ40hと、回転体40bの幅方向(左右方向)に沿って磁石部40eを水平駆動する第3モータ40kと、を有する。第2モータ40hは、回転体軸部40aと同軸上に配置された磁石軸部40gを回転駆動する。磁石軸部40gには、2本のアーム部40fが固定され、その先端には磁石部40eが固定されている。第2モータ40hが回転駆動することにより、磁石部40eが通過面40cの裏面側に沿って周方向に移動する。
第2モータ40hは、第3モータ40kによって水平駆動される板部40mに載置されており、磁石部40eは、板部40mの水平移動に伴って第2モータ40hと共に水平移動する。第3モータ40kには、ピニオン部40nが連結されている。回転役物40は、ピニオン部40nと噛み合うラック部40pを有する。第3モータ40kが回転駆動することにより、ピニオン部40n及びラック部40pを介して板部40mが左右方向に移動して、磁石部40eも左右方向に移動する。
磁石部40eは、通過面40cの裏面に沿って、回転体40bの周方向と回転体40bの幅方向(左右方向)に移動可能である。第2モータ40hと第3モータ40kとを組み合わせて磁石部40eを移動することにより、磁石部40eを左右方向に移動しつつ周方向に移動したり、磁石部40eを周方向のみに移動したり、磁石部40eを左右方向のみに移動したりすることができる。水平通路8dを通過した球23は、通過面40cの前方のステージ40rに導かれ、通過面40cの裏面側を移動する磁石部40eによって吸着され、磁石部40eの移動に伴って通過面40c上をV入球口35に向けて通過する。
回転体40bの上方には、V入球口35と外れ入球口36とが左右に隣接して配置されている。左側に配置されたV入球口35に球が入球すると、第2特別遊技が継続するように構成されており、右側に配置された外れ入球口36に球が入球すると、第2特別遊技が終了するように構成されている。この第2特別遊技については後述する。遊技者は、V入球口35に球23が導かれることを期待しつつ、通過面40c上の球23の動きを楽しむ。
通過面40cには、遊技者に対する演出効果を高めるための表示が設けられている。この通過面40cの表示は、V入球口35への入球を期待させる「熱い!」の文字表示と、V入球口35の入球を期待させない「×」の記号表示と、V入球口35へ入球した際に遊技者に視認させる「V」の文字表示と、を有する。図面においては、球23が通過面40cを通過しており、球23がV入球口35に入球する期待度に基づいて球の近くに「×」と「熱い!」の文字が配置されている。この表示は、通過面40cの全体(1周360度)に表示されている。V入球口35へ入球する期待度に応じて、第1モータ40dによって通過面40cが回転されて、遊技者が視認可能な表示が変化するように構成されている。
回転体軸部40aと通過面40cとは、リブ40qによって連結されており、通過面40cは、回転体軸部40aに連結された第1モータ40dによって回転される。第1モータ40dは、回転体40bの右方に配置されており、リブ40qは回転体40b内部の右端部に設けられている。リブ40qを境界として右方に回転体40bの駆動機構が配置され、左方に磁石部40eの駆動機構が配置されている。したがって、磁石部40eの駆動機構と通過面40cの駆動機構とが干渉することを防ぎ、各々独立して移動することができる。
このように、第1モータ40d、第2モータ40h、及び第3モータ40kは、各々独立して駆動可能であり、各モータの駆動態様を組み合わせることにより、通過面40cのみ移動させたり、通過面40cと磁石部40eとを同期させて移動したり、通過面40cと磁石部40eとを反対方向に移動したり、多様なバリエーションで通過面40cと磁石部40eとを移動することができる。更に、磁石部40eは、球23を吸着した状態で移動したり、球23を吸着せずに移動したり、球23を吸着して移動する過程で球23の吸着を解除したり、種々の態様で球を移動することができる。
このように構成された遊技機は、遊技制御手段によって図柄変動遊技等、各遊技制御がなされている。次いで、遊技制御手段によって実現される遊技の流れについて説明する。遊技者が発射ハンドル15を回転操作すると、図示しない発射装置によって遊技領域に向けて球が発射される。発射された球23の勢いが比較的弱く、この球通路37を通過しない場合には、球23はセンター役物7の左側の遊技領域である左側領域16aを流下する。図示しない球発射装置により球23が発射されると、球23はレール飾り26の内周面26aに沿いつつ進行して遊技領域16内の上部に至る。その後、球23は、複数の通過軌跡に沿って移動し、あるものはレール飾り26の内周面26aに沿って右側領域16bに移動し、あるものはゲージ27に衝突しつつ遊技領域16内を下方に流下し、あるものは普通入賞口28に流入して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入球装置にも流入せずに遊技領域16内最下部に位置するアウト口30に流入してアウト球としてパチンコ機2の外部側へと排出される。
図柄変動遊技中に球23が左側領域16aを流下し、中央始動口29の上流入口29aに流入すると、その流入に起因して図柄表示装置7aの表示図柄7cが回転表示(第1の特別遊技の抽選)を開始し、その表示図柄7cが所定の図柄(例えば、「7・7・7」。)で停止表示すれば、図柄変動遊技における大当り(第1の特別遊技。以下、図柄変動大当りという。)が発生する。そして、中央大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の景品球が貯留皿14へと払い出されるようになっている。
一方、球通路37を通過した球23は、右側領域16bを流下し、あるものは通過ゲート33を通過する。その通過ゲート33の通過に起因して状態変更抽選手段(不図示)による抽選が行われ、その抽選結果が当りの場合に、中央始動口29の下流入口29bが一定時間開放する。この中央始動口29の下流入口29bは、閉鎖状態では球23の流入が不可能とされているが、その開放中に流入すると、それに起因して2種大入賞口8が所定時間開放して大当り遊技が発生する(即ち、第2特別遊技の第1段階)。
その開放時間中に、更に後続の球23が2種大入賞口8に入球すると、入球した球23が水平通路8dに流入する。そして、水平通路8dを通過した球は、回転役物40の前方のステージ40rに導かれる。このとき、磁石部40eによって球23が吸着された場合は、球23は磁石部40eに吸着された状態で通過面40c上をV入球口35に向かって移動する。一方、磁石部40eによって球23が吸着されない場合は、球23は回転役物40の前方を左方に通過し、パチンコ機2の外部へ排出される。
磁石部40eは、左右方向に往復運動しつつ回転体40bの周方向に移動する。磁石部40eに吸着された球23は、磁石部40eの移動に伴って左右方向に移動しつつ周方向に移動し、タイミング良くV入球口35に入球したり、V入球口35に隣接する外れ入球口36に入球したりする。各入球口に入球した球は、センサ(図示せず)によって入球が検出され、球排出通路41を通過して、パチンコ機2の外部に排出される。そして、V入球口35に入賞すれば、中央大入賞口31の開放により大当り遊技の継続(即ち、第2特別遊技の第2段階)を楽しむことができるようになっている。
なお、遊技制御手段は、磁石部40eを一定周期で移動するように制御しており、球23が発射されるタイミング等によってV入球口35への入球確率が変化しないように構成されている。このように磁石部40eの移動を制御することにより、遊技者に対して公平な遊技を提供することができ、遊技者は安心して遊技を楽しむことができる。
また、回転役物40は、通過面40c上の球を検出する検出手段としてセンサ42を備えており、遊技制御手段は、通過面40c上を球23が通過しているか否かを検出して、この検出結果に基づいて演出制御を実行する。例えば、通過面40c上を球23が通過したことを検出した場合は、V入球口35への入球の可能性があるため、音声や図柄表示装置7aの画像表示、及び通過面40cの表示等によってV入球口35への入球を期待させる演出を行う。
一方、通過面40c上を球23が通過したことを検出しない場合は、V入球口35への入球の可能性がないため、「残念!次回に期待!」等の遊技者に次回の入賞を期待させる演出を行う。このように、センサ42によって球23の通過を検出し、検出結果に基づいて適宜選択した演出を実行することにより、遊技者に期待感を持続させることができるとともに、回転役物40による第2特別遊技の継続抽選を効果的に実行することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態1を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本実施の形態1では、2種大入賞口8における抽選部材として遊技役物を用いたが、遊技役物を始動入賞ユニットに適用してもよい。具体的には、V入球口35と外れ入球口36とを実施の形態1における上流入口29aと下流入口29bとに設定する。そして、各入球口への入球を契機として図柄抽選の契機や第2特別遊技の発生の契機とすることができる。
また、遊技役物は、予め決定した抽選結果の表示等、遊技者に対する表示手段として用いることができる。具体的には、図柄抽選の結果が大当りの際に、遊技役物によって球をV入球口に導くように磁石部等を駆動制御し、遊技者に大当りを報知する。このように表示手段として用いることにより、画像表示による結果報知と比較して、球の動きによるドキドキ感を遊技者に与えることができ、効果的な結果報知をすることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1は、1個の回転体を有する遊技役物であるが、実施の形態2は、複数の回転体を有する遊技役物50である。図7は、実施の形態2に係る遊技役物50を模式的に示した正面図である。なお、実施の形態2において実施の形態1と同様の構成については同符号を用いて説明を省略する。
実施の形態1は、1個の回転体を有する遊技役物であるが、実施の形態2は、複数の回転体を有する遊技役物50である。図7は、実施の形態2に係る遊技役物50を模式的に示した正面図である。なお、実施の形態2において実施の形態1と同様の構成については同符号を用いて説明を省略する。
遊技役物50は、左右方向に複数隣接して配置された第1回転体50aと、第2回転体50bと、第3回転体50cと、第1軸部を介して第1回転体50aを回転駆動する第1回転体モータ50dと、第2回転体50bを回転駆動する第2回転体モータ50eと、第3軸部を介して第3回転体50cを回転駆動する第3回転体モータ50fと、第1回転体50a、第2回転体50b、及び第3回転体50cの内部空間に配置された吸着部材としての磁石部と、この磁石部の駆動機構と、を備える。磁石部及び駆動機構については、略同様の構成であるため、同符号を用いて説明を省略する。
第1回転体50a、第2回転体50b、及び第3回転体50cの外周表面には、磁石部40eによって吸着された球23が通過する通過面が設けられている。第1回転体モータ50dは、第1回転体50aの左方に配置されており、第1軸部と通過面とを連結する第1リブ50gを介して第1回転体を回転する。第1リブ50gは、第1回転体50aの左端部に配置されている。第3回転体モータ50fは、第3回転体50cの右方に配置されており、第3軸部と通過面とを連結する第3リブ50hを介して第3回転体50cを回転する。第3リブ50hは、第3回転体50cの右端部に配置されている。
第2回転体モータ50eは、第2回転体50bの上下に1個ずつ配置されており、回転駆動するピニオン部50kと連結されている。第2回転体50bの表面には、ピニオン部50kと噛み合うラック部50mが形成されている。第2回転体モータ50eは、ピニオン部50kを回転して、ラック部50mを介して第2回転体50bを回転する。したがって、第2回転体50bは、回転中心となる第2軸部及びリブを備えていない。
このように構成された遊技役物50によれば、第1回転体50aの左端部に設けられた第1リブ50gと、第3回転体50cの右端部に設けられた第3リブ50hと、の間の回転体の内部空間に磁石部40e及びその駆動機構を配置することができる。各回転体の駆動機構を回転体の外側に配置し、磁石部40eの駆動機構を回転体40bの内部に配置することにより、磁石部40eの駆動機構と回転体の駆動機構とが干渉することを防ぎ、各々独立して移動することができる。また、磁石部40e及び球23は、各回転体をまたいで左右方向に移動可能となり、更に球の移動態様を多様化することができる。
このように実施の形態2に係る遊技役物50によっても通過面と球の移動態様を異ならせることができ、多様な球23の動きを提供することができる。また、実施の形態2に係る遊技役物50は、3つの回転体を備え、各回転体を独立して回転駆動できるため、3つの回転体をスロットマシンのリールのように回転制御して、各回転体の表面の絵柄の組合せによる遊技を実現することができる。そして、絵柄の組合せによる遊技と球の動きによる遊技とを併せて実行することにより、更に複雑で遊技者が飽き難い遊技を提供することができる。
[実施の形態3]
次いで、図8に基づいて、実施の形態3に係る遊技役物60について説明する。実施の形態3に係る遊技役物60は、水平移動によって通過面及び吸着部材が移動するように構成されている。図8は、遊技役物60の移動態様を説明するための動作説明図である。遊技役物60は、球を通過させる通過面60aと、通過面60aを覆うカバー部60bと、通過面60aの下方に配置された磁石部60cと、を有する。カバー部60bは、通過面60aの一部を視認可能な窓部60dが形成されている。窓部60dは、透明部材によって形成されており、遊技者は窓部60dを介して通過面60aの一部を視認することができる。通過面60aはカバー部60bによって覆われており、球23はカバー部60b上を通過する。通過面60aは、図示しない歯車機構によってX方向にスライド移動可能に構成されている。
次いで、図8に基づいて、実施の形態3に係る遊技役物60について説明する。実施の形態3に係る遊技役物60は、水平移動によって通過面及び吸着部材が移動するように構成されている。図8は、遊技役物60の移動態様を説明するための動作説明図である。遊技役物60は、球を通過させる通過面60aと、通過面60aを覆うカバー部60bと、通過面60aの下方に配置された磁石部60cと、を有する。カバー部60bは、通過面60aの一部を視認可能な窓部60dが形成されている。窓部60dは、透明部材によって形成されており、遊技者は窓部60dを介して通過面60aの一部を視認することができる。通過面60aはカバー部60bによって覆われており、球23はカバー部60b上を通過する。通過面60aは、図示しない歯車機構によってX方向にスライド移動可能に構成されている。
磁石部60cは、第1モータ(第2駆動手段)60eによって水平方向に移動し、通過面60a上の球23をV入球口35に向けて移動する。また、磁石部60cは、第2モータ(第2駆動手段)60fによって奥行方向に移動して、球を奥行方向に移動可能に構成されている。更に、磁石部60cは、第2モータ60f上に配置されたソレノイド(第2駆動手段)60gによって上下方向に移動可能に構成されている。上下方向に移動することにより、通過面60aと磁石部60cの距離を一定に保ったり、通過面60aと磁石部60cとの距離を変化させたりして、通過面60aを通過する球23に対する磁石部60cの吸着力を変化させることができる。
遊技役物60は、通過面の移動方向と磁石部の移動方向とが平行でなく、交差するように設けられている。したがって、例えば、磁石部60cを上下方向に移動せずに左右方向のみ移動すると、磁石部60cと通過面60aとの距離が大きくなったり、小さくなったりする。このように磁石部60cを上下方向に移動せずに左右方向に移動することにより、通過面60aを通過する球23に対する磁石部60cの吸着力を変化させることができる。また、例えば、磁石部60cを左右方向に移動せずに上下方向のみ移動しても、通過面60aを通過する球23に対する磁石部60cの吸着力を変化させることができる。一方、通過面60aと一定の距離を保つように磁石部60cを上下方向に移動しつつ左右方向に移動することにより、磁石部60cの吸着力を一定に保つことができる。
このように実施の形態3に係る遊技役物60によっても、球の移動態様と通過面の移動態様を異ならせて、多様な球の移動態様を提供することできる。更に、遊技役物60は、磁石部60cと通過面60aとの距離を変更することができるため、通過面60aを通過する球に対する吸着力を変化することができる。また、通過面を覆うカバー部材を設け、カバー部上を球が通過するように構成しているため、通過面の移動による球への摩擦等、通過面の移動に基づく通過面を通過する球への影響を少なくし、磁石部の移動に基づいて球を的確に移動することができる。
2:パチンコ機(遊技機)
3:遊技機枠(枠体)
4:筐体枠(遊技機枠の一部)
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤(遊技装置体)
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面
7c:表示図柄
7d:表示開口部
7e:ステージ
8:2種大入賞口(第2の大入賞口)
8a:流入口
8b:羽根部材(開閉部材)
8d:水平通路
9:機枠(遊技機枠の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(遊技機枠の一部)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:遊技領域
16a:左側領域
16b:右側領域
21:プレート部材
22:ヒンジ部(揺動支持部)
23:球
26:レール飾り
26a:内側面
27:ゲージ(遊技釘)
28:普通入賞口
29:中央始動口
29a:上流入口
29b:下流入口
30:アウト口
31:中央大入賞口(第1の大入賞口)
32:装飾部材
33:通過ゲート
34:風車
35:V入球口(所定領域)
36:外れ入球口
37:球通路
40: 回転役物(遊技役物)
40a:回転体軸部
40b:回転体
40c:通過面
40d:第1モータ(第1駆動手段)
40e:磁石部(吸着手段)
40f:アーム部
40g:磁石軸部
40h:第2モータ(第2駆動手段)
40k:第3モータ(第2駆動手段)
40m:板部
40n:ピニオン部
40p:ラック部
40q:リブ
40r:ステージ
41:球排出通路
42:センサ(検出手段)
50:遊技役物
50a:第1回転体
50b:第2回転体
50c:第3回転体
50d:第1回転体モータ(第1駆動手段)
50e:第2回転体モータ(第1駆動手段)
50f:第3回転体モータ(第1駆動手段)
50g:第1リブ
50h:第3リブ
50k:ピニオン部
50m:ラック部
60:遊技役物
60a:通過面
60b:カバー部
60c:磁石部(吸着手段)
60d:窓部
60e:第1モータ(第2駆動手段)
60f:第2モータ(第2駆動手段)
60g:ソレノイド(第2駆動手段)
3:遊技機枠(枠体)
4:筐体枠(遊技機枠の一部)
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤(遊技装置体)
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面
7c:表示図柄
7d:表示開口部
7e:ステージ
8:2種大入賞口(第2の大入賞口)
8a:流入口
8b:羽根部材(開閉部材)
8d:水平通路
9:機枠(遊技機枠の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(遊技機枠の一部)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:遊技領域
16a:左側領域
16b:右側領域
21:プレート部材
22:ヒンジ部(揺動支持部)
23:球
26:レール飾り
26a:内側面
27:ゲージ(遊技釘)
28:普通入賞口
29:中央始動口
29a:上流入口
29b:下流入口
30:アウト口
31:中央大入賞口(第1の大入賞口)
32:装飾部材
33:通過ゲート
34:風車
35:V入球口(所定領域)
36:外れ入球口
37:球通路
40: 回転役物(遊技役物)
40a:回転体軸部
40b:回転体
40c:通過面
40d:第1モータ(第1駆動手段)
40e:磁石部(吸着手段)
40f:アーム部
40g:磁石軸部
40h:第2モータ(第2駆動手段)
40k:第3モータ(第2駆動手段)
40m:板部
40n:ピニオン部
40p:ラック部
40q:リブ
40r:ステージ
41:球排出通路
42:センサ(検出手段)
50:遊技役物
50a:第1回転体
50b:第2回転体
50c:第3回転体
50d:第1回転体モータ(第1駆動手段)
50e:第2回転体モータ(第1駆動手段)
50f:第3回転体モータ(第1駆動手段)
50g:第1リブ
50h:第3リブ
50k:ピニオン部
50m:ラック部
60:遊技役物
60a:通過面
60b:カバー部
60c:磁石部(吸着手段)
60d:窓部
60e:第1モータ(第2駆動手段)
60f:第2モータ(第2駆動手段)
60g:ソレノイド(第2駆動手段)
Claims (5)
- 遊技領域を流下する球を所定領域に向けて通過させる通過面と、
前記通過面の裏面側に配置され、該通過面を介して該通過面上の球を吸着する吸着手段と、
前記通過面を駆動する第1駆動手段と、
前記通過面に対する前記吸着手段の配置が変化するように該吸着手段を駆動する第2駆動手段と、を備え、
前記第1駆動手段及び第2駆動手段は、前記通過面と前記吸着手段とを異なる方向に移動可能に構成されており、
前記吸着手段の移動に基づいて前記通過面を通過する球が移動する、遊技役物。 - 前記通過面は、軸部を中心として回転可能な回転体の外周表面に設けられており、
前記吸着手段は、前記回転体の回転方向及び回転体の幅方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の遊技役物。 - 前記遊技領域が形成される遊技盤と、請求項1から請求項4に記載の遊技役物と、を有し、球の流下による遊技を実現する遊技装置体と、
前記遊技領域が視認可能となるように前記遊技装置体を保持する枠体と、
前記遊技装置体に対してその前方に一定距離以上離間して配置された前面透明板と、
前記球を前記遊技領域に向けて発射する発射ユニットと、
前記遊技を制御するとともに、前記通過面及び前記吸着手段の移動を制御する遊技制御手段と、を備える遊技機。 - 前記遊技制御手段は、前記所定領域へ球が導かれることにより、遊技者に対して利益を付与する遊技を実行する、請求項3に記載の遊技機。
- 前記通過面を通過する前記球を検出する検出手段を更に備え、
前記遊技制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、遊技者に対する演出及び前記吸着部材の移動のうち少なくともいずれか一方を制御する、請求項3又は請求項4に記載の遊技機。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008321719A JP2010142383A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 遊技役物及び遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008321719A JP2010142383A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 遊技役物及び遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010142383A true JP2010142383A (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=42563433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008321719A Withdrawn JP2010142383A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 遊技役物及び遊技機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010142383A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012115453A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
-
2008
- 2008-12-18 JP JP2008321719A patent/JP2010142383A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012115453A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |