JP2010066051A - プローブユニットおよび検査装置 - Google Patents

プローブユニットおよび検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010066051A
JP2010066051A JP2008230800A JP2008230800A JP2010066051A JP 2010066051 A JP2010066051 A JP 2010066051A JP 2008230800 A JP2008230800 A JP 2008230800A JP 2008230800 A JP2008230800 A JP 2008230800A JP 2010066051 A JP2010066051 A JP 2010066051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding plate
probe
holding
insertion hole
probe unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008230800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5179301B2 (ja
Inventor
Shinji Ogiwara
伸治 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2008230800A priority Critical patent/JP5179301B2/ja
Publication of JP2010066051A publication Critical patent/JP2010066051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5179301B2 publication Critical patent/JP5179301B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Abstract

【課題】プローブ間のピッチの狭小化を実現する。
【解決手段】複数のプローブ11を保持する保持部12を備え、保持部12は、挿通孔41が形成された保持板31と、挿通孔42が形成されて保持板31に平行な第1の向きにスライド可能に配設された保持板32と、挿通孔43が形成されて第1の向きとは逆向きの第2の向きにスライド可能に保持板31と保持板32との間に配設された保持板33とを備え、互いに隣接する一対のプローブ11は、各先端部11a側が一対の挿通孔41に個別に挿通させられると共に各基端部11b側が1つの挿通孔42および1つの挿通孔43に挿通させられた状態において、各保持板32,33が第1の向きおよび第2の向きにそれぞれスライドさせられることによって各先端部11aのピッチが挿通孔41のピッチよりも狭くなるように弾性変形させられた状態で保持されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のプローブを備えたプローブユニット、およびそのプローブユニットを備えて検査対象体に対する電気的検査を実行可能に構成された検査装置に関するものである。
この種のプローブユニットとして、特開2000−292439号公報に開示されたプローブユニット(垂直作動型プローブユニット)が知られている。このプローブユニットは、中央部に座屈部を有する複数のプローブと、各プローブが接続される配線パターンが形成された基板と、複数の貫通孔がそれぞれ形成された上側保持基板および下側保持基板を備えたプローブ保持部材とを備えて構成されている。この場合、このプローブユニットでは、各プローブが、上側保持基板の貫通孔および下側保持基板の貫通孔に貫通させられた状態で保持(固定)されている。
特開2000−292439号公報(第3頁、第2図)
ところが、上記のプローブユニットを含む従来のこの種のプローブユニットには、解決すべき以下の課題がある。すなわち、従来のこの種のプローブユニットでは、上側保持基板および下側保持基板にそれぞれ形成された各貫通孔に各プローブの基端部側および先端部側を貫通せることで、プローブを保持している。この場合、この種のプローブユニットでは、導体パターンの配置に合わせてプローブを配置する必要があるため、近年の導体パターンの微細化および峡ピッチ化に伴って隣接するプローブ間のピッチ、つまり隣接する貫通孔間のピッチも狭小化している。しかしながら、工作機械によって保持基板に貫通孔を形成する際の貫通孔のピッチの狭小化には限界があり、この限界を超えるような狭ピッチでの貫通孔の形成は困難である。このため、従来のプローブユニットでは、プローブ間のピッチのさらなる狭小化が困難となっており、この点を解決し得る新たなプローブユニットの開発が望まれている。
本発明は、かかる解決すべき課題に鑑みてなされたものであり、プローブ間のピッチの狭小化を実現し得るプローブユニットおよび検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のプローブユニットは、弾性変形可能な複数のプローブと、当該各プローブを保持する保持部とを備えたプローブユニットであって、前記保持部は、前記各プローブの各々の先端部側を挿通させる第1挿通孔が形成された第1保持板と、前記各プローブの各々の基端部側を挿通させる第2挿通孔が形成されると共に前記第1保持板に平行な第1の向きにスライド可能に当該第1保持板に対向するように配設された第2保持板と、前記各基端部側を挿通させる第3挿通孔が形成されると共に前記第1保持板と前記第2保持板との間において前記第1の向きとは逆向きの第2の向きにスライド可能に当該第1保持板に対向するように配設された第3保持板とを備え、互いに隣接する一対の前記プローブは、各々の前記先端部側が一対の前記第1挿通孔に個別に挿通させられると共に各々の前記基端部側が1つの前記第2挿通孔および1つの前記第3挿通孔に挿通させられた状態において、前記第2保持板および前記第3保持板が前記第1の向きおよび前記第2の向きにそれぞれスライドさせられることによって当該各先端部のピッチが当該一対の第1挿通孔のピッチよりも狭くなるように弾性変形させられた状態で前記保持部によって保持されている。
また、請求項2記載のプローブユニットは、請求項1記載のプローブユニットにおいて、前記保持部は、前記第2保持板および前記第3保持板がスライドさせられる前の状態において前記各プローブを非変形状態で挿通可能な位置に前記各挿通孔が位置するように構成されている。
また、請求項3記載のプローブユニットは、請求項1または2記載のプローブユニットにおいて、前記保持部は、スライドさせられた前記第2保持板および前記第3保持板をその位置に固定可能な固定部を備えている。
また、請求項4記載の検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載のプローブユニットと、検査対象体に接触させた当該プローブユニットを介して入力した電気信号に基づいて当該検査対象体に対する電気的検査を実行する検査部とを備えている。
請求項1記載のプローブユニットでは、第1の向きにスライド可能に配設された第2保持板と第2の向きにスライド可能に配設された第3保持板とを備えて保持部が構成され、互いに隣接する一対のプローブの各々の各先端部側が第1保持板の一対の第1挿通孔に個別に挿通させられると共に各々の基端部側が第2保持板の1つの第2挿通孔および第3保持板の1つの挿通孔にまとめて挿通させられている。このため、このプローブユニットでは、第2保持板および第3保持板を第1の向きおよび第2の向きにそれぞれスライドさせることで、各先端部のピッチが各第1挿通孔のピッチよりも狭ピッチとなるように各プローブを弾性変形させることができる。この結果、このプローブユニットでは、工作機械によって第1挿通孔を形成する際に可能な第1挿通孔間の最小のピッチよりも、先端部のピッチをさらに狭小化することができる。したがって、このプローブユニットによれば、従来の回路基板よりもさらに狭ピッチの導体パターンを有する回路基板を確実に検査することができる。
また、請求項2記載のプローブユニットによれば、第2保持板および第3保持板がスライドさせられる前の状態において各プローブを非変形状態で挿通可能な位置に各挿通孔が位置するように保持部を構成したことにより、プローブユニットの組立てに際して、プローブを各挿通孔に容易に挿通させることができるため、数多くのプローブを保持部にセットする作業を効率的に行うことができる。
また、請求項3記載のプローブユニットによれば、スライドさせられた第2保持板および第3保持板をその位置に固定可能な固定部を備えて保持部を構成したことにより、両保持板をスライドさせることによって弾性変形させたプローブをその状態でその位置に確実に維持することができる。
また、請求項4記載の検査装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のプローブユニットを備えたことにより、上記した各プローブユニットが有する効果と同様の効果を実現することができる。
以下、本発明に係るプローブユニットおよび検査装置の最良の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、図1に示す回路基板検査装置1の構成について説明する。回路基板検査装置1は、本発明に係る検査装置の一例であって、例えば、回路基板100(本発明における検査対象体の一例)に対する所定の電気的検査を実行可能に構成されている。具体的には、回路基板検査装置1は、同図に示すように、プローブユニット2、移動機構3、基板保持部4、検査部5および制御部6を備えて構成されている。
プローブユニット2は、図2に示すように、複数のプローブ11、保持部12および電極板13(図3参照)を備えて構成されている。プローブ11は、本発明に係るプローブの一例であって、図5に示すように、先端部11aが鋭利に形成されて直径が50μmの針状(円柱状)に構成されている。また、プローブ11は、導電性を有する金属材料(一例として、ベリリウム銅合金、SKH(高速度工具鋼)およびタングステン鋼など)によって弾性変形可能に構成されている。また、プローブ11における先端部11aおよび基端部11bを除く部分には、絶縁性を有するコーティング材料(一例として、テフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリエステルおよびポリイミドなど)を用いたコーティング処理が施されている。なお、上記した図2,3,5および後述する図4,6〜8では、発明の理解を容易とするため、各構成要素の寸法を実際とは異なる寸法で図示している。
保持部12は、図2に示すように、2枚の側板21、および4枚の保持板31〜34を備えて構成されている。側板21は、非導電性を有する樹脂材料等によって矩形の板状に形成されている。また、側板21には、同図に示すように、保持板32,33をスライド可能に支持するための段部21aが形成されている。また、側板21の段部21aには、図3,4に示すように、固定ピン61を挿通可能な挿入孔51a,51bが形成されている。
保持板31は、本発明における第1保持板に相当し、非導電性を有する樹脂材料等によって矩形の板状に形成されている。また、保持板31は、図2に示すように、各側板21の一端部(同図における下端部)にその両側部が固定されている。さらに、保持板31には、図3に示すように、プローブ11の先端部11a側を挿通させるための複数の挿通孔41(本発明における第1挿通孔)が形成されている。この場合、このプローブユニット2では、一例として、挿通孔41の直径が60μmに規定され、隣り合う一対の挿通孔41間の最小のピッチ(両挿通孔41における各々の中心間の最短の長さ)が70μmに規定されている。
保持板32は、本発明における第2保持板に相当し、非導電性を有する樹脂材料等によって矩形の板状に形成されている。また、保持板32は、図2に示すように、保持板33を介して各側板21の段部21aにその両側部が支持されることにより、保持板31に対向するようにして(保持板31に平行となるように)配設されると共に、保持板31に平行な第1の向き(図6に示す矢印Aの向き)にスライドすることが可能となっている。また、保持板32には、図3に示すように、プローブ11の基端部11b側を挿通させるための複数の挿通孔42(本発明における第2挿通孔)が形成されている。この場合、このプローブユニット2では、挿通孔42が、2本のプローブ11の基端部11b側をまとめて挿通可能な大きさ(一例として、直径が110μm)に規定されている。また、保持板32には、図3,4に示すように、固定ピン61を挿通可能な挿入孔52a,52bが両側部にそれぞれ形成されている。
保持板33は、本発明における第3保持板に相当し、非導電性を有する樹脂材料等によって矩形の板状に形成されている。また、保持板33は、図2に示すように、各側板21の段部21aにその両側部が支持されることにより、保持板31に対向するようにして(保持板31に平行となるように)保持板31と保持板32との間に配設されると共に、上記した第1の向きとは逆向きの第2の向き(図7に示す矢印Bの向き)にスライドすることが可能となっている。また、保持板33には、図3に示すように、プローブ11の基端部11b側を挿通させるための複数の挿通孔43(本発明における第3挿通孔)が形成されている。この場合、挿通孔43の直径は、例えば挿通孔42と同じ直径(この例では、110μm)に規定されている。また、保持板33には、図3,4に示すように、固定ピン61を挿通可能な挿入孔53a,53bが両側部にそれぞれ形成されている。
保持板34は、非導電性を有する樹脂材料等によって矩形の板状に形成されている。また、保持板34には、図3に示すように、プローブ11の基端部11b側を挿通させるための複数の挿通孔44が形成されている。この場合、各挿通孔44の直径は、例えば保持板31の各挿通孔41と同じ直径(この例では、60μm)に規定されている。また、各挿通孔44は、保持板31の各挿通孔41と同じ配置パターンで形成されている。また、保持板34は、図2に示すように、保持板31に対して平行に対向し、かつ挿通孔44および挿通孔41における各々の中心が直線上に位置するようにしてその両側部が各側板21の他端部(同図における上端部)に固定されている。
この場合、このプローブユニット2は、図4,5に示すように、上記した第1の向きおよび第2の向きにそれぞれスライドさせる前の位置(以下、この位置を「初期位置」ともいう)に保持板32および保持板33がそれぞれ位置している状態において、プローブ11を非変形状態(真っ直ぐな状態)で挿通可能な位置に各挿通孔41〜44が位置するように構成されている。また、このプローブユニット2では、図4に示すように、保持板32および保持板33が初期位置に位置している状態において、側板21の挿入孔51a、保持板32の挿入孔52a、および保持板33の挿入孔53aにおける各々の中心が直線上に位置するように各挿入孔51a,52a,53aの形成位置が規定されている。このため、同図に示すように、保持板32,33を初期位置に位置させて、各挿入孔51a,52a,53aに固定ピン61を挿入することにより、保持板32,33を初期位置に固定することが可能となっている。さらに、このプローブユニット2では、図2に示すように、上記した第1の向きおよび第2の向きにそれぞれスライドさせた位置(以下、この位置を「スライド位置」ともいう)に保持板32および保持板33がそれぞれ位置している状態において、側板21の挿入孔51b、保持板32の挿入孔52b、および保持板33の挿入孔53bにおける各々の中心が直線上に位置するように各挿入孔51b,52b,53bの形成位置が規定されている。このため、図3に示すように、保持板32,33をスライド位置に位置させて、各挿入孔51b,52b,53bに固定ピン61を挿入することにより、保持板32,33をスライド位置に固定することが可能となっている。なお、各挿入孔51b,52b,53bおよび固定ピン61によって本発明における固定部が構成される。
電極板13は、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されて、図3に示すように、保持部12における保持板34の一面側(同図における上側)に取り付けられている。また、電極板13には、各プローブ11の基端部11bにそれぞれ接触する複数の電極13aが嵌め込まれており、各電極13aには、プローブ11と検査部5とを電気的に接続するためのケーブル13bがそれぞれ接続されている。
移動機構3は、制御部6の制御に従い、基板保持部4に対して接離する方向にプローブユニット2を移動させる。基板保持部4は、回路基板100を保持可能に構成されている。検査部5は、制御部6の制御に従い、プローブユニット2のプローブ11を介して入力した電気信号に基づいて回路基板100に対する所定の電気的検査(例えば、断線検査や短絡検査)を実行する。制御部6は、移動機構3および検査部5を制御する。
次に、プローブユニット2の組立て方法について、図面を参照して説明する。
まず、図4に示すように、保持部12の保持板32および保持板33を初期位置に位置させた状態で、側板21の挿入孔51a、保持板32の挿入孔52a、および保持板33の挿入孔53aに固定ピン61を挿入することによって保持板32,33を初期位置に固定する。次いで、プローブ11を保持部12にセットする。具体的には、同図および図5に示すように、プローブ11を挿通孔44,42,43,41にこの順序で挿通させて、先端部11aを保持板31の外側(図5における下側)に突出させる。この場合、このプローブユニット2では、保持板32および保持板33が初期位置にそれぞれ位置している状態では、プローブ11を真っ直ぐな状態で挿通可能な位置に各挿通孔41〜34が位置している。このため、プローブ11を各挿通孔44,42,43,41に容易に挿通させることが可能な結果、数多くのプローブ11を保持部12にセットする作業を効率的に行うことが可能となっている。
続いて、すべてのプローブ11を保持部12にセットした後に、固定ピン61を挿入孔51a,52a,53aから引き抜く。次いで、図6に示すように、保持板32を矢印Aの向き(第1の向きに)にスライドさせてスライド位置に位置させる。この際に、保持板32の挿通孔42に挿通されている一対のプローブ11における一方(矢印Aの向きにおいて手前側に位置するプローブ11:同図における左側のプローブ11)の基端部11b側が挿通孔42の内面によって矢印Aの向きに押圧される。この結果、そのプローブ11が隣接する他方のプローブ11(矢印Aの向きにおいて奥側に位置するプローブ11:同図における右側のプローブ11)側に弾性変形(湾曲)させられて、保持板31の挿通孔41に挿通されているそのプローブ11の先端部11aが隣接する他方のプローブ11の先端部11a側(挿通孔42の内面における他方のプローブ11側)に押し付けられる。
続いて、図7に示すように、保持板33を矢印Bの向き(第2の向きに)にスライドさせてスライド位置に位置させる。この際に、保持板33の挿通孔43に挿通されている一対のプローブ11における他方(矢印Bの向きにおいて手前側に位置するプローブ11:同図における右側のプローブ11)の基端部11bが挿通孔43の内面によって矢印Bの向きに押圧される。この結果、そのプローブ11が隣接する一方のプローブ11(矢印Bの向きにおいて奥側に位置するプローブ11:同図における左側のプローブ11)側に弾性変形(湾曲)させられて、保持板31の挿通孔41に挿通されているそのプローブ11の先端部11aが隣接する一方のプローブ11の先端部11a側(挿通孔42の内面における一方のプローブ11側)に押し付けられる。
次いで、図3に示すように、保持板32および保持板33をスライド位置に位置させた状態で、側板21の挿入孔51b、保持板32の挿入孔52b、および保持板33の挿入孔53bに固定ピン61を挿入することによって保持板32,33をスライド位置に固定する。続いて、同図に示すように、保持板34の一面側(同図における上側)に電極板13を取り付ける。以上によりプローブユニット2の組立てが完了する。
この場合、このプローブユニット2では、一対のプローブ11における各々の先端部11aが上記したようにそれぞれ押し付けられることにより、図3に示すように、各先端部11aが互いに近接する。このため、各先端部11aが挿通されている一対の挿通孔41のピッチよりも各先端部11aのピッチを狭小化する(この例では、各先端部11aのピッチを60μmとする)ことが可能となっている。なお、プローブユニット2に備えられている全てのプローブ11における先端部11aのピッチが狭小化されている必要はなく、必要とされる部位のプローブ11(各プローブ11のうちの一部)のみが狭小化されていればよい。
次に、回路基板検査装置1を用いて回路基板100に対する電気的検査を行う方法について、図面を参照して説明する。
まず、基板保持部4に回路基板100を固定する。次いで、回路基板検査装置1を作動させる。この際に、制御部6が、移動機構3を制御することにより、図8に示すように、回路基板100に対して近接する向きにプローブユニット2を移動させる。続いて、制御部6は、プローブユニット2の各プローブ11における先端部11aが回路基板100の導体パターン(図示せず)に接触した位置から所定距離だけプローブユニット2を更に移動させる。この場合、このプローブユニット2では、プローブ11が事前に弾性変形(湾曲)させられている。このため、同図に示すように、プローブユニット2の移動に伴ってプローブ11の先端部11aが保持板31側に移動させられたときに、プローブ11の湾曲量が増加すると共に、湾曲量の増加に起因する弾性力によって先端部11aが回路基板100の導体パターンに確実に接触する。また、プローブ11の湾曲量の増加に起因する弾性力により、基端部11bも電極板13の電極13aに確実に接触する。
次いで、検査部5が、制御部6の制御に従い、プローブ11を介して入力した電気信号に基づいて回路基板100対する電気的検査を実行する。続いて、回路基板100に対する検査を終了したときには、制御部6は、移動機構3を制御して、回路基板100から離間する向きにプローブユニット2を移動させる。
この場合、このプローブユニット2では、上記したように、各先端部11aのピッチを、各先端部11aが挿通されている一対の挿通孔41のピッチよりも狭小化することが可能となっている。このため、このプローブユニット2では、従来の回路基板100よりもさらに狭ピッチの導体パターンを有する回路基板100を確実に検査することが可能となっている。
このように、このプローブユニット2および回路基板検査装置1では、第1の向きにスライド可能に配設された保持板32と第2の向きにスライド可能に配設された保持板33とを備えて保持部12が構成され、互いに隣接する一対のプローブ11の各々の各先端部11a側が保持板31の挿通孔41に個別に挿通させられると共に各々の基端部11b側が保持板32の1つの挿通孔42および保持板33の1つの挿通孔43にまとめて挿通させられている。このため、このプローブユニット2および回路基板検査装置1では、保持板32および保持板33を第1の向きおよび第2の向きにそれぞれスライドさせることで、各先端部11aのピッチが各挿通孔41のピッチよりも狭ピッチとなるように各プローブ11を弾性変形させることができる。この結果、このプローブユニット2および回路基板検査装置1では、工作機械によって挿通孔41を形成する際に可能な挿通孔41間の最小のピッチよりも、先端部11aのピッチをさらに狭小化することができる。したがって、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、従来の回路基板100よりもさらに狭ピッチの導体パターンを有する回路基板100を確実に検査することができる。
また、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、保持板32,33が初期位置に位置している状態においてプローブ11を非変形状態で挿通可能な位置に各挿通孔41,42,43が位置するように保持部12を構成したことにより、プローブユニット2の組立てに際して、プローブ11を各挿通孔41,42,43に容易に挿通させることができるため、数多くのプローブ11を保持部12にセットする作業を効率的に行うことができる。
さらに、このプローブユニット2および回路基板検査装置1によれば、保持板32,33をスライド位置に固定可能に保持部12を構成したことにより、両保持板32,33をスライドさせることによって弾性変形させたプローブ11をその状態でその位置に確実に維持することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、上記したプローブ11の直径や上記した各挿通孔41,42,43,44の直径は一例であって、任意に規定することができる。また、挿通孔41のピッチや配置パターンも、検査対象の回路基板100における導体パターンの形状や配置パターンに合わせて任意に規定することができる。また、プローブ11の基端部11b側を1つの挿通孔42,43にまとめて挿通させる構成を、必ずしもプローブユニット2における全てのプローブ11について適用する必要はなく、先端部11a間のピッチを挿通孔41間のピッチよりも狭小化する必要のあるプローブ11についてのみ上記の構成を適用し、他のプローブ11については、1つの基端部11bを1つの挿通孔42,43に個別に挿通させてもよい。
また、保持板34を備えて保持部12を構成した例について上記したが、保持板34を備えていない構成を採用することもできる。この場合、例えば、保持板34に代えて電極板13によってプローブ11の基端部11bを保持させる構成を採用することもできる。具体的には、全てのプローブ11を、保持板31の挿通孔41、保持板32の挿通孔42、および保持板33の挿通孔43に挿通させた後に、各プローブ11の基端部11bと電極板13とを接着剤等を用いて固定すると共に電極板13を側板21に固定する構成を採用することができる。
回路基板検査装置1の構成を示す構成図である。 プローブユニット2の斜視図である。 プローブユニット2の断面図である。 プローブユニット2の組立て方法を説明するための第1の説明図である。 プローブユニット2の組立て方法を説明するための第2の説明図である。 プローブユニット2の組立て方法を説明するための第3の説明図である。 プローブユニット2の組立て方法を説明するための第4の説明図である。 回路基板検査装置1を用いた検査の方法を説明するための説明図である。
符号の説明
1 回路基板検査装置
2 プローブユニット
5 検査部
11 プローブ
11a 先端部
11b 基端部
12 保持部
31,32,33 保持板
41,42,43 挿通孔
51b,52b,53b 挿入孔
61 固定ピン
A 矢印
B 矢印

Claims (4)

  1. 弾性変形可能な複数のプローブと、当該各プローブを保持する保持部とを備えたプローブユニットであって、
    前記保持部は、前記各プローブの各々の先端部側を挿通させる第1挿通孔が形成された第1保持板と、前記各プローブの各々の基端部側を挿通させる第2挿通孔が形成されると共に前記第1保持板に平行な第1の向きにスライド可能に当該第1保持板に対向するように配設された第2保持板と、前記各基端部側を挿通させる第3挿通孔が形成されると共に前記第1保持板と前記第2保持板との間において前記第1の向きとは逆向きの第2の向きにスライド可能に当該第1保持板に対向するように配設された第3保持板とを備え、
    互いに隣接する一対の前記プローブは、各々の前記先端部側が一対の前記第1挿通孔に個別に挿通させられると共に各々の前記基端部側が1つの前記第2挿通孔および1つの前記第3挿通孔に挿通させられた状態において、前記第2保持板および前記第3保持板が前記第1の向きおよび前記第2の向きにそれぞれスライドさせられることによって当該各先端部のピッチが当該一対の第1挿通孔のピッチよりも狭くなるように弾性変形させられた状態で前記保持部によって保持されているプローブユニット。
  2. 前記保持部は、前記第2保持板および前記第3保持板がスライドさせられる前の状態において前記各プローブを非変形状態で挿通可能な位置に前記各挿通孔が位置するように構成されている請求項1記載のプローブユニット。
  3. 前記保持部は、スライドさせられた前記第2保持板および前記第3保持板をその位置に固定可能な固定部を備えている請求項1または2記載のプローブユニット。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のプローブユニットと、検査対象体に接触させた当該プローブユニットを介して入力した電気信号に基づいて当該検査対象体に対する電気的検査を実行する検査部とを備えている検査装置。
JP2008230800A 2008-09-09 2008-09-09 プローブユニットおよび検査装置 Expired - Fee Related JP5179301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008230800A JP5179301B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 プローブユニットおよび検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008230800A JP5179301B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 プローブユニットおよび検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010066051A true JP2010066051A (ja) 2010-03-25
JP5179301B2 JP5179301B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=42191765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008230800A Expired - Fee Related JP5179301B2 (ja) 2008-09-09 2008-09-09 プローブユニットおよび検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5179301B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003002A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Hioki Ee Corp プローブユニットおよび回路基板検査装置
JP2014025769A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Hioki Ee Corp プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法
CN110346616A (zh) * 2018-04-03 2019-10-18 中华精测科技股份有限公司 探针卡装置及探针座
KR102059515B1 (ko) * 2018-07-30 2019-12-26 주식회사 휴로 교정모듈을 갖는 수직형 프로브카드
CN110716072A (zh) * 2018-07-13 2020-01-21 日本电产理德股份有限公司 探针、检查工具及检查装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241443A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd プローブコンタクト装置
JP2004510986A (ja) * 2000-10-05 2004-04-08 プロベスト 多接点電気コネクタ
JP2006098066A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Totoku Electric Co Ltd プローブ針及びその使用方法並びにプローブ針の製造方法
JP2008076268A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nidec-Read Corp 検査用治具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241443A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd プローブコンタクト装置
JP2004510986A (ja) * 2000-10-05 2004-04-08 プロベスト 多接点電気コネクタ
JP2006098066A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Totoku Electric Co Ltd プローブ針及びその使用方法並びにプローブ針の製造方法
JP2008076268A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nidec-Read Corp 検査用治具

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003002A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Hioki Ee Corp プローブユニットおよび回路基板検査装置
JP2014025769A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Hioki Ee Corp プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法
CN104508498A (zh) * 2012-07-26 2015-04-08 日置电机株式会社 探针单元、基板检查装置以及探针单元制造方法
CN110346616A (zh) * 2018-04-03 2019-10-18 中华精测科技股份有限公司 探针卡装置及探针座
CN110346616B (zh) * 2018-04-03 2021-06-15 中华精测科技股份有限公司 探针卡装置及探针座
CN110716072A (zh) * 2018-07-13 2020-01-21 日本电产理德股份有限公司 探针、检查工具及检查装置
KR102059515B1 (ko) * 2018-07-30 2019-12-26 주식회사 휴로 교정모듈을 갖는 수직형 프로브카드

Also Published As

Publication number Publication date
JP5179301B2 (ja) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4965341B2 (ja) プローブユニットおよび回路基板検査装置
KR101011360B1 (ko) 검사 지그 및 그 검사 장치
JP4846764B2 (ja) ワイヤープローブ用治具並びに検査装置
JP5179301B2 (ja) プローブユニットおよび検査装置
JP2002090410A (ja) 基板検査用検査治具および該検査治具を備えた基板検査装置
WO2007058037A1 (ja) 基板検査用治具及び検査用プローブ
TWI608236B (zh) Probe unit, substrate inspection apparatus, and probe unit combination method
JP2007178318A (ja) 基板検査装置及び方法
WO2014017426A1 (ja) プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法
JP2009128218A (ja) 電気接触子およびそれを備える検査冶具
JP2006226702A (ja) 基板検査用治具、基板検査装置及び検査用接触子
JP2008102070A (ja) 電子部品検査プローブ
JP2007232558A (ja) 電子部品検査プローブ
JP2008197009A (ja) 電子部品検査プローブ
JP5323741B2 (ja) プローブユニットおよび回路基板検査装置
JP2013003002A (ja) プローブユニットおよび回路基板検査装置
JP2014038091A (ja) 電気検査用治具の製造方法
JP2007212194A (ja) 基板検査装置及び方法
JP2013101133A (ja) 基板検査装置
JP5228610B2 (ja) 基板検査治具
JP2007033363A (ja) プローブ、プローブユニットおよび回路基板検査装置
KR102324248B1 (ko) 검사 장치용 블록 조립체
JP2010066003A (ja) 電気抵抗測定用電極シートおよびその製造方法、電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置
JP2019152639A (ja) 多連電気信号接続装置の製造検査装置
JP2014044104A (ja) プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5179301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees