JP2014044104A - プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストを低減しつつプローブの容易な交換を実現する。
【解決手段】複数のプローブと、複数の基端部側支持孔51が形成されて各基端部側支持孔51にそれぞれ挿通された各プローブの基端部を支持する基端部側支持板31と、複数の先端部側支持孔が形成されて各先端部側支持孔に挿通された各プローブの先端部を支持する先端部側支持板とを備え、基端部側支持板31には、一方の平面Aが他方の平面Bに対して予め決められた傾斜角度θだけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域F1,F2が設けられ、各基端部側支持孔51は、各基端部側支持孔51の中心軸L1が傾斜領域F1,F2の平面Aに対して垂直でかつ平面Bにおける垂線L2に対して傾斜角度θだけ傾斜するようにそれぞれ形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】複数のプローブと、複数の基端部側支持孔51が形成されて各基端部側支持孔51にそれぞれ挿通された各プローブの基端部を支持する基端部側支持板31と、複数の先端部側支持孔が形成されて各先端部側支持孔に挿通された各プローブの先端部を支持する先端部側支持板とを備え、基端部側支持板31には、一方の平面Aが他方の平面Bに対して予め決められた傾斜角度θだけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域F1,F2が設けられ、各基端部側支持孔51は、各基端部側支持孔51の中心軸L1が傾斜領域F1,F2の平面Aに対して垂直でかつ平面Bにおける垂線L2に対して傾斜角度θだけ傾斜するようにそれぞれ形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数のプローブと各プローブを支持する基端部側支持板および先端部側支持板とを備えたプローブユニット、そのプローブユニットを備えた基板検査装置、並びにそのプローブユニットを製造するプローブユニット製造方法に関するものである。
この種のプローブユニットとして、特開2005−338065号公報に開示された検査治具が知られている。この検査治具は、検査対象の電気的検査を行う検査装置に搭載されて使用される検査治具であって、プローブと、プローブの先端側を支持する先端側支持体と、プローブの後端側を支持する後端側支持体と、先端側支持体および後端側支持体を連結する支持柱とを備えて構成されている。先端側支持体は、3枚の支持板が積層されて構成されている。また、各支持板には、貫通孔が形成され、各貫通孔によって、プローブの先端側部分が挿通される先端側挿通孔が構成される。また、先端側挿通孔は、支持板に対して垂直な方向に沿って形成されている。
後端側支持体は、3枚の支持板が積層されて構成されている。また、各支持板には、貫通孔が形成され、各貫通孔によって、プローブの後端側部分が挿通される後端側挿通孔が構成される。この場合、後端側挿通孔は、各貫通孔の中心を少しずつずらした状態で支持板が積層されることにより、先端側挿通孔(先端側支持体に直交する方向)に対して傾斜するように形成されている。この場合、後端側挿通孔が先端側挿通孔に対して傾斜しているため、先端側支持体および後端側支持体によって支持されたプローブは、中間部分が傾斜している。このため、検査の際にプローブの先端部位が検査対象に当接して押し込まれたときには、傾斜しているプローブの中間部分を容易に撓ませることが可能となっている。
ところが、従来の検査治具には、以下の問題点がある。すなわち、この検査治具では、後端側支持体を構成する複数の支持板にそれぞれ形成した貫通孔の中心を少しずつずらした状態で各支持板を積層することによって先端側挿通孔に対して傾斜する後端側挿通孔を形成している。この場合、支持板にはプローブの数と同数の数多くの貫通孔を形成する必要があり、数多くの支持板(上記の例では3枚の支持板)に数多くの貫通孔を正確に形成するためには長い加工時間を必要とする。また、後端側挿通孔が予め決められた傾斜方向に傾斜するように各貫通孔の中心を正確に少しずつずらして各支持板を積層する作業にも高度な技術を要する。したがって、この検査治具には、これらの加工や作業に起因して製造コストが上昇するという問題点が存在する。この場合、貫通孔自体を、支持板に直交する方向に対して傾斜するように形成する(つまり、斜めの貫通孔を形成する)構成が考えられる。しかしながら、微細なプローブに対応する微細な貫通孔を穿孔する微細なドリルビットは剛性が低く、このような剛性が低いドリルビットを支持板に対して斜めに押し当てたときにはドリルビットが変形するため、斜めの貫通孔を形成するのは極めて困難である。また、この検査治具では、中心を少しずつずらした複数の貫通孔によって後端側挿通孔を形成しているため、後端側挿通孔に挿通させたプローブの後端側の外周面は、各貫通孔の内周面と面的に接触することなく、各貫通孔における開口部の縁部に点的または線的に接触する。この場合、このような接触形態では、接触位置が僅かにずれただけでプローブの傾斜角度が大きく異なることがある。このため、この検査治具には、例えば、破損したプローブを交換する際に、後端側挿通孔からプローブを挿入させたときに、プローブと各貫通孔(開口部の縁部)との接触位置が僅かにずれただけで、先端側挿通孔に対するプローブの傾斜角度が大きくずれる結果、プローブの先端側を先端側挿通孔に挿通させることが困難となり、プローブの交換自体が困難となるという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、製造コストを低減しつつプローブの容易な交換を実現し得るプローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のプローブユニットは、複数のプローブと、複数の基端部側支持孔が形成されて当該各基端部側支持孔にそれぞれ挿通された前記各プローブの基端部を支持する基端部側支持板と、複数の先端部側支持孔が形成されて当該各先端部側支持孔に挿通された前記各プローブの先端部を支持する先端部側支持板とを備えたプローブユニットであって、前記基端部側支持板には、一方の平面が他方の平面に対して予め決められた傾斜角度だけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域が設けられ、前記各基端部側支持孔は、当該各基端部側支持孔の中心軸が前記傾斜領域の前記一方の平面に対して垂直でかつ当該傾斜領域の前記他方の平面における垂線に対して前記傾斜角度だけ傾斜するようにそれぞれ形成され、前記各先端部側支持孔は、当該各先端部側支持孔における前記各基端部側支持孔に対向する開口部の中心部が当該各基端部側支持孔の前記中心軸の仮想延長線上に位置するようにそれぞれ形成されている。
また、請求項2記載のプローブユニットは、請求項1記載のプローブユニットにおいて、前記基端部側支持板には、複数の前記傾斜領域が連続するように設けられている。
また、請求項3記載のプローブユニットは、請求項1または2記載のプローブユニットにおいて、互いに対向するように配置された前記基端部側支持板を複数備え、前記各基端部側支持板は、対応する各々の前記基端部側支持孔の中心軸の仮想延長線が互いに同軸となるように配置されている。
また、請求項4記載の基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載のプローブユニットと、基板の導体部に接触させた前記プローブユニットの前記プローブを介して入力した電気信号に基づいて当該基板を検査する検査部とを備えている。
また、請求項5記載のプローブユニット製造方法は、複数のプローブと、複数の基端部側支持孔が形成されて当該各基端部側支持孔にそれぞれ挿通された前記各プローブの基端部を支持する基端部側支持板と、複数の先端部側支持孔が形成されて当該各先端部側支持孔に挿通された前記各プローブの先端部を支持する先端部側支持板とを備えたプローブユニットを製造するプローブユニット製造方法であって、一方の平面が他方の平面に対して予め決められた傾斜角度だけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域を前記基端部側支持板に設けて、前記傾斜領域の前記一方の平面に対して穿孔具の中心軸が垂直となる状態で当該穿孔具を当該一方の平面に押し当てて、前記各基端部側支持孔の中心軸が前記一方の平面に対して垂直でかつ当該傾斜領域の前記他方の平面における垂線に対して当該中心軸が前記傾斜角度だけ傾斜するように当該各基端部側支持孔をそれぞれ形成し、前記各先端部側支持孔における前記各基端部側支持孔に対向する開口部の中心部が当該各基端部側支持孔の前記中心軸の仮想延長線上に位置するように前記各先端部側支持孔をそれぞれ形成して前記プローブユニットを製造する。
請求項1記載のプローブユニット、請求項4記載の基板検査装置、および請求項5記載のプローブユニット製造方法では、一方の平面が他方の平面に対して予め決められた傾斜角度だけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域を基端部側支持板に設けて、各基端部側支持孔の中心軸が一方の平面に対して垂直でかつ他方の平面における垂線に対して上記の傾斜角度だけ傾斜するように各基端部側支持孔をそれぞれ形成する。つまり、このプローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法では、傾斜領域の一方の平面に対して穿孔具の中心軸が垂直となる状態で穿孔具を一方の平面に押し当てることで、中心軸が一方の平面に対して垂直で、かつ傾斜領域の他方の平面における垂線に対して上記の傾斜角度だけ傾斜する基端部側支持孔を形成することができる。このため、このプローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法では、剛性が低い小径の穿孔具を用いて小径の基端部側支持孔を形成する場合においても、他方の平面の垂線に対して中心軸が傾斜する基端部側支持孔を確実かつ容易に形成することができる。このため、複数の支持板に形成した各貫通孔をずらしつつ各支持板を積層して1枚の基端部側支持部を形成するような高度な技術を必要としないため、その分、プローブユニットおよび基板検査装置の製造コストを十分に低減することができる。
また、このプローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法では、上記のように傾斜した基端部側支持孔を形成することができるため、プローブの基端部の外周面と基端部側支持孔の内周面とを面的に接触させて基端部を保持することができる結果、プローブにおける基端部の傾斜角度を基端部側支持孔の傾斜角度と一致させることができる。このため、各先端部側支持孔における各基端部側支持孔に対向する開口部の中心部が各基端部側支持孔の中心軸の仮想延長線上に位置するように各先端部側支持孔をそれぞれ形成することで、プローブを交換する際に、基端部側支持孔からプローブを挿入させたときに、プローブの先端部を先端部側支持板の先端部側支持孔に向けて確実に案内させて先端部側支持孔に挿通させることができる。したがって、このプローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法によれば、プローブの容易な交換を実現することができる。
また、請求項2記載のプローブユニット、および請求項4記載の基板検査装置では、基端部側支持板に複数の傾斜領域が連続するように設けられている。この場合、傾斜領域を1つだけ設ける構成では、基端部側支持孔を形成する領域の長さが長いときには、傾斜領域における一端部側の厚みが薄いとしても、他端部側ではその厚みが相当に厚くなることがある。このような構成では、傾斜領域の他端部側に基端部側支持孔を形成する際に、長い穿孔具を用いる必要があるが、穿孔具の長さが長いほど穿孔具が撓み易いため、小径の基端部側支持孔を形成する場合には、小径の穿孔具ほど剛性が低いことから、穿孔具の撓みを抑えるのが困難な結果、穿孔作業が困難となる。また、このような構成では、傾斜領域の他端部側が相当に厚くなることがあるため、これに起因して、プローブユニットが大形化したり重くなったりする問題が生じる。これに対して、このプローブユニットおよび基板検査装置では、複数の傾斜領域を連続するように設けることで、基端部側支持孔を形成する領域の長さが長い場合においても、各傾斜領域における一端部の厚みと他端部の厚みとの差を小さく抑えることができるため、傾斜領域における一部の厚みが厚くなることに起因して基端部側支持孔の穿孔作業が困難となる事態を確実に回避することができる。また、傾斜領域における一部の厚みが厚くなることに起因してプローブユニットが大形化したり重くなったりする事態を確実に回避することができる。
また、請求項3記載のプローブユニット基板検査装置、および請求項4記載の基板検査装置によれば、互いに対向するように配置された基端部側支持板を複数備え、対応する各々の基端部側支持孔の中心軸の仮想延長線が互いに同軸となるように各基端部側支持板を配置したことにより、1枚の基端部側支持板の厚みを薄く形成したとしても厚みが厚い基端部側支持板と同様の効果を実現することができると共に、1枚の基端部側支持板の厚みを薄くすることで、微細な基端部側支持孔を形成する際の穿孔工程を効率的かつ容易に行うことができる。
以下、本発明に係るプローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、基板検査装置1の構成について説明する。図1に示す基板検査装置1は、同図に示すように、プローブユニット2、移動機構3、載置台4、測定部5、検査部6、記憶部7および処理部8を備えて、基板100を検査可能に構成されている。
プローブユニット2は、図2に示すように、複数のプローブ11、本体部12および電極板13を備えて構成されている。
プローブ11は、検査の際に基板100における導体パターン等の導体部に接触させて電気信号の入出力を行うために用いられ、一例として、導電性を有する金属材料(例えば、ベリリウム銅合金、SKH(高速度工具鋼)およびタングステン鋼など)によって弾性変形可能な断面円形の棒状に形成されている。また、図3に示すように、プローブ11の基端部21および先端部23は、それぞれ鋭利に形成されている。また、プローブ11の中間部22の周面には、絶縁性を有するコーティング材料(一例として、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリエステルおよびポリイミドなど)で形成された絶縁層が形成されている。このため、中間部22は、その直径Rp2が基端部21の直径Rp1および先端部23の直径Rp3よりも大径となっている。つまり、プローブ11は、基端部21および先端部23が中間部22よりも小径に形成されている。
本体部12は、図2に示すように、基端部側支持板31、先端部側支持板32および連結部材33を備えて、プローブ11を支持可能に構成されている。
基端部側支持板31は、プローブ11の基端部21側を支持可能に構成されている。この場合、基端部側支持板31は、一例として、非導電性を有する樹脂材料によって形成されている。また、図4に示すように、基端部側支持板31には、一方の平面(例えば、図4における上面(図2における下面)であって、以下「平面A」ともいう)が平坦面である他方の平面(図4における下面(図2における上面)であって、以下「平面B」ともいう)に対して予め決められた傾斜角度θだけ傾斜して徐々に厚みが厚くなるように形成された2つの傾斜領域F1,F2(以下、区別しないときには単に「傾斜領域F」ともいう)が連続するように設けられている。この場合、傾斜領域F1,F2は、傾斜領域F1の肉厚部(厚みが最も厚い端部)と傾斜領域F2の肉薄部(厚みが最も薄い端部)とが隣接するように、つまり傾斜領域F1,F2の境界部分に段差が生じるように設けられている。また、各傾斜領域Fには、図5に示すように、複数(プローブ11の数と同数)の基端部側支持孔51が形成されている。
各基端部側支持孔51は、その直径がプローブ11の中間部22の直径Rp2よりもやや大径に形成されて、中間部22を挿通させることが可能となっている(図9参照)。また、各基端部側支持孔51は、後述するプローブユニット製造方法において実行される穿孔工程で形成される。この場合、図4に示すように、各基端部側支持孔51は、各々の中心軸L1が傾斜領域Fの平面A(一方の平面)に対して垂直で、かつ中心軸L1が傾斜領域Fの平面B(他方の平面)における垂線L2に対して上記した傾斜角度θだけ傾斜するようにそれぞれ形成されている。
また、この基板検査装置1では、図8に示すように、上記した基端部側支持板31の平面Bと後述する先端部側支持板32の平面C,Dとが平行となるようにプローブユニット2が構成されている。また、この基板検査装置1では、検査の際に、平面Bに対して直角をなす方向(上記した平面Bにおける垂線L2に沿った方向)にプローブユニット2を基板100に対して移動させる(以下、この方向を「プロービング方向」ともいう)。このため、この基板検査装置1では、図8に示すように、プローブユニット2における基端部側支持板31の基端部側支持孔51(基端部側支持孔51の中心軸L1)がプロービング方向(垂線L2に沿った方向)に対して傾斜角度θだけ傾斜している。
先端部側支持板32は、プローブ11の先端部23側を支持可能に構成されている。この場合、先端部側支持板32は、図6,8に示すように、一例として、非導電性を有して厚みが均一の(つまり、両平面C,Dが平行な)板状に形成されている。また、先端部側支持板32には、図8に示すように、複数(プローブ11の数と同数)の先端部側支持孔52が形成されている。
先端部側支持孔52は、その直径がプローブ11の先端部23の直径Rp3よりもやや大径で、かつプローブ11の中間部22の直径Rp2よりもやや小径に形成されて、中間部22を挿通させずに、先端部23のみを挿通させることが可能となっている。また、各先端部側支持孔52は、図9に示すように、各基端部側支持孔51に対向する開口部(上向きの開口部)の中心部が各基端部側支持孔51の中心軸L1の仮想延長線L3上に位置するようにそれぞれ形成されている。
また、各先端部側支持孔52は、後述するプローブユニット製造方法において実行される穿孔工程で形成される。この場合、各先端部側支持孔52は、各々の中心軸L4が先端部側支持板32(先端部側支持板32の平面C,D)に対して垂直となるようにそれぞれ形成されている。この先端部側支持板32では、先端部側支持孔52に挿通されたプローブ11の先端部23の外周面と先端部側支持孔52の内周面とが当接することで、先端部23を支持することが可能となっている。
連結部材33は、基端部側支持板31および先端部側支持板32を、互いに対向しかつ離間した状態で連結する。
このプローブユニット2では、図9に示すように、先端部側支持板32の先端部側支持孔52にプローブ11の先端部23が挿通され、基端部側支持板31の基端部側支持孔51にプローブ11の基端部21が挿通された状態で支持されている。このため、プローブ11は、同図に示すように、先端部23側がプロービング方向と平行な方向に沿って延在し、先端部23側を除く部分がプロービング方向に対して傾斜角度θ(図8参照)だけ傾斜する方向に沿って延在している。このように、プローブ11における先端部23側を除く部分が傾斜しているため、基板100に近接する向きにプローブユニット2が全体として移動させられたときに、基板100の導体部に先端部23が接触し、この際に加わる導体部からの押圧力(反力)に応じて傾斜部分が湾曲し、これによって本体部12(先端部側支持板32)からの突出量が変化(増減)する。
電極板13は、非導電性を有する樹脂材料等によって板状に形成されて、図2に示すように、本体部12における基端部側支持板31の上部に配設されている。また、電極板13における各プローブ11の各基端部21との接触部位には、導電性を有する端子が嵌め込まれており、この各端子には、プローブ11と測定部5とを電気的に接続するためのケーブルがそれぞれ接続されている。
移動機構3は、処理部8の制御に従い、載置台4(載置台4に載置されている基板100)に対して近接する向きおよび離反する向きにプローブユニット2を移動させる。載置台4は、基板100を載置可能に構成されると共に、載置された基板100を固定可能に構成されている。測定部5は、プローブ11を介して入出力する電気信号に基づき、物理量(例えば、抵抗値)を測定する測定処理を実行する。
検査部6は、処理部8の制御に従い、測定部5によって測定された物理量としての抵抗値に基づいて基板100の良否(導体部の断線や短絡の有無)を検査する検査処理を実行する。記憶部7は、処理部8の制御に従い、測定部5によって測定された抵抗値や検査部6によって行われた検査の結果などを一時的に記憶する。処理部8は、基板検査装置1を構成する各部を制御する。
次に、プローブユニット2の製造方法について、図面を参照して説明する。
まず、基端部側支持板31を作製する。この基端部側支持板31の作製工程では、図4に示すように、2つの傾斜領域F1,F2を連続するように設けた板体31aを作製する。この場合、板体31aの作製方法としては、厚手の板体を切削して同図に示す形状に形成する方法を採用することもできるし、射出成形によって同図に示す形状に形成する方法を採用することもできる。
次いで、板体31aに対して基端部側支持孔51を形成する穿孔工程を実行する。この穿孔工程では、図4に示すように、傾斜領域Fの平面Bを下向きにし、平面Aを上向きにして、平面Aが水平となる状態で板体31aを図外の作業台に固定する。続いて、図外の穿孔機を用いて、ドリルビット(穿孔具)301の中心軸L5が平面Aに対して垂直となるようにして、ドリルビット301を回転させつつその先端部を平面Aに押し当てて基端部側支持孔51を形成する。
この場合、平面Aに対してドリルビット301の中心軸L5が垂直のため、ドリルビット301の剛性が低い場合においても、平面Aに押し当てたときのドリルビット301の変形が小さく抑えられる結果、基端部側支持孔51を真っ直ぐに形成することが可能となっている。次いで、図5に示すように、各基端部側支持孔51を順次形成して、基端部側支持板31の作製を終了する。
続いて、先端部側支持板32を作製する。この先端部側支持板32の作製工程では、図6に示すように、厚みが均一の(両平面C,Dが平行な)板体32aに対して先端部側支持孔52を形成する穿孔工程を実行する。この穿孔工程では、板体32aを図外の作業台に固定する。次いで、図外の穿孔機を用いて、同図に示すように、ドリルビット302の中心軸L6が板体32aに対して垂直となるようにして、ドリルビット302を回転させつつその先端部を上向きの平面(この例では、平面C)に押し当てて先端部側支持孔52を形成する。続いて、各先端部側支持孔52を順次形成して、先端部側支持孔52の作製を終了する。
次いで、図7に示すように、基端部側支持板31の平面Aと平面Bとを反転させる(平面Aを下向きにする)。続いて、図8に示すように、平面Bと先端部側支持板32の平面C,Dとを平行に対向させて基端部側支持板31と先端部側支持板32とを離間させ、その状態の両支持板31,32を連結部材33によって連結する。これにより、本体部12が完成する。この場合、図8に示すように、基端部側支持孔51の中心軸L1が平面Bにおける垂線L2に対して傾斜角度θだけ傾斜している。このため、平面Bに対して直角をなすプロービング方向(同図に示す上下方向)に対して基端部側支持孔51の中心軸L1が傾斜角度θだけ傾斜している。
次いで、本体部12にプローブ11を取り付ける(本体部12によってプローブ11を保持させる)。具体的には、図9に示すように、基端部側支持板31の平面B側から基端部側支持孔51にプローブ11の先端部23を挿入させて、プローブ11を基端部側支持孔51に挿通させる。続いて、先端部側支持板32における上向きの開口部(基端部側支持孔51に対向する開口部)にプローブ11の先端部23を挿入させる。この場合、先端部側支持孔52における上向きの開口部が基端部側支持孔51の中心軸L1の仮想延長線L3上に位置しているため、基端部側支持孔51によってプローブ11が案内されて先端部23が先端部側支持孔52における上向きの開口部に正確に到達して、先端部側支持孔52に挿入される。
この場合、図9に示すように、先端部側支持孔52が垂直方向に沿って形成されているため、先端部23と中間部22との境界部分が弾性変形させられて、先端部23が垂直方向に沿って延在し、先端部23を除く部分(中間部22および基端部21)が傾斜方向に沿って延在する。次いで、プローブ11をさらに押し込むことによって先端部23を先端部側支持板32から突出させる。この場合、先端部側支持孔52の直径がプローブ11における中間部22の直径Rp2よりも小径のため、プローブ11の先端部23のみが先端部側支持孔52に挿通される。以下、同様にして、各プローブ11を各基端部側支持孔51および各先端部側支持孔52に挿通させる。
続いて、基端部側支持板31の外側に電極板13を固定する。これにより、図2に示すように、プローブユニット2の製造が完了する。
このプローブユニット2およびプローブユニット製造方法では、1枚の基端部側支持板31および1枚の先端部側支持板32だけで構成された本体部12を用いている。このため、数多くの支持板を有する本体部12を用いる構成および方法と比較してプローブユニット2の製造コストを低く抑えることが可能となっている。また、このプローブユニット2およびプローブユニット製造方法では、基端部側支持孔51自体がプロービング方向に対して傾斜するように形成されている。このため、このプローブユニット2およびプローブユニット製造方法では、各貫通孔の中心を少しずつずらしつつ各支持板を積層して1枚に形成するような高度な技術を用いることなくプローブユニット2を構成することができるため、プローブユニット2の製造コストをさらに低く抑えることが可能となっている。
次に、基板検査装置1を用いて基板100の検査を行う基板検査方法について、図面を参照して説明する。
まず、先端部側支持板32を下向きにした状態のプローブユニット2を移動機構3に固定する(図1参照)。次いで、載置台4の載置面に基板100を載置して、続いて、図外の固定具によって基板100を載置台4に固定する。次いで、基板検査装置1を作動させる。この際に、処理部8が、移動機構3を制御して、基板100(載置台4の載置面)に対して近接する向き(図1における下向き)にプローブユニット2を移動(降下)させる。
続いて、処理部8は、移動機構3を制御して、予め決められた移動量だけプローブユニット2を移動させた時点で、その移動を停止させる。次いで、処理部8は、測定部5を制御して測定処理を実行させる。この測定処理では、測定部5は、各プローブ11を介して入出力する電気信号に基づいて物理量としての抵抗値を測定する。
続いて、処理部8は、検査部6を制御して検査処理を実行させる。この検査処理では、検査部6は、測定部5によって測定された抵抗値に基づいて導体部の断線および短絡の有無を検査する。次いで、処理部8は、検査結果を図外の表示部に表示させる。以上により、基板100の検査が終了する。続いて、新たな基板100を検査するときには、新たな基板100を載置台4に載置して固定し、次いで、基板検査装置1を作動させる。この際に、処理部8が、上記した各処理を実行する。
一方、プローブユニット2に配設されているプローブ11の一部が破損したときには、次のような手順でプローブ11を交換する。まず、プローブユニット2を移動機構3から取り外す。続いて、電極板13を本体部12(基端部側支持板31)から取り外す。次いで、破損したプローブ11の先端部23を基端部側支持板31側に押し込む。この際に、プローブ11の基端部21が基端部側支持板31からやや突出する。続いて、突出した基端部21を摘んでプローブ11を本体部12から引き抜く。
次いで、新たなプローブ11を基端部側支持板31の平面B側から基端部側支持孔51にプローブ11の先端部23を挿入させて基端部側支持孔51に挿通させる。続いて、プローブ11を押し込む。この際に、基端部側支持孔51によってプローブ11が中心軸L1および仮想延長線L3に沿った傾斜方向に案内されて、プローブ11の先端部23が先端部側支持板32の開口部に到達する。次いで、プローブ11をさらに押し込むことにより、先端部23を先端部側支持孔52に挿通させて先端部側支持板32から突出させる。これにより、プローブ11の交換が終了する。続いて、電極板13を本体部12に取り付け、次いで、プローブユニット2を移動機構3に取り付ける。
このように、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法では、平面Aが平面Bに対して傾斜角度θだけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域Fを基端部側支持板31に設け、各基端部側支持孔51の中心軸L1が傾斜領域Fの平面Aに対して垂直でかつ傾斜領域Fの平面Bにおける垂線L2に対して傾斜角度θだけ傾斜するように各基端部側支持孔51をそれぞれ形成する。つまり、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法では、傾斜領域Fの平面Aに対してドリルビット301の中心軸L5が垂直の状態でドリルビット301を平面Aに押し当てることで、中心軸L1が平面Aに対して垂直で、かつ傾斜領域Fの平面Bにおける垂線L2に対して傾斜角度θだけ傾斜する基端部側支持孔51を形成することができる。このため、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法では、剛性が低い小径のドリルビット301を用いて小径の基端部側支持孔51を形成する場合においても、平面Bの垂線L2に対して中心軸L1が傾斜する基端部側支持孔51を確実かつ容易に形成することができる。このため、複数の支持板に形成した各貫通孔をずらしつつ各支持板を積層して1枚の基端部側支持部を形成するような高度な技術を必要としないため、その分、プローブユニット2および基板検査装置1の製造コストを十分に低減することができる。
また、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法では、上記のように傾斜した基端部側支持孔51を形成することができるため、プローブ11の基端部21の外周面と基端部側支持孔51の内周面とを面的に接触させて基端部21を保持することができる結果、プローブ11における基端部21の傾斜角度を基端部側支持孔51の傾斜角度と一致させることができる。このため、各先端部側支持孔52における各基端部側支持孔51に対向する開口部の中心部が各基端部側支持孔51の中心軸L1の仮想延長線L3上に位置するように各先端部側支持孔52をそれぞれ形成することで、プローブ11を交換する際に、基端部側支持孔51からプローブ11を挿入させたときに、プローブ11の先端部23を先端部側支持板32の先端部側支持孔52に向けて確実に案内させて先端部側支持孔52に挿通させることができる。したがって、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法によれば、プローブ11の容易な交換を実現することができる。
また、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法では、基端部側支持板31に複数の傾斜領域Fを連続するように設けている。この場合、傾斜領域Fを1つだけ設ける構成では、基端部側支持孔51を形成する領域の長さが長いときには、傾斜領域Fにおける一端部側の厚みが薄いとしても、他端部側ではその厚みが相当に厚くなることがある。このような構成では、傾斜領域Fの他端部側に基端部側支持孔51を形成する際に、長いドリルビット301を用いる必要があるが、ドリルビット301の長さが長いほどドリルビット301が撓み易いため、小径の基端部側支持孔51を形成する場合には、小径のドリルビット301ほど剛性が低いことから、ドリルビット301の撓みを抑えるのが困難な結果、穿孔作業が困難となる。また、このような構成では、傾斜領域Fの他端部側が相当に厚くなることがあるため、これに起因して、プローブユニット2が大形化したり重くなったりする問題が生じる。これに対して、このプローブユニット2、基板検査装置1およびプローブユニット製造方法では、複数の傾斜領域Fを連続するように設けることで、基端部側支持孔51を形成する領域の長さが長い場合においても、各傾斜領域Fにおける一端部の厚みと他端部の厚みとの差を小さく抑えることができるため、傾斜領域Fにおける一部の厚みが厚くなることに起因して基端部側支持孔51の穿孔作業が困難となる事態を確実に回避することができる。また、傾斜領域Fにおける一部の厚みが厚くなることに起因してプローブユニット2が大形化したり重くなったりする事態を確実に回避することができる。
なお、基板検査装置および基板検査方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、基端部側支持板31を1枚だけ用いる構成および方法について上記したが、複数の基端部側支持板を用いる構成および方法を採用することもできる。一例として、図10に示すように、2枚の基端部側支持板131を用いる構成および方法を採用することができる。この場合、この構成および方法では、各基端部側支持板131が、上記した基端部側支持板31の半分程度の厚みに形成されている。また、この構成および方法では、同図に示すように、各基端部側支持板131における基端部側支持孔151の中心軸L101と対向する他の基端部側支持板131における基端部側支持孔151の中心軸L101の仮想延長線L103とが互いに同軸となるように各基端部側支持板131が積み重ねられている。この場合、この例では、各基端部側支持板131における各傾斜領域Fの肉薄部(厚みが最も薄い端部)同士が対向し、各傾斜領域Fの肉厚部(厚みが最も厚い端部)同士が対向するように各基端部側支持板131が積み重ねられている。
また、2枚の基端部側支持板131を用いる場合において、図11に示すように、一方の基端部側支持板131を他方の基端部側支持板131に対して表裏反転させると共に、一方の基端部側支持板131における傾斜領域Fの肉薄部と他方の基端部側支持板131における傾斜領域Fの肉厚部とを対向させ、一方の基端部側支持板131における傾斜領域Fの肉厚部と他方の基端部側支持板131における傾斜領域Fの肉薄部とを対向させるように各基端部側支持板131を積み重ねる構成および方法を採用することもできる。この場合、この構成および方法においても、基端部側支持孔151の中心軸L101と対向する他の基端部側支持板131における基端部側支持孔151の中心軸L101の仮想延長線L103とが互いに同軸となるように各基端部側支持板131を積み重ねる。なお、上記した基端部側支持板131を複数用いる構成および方法において、各基端部側支持板131同士を離間させて対向させた状態で用いることもできる。
上記のように複数互いに対向するように配置した複数の基端部側支持板131を用いる構成および方法によれば、1枚の基端部側支持板131の厚みを薄く形成したとしても厚みが厚い基端部側支持板31と同様の効果を実現することができると共に、1枚の基端部側支持板131の厚みを薄くすることで、微細な基端部側支持孔151を形成する際の穿孔工程を効率的かつ容易に行うことができる。
また、上記の例では、2つの傾斜領域Fを連続するように設けているが、1つの傾斜領域Fだけを設ける構成および方法や、3つ以上の傾斜領域Fを設ける構成および方法を採用することもできる。
1 基板検査装置
1 基板検査装置
2 プローブユニット
6 検査部
11 プローブ
21 基端部
23 先端部
31 基端部側支持板
32 先端部側支持板
51 基端部側支持孔
52 先端部側支持孔
100 基板
301,302ドリルビット
A 平面
B 平面
F1,F2 傾斜領域
L1,L4,L5,L6 中心軸
L2 垂線
L3 仮想延長線
θ 傾斜角度
1 基板検査装置
2 プローブユニット
6 検査部
11 プローブ
21 基端部
23 先端部
31 基端部側支持板
32 先端部側支持板
51 基端部側支持孔
52 先端部側支持孔
100 基板
301,302ドリルビット
A 平面
B 平面
F1,F2 傾斜領域
L1,L4,L5,L6 中心軸
L2 垂線
L3 仮想延長線
θ 傾斜角度
Claims (5)
- 複数のプローブと、複数の基端部側支持孔が形成されて当該各基端部側支持孔にそれぞれ挿通された前記各プローブの基端部を支持する基端部側支持板と、複数の先端部側支持孔が形成されて当該各先端部側支持孔に挿通された前記各プローブの先端部を支持する先端部側支持板とを備えたプローブユニットであって、
前記基端部側支持板には、一方の平面が他方の平面に対して予め決められた傾斜角度だけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域が設けられ、
前記各基端部側支持孔は、当該各基端部側支持孔の中心軸が前記傾斜領域の前記一方の平面に対して垂直でかつ当該傾斜領域の前記他方の平面における垂線に対して前記傾斜角度だけ傾斜するようにそれぞれ形成され、
前記各先端部側支持孔は、当該各先端部側支持孔における前記各基端部側支持孔に対向する開口部の中心部が当該各基端部側支持孔の前記中心軸の仮想延長線上に位置するようにそれぞれ形成されているプローブユニット。 - 前記基端部側支持板には、複数の前記傾斜領域が連続するように設けられている請求項1記載のプローブユニット。
- 互いに対向するように配置された前記基端部側支持板を複数備え、
前記各基端部側支持板は、対応する各々の前記基端部側支持孔の中心軸の仮想延長線が互いに同軸となるように配置されている請求項1または2記載のプローブユニット。 - 請求項1から3のいずれかに記載のプローブユニットと、基板の導体部に接触させた前記プローブユニットの前記プローブを介して入力した電気信号に基づいて当該基板を検査する検査部とを備えている基板検査装置。
- 複数のプローブと、複数の基端部側支持孔が形成されて当該各基端部側支持孔にそれぞれ挿通された前記各プローブの基端部を支持する基端部側支持板と、複数の先端部側支持孔が形成されて当該各先端部側支持孔に挿通された前記各プローブの先端部を支持する先端部側支持板とを備えたプローブユニットを製造するプローブユニット製造方法であって、
一方の平面が他方の平面に対して予め決められた傾斜角度だけ傾斜して徐々に厚みが厚くなる傾斜領域を前記基端部側支持板に設けて、前記傾斜領域の前記一方の平面に対して穿孔具の中心軸が垂直となる状態で当該穿孔具を当該一方の平面に押し当てて、前記各基端部側支持孔の中心軸が前記一方の平面に対して垂直でかつ当該傾斜領域の前記他方の平面における垂線に対して当該中心軸が前記傾斜角度だけ傾斜するように当該各基端部側支持孔をそれぞれ形成し、
前記各先端部側支持孔における前記各基端部側支持孔に対向する開口部の中心部が当該各基端部側支持孔の前記中心軸の仮想延長線上に位置するように前記各先端部側支持孔をそれぞれ形成して前記プローブユニットを製造するプローブユニット製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012186170A JP2014044104A (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012186170A JP2014044104A (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法 |
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JP2014044104A true JP2014044104A (ja) | 2014-03-13 |
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ID=50395470
Family Applications (1)
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JP2012186170A Pending JP2014044104A (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | プローブユニット、基板検査装置およびプローブユニット製造方法 |
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JP (1) | JP2014044104A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110501538A (zh) * | 2018-05-16 | 2019-11-26 | 日本电产理德股份有限公司 | 探针、检查夹具、检查装置、以及探针的制造方法 |
-
2012
- 2012-08-27 JP JP2012186170A patent/JP2014044104A/ja active Pending
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