JP2010065732A - 管継手取付部材、管継手取付構造、及び管継手取付方法 - Google Patents

管継手取付部材、管継手取付構造、及び管継手取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取付対象面に形成された開口が大きくても、煩雑な作業を必要とせずに管継手を取付対象面の開口に取付けられる管継手取付部材を提供すること。
【解決手段】管継手12のフランジ18よりも外径が大きい取付部材本体32と、取付部材本体32の一方の面32Aに形成されてフランジ18を収容可能な収容凹部36と、収容凹部36の底面を貫通しフランジ18の外径より径が小さく配管P2の外径より径が大きい貫通孔34と、収容凹部36にフランジ18を収容したときに孔18Aに入り込む突起38と、取付部材本体32を床面100に皿ねじ20で固定するための固定孔40と、を有する管継手取付部材30を用いることで、管継手12を、床面100に形成された開口102に取付けられるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、取付対象面に形成された開口に管継手を取付けるための管継手取付部材、管継手取付構造、及び管継手取付方法に関する。
床下に配設された給水給湯用の樹脂配管(例えば、ポリブテン管)を床上に立ち上げる場合、通常、床の所望の位置に孔(以下、床孔)を形成し、この床孔を通して樹脂配管を床上まで引き出して、樹脂配管の先端にフランジ付き管継手を接続し、その後、床孔から樹脂配管を床下に押し戻し、管継手のフランジを床孔の縁部に載置して、フランジに形成されたビス止め用孔を介して床面にビスを捩じ込んで管継手を床面に固定している。
しかし、作業条件(例えば、配管時の作業性や、穴加工工具の種類など)によっては、床孔が管継手を取付けるのに必要な大きさよりも大きくなってしまうことがある。この場合には、ビス止め用孔が床孔に重なって、ビスによる管継手の床面への固定が十分にできないという不具合が生じることがある。このような不具合を解決するために、特許文献1では、外径が床孔の径よりも大きく、且つ、ビス止め用孔が床孔と重ならないように配置された円板状の取付補助具を床孔の縁部にビス固定し、そして床下の配管が接続された管継手の本体を床上側から取付補助具の貫通孔に挿通させつつ、フランジを取付補助具のフランジ取付部に固定している。
特開2008−39047号公報
一方、床孔から床下の樹脂配管を引き出してその先端に管継手を接続し、その後、床孔の縁部に管継手のフランジを載置したときに床孔が大きく管継手のビス止め用孔を用いてビス固定できないことが判った場合、特許文献1の構成では、樹脂配管と管継手との接続を一旦解除し、樹脂配管を取付補助具の貫通孔を通してから樹脂配管と管継手とを再度接続し、床孔の縁部に取付補助具を固定してからその取付補助具に管継手を固定する必要がある。
このため市場では、床孔(開口)が大きくても、床下配管と管継手との接続解除、及び床下配管と管継手との再接続などの煩雑な作業を必要とせずに、管継手を床面(取付対象面)に取付けられるようにする取付部材の登場が期待されている。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、取付対象面に形成された開口が大きくても、煩雑な作業を必要とせずに管継手を取付対象面の開口に取付けられる管継手取付部材、管継手取付構造、及び管継手取付方法を提供することにある。
請求項1に記載の管継手取付部材は、筒体と前記筒体の外周から張り出すフランジとを備える管継手を、取付対象面に形成された開口に取付けるための管継手取付部材であって、前記フランジよりも外形が大きく、前記取付対象面に固定される取付部材本体と、前記取付部材本体の前記取付対象面に固定される側の面に形成され、前記取付対象面に設置された前記フランジを収容する収容凹部と、前記収容凹部の底面を貫通し、前記フランジの外径より径が小さく、前記筒体又は、前記筒体に連結される配管が挿通される貫通孔と、を有する。
請求項1に記載の管継手取付部材によれば、取付対象面に設置された管継手のフランジを収容凹部に収容して取付部材本体が取付対象面に固定される。これにより、フランジが取付部材本体と取付対象面とで挟まれて管継手が取付対象面の開口に取付けられる。従って、管継手は、取付対象面に形成された開口が大きく、例えばフランジに設けられたビス止め用孔を介してねじで取付対象面の開口に直接取付けられない状態であったとしても、管継手取付部材を用いることで取付対象面の開口に取付けることができる。
また、請求項1に記載の管継手取付部材では、フランジを取付部材本体と取付対象面とで挟んで管継手を取付対象面の開口に取付けるため、取付対象面の裏側に設けられた配管を開口から引き出して管継手に接続した後でも、従来のように管継手と配管との接続を解除せずに、管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。従って、配管と管継手との接続解除、及び再接続などの煩雑な作業を必要とせずに、管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。
請求項2に記載の管継手取付部材は、前記フランジには、孔が形成され、前記収容凹部の底面には、前記フランジを収容したときに、前記フランジの孔に入り込む突起が形成されている。
請求項2に記載の管継手取付部材によれば、フランジを収容凹部に収容したときに、突起がフランジの孔に入り込む。これにより、取付対象面の開口に取付けた管継手に配管を捩じ込んだ場合に、管継手が配管と共回りするのが抑制される。
請求項3に記載の管継手取付部材は、前記取付部材本体の前記収容凹部よりも外側には、前記取付部材本体を前記取付対象面にねじ固定するための固定孔が形成されている。
請求項3に記載の管継手取付部材によれば、取付部材本体が固定孔を介してねじによって取付対象面に固定される。これにより取付部材本体が取付対象面に強固に固定される。
請求項4に記載の管継手取付構造は、取付対象面に形成された開口上に位置する筒体と、前記筒体の外周から張り出し前記取付対象面に設置されたフランジと、を備える管継手を有し、前記フランジよりも外形が大きく、一方の面に形成された収容凹部に前記フランジを収容して前記取付対象面に固定される管継手取付部材を有する。
請求項4に記載の管継手取付構造によれば、取付対象面に形成された開口上に位置する筒体のフランジが取付対象面に設置され、このフランジを収容凹部に収容した管継手取付部材が取付対象面に固定される。つまり、フランジが管継手取付部材と取付対象面とで挟まれて管継手が取付対象面の開口に取付けられる。従って、管継手は、取付対象面に形成された開口が大きく、例えばフランジに設けられたビス止め用孔を介してねじで取付対象面の開口に直接取付けられない状態であったとしても、管継手取付部材を用いて取付対象面の開口に取付けることができる。
また、請求項4に記載の管継手取付構造では、フランジを取付部材本体と取付対象面とで挟んで管継手を取付対象面の開口に取付ける構造のため、取付対象面の裏側に設けられた配管を開口から引き出して管継手に接続した後でも、従来のように管継手と配管との接続を解除せずに、管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。従って、配管と管継手との接続解除、及び再接続などの煩雑な作業を必要とせずに、管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。
請求項5に記載の管継手取付構造は、前記収容凹部の底面には突起が形成され、前記突起が前記フランジに形成された孔に入り込んでいる。
請求項5に記載の管継手取付構造によれば、収容凹部に収容されたフランジの孔に突起が入り込んでいるため、管継手に配管を捩じ込んだ場合に、管継手が配管と共回りするのが抑制される。
請求項6に記載の管継手取付構造は、前記管継手取付部材は、前記取付対象面にねじで固定されている。
請求項6に記載の管継手取付構造によれば、管継手取付部材が取付対象面にねじで固定されているため、管継手取付部材が取付対象面に強固に固定される。
請求項7に記載の管継手取付方法は、筒体と前記筒体の外周から張り出すフランジとを備える管継手の前記フランジを取付対象面に形成された開口の縁部に設置し、前記フランジよりも外形が大きく、一方の面に前記フランジを収容する収容凹部が形成された管継手取付部材を前記収容凹部に前記フランジを収容しつつ、前記取付対象面に固定する。
請求項7に記載の管継手取付方法によれば、管継手のフランジが取付対象面に形成された開口の縁部に設置され、その後、フランジが管継手取付部材の収容凹部に収容されつつ、管継手が取付対象面に固定される。これにより、フランジが管継手取付部材と取付対象面とで挟まれて管継手が取付対象面の開口に取付けられる。従って、管継手は、取付対象面に形成された開口が大きく、例えばフランジに設けられたビス止め用孔を介してねじで取付対象面の開口に直接取付けられない状態であったとしても、管継手取付部材を用いることで取付対象面の開口に取付けることができる。
また、請求項7に記載の管継手取付部材では、フランジを管継手取付部材と取付対象面とで挟んで管継手を取付対象面の開口の縁部に取付けるため、取付対象面の裏側に設けられた配管を開口から引き出して管継手に接続した後でも、従来のように管継手と配管との接続を解除せずに、管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。従って、配管と管継手との接続解除、及び再接続などの煩雑な作業を必要とせずに、管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。
以上説明したように、本発明の管継手取付部材、管継手取付構造、及び管継手取付方法では、取付対象面に形成された開口が大きくても、煩雑な作業を必要とせずに管継手を取付対象面の開口に取付けることができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明の管継手取付部材の第1実施形態について詳細に説明する。まず、第1実施形態の管継手取付部材30を用いて取付対象面としての床面100に取付ける管継手12、及びこの管継手12に連結される配管について詳細に説明する。
(管継手、配管)
図1に示されるように、管継手12は、床面100の下側、つまり床下の配管P1と、床面100の上側、つまり床上の配管P2とを連結する、ストレート型の継手である。なお、本実施形態では管継手をストレート型としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、エルボー型、T字型などであってもよい。また、本実施形態では、床下の配管P1を樹脂管(例えばポリブテン管など)、床上の配管P2を金属管としているが、本発明はこの構成に限定されない。
また、管継手12を具体的に説明すると、管継手12は、円筒状の継手本体13と、継手本体13の軸方向の一端部(図1では下端部)に設けられた第1配管接続部14と、継手本体13の軸方向の他端部(図1では上端部)に設けられた第2配管接続部16とを備えている。
第1配管接続部14は、配管P1を差し込むと、配管P1の差し込んだ部分に食い込む爪を有しており、この爪が配管P1に食い込んで配管P1が第1配管接続部14に接続されるようになっている。なお、本実施形態の第1配管接続部14は、一度接続した配管を接続解除できない構造、つまり、食い込んだ爪が抜けない構造となっているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、接続した配管が冶具などを用いて接続解除できる構造としてもよい。なお、本実施形態では、第1配管接続部14の爪が配管P1に食い込むことで第1配管接続部14と配管P1とが接続される構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、第1配管接続部14と配管P1とに夫々ねじを形成してこれらを螺合させて第1配管接続部14と配管P1とを接続する構成としてもよく、それ以外の手段で第1配管接続部14と配管P1とを接続する構成としてもよい。
第2配管接続部16は、継手本体13の軸方向の他端部に形成された雌ねじであり、配管P2の先端部に形成された雄ねじ(図示省略)が捩じ込まれることで配管P2と接続されるようになっている。なお、本実施形態では、継手本体13を金属製としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、継手本体13は樹脂性であってもよく、それ以外であってもよい。なお、継手本体13を樹脂製にするときは、配管P2も樹脂製とすることが好ましい。また、本実施形態では、第2配管接続部16である雌ねじに配管P2の先端部に形成された雄ねじ(図示省略)を捩じ込むことで第2配管接続部16と配管P1とが接続される構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、第2配管接続部16に配管P2の差し込んだ部分の外周面を押圧して抜けを阻止する押圧部材(例えば、ゴムパッキンやOリングなど)を設け、この押圧部材で配管P2の抜けを阻止して第2配管接続部16と配管P2とを接続する構成としてもよく、それ以外の手段で第2配管接続部16と配管P2とを接続する構成としてもよい。
また、継手本体13の軸方向の他端部には、外周側に張り出す一定外径のフランジ18が形成されている。このフランジ18は、平面視で、孔18Aがフランジ中心から一定径の位置に周方向に等間隔で3箇所形成されている。なお、本実施形態では、孔18Aをフランジ18に3箇所形成しているが、孔18Aは管継手12のフランジ18に2箇所以上形成されればよい。
(管継手取付部材)
図1〜図3に示されるように、管継手取付部材30は、円板状とされ、且つ金属製の取付部材本体32を備えている。この取付部材本体32は、外径がフランジ18よりも大径とされ、中心部に軸方向に沿って貫通孔34が形成されている。この貫通孔34は、フランジ18の外径よりも径が小さく、配管P2の外径よりも大きくなっている。なお、本実施形態では、取付部材本体32を円板状、つまり、取付部材本体32の外輪郭形状を円形とする構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、取付部材本体32の外輪郭形状を楕円形、多角形、又はそれら以外の形とした板状としてもよい。
取付部材本体32の一方の面32A(図2では正面、図3では下面)には、フランジ18を収容するための円柱形状の凹みである収容凹部36が形成されている。この収容凹部36の深さは、取付部材本体32の厚みと同じ又は若干深めに設定されている。このように設定することで、収容凹部36内にフランジ18が全て収容されるため、取付部材本体32の上方のスペースを広くすることができる。なお、本実施形態では、収容凹部36の深さを取付部材本体32の厚みと同じにしている。
収容凹部36の底面には、円柱状の突起38が設けられている。この突起38は、貫通孔34の中心軸を中心にして一定径の位置に周方向に等間隔で3箇所形成されており、フランジ18を図1に示されるように収容凹部36に収容したときに、突起38が孔18Aに入り込むようになっている。また、突起38の外径は、孔18Aの径と同じ又は若干大きく設定することが好ましい。このように設定することで、突起38が孔18Aに強固に嵌まり込み、取付部材本体32に対する管継手12の回転(遊び)を抑制できるようになる。つまり管継手12がガタつかなくなる。なお、本実施形態では、突起38の外径を孔18Aの径よりも若干大きくしている。また、収容凹部36にフランジ18を収容し、突起38に孔18Aを入り込ませたときには、フランジ18の中心線と貫通孔34の中心線とが一致する。さらに、本実施形態では、孔18Aの数を3つ、突起38の数も孔18Aの数に合わせて3つとしているが、突起38が1つあれば、取付部材本体32に対する管継手12の回転を抑制することができるため、突起38の数は、フランジ18の孔18Aの数に対して同じ又は少なくてもよい。
また、突起38の先端は、取付部材本体32の一方の面32Aと同一平面状にあることが好ましい。このように設定することで、取付部材本体32を切削加工で製造する場合に、加工工数を減らすことができる。なお、本実施形態では、取付部材本体32を金属製としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、取付部材本体32を樹脂製としてもよい。さらに、本実施形態では、突起38の先端が平坦面となっているが、例えば、突起38の先端の縁部をテーパー状としてフランジ18の孔18Aに嵌めこみやすくしてもよい。
また、取付部材本体32には、収容凹部36よりも外周側に固定孔40が貫通孔34の中心から一定径の位置に周方向に等間隔で3箇所形成されている。この固定孔40は、取付部材本体32を床面100に固定するための皿ねじ20を通すための孔であり、取付部材本体32の他方の面32B(図2では裏面、図3では上面)側が皿ねじ20のねじ頭の形状に合わせてテーパー状となっている。なお、本実施形態では、取付部材本体32の取り付けに皿ねじを用いる構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、取付部材本体32の固定になべねじを用いてもよい。また、なべねじのねじ頭が取付部材本体32の他方の面32Bから突出するのを抑制する場合には、固定孔40の他方の面32B側をなべねじのねじ頭が入り込むような大きさの孔径とすればよい。なお、本実施形態では、固定孔40を取付部材本体32に3箇所形成しているが、固定孔40は取付部材本体32に2箇所以上形成されればよい。これは、固定孔40が2箇所以上形成されれば、少なくとも2つの皿ねじ20を用いて取付部材本体32を床面100にねじ止めできるため、取付部材本体32を床面100に確実に固定できるようになる。
(管継手取付構造)
次に、本発明の管継手取付構造の第1実施形態として、管継手12が管継手取付部材30を用いて床面100に取付けられた管継手取付構造10について説明する。なお、本実施形態の管継手取付構造10は、管継手取付部材30、管継手12、及び皿ねじ20によって構成される。
図1に示されるように、管継手12は、第1配管接続部14側が床面100の開口102を挿通しつつ、フランジ18が開口102の縁部に載置されている。また、管継手12の上には、フランジ18を収容凹部36に収容して管継手取付部材30が配置されている。この管継手取付部材30は、固定孔40を介する皿ねじ20によって床面100に固定(本実施形態では、3つの皿ねじ20を用いて固定)されている(図1及び図4参照)。つまり、フランジ18が床面100と収容凹部36の底面とで挟まれて管継手12が床面100の開口102に取付けられている。また、フランジ18の孔18Aには突起38が嵌まり込んでいる。さらに、管継手12の第1配管接続部14には配管P1が接続され、第2配管接続部には配管P2が接続されている。
(管継手の取付手順)
次に、管継手取付方法として、管継手取付部材30を用いて管継手12を床面100に形成された開口102に取付ける際の取付手順(1)〜(5)について説明する。
(1) 図5(A)に示されるように、床面100の所望の位置に円形の開口102を形成する。
(2) 図5(B)に示されるように、床下を通る配管P1を開口102から床上へ引き出す。
(3) 図5(C)に示されるように、開口102から引き出した配管P1の先端を管継手12の第1配管接続部14に接続する。
(4) 図5(D)に示されるように、配管P1を床下に押し戻し、第1配管接続部14を開口102に挿通させて、フランジ18の第1配管接続部14側の面を開口102の縁部に載置(設置)する。
(5)次に、管継手取付部材30の一方の面32Aを下に向け、突起38とフランジ18の孔18Aとの位置を合わせ、管継手取付部材30を下方に押し込む。これにより、収容凹部36にフランジ18が収容されると共に、突起38が孔18Aに嵌め込まれる。このとき、取付部材本体32の一方の面32Aが床面100に接触する(図5(E)参照)。
そして、図5(E)に示されるように、取付部材本体32の他方の面32B側から固定孔40を介して床面100に皿ねじ20を捩じ込んで、取付部材本体32を床面100に固定する。これにより、フランジ18が床面100と収容凹部36の底面とで挟まれて管継手12が床面100の開口102に取付けられる。
また、管継手12を床面100の開口に取付けた後、床上の配管P2の先端部の雄ねじ(図示省略)を管継手12の第2配管接続部16としての雌ねじに捩じ込む。これにより、床下の配管P1と床上の配管P2とが管継手12を介して連結されて図1の状態となる。
次に第1実施形態の作用について説明する。
第1実施形態では、フランジ18が床面100と収容凹部36の底面とで挟まれて管継手12が床面100の開口102に取付けられている。つまり、管継手12は、床面100に形成された開口が大きくて、例えばフランジ18に設けられた孔18Aを介してねじで床面100に直接取付けられない状態であったとしても、管継手取付部材30を用いることで床面100に取付けることができる。
また、フランジ18を床面100と収容凹部36の底面とで挟んで管継手12を床面100の開口102に取付けるため、床下に配設された配管P1を開口102から引き出して管継手12に接続した後でも、従来のように管継手と配管との接続を解除せずに、管継手12を床面100の開口102に取付けることができる。従って、配管P1と管継手12との接続解除、及び再接続などの煩雑な作業を必要とせずに、管継手12を床面100の開口102に取付けることができる。
さらに、フランジ18の孔18Aに突起38が嵌まり込むため、管継手12が管継手取付部材30に対して相対回転するのが抑制される。これにより、管継手12の第2配管接続部14である雌ねじに配管P2の先端部の雄ねじ(図示省略)を捩じ込んだときに、管継手12が配管P2と共回りするのが抑制される(図4参照)。また、突起38は、フランジ18を収容凹部36に収容するときの位置決めとしても活用できる。
また、管継手12の開口102への取付作業は、床上のみで実施されるため、床下、又は、床上及び床下を取付作業に用いる場合と比べて、取付作業が簡単になる。さらに、フランジ18を床面100と収容凹部36の底面とで挟んで管継手12が床面100の開口102に取付けられるため、管継手取付部材に管継手を取付ける機構などを設ける必要がない。すなわち、簡単な構造の管継手取付部材30で管継手12が床面100の開口102に取付けられる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、管継手取付部材30を用いて管継手12を床面100の開口102に取り付ける構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、例えば、取付対象面を建物の壁面として、この壁面に形成された開口に管継手取付部材30を用いて管継手12を取り付ける構成としてもよく、取付対象面を建物の天井面として、この天井面に形成された開口に管継手取付部材30を用いて管継手12を取り付ける構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、フランジ18が管継手12の軸方向の他端部に形成される構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、フランジ18は、管継手12の軸方向の中間部分に形成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、管継手12の第1配管接続部14側が開口102を挿通する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、第1配管接続部14側を管継手取付部材30の貫通孔34を挿通させてフランジ18よりも上方に位置させる構成としてもよい。なお、この場合には、配管P1が床上の配管、配管P2が床下の配管となる。
さらにまた、上述の実施形態では、管継手取付部材30を皿ねじ20を用いて床面100に固定する構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、取付部材本体32の一方の面32Aと床面100とを接着剤で接着して固定してもよく、また、その他の方法で固定してもよい。
また、上述の実施形態では、突起38をフランジ18の孔18Aに嵌め込んで管継手12と管継手取付部材30との相対回転を抑制する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、例えば、フランジ18を矩形状とし、フランジ18が収容される収容凹部36も矩形状として管継手12と管継手取付部材30との相対回転をフランジの角部と収容凹部の壁面との接触で抑制する構成としてもよい。
そして、上述の実施形態では、一枚の板体を加工して取付部材本体32を形成しているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、例えば、金属繊維等を網目が形成されるように編み込んで板状の取付部材本体を形成してもよい。さらに、上述の実施形態では、取付部材本体32を板状としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、ブロック状、またはそれ以外の形状であってもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明の第1実施形態の管継手取付構造を示す部分断面図である。 第1実施形態の管継手取付部材の平面図である。 図2の3−3線断面図である。 第1実施形態の管継手及び管継手取付部材を床面に取り付けた状態を示す平面図である。 (A)管継手の取付手順(1)を示す管継手及び管継手取付部材の部分断面図である。 (B)管継手の取付手順(2)を示す管継手及び管継手取付部材の部分断面図である。 (C)管継手の取付手順(3)を示す管継手及び管継手取付部材の部分断面図である。 (D)管継手の取付手順(4)を示す管継手及び管継手取付部材の部分断面図である。 (E)管継手の取付手順(5)を示す管継手及び管継手取付部材の部分断面図である。
符号の説明
10 管継手取付構造
12 管継手
13 継手本体
18 フランジ
18A 孔
20 皿ねじ
30 管継手取付部材
32 取付部材本体
32A 一方の面
32B 他方の面
34 貫通孔
36 収容凹部
38 突起
40 固定孔
100 床面
102 開口

Claims (7)

  1. 筒体と前記筒体の外周から張り出すフランジとを備える管継手を、取付対象面に形成された開口に取付けるための管継手取付部材であって、
    前記フランジよりも外形が大きく、前記取付対象面に固定される取付部材本体と、
    前記取付部材本体の前記取付対象面に固定される側の面に形成され、前記取付対象面に設置された前記フランジを収容する収容凹部と、
    前記収容凹部の底面を貫通し、前記フランジの外径より径が小さく、前記筒体又は、前記筒体に連結される配管が挿通される貫通孔と、
    を有する管継手取付部材。
  2. 前記フランジには、孔が形成され、
    前記収容凹部の底面には、前記フランジを収容したときに、前記フランジの孔に入り込む突起が形成されている請求項1に記載の管継手取付部材。
  3. 前記取付部材本体の前記収容凹部よりも外側には、前記取付部材本体を前記取付対象面にねじ固定するための固定孔が形成されている請求項1又は請求項2に記載の管継手取付部材。
  4. 取付対象面に形成された開口上に位置する筒体と、前記筒体の外周から張り出し前記取付対象面に設置されたフランジと、を備える管継手を有し、
    前記フランジよりも外形が大きく、一方の面に形成された収容凹部に前記フランジを収容して前記取付対象面に固定される管継手取付部材を有する管継手取付構造。
  5. 前記収容凹部の底面には突起が形成され、
    前記突起が前記フランジに形成された孔に入り込んでいる請求項4に記載の管継手取付構造。
  6. 前記管継手取付部材は、前記取付対象面にねじで固定されている請求項4又は請求項5に記載の管継手取付構造。
  7. 筒体と前記筒体の外周から張り出すフランジとを備える管継手の前記フランジを取付対象面に形成された開口の縁部に設置し、
    前記フランジよりも外形が大きく、一方の面に前記フランジを収容する収容凹部が形成された管継手取付部材を前記収容凹部に前記フランジを収容しつつ、前記取付対象面に固定する管継手取付方法。
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