JP2010063638A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機の前面側に発光手段を備えた遊技機において、発光手段は、発光体と、発光体からの光を前方へと誘導するための誘導面部89を備えた導光部90と、導光部の前方に配設される小径後端部95と、小径後端部よりも前方に配され、小径後端部よりも径を大きく構成した大径前端部96と、小径後端部から入った光を大径前端部へと案内する径が連続して拡大された誘導部94とが一体に構成された光拡大部93と、前記小径後端部と導光部の前端部とにそれぞれ接触した状態で配した少なくとも一枚の光拡散シートからなる第一の拡散シート部97と、前記大径前端部の前方に配した少なくとも一枚の光拡散シートからなる第二の拡散シート部98とを含む。
【選択図】図11
Description
昨今、このような光による演出効果に注目が置かれ、各遊技機が様々な発光態様の発光手段を採用して遊技の興趣を向上させようとしている傾向にある。
この特許文献1によれば、文字などを印刷した表示シートを貼り付けたリールドラムの背面側に発光手段(バックライトユニット)を備えている。発光手段は、前端側に行くに従って径を大きく構成した角錐台状の導光部(ケース)と、導光部内に配設した発光ダイオード(LED)と、導光部と表示シートとの間に配設され、導光部から案内された光を拡散させる光拡散シートとで構成されている(特許文献1の段落0013、図2、図7などを参照。)。すなわち、発光ダイオードからの光を導光部によって拡大させて前方へと案内し、その光を光拡散シートにて拡散し、表示シートを介して発光態様が視認できるようにしたものである。
(1)導光部のみで発光体からの光を拡大する構造で、その拡大された光を単に光拡散シートで拡散させる構造では、拡散シートの中心領域のみが明るく、シートの端部領域に行くにつれて暗くなるという傾向があり、発光態様にムラができ、演出効果の低下を招くことが考えられる。
(2)昨今の遊技機では、様々な機構が遊技機内部に所狭しと配設されているため、それぞれの機構の配設スペースの省スペース化を図りたいというニーズがある。その反面、発光態様を表示する表示シートの発光領域は現状と同じく広い領域を確保したいというニーズがある。
特許文献1に開示のスロットマシンなどの遊技機において、このようなニーズに対応したと想定すると、リールドラム内に種々の電気機器・配線などが配設されているため、前記したバックライトユニットの配設スペースも奥行き方向やドラムの軸方向(水平方向)において縮小されることが考えられる。
このような場合、導光部の拡開角度が必然的に狭められる方向にあるため、上述した(1)の問題点(発光態様のムラ)が顕著に表れてしまう。また、このような状況下であっても表示シートの発光領域を広く確保することは可能であるが、上述のように導光部の拡開角度が狭められることにより、照射領域は狭く、広い発光領域を確保するほど暗くなる領域が広がってしまうため、演出効果が低下してしまう。
発光手段は、
発光体と、
発光体からの光を前方へと誘導するための誘導面部89を備えた導光部90と、
導光部90の前方に配設される小径後端部95と、小径後端部95よりも前方に配され、小径後端部95よりも径を大きく構成した大径前端部96と、小径後端部95から入った光を大径前端部96へと案内する径が連続して拡大された誘導部94とが一体に構成された光拡大部93と、
前記小径後端部95と導光部90の前端部とにそれぞれ接触した状態で配した少なくとも一枚の光拡散シートからなる第一の拡散シート部97と、
前記大径前端部96の前方に配した少なくとも一枚の光拡散シートからなる第二の拡散シート部98とを含むことを特徴とする遊技機としたことである。
導光部90は、前後を開口した取付ベース48内に設けられ、
取付ベース48は、ベース前端部と、前記導光部の前端部との間に凹状に形成された収容部85を設け、
第一の拡散シート部97と、光拡大部93と、第二の拡散シート部98が、前記収容部85内に収容されるとともに、
被覆部材(ボタンキャップ77)は、前記収容部85内に収容された第一の拡散シート部97と、光拡大部93と、第二の拡散シート部98を被覆して前記ベース前端部に取り付けられることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、簡素な構成により効果的な演出が可能である。
なお、本実施形態は本発明遊技機の一例にすぎずなんら図示した形態に限定解釈されるものではなく、その他の形態を有する遊技機、例えば封入球式遊技機なども本発明の範囲内であり、また回胴式遊技機(いわゆるパチスロ機)なども本発明の範囲内であり、本発明の範囲内で種々の遊技機に設計変更可能である。
また、図示はしないが、遊技機枠1内で画像表示手段の背面には、遊技の進行を制御する主制御基板(主制御回路)や、該主制御基板(主制御回路)からの信号に従って各演出装置(発光装置、画像表示手段,スピーカなど)を制御する副制御基板(副制御回路)などの制御装置を配した図示しない基板ベースが装着されている。
ベース部7は、左右端9からそれぞれ一体に延設され、後側に向けて折り曲げ形成されている所定長さの左右サイド部10を備えており、この左右サイド部10は、遊技機枠1の上部左右端面1bを覆うように取り付けられている。
そして、その開口部8から臨むスピーカを覆う所定形状のスピーカカバー11が配設されている。
スピーカカバー11は、ベース部7の前面に係止されて取付けられる。
前記第一のカバー体4と第二のカバー体5は、このスピーカカバー11を前面側から覆うように配設され、ベース部7に取付固定される。本実施形態において、スピーカカバー11は、非透光性の合成樹脂材で形成されている。
拡散シート19は、装飾レンズ105の形状と略同一の形状を有する薄肉シートに形成されている。
そして、前記装飾レンズ105を中央のカバー体6の前端側23に取り付け固定するとともに、前記拡散シート19を前記リフレクタ17の前端面24と前記装飾レンズ105の裏面25に当接させて挟持している。なお、中央のカバー体6は、透光性を有する合成樹脂材で形成されているものとしてもよい。
すなわち、前記ベース部7の上縁12にはLED基板14が配設されており、このLED基板14から発する光が前記第一のカバー体4と第二のカバー体5から可視可能とするためである。従って、第一のカバー体4と第二のカバー体5は、中央に位置する装飾レンズ105とともに、可視可能に発光する。
また、本実施形態では、それぞれ装飾レンズ105を構成する各文字形態部分に適合する複数個の独立した筒部18が横並び状に一体成形されているリフレクタ形態としたため、それぞれの装飾レンズ105の文字毎に発光させたり、それぞれの文字毎に異なる光を発色させたりすることもでき、装飾性を向上させることが可能である。このような発光形態は本実施形態に何等限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本実施形態では、扉枠28の前面側で、左右の枠部34の前面には、所定の発光態様を奏する扉装飾部35が備えられている。扉装飾部35は、左右の枠部34の前面に配設される図示しないLED基板と、そのLED基板上を覆う装飾レンズ36とで構成されている。なお、本実施形態では特に図示していないが、上述した前面上飾り2と同様に、LED基板と装飾レンズ36との間に、光拡散部と拡散シートを配設することも可能である。
上皿30の前面部40の略中央位置には、中空内部Fと連通して設けられ、前記操作ボタンユニット45を前面側から取り付けるためのボタンユニット配設用の開口部46を備えている。
すなわち、本実施形態では、前記操作ボタンユニット45が、本発明の構成である取付部材として機能し、前記上皿30の前面部40に設けられるボタンユニット配設用の開口部46が、本発明の構成である開口部として機能する。
そして、上皿30の開口部46の内面側には、後述する操作ボタンユニット45の係止部(係止片)70が係止される係止受部73が備えられている。本実施形態では、係止受部73は、後述する操作ボタンユニット45のフランジ50が、開口部46の前端縁部107に当接した際に、前記係止片70が係止される位置に備えられている上方の返し部が係止受部73として機能する。
また、本実施形態では、後述する操作ボタンユニット45の左係止片58と右係止片58が係止される係止受部106も備えられている。すなわち、本実施形態では、係止片70の係止受部73への係止とともに、左係止片58と右係止片58も開口部46のそれぞれの係止受部106に係止されるため、係止状態がより強固となる。
ベース本体部49は、左右のボタン部材47を挿入してそれぞれ離間状態に取付可能な2個の取付孔51を所定間隔あけて設けた前面板部52と、曲面を有する板状に形成された左側板部53と右側板部54、及び長尺の略平板状に形成された上板部55と下板部56で、中空の横長筒状に一体に構成されている。また、図5中で、符号57で示す部材は、ベース本体部49の開口した後面側を塞ぎ、その前面側の所定位置にLEDを備えたLED基板であり、左側板部53と右側板部54の係止受部に係止されて備えられる。
なお、ベース本体部49は、上皿30の開口部46に挿入可能な大きさをもって形成されており、フランジ50は、前記開口部46の前端縁部107に当接可能な大きさをもって形成されている。
また、前面板部52における2個の取付孔51の間には、窪み部52eが形成されている。
そして、左端部52cと右端部52dのそれぞれのフランジ50の裏側からは、上皿30の開口部46内に操作ボタンユニット45を挿入した際に係止可能なユニット用の左係止片58と右係止片58が後方に向けて突設されている。
このような構成を採用していることにより、左係止片58と右係止片58には、それぞれ左弾性片部61と弾性体62、右弾性片部63と弾性体64による強固な外向きの押圧力が掛かるため、係止されて取付けられる力が強く、簡単には抜き外すことができない。
本実施例によれば、取付片用係止孔67は、本実施形態では、上板部55と下板部56のそれぞれの後端68寄りに設けられている。
そして、本実施形態では、所定の間隔をあけて水平方向(図中、矢印Hで示す方向)で隣り合う2個の係止片70が備えられている。
なお、本実施形態では、それぞれの係止片70の両側に左右のリブ74が設けられている。
離脱防止手段は、前記操作ボタンユニット45が、前記上皿30の開口部46内面の係止受部73に係止された位置に対して、所定角度を超えて変位するのを防止することによって、操作ボタンユニット45の係止状態の解除を防止して、操作ボタンユニット45の開口部46からの離脱を防止する機能を奏する。
そして、本実施形態では、上皿30の開口部46の内面46aが当接部として機能する。
前記干渉突部75は、操作ボタンユニット45が上皿30の開口部46に挿入され、フランジ50が開口部46の前端縁部107に当接するとともに、係止片70が係止受部73に係止されて装着された状態で、上皿30の開口部46の内面(当接部)46aとの間に所定の隙間Lをもって位置する。従って、干渉突部75は、操作ボタンユニット45を装着した際に、この隙間Lが形成される程度の突出高さ(図中矢印Y方向の高さ)で形成する。
よって、係止片70が係止された位置から操作ボタンユニット45が離れる方向(図中矢印Aで示す方向)へ操作ボタンユニット45が変位した時、前記当接部46a方向へと近づく。
そして、係止片70が係止受部73から離れる方向へ操作ボタンユニット45が所定角度変位すると、干渉突部75が当接部46aと当接して操作ボタンユニット45がその角度を超えて変位することを防止する。
このように構成されたことにより、前周壁部80の先端であるベース前端部83と、導光部90の前端部84との間には、凹状に形成された収容部85が設けられている。この収容部85内には、後述する第一の拡散シート部97と、光拡大部93と、第二の拡散シート部98が収容される。
円筒状部78の後端側には、ベース取付片86が一体に形成されている。ベース取付片86は、円筒状部78から一体に突設された舌片部87と、その舌片部87の先端に一体に設けられた楔状の取付爪部88とで構成されており、舌片部87の弾性により、取付ベース48の取付用係止孔67に係止される。
なお、発光体は、本実施形態で使用したLEDに限定されるものではなく、周知のランプやLCDなどを用いることも可能である。また、本実施形態では、LEDが、ボタンベース76の後方で、円筒状部78の開口側から臨むように配設するものとしたが、円筒状部78内に配設する構成としてもよい。
具体的には、導光部90の前方に配設される小径後端部(底部)95と、小径後端部95よりも前方に配され、小径後端部95よりも径を大きく構成した大径前端部(前面部)96と、小径後端部95から入った光を大径前端部96へと案内する径が連続して拡大された誘導部94とが一体に構成されている。本実施形態では、光拡大部93の拡開角度は、導光部90の拡開角度よりも大きく構成している。照射範囲をさらに拡大するためである。
また、第一の拡散シート部97と第二の拡散シート部98が、それぞれ複数枚の拡散シートをもって構成する形態とすることも可能である。
「本実施形態の作用効果」
従って、操作ボタンユニット45を抜き取って開け放された開口部46から種々の治具100等を挿入して出玉を不正に払い出させる等の不正行為が防止できる。
本実施形態によれば、操作ボタンユニット45の取付ベース48に、上皿30の開口部46内面の当接部46aと接する干渉突部75を設けるだけの簡素な構成で上述した効果が実現できるので、製造コストに優れる。
また、本実施形態では、下端部のフランジ50と開口部46の前端縁部107との間に、ドライバー等の治具100を挿入して取付ベース48を抉じ開けようとした場合を説明したが、上端部のフランジ50と開口部46の前端縁部107との間に、ドライバー等の治具100を挿入して取付ベース48を抉じ開けようとした場合は、係止片70が係止受部73より離脱することがないので取り外しができない。
この実施例2によれば、干渉突部75の先端に係止用の窪み101を設け、その係止用の窪み101に対応する係止用突起102を上皿30の開口部46の内面(当接部46a)に形成している(図14(a))。
従って、下端部のフランジ50と開口部46の前端縁部107との間に、ドライバー等の治具100を挿入して取付ベース48を抉じ開けようとすると、係止片70が係止受部73から離れる方向へ操作ボタンユニット45が所定角度変位する。そのような動作をすると、操作ボタンユニット45に備えた干渉突部75の係止用の窪み101に、当接部46a領域に形成されている係止用突起102が係止されるため(図14(b))、引き抜き方向への弊害となり、操作ボタンユニット45の引き抜きをより困難とする。よって、操作ボタンユニット45がその角度を超えて変位することを防止できる。
この実施例3によれば、干渉突部75の先端に下方に向けて突出する突起103を設け、その突起103に対応する突起係止用の孔部104を上皿30の開口部46の内面(当接部46a)に形成している(図15(a))。
従って、下端部のフランジ50と開口部46の前端縁部107との間に、ドライバー等の治具100を挿入して取付ベース48を抉じ開けようとすると、係止片70が係止受部73から離れる方向へ操作ボタンユニット45が所定角度変位する。そのような動作をすると、操作ボタンユニット45に備えた干渉突部75の突起103が、当接部46a領域に形成されている突起係止用の孔部104に係止されるため(図15(b))、引き抜き方向への弊害となり、操作ボタンユニット45の引き抜きをより困難とする。よって、操作ボタンユニット45がその角度を超えて変位することを防止できる。
「変形例1」
本実施形態では、上皿30の前面部にボタンユニット配設用の開口部46を設けているが、開口部46は、遊技機の前面側、すなわち遊技場の島設備に設置した状態で、遊技者と向かい合う遊技機の正面側に設けられているものであればよく、他の箇所を採択することは可能である。
「変形例2」
例えば、前記実施例1で説明した前面上飾り2の装飾レンズ105に離脱防止手段を採用することも可能であり、本発明の範囲内である。
すなわち、装飾レンズ105の外周面を後方に向けて所定長さ広く形成するとともに前端縁部をフランジ状に延設する。そして、そのフランジ裏面側の上端に、後方に向けて延設する係止片を設けるとともに、係止片と対向する外周面に、後方に向けて延設する二本の干渉突部75を設ける。そして、カバー体3の内面には、前記フランジがカバー体3の前端に当接した際に前記係止片が係止可能な係止受部を設ける。
従って、係止片が係止受部から離れる方向へ装飾レンズ105が所定角度変位すると、干渉突部75がカバー体3の内面(当接部46a)と当接して装飾レンズ105がその角度を超えて変位することを防止することができる。
また、開閉扉26の扉枠28の前面に備えた装飾レンズ105に離脱防止手段を備えることも可能で、本発明の範囲内である。
「変形例3」
また、光拡大部は、本実施形態では、底部のみ透光性を有するものとしたが、光拡大部全体を透光性部材からなるものとしてもよい。すなわち、底部と側壁の双方が透光性を有するものであれば、側壁も発光し、光による装飾性を向上させることができる。
26 開閉扉
30 上皿
45 操作ボタンユニット
89 誘導面部
90 導光部
95 小径後端部
96 大径前端部
94 誘導部
93 光拡大部
97 第一の拡散シート部
98 第二の拡散シート部
Claims (2)
- 遊技機の前面側に発光手段を備えた遊技機において、
発光手段は、
発光体と、
発光体からの光を前方へと誘導するための誘導面部を備えた導光部と、
導光部の前方に配設される小径後端部と、小径後端部よりも前方に配され、小径後端部よりも径を大きく構成した大径前端部と、小径後端部から入った光を大径前端部へと案内する径が連続して拡大された誘導部とが一体に構成された光拡大部と、
前記小径後端部と導光部の前端部とにそれぞれ接触した状態で配した少なくとも一枚の光拡散シートからなる第一の拡散シート部と、
前記大径前端部の前方に配した少なくとも一枚の光拡散シートからなる第二の拡散シート部とを含む
ことを特徴とする遊技機。 - 第二の拡散シート部の前方に配設され、発光態様が視認可能な透光性を有する被覆部材を備え、
導光部は、前後を開口した取付ベース内に設けられ、
取付ベースは、ベース前端部と、前記導光部の前端部との間に凹状に形成された収容部を設け、
第一の拡散シート部と、光拡大部と、第二の拡散シート部が、前記収容部内に収容されるとともに、
被覆部材は、前記収容部内に収容された第一の拡散シート部と、光拡大部と、第二の拡散シート部を被覆して前記ベース前端部に取り付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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-
2008
- 2008-09-10 JP JP2008232658A patent/JP5306748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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