JP5593504B2 - 基板取り付け構造及び遊技機 - Google Patents

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本発明は、板状の固定部に所定の係止具を介して基板を取り付ける基板取り付け構造とこの基板取り付け構造を備える遊技機に関し、特に、LED基板などの小型基板を取り付けるための基板取り付け構造とこの基板取り付け構造を備える遊技機に関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機には、数多くの基板が取り付けられている。遊技機に取り付けられる基板としては、主制御基板、演出制御基板などの制御基板や、中継基板、スイッチ、センサ、LED(発光ダイオード)などの機能部品が実装される部品実装基板があり、特に、電飾に用いるLED基板は、遊技機一台あたりの取り付け枚数が増加傾向にある。
従来、基板の取り付けには、ネジが用いられていた。しかしながら、数多くの基板が取り付けられる遊技機では、ネジ止め箇所が膨大な数になり、製造コストの上昇要因となっている。このような基板取り付けに関するコストの上昇は、ネジ止めに手間がかかるLED基板などの小型基板が数多く取り付けられる遊技機ほど顕著となる。
そこで、ネジを用いることなく、係合により基板を取り付けることも提案されている。例えば、特許文献1に示される遊技機では、基板の固定部に基板の四辺に沿うリブを突設するとともに、リブの内側に複数の係合爪を形成している。このような基板取り付け構造によれば、基板を固定部のリブ内に押し込んで係合爪に係合させるだけで、基板の取り付けを完了させることができる。
特開2008−246247号公報
しかしながら、特許文献1に示される基板取り付け構造では、基板の固定部に基板の四辺に沿うリブを突設する必要があるので、金型の形状が複雑になり、却ってコスト高になるおそれがあった。
また、係合爪が形成されるリブにあっては、基板の押し込みに際して退避方向に弾性変形することが要求されるので、弾性変形不能な材質からなる固定部には適用が困難であった。
さらに、基板に設けられるLEDからの光が点状になるため外観を損なうおそれがあった。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、ネジを用いることなく、係合により基板の取り付けを可能にする基板取り付け構造と、この取り付け構造を備える遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の基板取り付け構造は、板状の固定部に所定の係止具を介して基板を取り付ける基板取り付け構造であって、前記係止具は、弾性変形可能に断面略コの字状に形成され、前記基板を前記固定部とともに挟持する挟持部と、前記基板を挟持した状態で前記固定部と係合する係合部と、を備え、前記基板の取り付けに際して、前記挟持部が弾性変形することで前記係合部と前記固定部とが係合する構成としてある。
また、本発明の遊技機は、板状の固定部に所定の係止具を介して基板を取り付ける基板取り付け構造を備える遊技機であって、前記基板取り付け構造を、上記の基板取り付け構造としてある。
以上のように、本発明によれば、ネジを用いることなく、係合により基板の取り付けを可能にすることができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の基板取り付け手順を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の固定部(基板取り付け部)を示す図であり、(a)は、固定部を背面側から見た斜視図、(b)は、固定部のA−A断面図、(c)は、固定部の背面図である。 本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の係止具を示す図であり、(a)は、係止具の平面図、(b)は、係止具の正面図、(c)は、係止具の側面図である。 本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造のスロットマシンにおける配置を示す斜視図である。
以下、本発明に係る基板取り付け構造と、この基板取り付け構造を備える遊技機の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
遊技機には、パチンコ機、スロットマシン、アレンジボール、雀球など様々な機類があるが、本実施形態では、メダルを遊技媒体とするスロットマシンに本発明に係る基板取り付け構造を適用した場合について、図面を参照しつつ説明する。
[スロットマシン本体]
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を示す概略斜視図、図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、複数のリール41a,41b,41cを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
スロットマシン1は、内部がマイクロコンピュータ等で構成された制御部50、制御部50からの指令により、スピーカやLED等のランプを制御する演出制御部60、及び必要な機械、装置等を収納する正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成されている。
前扉1aは、図2に示すように、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この前扉1aに遊技操作に係る複数の操作手段が設けられて、スロットマシン1の正面部を構成している。
操作手段としては、メダルが投入されるメダル投入口2と、各リール41a,41b,41cの回転を始動させるスタートレバー3と、回転している各リール41a,41b,41cを停止させる3つの停止ボタン5a,5b,5cなどが設けられている。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。また、前扉1a下部には、メダルを払い出すメダル払出口8、払い出されたメダルを貯留する貯留皿81、効果音や警告音を出力するスピーカなどが設けられている。
また、前扉1aには、透光性部材からなる前面パネル9が外装され、この前面パネル9が本発明の基板取り付け構造に設けられたLEDにより照射されるようになっている(後述)。
筐体1bの中央には、リール41a,41b,41cと、各リール41a,41b,41cを回転させる図示しないモータ及び回転位置を検出するセンサ等を備えるドラムユニット4が設けられる。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2aにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
スロットマシン1では、上記の各操作手段からの信号やメダルセレクタ2aからの信号に基づき、制御部50が、ドラムユニット4、メダル払出装置7などの各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン遊技が進行する。
具体的には、遊技者によりメダル投入口2からメダルが投入されると、メダルがメダルセレクタ2aにより検出され、検出信号が制御部50に入力される。制御部50は、この検出信号の入力数からゲーム可能なメダル数を監視するとともに、スタートレバー3の操作を監視する。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、制御部50は、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
さらに、制御部50は、スタートレバー3が操作されたときに、ボーナスや小役等を抽せんする内部抽せんを行い、各停止ボタン5a,5b,5cが押下操作されたタイミングに基づき、抽せん結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41a,41b,41cの停止制御を行う。
また、制御部50は、各リール41a,41b,41cに停止表示される図柄の組合せを判定し、所定の図柄の組合せのときには、メダル払出装置7に対して所定数のメダルを払い出す制御を行い、メダルがメダル払出口8から払い出される。
また、スロットマシン1では、上述したようなスロットマシン遊技において、制御部50が遊技状態に応じた所定の制御信号を演出制御部60に出力することで、演出制御部60が、この制御信号に従い、予め記憶した演出プログラムに基づきスピーカ及び後述のLED31等のランプを駆動して、所定の演出を行う。
そして、このように構成されたスロットマシン1に、本発明に係る基板取り付け構造が設けられている。
以下、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の特徴的な構成について、図3、図4を参照して説明する。
なお、本実施形態では、スロットマシン1に取り付けられるLED基板を例示しているが、本発明の基板取り付け構造は、LED基板に限らず、様々な基板に適用することができる。
[基板取り付け構造]
図3は、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造を示す側断面図、図4は、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造を示す斜視図、図5は、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の基板取り付け手順を示す斜視図である。
これらの図に示すように、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造は、板状の固定部10に所定の係止具20を介して基板30を取り付ける構成としてある。
係止具20は、弾性変形可能に断面略コの字状に形成され、基板30を固定部10とともに挟持する挟持部21と、基板30を挟持した状態で固定部10の係合爪11と係合する係合孔(係合部)22とを備えている。
そして、基板30の取り付けに際しては、挟持部21が弾性変形することで係合孔22と固定部10の係合爪11とが係合するようになっている。
このような基板取り付け構造によれば、ネジを用いることなく、係合により基板30の取り付けを可能にするものでありながら、固定部10に基板30の四辺に沿うリブを突設する必要がないので、固定部10やその金型が複雑な形状になることを回避し、製造コストを抑えることができる。
また、基板30の取り付けに際しては、係止具20の挟持部21が弾性変形することで係止具20の係合孔22と固定部10の係合爪11とが係合するので、弾性変形不能な材質からなる固定部10においても、ネジを用いることなく、係合により基板30を取り付けることができる。
固定部10は、前方向側(コの字状開き方向側)に、この方向への基板30の移動を規制する前方規制部12と、左右方向側(コの字状と直交する方向側)への基板30の移動を規制する左右規制部13とを備えることが好ましい。
このようにすると、係止具20による移動規制と併せ、基板30のすべての方向への移動を規制することができる。
基板30がLED31などの発光手段を備えるものである場合、係止具20の挟持部21に、発光手段からの光を拡散する拡散部23を備えることが好ましい。
このようにすると、係止具20を光の拡散部材に兼用できるので、拡散部材を別途設ける場合に比べ、部品点数の削減及びコストダウンが図れる。
次に、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の固定部10及び係止具20について、図6及び図7を参照して詳細に説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の固定部(基板取り付け部)を示す図であり、(a)は、固定部を背面側から見た斜視図、(b)は、固定部のA−A断面図、(c)は、固定部の背面図である。
この図に示すように、本発明の一実施形態に係る基板取り付け部Tは、前後に貫通する四角筒部を有し、該四角筒部の上側壁部が前記固定部10として機能し、四角筒部の左右側壁が前記左右規制部13として機能するようになっている。
基板30(約20mm×20mm)は、固定部10の下面側に沿う位置に取り付けられるようになっており、この位置において、係止具20の挟持部21が基板30を固定部10とともに挟持することにより、基板30の取り付け状態が維持されるようになっている。
そして、取り付け状態の基板30は、固定部10の下面前方側に突出形成される前方規制部12によって前方向への移動が規制されるとともに、固定部10の左右側壁からなる左右規制部13によって左右方向への移動が規制され、さらに、係止具20の挟持部21によって後方向への移動が規制されることになる。
また、固定部10の上面側には、係止具20の係合孔22と係合する係合爪11が突出形成されている。係合爪11の後面は、後側ほど高さが低くなる傾斜面11aとし、係合爪11の前面は、固定部10から垂直に立ち上がる直立面11bとしてある。
図7は、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の係止具を示す図であり、(a)は、係止具の平面図、(b)は、係止具の正面図、(c)は、係止具の側面図である。
この図に示すように、本発明の一実施形態に係る係止具20は、ほぼ基板30と同じ大きさを有するとともに(約20mm×20mm×10mm)、全体として弾性変形可能に断面略コの字状に形成され、基板30を固定部10とともに挟持する挟持部21を構成している。
また、挟持部21の上片21aには、基板30を挟持した状態で固定部10の係合爪11と係合する係合孔22が形成されている。
基板30の取り付けに際しては、挟持部21が弾性変形することで係合孔22と固定部10の係合爪11とが係合するようになっている。
つまり、基板30及び固定部10を挟持すべく、固定部10に沿って係止具20を前方にスライドさせて差し込むと、挟持部21の上片21aが係合爪11の傾斜面11aに乗り上げて上方に弾性変形し、その後、係合孔22の前端が係合爪11の直立面11bを越えた段階で挟持部21の上片21aが弾性復元し、係合孔22が係合爪11に係合される。
そして、係合孔22が係合爪11に係合した状態では、係合孔22の前端縁が係合爪11の直立面11bに当接することにより、係止具20の後方への移動が規制され、また、挟持部21から下方に延出する当接部24と基板取り付け部Tの後端面との当接と、前方規制部12と挟持部21との間にある基板30により、係止具20の前方への移動が規制されることになる。
上記のように基板30を取り付けた後、基板30の上面に実装されるコネクタ32にケーブル(図示せず)を接続し、基板30に対してLED駆動電流を供給すると、基板30の下面に実装されるLED31が発光駆動し、基板取り付け部Tの前側下方が照射される。
このとき、LED31の下方を前記拡散部23が覆うことにより、LED31の光が拡散される。特に、LED31がチップLEDである場合、発光が点状となるので、拡散部23で面発光状態とすることにより、ムラのない視認性の良い電飾効果が得られる。
本実施形態の拡散部23は、挟持部21の下片21bから前方に延出する薄板部で構成されている。
また、挟持部21の下片21bには、上方に突出する2条のリブ21cが形成されており、これらのリブ21cで基板30の下面を支持することにより、LED31と拡散部23とが所定の間隔をもって対向するようになっている。
なお、拡散部23は、係止具20の成形材料に拡散材を混ぜたり、成形材料を乳白色とすることにより、ムラのない光の拡散機能が得られる。
次に、本発明の一実施形態に係る基板取り付け構造の基板取り付け手順について、図4及び図5を参照して説明する。
図5に示すように、基板30を固定部10に取り付ける場合は、まず、基板30を係止具20の挟持部21に側方又は前方から差し込む。
次に、係止具20及び基板30を固定部10に後方からスライドさせて差し込む。このとき、挟持部21の上片21aは、固定部10の上面に沿わせ、基板30は、固定部10の下面に沿わせる。
固定部10に沿って係止具20及び基板30を前方にスライドさせて差し込むと、挟持部21の上片21aが係合爪11の傾斜面11aに乗り上げて上方に弾性変形し、その後、係合孔22の前端が係合爪11の直立面11bを越えた段階で挟持部21の上片21aが弾性復元し、係合孔22が係合爪11に係合される。これにより、基板30の取り付けが完了する。
そして、係合孔22が係合爪11に係合した状態では、係合孔22の前端縁が係合爪11の直立面11bに当接することにより、係止具20の後方への移動が規制され、また、挟持部21から下方に延出する当接部24が基板取り付け部Tの後端面に当接するとともに、前方規制部12と挟持部21との間にある基板30により、係止具20の前方への移動が規制されることになる。
また、取り付けられた基板30は、固定部10の下面前方側に突出形成される前方規制部12によって前方向への移動が規制されるとともに、固定部10の左右側壁からなる左右規制部13によって左右方向への移動が規制され、さらに、係止具20の挟持部21によって後方向への移動が規制されることになる。
そして、基板30を取り付けた後、基板30の上面に実装されるコネクタ32にケーブル(図示せず)を接続し、基板30に対してLED駆動電流を供給すると、基板30の下面に実装されるLED31が発光駆動し、基板取り付け部Tの前側下方が照射される。
このとき、LED31の下方を係止具20の拡散部23が覆うことにより、LED31の光が拡散される。
次に、このLED31の発光による作用について説明する。
図8は、スロットマシン1における基板取り付け構造の配置を示す斜視図であり、下部円内は、基板取り付け部Tを前面側から見た拡大斜視図である。すなわち、この図におけるB−B断面が図6の(b)となり、係止具20及び基板30を固定部10に差し込んだ状態を示したものが図3となっている。
前面パネル9は、可視光透過率の高いガラス、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの無色透明、有色透明、又は半透明の透光性部材からなり、図8に示すように、所定のピンやねじを用いて前扉1aの前面を覆うように取り付けられている。前面パネル9には、表示窓6を外部に臨ませる上部開口9aと、スタートレバー3等の操作手段を外部に臨ませる下部開口9bとが形成され、LED31は、下部開口9bの端面9b−1となる入射部9b−2に対向配置されている。
具体的には、図3に示すように、LED31は、拡散部23を介して、入射部9b−2と対向して配置され、拡散部23により拡散された光は入射部9b−2から前面パネル9に入射するようになっている。この入射光は、前面パネル9内を下方に伝播し、下部端面から外部に出射する。すなわち、前面パネル9が導光板となり、前面パネル9の下部端面が発光する。このとき、下部端面は拡散部23によって拡散された光により発光するので、点状に発光することなく、広い範囲に亘ってムラなく発光する。
このように、基板取り付け構造に係る基板30をLED基板とするとともに、LED31が拡散部23を介して透光性部材となる前面パネル9の端面9b−1に対向するように設けることで、LED31からの光が拡散部23を介して端面9b−1から入射されるとともに、前面パネル9内を伝播して下部端面から出射するので、下部端面を広い範囲に亘ってムラなく発光させることができる。
以上のように構成された本実施形態によれば、板状の固定部10に所定の係止具20を介して基板30を取り付ける基板取り付け構造であって、係止具20は、弾性変形可能に断面略コの字状に形成され、基板30を固定部10とともに挟持する挟持部21と、基板30を挟持した状態で固定部10と係合する係合孔22と、を備え、基板30の取り付けに際して、挟持部21が弾性変形することで係合孔22と固定部10とが係合するので、ネジを用いることなく、係合により基板30の取り付けを可能にするものでありながら、固定部10に基板30の四辺に沿うリブを突設する必要がない。その結果、固定部10やその金型が複雑な形状になることを回避し、製造コストを抑えることができる。
また、基板30の取り付けに際しては、係止具20の挟持部21が弾性変形することで係止具20の係合孔22と固定部10の係合爪11とが係合するので、弾性変形不能な材質からなる固定部10においても、ネジを用いることなく、係合により基板30を取り付けることができる。
また、基板30をLED基板とすることで、拡散部23によって拡散された光により照射される範囲を広げることができる。
以上、本発明について、実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態に係る基板取り付け部Tは、前後に貫通する四角筒状に形成したが、板状に形成された固定部10と、この固定部10から突出形成される前方規制部12と、固定部10の左右側壁からなる左右規制部13とが形成された、略コの字形状を有すれば足りる。
また、基板取り付け部Tを天地逆さに形成するとともに、係止具20を基板30とともに逆さに取り付けることで、LED31により基板取り付け部Tの前側上方を照射させることもできる。
また、本実施形態では、基板30の基板面を鉛直方向(下方)に向けて固定したが、水平方向に向けて固定し、LED31により遊技機の正面を照射させることもできる。
また、基板30は、LED基板に限らず、中継基板など任意な基板とすることができる。
このような前方規制部12と左右規制部13とを有する固定部10(基板取り付け部T)を形成することで、基板30を、係止具20を介して遊技機内の任意な位置に取り付けることができる。
本発明は、板状の固定部にネジを用いることなく基板を取り付ける基板取り付け構造に適用でき、特に、LED基板などの小型基板が数多く取り付けられる遊技機に好適に用いることができる。
1 スロットマシン
1a 前扉
1b 筐体
9 前面パネル
9b−1 端面
10 固定部
11 係合爪
11a 傾斜面
11b 直立面
12 前方規制部
13 左右規制部
20 係止具
21 挟持部
21a 上片
21b 下片
21c リブ
22 係合孔
23 拡散部
24 当接部
30 基板
31 LED
32 コネクタ
T 基板取り付け部

Claims (3)

  1. 固定部に所定の係止具を介して基板を取り付ける基板取り付け構造であって、
    前記係止具は、弾性変形可能に断面略コの字状に形成され、前記基板を前記固定部とともに挟持する挟持部と、
    前記基板を挟持した状態で前記固定部と係合する係合部と、を備え、
    前記基板は、所定の発光手段を備え、
    前記挟持部は、前記発光手段からの光を拡散する拡散部を備え、
    前記基板の取り付けに際して、前記挟持部が弾性変形することで前記係合部と前記固定部とが係合することを特徴とする基板取り付け構造。
  2. 前記基板取り付け構造は、前記発光手段が前記拡散部を介して所定の透光性部材の端面に対向するように設けられ、
    前記発光手段からの光が前記拡散部を介して前記端面から入射されるとともに、前記透光性部材内を伝播して前記透光性部材の他の端面から出射する請求項記載の基板取り付け構造。
  3. 固定部に所定の係止具を介して基板を取り付ける基板取り付け構造を備える遊技機であって、前記基板取り付け構造は、請求項1又は2記載の基板取り付け構造であることを特徴とする遊技機。
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