JP2010061286A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、その設置場所や使用状態に応じて、適切な省電力化を実現することが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る自動販売機100は、自動販売機100の機能を実現する複数の機能部(照明部2、操作部3、温度調節部4、金銭識別部5、商品搬送部6など)と;自動販売機100の動作を設定するための設定信号を出力するインタフェイス部(メンテナンス操作部8)と;前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定されたスリープ条件に従い、前記複数の機能部のスリープ移行/復帰制御を個別に行うためのスリープ制御信号を前記複数の機能部に出力するスリープ制御部1aと;を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動販売機に関するものである。
近年、環境問題に対する意識の高まりから、家電製品や電子機器のみならず、自動販売機についても、その省電力化が求められている。
なお、上記に関連する従来技術の一例として、特許文献1には、全販売商品の売切時または故障時に蛍光灯を消灯することを特徴とする自動販売機の蛍光灯制御装置が開示・提案されている。
特開平5−40874号公報
確かに、上記従来の自動販売機であれば、全販売商品の売切時や故障時において、蛍光灯が自動的に消灯されるので、電力の浪費を抑えることが可能となる。
しかしながら、電力の消費という視点で見た場合に、上記従来の自動販売機は、あくまで、蛍光灯の点灯/消灯制御のみを自動化したものであり、自動販売機に搭載されたその他の諸機能(商品の保温機能や商品選択ボタンの押下監視機能、硬貨や紙幣の投入監視機能など)は、蛍光灯の消灯時であっても、全て稼働状態に維持されていたため、自動販売機の設置場所や使用状態によっては無駄な電力が浪費されていた。例えば、夜間のオフィスビルのように、明らかに購買者がいない時間帯であっても、上記機能が稼働状態にあるため、不必要な電力が消費されていた。
本発明は、上記の問題点に鑑み、その設置場所や使用状態に応じて、適切な省電力化を実現することが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、自動販売機の機能を実現する複数の機能部と;前記自動販売機の動作を設定するための設定信号を出力するインタフェイス部と;前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定されたスリープ条件に従い、前記複数の機能部のスリープ移行/復帰制御を個別に行うためのスリープ制御信号を前記複数の機能部に出力するスリープ制御部と;を有して成る構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る自動販売機は、現在日時を計時するリアルタイムクロックを有して成り、前記スリープ制御部は、前記リアルタイムクロックの出力に基づいて、前記スリープ条件の判定を行う構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1または第2の構成から成る自動販売機は、前記複数の機能部の一つであって、商品の陳列ケースなどを照明する照明部と;前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定された照明条件に従い、前記照明部のオン/オフ制御や輝度制御を行うための照明制御信号を前記照明部に出力する照明制御部と;を有して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る自動販売機は、周囲の照度を検出する照度センサを有して成り、前記照明制御部は、前記照度センサの出力に基づいて、前記照明条件の判定を行う構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第3または第4の構成から成る自動販売機は、周囲に人体が存在するか否かを検出する人体センサを有して成り、前記照明制御部は、前記人体センサの出力に基づいて、前記照明条件の判定を行う構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る自動販売機は、前記複数の機能部の一つであって、商品の温度を所定の設定温度に維持する温度調節部と;前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定された温度調節条件に従い、前記設定温度の可変制御を行うための設定温度制御信号を前記温度調節部に出力する設定温度制御部と;を有して成る構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る自動販売機は、周囲の気温を検出する気温センサを有して成り、前記設定温度制御部は、前記気温センサの出力に基づいて、前記温度調節条件の判定を行う構成(第7の構成)にするとよい。
本発明に係る自動販売機であれば、その設置場所や使用状態に応じて、適切な省電力化を実現することが可能となる。
図1は、本発明に係る自動販売機の一実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の自動販売機100は、これを構成する要素ブロックの一例として、メインコントローラ1と、照明部2と、操作部3と、温度調節部4と、金銭識別部5と、商品搬送部6と、各種センサ7と、メンテナンス操作部8と、不揮発性メモリ9と、リアルタイムクロック10(以下、RTC10と呼ぶ)と、を有して成る。
メインコントローラ1は、自動販売機100の諸動作を統括的に制御する手段であり、特に、本発明に関連する機能として、スリープ制御部1a、照明制御部1b、及び、設定温度制御部1cとしての機能を具備している。スリープ制御部1aは、メンテナンス操作部8から入力される設定信号(本実施形態の例では、不揮発性メモリ9に格納される設定データに相当、以下同様)に基づいて設定されたスリープ条件に従い、自動販売機100を構成する複数の機能部について、各々のスリープ移行/復帰制御を個別に行うためのスリープ制御信号を上記複数の機能部に出力する手段である。照明制御部1bは、メンテナンス操作部8から入力される設定信号に基づいて設定された照明条件に従い、照明部2のオン/オフ制御や輝度制御を行うための照明制御信号を照明部2に出力する手段である。設定温度制御部1cは、メンテナンス操作部8から入力される設定信号に基づいて設定された温度調節条件に従い、温度調節部4のオン/オフ制御や設定温度の可変制御を行うための設定温度制御信号を温度調節部4に出力する手段である。
なお、メインコントローラ1としては、CPU[Central Processing Unit]やDSP[Digital Signal Processor]などの演算処理装置を用いればよく、上記のスリープ制御部1a、照明制御部1b、及び、設定温度制御部1cについては、ハードウェア/ソフトウェアのいずれで実現してもよい。
照明部2は、商品の陳列ケースなどを照明する手段であり、蛍光灯や発光ダイオードなどを用いることができる。
操作部3は、購買者の操作を受け付ける手段であり、商品選択ボタンや投入金銭の返却レバーなどを備えて成る。
温度調節部4は、自動販売機100の内部に備蓄されている商品の温度を所定の設定温度に維持する手段であり、コールド用商品を冷却するクーラや、ホット用商品を加熱するヒータ、及び、商品の温度を検出するサーモスタットなどを備えて成る。
金銭識別部5は、購買者によって投入された金銭(硬貨や紙幣)を監視し、その真偽並びに投入額を識別する手段である。なお、金銭識別部5として、電子マネー機能を搭載したICカードや携帯電話端末との間で、決済情報のやり取りが可能なリーダ/ライタを設けてもよい。
商品搬送部6は、購買者によって選択された商品を庫内から商品取出口まで搬送する手段であり、モータやローラ、及び、これらの駆動制御ICなどを備えて成る。
各種センサ7は、自動販売機100の周囲環境に関する情報を取得する手段であり、図1の例では、周囲の照度を検出する照度センサ7aと、周囲に人体が存在するか否かを検出する人体センサ7bと、周囲の気温を検出する気温センサ7cと、を備えて成る。
メンテナンス操作部8は、自動販売機100の所有者やメンテナンス作業者の操作に基づいて、自動販売機100の動作を設定するための設定信号を出力するインタフェイス部であり、表示部や操作キーを備えて成る。ただし、所定のメンテナンス操作端末(携帯型パーソナルコンピュータなど)を用いて上記の設定を行う場合には、必ずしも自動販売機100に表示部や操作キーを備えておく必要はなく、メンテナンス操作部8に代えて、自動販売機100とメンテナンス操作端末とを接続するためのコネクタを備えておけば足りる。また、ネットワークを介して上記の設定を遠隔的に行う場合には、メンテナンス操作部8に代えて、自動販売機100と前記ネットワークとを接続するための有線通信ポートや無線通信ポートを備えておけば足りる。また、自動販売機100の動作を設定するための設定データを予め作成しておき、所定のメディア(着脱可能なフラッシュメモリなど)を用いてその設定データを自動販売機100に転送する場合には、メンテナンス操作部8に代えて、前記メディアに対応したリーダ/ライタを備えておけば足りる。
不揮発性メモリ9は、メンテナンス操作部8から入力される設定信号を設定データ(後述するスリープ条件、照明条件、温度調節条件などを含む)として不揮発的に格納し、メインコントローラ1からの読み出し要求に応じてこれを出力する手段であり、フラッシュメモリやEEPROM[Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory]などを用いることができる。このように、メンテナンス操作部8を用いて設定された設定データの格納手段として不揮発性メモリ9を用いる構成であれば、停電などによって自動販売機100への電力供給が遮断されても設定データが滅失しないので、自動販売機100の動作を再設定する必要がなく、自動販売機100のメンテナンスフリー化に寄与することが可能となる。
RTC10は、専用電源(ボタン電池など)からの電力供給を受けて、現在日時(年・月・日・時・分・秒)を常に計時する手段である。
次に、本発明に関連するメインコントローラ1の諸動作(特に、スリープ制御部1a、照明制御部1b、及び、設定温度制御部1cとしての諸動作)に関して、図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は、自動販売機100の動作を設定するための設定データの一例を示す模式図であり、紙面左側から順に、照明部2、操作部3、温度調節部4と、金銭識別部5、商品搬送部6、並びに、各種センサ7(照度センサ7a、人体センサ7b、気温センサ7c)の動作状態(スリープ状態/スタンバイ状態)が示され、また、紙面縦方向には、一日の時間経過(0時〜24時)が示されている。
なお、下記の説明中において、「スリープ状態」とは、各機能部に電源が供給されておらず、その動作が不可能な状態を指すものとし、また、「スタンバイ状態」とは、各機能部に電源が供給されており、その動作が可能な状態を指すものとする。
また、図2では、メンテナンス操作部8、不揮発性メモリ9、並びに、RTC10の動作状態がいずれも示されていないが、メンテナンス操作部8や不揮発性メモリ9については、現在日時や周囲環境などに依ることなく、メンテナンス操作やメモリアクセスの待ち受けを行うべく、常にスタンバイ状態に維持されているものとし、また、RTC10については、常に現在日時を計時し続けているものとする。
以下では、自動販売機100が設置されているビルの開館時間帯が6時〜21時であると仮定して説明を行う。
スリープ制御部1aは、RTC10の出力(現在日時)に基づいて、メンテナンス操作部8で設定されたスリープ条件(現在日時が所定の条件を満たしているか否か)の判定を行い、自動販売機100を構成する複数の機能部について、各々のスリープ移行/復帰制御を個別に行う。図2を参照しながら一日の流れを具体的に述べると、スリープ制御部1aは、まず、ビルの開館時刻の2時間前(すなわち4時)に、温度調節部4と気温センサ7cを他の機能部に先行してスリープ状態からスタンバイ状態に復帰させ、その後、ビルの開館時刻(すなわち6時)に、照明部2、操作部3、金銭識別部5、商品搬送部6、照度センサ7a、及び、人体センサ7bをスリープ状態からスタンバイ状態に復帰させる。
このような動作シーケンスを採用することにより、温度調節部4がスリープ状態とされている間に、商品の温度がその設定温度から乖離してしまった場合でも、自動販売機100で商品の購買が可能となる時刻(すなわち6時)までには、商品の温度を所定の設定温度に冷却または加熱し直すことができるので、ビルの開館直後に商品を購入した購買者に対して商品の温度に関する不満を抱かせずに済む。
なお、図2の例では、ビルの開館時刻の2時間前から商品の温度調節を再開する構成を例に挙げて説明を行ったが、温度調節の再開時刻はこれに限らず任意に設定すればよい。また、温度調節の再開時刻は、一年を通して一律に設定してもよいし、季節を反映して変動的に設定してもよい。具体例を挙げると、夏期(例えば6月〜8月)は気温が高く、コールド用商品の温度をその設定温度まで冷却するために長時間を要することが想定され、逆に、冬期(例えば12月〜2月)は気温が低く、ホット用商品の温度をその設定温度まで加熱するために長時間を要することが想定される。そこで、これらの季節には、温度調節の再開時刻を春期(例えば3月〜5月)や秋期(例えば9月〜11月)よりも早めるように、温度調節部4のスリープ条件を設定しておくことが考えられる。
また、上記した温度調節の再開に際し、設定温度制御部1cは、気温センサ7cの出力(周囲の気温)に基づいて、メンテナンス操作部8で設定された温度調節条件(周囲の気温が所定の条件を満たしているか否か)の判定を行い、商品の設定温度を可変制御する。具体例を挙げると、設定温度制御部1cは、周囲の気温が高いほど、コールド用商品の設定温度を低めに設定し、逆に、周囲の気温が低いほど、ホット用商品の設定温度を高めに設定する。このような設定を行うことにより、暑い季節にはより冷たい商品を提供することが可能となり、逆に、寒い季節にはより温かい商品を提供することが可能となるので、商品を購入した購買者の満足度を高めることができる。
なお、本実施形態の自動販売機100において、設定温度制御部1cは、温度調節部4がスリープ状態からスタンバイ状態に復帰されたときに、気温センサ7cの出力に基づいて商品の設定温度を可変制御し、以後、その設定温度を維持する構成とされている。従って、気温センサ7cは、上記設定温度の可変制御時にのみ動作させればよく、周囲の気温を検出し終えた後は、遅滞なくスタンバイ状態からスリープ状態に移行させるように、気温センサ7cのスリープ条件を設定しておくことが望ましい。このような設定を行うことにより、気温センサ7cにおける電力の浪費を抑えることが可能となる。なお、図2の例では、4時〜5時までの間、1時間に亘って気温センサ7cがスタンバイ状態に維持されている様子が描写されているが、実際には、より短い時間(周囲の温度を検出するために必要十分な時間)だけ気温センサ7cをスタンバイ状態に維持すれば足りる。もちろん、時々刻々と変化する周囲の気温に応じて商品の設定温度を逐次可変制御する必要がある場合には、気温センサ7cで周囲の気温を一度検出し終えた後も、そのスタンバイ状態を維持するように、気温センサ7cのスリープ条件を設定すればよい。
また、照明部2のスリープ状態が解除された後、照明制御部1bは、照度センサ7a及び人体センサ7bの出力(周囲の照度及び人体(購買者)の有無)に基づいて、メンテナンス操作部8で設定された照明条件(周囲の照度が所定の条件を満たしているか否か、また、周囲に人体(購買者)が存在するか否か)の判定を行い、照明部2のオン/オフ制御や輝度制御を行う。
図2の例に即して説明すると、照明制御部1bは、ビルの開館時間帯であって、かつ、来訪者が比較的少ないと考えられる時間帯(6時〜9時、及び、18時〜21時)には、自動販売機100の周囲が暗く、かつ、自動販売機100の周囲に人体(購買者)が存在すると判定したときにのみ、照明部2をオンとし、その余の場合には、照明部2をオフとするか、或いは、照明部2の輝度を低下させる。すなわち、上記の時間帯においては、自動販売機100の周囲が暗くても、自動販売機100の周囲に人体(購買者)が存在しなければ、照明部2がオンとされることはない。このような設定を行うことにより、照明部2における電力の浪費を抑えることが可能となる。
また、照明制御部1bは、ビルの開館時間帯であって、かつ、来訪者が比較的多いと考えられる時間帯(9時〜18時)には、自動販売機100の周囲に人体(購買者)が存在するか否かに依ることなく、自動販売機100の周囲が暗いと判定した時点で、照明部2をオンとし、その余の場合には、照明部2をオフとするか、或いは、照明部2の輝度を低下させる。すなわち、上記の時間帯においては、自動販売機100の周囲が暗ければ、自動販売機100の周囲に人体(購買者)が存在しなくても、照明部2が自動的にオンとされる。このような設定を行うことにより、自動販売機100から離れた位置に存在する購買者に対しても、自動販売機100の存在をアピールすることが可能となる。
なお、上記いずれの時間帯においても、自動販売機100の周囲が明るければ、自動販売機100の周囲に人体(購買者)が存在するか否かに依ることなく、照明部2が自動的にオフとされる。従って、例えば、自動販売機100の設置場所に別途の屋内灯が設けられており、その周囲が十分に明るい場合には、たとえ夜間であっても照明部2がオンされることはないので、照明部2における電力の浪費を抑えることが可能となる。
また、上記動作例の場合、人体センサ7bは、ビルの開館時間帯であって、かつ、来訪者が比較的少ないと考えられる時間帯(6時〜9時、及び、18時〜21時)にのみ動作させればよく、その余の時間帯には、ビルの開館時間帯であってもスタンバイ状態からスリープ状態に移行させるように、人体センサ7bのスリープ条件を設定しておくことが望ましい。このような設定を行うことにより、人体センサ7bにおける電力の浪費を抑えることが可能となる。
また、上記動作例の場合、照度センサ7aは、ビルの開館時間帯において常に動作されているが、自動販売機100のさらなる低消費電力化を図るのであれば、例えば、自動販売機100の周囲が十分に明るいと想定される時間帯(例えば9時〜15時)において、人体センサ7bのみならず、照度センサ7aについてもスタンバイ状態からスリープ状態に移行させるように、照度センサ7aのスリープ条件を設定するとともに、照明部2については、同時間帯において常時オフとしておくように、照明部2のスリープ条件を設定することも任意である。
一方、操作部3、温度調節部4、金銭識別部5、及び、商品搬送部6は、ビルの開館時間帯において常にスタンバイ状態に維持されている。このような設定を行うことにより、万一、照度センサ7aや人体センサ7bに不具合が生じた場合であっても、購買操作の受付や投入金銭の監視及び識別、並びに、選択商品の搬送など、商品の自動販売サービスに関する重要動作(基本動作)については、これを滞りなく実行することができるので、購買者に予期せぬ不利益を与えるおそれが少なくなる。
その後、スリープ制御部1aは、ビルの閉館時刻(すなわち21時)に合わせて、自身を除く全ての機能部をスタンバイ状態からスリープ状態に移行させ、ビルの開館時刻(すなわち明朝6時)が到来するまでこれを維持する。このような設定を行うことにより、ビルが無人となる閉館時間帯には、スリープ状態からの復帰処理を司るスリープ制御部1aを除き、自動販売機100の全機能を停止させることができるので、その消費電力を大幅に削減することが可能となる。従って、国内や国外で幅広く普及している自動販売機の全てについて、本発明を適用することができれば、トータルとして莫大な省電力化を実現することが可能となり、延いては、二酸化炭素排出量の削減など、全世界的な環境問題の解決に大きく寄与することが可能となる。
なお、上記動作例の場合、ビルの閉館時刻以降は、照明部2がスリープ状態とされているが、防犯上の理由から、照明部2をあえてスタンバイ状態(常時点灯状態)に維持しておくように、照明部2のスリープ条件を設定しておくことも任意である。ただし、このような防犯設定を行った場合には、一見すると自動販売機100が動作中であるように見えるので、販売停止中である旨の表示や金銭投入口の閉鎖など、購買者による金銭の誤投入を防止するための措置を講じておくことが望ましい。
また、上記では、図2に示されるルーチン動作が毎日繰り返されるという前提で説明を行ったが、自動販売機100の動作設定については、これに限定されるものではなく、例えば、平日における動作パターン(例えば図2に示したルーチン動作)と、週末や祝祭日における動作パターン(例えば終日スリープ)を個別に設定しておくことも可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、自動販売機の省電力化を実現する上で有用な技術である。
は、本発明に係る自動販売機の一実施形態を示すブロック図である。 は、自動販売機100の動作を設定するための設定データの一例を示す模式図である。
符号の説明
100 自動販売機
1 メインコントローラ(CPUなど)
1a スリープ制御部
1b 照明制御部
1c 設定温度制御部
2 照明部
3 操作部
4 温度調節部
5 金銭識別部
6 商品搬送部
7 各種センサ
7a 照度センサ
7b 人体センサ
7c 気温センサ
8 メンテナンス操作部(インタフェイス部)
9 不揮発性メモリ
10 リアルタイムクロック(RTC)

Claims (7)

  1. 自動販売機の機能を実現する複数の機能部と;
    前記自動販売機の動作を設定するための設定信号を出力するインタフェイス部と;
    前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定されたスリープ条件に従い、前記複数の機能部のスリープ移行/復帰制御を個別に行うためのスリープ制御信号を前記複数の機能部に出力するスリープ制御部と;
    を有して成ることを特徴とする自動販売機。
  2. 現在日時を計時するリアルタイムクロックを有して成り、
    前記スリープ制御部は、前記リアルタイムクロックの出力に基づいて、前記スリープ条件の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記複数の機能部の一つであって、商品の陳列ケースなどを照明する照明部と;
    前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定された照明条件に従い、前記照明部のオン/オフ制御や輝度制御を行うための照明制御信号を前記照明部に出力する照明制御部と;
    を有して成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機。
  4. 周囲の照度を検出する照度センサを有して成り、
    前記照明制御部は、前記照度センサの出力に基づいて、前記照明条件の判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
  5. 周囲に人体が存在するか否かを検出する人体センサを有して成り、
    前記照明制御部は、前記人体センサの出力に基づいて、前記照明条件の判定を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の自動販売機。
  6. 前記複数の機能部の一つであって、商品の温度を所定の設定温度に維持する温度調節部と;
    前記インタフェイス部から入力される前記設定信号に基づいて設定された温度調節条件に従い、前記設定温度の可変制御を行うための設定温度制御信号を前記温度調節部に出力する設定温度制御部と;
    を有して成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の自動販売機。
  7. 周囲の気温を検出する気温センサを有して成り、
    前記設定温度制御部は、前記気温センサの出力に基づいて、前記温度調節条件の判定を行うことを特徴とする請求項6に記載の自動販売機。
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