JP2010060926A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
特定の人が作業を行なう場合は、他の外装カバーを取外さなくとも、所望する外装カバーを自由に開放することができる電子機器を提供する。
【解決手段】
画像処理装置1は、本体フレーム2に開閉自在な複数の外装カバー3a,3b,3c,3dと、前側外装カバー3aの開閉状態を検出する検出センサ19と、制御部8とを備える。前側外装カバー3aは規制部10のみを有し、左側および右側外装カバー3c,3dは規制部10と取付部11とカバー部12とを有し、後側外装カバー3bは取付部11とカバー部12とを有する。
上記構成により、外装カバー3a,3b,3c,3dが閉じているとき、カバー部12を取付部材18から取り外すことで、所望する外装カバー3a,3b,3c,3dの一部を開放することができる。
【選択図】図5
特定の人が作業を行なう場合は、他の外装カバーを取外さなくとも、所望する外装カバーを自由に開放することができる電子機器を提供する。
【解決手段】
画像処理装置1は、本体フレーム2に開閉自在な複数の外装カバー3a,3b,3c,3dと、前側外装カバー3aの開閉状態を検出する検出センサ19と、制御部8とを備える。前側外装カバー3aは規制部10のみを有し、左側および右側外装カバー3c,3dは規制部10と取付部11とカバー部12とを有し、後側外装カバー3bは取付部11とカバー部12とを有する。
上記構成により、外装カバー3a,3b,3c,3dが閉じているとき、カバー部12を取付部材18から取り外すことで、所望する外装カバー3a,3b,3c,3dの一部を開放することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、一部が開閉可能な外装カバーを備えた電子機器に関する。
外装カバーを有する電子機器には、電熱ヒータや駆動モータといった駆動部品が内装される。外装カバーは、ジャム処理や消耗品の交換等のメンテナンス時に開けられる。外装カバーを開けたままで駆動部品が動作すると、安全上の問題がある。
そこで、電子機器には、機器本体に対して開閉自在な外装カバーの開閉状態を検出する検出部が設けられる。外装カバーが開放されていることが検出された場合、電子機器は、特定の部品、例えば、駆動部品への電源供給を遮断する。
しかしながら、電子機器は、通常、複数の外装カバーを備えるため、検出部を複数設ける必要がある。そのため、コストが掛かる。
そこで、外装カバーに開閉順序を設け、所定の順序に沿って開閉させることで、開放を検出する検出部を最小限にすると共に、メンテナンスの作業上の安全性を確保するようにしている電子機器がある。例えば、特許文献1には、電子機器本体に前面および側面にフロントカバーとサイドカバーを開閉可能に設け、前記フロントカバーの一端には、フロントカバーおよびサイドカバーの閉成状態においてサイドカバーの一部を覆い、サイドカバーの開放動作を規制する規制部が設けたことが開示されている。
特開平11−296048公報
ところで、特許文献1では、外装カバーを開放してメンテナンスする場合、必ずフロントカバーから開ける必要がある。そのため、安全に作業を行うための知識を有する専任の保守作業者であっても、フロントカバーから順に外装カバーを開放していく必要がある。そのため、所望の外装カバーを開放するまでに時間を要する場合があり、メンテナンス作業の効率が悪い。
本発明は、特定の人が作業を行なう場合は、他の外装カバーを取外さなくとも、所望する外装カバーを自由に開放することができる電子機器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、機器本体に設けられた外装カバーの取り外しが、隣の外装カバーによって規制される電子機器であって、前記外装カバーは、前記機器本体に着脱自在に取り付けられる取付部と、前記取付部に着脱自在に取り付けられるカバー部とを有し、前記カバー部は、接続部材を介して前記取付部に取り付けられ、前記取付部は、隣の外装カバーによって覆われて、前記機器本体からの取り外しが規制されるが、前記カバー部は、前記機器本体に取り付けられた状態の前記取付部から取り外し可能とされたことを特徴とする。
ここで、取り外しとは、回動、あるいは、着脱といった方法によって、外装カバーが機器本体に対して取り付けたり、取り外したりすることを示す。例えば、軸を介して回動させて開閉させることや、ネジ等の取付部材によって固定され、前記取付部材を取り付けたり、取り外したりすることによって外装カバーを着脱させて開閉させることが挙げられる。
外装カバーは、隣に設けられた外装カバーによって、その取り外しが規制される。すなわち、所定の順序で外装カバーの取り外しが可能である。
カバー部は、取付部材を取り外すことで、取付部から取り外し可能とされる。例えば、取付部が隣の外装カバーによって覆われていたとしても、取付部材を取り外せば、隣の外装カバーを取り外すことなくカバー部のみを開放する。
具体的には、取付部は、外装カバーの端部に配される。カバー部は、取付部の一部を覆うように重ねられ、接続部材によって、前記カバー部と前記取付部とが一体的に接続される。カバー部は、接続部材を取り外すことで取付部から離れる。
外装カバーが閉じられているときに、所望する外装カバーの一部を開放することができる。しかし、安全上、一般の人が開閉できてしまうのに問題がある。そこで、一般の人が触れられず、特定の人だけが触れられるようにするために、接続部材への接触を規制する禁止部が設けられる。禁止部は、一般の人が接続部材に触れられないようにするものであって、例えば、封印シールや警告等が挙げられる。
外装カバーに、隣の外装カバーの取付部を覆う規制部が設けられ、前記規制部のみを有する第1外装カバーと、前記規制部と前記取付部とを有する第2外装カバーと、前記取付部のみを有する第3外装カバーとがあり、これら外装カバーが組み合わせられて使用されたことを特徴とする。
例えば、第3外装カバーは、第2外装カバーの規制部によって、機器本体からの取り外しが規制され、前記第2外装カバーは、第1外装カバーの規制部によって、前記機器本体からの取り外しが規制される。前記第1外装カバーは、開閉自在に機器本体に備えられる。
第1外装カバーは、ジャム処理や消耗品の交換等のメンテナンス時に開けられる頻度か高い。そのため、第1外装カバーを開けたときに駆動部品が動作すると、安全上の問題がある。そこで、第1外装カバーの開閉を検出する検出センサと、前記検出センサからの出力に基づいて、前記第1外装カバーの開閉を判断する制御部とを備える。
制御部は、検出センサからの出力から外装カバーの開閉状態を判断する。制御部は、外装カバーが開いていると判断したときは通電を禁止し、閉じていると判断したときは通電を許可する。例えば、外装カバーによって外部と遮蔽された駆動部品を備えている場合、制御部は、外装カバーが開いているときは駆動部品への通電を禁止し、閉じているときは駆動部品への通電を許可する。なお、駆動部品とは、モータといった部品に動力を加えるものである。
上記構成により、外装カバーを開放した利用者が、駆動中の駆動部品に触れることがないので安全である。
本発明によると、外装カバーは、閉じられたときに、隣の外装カバーによって取付部が覆われて開放動作が規制される。このとき、カバー部は、取付部から取り外し可能とされるため、例え、取付部が隣の外装カバーによって覆われていたとしても、カバー部のみを開放することができる。
カバー部と取付部とを一体的に取り付ける接続部材に触れることが規制されているので、外装カバーの一部が不用意に開放することを防止できる。機器の安全性を高めることができる。
以下、本発明の電子機器を詳細に説明する。なお、説明の便宜上、電子機器は、コピーモード、プリンタモード、スキャナモード、ファクシミリモード、および、ファイリングモードを有する画像処理装置で説明する。
画像処理装置の機器本体1は、図1〜図3に示すように、金属製または樹脂製の本体フレーム2によって矩形状に形成される。機器本体1の側面には、機器本体1の内部が露出しないように、機器本体1の前面側を覆う前側外装カバー3aと、後面側を覆う後側外装カバー3bと、左面側を覆う左側外装カバー3cと、右面側を覆う右側外装カバー3dとを備える。なお、前側外装カバー3aが第1外装カバーである。左側外装カバー3cおよび右側外装カバー3dが第2外装カバーである。後側外装カバー3bが第3外装カバーである。
各外装カバー3a,3b,3c,3dは、例えば、その下端が軸(図示せず)を介して回動自在に支持され上下方向に開閉動作可能に回動自在に本体フレーム2に設けられる。これにより、各外装カバー3a,3b,3c,3dは、軸を中心に回動して開閉する。各外装カバー3a,3b,3c,3dの両端には、外装カバー3a,3b,3c,3dが水平以上に回動しないようにするストッパー(図示せず)が備えられる。なお、外装カバー3a,3b,3c,3dは、本体フレーム2に着脱自在としても良い。
前側外装カバー3aは、磁石やローラキャッチ等の簡易な保持部(図示せず)によって閉じた状態で本体フレーム2に保持される。後側外装カバー3b、左側外装カバー3c、および、右側外装カバー3dは、固定部6によって本体フレーム2に固定される。固定部6は、外装カバー3b,3c,3dの内側に設けられており、ゴム等の弾性部材によって形成される。固定部6の一端には、本体フレーム2に係止できるように、傘状の係止部6aが形成される。固定部6は、本体フレーム2に形成された貫通孔に嵌め込まれる。
機器本体1には、電熱ヒータや駆動モータといった駆動部品4が内装される。外装カバー3a,3b,3c,3dは、ジャム処理や消耗品の交換等のメンテナンス時に開けられる。外装カバー3a,3b,3c,3dを開けたままで駆動部品4が動作すると、安全上の問題がある。
そこで、外装カバー3a,3b,3c,3dを所定の順序に沿って開閉させる構造とすることにより、メンテナンスの作業上の安全性を確保するようにしている。
具体的には、前側外装カバー3aの左側および右側の端部には、規制部10が設けられる。規制部10は、外装カバー3aを閉じた状態において、左側および右側外装カバー3c,3dの前側の端部の外面側を覆い、左側および右側外装カバー3c,3dの開放動作を規制する。
左側および右側外装カバー3c,3dの後側の端部には、規制部10が設けられる。規制部10は、左側および右側外装カバー3c,3dを閉じた状態において、後側外装カバー3bの左側および右側の端部の外面側を覆い、後側外装カバー3bの開放動作を規制する。
左側および右側外装カバー3c,3dは、前側の端部が前側外装カバー3aの規制部10により覆われているので、前側外装カバー3aが開放しないと開放することができない。後側外装カバー3bは、左側および右側の端部が左側および右側外装カバー3c,3dの規制部10により覆われているので、左側および右側外装カバー3c,3dが開放しないと開放することができない。
すなわち、前側外装カバー3aの開放→左側および右側外装カバー3c,3dの開放→後側外装カバー3bの開放の順によって、すべての外装カバー3a,3b,3c,3dを開放することができる。
また、外装カバー3a,3b,3c,3dが開放されている状態において、前側外装カバー3aを先に閉じてしまうと、前側外装カバー3aの規制部10が邪魔となり、左側および右側外装カバー3c,3dを閉じることができない。前側外装カバー3aおよび左側および右側外装カバー3c,3dを先に閉じてしまうと、左側および右側外装カバー3c,3dの規制部10が邪魔となり、後側外装カバー3bを閉じることができない。
すなわち、後側外装カバー3bの閉鎖→左側および右側外装カバー3c,3dの閉鎖→前側外装カバー3aの閉鎖の順によって、すべての外装カバー3a,3b,3c,3dを閉鎖することができる。
機器本体1は、一般的な複合機であって、ROM、RAM、画像メモリ、HDD、NIC(Network Interface Card)、操作パネル7、画像形成部、画像読取部、画像処理部、制御部8を備える。これらは駆動部品4を有している。
駆動部品4とは、部品に動力を加えるものであって、搬送ローラを駆動させるモータ、定着装置に備えられたヒータ、装置内の熱を冷却させる冷却ファン、画像処理部、画像形成部、画像読取部等である。制御部8は、駆動部品4の動作を制御する。
機器本体1は、駆動部品4および制御部8に電力を供給する電源9を備える。電源9は、制御部8に10Vの電力を供給し、駆動部品4に24Vの電力を供給する。電源9は、操作指示および動作状況に応じた制御部8からの指示に基づいて、各部品に電力を供給する。
前側外装カバー3aは、紙詰まりであるジャムやトナー不足といったエラーが発生する度に開放する。そのため、他の外装カバー3b,3c,3dよりも開閉頻度が高い。また、外装カバー3a,3b,3c,3dが所定の順序でしか開閉ができないため、前側外装カバー3aが閉じている場合は、他の外装カバー3b,3c,3dは閉じていると判断することができる。
そこで、画像処理装置は、前側外装カバー3aの開閉を検知する検出センサ19を備える。検出センサ19は、前側外装カバー3aによって覆われる本体フレーム2に備えられる。検出センサ19は、検出結果を制御部8に出力する。
なお、検出センサ19は、前側外装カバー3aの開閉を検知できるものであれば、接触式あるいは非接触式のいずれのセンサでも良い。例えば、赤外線等の光を照射し、その反射光を受信したか否かの反射型の光学センサが挙げられる。
制御部8は、検出センサ19からの出力に基づいて、前側外装カバー3aの開閉を判断する。制御部8は、常に検出センサ19からの入力を確認する。制御部8は、検出センサ19から反射光ありの検出結果が入力されたとき、前側外装カバー3aの閉鎖と判断する。検出センサ19から反射光なしの検出結果が入力されたとき、前側外装カバー3aの開放と判断する。
制御部8は、前側外装カバー3aが開いているとき、機器本体1の動作を禁止し、閉じているとき、機器本体1の動作を許可する。具体的には、制御部8は、判断結果に基づいて駆動部品4への電源供給の可否を決める。
制御部8は、前側外装カバー3aの閉鎖を検出したとき、駆動部品4への電源供給を許可する。前側外装カバー3aの開放を検出したとき、駆動部品4への電源供給を禁止する。そして、制御部8は、開放している前側外装カバー3aを閉じる旨の表示を操作パネル7の表示部7aに表示させる。
ところで、安全に作業を行うための知識を有する専任の保守作業者であっても、外装カバー3a,3b,3c,3dを必ず所定の順序に沿って開ける必要があるため、所望の外装カバー3a,3b,3c,3dを自由に開放することができない。そのため、所望の外装カバー3a,3b,3c,3dを開放するまでに時間を要し、メンテナンス作業の効率が悪い。
そこで、一般の人でない特定の人、例えば、保守作業者が作業を行なう場合は、他の外装カバー3a,3b,3c,3dを開けなくとも、所望する外装カバー3a,3b,3c,3dを自由に開けることができる構造となっている。
具体的には、図4〜図6に示すように、左側および右側外装カバー3c,3dおよび後側外装カバー3bは、本体フレーム2に着脱自在に取り付けられる取付部11と、取付部11に着脱自在に取り付けられるカバー部12とを有する。
カバー部12は、取付部11の一部を覆うように重ねられ、接続部材18によって、カバー部12と取付部11とが一体的に接続される。
取付部11は、左側および右側外装カバー3c,3dの前側、すなわち、前側外装カバー3aに近い端部に、取付部11は、後側外装カバー3bの左右両側、すなわち、左側および右側外装カバー3c,3dに近い端部に一体に設けられている。取付部11は、隣の外装カバーの規制部10によって覆われる。すなわち、左側および右側外装カバー3c,3dの取付部11は、前側外装カバー3aの規制部10によって覆われる。後側外装カバー3bの取付部11は、左側および右側外装カバー3c,3dの規制部10によって覆われる。この構成により、取付部11は取り外しが規制される。
各取付部11の外面には、外方向に突起した係止部14が形成される。各規制部10の内面には、係止部14と係合する凹部15が形成される。この構成により、外装カバー3a,3b,3c,3dが閉じられたとき、係止部14と凹部15とが係合する。外装カバー3a,3b,3c,3dが定位置で閉じるとともに、外装カバー3a,3b,3c,3dが外れることを防止できる。
取付部11のカバー部12側の端部、および、カバー部12側の取付部11の端部に、重ね部16,17が形成される。重ね部16,17は、厚さが薄く形成される。詳しくは、取付部11の重ね部16は、外側の表面が切りかかれた階段状に形成される。カバー部12の重ね部17は、内側の表面が切りかかれた階段状に形成される。
取付部11の重ね部16とカバー部12の重ね部17とが重ね合わせられる。カバー部12は、取付部11の一部を覆うように重ねられる。カバー部12の重ね部17は、隣の外装カバー3a,3c,3dの規制部10には、覆われない。
接続部材18は、取付部11とカバー部12とを共締めするネジである。接続部材18により、取付部11の重ね部16とカバー部12の重ね部17とが密着して、カバー部12が取付部11に固定される。接続部材18を外すことにより、カバー部12は、取付部11から取り外し可能となる。
接続部材18は、ネジを用いているが特にこの限りではない。例えば、磁石やローラキャッチ等のような簡易な接続部材であっても良い。すなわち、カバー部12と取付部11とが着脱可能に接続することができる部材であれば良い。
取付部11、カバー部12、禁止部13、および、接続部材18の具体的な構成としては、例えば、取付部11は、四角い枠状に形成される。取付部11の上側の左右の隅に固定部6が装着される。カバー部12は、取付部11の枠内に嵌め込まれる。
接続部材18を上側にだけ設け、カバー部12の下端を取付部11に固定自在に取り付けても良い。カバー部12は、取付部11に開閉自在に支持される。これに代わり、接続部材18は、カバー部12の四隅に配される。外装カバー3a,3b,3c,3dが開閉する場合、取付部11は、下端を中心にして回動し、カバー部12は、取付部11に着脱自在とされる。
規制部10は、外装カバー3a,3c,3dの上端から下端にかけて形成される。なお、規制部10は、取付部11の端部の一部だけを覆うように形成されても良い。
接続部材18は、規制部10に覆われないので、外部に露出する。この接続部材18に対して、一般の人、例えば、利用者が触れられず、特定の人、例えば、専任の保守作業者だけが触れられるようにするために、接続部材18への接触を規制する禁止部13が設けられる。禁止部13は、接続部材18の上に貼られたシールである。シール13は、利用者に対して工具の使用を禁止する注意書きがされており、利用者に対して所定の作業手順に沿って作業を行なうようしている。また、シール13によって、接続部材18が目隠しされる。
なお、禁止部13は、特にこの限りではない。例えば、利用者に対して工具の使用を禁止するよう前もって取扱説明書等に明示する方法であっても良い。あるいは、接続部材18が特殊な工具でしか開けられないものであっても良い。この場合、保守作業者は、その工具を所有している。
次に、一般的な外装カバー3a,3b,3c,3dの開閉について説明する。
すべての外装カバー3a,3b,3c,3dが閉じた状態の場合、左側および右側外装カバー3c,3dの取付部11は、前側外装カバー3aの規制部10に覆われている。後側外装カバー3bの取付部11は左側および右側外装カバー3c,3dの規制部10に覆われている。
このとき、検出センサ19において、照射した赤外線が前側外装カバー3aで反射し、その反射光が受信される。検出センサ19は、受信ありを制御部8に出力する。電源がONであるので、制御部8は、受信した結果に基づいて、前側外装カバー3aが閉じられていることを認識し、電源9から駆動部品4に24Vの電力を供給するように制御する。
外装カバー3a,3b,3c,3dを開けるとき、先ず、利用者は、前側外装カバー3aを開放する。前側外装カバー3aが開放されると、検出センサ19は、受信なしを制御部8に出力する。制御部8は、受信した結果に基づいて、前側外装カバー3aが開放されていることを認識し、電源9から駆動部品4に24Vの電力供給を停止するように制御する。
前側外装カバー3aを開放した後、利用者は、左側および右側外装カバー3c,3d、後側外装カバー3bの順に開放する。
その後、利用者は、開放した順序と逆の順序で外装カバー3a,3b,3c,3dを閉じる。そして、駆動部品4に電力が供給される。
保守作業者がメンテナンス、例えば、冷却ファン4の清掃を行う場合は、先ず、保守作業者は、画像処理装置の電源をOFFにする。そして、保守作業者は、後側外装カバー3bの接続部材18を取り外す。保守作業者は、後側外装カバー3bのカバー部12を、取付部11から取り外す。後側外装カバー3bの一部が開いて、冷却ファン4が外部に露出する。そして、保守作業者は、冷却ファン4を清掃する。
冷却ファン4を清掃した後、保守作業者は、開放した順序と逆の順序で後側外装カバー3bのカバー部12を取り付ける。そして、画像処理装置の電源をONにする。
これにより、簡易な構造で、外装カバー3a,3b,3c,3dの開閉を確実に規制することができ、一般の人は所定の順序に沿って開閉し、特定の人は所望する外装カバーを自由に開放することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、画像処理装置ではなく、コピー装置、ファクシミリ装置、あるいは、読取装置といった単体の装置であってもよく。さらに、原稿自動搬送機能を有するスキャナといった、外装カバーによって外部と遮蔽された駆動部品を有する電子機器であれば良い。
外装カバーの他の形態としては、取付部の端面とカバー部の端面とが付き合わされる形態が挙げられる。この場合、接続部材は、取付部およびカバー部にまたがって差し込まれ、取付部とカバー部とが一体化される。
1 画像処理装置
2 本体フレーム
3a 前側外装カバー
3b 後側外装カバー
3c 左側外装カバー
3d 右側外装カバー
4 駆動部品
6 固定部
6a 傘状の係止部
7 操作パネル
7a 表示部
8 制御部
9 電源
10 規制部
11 取付部
12 カバー部
13 禁止部
14 係止部
15 凹部
16 取付部の重ね部
17 カバー部の重ね部
18 接続部材
19 検出センサ
2 本体フレーム
3a 前側外装カバー
3b 後側外装カバー
3c 左側外装カバー
3d 右側外装カバー
4 駆動部品
6 固定部
6a 傘状の係止部
7 操作パネル
7a 表示部
8 制御部
9 電源
10 規制部
11 取付部
12 カバー部
13 禁止部
14 係止部
15 凹部
16 取付部の重ね部
17 カバー部の重ね部
18 接続部材
19 検出センサ
Claims (7)
- 機器本体に設けられた外装カバーの取り外しが、隣の外装カバーによって規制される電子機器であって、
前記外装カバーは、前記機器本体に着脱自在に取り付けられる取付部と、前記取付部に着脱自在に取り付けられるカバー部とを有し、
前記カバー部は、接続部材を介して前記取付部に取り付けられ、
前記取付部は、隣の外装カバーによって覆われて、前記機器本体からの取り外しが規制されるが、前記カバー部は、前記機器本体に取り付けられた状態の前記取付部から取り外し可能とされたことを特徴とする電子機器。 - 取付部は、外装カバーの端部に配されたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- カバー部は、隣の外装カバーに覆われていない取付部の一部を覆うように重ねられ、接続部材によって、前記カバー部と前記取付部とが一体的に接続されたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
- 外部に露出した接続部材に対して、一般の人が触れられず、特定の人だけが触れられるようにするために、接続部材への接触を規制する禁止部を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
- 外装カバーに、隣の外装カバーの取付部を覆う規制部が設けられ、
前記規制部のみを有する第1外装カバーと、前記規制部と前記取付部とカバー部とを有する第2外装カバーと、前記取付部と前記カバー部とを有する第3外装カバーとがあり、
これら外装カバーが組み合わせられて使用されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器。 - 第3外装カバーは、第2外装カバーの規制部によって、機器本体からの取り外しが規制され、
前記第2外装カバーは、第1外装カバーの規制部によって、前記機器本体からの取り外しが規制され、
前記第1外装カバーは、開閉自在とされたこと特徴とする請求項5に記載の電子機器。 - 第1外装カバーの開閉を検出する検出センサと、前記検出センサからの出力に基づいて、機器本体に設けられた駆動部品の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第1外装カバーが開いているとき、前記駆動部品への通電を禁止することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008227395A JP2010060926A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | 電子機器 |
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JP2008227395A JP2010060926A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | 電子機器 |
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JP2008227395A Pending JP2010060926A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | 電子機器 |
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JP (1) | JP2010060926A (ja) |
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2008
- 2008-09-04 JP JP2008227395A patent/JP2010060926A/ja active Pending
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