JP2010058648A - スペーサおよびスペーサ付きリアトレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リアトレイ本体11の車幅方向の両側にスペーサ12を一体に形成する。スペーサ12は、内装材3A,3Bの背面側に配置されて内装材3A,3Bを支持する支持壁13と、支持壁13に支持された内装材3A,3Bを貫通して車室内側に突出する車内突出壁14を設ける。車内突出壁14の突出面14aは内装材3A,3Bの車内側面16a,16bと面一になるようにする。
【選択図】図1
Description
これにより、車内突出壁が内装材を貫通して車内側に突出することになり、内装材の取付け時には、内装材を貫通する車内突出壁の位置を頼りにスペーサの位置を把握することができる。
これにより、車内突出壁の連結部を通してスペーサと室内部材を一体化することが可能になる。
これにより、スペーサと室内部材が車内突出壁を通して一体化される。
これにより、車内突出壁を介してリアトレイとスペーサを一体化することが可能になる。
図1は、セダン型車両の車体後部を車室内側から見た斜視図である。同図中1は、後部座席のシートバックであり、2は、シートバック1の後方側に略水平に配置された室内部材であるリアトレイ、3A,3Bは、リヤドア4の後方側の車体の側壁パネル5(車体部材)の車室内側面に取り付けられた樹脂製の内装材である。
後部座席のシートバック1と補強パネル6の間には、車幅方向に延出する設定幅の隙間8が設けられている。リアトレイ2は、補強パネル6の後方側から前方に延出してこの隙間8の上方を覆うようになっている。
補強パネル6は、図4に示すように略水平な上壁6aの前端部に斜め下方に傾斜した前部壁6bが連設されている。前部壁6bの上縁部には、車幅方向に離間して2つのボルト挿通孔9が形成され、前部壁6bの後面側には、各ボルト挿通孔9の孔位置と合致するようにウェルドナット10が設けられている。
スペーサ12は、図示しないクリップ等によって側壁パネル5上の設定位置に係止固定され、側壁パネル5と内装材3A,3Bの間にあって内装材3A,3Bの背面を支持する支持壁13と、この支持壁13のほぼ中央部から車室内側に段差状に突出する車内突出壁14とを備えている。車内突出壁14は、2つの内装材3A,3Bに跨って形成された貫通孔15(図1参照)に嵌合され、貫通孔15を貫通した突出面14aが内装材3A,3Bの車内側面16a,16bとほぼ面一になるように設定されている。突出面14aは、内装材3A,3Bが側壁パネル6に取り付けられた状態において車室内に露出するようになっている。また、左右の各スペーサ12は、室内突出壁14においてリアトレイ本体11の前端部と一体化されている。
なお、図2,図3において、17は、各スペーサ12の支持壁13に形成され、内装材3A,3Bの背部の図示しない係止突起が嵌合される嵌合孔である。また、リアトレイ本体11のスペーサ12よりも車体後方側の両側の側縁部には複数の位置決め突起18が一体に形成され、内装材3Aが側壁パネル5に取り付けられたときに、内装材3Aの下縁がこれらの位置決め突起18と係合するようになっている。
また、ブラケット27と補強パネル6のボルト挿通孔30,9にはボルト33が挿入され、そのボルト33をウェルドナット10に締め込むことによってブラケット27の屈曲片27aが補強パネル6に固定されるようになっている。
図7に示すように、補強パネル6の上壁6a上には車幅方向に離間してチャイルドシート固定用の3つのアンカー部材36が固定設置されており、リアトレイ本体11上の3つの開口34は、各アンカー部材36の設置位置に対応して設けられている。
また、この実施形態の場合、左右のスペーサ12がリアトレイ本体11と一体に形成されているため、部品点数の削減によって製品コストの低減を図ることができるという利点もある。
第1の実施形態のリアトレイ2は、シートバック1が完全に固定された固定仕様のシートを採用する場合に用いられるものであるが、第2の実施形態のリアトレイ102は、シートバック101を前方に倒すことのであるフォールダウン仕様のシートを採用する場合に用いられるものである。
その他の部分は第1の実施形態と同様の構成とされ、スペーサ12やそのスペーサ12を介した内装材3A,3Bの取付構造も第1の実施形態と同様とされている。
図10,図11は、車体の側壁パネル5に内装材3A,3Bを取り付けた状態において車体後部を車室内側から見た図と、側壁パネル5から内装材3A,3Bを取り去った状態における同様の図である。また,図12は、リアトレイ202の単品の斜視図であり、図13,図14は、リアトレイ202を車体に取り付けた状態における断面図である。
この第3の実施形態のリアトレイ202は、シートバック202の傾斜角度を調整できるリクライニング仕様のシートを採用する場合に用いられるものである。
また、梁部材51の前部壁51bの車幅方向に離間した2位置には、図13に示すように、車体前方側に突出する矩形状の支持突起55が設けられ、その各支持突起55にボルト挿通孔56が形成されている。各支持突起55は、補強パネル6側のリアトレイ取付部であるボルト挿通孔9とウェルドナット10の位置にほぼ対応して設けられている。そして、補強パネル6上の2ヶ所のボルト挿通孔9とウェルドナット10には固定ナット57を保持する台座部材58がボルト59によって固定されている。
3A,3B…内装材
5…側壁パネル(車体部材)
11…リアトレイ本体(室内部材)
12…スペーサ
13…支持壁
14…車内突出壁
16a,16b…車内側面
Claims (6)
- 車体部材とその車内側面を覆う内装材の間に介装され、前記車体部材と内装材の隙間を埋めるスペーサにおいて、
前記内装材の背面側に配置されて前記内装材を支持する支持壁と、この支持壁に支持された内装材を貫通して車室内側に突出する車内突出壁と、を設けたことを特徴とするスペーサ。 - 前記車内突出壁の前記車室内側に突出した突出面を前記内装材の車内側面とほぼ面一にしたことを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
- 前記車内突出壁に、車室内側に配置される室内部材と連結する連結部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のスペーサ。
- 前記車内突出壁を、車室内側に配置される室内部材と一体に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のスペーサ。
- 前記室内部材は、後部座席のシートバックの後方に配置されるリアトレイから成ることを特徴とする請求項3または4に記載のスペーサ。
- 請求項1または2に記載のスペーサをリアトレイ本体の車幅方向の両側に設けたことを特徴とするスペーサ付きリアトレイ。
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