JP2010054011A - コンバインの走行伝動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ミッションケース22を、走行変速部23の本体23a、走行ミッション部30の横一端側を収容する第1分割ケース部22aと、第1分割ケース部22aの下端側に連結されるとともに走行ミッション部30の横他端側を収容する第2分割ケース部22bと、第1分割ケース部23aの上端側に連結されるとともに入力軸21を支持する第3分割ケース部23cとを備えて構成してある。
【選択図】図3
Description
特許文献1に記載されたものでは、ベルトテンション式の主クラッチ10が付いた入力軸35を有した静油圧式無段変速装置9(走行変速部に相当)と、静油圧式無段変速装置9の出力軸48による出力を左右のクローラ走行装置1における駆動軸19に伝達する走行用の伝導系11(走行ミッション部に相当)と、ミッションケース8とを備えている。(各符号は、公報に記載されたものである。)
ミッションケースを、左側の分割ケース部と右側の分割ケース部との二つの分割ケース部のみで構成すると、分割ケース部間におけるシール面での問題が生じやすくなっていた。
つまり、この種の走行伝動装置では、走行変速部の本体の全体を左右いずれか一方の分割ケース部に収容するよう構成することから、走行変速部本体を収容する側とは異なる側の分割ケース部における走行機体横方向での大きさが、走行変速部本体を収容する側の分割ケース部における走行機体横方向での大きさよりも小になりがちである。
また、入力軸がミッションケースから横外側に突出するにもかかわらず、走行伝動装置の配置や入力軸に対する伝動構造などの都合から走行伝動装置全体から見た状態での入力軸の横外側への突出を無くすとか少なくすると、走行変速部本体を収容する側とは異なる側の分割ケース部の入力軸が位置する部位における走行機体横方向での大きさが、その他の部位での走行機体横方向での大きさよりも小になる。
これらにより、ミッションケースを、左側の分割ケース部と右側の分割ケース部との二つの分割ケース部のみで構成すると、走行変速部本体を収容する側とは反対側の分割ケース部を全体にわたって一体鋳造することになるから、この分割ケース部の入力軸が位置する部位や、入力軸が位置する部位とその他の部位とが連なる箇所における鋳造歪みが発生しやすく、分割ケース部の接合間に鋳造歪みによるシール不良が発生しやすくなっていた。このシール不良の発生を回避するには、分割ケース部に仕上げ加工を行なう必要があった。
前記ミッションケースを、前記走行変速部の本体、および前記走行ミッション部の走行機体横方向での一端側を収容する第1分割ケース部と、前記第1分割ケース部の下端側に連結されるとともに前記走行ミッション部の走行機体横方向での他端側を収容する第2分割ケース部と、前記第1分割ケース部の上端側に連結されるとともに前記入力軸を支持する第3分割ケース部とを備えて構成してある。
これに対し、本第4発明の構成によると、第1分割ケース部とは別部材の第3分割ケース部によってポートブロックを構成したものだから、第1分割ケース部を全体わたって一つの部材に構成することができる。
図1は、コンバインの全体側面図である。この図に示すように、このコンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1,1、および運転座席2を有した走行機体と、この走行機体の機体フレーム3の前部に連結された刈取り前処理部10とを備え、前記機体フレーム3の後部側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置4と穀粒タンク5とを備えている。
すなわち、走行機体は、前記運転座席2の下方に設けたエンジン6(図2参照)と、前記機体フレーム3の前端部に設けた本発明の第1実施例に係る走行伝動装置20とを備え、前記エンジン6から出力された駆動力を前記走行伝動装置20によって変速して前記左右一対の走行装置1,1に伝達し、これによって前記左右一対の走行装置1,1を駆動して走行する。
これにより、操向機構51は、左右一対の走行駆動軸1a,1aを同一の駆動速度で駆動し、左右一対の走行装置1,1を同じ駆動方向に同じ駆動速度で駆動して走行機体を直進走行させる。
これにより、操向機構51は、左右一対の走行駆動軸1a,1aの一方を駆動し、他方走行駆動軸1aを遊転状態にし、左右一対の走行装置1,1の一方のみを駆動して走行機体を大旋回半径で旋回走行させる。
これにより、操向機構51は、左右一対の走行駆動軸1a,1aの一方を直進走行時と同じ駆動速度で駆動し、他方の走行駆動軸1aを直進走行時よりも低速で駆動し、左右一対の走行装置1,1を同じ駆動方向に異なる駆動速度で駆動して走行機体を小旋回半径で旋回走行させる。
つまり、前記油圧ポンプ71は、前記ポンプ軸21によって駆動され、前記ミッションケース22の内部に貯留されている潤滑油を吸引して圧油を吐出し、吐出した圧油を前記各油圧ピストン52a,54a,56a,59aに供給して走行ミッション部30の切り換え操作を行わせる。
つまり、前記チャージポンプ72は、前記ポンプ軸21によって駆動され、前記ミッションケース22の内部に貯留されている潤滑油を吸引して圧油を吐出し、吐出した圧油を前記HST23に作動油として補給する。
すなわち、第3分割ケース部22cは、第2分割ケース部22bの上方にプーリスペースを形成し、ポンプ軸21に支持される入力プーリ76を第1分割ケース部22aに近づけて、走行伝動装置20のポンプ軸21が位置する部位での走行機体横方向での大きさをその他の部位でのその大きさに近づけている。
すなわち、第2実施例の走行伝動装置20は、HST23の前記駆動油路を有するポートブロックを前記第3分割ケース部22cによって構成している。
上記した実施例の走行伝動装置に替え、変速ギヤのシフト操作によって変速されるギヤ式の変速装置など、各種形式の変速装置によって走行装置の変速を行なう構成を備えた走行伝動装置の場合においても、本発明の構成を採用することによって本発明の目的を達成することができる。したがって、静油圧式無段変速装置23、ギヤ式の変速装置などを総称して走行変速部23と呼称する。
21 入力軸
22 ミッションケース
22a 第1分割ケース部
22b 第2分割ケース部
22c 第3分割ケース部
23 走行変速部
30 走行ミッション部
76 ベルトプーリ
71 油圧ポンプ
Claims (4)
- エンジン駆動力をベルトプーリによって入力する入力軸を有した走行変速部と、前記走行変速部の出力を左右一対の走行装置に伝達するとともに前記走行変速部よりも走行機体下方側に位置する走行ミッション部と、前記走行変速部及び前記走行ミッション部を収容するミッションケースとを備えたコンバインの走行伝動装置であって、
前記ミッションケースを、前記走行変速部の本体、および前記走行ミッション部の走行機体横方向での一端側を収容する第1分割ケース部と、前記第1分割ケース部の下端側に連結されるとともに前記走行ミッション部の走行機体横方向での他端側を収容する第2分割ケース部と、前記第1分割ケース部の上端側に連結されるとともに前記入力軸を支持する第3分割ケース部とを備えて構成してあるコンバインの走行伝動装置。 - 前記第3分割ケース部の走行機体横方向での大きさを、前記第2分割ケース部の走行機体横方向での大きさよりも小に設定してある請求項1記載のコンバインの走行伝動装置。
- 前記第3分割ケース部が、前記走行ミッション部を切り換え操作する圧油を供給する油圧ポンプを収容している請求項1又は2記載のコンバインの走行伝動装置。
- 前記走行変速部が静油圧式無段変速装置であり、
前記第3分割ケース部が、前記静油圧式無段変速装置のポートブロックを構成している請求項1又は2記載のコンバインの走行伝動装置。
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