JP2010052932A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ローラが変位可能な構成において、用紙を一対の搬送ローラがニップするニップ位置に滑らかに搬送することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録シートに現像剤像を転写し、定着する画像形成装置であって、定着後の記録シートを外部に向けて案内する搬送経路80Aと、定着ケース80に対して上下に変位可能に構成され、搬送経路80Aにおいて定着後の記録シートを搬送する一対の搬送ローラ83と、上ローラ83Aを支持し、記録シートの搬送方向上流側の軸部112を支点として、上ローラ83Aを上下に揺動可能とする第1ホルダ84とを備えている。第1ホルダ84は、記録シートの搬送方向上流側から上ローラ83Aの周面に向かって延び、上ローラ83Aが下方にあるときに搬送経路80Aを構成するガイドリブ111から突出するシートガイド部842を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
一般に、レーザプリンタなどの画像形成装置では、用紙に現像剤像を転写した後、定着装置で現像剤像を熱定着させている。このとき、用紙には、機械的外力や熱による水分の蒸発・現像剤の収縮などによって、カール(用紙のそり)が発生することが知られている。このようなカールの発生は、排紙トレイ上などに排紙された用紙の積載性を低下させるので、画像形成装置には、定着後の用紙を搬送ローラ対に通し、機械的外力を加えることでカール量を低減させているものがある。
しかしながら、用紙のカール量やカール方向などは、用紙の材質や厚さなどによって異なるので、用紙の種類によっては、カール量の低減が不十分であったり、カール量を増加させてしまったりする場合がある。そこで、特許文献1では、用紙の材質や厚さなどによって異なる任意のカール量に応じて、搬送ローラ対を上下に揺動させ、搬送ローラ対の位置を変えることでカール量を低減することができる画像形成装置が開示されている。
特開平7−48046号公報(図1)
ところで、搬送ローラを変位可能な構成とした場合、一対の搬送ローラがニップするニップ位置も変位するため、用紙の搬送経路が変わることとなる。用紙の搬送経路が変わると、用紙が搬送ローラのニップ位置に滑らかに搬送されなくなるおそれがあるとともに、用紙が搬送ローラやガイドリブなどにぶつかって用紙詰まりが発生するおそれがある。
そこで、本発明は、搬送ローラが変位可能な構成において、用紙を一対の搬送ローラがニップするニップ位置に滑らかに搬送することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録シートに現像剤像を転写し、定着する画像形成装置であって、装置本体と、前記装置本体に設けられ、定着後の記録シートを前記装置本体の外部に向けて案内する搬送経路と、前記装置本体に対して第1の位置と第2の位置との間で変位可能に構成され、前記搬送経路において定着後の記録シートを搬送する一対の搬送ローラと、前記一対の搬送ローラのうちの一方を支持し、記録シートの搬送方向上流側を支点として、支持する搬送ローラを第1の位置と第2の位置との間で揺動可能とする第1保持部材とを備え、前記第1保持部材は、記録シートの搬送方向上流側から支持する搬送ローラの周面に向かって延び、支持する搬送ローラが少なくとも第1の位置にあるときに前記搬送経路を構成するガイドから突出するシートガイド部を有することを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、搬送ローラが第1の位置にあるときには、定着後の記録シートは、搬送経路を構成するガイドから突出する第1保持部材のシートガイド部に沿って搬送される。シートガイド部は、記録シートの搬送方向上流側から第1保持部材が支持する搬送ローラの周面に向かって延びているので、記録シートを一対の搬送ローラがニップするニップ位置へ滑らかに搬送することができる。また、搬送ローラが第2の位置にあるときには、第1保持部材のシートガイド部または搬送経路を構成するガイドにより、記録シートを一対の搬送ローラのニップ位置へ滑らかに搬送することができる。
本発明の画像形成装置によれば、搬送ローラが変位可能な構成において、用紙を一対の搬送ローラがニップするニップ位置に滑らかに搬送することができるとともに、用紙詰まりの発生を抑制することができる。
<レーザプリンタの全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を示す断面図である。
ここで、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前」側、紙面に向かって左側を「後」側とし、紙面に向かって奥側を「右」側、紙面に向かって手前側を「左」側とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下」方向とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体の一部を構成する本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像を熱定着させる定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に配置され、本体筐体2に対して着脱可能に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31内に設けられた揺動可能な用紙押圧板32と、給紙トレイ31の前側上方に設けられた給紙ローラ33、給紙パット34、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37とを主に備えている。
給紙部3では、給紙トレイ31内の用紙Pが、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33および給紙パット34で送り出されて、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37を通った後、1枚ずつプロセスカートリッジ5に搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、レーザ発光部(図示せず)と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを主に備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2の前側に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から、本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ6と、現像カートリッジ7とから構成されている。
ドラムカートリッジ6は、外枠を構成する中空のドラムケース60内に、ドラムケース60に回転可能に支持される感光体ドラム61および転写ローラ62と、帯電器63とを主に備えている。
現像カートリッジ7は、ドラムカートリッジ6(ドラムケース60)に対して着脱可能に装着される構成となっている。この現像カートリッジ7は、現像ケース70内に、現像ケース70に回転可能に支持される現像ローラ71および供給ローラ72と、層厚規制ブレード73とを主に備え、トナー収容部74を有している。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器63により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
このとき、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72上に供給され、供給ローラ72と現像ローラ71とが摺接することで現像ローラ71上に供給される。現像ローラ71上に供給されたトナーは、現像ローラ71の回転により現像ローラ71と層厚規制ブレード73との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71と感光体ドラム61とが対向して接触するときに感光体ドラム61上の静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。そして、感光体ドラム61と転写ローラ62との間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方(用紙Pの搬送方向下流側)に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81に対向して配置され加熱ローラ81との間で用紙Pを挟持する加圧ローラ82と、定着後の用紙Pを搬送する搬送ローラ83とを主に備えている。定着装置8(搬送ローラ83周辺)の詳細な構成については後述する。
用紙P上に転写されたトナーは、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ83および一対の排紙ローラ22によって、本体筐体2の上面に形成された排紙トレイ23上に排出される。
<搬送ローラ周辺の構成>
次に、本発明の特徴部分である定着装置8(搬送ローラ83周辺)の構成について詳細に説明する。図2は揺動部を固定部に対して揺動させて搬送経路を露出させた状態の定着装置の斜視図であり、図3(a)は搬送ローラが下方にあるときの定着装置の断面図であり、(b)は搬送ローラが上方にあるときの定着装置の断面図であり、図4は下ローラと第2ホルダの斜視図であり、図5(a)は搬送ローラが下方にあるときの定着装置の背面図であり、(b)は搬送ローラが上方にあるときの定着装置の背面図である。また、図6はギヤ機構の分解斜視図であり、図7(a)は搬送ローラギヤが下方にあるときの定着装置を示す模式図であり、(b)は搬送ローラギヤが上方にあるときの定着装置を示す模式図であり、図8は揺動部を固定部に対して揺動させる様子を示す模式図である。
なお、本実施形態では、図3,5,7の(a)に示す位置(搬送ローラ83が下方にあるとき)を「第1の位置」とし、(b)に示す位置(搬送ローラ83が上方にあるとき)を「第2の位置」とする。ここで、搬送ローラ83が上方または下方にあるという場合においての上下は、一対の搬送ローラ83がニップするニップ位置の上下を基準としている。したがって、搬送ローラ全体が一方の位置よりも上方または下方にある必要はない。そして、本実施形態では、第1の位置における搬送ローラ83のニップ位置は、第2の位置における搬送ローラ83のニップ位置よりも下方にある。
図2に示すように、定着装置8は、定着ケース80内に、加熱ローラ81(図1参照)と、加圧ローラ82と、複数対の搬送ローラ83と、第1保持部材の一例としての第1ホルダ84と、第2保持部材の一例としての第2ホルダ85と、搬送ローラ83に駆動力を伝達するギヤ機構86とを主に備えている。なお、各構成を示すため、図2では、後述する搬送経路80Aを露出させた状態を示している。
一対の搬送ローラ83は、上ローラ83Aと、上ローラ83Aの下方に配置された下ローラ83Bとから構成されている。定着装置8は、一対の搬送ローラ83を左右方向(用紙Pの幅方向)に配列して複数(4対)備えている。
定着ケース80は、本体筐体2に固定され、装置本体の一部を構成する固定部110と、ローラ保持部材の一例としての揺動部120とから主に構成されている。
固定部110は、第1ホルダ84を介して上ローラ83Aを支持している。
揺動部120は、第2ホルダ85を介して下ローラ83Bを支持している。この揺動部120は、本体筐体2の後側に設けられたリアカバー24(図1参照)を開いたときにできる開口から操作することで、固定部110(装置本体)に対して揺動可能となっている。
図2に示す状態から揺動部120を揺動させ、下ローラ83Bと上ローラ83Aとをニップさせたとき(揺動部120を閉じたとき)に、固定部110と揺動部120とが対向する部分は、定着後の用紙Pを本体筐体2の外部に向けて案内する搬送経路80Aとなっている(図3参照)。この搬送経路80Aは、用紙Pを案内するガイドが、固定部110に設けられた複数のガイドリブ111と、揺動部120に設けられた複数のガイドリブ121,122とから主に構成されている。各ガイドリブ111,121,122は、用紙Pの搬送方向に沿って延びている。
なお、本実施形態では、図3(a)に示す状態から図2に示す状態へ、揺動部120を揺動させることで、搬送経路80A(各ガイドリブ111,121,122)を外部に露出させることができる。これにより、搬送経路80Aで用紙Pが詰まった場合には、用紙Pを容易に取り除くことができる。
図2および図3に示すように、第1ホルダ84は、各対の搬送ローラ83(各上ローラ83A)に対応して個別に設けられ、上ローラ83A(一対の搬送ローラ83のうちの一方)を回転可能に支持するとともに、定着ケース80の固定部110に揺動可能に支持されている。詳細には、第1ホルダ84は、前側(用紙Pの搬送方向上流側)において、固定部110に設けられた軸部112を軸支することで、この軸部112を支点として上下に揺動可能となっている。これにより、第1ホルダ84が支持する上ローラ83Aも、固定部110(本体筐体2)に対して、図3(a)に示す位置(第1の位置)と図3(b)に示す位置(第2の位置)との間で上下に揺動可能となっている。
この第1ホルダ84は、ローラ付勢部材の一例としてのトーションバネ87によって下方に向けて付勢されている。これにより、上ローラ83Aが下ローラ83Bに向けて付勢される。また、第1ホルダ84は、左右両壁面に上ローラ83Aの軸方向外側に向かって突出する突出部841を有している。この突出部841は、下端が固定部110に設けられた規制部113と当接することで、第1ホルダ84が支持する上ローラ83Aを図3(a)に示す位置に規制する。
さらに、第1ホルダ84は、下端部に、前側から上ローラ83Aの周面に向かって延びるシートガイド部842を有している。このシートガイド部842は、図3(a)に示すように、上ローラ83Aが下方にあるときには、ガイドリブ111から突出して単独で用紙P(矢印参照)を上ローラ83Aと下ローラ83Bとのニップ位置へ案内する。一方、図3(b)に示すように、上ローラ83Aが上方にあるときには、上ローラ83Aの軸方向から見てガイドリブ111と重なり、ガイドリブ111とともに用紙P(矢印参照)を上ローラ83Aと下ローラ83Bとのニップ位置へ案内する。
図4および図5に示すように、第2ホルダ85は、下ローラ83B(一対の搬送ローラ83のうちの他方)を回転可能に支持するとともに、定着ケース80の揺動部120にスライド移動可能に支持されている。詳細には、第2ホルダ85は、左端に設けられたギヤカバー851の爪部851Aが揺動部120に対してスライド可能に係合し、右端に設けられた突起部852が揺動部120に設けられた長穴123(図2参照)に係合することで、スライド移動可能となっている。
これにより、第2ホルダ85が支持する下ローラ83Bも、揺動部120に対して、図3(a)に示す位置と図3(b)に示す位置との間で上下にスライド移動可能となっている。なお、各下ローラ83Bは、左右に延びるローラ軸83Cによって連結されており、後述するギヤ機構86から駆動力が伝達されることで一体に回転する。
第2ホルダ85は、後面の左側に後方に向かって突出した操作部853を有している。
搬送ローラ83は、リアカバー24(図1参照)を開いたときにできる開口から操作部853を上下に操作することで、本体筐体2に対して、図5(a)に示す位置(第1の位置)と図5(b)に示す位置(第2の位置)との間で変位可能となっている。
また、第2ホルダ85は、後面下部に上下方向の位置(高さ)が異なる第1支持面854と第2支持面855とを2つずつ有している。第1支持面854と第2支持面855とは、第1支持面854の左端から第2支持面855の右端に向かって下方傾斜する傾斜面856によって連続した面として形成されている。
第1支持面854は、下ローラ83B(第2ホルダ85)が下方(第1の位置)にあるときに後述する位置固定部材88によって下方から支持される面である。
第2支持面855は、下ローラ83B(第2ホルダ85)が上方(第2の位置)にあるときに位置固定部材88によって下方から支持される面であり、第1支持面854よりも下方に位置している。
ここで、搬送ローラ83の位置を固定するための構成と搬送ローラ83を変位させるときの動作について説明する。
図5に示すように、揺動部120の後面には、前後方向において操作部853と同じ位置に配置された板状の位置固定部材88が設けられている。
この位置固定部材88は、左右に延びる長穴88Aが揺動部120の後面に設けられた突起124に係合しているので、揺動部120に対して搬送ローラ83の軸方向(左右)にスライド移動可能となっている。なお、第2ホルダ85が下方(第1の位置)にある場合には、搬送ローラ83の軸方向において位置固定部材88と操作部853とが並んだ状態となるので、操作部853がストッパーとなって位置固定部材88の軸方向右側へのスライド移動が規制される。
また、位置固定部材88には、前面(図5の奥側の面)から突出した略台形状の支持突部88Bが設けられている。この支持突部88Bに、第2ホルダ85の第1支持面854または第2支持面855が上方から当接することで、位置固定部材88は第2ホルダ85を下方から支持する。
搬送ローラ83を、上方(図5(a)に示す位置から図5(b)に示す位置)に変位させる場合には、まず、操作部853を持ち上げて第2ホルダ85を上方へスライド移動させ、下ローラ83Bを上方へ移動させる。このとき、上ローラ83Aは、下ローラ83Bによって押し上げられ、上方へ揺動する。このようにして搬送ローラ83を上方(第2の位置)に変位させることができる。この後、位置固定部材88を図5(a)の右側に向けてスライド移動させることで、第2ホルダ85(第2支持面855)が支持突部88Bによって下方から支持されるので、図5(b)に示すように、搬送ローラ83は第2の位置に固定される。
搬送ローラ83を、下方(図5(b)に示す位置から図5(a)に示す位置)に変位させる場合には、位置固定部材88を図5(b)の左側に向けてスライド移動させる。そうすると、第2ホルダ85は、傾斜面856と支持突部88Bの傾斜面(符号省略)とが摺接しながら下方にスライド移動するので、下ローラ83Bも下方へ移動する。上ローラ83Aは、第1ホルダ84がトーションバネ87の付勢力によって下方へ揺動することで、下方へ揺動する。このようにして搬送ローラ83を下方(第1の位置)に変位させることができる。このとき、位置固定部材88は、図5(a)に示すように、第2ホルダ85(第1支持面854)を支持突部88Bによって下方から支持するとともに、搬送ローラ83の軸方向において操作部853と並んだ状態となる。
図6および図7に示すように、ギヤ機構86は、搬送ローラギヤ861、中間ギヤ862および駆動ギヤ863と、ギヤ保持部材の一例としてのギヤホルダ130とから主に構成されている。
搬送ローラギヤ861は、下ローラ83B(ローラ軸83C)の左端に固定され、下ローラ83Bと一体に回転するギヤである。この搬送ローラギヤ861は、ローラ軸83Cを介して第2ホルダ85に支持されているので、搬送ローラ83(下ローラ83B)の軸方向から見て、図7(a)に示す位置(第1の位置)と図7(b)に示す位置(第2の位置)との間で上下に直線的にスライド移動可能となっている。
中間ギヤ862は、搬送ローラギヤ861と駆動ギヤ863との間で動力伝達可能に歯合している。中間ギヤ862の動作などについては後述する。
駆動ギヤ863は、固定部110(装置本体)に回転可能に支持され、中間ギヤ862と、加熱ローラ81(図1参照)と一体に回転する加熱ローラギヤ811とに歯合している。この駆動ギヤ863には、本体筐体2内に設けられた図示しない駆動源からの回転駆動力が、図示しない伝達ギヤや加熱ローラギヤ811を介して入力される。駆動ギヤ863に入力された駆動力は、中間ギヤ862を介して搬送ローラギヤ861に入力され、搬送ローラ83(下ローラ83B)を回転駆動させる。
ギヤホルダ130は、搬送ローラギヤ861と中間ギヤ862とを、その軸間距離が一定となるように保持している。詳細には、ギヤホルダ130は、後述する円筒部132内に搬送ローラギヤ861の軸部861Aが係合することで搬送ローラギヤ861を回転可能に保持し、右面から突出する軸部131が中間ギヤ862の回転中心に設けられた凹部862Aに係合することで中間ギヤ862を回転可能に保持している。また、ギヤホルダ130は、中間ギヤ862を搬送ローラギヤ861の軸回りに揺動可能に保持している。
ギヤホルダ130は、左面から左右方向外側に向かって、搬送ローラギヤ861の軸部861Aと同軸に延びる円筒部132を有している。この円筒部132の外周面132Aには、円筒部132の径方向に延びる突出部133が形成されている。
図4に示すように、ギヤホルダ130の後部および搬送ローラギヤ861は、第2ホルダ85に支持された状態において、第2ホルダ85に設けられたギヤカバー851に覆われている。ギヤホルダ130は、円筒部132がギヤカバー851に設けられた円形の穴部851Bに軸支されている。穴部851Bの内周面には、突出部133と係合する扇状の凹部851Cが形成されている。図7(a)および(b)に示すように、凹部851Cは、上下の長さが突出部133の上下の長さよりも大きくなっているので、円筒部132の周方向における突出部133の移動(揺動)が許容されている。
ギヤホルダ130の下端には、下方に突出したバネ取付部134が設けられている。また、第2ホルダ85のギヤカバー851の下端には、バネ取付部134と前後方向において対向する位置にバネ取付部851Dが設けられている。バネ取付部134,851Dの間には、ギヤ付勢部材の一例としてのコイルバネ89が配置されている。コイルバネ89は、ギヤホルダ130を付勢することで、中間ギヤ862を、ギヤホルダ130に保持されない駆動ギヤ863に向けて付勢している。
このように構成されるギヤ機構86では、搬送ローラ83を図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置に変位させると、下ローラ83Bとともに搬送ローラギヤ861が上方へ直線的にスライド移動する。このとき、中間ギヤ862は、駆動ギヤ863に押されるように搬送ローラギヤ861(軸部861A)に対して時計回り方向に相対的に揺動するが、コイルバネ89によって駆動ギヤ863に付勢されているので、駆動ギヤ863との歯合は維持される。
一方、搬送ローラ83を図7(b)に示す位置から図7(a)に示す位置に変位させると、下ローラ83Bとともに搬送ローラギヤ861が下方へ直線的にスライド移動する。このとき、中間ギヤ862は、コイルバネ89によって、搬送ローラギヤ861(軸部861A)に対して反時計回り方向に相対的に揺動して駆動ギヤ863に付勢されるので、駆動ギヤ863との歯合は維持される。
なお、搬送ローラギヤ861と中間ギヤ862との歯合は、搬送ローラギヤ861と中間ギヤ862との軸間距離を一定に保つギヤホルダ130によって維持されている。
以上のように、搬送ローラギヤ861が移動しても、中間ギヤ862は、常に搬送ローラギヤ861と駆動ギヤ863との間で動力伝達可能に歯合することができるので、駆動ギヤ863からの駆動力を搬送ローラギヤ861に確実に伝達することができる。
本実施形態では、搬送ローラギヤ861および中間ギヤ862が、ギヤホルダ130や第2ホルダ85を介して定着ケース80の揺動部120に支持されている。したがって、図8に示すように、揺動部120を、搬送経路80A(図3参照)を露出させるように揺動させることで、中間ギヤ862と駆動ギヤ863との歯合が外れるようになっている。
このとき、中間ギヤ862は、ギヤホルダ130の突出部133が、第2ホルダ85の凹部851Cの一端に当接することで、コイルバネ89による反時計回り方向への揺動が所定の位置に規制される。同様に、上ローラ83Aは、第1ホルダ84の突出部841が規制部113に当接することで、下方への揺動が所定の位置に規制される(図3(a)参照)。これにより、揺動部120を閉じるときに、中間ギヤ862と駆動ギヤ863とを良好に歯合させることができるとともに、上ローラ83Aと下ローラ83Bとを良好にニップさせることができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
第1ホルダ84が、用紙Pの搬送方向上流側から上ローラ83Aの周面に向かって延び、上ローラ83Aが下方(第1の位置)にあるときにガイドリブ111から突出するシートガイド部842を有するので、搬送ローラ83が下方にあるときには、用紙Pをシートガイド部842に沿って案内することで、搬送ローラ83のニップ位置へ滑らかに搬送することができる。
また、搬送ローラ83が上方(第2の位置)にあるときには、用紙Pをガイドリブ111(およびシートガイド部842)に沿って案内することで、搬送ローラ83のニップ位置へ滑らかに搬送することができる。
以上より、本実施形態によれば、搬送ローラ83が変位する構成において、用紙Pを搬送ローラ83のニップ位置に滑らかに搬送することができる。また、これにより、用紙Pが搬送ローラ83やガイドリブ111などにぶつかって詰まることを抑制することができる。
一対の搬送ローラ83を用紙Pの幅方向に配列して複数備え、第1ホルダ84が各対の搬送ローラ83に対応して個別に設けられているので、搬送される用紙Pの厚さや部分的な凹凸などに応じて、適宜各上ローラ83Aが個別に揺動することができる。これにより、用紙Pをより滑らかに、かつ、良好に搬送することができる。
第1ホルダ84が支持する上ローラ83Aを、下ローラ83Bに向けて付勢するトーションバネ87を備えているので、搬送ローラ83が変位しても、上ローラ83Aと下ローラ83Bとを常に圧接させることができる。これにより、用紙Pを確実に搬送することができる。
第1ホルダ84が上ローラ83Aの軸方向外側に突出する突出部841を有し、固定部110(装置本体)が突出部841と当接して上ローラ83Aを第1の位置に規制する規制部113を有するので、上ローラ83Aの位置を所定の位置に規制することができる。これにより、上ローラ83Aが下方に揺動しすぎないので、例えば、上ローラ83Aが下ローラ83Bに対して圧接しすぎないようにすることができる。また、揺動部120を開いて(図2参照)詰まった用紙Pを取り除いた後、揺動部120を閉じるときに上ローラ83Aと下ローラ83Bとを良好にニップさせることができるので、揺動部120を良好に閉じることができる。
第2ホルダ85が下ローラ83Bを揺動部120に対して上下にスライド移動可能に支持するので、下ローラ83Bを揺動可能とする構成と比較して、下ローラ83B(搬送ローラ83)の移動量を大きくすることができる。これにより、搬送ローラ83の位置を変えることによるカール量の低減効果を大きくすることができる。
また、第2ホルダ85がスライド移動時に操作される突出した操作部853を有するので、搬送ローラ83の変位を容易に行うことができる。また、下ローラ83Bが上方にあるときに第2ホルダ85を下方から支持する位置固定部材88(支持突部88B)を備えるので、第2ホルダ85(搬送ローラ83)を安定して支持することができる。
さらに、搬送ローラ83を上方(第2の位置)に変位させるためには、操作部853を操作して第2ホルダ85を上方へスライド移動させ、位置固定部材88を支持突部88Bが第2ホルダ85の第2支持面855を下方から支持する位置にスライド移動させる必要があるので、ユーザが操作しない限り、搬送ローラ83を下方(第1の位置)に固定しておくことができる。
搬送ローラギヤ861と中間ギヤ862とを保持し、中間ギヤ862を搬送ローラギヤ861の軸回りに揺動可能とするギヤホルダ130と、中間ギヤ862をギヤホルダ130に保持されない駆動ギヤ863に向けて付勢するコイルバネ89とを備えているので、搬送ローラ83(搬送ローラギヤ861)が変位しても、中間ギヤ862は、常に搬送ローラギヤ861と駆動ギヤ863との間で動力伝達可能に歯合することができる。これにより、搬送ローラギヤ861(搬送ローラ83)に駆動ギヤ863からの駆動力を確実に伝達することができる。
ギヤホルダ130の円筒部132の外周面132Aに突出部133が形成され、第2ホルダ85の穴部851Bに突出部133と係合し、円筒部132の周方向において突出部133の移動を許容する凹部851Cが形成されているので、ギヤホルダ130(中間ギヤ862)の位置を所定の位置に規制することができる。
これにより、中間ギヤ862が駆動ギヤ863に対して不必要に強い力で付勢されることがないので、各ギヤ861,862,863は良好に回転することができる。また、揺動部120を開いたとき(図2参照)に中間ギヤ862の位置が大きく動くことがないので、詰まった用紙Pを取り除いた後、揺動部120を閉じるときに中間ギヤ862と駆動ギヤ863とを良好に歯合させることができ、揺動部120を良好に閉じることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、第1ホルダ84が各対の搬送ローラ83(各上ローラ83A)に対応して個別に設けられた構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9に示す第1ホルダ84’のように、各対の搬送ローラ83(各上ローラ83A)を一体に支持する構成としてもよい。なお、図示はしないが、第1ホルダ84’は、固定部110に対して上下に揺動可能に支持されるとともに、ローラ付勢部材(トーションバネなど)によって下方に向けて付勢されている。これにより、各上ローラ83Aも、上下に揺動可能となり、下ローラ83Bに向けて付勢される。
これよれば、部品としての第1ホルダ84’の固定部110への組み付けを容易に行うことができるとともに、各上ローラ83Aが対応する下ローラ83Bに付勢される力を略均一にして用紙Pを安定して搬送することができる。
ちなみに、第1ホルダ84’には、下端部に前側から上ローラ83Aの周面に向かって延びるリブ状のシートガイド部842’が左右方向に並んで複数設けられている。このように構成されたシートガイド部842’は、上ローラ83Aとともに上下に揺動し、上ローラ83Aが上下のいずれの位置にある場合においても、用紙Pを上ローラ83Aと下ローラ83Bがニップするニップ位置へ案内する。なお、固定部110に複数のガイドリブを設け、少なくとも上ローラ83Aが下方にあるときに、シートガイド部842’がガイドリブから突出するような構成としてもよい。
前記した実施形態では、第1ホルダ84(第1保持部材)が固定部110に設けられた軸部112を軸支し、この軸部112を支点として上下の揺動可能な構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1保持部材に、支持する搬送ローラの軸方向外側に突出する軸部を設け、この軸部を装置本体が軸支する構成としてもよい。
前記した実施形態では、シートガイド部842は、上ローラ83A(第1保持部材が支持する搬送ローラ)が下方(第1の位置)にあるときにガイドリブ111から突出するように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、シートガイド部は、搬送ローラが第2の位置にあるときにも搬送経路を構成するガイド(搬送経路を構成する壁など)から突出するように構成されていてもよい。この場合、搬送ローラが第1の位置にあるときのシートガイド部の突出量と、搬送ローラが第2の位置にあるときのシートガイド部の突出量とが異なることとなる。
前記した実施形態では、ローラ付勢部材の一例としてトーションバネ87を採用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、コイルバネや板バネなどを採用してもよい。
前記した実施形態では、搬送経路80Aを構成するガイドが複数のガイドリブ111である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ガイド面(搬送経路を構成する壁)などであってもよい。
前記した実施形態では、第1ホルダ84が各上ローラ83Aに対応して個別に設けられた例と、第1ホルダ84’が複数の上ローラ83Aを一体に支持する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、4対の搬送ローラと2つの第1保持部材とを備え、各第1保持部材が2対の搬送ローラ(2つの上ローラ)を支持する構成であってもよい。
前記した実施形態では、一対の搬送ローラ83が第1の位置と第2の位置との間を上下に移動する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、一対の搬送ローラが第1の位置と第2の位置との間を前後に移動する構成であってもよい。なお、前記した実施形態では、一対の搬送ローラ83を用紙Pの幅方向に配列して4対備えた例を示したが、本発明において一対の搬送ローラの数は特に限定されず、複数対であってもよいし、一対だけであってもよい。
前記した実施形態で示した第1ホルダ84や第2ホルダ85の構成・形状は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の第1保持部材や第2保持部材は、前記した第1ホルダ84、第2ホルダ85と同等の作用を発揮する構成・形状であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
前記した実施形態では、他のギヤ(加熱ローラギヤ811)を介して駆動ギヤ863に回転駆動力が入力される構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、装置本体に設けられた駆動源から駆動ギヤに対して直接回転駆動力が入力される構成であってもよい。
前記した実施形態では、ギヤ付勢部材の一例としてコイルバネ89を採用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、トーションバネや板バネなどを採用してもよい。
前記した実施形態では、揺動部120(ローラ保持部材)が構成する搬送経路80Aの一部として複数のガイドリブ121,122を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、固定部110に対向する揺動部120の壁面が搬送経路の一部を構成していてもよい。
前記した実施形態では、揺動部120(ローラ保持部材)が固定部110(装置本体)に対して揺動することで搬送経路80A(ガイドリブ111,121,122)を露出可能とする構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、ローラ保持部材が装置本体に対して揺動しない構成に対しても適用することができる。
前記した実施形態では、ギヤホルダ130が搬送ローラギヤ861と中間ギヤ862とを保持して揺動部120に支持され、駆動ギヤ863が固定部110に支持された構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10(a)に示すように、ギヤホルダ130’が駆動ギヤ863と中間ギヤ862を保持して固定部110(装置本体)に支持され、搬送ローラギヤ861が揺動部120(ローラ保持部材)に支持される構成としてもよい。この場合、中間ギヤ862は、駆動ギヤ863の軸回りに揺動可能となっており、さらに、コイルバネ89によりギヤホルダ130’に保持されない搬送ローラギヤ861に向けて付勢されている。
このような構成では、図10(b)に示すように、揺動部120を、搬送経路80A(図3参照)を露出させるように揺動させることで、搬送ローラギヤ861と中間ギヤ862との歯合が外れることとなる。
前記した実施形態では、ギヤホルダ130に設けた円筒部132に突出部133を形成し、第2ホルダ85に設けた穴部851Bに凹部851Cを形成した構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10(a)および(b)に示すように、固定部110(装置本体)のギヤカバー114に設けた穴部115の内周面に、ギヤホルダ130’の円筒部132の径方向に延びる突出部116を形成し、駆動ギヤ863の軸と同軸に延びる円筒部132の外周面に、突出部116と係合して円筒部132の周方向において突出部116の相対移動を許容する凹部135を形成してもよい。
前記した実施形態で示した揺動部120やギヤホルダ130の構成・形状は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明のローラ保持部材やギヤ保持部材は、前記した揺動部120、ギヤホルダ130と同等の作用を発揮する構成・形状であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
前記した実施形態では、搬送ローラ83や搬送ローラギヤ861が定着装置8に設けられた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、搬送ローラや搬送ローラギヤが、定着装置の搬送方向下流側において、定着装置とは別に設けられる構成であってもよい。なお、本発明は、定着後の記録シートを搬送する搬送ローラに限定されず、変位可能に構成された搬送ローラに広く適用することができる。
前記した実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
前記した実施形態では、画像形成装置の一例として単色画像を形成するレーザプリンタ1を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、単色画像を形成する複写機や複合機、多色画像を形成するカラープリンタ、カラー複写機、カラー複合機などであってもよい。また、本発明の画像形成装置は、レーザ光で感光体ドラム61(感光体)を露光するものに限定されず、例えば、LED(発光ダイオード)やEL(エレクトロルミネッセンス)素子、蛍光体などから出射される光で感光体を露光するものであってもよい。
画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を示す断面図である。 揺動部を固定部に対して揺動させて搬送経路を露出させた状態の定着装置の斜視図である。 (a)は搬送ローラが下方にあるときの定着装置の断面図であり、(b)は搬送ローラが上方にあるときの定着装置の断面図である。 下ローラと第2ホルダの斜視図である。 (a)は搬送ローラが下方にあるときの定着装置の背面図であり、(b)は搬送ローラが上方にあるときの定着装置の背面図である。 ギヤ機構の分解斜視図である。 (a)は搬送ローラギヤが下方にあるときの定着装置を示す模式図であり、(b)は搬送ローラギヤが上方にあるときの定着装置を示す模式図である。 揺動部を固定部に対して揺動させる様子を示す模式図である。 変形例に係る第1ホルダを備えた定着装置の斜視図である。 (a)は変形例に係るギヤ機構を備えた定着装置を示す模式図であり、(b)は揺動部を固定部に対して揺動させる様子を示す模式図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
80A 搬送経路
83 搬送ローラ
83A 上ローラ
83B 下ローラ
84 第1ホルダ
85 第2ホルダ
87 トーションバネ
88 位置固定部材
110 固定部
111 ガイドリブ
112 軸部
113 規制部
841 突出部
842 シートガイド部
853 操作部
P 用紙

Claims (7)

  1. 記録シートに現像剤像を転写し、定着する画像形成装置であって、
    装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、定着後の記録シートを前記装置本体の外部に向けて案内する搬送経路と、
    前記装置本体に対して第1の位置と第2の位置との間で変位可能に構成され、前記搬送経路において定着後の記録シートを搬送する一対の搬送ローラと、
    前記一対の搬送ローラのうちの一方を支持し、記録シートの搬送方向上流側を支点として、支持する搬送ローラを第1の位置と第2の位置との間で揺動可能とする第1保持部材とを備え、
    前記第1保持部材は、記録シートの搬送方向上流側から支持する搬送ローラの周面に向かって延び、支持する搬送ローラが少なくとも第1の位置にあるときに前記搬送経路を構成するガイドから突出するシートガイド部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記一対の搬送ローラを記録シートの幅方向に配列して複数備え、
    前記第1保持部材は、各対の搬送ローラに対応して個別に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記一対の搬送ローラを記録シートの幅方向に配列して複数備え、
    前記第1保持部材は、各対の搬送ローラを一体に支持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送経路を構成するガイドは、記録シートの搬送方向に沿って延びる複数のガイドリブであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1保持部材が支持する搬送ローラを、他方の搬送ローラに向けて付勢するローラ付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1保持部材が支持する搬送ローラは、他方の搬送ローラの上方に配置され、
    第1の位置における前記一対の搬送ローラがニップするニップ位置は、第2の位置における前記一対の搬送ローラがニップするニップ位置よりも下方であって、
    前記第1保持部材は、支持する搬送ローラの軸方向外側に突出する突出部を有し、
    前記装置本体は、前記突出部と当接して前記第1保持部材が支持する搬送ローラを第1の位置に規制する規制部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記一対の搬送ローラのうちの他方の搬送ローラを上下にスライド移動可能に支持し、スライド移動時に操作される突出した操作部を有する第2保持部材と、
    前記第2保持部材が支持する搬送ローラが上方にあるときに前記第2保持部材を下方から支持する位置と、前記搬送ローラの軸方向において前記操作部と並ぶ位置との間で前記搬送ローラの軸方向にスライド移動可能に構成された位置固定部材とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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