JP6627478B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、両面印刷機能を備える画像形成装置に関する。
一般に、画像形成部により第1面に画像を形成した後、第1面の裏側の第2面に画像形成するため、シートの表裏を反転させて画像形成部へ再度搬送する再搬送機構を備える画像形成装置が知られている。このような再搬送機構には、シートの幅方向の一端に配置されるサイドガイドに向けてシートを寄せるためにシートを斜めに搬送する斜送ローラを備えたものがある(特許文献1)。
特開2012−096862号公報
しかしながら、画像形成装置がシートの第1面に画像形成するときに、幅方向の中央を基準としてシートの位置決めをする構成である場合、再搬送経路において小さいサイズのシートを、幅方向の一端に配置されたサイドガイドまで斜送して寄せるのは困難である。一方で、シートを斜送して、サイドガイドでシートの位置決めをできるのであれば、シートを正確な位置で搬送することができるので望ましい。
そこで、本発明は、再搬送経路において、大きなシートは幅方向の一方に片寄せして搬送するとともに、小さなシートは片寄せせずに搬送することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、画像形成部と、第1面に画像が形成されたシートを、当該第1面の裏側の第2面に画像形成するため、画像形成部に再度搬送する再搬送機構とを備える画像形成装置である。
再搬送機構は、直送ローラと、直送ローラの軸方向の一方に配置されるサイドガイドと、
直送ローラの搬送方向に対して傾いた方向であり、かつ、サイドガイドに近づく方向にシートを搬送する斜送ローラと、少なくとも直送ローラをニップ状態とリリース状態とに切り替える切換機構とを備える。
そして、切換機構は、前記軸方向において斜送ローラが配置された範囲を通過する第1シートが再搬送経路に供給された場合に、直送ローラをリリース状態にして斜送ローラで第1シートを搬送し、第1シートよりも前記軸方向の大きさが小さい第2シートが再搬送経路に供給された場合に、直送ローラをニップ状態にして第2シートを搬送するように構成される。
このような構成によれば、第1シートが再搬送経路に供給された場合には、直送ローラがリリースされた状態で斜送ローラで第1シートを搬送するので、サイドガイドで第1シートを位置決めした片寄せの状態で第1シートを搬送することができる。一方、第1シートよりも直送ローラの軸方向の大きさが小さい第2シートが再搬送経路に供給された場合には、直送ローラがニップ状態となって直送ローラにより第2シートを搬送するので、第2シートを片寄せせずに搬送することができる。すなわち、再搬送経路において、大きなシートは、幅方向の一方に片寄せして搬送するとともに、小さなシートは片寄せせずに搬送することができる。
本発明の画像形成装置によれば、再搬送経路において、大きなシートは幅方向の一方に片寄せして搬送するとともに、小さなシートは片寄せせずに搬送することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの構成を示す図である。 再搬送ユニットを示す斜視図である。 再搬送ユニットを分解して示す斜視図である。 直送ローラ近傍の拡大斜視図である。 直送ローラの分解斜視図である。 斜送ローラ近傍の拡大斜視図である。 再搬送ユニットにA4サイズの用紙が供給されたときの動作を説明する図であり、(a)は、再搬送ユニットを上から見た平面図、(b)は、斜送ローラの状態を示す図、(c)は、直送ローラの状態を示す図である。 再搬送ユニットにはがきサイズの用紙が供給されたときの動作を説明する図であり、(a)は、再搬送ユニットを上から見た平面図、(b)は、斜送ローラの状態を示す図、(c)は、直送ローラの状態を示す図である。 第1変形例のカラープリンタにおける再搬送ユニットにA4サイズの用紙が供給されたときの動作を説明する図であり、(a)は、再搬送ユニットを上から見た平面図、(b)は、斜送ローラの状態を示す図、(c)は、直送ローラの状態を示す図である。 第1変形例のカラープリンタにおける再搬送ユニットにはがきサイズの用紙が供給されたときの動作を説明する図であり、(a)は、再搬送ユニットを上から見た平面図、(b)は、斜送ローラの状態を示す図、(c)は、直送ローラの状態を示す図である。 第2変形例のカラープリンタの再搬送ユニットにおける下搬送ガイドと駆動ローラを示す斜視図(a)と、A4サイズの用紙が供給されたときの搬送方向に沿った断面図(b)と、はがきサイズの用紙が供給されたときの搬送方向に沿った断面図(c)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1の使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、記録シートの一例としてのシートSの両面に画像を形成可能な装置であり、装置本体2内に、給紙部3と、画像形成部4と、搬送部5とを主に備えている。
給紙部3は、装置本体2内の下部に設けられており、シートSを収容する給紙トレイ31と、手差し給紙部31Bと、給紙機構32とを主に備えている。給紙トレイ31または手差し給紙部31Bに供給されたシートSは、給紙機構32によって画像形成部4に供給される。なお、給紙トレイ31および手差し給紙部31Bに供給されたシートSは、幅方向両端の位置を規制する図示しないサイドガイドによりカラープリンタ1の画像形成範囲の幅方向中央に位置決めされる。これにより、シートSは、幅方向の中央に寄せて給紙されるようになっている。また、給紙トレイ31は、装置本体2に対して前方に引き出すことによって取り外すことが可能となっており、後方に押し込むことによって装着することが可能となっている。
画像形成部4は、給紙部3から搬送されてくるシートSに画像を形成するための構成であり、露光ユニット41と、4つのプロセスユニット42と、転写ユニット43と、定着ユニット44とを主に備えている。
露光ユニット41は、装置本体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源と、符号を省略して示すポリゴンミラー、複数のレンズおよび複数の反射鏡とを主に備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラーや反射鏡で反射され、レンズを通過して、各感光体ドラム42Aの表面で高速走査される。
プロセスユニット42は、給紙トレイ31と露光ユニット41との間で前後に並んで配置され、感光体ドラム42Aと、帯電器42Bと、符号を省略して示す現像ローラ、供給ローラ、層厚規制ブレードおよびトナー(現像剤)を収容するトナー収容部とを主に備えている。各プロセスユニット42は、トナー収容部内に収容されるトナーの色が相違するのみであり、構成は略同一である。
転写ユニット43は、給紙トレイ31とプロセスユニット42との間に設けられ、符号を省略して示す駆動ローラと従動ローラの間で張設された無端状の搬送ベルト43Aと、4つの転写ローラ43Bとを主に備えている。搬送ベルト43Aは、外側の面が各感光体ドラム42Aに接しており、その内側には各転写ローラ43Bが各感光体ドラム42Aとの間で搬送ベルト43Aを挟持するように配置されている。
定着ユニット44は、プロセスユニット42の後方に設けられ、加熱ローラ44Aと、加熱ローラ44Aと対向配置されて加熱ローラ44Aを押圧する加圧ローラ44Bとを主に備えている。
画像形成部4では、感光体ドラム42Aの表面が、帯電器42Bにより一様に帯電された後、露光ユニット41からのレーザ光によって露光されることで、感光体ドラム42A上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部内のトナーは、供給ローラを介して現像ローラに供給され、現像ローラと層厚規制ブレードの間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ上に担持される。
そして、現像ローラ上に担持されたトナーが、静電潜像が形成された感光体ドラム42Aに供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム42A上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給されたシートSが、感光体ドラム42Aと搬送ベルト43A(転写ローラ43B)の間を搬送されることで、各感光体ドラム42A上に形成されたトナー像がシートS上に順次重ね合わせて転写される。
トナー像が転写されたシートSは、加熱ローラ44Aと加圧ローラ44Bの間を搬送されることでトナー像が熱定着される。以上のようにして、シートSに画像を形成することができる。画像が形成されたシートSは、搬出ローラ45によって定着ユニット44(画像形成部4)から搬送経路51に搬出される。
搬送部5は、画像形成部4から搬出されたシートSを装置本体2の外部に排出する排出機構50と、画像形成部4により第1面に画像が形成されたシートSの裏側の第2面に画像形成するため、シートSの表裏を反転させた状態で当該シートSを画像形成部4へ再度搬送する再搬送機構10とを有している。
排出機構50は、用紙の搬送を案内するガイドによって形成される搬送経路51と、排出ローラ52と、前後に揺動可能に構成されたフラッパ53とを主に備えている。
搬送経路51は、装置本体2内の後部に設けられており、後方に揺動したフラッパ53(実線参照)の前方付近から上方に向けて延びた後、進路を前方へ湾曲させるように延びている。
排出ローラ52は、正逆回転可能に構成されており、正回転時には画像形成部4から搬出されたシートSを装置本体2の外部に向けて排出し、逆回転時にはシートSを装置本体2内に引き込むように搬送する。
再搬送機構10には再搬送経路54が形成されている。再搬送経路54は、装置本体2の後部を上から下に延びるとともに、再搬送ユニット100内を前に向かって水平に延びている。また、再搬送経路54の前端は、給紙機構32の搬送経路に接続している。
搬送部5では、画像形成が終了した場合に、画像形成部4から搬出されたシートSが搬送経路51に搬送され、正回転する排出ローラ52によって装置本体2の外部に排出され、排紙トレイ22上に載置される。また、シートSの第2面に画像を形成する場合には、シートSの全体が装置本体2の外部に完全に排出される前に排出ローラ52が逆回転され、シートSが再度装置本体2内に引き戻され、搬送経路51から再搬送経路54に搬送される。その後、シートS(破線参照)は、再搬送経路54を搬送され、給紙機構32によって再び画像形成部4に搬送される。
なお、画像形成部4において第2面に画像が形成されたシートSは、画像形成部4から搬送経路51に搬出され、正回転する排出ローラ52によって装置本体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
再搬送機構10は、装置本体2の下に固定された再搬送ユニット100とを含んでなる。
再搬送ユニット100は、給紙トレイ31の下方に設けられ、かつ、再搬送経路54の前後に延びる部分の一部(後側部分)を構成しており、図2に示すような略平板形状に形成されている。この再搬送ユニット100は、装置本体2に固定されており、このように固定された再搬送ユニット100と装置本体2とに対して給紙トレイ31が前後方向で着脱可能となっている。再搬送ユニット100は、ガイド体110と、サイドガイド180と、3つの直送ローラ160と、3つの斜送ローラ150と、切換機構200と、制御装置300とを備えている。
ガイド体110は、再搬送経路54を通るシートSの下側に配置される下搬送ガイド130と、シートSの上側に配置される上搬送ガイド140と、サイドガイド180と、を備えて構成されている。
下搬送ガイド130は、樹脂製の部品であり、シートSの幅よりも大きく形成されている。図3に示すように、下搬送ガイド130は、全体が略平板状に形成され、後ろ寄りの部分が立ち上って凹曲面を形成していて、上から下に向かって供給されたシートSを水平方向前方にスムーズに案内するようになっている。下搬送ガイド130には図示しないローラ保持部が形成され、ローラ保持部に3つの駆動ローラ170が回転可能に保持されている。駆動ローラ170は、図示しない駆動源から駆動力が入力されて回転する、斜送ローラ150および直送ローラ160の駆動ローラであり、斜送ローラ150と直送ローラ160が配置された範囲に渡って左右に長く形成されている。駆動ローラ170は、シャフト171の外側にゴム製のローラ本体部172が設けられて構成されている。すなわち、斜送ローラ150の駆動ローラである第1駆動ローラと直送ローラ160の駆動ローラである第2駆動ローラは、同一のシャフト171上に設けられている。
上搬送ガイド140は、板金からなり、詳細な構成図は省略するが、左右方向の両端において下搬送ガイド130に固定(保持)されている。上搬送ガイド140は、斜送ローラ150の第1従動ローラ152に対応した位置に形成された3つのローラ孔141と、直送ローラ160の第2従動ローラ162に対応した位置に形成された3つのローラ孔142とを有している。
直送ローラ160は、再搬送ユニット100の左右方向中央に配置され、はがきサイズなどの幅方向の大きさが小さい第2シートを、左右方向にずらすことなく、前後方向に沿って搬送するローラである。直送ローラ160は、駆動ローラ170と対向して駆動ローラ170に追従して回転する第2従動ローラ162を有する。
斜送ローラ150は、再搬送ユニット100の左寄りに配置され、A4サイズなどの幅方向の大きさが大きい第1シートを左側に付勢しながら、つまり、直送ローラ160の搬送方向に対して傾いた方向に搬送するローラである。斜送ローラ150は、駆動ローラ170と対向して駆動ローラ170に追従して回転する第1従動ローラ152を有する。
直送ローラ160の第2従動ローラ162は、円柱形状を有し、その軸方向が左右方向に沿っており、これにより、前後方向に第2シートを搬送することが可能となっている。これに対し、斜送ローラ150の第1従動ローラ152は、円柱形状を有し、その軸方向が左右方向に対して(つまり、第2従動ローラ162の軸方向に対して)右端が前側にずれるように傾いている。
サイドガイド180は、直送ローラ160の軸方向の一方、具体的には左側に配置され、シートSの左端に当接して当該シートSの幅方向の位置を規制するものである。サイドガイド180は、前後方向に延びる長尺状に形成されて、下搬送ガイド130および上搬送ガイド140の左端に設けられている。前記した斜送ローラ150は、サイドガイド180に近づく方向に第1シートを搬送し、サイドガイド180は、この第1シートの左端の位置を規制することで、第1シートは、左側のサイドガイド180に片寄せされながら搬送されるようになっている。
斜送ローラ150と直送ローラ160は、第1従動ローラ152と第2従動ローラ162の向きが互いに傾いている以外は同じ構成を有するので、まず、直送ローラ160について詳細な構成を説明する。
図4および図5に示すように、直送ローラ160は、前記した駆動ローラ170および第2従動ローラ162と、ローラホルダ163と、第2従動ローラ162を駆動ローラ170に向けて付勢する第2付勢部材の一例としてのトーションバネ164とを備えて構成されている。
第2従動ローラ162は、略円柱形状の本体部162Aと、本体部162Aの軸方向両端から延出するシャフト162Bとを備えてなる。本体部162Aは、樹脂や金属などの比較的滑りやすい材料からなる。シャフト162Bは、本体部162Aと同じ材料で一体に成形されていてもよいし、本体部162Aとは別の材料から形成されていてもよい。
ローラホルダ163は、第2従動ローラ162およびトーションバネ164を保持し、これらとの組立体を上搬送ガイド140に取り付けるための部材である。ローラホルダ163は、平板状の本体部163Aと、バネ支持部163Bと、2つの軸支部163Dと、2つのカムガイド163Eと、ローラ孔163Fとを有する。
バネ支持部163Bは、本体部163Aの上面から突出して設けられ、トーションバネ164を支持する部分である。バネ支持部163Bには、左右方向に貫通する組付孔163Cが形成されている。
2つの軸支部163Dは、本体部163Aの上面から突出して設けられ、左右方向に互いに離間して並んで設けられている。各軸支部163Dは、互いに対向する面に、上下に延びる溝163Gが形成されており、第2従動ローラ162のシャフト162Bが、この溝163Gに係合し上下にスライド移動可能となっている。
2つのカムガイド163Eは、本体部163Aの上面に、前後方向に延びた溝として形成されている。カムガイド163Eは、バネ支持部163Bと、各軸支部163Dの間に設けられている。カムガイド163Eは、後述する第2カム240のスライドバー241が係合して、第2カム240の前後方向のスライド移動を案内するようになっている。
ローラ孔163Fは、軸支部163Dに支持された第2従動ローラ162の本体部162Aに対応した位置に形成された貫通孔であり、本体部162Aがローラ孔163Fから下方に臨んで駆動ローラ170と接触するのを許容するようになっている。
トーションバネ164は、2つのコイル部164Aと、2つのコイル部164Aを前側で連結する第1アーム164Bと、各コイル部164Aから後側に延出する第2アーム164Cとを備えて構成されている。トーションバネ164は、2つのコイル部164Aをローラホルダ163のバネ支持部163Bの組付孔163Cに合わせ、コイル部164A内と組付孔163Cにバー165を挿通することで、ローラホルダ163に組み付けられている。この組付状態において、第2アーム164Cが上に撓まされていることで、第2アーム164Cは、常時、第2従動ローラ162のシャフト162Bを下方に付勢しており、また、第2従動ローラ162がローラホルダ163から外れるのが防止されている。
図6に示すように、斜送ローラ150は、前記したように、ローラの向き以外は、直送ローラ160と同じ構成を有しており、以下、簡単に説明すると、第1従動ローラ152と、ローラホルダ153と、第1従動ローラ152を駆動ローラ170に向けて付勢する第1付勢部材の一例としてのトーションバネ154と、バー155とを備えている。
第1従動ローラ152は、略円柱形状の本体部152Aと、本体部152Aの軸方向両端から延出するシャフト152Bとを備えてなる
ローラホルダ153は、平板状の本体部153Aと、バネ支持部153Bと、2つの軸支部153Dと、2つのカムガイド153Eと、ローラ孔153Fとを有する。
トーションバネ154は、2つのコイル部154Aと、2つのコイル部154Aを前側で連結する第1アーム154Bと、各コイル部154Aから後側に延出する第2アーム154Cとを備えて構成されている。
図2に戻り、切換機構200は、斜送ローラ150と直送ローラ160とを、シートSをニップするニップ状態と、シートSをニップしないリリース状態とに切り替える機構であり、第1カム230と、第2カム240と、第1カム230および第2カム240を駆動する駆動装置の一例としてのモータ210およびギヤボックス220と、を備えて構成されている。
モータ210は、正逆回転可能なモータであり、例えば、ステッピングモータを採用することができる。モータ210は、後述する制御装置300により動作が制御される。
ギヤボックス220は、モータ210の回転出力を第1カム230および第2カム240に伝達する機構である。図7(a)に示すように、ギヤボックス220は、入力ギヤ221と、第1中間ギヤ222と、第2カム駆動ギヤ223と、第2中間ギヤ225と、第1カム駆動ギヤ226とを備えて構成されている。
入力ギヤ221はモータ210の出力軸211に直結されたギヤである。
第1中間ギヤ222は、入力ギヤ221と係合しているとともに、第2カム駆動ギヤ223とシャフト224により連結されている。シャフト224は、図示しない軸受により回転可能に支持されており、第1中間ギヤ222および第2カム駆動ギヤ223は、モータ210の回転に応じて回転可能となっている。
第2カム駆動ギヤ223は、後述する第2カム240に設けられたラック245と係合している。
第2中間ギヤ225は、第1中間ギヤ222と係合しているとともに、第1カム駆動ギヤ226とシャフト227により連結されている。シャフト227は、図示しない軸受により回転可能に支持されており、第2中間ギヤ225および第1カム駆動ギヤ226は、モータ210の回転に応じて回転可能となっている。また、第2中間ギヤ225は、第1中間ギヤ222と係合しているため、第1中間ギヤ222と回転方向が逆になっている。このため、駆動装置(前記したように、モータ210およびギヤボックス220である。以下同じ。)は、第1カム230および第2カム240を、後側および前側に互いに逆に動かすようになっている。
第1カム駆動ギヤ226は、後述する第1カム230に設けられたラック235と係合している。
第1カム230は、駆動装置により前後にスライド移動されることで、第1従動ローラ152をトーションバネ154の付勢力に抗して駆動ローラ170から離間させるように構成された部材である。第1カム230は、後側(一方側)および前側(他方側)に往復動可能な直動カムである。第1カム230は、2つのスライドバー231と、2つのスライドバー231の前端同士を連結する連結部234と、連結部234から前方に延出したラック235とを備えて構成されている。各スライドバー231には、各第1従動ローラ152の両端の各シャフト152Bの近傍(シャフト152Bの真下または後側)に第1傾斜面232が設けられている。第1傾斜面232は、第1従動ローラ152から延出したシャフト152Bの数に応じて6個設けられている。各第1傾斜面232は、後側にいくほど駆動ローラ170から離れるように傾斜している。すなわち、第1傾斜面232は、第1カム230が駆動装置により前側に引っ張られるときに第1従動ローラ152を上に押し動かすように傾斜している。
第2カム240は、駆動装置により前後にスライド移動されることで、第2従動ローラ162をトーションバネ164の付勢力に抗して駆動ローラ170から離間させるように構成された部材である。第2カム240は、後側(一方側)および前側(他方側)に往復動可能な直動カムである。第2カム240は、2つのスライドバー241と、2つのスライドバー241の前端同士を連結する連結部244と、連結部244から前方に延出したラック245とを備えて構成されている。各スライドバー241には、各第2従動ローラ162の両端の各シャフト162Bの近傍(シャフト162Bの真下または後側)に第3傾斜面242が設けられている。第3傾斜面242は、第2従動ローラ162から延出したシャフト162Bの数に応じて6個設けられている。各第3傾斜面242は、後側にいくほど駆動ローラ170から離れるように傾斜している。すなわち、第3傾斜面242は、第2カム240が駆動装置により前側に引っ張られるときに第2従動ローラ162を上に押し動かすように傾斜している。
制御装置300は、切換機構200を制御する装置である。制御装置300は、印刷ジョブが入力されることで、印刷ジョブに含まれるシートSのサイズ情報を取得し、当該取得したサイズ情報に基づいて切換機構200を制御するように構成されている。
制御装置300は、駆動装置のモータ210の回転を制御する。駆動装置は、前記したように、ギヤボックス220内で第1中間ギヤ222と第2中間ギヤ225を有していることで、第1従動ローラ152を駆動ローラ170に接触する第1位置に第1カム230を動かすと同時に第2従動ローラ162を駆動ローラ170から離間する第2位置に第2カム240を動かすように構成されている。また、駆動装置は、第1従動ローラ152を駆動ローラ170から離間する第3位置に第1カム230を動かすと同時に第2従動ローラ162を駆動ローラ170に接触する第4位置に第2カム240を動かすように構成されている。
具体的には、制御装置300は、左右方向において斜送ローラ150が配置された範囲を通過する第1シートS1が再搬送経路54に供給された場合には、モータ210を正転して、第1カム230を後方の第1位置へ位置させて、斜送ローラ150をニップ状態にするとともに、第2カム240を前方の第2位置へ位置させて直送ローラ160をリリース状態にする。一方、制御装置300は、第1シートS1よりも幅方向の大きさが小さい第2シートS2が再搬送経路54に供給された場合には、モータ210を逆転して、第1カム230を前方の第3位置へ位置させて、斜送ローラ150をリリース状態にするとともに、第2カム240を後方の第4位置へ位置させて直送ローラ160をニップ状態にする。制御装置300が、第1シートS1に対してどの程度小さいサイズのシートを第2シートS2として扱うかは任意であり、例えば、B5以下のサイズのシートSを、すべて第2シートS2として扱ってもよいし、A5以下のサイズのシートSを、すべて第2シートS2として扱ってもよい。ここでは、一例として、制御装置300は、B5以下のサイズのシートSを第2シートS2と扱うこととする。
以上のように構成されたカラープリンタ1の両面印刷時の動作について説明する。
図1を参照して、カラープリンタ1は、両面印刷を指示する印刷ジョブが入力された場合、まず、給紙トレイ31からシートSが供給されて、画像形成部4で第1面に画像が形成される。第1面に画像が形成されて定着ユニット44を出たシートSは、搬送経路51を通って前端が排出ローラ52から外に出る。そして、シートSの後端がフラッパ53の先端を過ぎた後、フラッパ53が再搬送経路54を開き、排出ローラ52が逆転する。これにより、シートSは、再搬送経路54に入って下方へ搬送される。
図7(a)〜(c)に示すように、再搬送経路54を搬送されるシートSが、A4などの幅が大きい第1シートS1であった場合、制御装置300は、第1シートS1が再搬送経路54に入る前に、印刷ジョブに含まれるサイズ情報に基づいてモータ210を正転して、第1カム230を後方に押して第1位置に位置させ、第2カム240を前方に引っ張って第2位置に位置させる。
そうすると、第1カム230のスライドバー231に設けられた第1傾斜面232は、シャフト152Bの下から後ろに抜けて、第1従動ローラ152が下がる。そして、トーションバネ154により、第1従動ローラ152が下に付勢されることで、第1従動ローラ152と駆動ローラ170が接触し、ニップ状態となる。
一方、第2カム240のスライドバー241に設けられた第3傾斜面242は、シャフト162Bの下に後ろから入り込み、トーションバネ164の付勢力に抗してシャフト162Bを押し上げて、第2従動ローラ162が上がる。そして、これにより、第2従動ローラ162が駆動ローラ170から離間してリリース状態になる。
このように斜送ローラ150がニップ状態となり、直送ローラ160がリリース状態となると、図7(b)、(c)に示すように、第1シートS1は、斜送ローラ150のみによって搬送される。そして、再搬送ユニット100を搬送されている間に、斜送ローラ150によって左側に付勢され、第1シートS1の左端の位置がサイドガイド180によって規制されることで、第1シートS1の左右方向の位置が位置決めされる。再搬送ユニット100によって位置決めされながら前方へ搬送された第1シートS1は、給紙機構32によって、第2面に画像形成するべく左右方向の左端を基準として画像形成部4に供給される。
次に、図8(a)〜(c)に示すように、再搬送経路54を搬送されるシートSが、B5やはがきなどの幅が小さい第2シートS2であった場合、制御装置300は、第2シートS2が再搬送経路54に入る前に、印刷ジョブに含まれるサイズ情報に基づいてモータ210を逆転して、第1カム230を前方に引っ張って第3位置に位置させ、第2カム240を後方に押して第4位置に位置させる。
そうすると、第1カム230のスライドバー231に設けられた第1傾斜面232は、シャフト152Bの下に後ろから入り込み、トーションバネ154の付勢力に抗してシャフト152Bを押し上げて、第1従動ローラ152が上がる。そして、これにより、第1従動ローラ152が駆動ローラ170から離間してリリース状態になる。
一方、第2カム240のスライドバー241に設けられた第3傾斜面242は、シャフト162Bの下から後ろに抜けて、第2従動ローラ162が下がる。そして、トーションバネ164により、第2従動ローラ162が下に付勢されることで、第2従動ローラ162と駆動ローラ170が接触し、ニップ状態となる。
このように斜送ローラ150がリリース状態となり、直送ローラ160がニップ状態となると、図8(b)、(c)に示すように、第2シートS2は、直送ローラ160のみによって搬送される。そして、第2シートS2は、再搬送ユニット100を、左右方向の中央位置を維持したまま、前後方向に真っ直ぐに搬送される。そして、第2シートS2は、給紙機構32によって、第2面に画像形成するべく左右方向の中央位置を基準として画像形成部4に供給される。
以上に説明した本実施形態のカラープリンタ1によれば、第1シートS1が再搬送経路54に供給された場合には、直送ローラ160がリリースされた状態で斜送ローラ150で第1シートS1を搬送するので、サイドガイド180で第1シートS1を位置決めした片寄せの状態で第1シートS1を搬送することができる。一方、第1シートS1よりも直送ローラ160の軸方向の大きさが小さい第2シートS2が再搬送経路54に供給された場合には、直送ローラ160がニップ状態となって直送ローラ160により第2シートS2を搬送するので、第2シートS2を片寄せせずに搬送することができる。すなわち、再搬送経路54において、大きなシートは、幅方向の一方に片寄せして搬送するとともに、小さなシートは片寄せせずに搬送することができる。
そして、カラープリンタ1は、第1駆動ローラと第2駆動ローラを同一のシャフト171に設けて駆動ローラ170を構成しているので、一つの駆動源で斜送ローラ150と直送ローラ160を駆動することができる。
また、カラープリンタ1において、第1傾斜面232は、第1カム230が駆動装置に引っ張られるときに第1従動ローラ152を押し動かすように傾斜し、第3傾斜面242は、第2カム240が駆動装置に引っ張られるときに第2従動ローラ162を押し動かすように傾斜しているので、カムのスライドバー231,241の剛性を低くすることができ、スライドバー231,241を薄くすることができる。これにより、再搬送ユニット100を薄型化することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。
前記実施形態においては、モータ210を回転させると、第1カム230と第2カム240が前後方向に互いに逆にスライド移動するように構成していたが、図9(a)〜(c)に示すように、駆動装置が、第1カム230および第2カム240を、一方側および他方側に同期させて動かすように構成することができる。この場合、第1カム230は、一方側、例えば後側にいくほど駆動ローラ170から離れる第1傾斜面232を有し、当該第1傾斜面232により第1従動ローラ152を押し動かすように配置される。また、第2カム240は、他方側、例えば前側にいくほど駆動ローラ170から離れる第2傾斜面242Bを有し、当該第2傾斜面242Bにより第2従動ローラ162を押し動かすように配置される。そして、ギヤボックス220Bは、モータ210の出力軸211に、第1カム駆動ギヤ226と、第2カム駆動ギヤ223が直接設けられている。
このような構成において、図9(a)〜(c)に示すように、再搬送経路54を搬送されるシートSが、A4などの幅が大きい第1シートS1であった場合、制御装置300は、シートSが再搬送経路54に入る前に、モータ210を正転して、第1カム230を後方に押して第1位置に位置させ、第2カム240を後方に押して第2位置に位置させる。
そうすると、前記実施形態と同様に、第1カム230のスライドバー231に設けられた第1傾斜面232は、シャフト152Bの下から後ろに抜けて、第1従動ローラ152が下がる。そして、トーションバネ154により、第1従動ローラ152が下に付勢されることで、第1従動ローラ152と駆動ローラ170が接触し、ニップ状態となる。
一方、第2カム240のスライドバー241に設けられた第2傾斜面242Bは、シャフト162Bの下に前側から入り込み、トーションバネ164の付勢力に抗してシャフト162Bを押し上げて、第2従動ローラ162が上がる。そして、これにより、第2従動ローラ162が駆動ローラ170から離間してリリース状態になる。
斜送ローラ150がニップ状態となり、直送ローラ160がリリース状態となると、図9(b)、(c)に示すように、第1シートS1は、斜送ローラ150のみによって搬送される。そして、再搬送ユニット100を搬送されている間に、斜送ローラ150によって左側に付勢され、第1シートS1の左端の位置がサイドガイド180によって規制されることで、第1シートS1の左右方向の位置が位置決めされる。再搬送ユニット100によって位置決めされながら前方へ搬送された第1シートS1は、給紙機構32によって、第2面に画像形成するべく左右方向の左端を基準として画像形成部4に供給される。
次に、図10(a)〜(c)に示すように、再搬送経路54を搬送されるシートSが、B5やはがきなどの幅が小さい第2シートS2であった場合、制御装置300は、シートSが再搬送経路54に入る前に、モータ210を逆転して、第1カム230を前方に引っ張って第3位置に位置させ、第2カム240を前方に引っ張って第4位置に位置させる。
そうすると、前記実施形態と同様に、第1カム230のスライドバー231に設けられた第1傾斜面232は、シャフト152Bの下に後ろから入り込み、トーションバネ154の付勢力に抗してシャフト152Bを押し上げて、第1従動ローラ152が上がる。そして、これにより、第1従動ローラ152が駆動ローラ170から離間してリリース状態になる。
一方、第2カム240のスライドバー241に設けられた第2傾斜面242Bは、シャフト162Bの下から前に抜けて、第2従動ローラ162が下がる。そして、トーションバネ164により、第2従動ローラ162が下に付勢されることで、第2従動ローラ162と駆動ローラ170が接触し、ニップ状態となる。
斜送ローラ150がリリース状態となり、直送ローラ160がニップ状態となると、図10(b)、(c)に示すように、第2シートS2は、直送ローラ160のみによって搬送される。そして、第2シートS2は、再搬送ユニット100を、左右方向の中央位置を維持したまま、前後方向に真っ直ぐに搬送される。そして、第2シートS2は、給紙機構32によって、第2面に画像形成するべく左右方向の中央位置を基準として画像形成部4に供給される。
以上のように、図9および図10のような第1変形例によれば、ギヤボックス220B内のギヤを少なくした簡易な構成で、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
前記実施形態においては、駆動ローラ170は、斜送ローラ150のための第1駆動ローラと、直送ローラ160のための第2駆動ローラとを一体に有していたが、図11(a)の第2変形例に示すように、斜送ローラ150のための第1駆動ローラ175と、直送ローラ160のための第2駆動ローラ176を個別に設けることもできる。図11(a)の形態においては、さらに、再搬送経路54の下側を構成する下搬送ガイド130の上面は、第2シートS2に対応する部分が、下に凹んで溝135が形成されている。溝135は前後方向に沿って延びている。そして、第2駆動ローラ176は、第2従動ローラ162の下に配置されている。
図11においては、各ローラを切り替える切換機構は省略しているが、前記した実施形態と同様の構成を利用して、直送ローラ160についてのみ、ニップ状態とリリース状態を切り替えるように構成されている。具体的には、幅が大きい第1シートS1が供給されるときには、直送ローラ160をリリース状態とし、幅が小さい第2シートS2が供給されるときには、直送ローラ160をニップ状態とする。
このような構成によると、図11(b)に示すように、第1シートS1が再搬送ユニット100に供給された場合、直送ローラ160は、リリース状態となる。そのため、第1シートS1は、斜送ローラ150のみによって搬送される。そしてこのとき、第1シートS1は溝135に入らず、第2駆動ローラ176には接触せず、離間しているので、第2駆動ローラ176の影響を受けることなく搬送することができる。
一方、図11(c)に示すように、幅が小さい第2シートS2が再搬送ユニット100に供給された場合、直送ローラ160は、ニップ状態となる。そして、第2シートS2は、溝135に入って直送ローラ160のみによって搬送される。そしてこのとき、第2シートS2を、溝135の側壁面135Aによって幅方向の位置を規制して、幅方向に位置決めすることができる。
また、図11の形態においては、下搬送ガイド130に溝135が一段のみ設けられていたが、A5サイズ用の比較的幅広の溝を形成するとともに、この溝の底面に、はがきサイズ用の幅狭の溝をさらに形成してもよい。このように、用紙サイズに応じた溝(段部)を設けることにより、複数種類のサイズのシートについて、幅方向に位置決めすることができる。
また、前記実施形態では、駆動ローラが従動ローラの下側に配置されていたが、各ローラにおいて、駆動ローラと従動ローラの配置も特に限定されない。さらに、付勢部材は、トーションバネに限定されず、板バネやコイルバネであってもよい。
前記実施形態においては、第1カムおよび第2カムの一例として直動カムを例示したが、これらは回転するカムであってもよい。また、前記実施形態では、第1カムおよび第2カムにより、従動ローラを押し上げるように構成していたが、従動カムを押し下げるように構成してもよい。さらに、第1カムおよび第2カムにより駆動ローラを押し動かすように構成しても構わない。
前記実施形態において、制御装置300は、印刷ジョブからシートのサイズ情報を取得していたが、搬送経路の任意の位置に設けられたシートを検知するセンサの信号からサイズ情報を取得してもよい。また、制御装置を設けることなく、シートの通過に応じて動作する機械的構成のみにより、切換機構を構成しても構わない。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、モノクロプリンタやその他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1 カラープリンタ
4 画像形成部
10 再搬送機構
54 再搬送経路
100 再搬送ユニット
135 溝
140 上搬送ガイド
150 斜送ローラ
152 第1従動ローラ
154 トーションバネ
160 直送ローラ
162 第2従動ローラ
164 トーションバネ
170 駆動ローラ
171 シャフト
172 ローラ本体部
175 第1駆動ローラ
176 第2駆動ローラ
180 サイドガイド
200 切換機構
210 モータ
220 ギヤボックス
220B ギヤボックス
230 第1カム
232 第1傾斜面
240 第2カム
242 第3傾斜面
242B 第2傾斜面
300 制御装置
S シート
S1 第1シート
S2 第2シート

Claims (10)

  1. 画像形成部と、第1面に画像が形成されたシートを、当該第1面の裏側の第2面に画像形成するため、前記画像形成部に再度搬送する再搬送機構とを備える画像形成装置であって、
    前記再搬送機構は、
    直送ローラと、
    前記直送ローラの軸方向の一方に配置されるサイドガイドと、
    前記直送ローラの搬送方向に対して傾いた方向であり、かつ、前記サイドガイドに近づく方向にシートを搬送する斜送ローラと、
    少なくとも前記直送ローラをニップ状態とリリース状態とに切り替える切換機構とを備え、
    前記切換機構は、
    前記軸方向において前記斜送ローラが配置された範囲を通過する第1シートが再搬送経路に供給された場合に、前記直送ローラをリリース状態にして前記斜送ローラで前記第1シートを搬送し、
    前記第1シートよりも前記軸方向の大きさが小さい第2シートが前記再搬送経路に供給された場合に、前記直送ローラをニップ状態にして前記第2シートを搬送するように構成され、
    前記画像形成装置は、前記切換機構を制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、シートのサイズ情報を取得し、当該取得したサイズ情報に基づいて前記切換機構を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成部と、第1面に画像が形成されたシートを、当該第1面の裏側の第2面に画像形成するため、前記画像形成部に再度搬送する再搬送機構とを備える画像形成装置であって、
    前記再搬送機構は、
    直送ローラと、
    前記直送ローラの軸方向の一方に配置されるサイドガイドと、
    前記直送ローラの搬送方向に対して傾いた方向であり、かつ、前記サイドガイドに近づく方向にシートを搬送する斜送ローラと、
    少なくとも前記直送ローラをニップ状態とリリース状態とに切り替える切換機構とを備え、
    前記切換機構は、
    前記軸方向において前記斜送ローラが配置された範囲を通過する第1シートが再搬送経路に供給された場合に、前記直送ローラをリリース状態にして前記斜送ローラで前記第1シートを搬送し、
    前記第1シートよりも前記軸方向の大きさが小さい第2シートが前記再搬送経路に供給された場合に、前記直送ローラをニップ状態にして前記第2シートを搬送するように構成され、
    前記斜送ローラは、駆動力が入力される第1駆動ローラと、前記軸方向に対して傾いた軸を有し、前記第1駆動ローラに追従して回転する第1従動ローラとを含み、
    前記直送ローラは、駆動力が入力される第2駆動ローラと、当該第2駆動ローラに追従して回転する第2従動ローラとを含むことを特徴とする画像形成装置
  3. 前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとは、同一のシャフト上に配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記再搬送経路の下側を構成するガイドは、前記第2シートに対応する部分が、下に凹んでいることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2駆動ローラは、前記第2従動ローラの下に配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1従動ローラを前記第1駆動ローラに向けて付勢する第1付勢部材と、
    前記第2従動ローラを前記第2駆動ローラに向けて付勢する第2付勢部材と、
    前記第1従動ローラを前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記第1駆動ローラから離間させるように構成された第1カムと、
    前記第2従動ローラを前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記第2駆動ローラから離間させるように構成された第2カムと、
    前記第1カムおよび前記第2カムを駆動する駆動装置とを備えることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動装置は、
    前記第1従動ローラを前記第1駆動ローラに接触する第1位置に前記第1カムを動かすと同時に前記第2従動ローラを前記第2駆動ローラから離間する第2位置に前記第2カムを動かし、かつ、
    前記第1従動ローラを前記第1駆動ローラから離間する第3位置に前記第1カムを動かすと同時に前記第2従動ローラを前記第2駆動ローラに接触する第4位置に前記第2カムを動かすように構成されたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1カムおよび前記第2カムは、一方側および他方側に往復動可能な直動カムであり、
    前記第1カムは、前記一方側にいくほど前記第1駆動ローラから離れる第1傾斜面を有し、当該第1傾斜面により前記第1従動ローラを押し動かすように配置され、
    前記第2カムは、前記他方側にいくほど前記第2駆動ローラから離れる第2傾斜面を有し、当該第2傾斜面により前記第2従動ローラを押し動かすように配置され、
    前記駆動装置は、前記第1カムおよび前記第2カムを、前記一方側および前記他方側に同期させて動かすように構成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1カムおよび前記第2カムは、一方側および他方側に往復動可能な直動カムであり、
    前記第1カムは、前記一方側にいくほど前記第1駆動ローラから離れる第1傾斜面を有し、当該第1傾斜面により前記第1従動ローラを押し動かすように配置され、
    前記第2カムは、前記一方側にいくほど前記第2駆動ローラから離れる第3傾斜面を有し、当該第3傾斜面により前記第2従動ローラを押し動かすように配置され、
    前記駆動装置は、前記第1カムおよび前記第2カムを、前記一方側および前記他方側に互いに逆に動かすように構成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記切換機構を制御する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、シートのサイズ情報を取得し、当該取得したサイズ情報に基づいて前記切換機構を制御することを特徴とする請求項2から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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