JP2010050587A - 露光ランプ、その露光ランプを含む原稿読取装置、及びその原稿読取装置を含む画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】露光ランプ322は、表面を有する扁平な直方体形状である熱伝導性のフレーム290と、フレーム290の表面上に配置され、フレーム290の表面に沿ってスライド移動可能である熱抵抗調整板292と、各々、その底面が熱抵抗調整板292の表面に接するように配置され、互いに所定の間隔を隔てて、図示しない支持部材でフレーム290に支持されている光源支持部材294及び294Aと、その両端が、それぞれ光源支持部材294及び294Aに形成された凹部に嵌込まれている導光部材298とを含む。
【選択図】 図2
Description
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置150の内部構成を簡略化して示す図である。図1を参照して、画像形成装置150は、デジタル複合機であって、原稿の画像を読取って記録用紙に印刷する複写モード、原稿の画像を読取って送信すると共に原稿の画像を受信して記録用紙に印刷したりするファクシミリモード、及び図外の情報端末装置からネットワークを通じて受信した画像を記録用紙に印刷するプリンタモード等を選択的に行なうことができる。
図2及び図3は、第1の走査ユニット212の露光ランプ322の、図1の一点鎖線2‐2における断面図である。図2及び図3を参照して、露光ランプ322は、表面を有する扁平な直方体形状であるフレーム290と、フレーム290の表面上に配置され、フレーム290の表面に沿ってスライド移動可能であり、Alからなる熱抵抗調整板292と、各々、その底面が熱抵抗調整板292の表面に接するように配置され、互いに所定の間隔を隔てて、図示しない支持部材で支持されている光源支持部材294及び294Aと、その両端が、それぞれ光源支持部材294及び294Aに形成された凹部に嵌込まれている導光部材298とを含む。
回路基板318の一方の面にはLED304及び304Bが設置されているので、LED304及び304Bが発光すると、その発光量に応じて回路基板318の温度は上昇する。回路基板318の温度上昇によって、アルミ材316及び314を介して、回路基板318から熱抵抗調整板292に熱が伝わる。アルミ材314と熱抵抗調整板292の接触面の面積が大きいほど、アルミ材314から熱抵抗調整板292に伝わる熱量は大きくなる。回路基板318から熱抵抗調整板292に移動する熱量が大きいほど、回路基板318の温度は低下する。光源支持部材294Aと熱抵抗調整板292との関係についても、上記と同様のことが言える。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置150を利用することにより、熱抵抗調整板292を移動させるという簡単な操作により、光源支持部材294と光源支持部材294Aとの発光量を調整することができる。したがって、複雑な操作をすることなしに、光源支持部材294の発光量と光源支持部材294とを同程度に調整することができる。
図9は、第2の実施の形態に係る露光ランプ400の構成を示す図である。図9を参照して、本実施の形態に係る露光ランプ400は、第1の実施の形態に係る露光ランプ322とほぼ同様であるが、熱抵抗調整板292に代えて、フレーム290の表面上に配置され、それぞれアルミ材314の底面及びアルミ材314の底面と接触しながらフレーム290の表面に沿ってスライド移動可能であり、Alからなる熱抵抗調整板402及び熱抵抗調整板402Aを含む点において、第1の実施の形態に係る露光ランプ322と異なる。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る露光ランプ400を利用することにより、熱抵抗調整板402及び402Aを個別に移動させるという簡単な操作により、それぞれ光源支持部材294AのLED304Aの発光量及び光源支持部材294のLED304の発光量を調整することができる。光源支持部材294と光源支持部材294Aとの発光量を同じにすることができるので、導光部材298及び298Aは、その表面のどの個所からでも均等に光を照射することができる。したがって、ある画像形成装置の原稿読取装置に露光ランプ400を備えれば、原稿の画像を正確に読取ることができる。
上記した実施の形態では、光源支持部材294は、アルミ材314、316、及び320から構成されていた。しかし、本発明はそのような実施の形態に限定されない。光源支持部材294は、アルミ材314、316、及び320に代えて、熱を伝導し易い物質であれば、どのようなものから構成されても良い。例えば、光源支持部材294は、アルミ材の代わりに、銅で構成されていても良い。
154 画像形成部
210 原稿読取装置
212 第1の走査ユニット
214 第2の走査ユニット
216 結像レンズ
218 CCD
290 フレーム
292,402,402A 熱抵抗調整板
294,294A 光源支持部材
298,298A 導光部材
304,304A,304B LED
314,314A,316,316A,320,320A アルミ材
318,318A 回路基板
322,400 露光ランプ
Claims (10)
- 表面を有する熱伝導性のフレームと、
各々、光源を支持し、かつ、その底面が前記フレームの前記表面から所定の高さを隔てた位置となるように支持される熱伝導性の複数の光源支持部材と、
前記フレームの前記表面及び前記複数の光源支持部材の底面の両方に接するように、前記フレームと前記複数の光源との間に介在し、かつ、前記複数の光源支持部材の底面との接触面の面積を調整することができるように前記フレームの前記表面上を移動可能である熱抵抗調整板とを含む、露光ランプ。 - 前記複数の光源支持部材は、各々、光を照射する方向が前記フレームの前記表面に略平行になるように光源を支持しており、かつ光源からの光の照射方向が互いに向き合うように前記フレームに支持されている、熱伝導性の2つの光源支持部材を含む、請求項1に記載の露光ランプ。
- 前記露光ランプはさらに、その両端が、それぞれ前記2つの光源支持部材の光源を覆うように、前記2つの光源支持部材の間に設置されている導光部材を含む、請求項2に記載の露光ランプ。
- 前記2つの光源支持部材は、各々、2つの光源を支持しており、
前記導光部材は、各々が、前記2つの光源支持部材のうちの一方の光源の1つと、他方の光源の1つとをそれぞれ覆うように、前記2つの光源支持部材の間に設置されている2つの導光板である、請求項3に記載の露光ランプ。 - 前記熱抵抗調整板が、前記2つの光源支持部材を結ぶ方向に沿って、前記フレームの前記表面上を移動可能となるように、前記熱抵抗調整板を前記フレームに組付けるための手段をさらに含む、請求項2に記載の露光ランプ。
- 前記熱抵抗調整板は、平坦な直方体形状を有し、当該直方体形状の長手方向は、前記2つの光源支持部材を結ぶ方向と略平行であり、
前記熱抵抗調整板の長手方向の長さは、前記2つの光源支持部材の底面の間の距離より長く、かつ前記2つの光源支持部材の底面のうち互いに最も離れた点の間の距離より短い、請求項5に記載の露光ランプ。 - 前記複数の光源支持部材の各々は、
その底面が前記フレームの前記表面から前記所定の高さを隔てた位置となるように支持される第1の金属部材と、
2つの面を有し、一方の面で光源を支持し、他方の面が前記第1の金属部材に保持されている回路基板と、
前記回路基板の前記一方の面に設置される金属部材であって、前記回路基板に支持されている光源を露出する形状に形成されている第2の金属部材とを含み、
前記第1の金属部材の底面が前記光源支持部材の前記底面を構成する、請求項1に記載の露光ランプ。 - 前記複数の光源支持部材が支持する光源は、LEDである、請求項1に記載の露光ランプ。
- 請求項3に記載の露光ランプと、
前記露光ランプの前記導光部材から照射され、原稿から反射された光の強度を検出することにより、当該原稿の画像を読取る原稿読取手段とを含む、原稿読取装置。 - 請求項9に記載の原稿読取装置と、
前記原稿読取装置の前記原稿読取手段によって読取られた原稿の画像を用紙に形成するための画像形成手段とを含む、画像形成装置。
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