JP2008203552A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の光量ピーク位置と画像読取位置とを容易に一致させることができるようにする。
【解決手段】原稿面に向けて光を照射する光源140の前面に当該光源140から出力される光を集光させる集光体142を両端に突出形成された支持軸体を支持板に回動可能に支持して設け、この集光体142の光源140に対する取付角度を調節することで光源の光量ピーク位置を原稿面の画像読取位置に合致させるようにした照明部24を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿面からの反射光を原稿画像として撮像素子の受光面に結像させるようにした画像読取装置、及び、この画像読取装置を備えた複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置に関する。
近年、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面にトナー像を形成し、このトナー像を記録紙に転写するようにした画像形成部を有する複写機やプリンタなどの画像形成装置が汎用されている。このような画像形成装置では、照明部を構成する光源(露光光源)から原稿面に光を照射することで得た反射光を原稿画像として結像レンズによりCCD(ChargeCoupled Device)などのラインセンサとしての撮像素子(光電変換素子)の受光面に結像させるようにした画像読取装置を備えている。
このような構成になる画像形成装置に備わる画像読取装置では、原稿面に光を照射する光源として一般的にはキセノンランプなどの棒状光源が用いられている。このような棒状光源であるキセノンランプを用いた照明部では、原稿読取時における光源と原稿面との相対的な移動方向であるキセノンランプの副走査方向の照度分布(副走査方向断面配光)が図8に示すような平坦なピーク特性を有しているため、照度の最大値を示す光量ピーク位置が原稿面の画像読取位置から多少ずれても大幅な光量低下が生じることがないことから画像読取位置に対する照明部の取り付け位置の許容範囲が広くなることで画像読取装置の組み立てが比較的容易となる反面、実際に必要な画像読取幅は0.5mm程度でよいことから照明効率の悪いものとなる。
このため、照明効率を向上させるべく、ライン状に配列された複数の発光ダイオードを光源として用いる一方、集光レンズなどを含む長尺状の集光体により発光ダイオードから出力される光を集光(収斂)させることで照明部を構成することが提案されている(例えば、特許文献1)。この発光ダイオードを光源として用いた照明部では、発光ダイオードの副走査方向の照度分布が図9に示すような先鋭なピーク特性を有していることから、照明効率に優れたものとなって電力消費を効果的に抑制することできる。
特開2005−102112号公報
しかしながら、発光ダイオードのように照度分布が先鋭なピーク特性を有するものを照明部の光源として用いた場合には、照明効率に優れたものになるとはいうものの、光量ピーク位置が原稿面の画像読取位置から少しずれただけでも光量低下により画像品質が劣化する虞が生じると共に、画像読取位置に対する照明部の取付位置の許容範囲が狭くなることで画像読取装置の組み立てに精度が要求されることになる結果、組み立てが煩雑になってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、照度分布が先鋭なピーク特性を有するものを光源として用いた場合でも、光源の光量ピーク位置を原稿面の画像読取位置に容易に合致させることのできる画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、原稿面からの反射光を原稿画像として撮像素子の受光面に結像させるようにした画像読取装置であって、前記原稿面に沿って走行可能に構成された走行体と、この走行体に取り付けられ、前記原稿面に向けて光を照射する光源と、この光源の前面に取り付けることで当該光源から出力される光を集光させる集光体と、この集光体の前記光源に対する取付角度を調節して前記光源の光量ピーク位置を前記原稿面の画像読取位置に合致させる角度調節手段とを含む照明部を備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に係るものにおいて、前記角度調節手段が、前記集光体の前記走行体の走行方向と直交する主走査方向の両端に同軸状に突出形成された一対の支持軸体と、これらの支持軸体を回動可能に支持する一対の支持板とを備え、前記支持軸体を回動中心として前記集光体を回動させて前記光源に対する取付角度を調節するようにしたものであることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記光源が、前記走行体の走行方向と直交する主走査方向に沿って配列された複数の発光ダイオードにより構成されたものであることを特徴としている。
請求項4の発明は、原稿面からの反射光を原稿画像として撮像素子の受光面に結像させると共に、前記撮像素子により得た画像データに基づいて感光体ドラムに静電潜像の書き込みを行う画像形成装置であって、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、集光体の光源に対する取付角度を調節するようにしているため、照度分布が先鋭なピーク特性を有するものを光源として用いた場合でも、光源の光量ピーク位置を原稿面の画像読取位置に容易に合致させることのできる画像読取装置となる。
請求項2の発明によれば、同軸状に突出する支持軸体を回動中心として集光体を回動させて光源に対する取付角度を調節するようにしているため、照度分布が先鋭なピーク特性を有するものを光源として用いた場合でも、光源の光量ピーク位置を原稿面の画像読取位置に容易に合致させることのできる画像読取装置となる。
請求項3の発明によれば、光源が走行体の走行方向と直交する主走査方向に沿って配列された複数の発光ダイオードにより構成されたものであるため、照度分布が先鋭なピーク特性を有することで照明効率に優れたものとなり、電力消費を効果的に抑制することできる。
請求項4の発明によれば、集光体の光源に対する取付角度を調節することで光源からの出力光を屈折させるようにしているため、照度分布が先鋭なピーク特性を有するものを光源として用いた場合でも、光源の光量ピーク位置を原稿面の画像読取位置に容易に合致させることのできる画像形成装置となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置が適用される画像形成装置の概略構成を説明するための内部構成図である。この図において、画像形成装置10は、光を電気信号に変換する撮像素子により取り込んだ原稿画像に基づいて記録紙に対し画像を形成するようにした複写機を構成するものであり、原稿画像を読み取る画像読取部12と、画像読取部12の上方に位置する原稿載置部14と、画像読取部12の下方に位置する画像形成部16とを備えている。
画像読取部12は、画像読取装置を構成するもので、第1光学系18と、第2光学系20と、画像取込部22とを備えている。第1光学系18は、原稿面に光を照射して原稿画像を読み取るためのものであり、ライン状に配列された複数の発光ダイオードからなる光源(露光光源)を含む照明部24と、照明部24により照射されることで得られた原稿面からの反射光を水平方向に向けることにより第2光学系20に導く反射ミラー26とを一体に備えている。なお、照明部24の具体的構成例については後述する。
第2光学系20は、第1光学系18の図中左方に配設され、第1光学系18により得た原稿面からの反射光を画像取込部22に導くものであり、第1光学系18の反射ミラー26で反射された原稿面からの反射光を画像取込部22に導くための第1反射ミラー28及び第2反射ミラー30を備えている。これら第1反射ミラー28及び第2反射ミラー30は、第1光学系18の反射ミラー26で反射された原稿面からの反射光を第1反射ミラー28で受光して第2反射ミラー30に導くと共に、第2反射ミラー30で反射された原稿面からの反射光を水平方向に向けることで画像取込部22に導くように構成されている。
画像取込部22は、第2光学系20の図中右方に配設され、光を電気信号に変換することで反射光からなる原稿画像を読み込むCCD(ChargeCoupled Device)からなるラインセンサとしての撮像素子34が搭載された回路基板36と、回路基板36よりも第2光学系20側に配設され、第2光学系20により導かれた反射光からなる原稿画像を撮像素子34の受光面に結像させる結像レンズ38とを備えたものである。なお、撮像素子34で読み取られた原稿画像は所定の信号処理が施された後にデジタル信号に変換され、図略の記憶素子に記憶されるようになっている。
また、画像読取部12の上部には、第1光学系18及び第2光学系20を原稿載置部14における図中左端位置と図中右端位置間方向において走行ガイドする一対のガイドレール40(図中では一方のみ図示)が幅方向(図1の紙面を貫く方向)両端に配設されており、第1光学系18及び第2光学系20がガイドレール40に係合され、図略の駆動モータによりガイドレール40に沿って往復動するように構成されている。ここで、第1光学系18及び第2光学系20がガイドレール40に沿って走行する方向を副走査方向といい、第1光学系18及び第2光学系20の走行方向と直行する方向を主走査方向という。
原稿載置部14は、画像読取部12の上部に装着されたコンタクトガラス42と、このコンタクトガラス42上面において開閉する原稿押え部44と、この原稿押え部44の上方に配設された自動原稿給送部46とを備えている。ここで、コンタクトガラス42は、自動原稿給送部46により搬送される原稿が通過する第1コンタクトガラス48及び静止原稿が載置される第2コンタクトガラス50とから構成されている。なお、原稿押え部44は、その上面が自動原稿給送部46に載置される原稿束の排出部を構成している。
自動原稿給送部46は、所定位置に載置された原稿束を1枚ずつ順に第1コンタクトガラス48上に自動給送する一方、読み取りの終了した原稿を順に原稿押え部44上面の排出部に戻すようにしたものである。
画像形成部16は、レーザスキャナユニット52と、像形成部54と、定着部56と、用紙搬送部58とから構成されている。レーザスキャナユニット52は、上記の図略の記憶素子から読み出された撮像素子34で読み取った原稿画像を後述する感光体ドラム70に露光するためのものであり、その読み出された画像データに基づいて生成された変調信号をレーザビームに変換して出力するレーザ発光部60と、このレーザ発光部60から出力されるレーザビームを後述する感光体ドラム70に向けて反射するための回転多面体であるポリゴンミラー62と、ポリゴンミラー62により主走査方向に偏向走査された光を等速運動に変換するためのfθレンズ64と、ポリゴンミラー62により反射され、fθレンズ64を透過したレーザビームを感光体ドラム70の露光位置に導く反射ミラー66とを備えている。
ここで、ポリゴンミラー62は、図略のポリゴンモータにより所定方向に一定速度で回転駆動され、レーザ発光部60から出力されるレーザビームを反射するミラー面の角度が順次変化することにより、レーザビームを感光体ドラム70の幅方向に走査させるように構成されている。すなわち、ポリゴンミラー62は、レーザ発光部60から出力されるレーザビームを偏光して感光体ドラム70に照射することで静電潜像の書き込みを行うようにしたものである。
像形成部54は、定速回転される感光体ドラム70を備えると共に、この感光体ドラム70の周面に沿って帯電器72と、現像部74と、クリーニング部76と、光照射部78とを順に備えている。感光体ドラム70は、図略の駆動モータにより図示の時計方向(矢印方向)に回転駆動されるものであり、帯電器72と対向する位置で静電領域が形成され、この静電領域にレーザスキャナユニット52から原稿画像に基づいて出力されるレーザビームが照射されることで静電潜像が形成され、現像部74と対向する位置で静電潜像がトナー像に現像される。感光体ドラム70の下方には転写ローラ82が配設されており、トナー像が形成された感光体ドラム70は、その転写ローラ82と対向する位置で記録紙にトナー像を転写する。記録紙にトナー像を転写し終えた感光体ドラム70は、クリーニング部76と対向する位置で表面に残留しているトナーが除去され、光照射部78で感光体ドラム70表面に残留している電荷が除去される。
帯電器72は、例えば、感光体ドラム70の幅方向の長さを有する帯電ワイヤ84を備えたものであり、帯電ワイヤ84に図略の高圧電源から高圧を印加して感光体ドラム70に電荷を付与することで感光体ドラム70の表面に静電領域を形成する。現像部74は、例えば、トナーとキャリアとからなる2成分系の現像剤を使用するものであり、内部に現像剤が装填される現像本体部86と、感光体ドラム70に近接した状態で現像本体部86に内装された現像ローラ88と、現像本体部86の上部に装着されたトナーカートリッジ90とを備えたものである。
現像本体部86は、図略の攪拌ローラなどを内部に備えており、現像剤を攪拌することでキャリアとトナーとが摩擦され、これによりトナーが帯電されるようにしたものである。現像ローラ88は、図略の駆動電源から駆動電圧が供給されることで表面が帯電した状態とされるもので、この現像ローラ88の表面に静電的に付着されたトナーを感光体ドラム70の表面に付着させるものである。トナーカートリッジ90は、現像本体部86内に補給するトナーが充填されたものである。
光照射部78は、除電部を構成するもので、発光ダイオードなどの半導体発光素子を含んで構成された半導体発光素子列の各発光面を感光体ドラム70の表面に向けると共に、感光体ドラム70の軸心方向に沿って配設されたものである。
定着部56は、像形成部54でトナー像が転写された記録紙を加熱することにより定着処理を行うものであり、熱遮蔽ボックス94内の上部に配設され、内蔵されたヒータにより加熱される定着ローラ96と、熱遮蔽ボックス94内の下部に配設され、定着ローラ96に圧接される加圧ローラ98とを備えたものである。
用紙搬送部58は、記録紙を矢印Aで示す経路に沿って搬送するものであり、所定サイズの記録紙が集積された状態で収納される給紙カセットPCを装填するカセット装填部102と、このカセット装填部102に装填された給紙カセットPC内から図略の給紙ローラにより引き出された記録紙を感光体ドラム70に導く上流側搬送路104と、感光体ドラム70でトナー像が転写された記録紙を定着部56の定着ローラ96及び加圧ローラ98間を経由させて図中左方に取り付けられた排出トレー106に導く下流側搬送路108とを備えている。
図2は、上述した照明部24の具体的構成例を説明するための側面図である。この図において、照明部24は、第1光学系18がガイドレール40に沿って往復動することで原稿面に沿って走行する枠状の走行体112と、この走行体112に搭載された光源部114とを備えている。
走行体112は、金属材料や樹脂材料などの硬質材料で構成されたもので、図3に示すように、主走査方向に伸び、コンタクトガラス42上の原稿の幅寸法(図1の紙面を貫く方向)よりも長い幅寸法(主走査方向寸法)を有する平板部116と、平板部116の主走査方向の両端において下方に折り曲げられた側壁部118、120と、各側壁部118、120の下端において外方に伸びるように折り曲げられた鍔部122、124とから形成されたものである。
この走行体112の平板部116には、副走査方向の略中央部に原稿面からの反射光を下方に導くための主走査方向に伸びるスリット126が形成されると共に、一方の側壁部118側に光源部114をねじ止めするための副走査方向に対となるねじ孔128、130と、他方の側壁部120側に光源部114をねじ止めするための副走査方向に対となるねじ孔132、134とが形成されている。なお、走行体112の平板部116の下方には、スリット126を介して導かれた原稿面からの反射光を第2光学系20に導くための上述した反射ミラー26が側壁部118、120を利用するなどして取り付けられている。
光源部114は、走行体112の平板部116に取り付けられた保持部材138と、この保持部材138に取り付けられた光源(露光光源)140と、光源140から出力される光を副走査方向に集光(収斂)させる集光体142と、光源140からの散乱光を反射して原稿面に導く反射部材144とを備えたものである。
保持部材138は、金属材料や樹脂材料などの硬質材料で構成されたもので、図4に示すように、主走査方向に伸び、コンタクトガラス42上の原稿の幅寸法(図1の奥行き方向)よりも長い幅寸法(主走査方向寸法)を有し、光源140を取り付けるための斜面部146が走行体112の平板部116面から鋭角で立ち上がるように屈曲形成されたものである。
この保持部材138には、斜面部146よりも第2光学系20寄りの位置に原稿面からの反射光を下方に導くための主走査方向に伸びるスリット148が形成されると共に、主走査方向の一方の端部側において走行体112にねじ止めするための副走査方向に対となる貫通孔150、152と、主走査方向の他方の端部側において走行体112にねじ止めするための副走査方向に対となる貫通孔154、156とが形成されている。
このスリット148は、走行体112の平板部116に形成されたスリット126と対応する位置に形成されると共に、一方の端部側の貫通孔150、152及び他方の端部側の貫通孔154、156は、走行体112の平板部116に形成された一方の側壁部118側に形成されたねじ孔128、130及び他方の側壁部120側に形成されたねじ孔132、134と対応する位置に形成されたものである。
光源140は、走行体112の走行方向と直交する方向である主走査方向に伸びるように形成されたもので、その主走査方向の長さがコンタクトガラス42上の原稿の幅寸法(図1の奥行き方向)に近似した長尺状に形成されており、光源部114の要部である図5に示すように、主走査方向に沿って配設された長尺状の取付基板158に所定ピッチでライン状に配列されて搭載された複数の発光ダイオード160により構成され、発光ダイオード160の搭載された取付基板158が保持部材138の斜面部146に取り付けられたものである。なお、光源140の両側には、発光ダイオード160からの散乱光を中央に集める反射フード162(図2)が設けられている。
集光体142は、光源140の前面において各発光ダイオード160に対向して配設され、その主走査方向の長さがコンタクトガラス42上の原稿の幅寸法(図1の奥行き方向)に近似した長さを有するもので、光源部114の要部である図5に示すように、外側に位置する集光レンズ部166と、内側に位置し、各発光ダイオード160からの出力光を集光レンズ部166に導く導光部168とが光学材料により一体的に形成されたものである。
この集光体142は、主走査方向の互いに対向する両端面に同軸状に突出する一対の支持軸体172、172を有し、これら一対の支持軸体172、172が取付基板158の主走査方向の互いに対向する両端に立設された一対の支持板174、174に回動可能に支持されている。
すなわち、図6に詳細に示すように、集光体142の両端面に形成された一対の支持軸体172、172(一方のみ図示)には、軸心部にそれぞれ軸受孔176が形成されると共に、周面に沿って長尺状に伸びるねじ挿通孔178が形成されており、取付基板158に立設された一対の支持板174、174(一方のみ図示)には、それぞれ集光体142の支持軸体172、172に形成された軸受孔176に挿入させる係合軸体180が内面側に突出形成されると共に、この係合軸体180の周面にねじ孔182が形成されている。
この構成において、各支持軸体172の軸受孔176に係合軸体180が挿入されると共に、頭部を有するねじ部材184がねじ挿通孔178を介して係合軸体180のねじ孔182に螺合されるようになっており、ねじ部材184が締め付けられていないときには集光体142が支持板174、174に対して回動可能な状態となり、ねじ部材184が締め付けられることで集光体142が支持板174、174に回動不能に固定された状態となる。
このように構成された光源部114では、図7(a)に示すように、集光体142の集光レンズ部166及び導光部168の中心を貫く光軸Lが各発光ダイオード160上にあるときには、各発光ダイオード160からの出力光は、光軸Lの延長線上にある原稿面を照射することになるが、図7(b)に示すように、集光体142が回動されて集光体142の光軸Lが各発光ダイオード160上からずれたときは、各発光ダイオード160からの出力光は、光軸Lの方向に屈折されて進行方向が変わることになり、その屈折された方向にある原稿面を照射することになる。
反射部材144は、主走査方向の長さが光源140と略同じ寸法に形成されたもので、スリット148よりも第2光学系20側の位置に配設され、保持部材138の一部を切り起こすなどして形成された第2光学系20側に傾斜する支持体186に固定されたものである。
このように構成された照明部24は、保持部材138に形成された一方の端部側の貫通孔150、152及び他方の端部側の貫通孔154、156を走行体112に形成された一方の側壁部118側のねじ孔128、130及び他方の側壁部120側のねじ孔132、134の位置にそれぞれ合致させた後に頭部を有するねじ部材190を貫通孔150、152及び貫通孔154、156を介してねじ孔128、130及びねじ孔132、134に螺合させて締め付けることにより光源部114が走行体112に取り付けられる。
このようにして光源部114を走行体112に取り付けた後、集光体142を固定しているねじ部材184の締め付けを一旦緩め、原稿面の画像読取位置に配設した照度計などにより照度を計測しつつ光源部114の集光体142を回動させて光源140を構成する発光ダイオード160の光量ピーク位置が原稿面の画像読取位置に合致するように集光体142の光源140に対する取付角度を調節し、この取付角度を調節した後にねじ部材184の締め付けを行うようにする。
これにより、原稿面からの反射光は保持部材138のスリット148と走行体112のスリット126とを通過して走行体112に取り付けられた反射ミラー26に導かれることになる。ここで、集光体142の両端面に突出形成されている一対の支持軸体172、172及び一対の支持板174、174は、集光体142の光源140に対する取付角度を調節する角度調節手段を構成する。このため、各支持軸体172、172に形成されている長尺状のねじ挿通孔178は、所定範囲の角度調節が可能となる長さに設定されている。
上記のように構成された画像形成装置10は、次のように動作する。すなわち、原稿束を自動原稿給送部46に載置する一方、図略の操作盤で画像形成部数を設定すると共に、画像形成濃度、画像形成倍率などを設定した後に図略のスタートボタンをオン操作することで原稿が第1コンタクトガラス48上に順次搬送され、第1コンタクトガラス48上を通過する。このとき、第1コンタクトガラス48に対応する位置に停止している照明部24を構成する光源140により原稿面に光が照射されることで得られた原稿面からの反射光が第1光学系18の反射ミラー26と、第2光学系20の第1反射ミラー28及び第2反射ミラー30とを介して撮像素子34に導かれることで原稿画像が読み取られ、図略の記憶素子に記憶される。第1コンタクトガラス48上を通過した原稿は原稿押え部44上面の排出部に排出される。
原稿が書籍等のように綴じられたものである場合などには、原稿押え部44を開けてその原稿を第2コンタクトガラス50上に載置する一方、図略の操作盤で画像形成部数を設定すると共に、画像形成濃度、画像形成倍率などを設定した後に図略のスタートボタンをオン操作することで照明部24が移動して原稿面を走査し、照明部24の光源140から原稿面に光が照射されることで得られた原稿面からの反射光が第1光学系18の反射ミラー26と、第2光学系20の第1反射ミラー28及び第2反射ミラー30とを介して撮像素子34に導かれて読み取られ、図略の記憶素子に記憶される。
一方、帯電器72により感光体ドラム70の表面が帯電され、図略の記憶素子に記憶された原稿画像に応じたレーザビームが発射されてポリゴンミラー62により偏光されて照射されることで感光体ドラム70の表面が露光されることにより静電潜像が形成される。次いで、現像部74から感光体ドラム70に供給されるトナーが静電潜像に付着することで感光体ドラム70の表面にトナー像が形成される。
そして、給紙カセットPCに収納された記録紙が、図略の給紙ローラによって上流側搬送路104を介してレジストローラ対側に給紙されると共に、上記静電潜像の形成と同期してレジストローラ対により感光体ドラム70と転写ローラ82との間に搬送される。この感光体ドラム70と転写ローラ82との間に搬送された記録紙は、静電潜像の極性とは逆極性の電圧が印加された転写ローラ82により感光体ドラム70のトナー像が転写され、その後に感光体ドラム70から分離されて下流側搬送路108を介して定着部56に搬送され、定着処理が行われた後に排出トレー106に排出される。
トナー像を転写し終えた感光体ドラム70は、クリーニング部76で表面に残留しているトナーが除去される一方、光照射部78で感光体ドラム70の表面に残留している電荷が除去される。そして、これらの動作が順次繰り返されることで所定枚数の記録紙に対する画像形成が実行される。
本発明の画像読取装置が適用される画像形成装置10では、上記実施形態で説明したように、集光体142が一対の支持軸体172、172を回動中心として回動するように一対の支持板174、174に支持されているため、光源140を構成する発光ダイオード160の光量ピーク位置が原稿面の画像読取位置に合致するように集光体142の光源140に対する取付角度を調節することができることから、光源140を構成する発光ダイオード160の照度分布が先鋭なピーク特性を有していても光量低下により画像品質が劣化する虞がない。
また、集光体142が一対の支持軸体172、172を回動中心として回動するように一対の支持板174、174に支持されているため、照度分布が先鋭なピーク特性を有するものを光源として用いた場合でも、光源140の光量ピーク位置を原稿面の画像読取位置に容易に合致させることができ、画像読取位置に対する光源部114の取り付け位置の許容範囲が狭くなってしまうことで画像読取部(画像読取装置)の組み立てに精度が要求されることになって組み立てが煩雑になるという不都合も生じない。
なお、本発明に係る画像読取装置が適用される画像形成装置10は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、例えば、以下に述べるような種々の変形態様を必要に応じて採用することができる。
(1)上記実施形態では、集光体142に形成した支持軸体172に軸受孔176を形成し、支持板174に突出形成した係合軸体180を支持軸体172の軸受孔176に挿入することで集光体142を支持板174に回動可能に支持するようにしているが、これに限るものではない。例えば、集光体142に形成した支持軸体172を軸受孔176の形成されていない円柱状のものとする一方、支持板174に突出形成した係合軸体180に軸受孔を形成し、この係合軸体180の軸受孔に支持軸体172を挿入することで集光体142を支持板174に回動可能に支持するようにしてもよい。この場合、係合軸体180にねじ孔182を軸受孔にまで貫通するように設けておくことで、ねじ部材により支持軸体172を係合軸体180に固定することができる。
(2)上記実施形態では、集光体142は、集光レンズ部166と導光部168とが一体的に形成されたものであるが、これに限るものではない。例えば、導光部168の発光ダイオード160側に別の集光レンズ部を一体的に形成するようにしてもよいし、導光部168を形成せずに集光レンズ部166のみで構成するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、光源部114が反射部材144を備えたものであるが、これに限るものではない。例えば、光源140からの散乱光が少ないような場合では、反射部材144は必ずしも必要としない。
(4)上記実施形態では、光源部114が反射フード162を備えたものであるが、これに限るものではない。例えば、光源140からの散乱光が少ないような場合では、反射フード162は必ずしも必要としない。
(5)上記実施形態では、光源140が複数の発光ダイオード160を用いたものであるが、これに限るものではない。例えば、従来のキセノンランプであっても、凹面鏡などの集光体を用いることで照度分布が先鋭なピーク特性を有する光源を構成することが可能であることから、本発明の構成を適用することができる。
(6)上記実施形態では、光源140は、保持部材138に取り付けられたものであるが、これに限るものではない。例えば、保持部材138を用いないで、走行体112の平板部116の一部を切り起すなどして走行体112に直接、取り付けるようにすることも可能である。このように、保持部材138を用いない場合、反射部材144を支持している支持体186についても走行体112の平板部116の一部を切り起すなどして形成するようにすればよい。なお、光源140は、保持部材138を用いる場合も保持部材138を用いない場合も走行体112に取り付けられたものであることに相違ない。
(7)上記実施形態では、画像取込部22が撮像素子34としてCCDを用いたCCD方式により構成されたものであるが、これに限るものではない。例えば、CCDに代えてC-MOSセンサを用いたCIS(Contact Image Sensor)方式により構成することも可能である。この場合、反射ミラー26、28、30は不要になると共に、C-MOSセンサが走行体112の反射ミラー26の位置に設置されることになる。
(8)上記実施形態では、本発明の画像読取装置が適用される画像形成装置10は感光体ドラム70を1つしか備えていないモノクロ複写機を構成するものであるが、これに限るものではない。例えば、複数の感光体ドラムを備えたカラー複写機としたり、1つの感光体ドラムを備えたカラー複写機としたりすることも可能である。また、複写機に限らず、ファクシミリ装置やそれらの機能を併せ持つ複合機などを構成するものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置が適用された画像形成装置の概略構成を説明するための内部構成図である。 図1に示す画像形成装置に適用された画像読取装置の具体的構成例を説明するための一部を切り欠いて示す側面図である。 図2に示す画像読取装置の照明部を構成する走行枠体の斜視図である。 図2に示す画像読取装置の照明部を構成する保持部材の斜視図である。 図2に示す画像読取装置の光源部の要部を示す斜視図である。 図5に示す光源部における集光体の回動支持構造を説明するための要部斜視図である。 図5に示す光源部における集光体の取付角度と光源からの出力光の進行方向を説明するための模式図で、(a)は集光体の光軸が発光ダイオード上にある場合を示し、(b)は集光体の光軸が発光ダイオード上からずれた場合を示している。 キセノンランプの副走査方向の照度分布を示す図である。 発光ダイオードの副走査方向の照度分布を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像読取部(画像読取装置)
22 画像取込部
26 反射ミラー
34 撮像素子
70 感光体ドラム
112 走行体
138 保持部材
140 光源
142 集光体
160 発光ダイオード
172 支持軸体
174 支持板
180 係合軸体

Claims (4)

  1. 原稿面からの反射光を原稿画像として撮像素子の受光面に結像させるようにした画像読取装置であって、前記原稿面に沿って走行可能に構成された走行体と、この走行体に取り付けられ、前記原稿面に向けて光を照射する光源と、この光源の前面に取り付けることで当該光源から出力される光を集光させる集光体と、この集光体の前記光源に対する取付角度を調節して前記光源の光量ピーク位置を前記原稿面の画像読取位置に合致させる角度調節手段とを含む照明部を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記角度調節手段は、前記集光体の前記走行体の走行方向と直交する主走査方向の両端に同軸状に突出形成された一対の支持軸体と、これらの支持軸体を回動可能に支持する一対の支持板とを備え、前記支持軸体を回動中心として前記集光体を回動させて前記光源に対する取付角度を調節するようにしたものであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記光源は、前記走行体の走行方向と直交する主走査方向に沿って配列された複数の発光ダイオードにより構成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 原稿面からの反射光を原稿画像として撮像素子の受光面に結像させると共に、前記撮像素子により得た画像データに基づいて感光体ドラムに静電潜像の書き込みを行う画像形成装置であって、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2012093660A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
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