JP2010049768A - シフトレジスタ及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトパルスのスキャン方向を切替可能なシフトレジスタ及び表示装置を提供する。
【解決手段】RS−FF34は、2つのインバータ37,38よりなるラッチ回路と、ラッチ回路の入出力ノードN1,N2にそれぞれ接続されたセット・リセット用のトランジスタTr1〜Tr4と、トランジスタTr1〜Tr4とそれぞれ直列に接続されたスキャン方向切り替え用のトランジスタTr5〜Tr8とを備える。ここで、Tr1及びTr2のゲート電極にはセット信号Sが印加され、Tr3及びTr4のゲート電極にはリセット信号Rが印加され、Tr5及びTr6のゲート電極にはスキャン方向切替信号XUDが印加され、Tr7及びTr8のゲート電極にはスキャン方向切替信号UDが印加される。
【選択図】図4

Description

本発明は、リセット・セット型のフリップフロップ(RS−FF)を備えるシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを用いた表示装置に関する。
従来、シフトレジスタを構成するフリップフロップとして、リセット・セット型フリップフロップ(RS−FF)が広く用いられている。
リセット・セット型フリップフロップは、セット端子に入力されるセット信号がアクティブになることでセットされ、出力端子から出力される出力信号がHレベルとなる。そして、セット信号が非アクティブになっても、その出力状態を保持し続け、リセット端子に入力されるリセット信号がアクティブになることでリセットされて、出力信号がLレベルとなる。その後、リセット信号が非アクティブになっても、次にセット信号がアクティブになるまでその状態を保持し続ける(例えば、特許文献1参照)。
特許第3588020号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載のシフトレジスタにあっては、シフトパルスのシフト方向が固定であり、このシフトレジスタを表示装置に適用した場合、一定方向でのスキャンしか行うことができず、特定の表示パターンでの表示不良を改善することができない場合がある。
そこで、本発明は、シフトパルスのシフト方向を切替可能なシフトレジスタ及び表示装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係るシフトレジスタは、N段(Nは2以上の整数)のリセット・セット型のフリップフロップと、前記フリップフロップ毎に設けられ、各段のフリップフロップの出力に基づいて開閉制御されて、クロック信号のデューティ比に応じたパルス幅を有する出力パルスを出力するスイッチとを備えるシフトレジスタであって、前記フリップフロップは、互いの入力端と出力端とがそれぞれ入出力ノードで接続された2つのインバータ回路よりなるラッチ回路と、該ラッチ回路の一方の入出力ノードと電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記フリップフロップのセット端子に入力されるセット信号が印加される第1のトランジスタと、前記ラッチ回路の他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記セット信号が印加される第2のトランジスタと、前記ラッチ回路の前記一方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記フリップフロップのリセット端子に入力されるリセット信号が印加される第3のトランジスタと、前記ラッチ回路の前記他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記リセット信号が印加される第4のトランジスタと、前記ラッチ回路の前記一方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第3のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に第1のシフト方向切替信号が入力される第5のトランジスタと、前記ラッチ回路の前記他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第2のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に前記第1のシフト方向切替信号が入力される第6のトランジスタと、前記ラッチ回路の前記一方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第1のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に前記第1のシフト方向切替信号の論理レベルを反転した第2のシフト方向切替信号が入力される第7のトランジスタと、前記ラッチ回路の前記他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第4のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に前記第2のシフト方向切替信号が入力される第8のトランジスタと、を備えることを特徴としている。
これにより、セット信号がHレベルとなって第1及び第2のトランジスタが共に導通状態となっても、第1のシフト方向切替信号がHレベルで第2のシフト方向切替信号がLレベルであるときには、第6のトランジスタが導通状態で第7のトランジスタが非導通状態となるので、ラッチ回路には、第2のトランジスタを介して上記他方の入出力ノードに電圧供給源からの電圧が供給されることになる。一方、セット信号がHレベルとなって第1及び第2のトランジスタが共に導通状態となっても、第1のシフト方向切替信号がLレベルで第2のシフト方向切替信号がHレベルであるときには、第6のトランジスタが非導通状態で第7のトランジスタが導通状態となるので、ラッチ回路には、第1のトランジスタを介して上記一方の入出力ノードに電圧供給源からの電圧が供給されることになる。すなわち、第1及び第2のシフト方向切替信号の論理レベルを切り替えることで、ラッチ回路へのセット入力の向きを切り替えることができる。同様に、ラッチ回路へのリセット入力の向きも切り替えることができる。
したがって、第1のシフト方向切替信号がHレベルでセット信号がHレベルであるときと、第1のシフト方向切替信号がLレベルでリセット信号がHレベルであるときとで、RS−FF回路の動作を同じにすることができ、RS−FF型シフトレジスタ回路でシフトパルスの転送方向の切替制御が可能となる。
また、本発明に係るシフトレジスタは、上記において、2段目からN段目までのフリップフロップのセット端子に、自段の1段前の前記出力パルスを入力し、1段目から(N−1)段目までのフリップフロップのリセット端子に、自段の1段後ろの前記出力パルスを入力し、1段目のフリップフロップのセット端子、及びN段目のフリップフロップのリセット端子にそれぞれスタート信号を共通して入力することを特徴としている。
これにより、i段目のフリップフロップにおいて、シフト方向が正方向であるときには、(i−1)段目の出力パルスがセット信号、(i+1)段目の出力パルスがリセット信号となり、シフト方向が逆方向であるときには、(i−1)段目の出力パルスがリセット信号、(i+1)段目の出力パルスがセット信号となる。このように、シフト方向が正方向であるときと逆方向であるときとで、フリップフロップのセットタイミング及びリセットタイミングを同じとした双方向シフトレジスタを実現することができる。
さらにまた、本発明に係る表示装置は、上記において、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素と、を備える表示装置であって、前記走査線に対して所定の順番で選択電圧を供給する走査線駆動回路と、選択された走査線に対応する画素に対し、当該画素の階調に応じた画像信号を、前記データ線を介して供給するデータ線駆動回路と、を備え、前記走査線駆動回路および前記データ線駆動回路の少なくとも一方は、上記に記載のシフトレジスタを備えることを特徴としている。
これにより、所定周期毎にシフトパルスの転送方向を切り替え、スキャン方向を切り替えることができるので、例えば、データ線毎に白黒データを表示する場合や、類似するパターンで各データ線の電圧変化方向が同一になる場合など、特定パターンでの表示不良を無くし良好な表示装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における表示装置10の構成を示すブロック図である。
表示装置10は、例えば、アクティブマトリクス方式の薄膜トランジスタ(TFT)を用いた液晶パネルを備える液晶表示装置であって、図1に示すように、表示装置10は、表示領域100を有しており、この表示領域100の周囲に、制御回路20、走査線駆動回路30、データ線駆動回路40が配置されている。
液晶パネルは、特に図示しないが、素子基板と対向基板とが、互いに電極形成面が対向するように一定の間隙を保って貼り合わせられているとともに、この間隙に液晶を封止した構成となっている。液晶パネルの素子基板には、後述する画素のスイッチング素子が共通プロセスによって形成されるとともに、走査線駆動回路30とデータ線駆動回路40とが、素子基板上にSOG(System On Glass)の技術により形成されている。そして、走査線駆動回路30やデータ線駆動回路40には、各種の制御信号が素子基板上にCOG技術等により実装されている制御回路20から供給される。
液晶パネルが有する表示領域100には、複数(N本)の走査線112が行(X)方向に延在するように設けられ、また、複数(M本)のデータ線114が列(Y)方向に延在するように、且つ各走査線112と互いに電気的な絶縁を保つように設けられている。そして、走査線112とデータ線114との交差部に対応して、それぞれ画素110が配置されている。
次に、画素110の詳細な構成について説明する。
図2は、画素110の構成を示す図である。ここでは、n行及びこれに隣接する(n+1)行と、m列との交差に対応する計2画素分の構成を示している。
なお、nは、画素110が配列する行を一般的に示す場合の記号であり、mは、画素110が配列する列を一般的に示す場合の記号である。
この図2に示されるように、各画素110は、画素スイッチング素子として機能するnチャネル型の薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)116と、画素容量(液晶容量)120と、蓄積容量130とを有する。各画素110については互いに同一構成なので、n行m列に位置するもので代表して説明すると、当該n行m列の画素110において、TFT116のゲート電極はn行目の走査線112に接続される一方、そのソース電極はm列目のデータ線114に接続され、そのドレイン電極は画素容量120の一端である画素電極に接続されている。
また、画素容量120の他端はコモン電極108に接続されている。このコモン電極108は、図1に示されるように全ての画素110にわたって共通であり、制御回路20からコモン信号Vcomが供給される。
画素容量120は、画素電極とコモン電極108とで誘電体の一種である液晶を挟持しており、画素電極とコモン電極108との差電圧を保持する構成となっている。この構成において、画素容量120では、その透過光量が当該保持電圧の実効値に応じて変化する。
説明を再び図1に戻すと、制御回路20は、上記制御信号として、走査線駆動回路30に垂直スタート信号STV、垂直クロック信号CKV1,CKV2を出力すると共に、データ線駆動回路40に水平スタート信号STH、水平クロック信号CKH1,CKH2を出力する。なお、垂直スタート信号STVは、走査線駆動回路30を駆動させるための信号であり、水平スタート信号STHは、データ線駆動回路40を駆動させるための信号である。
ここで、垂直クロック信号CKV1とCKV2とは正論理の信号であり、互いのHレベルの期間が重ならないような位相を有する。また、垂直クロック信号CKV1及びCKV2は、それぞれHレベルの期間がLレベルの期間より短く設定されている。なお、水平クロック信号CKH1,CKH2についても同様である。
走査線駆動回路30は、双方向の垂直シフトレジスタと、走査線112毎に設けられた複数のスイッチング回路とを備えて構成されている。各スイッチング回路は、垂直シフトレジスタからの駆動信号に応じて駆動されることで、対応する走査線112に駆動電圧を印加するように構成されている。
また、データ線駆動回路40は、双方向の水平シフトレジスタと、データ線114毎に設けられた複数のサンプルホールド回路とを備えて構成されている。データ線駆動回路40は、制御回路20から入力された映像信号Daから各画素に表示する画像データをサンプリングするサンプリング回路としての機能を有している。
以上のように構成された表示装置10の基本動作は次のようになる。
走査線駆動回路30の垂直シフトレジスタは、制御回路20から入力される垂直スタート信号STVに応じ、表示領域100における最上段の走査線112(逆スキャン時には最下段の走査線112)に対応するスイッチング回路に駆動信号を出力する。
また、垂直シフトレジスタは、同じく制御回路20から入力される垂直クロック信号CKV1,CKV2の立ち上げ/立ち下げに同期して、表示領域100の最上段の走査線112から最下段の走査線112に向けて(逆スキャン時には、表示領域100の最下段の走査線112から最上段の走査線112に向けて)、駆動信号を出力するスイッチング回路を順次移行する。駆動信号の入力されたスイッチング回路は、対応する走査線112に駆動電圧を印加する。
これに対して、データ線駆動回路40の水平シフトレジスタは、制御回路20から入力される水平スタート信号STHに応じ、表示領域100における最左列のデータ線114(逆スキャン時には最右列のデータ線114)に対応するサンプルホールド回路に駆動信号を出力する。
また水平シフトレジスタは、同じく制御回路20から入力される水平クロック信号CKH1,CKH2の立ち上げ/立ち下げに同期して、表示領域100の最左列のデータ線114から最右列のデータ線114に向けて(逆スキャン時には、表示領域100の最右列のデータ線114から最左列のデータ線114に向けて)、駆動信号を出力するサンプルホールド回路を順次移行する。水平シフトレジスタから駆動信号の入力されたサンプルホールド回路は、映像信号から画素に表示する画像データをサンプリングするとともに、適宜な期間、その画像データを保持する。このサンプルホールド回路に保持された画像データは、適宜なタイミングで対応するデータ線114に供給される。
次に、走査線駆動回路30の垂直シフトレジスタの構成について説明する。
図3は、垂直シフトレジスタの構成を概略的に示す回路図である。
この図3に示すように、垂直シフトレジスタは、走査線112の本数に対応するN段からなり、互いに位相の異なる2種類の垂直クロック信号CKV1,CKV2が各段に交互に入力される。ここでは、奇数段には垂直クロック信号CKV1が入力され、偶数段には垂直クロック信号CKV2が入力されるようになっている。
各段のシフトレジスタは、それぞれスイッチ31と、n型トランジスタ32と、フリップフロップ部33とを備えている。フリップフロップ部33は、リセット・セット型フリップフロップ(RS−FF)34と、インバータ35,36とから構成されている。
RS−FF34は、前段のシフトレジスタの出力パルス(1段目は垂直スタート信号STV)がセット信号Sとして入力されることで、アクティブとなる出力信号Qおよび/Q(Qバー)を出力する。ここで、出力信号Qは正論理、出力信号/Qは負論理の信号である。
これら出力信号Qおよび/Qは、各RS−FF34に対応して設けられたスイッチ31に入力される。また、出力信号/Qはn型トランジスタ32にも入力される。
さらに、RS−FF34には、後段のシフトレジスタの出力パルス(N段目は垂直スタート信号STV)がリセット信号Rとして入力されるようになっており、このリセット信号Rが入力されることで、非アクティブとなる出力信号Qおよび/Qを出力するようになっている。
また、本実施形態におけるRS−FF34には、シフトパルスのシフト方向(スキャン方向)を指示するためのスキャン方向切替信号UD,XUDが入力されるようになっている。
図4は、RS−FF34の回路構成を示す図である。
このRS−FF34は、図4に示すように、セット・リセット用のn型トランジスタTr1〜Tr4、スキャン方向切り替え用のn型トランジスタTr5〜Tr8、出力ノード安定化用のn型トランジスタTr9、及びインバータ37,38を備えた構成となっている。
ここで、インバータ37及び38でラッチ回路を構成している。インバータ37とインバータ38とは、互いが逆向きに接続されており(インバータ37の入力端とインバータ38の出力端とが接続されると共に、インバータ37の出力端とインバータ38の入力端とが接続されており)、各ノードN1,N2を相補的なレベルに保持するようになっている。
そして、RS−FF34のラッチ回路のノードN1にトランジスタTr1およびTr3のドレインをそれぞれ接続すると共に、ラッチ回路のノードN2にトランジスタTr2およびTr4のドレインをそれぞれ接続し、これらトランジスタTr1〜Tr4に直列にスキャン方向切り替え用のn型トランジスタTr5〜Tr8をそれぞれ接続する。
トランジスタTr5〜Tr8のソースはそれぞれ負の電源電位(電圧供給源)に接続されており、これにより、トランジスタTr1〜Tr4のソースがそれぞれスキャン方向切り替え用トランジスタを介して負の電源電位に接続された構成となっている。
トランジスタTr1及びTr2のゲートはセット端子に接続され、セット信号Sが印加され、トランジスタTr3及びTr4のゲートはリセット端子に接続され、リセット信号Rが印加される。また、トランジスタTr5及びTr6のゲートにはスキャン方向切替信号UDが印加され、トランジスタTr7及びTr8のゲートにはスキャン方向切替信号XUDが印加され、トランジスタTr9のゲートには初期化信号RSTが印加される。
ここで、スキャン方向切替信号UD,XUDは、シフトパルスのスキャン方向を正スキャン(図3の左→右)とする場合にUD=Hレベル、XUD=Lレベルとなり、シフトパルスのスキャン方向を逆スキャン(図3の右→左)とする場合にUD=Lレベル、XUD=Hレベルとなる信号である。
UD=Hレベル、XUD=Lレベルであるとき、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr5およびTr6がオン状態、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr7およびTr8がオフ状態となる。したがって、この状態でセット信号SがHレベルとなると、トランジスタTr1およびTr2が導通状態となるが、負の電源電位が供給されるのはトランジスタTr2のみとなり、ラッチ回路のノードN2の電位がLレベルとなることから、RS−FF34からはHレベルとなる出力信号Qが出力される。その後、リセット信号RがHレベルとなると、トランジスタTr3およびTr4が導通状態となるが、負の電源電位が供給されるのはトランジスタTr3のみとなり、ラッチ回路のノードN1の電位がLレベルとなることから、RS−FF34からはLレベルとなる出力信号Qが出力される。
一方、UD=Lレベル、XUD=Hレベルであるときには、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr5およびTr6がオフ状態、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr7およびTr8がオン状態となる。したがって、この状態でセット信号SがHレベルとなると、トランジスタTr1およびTr2が導通状態となるが、負の電源電位が供給されるのはトランジスタTr1のみとなり、RS−FF34からはLレベルとなる出力信号Qが出力される。つまり、このときRS−FF34は、上述したUD=Hレベル、XUD=Lレベルでリセット信号R=Hレベルの場合と同様の動作を行うことになる。
その後、リセット信号RがHレベルとなると、トランジスタTr3およびTr4が導通状態となるが、負の電源電位が供給されるのはトランジスタTr4のみとなり、RS−FF34からはHレベルとなる出力信号Qが出力される。つまり、このときRS−FF34は、上述したUD=Hレベル、XUD=Lレベルでセット信号S=Hレベルの場合と同様の動作を行うことになる。
このように、スキャン方向切替信号UD,XUDの電位を制御することで、ラッチ回路への入力の向きを切り替えることができ、シフトパルスのスキャン方向の制御が可能となる。なお、シフトパルスのスキャン方向が逆スキャンの場合は、図4のセット端子がリセット端子となり、リセット端子がセット端子として機能することになる。すなわち、トランジスタTr3及びTr4のゲートに入力されるリセット信号Rがセット信号Sとして機能し、トランジスタTr1及びTr2のゲートに入力されるセット信号Sがリセット信号Rとして機能することになる。
また、このRS−FF34は、例えば、電源投入直後にRST=Hレベルとすることで、トランジスタTr9を導通状態とし、ラッチ回路のノードN1をLレベルに固定することが可能な構成となっている。
このような構成により、RS−FF34は、正スキャン時には、セット端子に入力されるセット信号Sがアクティブになることでセットされ、出力端子からHレベルとなる出力信号Qを出力する。そして、セット信号Sが非アクティブになっても、その出力状態を保持し続け、リセット端子に入力されるリセット信号Rがアクティブになることでリセットされて、Lレベルとなる出力信号Qを出力する。その後、リセット信号Rが非アクティブになっても、次にセット信号Sがアクティブになるまでその状態を保持し続ける。
一方、逆スキャン時には、リセット端子に入力されるリセット信号Rがアクティブになることでセットされ、出力端子からHレベルとなる出力信号Qを出力する。そして、リセット信号Rが非アクティブになっても、その出力状態を保持し続け、セット端子に入力されるセット信号Sがアクティブになることでリセットされて、Lレベルとなる出力信号Qを出力する。その後、セット信号Sが非アクティブになっても、次にリセット信号Rがアクティブになるまでその状態を保持し続ける。
なお、図4において、セット・リセット用のトランジスタTr1〜Tr4がそれぞれ第1〜第4のトランジスタに対応し、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr5〜Tr8がそれぞれ第5〜第8のトランジスタに対応し、ノードN1がラッチ回路の一方の入出力ノードに対応し、ノードN2がラッチ回路の他方の入出力ノードに対応している。
スイッチ31は、出力信号Qおよび/Qがアクティブ状態(Q=Hレベル、/Q=Lレベル)である期間オンし、このオン期間に、垂直クロック信号CKV1もしくはCKV2が、インバータ35,36を介して出力パルスGateとして出力される。即ち、スイッチ31のオン期間に、クロック信号CKV1もしくはCKV2と同期して、当該クロック信号CKV1もしくはCKV2と同じパルス幅の出力パルスGateが出力されることになる。
一方、出力信号Qおよび/Qが非アクティブ状態(Q=Lレベル、/Q=Hレベル)となってスイッチ31がオフしている期間には、出力信号/Qが入力されるn型トランジスタ32が導通状態となるため、Lレベルとなる出力パルスGateが出力されることになる。
次に、走査線駆動回路30の垂直シフトレジスタの動作について説明する。
図5は、垂直シフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。ここでは、先ず、正スキャン時の動作について説明する。
正スキャン時には、UD=Hレベル、XUD=Lレベルとなるスキャン方向切替信号UD,XUDが各RS−FF34に入力される。これにより、各RS−FF34のスキャン方向切り替え用のトランジスタTr5およびTr6がオン状態、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr7およびTr8がオフ状態となる。
したがって、図5に示すように、時刻t1で垂直スタート信号STVがHレベルとなると、1段目のRS−FF34のセット信号Sがアクティブとなり、1段目のRS−FF34がセットされるので、このRS−FF34から出力信号Q1=Hレベルが出力される。これにより、1段目のスイッチ31がオン状態となる。なお、このときN段目(最終段)のRS−FF34のリセット信号Rがアクティブとなるので、最終段のRS−FF34はリセットされる。
そして、時刻t2で垂直クロック信号CKV1がHレベルとなると、この垂直クロック信号CKV1に同期して出力パルスGate1=Hレベルが出力される。また、このとき、1段目のシフトレジスタの出力パルスGate1が2段目のRS−FF34のセット端子にセット信号Sとして入力されることから、時刻t2で2段目のRS−FF34がセット状態となり、このRS−FF34から出力信号Q2=Hレベルが出力される。これにより、2段目のスイッチ31がオン状態となる。
その後、時刻t3で垂直クロック信号CKV2がHレベルとなると、この垂直クロック信号CKV2に同期して出力パルスGate2=Hレベルが出力される。また、このとき、2段目の出力パルスGate2が1段目のRS−FF34のリセット端子にリセット信号Rとして入力されることから、時刻t3で1段目のRS−FF34がリセット状態となり、このRS−FF34から出力される出力信号Q1がLレベルとなる。これにより、1段目のスイッチ31はオフ状態となる。
同様に、2段目のRS−FF34は、垂直クロック信号CKV1=Hレベルとなる時刻t4でリセット状態となり、この時刻t4で出力信号Q2=Lレベルに変化する。
この動作を、(N−1)段目のシフトレジスタまで繰り返す。すなわち、(N−1)段目では、前段の(N−2)段目のシフトレジスタの出力パルスGateN−2がHレベルとなる時刻t5でRS−FF34がセット状態となり、このRS−FF34から出力信号QN−1=Hレベルが出力される。そして、時刻t6で垂直クロック信号CKV1=Hレベルとなると、出力パルスGateN−1=Hレベルが出力される。その後、時刻t7で、後段のN段目(最終段)のシフトレジスタからの出力パルスQNがHレベルとなると、(N−1)段目のRS−FF34がリセット状態となって、出力信号QN−1がLレベルとなる。
最終段では、前段の(N−1)段目のシフトレジスタの出力パルスGateN−1がHレベルとなる時刻t6でRS−FF34がセット状態となり、このRS−FF34から出力信号QN=Hレベルが出力される。そして、時刻t7で垂直クロック信号CKV2=Hレベルとなると、出力パルスGateN=Hレベルが出力される。その後は、リセット信号R(垂直スタート信号STV)が入力される時刻t8まで出力信号QN=Hレベルを維持する。
なお、時刻t7で出力パルスGateNを出力した後、次の垂直スタート信号STVがHレベルとなるまでの期間(垂直ブランキング期間)では、垂直クロック信号CKV1,CKV2をLレベルに固定するものとする。これにより、不要なパルス出力を無くすことができる。
このように、正スキャン時には、i(1<i<N)段目の出力パルスGateiが、(i+1)段目のセット入力、且つ(i−1)段目のリセット入力となって、Gate1→Gate2→…→GateN−1→GateNの順にシフトパルスが出力される。
次に、逆スキャン時の動作について説明する。
図6は、垂直シフトレジスタの逆スキャン時の動作を示すタイミングチャートである。
逆スキャン時には、UD=Lレベル、XUD=Hレベルとなるスキャン方向切替信号UD,XUDが各RS−FF34に入力される。これにより、各RS−FF34のスキャン方向切り替え用のトランジスタTr5およびTr6がオフ状態、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr7およびTr8がオン状態となる。
したがって、図6に示すように、時刻t11で垂直スタート信号STVがHレベルとなると、N段目のRS−FF34のリセット信号Rがアクティブとなり、N段目のRS−FF34がセットされるので、このRS−FF34から出力信号QN=Hレベルが出力される。これにより、N段目のスイッチ31がオン状態となる。なお、このとき、1段目のRS−FF34のセット信号Sがアクティブとなるので、1段目のRS−FF34はリセットされる。
そして、時刻t12で垂直クロック信号CKV2がHレベルとなると、この垂直クロック信号CKV2に同期して出力パルスGateN=Hレベルが出力される。また、このとき、N段目のシフトレジスタの出力パルスGateNが(N−1)段目のRS−FF34のリセット端子にセット信号Sとして入力されることから、時刻t12で(N−1)段目のRS−FF34がセット状態となり、このRS−FF34から出力信号QN−1=Hレベルが出力される。これにより、(N−1)段目のスイッチ31がオン状態となる。
その後、時刻t13で垂直クロック信号CKV1がHレベルとなると、この垂直クロック信号CKV1に同期して出力パルスGateN−1=Hレベルが出力される。また、このとき、(N−1)段目の出力パルスGateN−1がN段目のRS−FF34のセット端子にリセット信号Rとして入力されることから、時刻t13でN段目のRS−FF34がリセット状態となり、このRS−FF34から出力される出力信号QNがLレベルとなる。これにより、N段目のスイッチ31はオフ状態となる。
同様に、(N−1)段目のRS−FF34は、垂直クロック信号CKV2=Hレベルとなる時刻t14でリセット状態となり、この時刻t14で出力信号QN−1=Lレベルに変化する。
この動作を、2段目のシフトレジスタまで繰り返す。すなわち、2段目では、3段目のシフトレジスタの出力パルスGate3がHレベルとなる時刻t15でRS−FF34がセット状態となり、このRS−FF34から出力信号Q2=Hレベルが出力される。そして、時刻t16で垂直クロック信号CKV2=Hレベルとなると、出力パルスGate2=Hレベルが出力される。その後、時刻t17で、1段目のシフトレジスタからの出力パルスQ1がHレベルとなると、2段目のRS−FF34がリセット状態となって、出力信号Q2がLレベルとなる。
1段目では、2段目のシフトレジスタの出力パルスGate2がHレベルとなる時刻t16でRS−FF34がセット状態となり、このRS−FF34から出力信号Q1=Hレベルが出力される。そして、時刻t17で垂直クロック信号CKV1=Hレベルとなると、出力パルスGate1=Hレベルが出力される。その後は、セット信号S(垂直スタート信号STV)が入力される時刻t18まで出力信号Q1=Hレベルを維持する。
このように、逆スキャン時には、i(1<i<N)段目の出力パルスGateiが、(i−1)段目のセット入力、且つ(i+1)段目のリセット入力となって、GateN→GateN−1→…→Gate2→Gate1の順にシフトパルスが出力される。
また、垂直スタート信号STVは、1段目のセット端子とN段目のリセット端子とに入力されることで、UD=Hレベル、XUD=Lレベルの正スキャン時には1段目のセット入力となり、UD=Lレベル、XUD=Hレベルの逆スキャン時にはN段目のセット入力となる。
次に、図1におけるデータ線駆動回路40の水平シフトレジスタの構成について説明する。
水平シフトレジスタは、図3に示す垂直シフトレジスタと同様の構成を有する。ただし、水平シフトレジスタでは、垂直クロック信号CKV1,CKV2に代えて、互いに位相の異なる2種類の水平クロック信号CKH1,CKH2が各段に交互に入力されることになる。また、1段目のRS−FF回路のセット端子、およびN段目のRS−FF回路のリセット端子には、それぞれ垂直スタート信号STVに代えて水平スタート信号STHが入力される。
また、水平ブランキング期間には、水平クロック信号CKH1,CKH2をLレベルに固定するものとする。
このような構成により、水平シフトレジスタは、水平スタート信号STHが入力されることで、水平クロック信号CKH1,CKH2に同期して、サンプルホールド回路に対して順次出力パルスを出力することができる。
また、このとき、スキャン方向切替信号UD,XUDの電位を切り替えることで、スキャン方向を正スキャン方向と逆スキャン方向とに切り替えることができる。
このように、上記第1の実施形態では、RS−FF34を、2つのインバータ37,38よりなるラッチ回路と、ラッチ回路の入出力ノードN1,N2にそれぞれ接続されたセット・リセット用のトランジスタTr1〜Tr4と、トランジスタTr1〜Tr4とそれぞれ直列に接続されたスキャン方向切り替え用のトランジスタTr5〜Tr8とで構成し、Tr1及びTr2のゲート電極にセット信号Sを印加し、Tr3及びTr4のゲート電極にリセット信号Rを印加し、Tr5及びTr6のゲート電極にスキャン方向切替信号XUDを印加し、Tr7及びTr8のゲート電極にスキャン方向切替信号UDを印加する。
これにより、スキャン方向切替信号UD=Hレベル(正スキャン)でセット信号S=HレベルであるときのRS−FF回路の動作と、スキャン方向切替信号UD=Lレベル(逆スキャン)でリセット信号R=HレベルであるときのRS−FF回路の動作とを同じにすると共に、スキャン方向切替信号UD=Hレベル(正スキャン)でリセット信号R=HレベルであるときのRS−FF回路の動作と、スキャン方向切替信号UD=Lレベル(逆スキャン)でセット信号S=HレベルであるときのRS−FF回路の動作とを同じにすることができる。
その結果、スキャン方向切替信号UD,XUDの電位を切り替えることで、シフト方向の切替制御(スキャン方向の切替制御)が可能となる。
また、2段目からN段目までのRS−FF回路のセット端子に、自段の1段前の出力パルスを入力し、1段目から(N−1)段目までのRS−FF回路のリセット端子に、自段の1段後ろの出力パルスを入力し、1段目のRS−FF回路のセット端子、及びN段目のRS−FF回路のリセット端子にそれぞれスタート信号を共通して入力するので、シフト方向が正方向であるときと逆方向であるときとで、フリップフロップのセットタイミング及びリセットタイミングを同じとした双方向シフトレジスタを実現することができる。
次に、本発明における第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態において、クロック信号を負論理で構成したものである。
すなわち、垂直クロック信号CKV1とCKV2とは負論理の信号であり、互いのLレベルの期間が重ならないような位相を有する。また、垂直クロック信号CKV1及びCKV2は、それぞれLレベルの期間がHレベルの期間より短く設定されている。
図7は、第2の実施形態における垂直シフトレジスタの構成を概略的に示す回路図である。
図7に示すように、フリップフロップ部33は、図3のフリップフロップ部33におけるインバータ36が削除された構成となっている。このような構成により、各段のシフトレジスタは、スイッチ31がオン状態となっているとき、クロック信号CKV1もしくはCKV2をインバータ35で反転させて出力パルスGateとして出力する。
また、本実施形態では、n型トランジスタ32に代えてp型トランジスタ32´が設けられており、p型トランジスタ32´のゲートには出力信号Qが入力されるようになっている。これにより、Q=Lレベルのとき、p型トランジスタ32´が導通状態となって、インバータ35を介してLレベルとなる出力パルスGateが出力される。
図8は、第2の実施形態における垂直シフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
この図8に示すように、垂直クロック信号CKV1,CKV2は負論理で構成されているため、垂直ブランキング期間では、垂直クロック信号CKV1,CKV2をHレベルに固定する。
これにより、前述した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施多形態においては、スキャン方向切り替え用のトランジスタTr5〜Tr8をそれぞれトランジスタTr1〜Tr4と負の電源電位との間に接続する場合について説明したが、スキャン方向切り替え用トランジスタTr5〜Tr8は、それぞれラッチ回路の入出力ノードと負の電源電位との間にセット・リセット用のトランジスタTr1〜Tr4と直列に設けられていればよい。すなわち、セット・リセット用のトランジスタのソースを負の電源電位に接続すると共に、そのドレインをスキャン方向切り替え用のトランジスタのソースに接続し、スキャン方向切り替え用のトランジスタのドレインをラッチ回路の入出力ノードに接続する構成とすることもできる。
また、上記各実施形態においては、2種類のクロック信号をシフトレジスタに入力する場合について説明したが、3種類以上のクロック信号を入力することもできる。
さらに、上記各実施形態においては、本発明を、液晶を用いた表示装置に適用する場合について説明したが、液晶以外の電気光学物質を用いた表示装置、例えば有機ELやプラズマ放電を用いた表示装置に適用することもできる。
本実施形態における表示装置の構成を示すブロック図ある。 画素の構成を示す図である。 シフトレジスタの構成を概略的に示す回路図である。 RS−FFの回路構成を示す図である。 第1の実施形態におけるシフトレジスタの正スキャン時の動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態におけるシフトレジスタの逆スキャン時の動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態におけるシフトレジスタの構成を概略的に示す回路図である。 第2の実施形態におけるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10…表示装置、20…制御回路、30…走査線駆動回路、31…スイッチ、32,32´…n型トランジスタ、33…フリップフロップ部、34…RS型フリップフロップ(RS−FF)、35,36…インバータ、37,38…インバータ、40…データ線駆動回路、100…表示領域、108…コモン電極、110…画素、112…走査線、114…データ線、116…TFT、118…画素電極、120…画素容量、130…蓄積容量

Claims (3)

  1. N段(Nは2以上の整数)のリセット・セット型のフリップフロップと、前記フリップフロップ毎に設けられ、各段のフリップフロップの出力に基づいて開閉制御されて、クロック信号のデューティ比に応じたパルス幅を有する出力パルスを出力するスイッチとを備えるシフトレジスタであって、
    前記フリップフロップは、
    互いの入力端と出力端とがそれぞれ入出力ノードで接続された2つのインバータ回路よりなるラッチ回路と、
    該ラッチ回路の一方の入出力ノードと電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記フリップフロップのセット端子に入力されるセット信号が印加される第1のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記セット信号が印加される第2のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の前記一方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記フリップフロップのリセット端子に入力されるリセット信号が印加される第3のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の前記他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に接続され、ゲート電極に前記リセット信号が印加される第4のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の前記一方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第3のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に第1のシフト方向切替信号が入力される第5のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の前記他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第2のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に前記第1のシフト方向切替信号が入力される第6のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の前記一方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第1のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に前記第1のシフト方向切替信号の論理レベルを反転した第2のシフト方向切替信号が入力される第7のトランジスタと、
    前記ラッチ回路の前記他方の入出力ノードと前記電圧供給源との間に前記第4のトランジスタと直列に接続され、ゲート電極に前記第2のシフト方向切替信号が入力される第8のトランジスタと、を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 2段目からN段目までのフリップフロップのセット端子に、自段の1段前の前記出力パルスを入力し、1段目から(N−1)段目までのフリップフロップのリセット端子に、自段の1段後ろの前記出力パルスを入力し、1段目のフリップフロップのセット端子、及びN段目のフリップフロップのリセット端子にそれぞれスタート信号を共通して入力することを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ。
  3. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素と、を備える表示装置であって、
    前記走査線に対して所定の順番で選択電圧を供給する走査線駆動回路と、
    選択された走査線に対応する画素に対し、当該画素の階調に応じた画像信号を、前記データ線を介して供給するデータ線駆動回路と、を備え、
    前記走査線駆動回路および前記データ線駆動回路の少なくとも一方は、前記請求項1又は2に記載のシフトレジスタを備えることを特徴とする表示装置。
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