JP2010049558A - 入力装置、制御装置、制御システム及び制御方法 - Google Patents

入力装置、制御装置、制御システム及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像の動きを滑らかにすることができる入力装置、制御装置、制御システム及び制御方法を提供すること。
【解決手段】入力装置1は、例えば、約84msの算出周期で、速度値を算出する。MPU19は、算出された速度値の情報をメモリに記憶し、16.7msの送信周期で速度値の情報を送信する。制御装置40は、16.7msの受信周期で速度値の情報を受信し、16.7msの描画周期で、ポインタ2の動きを描画する。これにより、速度値が算出されるまでの時間が長くなっても、画面上でポインタ2を滑らかに移動させることができる。また、入力装置1に安価なMPUを用いることができるため、コストを削減することができる。
【選択図】図19

Description

本発明は、GUI(Graphical User Interface)を操作するための、例えば空間操作型の入力装置と、その入力装置から送信された情報に応じてGUIを制御する制御装置とを含む制御システム、その入力装置、制御装置及び制御方法に関する。
PC(Personal Computer)で普及しているGUIのコントローラとして、主にマウスやタッチパッド等のポインティングデバイスが用いられている。GUIは、従来のPCのHI(Human Interface)にとどまらず、例えばテレビを画像媒体としてリビングルーム等で使用されるAV機器やゲーム機のインターフェースとして使用され始めている。このようなGUIのコントローラとして、ユーザが空間で操作することができる入力装置が多種提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1には、2軸の角速度ジャイロスコープ、つまり2つの角速度センサを備えた入力装置が開示されている。ユーザは、この入力装置を手に持って、例えば上下左右に振る。そうすると、角速度センサにより、直交する2軸の回りの角速度が検出され、その角速度に応じて、表示手段により表示されるカーソル(ポインタ)等の位置情報としてのコマンド信号が生成される。このコマンド信号は、制御機器に送信され、制御機器は、このコマンドの信号に応じて、カーソルを画面上で移動させるように制御する。
特許文献2には、3つ(3軸)の加速度センサ及び3つ(3軸)の角速度センサ(ジャイロ)を備えたペン型入力装置が開示されている。このペン型入力装置は、それぞれ3つの加速度センサ及び角速度センサにより得られる信号に基いて種々の演算を実行し、入力装置の姿勢角を算出し、出力する。あるいは、ペン型入力装置は、種々の演算を実行し、ペン型入力装置のペン先の移動量を算出し、出力する。
特開2001−56743号公報(段落[0030]、[0045]、図2) 特許第3748483号公報(段落[0098]〜[0103]、図7、図8)
上述のように、特許文献2に記載のペン型の入力装置では、3つの角速度センサ及び3つの加速度センサから得られる6つの信号に基づいて、種々の演算が実行され、入力装置のペン先の移動量が算出される。従って、入力装置の移動量を算出するまでの演算が複雑になり、移動量が算出される時間が長くなってしまうという問題がある。移動量が算出されるまでの時間が長くなると、入力装置が移動量の情報を出力し、次の移動量の情報を出力するまでの周期が長くなってしまう。
移動量の情報を出力する周期が長くなると、制御装置が移動量の情報を受信する周期が長くなってしまう。例えば、制御装置は、移動量の情報を受信するごとに、その移動量に応じて画面上でポインタを移動させるように、画像を描画させる。したがって、移動量の受信周期が長くなると、前回ポインタを移動するように描画させてから、次にポインタを移動させるように描画させるまでの周期が長くなってしまう。その結果、画面上でポインタを滑らかに移動するように表示することができないという問題が生じる。
ここで、移動量が算出される時間が長くなるという問題は、入力装置の演算が複雑になってしまうこと以外にも生じる場合がある。例えば、入力装置に価格競争力をもたせるために、処理能力の低い安価な制御系が用いられる場合、移動量を算出する時間が長くなってしまう場合がある。その結果、上記と同様に、画面上でポインタを滑らかに移動するように表示することができない。
また、例えば、入力装置の移動量に基づいて、画面上に表示される画像のスクロールや、ズームなどの処理が実行される場合、移動量が算出される周期が長くなると、画面上に表示される画像のスクロールや、ズームなどを滑らかに表示することができない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、画像の動きを滑らかにすることができる入力装置、制御装置、制御システム及び制御方法を提供することにある。
本発明の一形態に係る入力装置は、センサと、算出手段と、送信手段とを具備する。
上記センサは、入力装置の動きを検出し、上記動きに応じた検出信号を出力する。
上記算出手段は、所定の算出周期で、上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を算出する。
上記送信手段は、上記算出周期よりも短い送信周期で、上記対応値を送信する。
「画面上に表示される画像」とは、その画面の全体または一部に表される画像である。「画像」には、ポインタが含まれ、文字や図形を有する画像が含まれる。「画像の動き」とは、例えばポインタの動き、画像のスクロール、ズーム、回転、その他の動きが挙げられる。
本発明では、対応値が算出される周期よりも短い周期で、対応値の情報が送信される。これにより、算出周期が長くなっても、画面上で画像が滑らかに動くように表示することができる。また、入力装置に安価な制御系を用いることができるため、コストを削減することができる。
上記入力装置は、メモリと、更新手段とをさらに具備してもよい。
上記メモリは、上記算出された上記対応値を記憶する。
上記更新手段は、上記対応値が算出されるごとに、上記メモリに記憶された上記対応値を更新する。
この場合、上記送信手段は、上記送信周期で、上記メモリに記憶された対応値を読み込み、上記対応値を送信してもよい。
例えば、対応値が複雑な演算により算出される場合、算出周期が多少変動する場合がある。本発明では、算出された対応値が多少不規則な周期でメモリに記憶されても、送信手段は、規則的な送信周期でメモリに記憶された対応値を読み込んで送信するため、入力装置は、規則的な送信周期を維持することができる。
上記入力装置は、判定手段と、規制手段とをさらに具備してもよい。
上記判定手段は、上記対応値が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
上記規制手段は、上記対応値が上記閾値以下である場合、上記対応値の送信を規制する。
本発明において「閾値」は、ゼロか、または、ゼロに近い値が用いられる。また、判定手段により判定される対応値は、典型的には絶対値が用いられる。
入力装置がワイヤレス通信により対応値の情報を送信する場合、入力装置の消費電力が大きいという問題がある。例えば、対応値がゼロであるか、またはゼロに近い値の場合、対応値を送信しても、画面上で画像は動かないか、またはほとんど動かないため、入力装置が対応値を送信する必要性が小さい。本発明では、対応値がゼロであるか、または略ゼロである場合に対応値の送信が規制されるため、入力装置の省電力化が実現される。
本発明の他の形態に係る入力装置は、センサと、送信手段と、周期制御手段とを具備する。
上記センサは、入力装置の動きを検出し、上記動きに応じた検出信号を出力する。
上記送信手段は、所定の送信周期で、上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する。
上記周期制御手段は、上記送信周期を可変に制御する。
本発明では、送信周期を可変に制御することで、画面上に表示される画像の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置の消費電力を低減することができる。
上記入力装置において、上記周期制御手段は、上記対応値に応じて上記送信周期を可変に制御してもよい。
上記入力装置は、判定手段をさらに具備してもよい。
上記判定手段は、上記対応値が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
この場合、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以下である場合に、上記送信周期を延長するように上記送信周期を制御する。
本発明において、「閾値」は、ユーザが画像の動きの滑らかさに関して違和感を覚えない範囲の値である。また、判定手段により判定される対応値は、典型的には絶対値が用いられる。
例えば、対応値が大きい場合に、画面上で画像の動きが描画される周期が長いと、人間は、画像の動きの滑らかさに関して違和感を覚えやすい。一方で、対応値が小さい場合に、画面上で画像が描画される周期が短くても、人間は、ポインタの動きの滑らかさに関して違和感を覚えにくい。
本発明では、この関係を利用して、対応値が小さい場合に送信周期を延長する。これにより、画像の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置の消費電力を低減することができる。
上記入力装置において、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以下である場合に、上記対応値が小さくなるに従って、上記送信周期を延長するように上記送信周期を制御してもよい。
周期制御手段は、対応値が閾値以下である場合に、対応値が小さくなるに従って、送信周期を段階的に延長してもよく、一次関数的に延長してもよい。あるいは、周期制御手段は、送信周期を多次関数的、指数関数的に延長してもよい。
これにより、画像の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置の消費電力を低減することができる。
上記入力装置において、上記判定手段は、上記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下であるか否かを判定してもよい。
この場合、上記周期制御手段は、上記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下である場合に、上記送信周期を無限大とするように上記送信周期を制御してもよい。
本発明では、閾値として、ゼロまたはゼロに近い値が用いられる。
例えば、対応値がゼロであるか、またはゼロに近い値の場合、対応値を送信しても、画面上で画像は動かないか、またはほとんど動かないため、入力装置が対応値を送信する必要性が小さい。本発明では、対応値がゼロであるか、または略ゼロである場合に送信周期が無限大とされ、対応値の送信が規制される。これにより、入力装置の消費電力を低減することができる。
上記入力装置は、判定手段をさらに具備してもよい。
上記判定手段は、上記対応値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
この場合、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以上である場合に、上記送信周期を延長するように上記送信周期を制御する。
本発明において、「閾値」は、ユーザが画像の動きの滑らかさに関して違和感を覚えない範囲の値である。また、判定手段により判定される対応値は、典型的には絶対値が用いられる。
例えば、画像の動きが極端に大きい場合、画像の動きが描画される周期が長くても、人間は、画像の動きの滑らかさに関して違和感を覚えにくい。あるいは、画像の動きが速すぎて感知することができない。
本発明では、この関係を利用して、対応値が閾値以上である場合、送信周期が長くなるように送信周期を制御する。これにより、例えば、画像の動きが極端に速い場合に、送信周期が長くなるため、画像の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置の消費電力を削減することができる。
上記入力装置において、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以上である場合に、上記対応値が大きくなるに従って、上記送信周期を延長するように上記送信周期を制御してもよい。
周期制御手段は、対応値が閾値以上である場合に、対応値が大きくなるに従って、送信周期を段階的に延長してもよく、一次関数的に延長してもよい。あるいは、周期制御手段は、送信周期を多次関数的、指数関数的に延長してもよい。
これにより、画像の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置の消費電力を削減することができる。
本発明の一形態に係る制御装置は、受信手段と、表示制御手段とを具備する。
上記受信手段は、所定の受信周期で、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信する。
上記表示制御手段は、上記受信周期よりも短い描画周期で、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
本発明では、受信周期よりも短い描画周期で、画像の動きを描画することができる。これにより、受信周期が長くなっても、画面上で画像を滑らかに動くように表示することができる。
上記制御装置は、メモリと更新手段とをさらに具備してもよい。
上記メモリは、上記受信された上記対応値を記憶する。
上記更新手段は、上記対応値が受信されるごとに、上記メモリに記憶された上記対応値を更新する。
この場合、上記表示制御手段は、上記対応値が受信されてから次回の上記対応値が受信されるまで、上記メモリに記憶された上記対応値に応じて、上記描画周期で上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
上記制御装置は、曲線算出手段をさらに具備してもよい。
上記曲線算出手段は、上記メモリに記憶された対応値に基づいて回帰曲線を算出する。
この場合、上記表示制御手段は、上記回帰曲線に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
これにより、画面上での画像の動きをさらに滑らかにすることができる。
上記制御装置は、カウント手段と、時間判定手段とをさらに具備してもよい。
上記カウント手段は、上記対応値が受信されてから次回の上記対応値が受信されるまでの時間をカウントする。
上記時間判定手段は、上記時間が所定時間以上であるか否かを判定する。
この場合、上記表示制御手段は、上記時間が所定時間以上である場合に、上記画面上で上記画像の動きが停止するように上記画面の表示を制御する。
本発明では、対応値が受信されてから次の対応値が受信されるまでの時間が所定時間以上である場合に画像の動きが停止される。これにより、入力装置から対応値の送信が停止されたにも拘らず、制御装置がメモリに記憶された対応値に応じて、画像を動かし続けてしまうことを防止することができる。
本発明の他の形態に係る制御装置は、受信手段と、表示制御手段と、周期制御手段とを具備する。
上記受信手段は、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信する。
上記表示制御手段は、所定の描画周期で、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
上記周期制御手段は、上記描画周期を可変に制御する。
これにより、ユーザに違和感を与えず、スムーズに画像の動きを描画することができる。
上記制御装置において、上記周期制御手段は、上記対応値に応じて上記描画周期を可変に制御してもよい。
上記制御装置は、判定手段をさらに具備してもよい。
上記判定手段は、上記対応値が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
この場合、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以下である場合に、上記描画周期を延長するように上記送信周期を制御する。
本発明において、「閾値」は、ユーザが画像の動きの滑らかさに関して違和感を覚えない範囲の値である。また、判定手段により判定される対応値は、典型的には絶対値が用いられる。
これにより、ユーザに違和感を与えず、スムーズに画像の動きを描画することができる。
上記制御装置において、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以下である場合に、上記対応値が小さくなるに従って、上記描画周期を延長するように上記描画周期を制御してもよい。
これにより、ユーザに違和感を与えず、スムーズに画像の動きを描画することができる。
上記制御装置において、上記判定手段は、上記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下であるか否かを判定してもよい。
この場合、上記周期制御手段は、上記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下である場合に、上記描画周期を無限大とするように上記描画周期を制御してもよい。
上記制御装置は、判定手段をさらに具備してもよい。
上記判定手段は、上記対応値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
この場合、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以上である場合に、上記描画周期を延長するように上記描画周期を制御する。
本発明において、「閾値」は、ユーザが画像の動きの滑らかさに関して違和感を覚えない範囲の値である。また、判定手段により判定される対応値は、典型的には絶対値が用いられる。
これにより、ユーザに違和感を与えず、スムーズに画像の動きを描画することができる。
上記制御装置において、上記周期制御手段は、上記対応値が上記閾値以上である場合に、上記対応値が大きくなるに従って、上記描画周期を延長するように上記描画周期を制御してもよい。
これにより、ユーザに違和感を与えず、スムーズに画像の動きを描画することができる。
本発明の一形態に係る制御システムは、入力装置と、制御装置とを具備する。
上記入力装置は、センサと、算出手段と、送信手段とを有する
上記センサは、入力装置の動きを検出し、上記動きに応じた検出信号を出力する。
上記算出手段は、所定の算出周期で、上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を算出する。
上記送信手段は、上記算出周期よりも短い送信周期で、上記対応値を送信する。
上記制御装置は、受信手段と、表示制御手段とを有する。
上記受信手段は、上記送信された上記対応値を受信する。
上記表示制御手段は、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
本発明の他の形態に係る制御システムは、入力装置と、制御装置とを具備する。
上記入力装置は、センサと、送信手段と、周期制御手段とを有する。
上記センサは、入力装置の動きを検出し、上記動きに応じた検出信号を出力する。
上記送信手段は、所定の送信周期で、上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する。
上記周期制御手段は、上記送信周期を可変に制御する。
上記制御装置は、受信手段と、表示制御手段とを有する。
上記受信手段は、上記送信された上記対応値を受信する。
上記表示制御手段は、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
本発明のさらに別の形態に係る制御システムは、入力装置と、制御装置とを具備する。
上記入力装置は、センサと、送信手段とを有する。
上記センサは、入力装置の動きを検出し、上記動きに応じた検出信号を出力する。
上記送信手段は、上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する。
上記制御装置は、受信手段と、表示制御手段とを有する。
上記受信手段は、所定の受信周期で、上記送信された上記対応値を受信する。
上記表示制御手段は、上記受信周期よりも短い描画周期で、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
本発明のさらに別の形態に係る制御システムは、入力装置と、制御装置とを具備する。
上記入力装置は、センサと、送信手段とを有する。
上記センサは、入力装置の動きを検出し、上記動きに応じた検出信号を出力する。
上記送信手段は、上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する。
上記制御装置は、受信手段と、表示制御手段と、周期制御手段とを有する。
上記受信手段は、上記送信された上記対応値を受信する。
上記表示制御手段は、所定の描画周期で、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示を制御する。
上記周期制御手段は、上記描画周期を可変に制御する。
本発明の一形態に係る制御方法は、入力装置の動きを検出して上記動きに応じた検出信号を出力することを含む。
上記出力された上記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値が、所定の算出周期で算出される。
上記算出周期よりも短い送信周期で、上記対応値を送信するように、上記入力装置が制される。
本発明の他の形態に係る制御方法は、入力装置の動きを検出して上記動きに応じた検出信号を出力することを含む。
上記出力された検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値が所定の送信周期で送信される。
上記送信周期は、可変に制御される。
本発明のさらに別の形態に係る制御方法は、所定の受信周期で、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信することを含む。
上記受信周期よりも短い描画周期で、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示が制御される。
本発明のさらに別の形態に係る制御方法は、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信することを含む。
所定の描画周期で、上記対応値に応じて上記画像の動きを描画するように、上記画面の表示が制御される。
上記描画周期は、可変に制御される。
以上の説明において、「〜手段」と記載された要素は、ハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェア及びハードウェアの両方で実現されてもよい。ソフトウェア及びハードウェアの両方で実現される場合、そのハードウェアは、ソフトウェアのプログラムを格納する記憶デバイスを少なくとも含む。
ハードウェアは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、NIC(Network Interface Card)、WNIC(Wireless NIC)、モデム、光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリのうち少なくとも1つが選択的に用いられることで構成される。
以上のように、本発明によれば、画像の動きを滑らかにすることができる入力装置、制御装置、制御システム及び制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る制御システムを示す図である。制御システム100は、表示装置5、制御装置40及び入力装置1を含む。
図2は、入力装置1を示す斜視図である。入力装置1は、ユーザが持つことができる程度の大きさとされる。入力装置1は、筐体10を備えている。また、入力装置1は、筐体10の上部中央に設けられたボタン11、このボタン11に隣接するボタン12、回転式のホイールボタン13などの操作部23(図6参照)を有する。
ボタン11、12は、典型的には押圧タイプのボタンであり、プッシュボタンあるいは静電容量式のタッチボタンが用いられる。操作部23は、押圧タイプのボタンに限られず、一端を支点として操作されるスティックタイプの操作部23、スライドタイプの操作部23が用いられてもよい。
ボタン11は、例えばPCで用いられる入力デバイスとしてのマウスの左ボタンに相当する機能を有し、ボタン11に隣接するボタン12はマウスの右ボタンに相当する機能を有する。例えば、ボタン11のクリックにより、アイコン4(図5参照)を選択する操作、ボタン11のダブルクリックによりファイルを開く操作が行われるようにしてもよい。アイコンとは、コンピュータ上のプログラムの機能、実行コマンド、またはファイルの内容等が画面3上で画像化されたものである。
図3は、入力装置1の内部の構成を模式的に示す図である。図4は、入力装置1の電気的な構成を示すブロック図である。
入力装置1は、センサユニット17、制御ユニット30、バッテリー14を備えている。
図8は、センサユニット17を示す斜視図である。センサユニット17は、筐体10の動き、つまり入力装置1の動きを検出するセンサである。センサユニット17は、互いに異なる角度、例えば直交する2軸(X軸及びY軸)に沿った加速度を検出する加速度センサユニット16を有する。すなわち、加速度センサユニット16は、第1の加速度センサ161、及び第2の加速度センサ162の2つセンサを含む。
また、センサユニット17は、その直交する2軸の周りの角加速度を検出する角速度センサユニット15を有する。すなわち、角速度センサユニット15は、第1の角速度センサ151、及び第2の角速度センサ152の2つのセンサを含む。これらの加速度センサユニット16及び角速度センサユニット15はパッケージングされ、回路基板25上に搭載されている。
第1、第2の角速度センサ151、152としては、角速度に比例したコリオリ力を検出する振動型のジャイロセンサが用いられる。第1、第2の加速度センサ161、162としては、ピエゾ抵抗型、圧電型、静電容量型等、どのようなタイプのセンサであってもよい。角速度センサ151または152としては、振動型ジャイロセンサに限られず、回転コマジャイロセンサ、レーザリングジャイロセンサ、あるいはガスレートジャイロセンサ等が用いられてもよい。
図2及び図3の説明では、筐体10の長手方向をZ’方向とし、筐体10の厚さ方向をX’方向とし、筐体10の幅方向をY’方向とする。この場合、上記センサユニット17は、回路基板25の、加速度センサユニット16及び角速度センサユニット15を搭載する面がX’−Y’平面に実質的に平行となるように、筐体10に内蔵され、上記したように、両センサユニット16、15はX’軸及びY’軸の2軸に関する物理量を検出する。以降では、入力装置1とともに動く座標系、つまり、入力装置1に固定された座標系をX’軸、Y’軸、Z’軸で表す。一方、静止した地球上の座標系、つまり慣性座標系をX軸、Y軸、Z軸で表す。また、以降の説明では、入力装置1の動きに関し、X’軸の周りの回転の方向をピッチ方向、Y’軸の周りの回転の方向をヨー方向といい、Z’軸(ロール軸)方向の周りの回転の方向をロール方向という場合もある。
制御ユニット30は、メイン基板18、メイン基板18上にマウントされたMPU19(Micro Processing Unit)(あるいはCPU)、水晶発振器20、送信機21、メイン基板18上にプリントされたアンテナ22を含む。
MPU19は、必要な揮発性及び不揮発性メモリを内蔵している。MPU19には、センサユニット17による検出信号、操作部23による操作信号等が入力され、MPU19は、これらの入力信号に応じた所定の制御信号(コマンド)を生成するため、各種の演算処理等を行う。上記メモリは、MPU19とは別体で設けられていてもよい。
このMPU19は、典型的には、制御信号として、センサユニット17により検出された検出信号に応じた移動コマンド、及び操作部から出力された操作信号に応じた操作コマンドを生成する。
典型的には、センサユニット17はアナログ信号を出力するものである。この場合、MPU19は、A/D(Analog/Digital)コンバータを含む。しかし、センサユニット17がA/Dコンバータを含むユニットであってもよい。
送信機21は、MPU19で生成された制御信号をRF無線信号として、アンテナ22を介して制御装置40に送信する。
水晶発振器20は、クロックを生成し、これをMPU19に供給する。バッテリー14としては、乾電池または充電式電池等が用いられる。
制御装置40はコンピュータであり、MPU35(あるいはCPU)、表示制御部42、RAM36、ROM37、ビデオRAM41、アンテナ39及び受信機38等を含む。
受信機38は、入力装置1から送信された制御信号を、アンテナ39を介して受信する。MPU35は、その制御信号を解析し、各種の演算処理を行う。表示制御部42は、MPU35の制御に応じて、主に、表示装置5の画面3上に表示するための画面データを生成する。ビデオRAM41は、表示制御部42の作業領域となり、生成された画面データを一時的に格納する。
制御装置40は、入力装置1に専用の機器であってもよいが、PC等であってもよい。制御装置40は、PCに限られず、表示装置5と一体となったコンピュータであってもよいし、オーディオ/ビジュアル機器、プロジェクタ、ゲーム機器、またはカーナビゲーション機器等であってもよい。
表示装置5は、例えば液晶ディスプレイ、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等が挙げられるが、これらに限られない。あるいは、表示装置5は、テレビジョン放送等を受信できるディスプレイと一体となった装置でもよい。
図5は、表示装置5に表示される画面3の例を示す図である。画面3上には、アイコン4やポインタ2等が表示されている。なお、画面3上の水平方向をX軸方向とし、垂直方向をY軸方向とする。
図6は、ユーザが入力装置1を握った様子を示す図である。図6に示すように、入力装置1は、操作部23として、上記ボタン11、12、13のほか、例えばテレビ等を操作するリモートコントローラに設けられるような各種の操作ボタン29や電源スイッチ28等を備えていてもよい。このようにユーザが入力装置1を握った状態で、入力装置1を空中で移動させ、あるいは操作部23を操作することにより発生する制御信号が制御装置40に出力され、制御装置40によりポインタが制御される。
次に、入力装置1の動かし方及びこれによる画面3上のポインタ2の動きの典型的な例を説明する。図7はその説明図である。
図7(A)、(B)に示すように、ユーザが入力装置1を握った状態で、入力装置1のボタン11、12が配置されている側を表示装置5側に向ける。ユーザは、親指を上にし子指を下にした状態、いわば握手する状態で入力装置1を握る。この状態で、センサユニット17の回路基板25(図8参照)は、表示装置5の画面3に対して平行に近くなり、センサユニット17の検出軸である2軸が、画面3上の水平軸(X軸)及び垂直軸(Y軸)に対応するようになる。以下、このような図7(A)、(B)に示す入力装置1の姿勢を基本姿勢という。
図7(A)に示すように、基本姿勢の状態で、ユーザが手首や腕を上下方向、つまりピッチ方向に振る。このとき、第2の加速度センサ162は、Y軸方向の加速度ayを検出し、第2の角速度センサ152は、X軸の周りの角速度ωθを検出する。これらの物理量に基き、制御装置40は、ポインタ2がY軸方向に移動するようにそのポインタ2の表示を制御する。
一方、図7(B)に示すように、基本姿勢の状態で、ユーザが手首や腕を左右方向、つまりヨー方向に振る。このとき、第1の加速度センサ161は、X軸方向の加速度axを検出し、第1の角速度センサ151は、Y軸の周りの角速度ωψを検出する。このように検出された物理量に基き、制御装置40は、ポインタ2がX軸方向に移動するようにそのポインタ2の表示を制御する。
次に、以上のように構成された制御システム100の動作を説明する。図9は、その動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、例えばユーザによる電源スイッチ28の押圧により、入力装置1に電源が入力されると、角速度センサユニットから2軸の角速度信号が出力される。この角速度信号による第1の角速度値ωψ及び第2の角速度値ωθはMPU19に入力される(ステップ101)。
また、入力装置1に電源が投入されると、加速度センサユニット16から2軸の加速度信号が出力される。MPU19は、この2軸の加速度信号による第1の加速度値ax及び第2の加速度値ayを入力する(ステップ102)。この加速度値の信号は、電源が投入された時点での入力装置1の姿勢(以下、初期姿勢という)に対応する信号である。以下、初期姿勢は、上記基本姿勢であるとして説明する。なお、MPU19は、典型的にはステップ101及び102を所定のクロック周期ごとに同期して行う。
MPU19は、加速度値(ax、ay)及び角速度値(ωψ、ωθ)に基いて、所定の演算により速度値(第1の速度値Vx、第2の速度値Vy)を算出する(ステップ103)。第1の速度値VxはX’軸に沿う方向の速度値であり、第2の速度値VyはY’軸に沿う方向の速度値である。この速度値の算出方法については、後に詳述する。
このように、本実施の形態では、加速度値(ax、ay)が単純に積分されて速度値(Vx、Vy)が算出されるのではなく、加速度値(ax、ay)及び角速度値(ωψ、ωθ)に基き、速度値(Vx、Vy)が算出される。これにより、後述するように、ユーザの直感に合致した入力装置1の操作感が得られ、また、画面3上のポインタ2の動きも入力装置1の動きに正確に合致する。しかしながら、必ずしも加速度値(ax、ay)及び角速度値(ωψ、ωθ)に基き速度値(Vx、Vy)が得られなくてもよく、加速度値(ax、ay)が単純に積分されて速度値(Vx、Vy)が算出されてもよい。
MPU19は、算出された速度値(Vx、Vy)の情報を、送信機21及びアンテナ22を介して制御装置40に送信する(ステップ104)。
制御装置40のMPU35は、アンテナ39及び受信機38を介して、速度値(Vx、Vy)の情報を受信する(ステップ105)。この場合、入力装置1は、所定のクロックごとに、つまり所定時間ごとに速度値(Vx、Vy)を送信し、制御装置40は、所定のクロック数ごとに速度値を受信する。
制御装置40のMPU35は、速度値の情報を受信すると、受信された速度値に基づき、ポインタ2の座標値を生成する。表示制御部42は、生成された座標値にポインタ2が表示されるように、画面3の表示を制御する。
次に、入力装置1が速度値を算出する周期(以下、算出周期)と、入力装置1が速度値の情報を送信する周期(以下、送信周期)と、制御装置40が速度値の情報を受信する周期(以下、受信周期)と、制御装置40がポインタ2の移動を描画する周期(以下、描画周期)との関係について説明する。
図10(A)は、それぞれの周期の関係を示すタイミングチャートであり、図10(B)は、画面3上で移動するポインタ2を示す図である。
図10(A)に示すように、本実施形態に係る入力装置1は、例えば、約84msの算出周期で、速度値を算出する。この算出周期は、MPU19が角速度センサ及び加速度センサからの各信号((ωψ、ωθ)、(ax、ay))を取得してから、取得した各信号に基づき速度値(Vx、Vy)を算出するまでの周期である(図9、ステップ101〜103参照)。MPU19は、算出された速度値の情報を例えば、84ms(Vx、Vy)の送信周期で送信する(ステップ104参照)。
制御装置は、84msの受信周期で、速度値の情報を受信する(ステップ105参照)。制御装置のMPU35は、速度値の情報を受信すると、例えば、送信周期の1/5の周期(16.7ms)で、ポインタ2の座標値(X(t)、Y(t))を生成する(ステップ106参照)。表示制御部42は、16.7msの周期で、ポインタ2が画面3上で移動するように表示を制御する(ステップ107参照)。
画面3上では、ポインタ2は、図10(B)に示すような動きとなる。
次に、制御システム100の典型的な動作について説明する。
図11及び図12は、制御システム100の動作を示すフローチャートである。図11は、入力装置1の処理を示す図であり、図12は、制御装置40の処理を示す図である。
まず、入力装置1の処理について説明する。図11(A)は、入力装置1が速度値を算出する動作を示すフローチャートであり、図11(B)は、入力装置1が速度値の情報を送信する動作を示すフローチャートである。図11(A)及び図11(B)に示す処理は、それぞれ、並行して、独立の処理として実行される。
図11(A)に示すように、入力装置のMPU19は、角速度センサ15及び加速度センサ16からの各信号((ωψ、ωθ)、(ax、ay))を取得し、取得した各信号に基づき、速度値(Vx、Vy)を算出する(ステップ201〜ステップ203)。MPU19は、速度値を算出すると、読み込み禁止フラグを立て(ステップ204)、メモリの特定アドレスに速度値を格納する(ステップ205)。メモリは、MPU19内部の揮発性のメモリであってもよいし、専用のメモリであってもよい。MPU19は、メモリに速度値を格納し、速度値を記憶させると、読み込み禁止フラグを解除し(ステップ206)、再びステップ201に戻る。
ステップ201〜ステップ206のループにより、所定の周期(約84ms)で、速度値が算出され、算出された速度値がメモリに記憶される。なお、ステップ203は、後述のように、複雑な処理により算出されるため(図23、図25参照)、算出周期は、多少変動する場合がある。
MPU19は、図11(A)に示す処理と並行して、図11(B)に示す処理を実行する。例えばユーザによる電源スイッチ28の押圧により、入力装置1に電源が入力されると、MPU19は、タイマーをONとし(ステップ301)、送信周期のカウントを開始する。
MPU19は、タイマーをONとすると、タイマーが規定値以上であるか否かを判定する(ステップ302)。この規定値は、例えば、84msの時間に対応する値とされる。タイマーが規定値以上である場合、つまり、タイマーがONとなってから、あるいは、タイマーがリセットされてから(ステップ306参照)84msの時間が経過した場合、MPU19は、読み込み禁止フラグにより、速度値の読み込みが禁止されているか否かを判定する(ステップ303)。速度値の読み込みが禁止されていない場合、MPU19は、メモリの特定アドレスから速度値を読み込む(ステップ304)。MPU19は、アンテナを介して、読み込んだ速度値を制御装置40に送信する(ステップ305)。
MPU19は、速度値の情報を送信すると、タイマーをリセットし(ステップ306)、タイマーのリセットから84ms後に再び速度値の情報を送信する(ステップ302〜ステップ305)。ステップ302〜ステップ306のループにより、入力装置1から、84msの規則的な送信周期により速度値の情報が送信される。すなわち、図11(A)の処理では、84msの周期が多少変動する場合があるが、図11(B)の処理では、84msの規則的な周期を維持することができるため、入力装置1は、84msの規則的な周期で速度値の情報を制御装置へ送信することができる。
なお、ステップ303において、速度値の読み込みが禁止されている場合、84msの規則的な送信周期が乱れる可能性も考えられる。しかし、MPU19が算出された速度値をメモリに格納するために必要な時間(図11ステップ204〜ステップ206参照)は、数μs以下であるため、ほとんど問題ないといえる。
図11(A)及び図11(B)に示す処理は、1つのMPU19により実行されてもよいし、2つのMPU19により実行されてもよい。2つのMPU19により実行される場合、特定アドレスの内容の取得には、例えば、SPI(Serial Peripheral Interface)通信が用いられる。
次に、制御装置40の処理について説明する。
図12に示すように、制御装置40のMPU35は、例えば制御装置40に電源が入力されると、第1のタイマー及び第2のタイマーをONとする(ステップ401)。ここで、第1のタイマーは、描画周期をカウントするタイマーであり、第2のタイマーは、速度値の情報が受信されてから次回の速度値の情報が受信されるまでの時間をカウントするタイマーである。
MPU35は、それぞれのタイマーをONとすると、入力装置1から送信された速度値の情報を受信したか否かを判定する(ステップ402)。ここで、上述のように、入力装置1は、84msの規則的な送信周期で速度値の情報を送信しているため、典型的には、制御装置40も84msの規則的な受信周期で速度値の情報を受信する。MPU35は、入力装置1からの速度値の情報を受信した場合(ステップ402のYES)、受信した速度値の情報をメモリに格納する(ステップ403)。このメモリは、MPU35内部の揮発性のメモリであってもよいし、専用のメモリであってもよい。MPU35は、速度値をメモリに格納すると、第2のタイマーをリセットし(ステップ404)、ステップ407に進む。
ステップ402において、速度値の情報を受信しなかった場合(ステップ402のNO)、MPU35は、第2のタイマーが第2の規定値以上であるか否かを判定する(ステップ405)。この第2の規定値は、例えば168msの時間に対応する値とされる。第2の規定値は、168msの時間に対応する値に限られない。例えば、第2の規定値は、送信周期以上の時間に対応する値であれば、168ms以下の時間に対応する値であってよいし、168ms以上の時間に対応する値であってもよい。
第2のタイマーが第2の規定値以上である場合(ステップ405のYES)、速度値をゼロ(0、0)としてメモリに格納する(ステップ406)。MPU35は、速度値(0、0)をメモリに格納すると、第2のタイマーをリセットし(ステップ404)、ステップ407に進む。第2のタイマーが規定値未満である場合(ステップ405のNO)、MPU35は、ステップ407に進む。
ステップ407では、MPU19は、第1のタイマーが第1の規定値以上であるか否かを判定する(ステップ407)。第1の規定値は、例えば、送信周期の1/5の時間である16.7msの時間に対応する値とされる。第1の規定値は、16.7msに対応する値でなくとも構わない。例えば、第1の規定値は、送信周期の1/2の時間に対応する値であってもよいし、送信周期の1/10の時間に対応する値であってもよい。また、第1の規定値は、画像のリフレッシュタイミングと一致するように設定されてもよい。
第1のタイマーが規定値以上である場合、速度値をメモリから読み込む(ステップ408)。MPU35は、以下の式、(1)(2)により、メモリから読み出された速度値を前回の座標値に加算し、新たな座標値(X(t)、Y(t))を生成する(ステップ409)
X(t) =X(t-1)+Vx・・・(1)
Y(t) =Y(t-1)+Vy・・・(2)。
座標値が生成されると、表示制御部42は、生成された座標値に応じた位置にポインタ2が表示されるように、画面3の表示を制御する(ステップ410)。MPU35は、画面の表示を制御すると、第1のタイマーをリセットし(ステップ411)、再びステップ402以降の処理を実行する。
図12に示す処理により、入力装置1からの速度値の情報を受信してから、次の速度値の情報を受信するまでの間、メモリに記憶された速度値に基づいて、16.7msの描画周期でポインタ2の移動が表示される。典型的には、MPU35は、16.7msの周期で、同じ速度値を用いて5回、新たな座標値を生成し、表示制御部42は、生成された座標値にポインタ2が表示されるように画面3の表示を制御する。すなわち、制御装置40は、入力装置1から速度値の情報が受信される受信周期が84msであるのに対して、16.7msの描画周期でポインタの移動を表示することができる。これにより、受信周期が長くなっても、画面3上でポインタを滑らかに移動させることができる(図10(B)参照)。
なお、ステップ405において、第2のタイマーが第2の規定値以上である場合、つまり、前回の速度値の情報が受信されてから次の速度値の情報が受信されるまでの時間が第2の規定値(例えば、168ms)以上である場合、メモリには、速度値がゼロ(0、0)が記憶されている。したがって、前回速度値を受信してから所定時間以上の時間が経過している場合、ステップ408において、速度値(0、0)が読み出される。したがって、速度値の情報が受信されてから所定時間が経過している場合、ポインタの移動を規制することができる。これにより、入力装置1が速度値の情報を送信していないにも拘らず、制御装置40がメモリに記憶された速度値に応じてポインタ2を移動させ続けてしまうことで、ポインタ2が空走してしまうことを防止することができる。
図10、図11及び図12の説明では、算出周期が約84ms、送信周期及び受信周期が84ms、描画周期が16.7msとして説明したが、これらの周期については、言うまでもなく、他の値も取り得る。後述する各実施形態についても同様である。
図13及び図14は、比較例を示す図である。
図13は、算出周期、送信周期、受信周期及び描画周期がそれぞれ84msである場合の一例を示す図である。
図13(A)に示すように、入力装置1は、84msの算出周期で速度値を算出し、84msの送信周期で速度値を送信する。制御装置40は、84msの受信周期で速度値の情報を受信し、84msの描画周期でポインタの移動の表示を制御する。
図13(B)に示すように、84msの周期でポインタ2が描画されると、連続感がなく、操作感が悪い。一方、図11及び図12に示す処理によれば、図10(B)に示したように、連続的にポインタ2の移動を表示することができ、ユーザは、滑らかにポインタ2を移動させることができる。
図14は、算出周期、送信周期、受信周期及び描画周期がそれぞれ16msである場合の一例を示す図である。
図14(A)に示すように、入力装置1は、16msの算出周期で速度値を算出し、16msの送信周期で速度値の情報を送信する。制御装置40は、16msの受信周期で速度値の情報を受信し、16msの描画周期でポインタ2の移動の表示を制御する。
図14(B)に示すように、算出周期、送信周期及び描画周期を16msとした場合、ポインタ2の動きを滑らかにすることができる。しかしながら、算出周期を16msとする場合、高速な処理が可能なMPUを用いなければならないため、コストが増加する。また、送信周期が短くなると、入力装置1からの送信量が増加するため、入力装置1の消費電力が大きくなってしまう。特に、ワイヤレス通信による消費電力は大きいため、送信量の増加は、短時間のバッテリー切れに繋がる。
一方、図11及び図12に示す処理によれば、図10に示したように、送信量を低減させつつ、ポインタ2を滑らかに移動させることができる。したがって、消費電力を適切に低減させつつ、ポインタを滑らかに移動させることができる。また、安価なMPU19を入力装置1に用いることができるため、コストを削減することができる。
次に、制御システム100の動作についての他の実施形態について説明する。
上述のように、入力装置1は、ワイヤレス通信を用いているため、消費電力が大きいという問題がある。ここで、入力装置1により算出された速度値がゼロである場合には、速度値を送信しても、ポインタ2は画面3上では移動しないため、速度値の情報を送信する必要性が小さいと言える。そこで、本実施形態に係る入力装置1は、算出された速度値がゼロ(0、0)の場合、入力装置1からの速度値の情報の送信を規制する。
図15は、本実施形態に係る制御システム100が有する入力装置1の動作を示す図である。図15(A)は、入力装置1が速度値を算出する動作を示すフローチャートであり、図15(B)は、入力装置が速度値の情報を送信する動作を示すフローチャートである。図15(B)は、図11(B)と同様のフローチャートであるため、図15(A)を中心に説明する。なお、制御装置40の処理は、図12に示したフローチャートと同様の処理が実行される。
図15(A)に示すように、MPU19は、センサユニット17から角速度値及び加速度値の信号を取得し、加速度値及び加速度値の信号に基づいて速度値を算出する(ステップ501〜ステップ503)。MPU19は、速度値を算出すると、読み込み禁止フラグを立て(ステップ504)、算出された速度値がゼロ(0、0)であるか否かを判定する(ステップ505)。速度値がゼロでない場合(ステップ505のNO)、MPU19は、メモリの特定アドレスに速度値を格納し(ステップ506)、読み込み禁止フラグを解除する(ステップ507)。
一方で、算出された速度値がゼロである場合(ステップ505のYES)、再びステップ501に戻り、MPU19は、角速度値及び加速度値を取得し、速度値を算出する。例えば、入力装置1がテーブル上に置かれほとんど動いていない場合、あるいは、ユーザが入力装置をほとんど動かしていない場合、入力装置が算出する速度値は、ゼロであるか、あるいはゼロに近い値となる。したがって、入力装置がほとんど動いていない場合、ステップ501〜ステップ505のループを繰り返すため、読み込み禁止フラグが解除されない状態が継続する(ステップ507参照)。
図15(B)に示すように、速度値の送信処理においては、読み込み禁止フラグが立っている場合(ステップ603のNO)、速度値の情報は送信されない(ステップ605参照)。
つまり、図15(A)及び図15(B)に示す処理により、入力装置がほとんど動いておらず、速度値がゼロである場合、入力装置1からの速度値の情報の送信が規制される。これにより、速度値の情報を送信する必要性が小さい場合に、送信が規制されるため、適切に入力装置1の消費電力の低減を図ることができる。
なお、制御装置40は、上述のように、速度値の情報を受信してから所定時間が経過した場合には、メモリに速度値(0、0)が記憶されるため、ポインタ2の空走を防止することができる(図12参照)。
図15では、速度値がゼロ(0、0)である場合に読み込み禁止フラグが解除されない状態が継続する場合について説明した。しかし、これに限られず、速度値がゼロに近い値である場合に速度値の情報の送信を規制してもよい。この場合、図15(A)のステップ505において、速度値(Vx、Vy)が所定の閾値以下であるか否かを判定すればよい。所定の閾値は、ゼロに近い値が設定される。また、判定に用いられる速度値は、典型的には、絶対値が用いられる。
ところで、入力装置1から送信される制御信号には、移動コマンド(速度値の情報を含む信号)以外にも、操作部23が操作されたときに生成される操作コマンドが含まれる。したがって、例えば、ボタン11の押圧が解除され、操作コマンドが生成された場合には、速度値がゼロであっても、制御信号が送信されてもよい。後述の図16に示す処理についても、操作コマンドが生成された場合に、速度値がゼロであっても、制御信号が送信されるような処理を実行してもよい。
次に、制御システム100の他の実施形態について説明する。
図15の説明では、速度値を算出する処理において、速度値がゼロであるか否かを判定し、読み込み禁止フラグが解除されない状態を維持することで、速度値の情報の送信が規制される場合について説明した。一方、本実施形態では、速度値を送信する処理において、速度値がゼロであるか否かを判定し、速度値の情報の送信を規制する。
図16は、本実施形態に係る制御システム100が有する入力装置1の動作を示すフローチャートである。図16(A)は、上述の図11(A)と同様の処理であるため、図11(B)に示す処理を中心に説明する。なお、制御装置40の処理は、図12に示した処理と同様である。
図16(B)に示すように、MPU19は、タイマーをONとすると(ステップ801)、タイマーが規定値(例えば、84ms)以上であるかを判定する(ステップ802)。タイマーが規定値以上である場合、MPU19は、読み込みが禁止されているか否かを判定し(ステップ803)、読み込みが禁止されていない場合、メモリから速度値を読み込む(ステップ804)。
MPU19は、速度値を読み込むと、読み込んだ速度値がゼロであるか否かを判定する(ステップ805)。ステップ805において、速度値(Vx、Vy)が所定の閾値以下であるか否かを判定してもよい。速度値がゼロでない場合、速度値の情報をアンテナ22を介して制御装置40に送信する(ステップ806)。そして、MPU19は、タイマーをリセットし(ステップ807)、再び802以降の処理を繰り返す。
一方で、速度値がゼロである場合(ステップ805のYES)、速度値を送信せず、タイマーをリセットし(ステップ807)再び、ステップ802以降の処理を繰り返す。これにより、入力装置1がほとんど動いておらず、速度値がゼロ(0、0)である場合に、速度値の情報の送信が規制されるため、適切に消費電力を低減することができる。
ここで、ステップ802→ステップ805のYES→ステップ802のループの処理、及びステップ802→ステップ805のNO→ステップ802のループの処理は、84msの規則的な周期により実行される(ステップ802参照)。したがって、入力装置1が動いている場合であっても、入力装置1がほとんど動いていない場合であっても、84msの規則的な周期を維持することができる。
次に、制御装置システムの他の実施形態について説明する。
図17(A)は、制御システム100のタイミングチャートであり、図17(B)は、画面3上で移動するポインタ2を示す図である。
図17(B)に示すように、本実施形態に係る制御システム100が有する制御装置40は、入力装置1から送信される速度値の情報に応じて、曲線的にポインタ2を画面上で移動させることができる。本実施形態では、曲線的にポインタ2を移動させるために、回帰曲線を利用する。
図18は、制御装置40の動作を示すフローチャートである。図18の説明では、図12と異なる点を中心に説明する。なお、入力装置1の動作については、上述の各実施形態と同様である。
MPU35は、第1のタイマー及び第2のタイマーをONとすると(ステップ901)、速度値の情報を受信したか否かを判定する(ステップ902)。速度値(Vxn、Vyn)の情報が受信された場合、MPU35は、受信された速度値をメモリに格納する(ステップ903)。メモリに今回の速度値(Vxn、Vyn)が記憶された場合、3回前にメモリに記憶された速度値(Vxn-3、Vyn-3)を消去するようにしてもよい。このような処理を実現するために、例えば、リングバッファが使用される。
次に、MPU35は、第2のタイマーをリセットし(ステップ904)、今回メモリに記憶した速度値(Vxn、Vyn)、前回記憶した速度値(Vxn-1、Vyn-1)、及び前々回記憶した速度値(Vxn-2、Vyn-2)をメモリから読み込む(ステップ907)。MPU35は、読み込んだ3つの速度値に基づき、2次の回帰曲線の式(3)を求める(ステップ908)。
Y = a0 + a1X + a2X2・・・(3)。
なお、3つの速度値がメモリに記憶される前は、上述の図11と同様の処理が実行される。
MPU35は、2次の回帰曲線を求めると、第1のタイマーが第1の規定値以上であるか否かを判定する(ステップ909)。第1のタイマーが第1の規定値以上である場合、つまり、第1のタイマーがリセット(ステップ912参照)されてから16.7msの時間が経過した場合、MPU35は、2次の回帰曲線に基づき、座標値(X(t)、Y(t))を求める。典型的には、MPU19は、ステップ908において算出された2次の回帰曲線に、第2のタイマーがリセットされてからの時間を代入し、座標値(X(t)、Y(t))を求める。表示制御部42は、求められた座標値に応じて、ポインタ2が移動するように画面3の表示を制御する(ステップ910)。
次に、MPU35は、第1のタイマーをリセットし(ステップ912)、以後、ステップ902以降の処理を繰り返す。
図18に示す処理により、ポインタの移動を曲線的に表示することができるため(図17(B))、さらに滑らかにポインタ2を移動させることができる。
本実施形態では、2次の回帰曲線を利用する場合について説明した。しかし、これに限られず、3次以上の、多次の回帰曲線を利用して、ポインタ2の移動の表示を制御してもよい。あるいは、指数回帰曲線を利用しても構わない。
次に制御システムの動作についてのさらに別の実施形態について説明する。
上述の各実施形態では、算出周期と送信周期とが同様の周期である場合について説明した。本実施形態では、送信周期が算出周期よりも短い。したがって、その点を中心に説明する。
図19(A)は、算出周期、送信周期、受信周期及び描画周期の関係を示すタイミングチャートであり、図19(B)は、画面3上で移動するポインタ2を示す図である。
図19(A)に示すように、入力装置1は、例えば、約84msの周期で速度値を算出する。入力装置1は、算出された速度値の情報を例えば、16.7msの周期で送信する。制御装置40は、16.7msの周期で速度値の情報を受信し、送信された速度値の情報に応じて、例えば、16.7msの周期でポインタ2の動きを描画する。
画面3上では、ポインタ2は、図19(B)に示すような動きとなる。
図20は、本実施形態に係る制御システム100が有する入力装置1の動作を示すフローチャートである。
図20(A)は、入力装置1が速度値を算出する動作を示すフローチャートであり、図20(B)は、入力装置が速度値の情報を送信する動作を示すフローチャートである。この図20(A)は、図11(A)と同様のフローチャートである。図20(B)についても、図11(B)とほぼ同様の処理が実行される。
図20(B)では、ステップ1102において、規定値が16.7msの時間に対応する値とされている点において、図11(B)と異なっている。これにより、例えば、16.7msの周期で、メモリに記憶された速度値が読み出され、アンテナ22を介して、速度値の情報が送信される。なお、上述のように、速度値が算出される周期は、多少変動する場合があるが(図20(A)参照)、20(B)に示す処理により、送信周期を規則的な周期(16.7ms)に維持することができる。
規定値は、算出周期よりも短い時間であれば、16.7msに対応する値でなくとも構わない。例えば、規定値は、算出周期の1/2の時間に対応する時間であってもよいし、算出周期の1/10の時間に対応する値であってもよい。制御装置40は、タイマーにより16.7msの周期でポインタの描画周期をカウントするか、あるいは、速度値の情報が送信されてくるごとにポインタ2の描画を実行すればよい。
図20に示す処理により、入力装置1は、入力装置1が速度値を算出する周期が約84msであるのに対して、16.7msの周期で送信することができる。これにより、例えば、速度値を算出するまでの計算が複雑であること、あるいは、安価なMPU19が用いられること、などの理由により速度値が算出されるまでの時間が長くなっても、画面3上でポインタを滑らかに移動させることができる(図19(B)参照)。
本実施形態においても、上述の図15及び図16に示した処理と同様の処理が実行されてもよい。すなわち、速度値を算出する処理において、速度値がゼロであるか否か、またはゼロに近い値であるか否かを判定し、読み込み禁止フラグが解除されない状態を維持することで、速度値の情報の送信が規制されるようにしてもよい。あるいは、速度値を送信する処理において、速度値がゼロであるか否か、またはゼロに近い値であるか否かを判定し、速度値の情報の送信を規制してもよい。
次に、制御システムの他の実施形態について説明する。
図11や、図20などに示した実施形態では、入力装置1から規則的な周期により速度値の情報が送信される場合について説明した。本実施形態では、入力装置1から速度値の情報が送信される周期が可変に制御される。
ポインタ2の速度値が大きい場合に、画面3上でポインタ2が描画される周期が長いと、人間は、ポインタの動きの滑らかさに関して違和感を覚えやすい。一方で、ポインタ2の速度値が小さい場合に、画面3上でポインタ2が描画される周期が短くても、人間は、ポインタ2の動きの滑らかさに関して違和感を覚えにくい。そこで、本実施形態では、この関係を利用して、速度値が小さい場合に送信周期を長くすることで、入力装置の省電力化を図る。
図21は、本実施形態に係る制御システム100が有する入力装置1の動作を示すフローチャートである。図21(A)では、図11(A)及び図20(A)と同様の処理が実行される。本実施形態では、図21(B)に示す処理が、図11(B)及び図20(B)と異なっている。
図21(B)に示すように、MPU19は、タイマーをONとすると(ステップ1301)、タイマーが規定値以上であるか否かを判定する(ステップ1301)。この規定値は、速度値の大きさに関連する値である。速度値と、規定値(送信周期)の関係についての詳細は、後述する。
タイマーがONとなってから、あるいは、タイマーがリセットされてから(ステップ1307参照)可変に制御された時間が経過した場合、MPU19は、速度値の読み込みが禁止されているか否かを判定する(ステップ1303)。速度値の読み込みが禁止されていない場合、MPU35は、メモリの特定アドレスから速度値を読み込み(ステップ1304)、アンテナ22を介して速度値を送信する(ステップ1305)。
MPU35は、速度値を送信すると、速度値の大きさに応じて新たな規定値を設定する(ステップ1306)。MPU35は、新たな規定値を設定すると、タイマーをリセットし(ステップ1307)、再び、ステップ1302以降の処理を実行する。
ここで、速度値と、送信周期との関係を説明する。図22(A)〜(D)は、それぞれ速度値と送信周期との関係についての一例を示す図である。図22(A)〜(D)に示すように、速度値の絶対値が所定の閾値Th以下である場合、送信周期Tが延長される。
図22(A)は、速度値の絶対値|V|が閾値Th以下であるとき、一段階的に送信周期が延長される場合の一例を示す図である。図22(A)に示すように、速度値の絶対値|V|が所定の閾値以下である場合、送信周期T1(例えば、16.7ms)が送信周期T2(例えば、33.4ms)となり、送信周期が長くなる。送信周期T1及び送信周期T2は、適宜変更可能である。また、所定の閾値Thは、送信周期(描画周期)が長くなることにより、ユーザがポインタ2の移動に関して違和感を覚えない範囲で適宜設定される。これにより、ポインタ2の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置1の消費電力を削減することができる。
図22(B)は、図22(A)に示した所定の閾値Thがゼロまたは、ゼロに近い値とされ、対応値の絶対値が閾値以下であるときの送信周期T2が無限大とされた場合の、対応値と送信周期との関係を示す図である。上述のように、速度値がゼロであるか、または、略ゼロである場合には、速度値の情報を送信しても、ポインタ2は画面3上で移動しないか、ほとんど移動しないため、速度値の情報を送信する必要性が小さい。そこで、図22(B)では、速度値の絶対値がゼロであるか、ゼロに近い範囲のときに、送信周期を無限大として、速度値の送信を規制する。これにより、入力装置1の消費電力を低減することができる。
図22(C)は、速度値の絶対値|V|が閾値以下であるとき、速度値の絶対値が小さくなるに従って、2段階的に送信周期が延長される場合の一例を示す図である。送信周期T1、送信周期T2、及び送信周期T3は、例えば、それぞれ、16.7ms、25ms、33.4msとされる。送信周期T1〜T3は、それぞれ適宜変更可能である。また、所定の閾値Th1、Th2は、送信周期(描画周期)が長くなることにより、ユーザがポインタ2の移動に関して違和感を覚えない範囲で適宜設定される。これにより、ポインタ2の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置1の消費電力を削減することができる。なお、閾値Th1がゼロ、またはゼロに近い値とされ、0〜Th1の範囲での送信周期が無限大とされてもよい。
図22(D)は、速度値の絶対値|V|が閾値以下であるとき、速度値の絶対値が小さくなるに従って、一次関数的に送信周期が延長される場合の一例を示す図である。なお、対応値がゼロ、またはゼロに近い値のときに、送信周期を無限大としてもよい。また、一次関数的に送信周期が延長される場合に限られず、多次関数的、あるいは、指数関数的に送信周期が延長されてもよい。
次に、送信周期が可変とされる場合の、他の実施の形態について説明する。
図28(A)〜(D)は、本実施形態に係る入力装置1の送信周期と速度値との関係を示す図である。図28(A)に示すように、速度値の絶対値|V|が所定の閾値Th以上である場合、速度値の送信周期が延長される。
例えば、ポインタ2の画面3上での移動速度が極端に大きい場合、ポインタ2の動きが描画される周期が長くても、人間は、ポインタの動きの滑らかさに関して違和感を覚えにくい。あるいは、ポインタ2の速度が速すぎて感知することができない。そこで、本実施形態では、この関係を利用して、速度値が所定の閾値Th以上である場合、送信周期が長くなるように制御することで入力装置1の消費電力の削減を図る。
図28(A)は、速度値の絶対値|V|が所定の閾値Th以上であるときに、送信周期が一段階的に延長される場合の一例を示す図である。図28(A)に示すように、速度値の絶対値|V|が所定の閾値以上である場合、送信周期T1(例えば、16.7ms)が送信周期T2(例えば、33.4ms)となり、送信周期が長くなる。ここで、所定の閾値Thは、ユーザがポインタ2の動きの滑らかさに関して違和感を覚えない範囲で適宜設定される。これにより、例えば、ポインタ2の画面上での速度が極端に速い場合に、送信周期Tが長くなるため、ポインタ2の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置の消費電力を削減することができる。
図28(B)は、速度値の絶対値|V|が所定の閾値Th以上であるときに、送信周期が無限大に延長される場合の一例を示す図である。図28(B)に示すように、速度値の絶対値|V|が所定の閾値Th以上である場合、送信周期が無限大とされ、速度値の情報の送信が規制される。これにより、適切に消費電力を低減することができる。
図28(C)は、速度値の絶対値|V|が所定の閾値以上であるときに、速度値の絶対値が大きくなるに従って、2段階的に送信周期が延長される場合の一例を示す図である。送信周期T1、送信周期T2、及び送信周期T3は、それぞれ適宜変更可能である。また、所定の閾値Th1、Th2は、送信周期(描画周期)が長くなることにより、ユーザがポインタ2の移動に関して違和感を覚えない範囲で適宜設定される。これにより、ポインタ2の動きの滑らかさに関してユーザに違和感を与えず、適切に入力装置1の消費電力を削減することができる。なお、速度値の絶対値が閾値Th2以上である場合に、送信周期を無限大としてもよい。
図28(D)は、速度値の絶対値|V|が閾値Th以上であるとき、速度値の絶対値が大きくなるに従って、一次関数的に送信周期が延長される場合の一例を示す図である。なお、一次関数的に送信周期が延長される場合に限られず、多次関数的、あるいは、指数関数的に送信周期が延長されてもよい。
図22(A)〜(D)の内いずれか1つと、図28(A)〜(D)の内いずれか1つとを組み合わせてもよい。図29は、図22(D)と、図28(D)を組み合わせた場合の、速度値の絶対値|V|と送信周期Tとの関係の一例を示す図である。
次に、受信装置40が描画周期を可変とする場合の実施形態について説明する。
上述の図10及び図12の説明では、制御装置40により、16.7msの規則的な描画周期が維持される場合について説明した。本実施形態では、制御装置40により、ポインタ2の動きが描画される周期である描画周期が可変に制御される。つまり、本実施形態では、制御装置40は、入力装置1から送信された速度値の情報を受信し、受信された速度値に応じて、描画周期を可変に制御する。
図31及び図32は、速度値の絶対値|V|と、描画周期Tとの関係を示す図である。図31及び図32は、それぞれ、上述の図22及び図28に対応しており、縦軸の送信周期Tが描画周期Tとされた図である。
図31(A)〜(D)に示すように、制御装置40のMPU35は、速度値の絶対値|V|が所定の閾値Th以下である場合、描画周期を延長するように、描画周期を制御する。つまり、ポインタ2の速度値が小さい場合に、画面3上でポインタ2の動きが描画される周期が短くても、人間は、ポインタ2の動きの滑らかさに関して違和感を覚えにくいため、MPU35は、速度値が所定の閾値以下である場合に、描画周期を延長する。このような処理により、ポインタ2の動きに関してユーザに違和感を与えず、スムーズにポインタ2の動きを描画することができる。
図32(A)〜(D)に示すように、制御装置40のMPU35は、速度値の絶対値|V|が所定の閾値Th以上である場合、描画周期を延長するように、描画周期を制御する。
つまり、ポインタ2の速度が極端に大きい場合に、ポインタ2の動きが描画される周期が長くても、人間は、ポインタの動きの滑らかさに関して違和感を覚えにくいため、MPU35は、速度値の絶対値V|が所定の閾値Th以上である場合、描画周期を延長する。このような処理により、ポインタ2の動きに関してユーザに違和感を与えず、スムーズにポインタ2の動きを描画することができる。
図31(A)〜(D)の内いずれか1つと、図32(A)〜(D)の内いずれか1つとを組み合わせてもよい。
以降では、図9のステップ103や、図11(A)のステップ203などで算出される速度値(Vx、Vy)の算出方法について説明する。図23は、その入力装置1の動作を示すフローチャートである。図24は、この速度値の算出方法の基本的な考え方を説明するための図である。なお、以降の説明では、第1の角速度値ωψ、及び第2の角速度値ωθをそれぞれ、Y軸の周りの角速度値ωψ、X軸周りの角速度値ωθと呼ぶ場合がある。
図24では、入力装置1を例えば左右方向(ヨー方向)へ振って操作するユーザを上から見た図である。図24に示すように、ユーザが自然に入力装置1を操作する場合、手首の回転、肘の回転及び腕の付け根の回転のうち少なくとも1つによって操作する。したがって、入力装置1の動きと、この手首、肘及び腕の付け根の回転とを比較すると、以下に示す1.2.の関係があることが分かる。
1.入力装置1の加速度センサユニット16が配置された部分(以下、先端部)のY軸周りの角速度値ωψは、手首の回転による角速度、肘の回転による角速度、及び腕の付け根の回転による角速度の合成値である。
2.入力装置1の先端部の速度値Vxは、手首、肘、及び腕の付け根の角速度に、それぞれ、手首と先端部との距離、肘と先端部との距離、腕の付け根と先端部との距離を乗じた値の合成値である。
ここで、微小時間での入力装置1の回転運動について、入力装置1は、Y軸に平行であり、時間ごとに位置が変化する中心軸を中心に回転していると考えることができる。この時間ごとに位置が変化する中心軸と、入力装置1の先端部との距離を、Y軸周りの回転半径Rψ(t)とすると、入力装置1の先端部の速度値Vxと、角速度値ωψとの関係は、以下の式(4)で表される。すなわち、速度値Vxは、Y軸周りの角速度値ωψに、中心軸と先端部との距離Rψ(t)を乗じた値となる。なお、本実施の形態では、センサユニット17の回路基板25上に、加速度センサユニット16及び角速度センサユニット15が一体的に配置されている。したがって、回転半径R(t)は中心軸からセンサユニット17までの距離となる。しかし、加速度センサユニット16と角速度センサユニット15とが、筐体10内で離れて配置される場合には、中心軸から加速度センサユニット16までの距離が回転半径R(t)となる。
Vx=Rψ(t)・ωψ・・・(4)。
式(4)に示すように、入力装置1の先端部の速度値と、角速度値との関係は、比例定数をR(t)とした比例関係、つまり、相関関係にある。
上記式(4)を変形して(5)式を得る。
ψ(t)=Vx/ωψ・・・(5)。
式(5)の右辺は、速度のディメンジョンである。この式(5)の右辺に表されている速度値と角速度値とがそれぞれ微分され、加速度、あるいは加速度の時間変化率のディメンジョンとされても相関関係は失われない。同様に、速度値と角速度値とがそれぞれ積分され、変位のディメンジョンとされても相関関係は失われない。
したがって、式(5)の右辺に表されている速度及び角速度をそれぞれ変位、加速度、加速度の時間変化率のディメンジョンとして、以下の式(6)、(7)、(8)が得られる。
ψ(t)=x/ψ・・・(6)
ψ(t)=ax/Δωψ・・・(7)
ψ(t)=Δax/Δ(Δωψ)・・・(8)。
上記式(5)、(6)、(7)、(8)のうち、例えば式(7)に注目すると、加速度値axと、角加速度値Δωψが既知であれば、回転半径Rψ(t)が求められることが分かる。上述のように、第1の加速度センサ161は、ヨー方向の加速度値axを検出し、第1の角速度センサ151は、Y軸の周りの角速度値ωψを検出する。したがって、Y軸周りの角速度値ωψが微分され、Y軸周りの角加速度値Δωψが算出されれば、Y軸周りの回転半径Rψ(t)が求められる。
Y軸周りの回転半径Rψ(t)が既知であれば、この回転半径Rψ(t)に、第1の角速度センサ151によって検出されたY軸の周りの角速度値ωψを乗じることで、入力装置1のX軸方向の速度値Vxが求められる(式(7)参照)。すなわち、ユーザの回転の操作量そのものがX軸方向の線速度値に変換され、ユーザの直感に合致した速度値となる。したがって、ポインタ2の動きが入力装置1の動きに対して自然な動きとなるため、ユーザによる入力装置の操作性が向上する。
この速度値の算出方法については、ユーザが入力装置1を上下方向(ピッチ方向)へ振って操作する場合にも適用することができる。
図23では、式(7)が用いられる例について説明する。入力装置1のMPU19は、角速度センサユニット15からの角速度値(ωψ、ωθ)を微分演算することで、角加速度値(Δωψ、Δωθ)を算出する(ステップ1401)。
MPU19は、加速度センサユニット16からの加速度値(ax、ay)と、角加速度値(Δωψ、Δωθ)とを用いて、式(7)、(9)により、それぞれY軸周り及びX軸周りの回転半径(Rψ(t)、Rθ(t))を算出する(ステップ1402)。
ψ(t)=ax/Δωψ・・・(7)
θ(t)=ay/Δωθ・・・(9)。
回転半径が算出されれば、式(4)、(10)により、速度値(Vx、Vy)が算出される(ステップ1403)。
Vx=Rψ(t)・ωψ・・・(4)
Vy=Rθ(t)・ωθ・・・(10)
このように、ユーザによる入力装置1の回転の操作量そのものがX軸及びY軸方向の線速度値に変換され、ユーザの直感に合致した速度値となる。
また、加速度センサユニット16で検出された加速度値(ax、ay)が、そのまま用いられることにより、計算量が少なくなり、入力装置1の消費電力を減らすことができる。
MPU19は、加速度センサユニット16から所定のクロックごとに(ax、ay)を取得し、例えば、それに同期するように速度値(Vx、Vy)を算出すればよい。あるいは、MPU19は、複数の加速度値(ax、ay)のサンプルごとに、速度値(Vx、Vy)を1回算出してもよい。
次に、図23と同様に、回転半径を利用して速度値(Vx、Vy)を算出する他の実施形態について説明する。図25は、その入力装置1の動作を示すフローチャートである。図25では、上記式(8)が用いられる例について説明する。
入力装置1のMPU19は、加速度センサユニット16からの加速度値(ax、ay)の微分演算を行う。これにより、加速度の時間変化率(Δax、Δay)が算出される(ステップ1501)。同様に、MPU19は、角速度センサユニット15からの角加速度値(ωψ、ωθ)の2階の微分演算を行うことで、角加速度の時間変化率(Δ(Δωψ))、Δ(Δωθ))を算出する(ステップ1502)。
角速度の時間変化率が算出されると、MPU19は、Y軸周りの角加速度の時間変化率の絶対値|Δ(Δωψ)|が、閾値th1を超えるか否かを判定する(ステップ1503)。上記|Δ(Δωψ)|が閾値th1を超える場合には、MPU19は、X軸方向の加速度の時間変化率Δaxを、Y軸周りの角速度の時間変化率Δ(Δωψ)で除することで、Y軸周りの回転半径Rψ(t)を算出する(ステップ1504)。すなわち、X軸方向の加速度の時間変化率Δaxと、Y軸周りの角速度の時間変化率Δ(Δωψ)との比を回転半径Rψ(t)として算出する(式(8))。|Δ(Δωψ)|の閾値th1は適宜設定可能である。
この回転半径Rψ(t)の信号は、例えばローパスフィルタに通される(ステップ1505)。ローパスフィルタで高周波数域のノイズが除去された回転半径Rψ(t)の情報はメモリに記憶される(ステップ1506)。このメモリには、回転半径Rψ(t)の信号が所定のクロックごとに更新して記憶される。
入力装置1のMPU19は、この回転半径Rψ(t)に、Y軸周りの角速度値ωψを乗じることで、X軸方向の速度値Vxを算出する(ステップ1508)。
一方で、MPU19は、上記|Δ(Δωψ)|が、閾値th1以下である場合には、メモリに記憶された回転半径Rψ(t)を読み出す(ステップ1507)。この読み出された回転半径Rψ(t)に、Y軸周りの角速度値ωψを乗じることで、X軸方向の速度値Vxを算出する(ステップ1508)。
上記ステップ1501〜1508の処理が行われる理由として、以下の2つの理由がある。
1つは、上記式(8)の回転半径Rψ(t)を求めて、ユーザの直感に合致した線速度を求めるためである。
2つ目は、この速度値(Vx、Vy)が算出される過程において、重力の影響を除去するためである。入力装置1が基本姿勢から、ロール方向またはピッチ方向に傾いた場合、重力の影響によって、入力装置1の実際の動きとは違った検出信号を出力してしまう。例えば入力装置1がピッチ方向に傾いた場合、加速度センサ162からそれぞれ重力加速度の成分値が出力される。したがって、この重力加速度の各成分値の影響を除去しない場合には、ポインタ2の動きがユーザの感覚にそぐわない動きとなってしまう。
図26は、加速度センサユニット16への重力の影響を説明するための図である。図26は、入力装置1をZ方向で見た図である。
図26(A)では、入力装置1が基本姿勢とされ、静止しているとする。このとき、第1の加速度センサ161の出力は実質的に0であり、第2の加速度センサ162の出力は、重力加速度G分の出力とされている。しかし、例えば図26(B)に示すように、入力装置1がロール方向に傾いた状態では、第1、第2の加速度センサ161、162は、重力加速度Gのそれぞれの傾き成分の加速度値を検出する。
この場合、特に、入力装置1が実際にX軸方向には動いていないにも関わらず、第1の加速度センサ161はX軸方向の加速度を検出することになる。この図26(B)に示す状態は、図26(C)のように入力装置1が基本姿勢にあるときに、加速度センサユニット16が破線の矢印で示すような慣性力Ix、Iyを受けた状態と等価であり、加速度センサユニット16にとって区別が付かない。その結果、加速度センサユニット16は、矢印で示すような左に斜め下方向の加速度が入力装置1に加わったと判断し、入力装置1の実際の動きとは違った検出信号を出力する。しかも、重力加速度Gは常に加速度センサユニット16に作用するため、加速度から速度を求めるための加速度の積分値は増大し、ポインタ2を斜め下方に変位させる量は加速度的に増大してしまう。図26(A)から図26(B)に状態が移行した場合、本来、画面3上のポインタ2が動かないようにすることが、ユーザの直感に合った操作と言える。
図27は、入力装置1がピッチ方向に振られたときにおける重力加速度の影響を説明するための図であり、入力装置1をX方向で見た図である。
例えば、図27(A)に示すような入力装置1の基本姿勢の状態から、図27(B)に示すような、入力装置1がピッチ方向で回転して傾いたとき、入力装置1が基本姿勢にあるときの第2の加速度センサ162が検出する重力加速度Gが減少する。図27(C)に示すように、入力装置1は、上のピッチ方向の慣性力Iと区別が付かない。
そこで、ユーザの操作による入力装置1の移動慣性成分(動きのみ)に着目した加速度値の時間変化率に比べ、その入力装置1の動きにより発生する重力加速度の成分値の時間変化率の方が小さいことを利用する。その重力加速度の成分値の時間変化率は、ユーザの操作による移動慣性成分値の時間変化率の1/10のオーダーである。加速度センサユニット16から出力される値は、その両者が合成された値である、すなわち、加速度センサユニット16から出力される信号は、ユーザの操作による移動慣性成分値の時間変化率に、重力加速度の成分値である低周波成分値が重畳された信号となる。
したがって、ステップ1501では、加速度値が微分演算されることで、加速度の時間変化率が求められ、これにより、重力加速度の成分値の時間変化率が除去される。これにより、入力装置1の傾きによる重力加速度の分力の変化が生じる場合であっても、適切に回転半径を求めることができ、この回転半径から適切な速度値を算出することができる。
なお、上記低周波成分値には、重力加速度の成分値のほか、例えば加速度センサユニット16の温度ドリフト、あるいは、DCオフセット値が含まれる場合もある。
また、本実施の形態では、式(8)が用いられるので、ステップ1502では、角速度値ωψが2階微分され、高周波数域のノイズがその角速度の演算値に乗ってしまう。この|Δ(Δωψ)|が大きい場合問題ないが、小さい場合S/Nが悪化する。S/Nの悪化した|Δ(Δωψ)|が、ステップ1508でのRψ(t)の算出に用いられると、Rψ(t)や速度値Vxの精度が劣化する。
そこで、ステップ1503では、ステップ1502で算出されたY軸周りの角速度の時間変化率Δ(Δωψ)が利用される。Δ(Δωψ)が閾値th1以下の場合、以前にメモリに記憶されたノイズの少ない回転半径Rψ(t)が読み出され(ステップ1507)、読み出された回転半径Rψ(t)がステップ1508における速度値Vxの算出に用いられる。
ステップ1509〜1514では、以上のステップ1503〜1508までの処理と同様に、MPU19は、Y軸方向の速度値Vyを算出する。つまり、MPU19は、X軸周りの角速度の時間変化率の絶対値|Δ(Δωθ)|が、閾値th1を超えるか否かを判定し(ステップ1509)、閾値th1を超える場合には、この角速度の時間変化率を用いてX軸周りの回転半径Rθ(t)を算出する(ステップ1510)。
回転半径Rθ(t)の信号は、ローパスフィルタに通され(ステップ1511)、メモリに記憶される(ステップ1512)。閾値th1以下である場合には、メモリに記憶された回転半径Rθ(t)が読み出され(ステップ1513)、この回転半径Rθ(t)に基いてピッチ方向の速度値Vyが算出される(ステップ1514)。
なお、本実施の形態では、ヨー方向及びピッチ方向の両方向について閾値を同じ値th1としたが、両方向で異なる閾値が用いられてもよい。
ステップ1503において、Δ(Δωψ)に代えて、角加速度値(Δωψ)が閾値に基き判定されてもよい。ステップ1509についても同様に、Δ(Δωθ)に代えて、角加速度値(Δωθ)が閾値に基き判定されてもよい。図25に示したフローチャートでは、回転半径R(t)を算出するために式(8)が用いられたが、式(8)が用いられる場合、角加速度値(Δωψ、Δωθ)が算出されるので、角加速度値(Δωψ、Δωθ)が閾値に基き判定されてもよい。
上記実施の形態では、2軸の加速度センサユニット、2軸の角速度センサユニットについて説明した。しかし、これに限られず、入力装置1は、例えば直交3軸の加速度センサ及び直交3軸の角速度センサの両方を備えていてもよいし、そのうちいずれか一方のみを備えていても、上述の各実施形態において示した処理を実現可能である。あるいは、入力装置1は、1軸の加速度センサ、または、1軸の角速度センサを備えている形態も考えられる。1軸の加速度センサまたは1軸の角速度センサが備えられる場合、典型的には、画面3で表示されるポインタ2のポインティングの対象が1軸上に複数配列されるような画面が考えられる。
あるいは、入力装置1は、加速度センサ、角速度センサの代わりとして、地磁気センサ、またはイメージセンサ等を備えていてもよい。
上記各実施の形態に係る入力装置は、無線で入力情報を制御装置に送信する形態を示したが、有線により入力情報が送信されてもよい。
上記各実施の形態では、入力装置の動きに応じて画面上で動くポインタ2を、矢印の画像として表した。しかし、ポインタ2の画像は矢印に限られず、単純な円形、角形等でもよいし、キャラクタ画像、またはその他の画像であってもよい。
センサユニット17の、角速度センサユニット15及び加速度センサユニット16の検出軸は、上述のX’軸及びY’軸のように必ずしも互いに直交していなくてもよい。その場合、三角関数を用いた計算によって、互いに直交する軸方向に投影されたそれぞれの加速度が得られる。また同様に、三角関数を用いた計算によって、互いに直交する軸の周りのそれぞれの角速度を得ることができる。
上述の各実施形態では、入力装置1の動きをポインタ2の動きに変換して表示させる場合について説明した。しかし、これに限られず、入力装置1の動きを画面3上に表示される画像のスクロール動作、あるいは、ズーム動作に変換して表示させてもよい。
図30は、文字7を含む画像6が画面3上に表示されている様子を示す図である。
まず、スクロールについて説明する。この場合、制御装置40のMPU35は、入力装置1から送信された2つの速度値(Vx、Vy)の情報に応じて、画像6内の文字7がスクロールするように表示を制御する。あるいは、MPU35は、第1の速度値Vx、第2の速度値Vyのうちいずれか一方の速度値に応じて、画像6内の文字7がスクロールするように表示を制御してもよい。
例えば、ユーザが入力装置1をピッチ方向へ振った場合、それに応じて画像6内で上下方向に文字7がスクロールし、ユーザが入力装置1をヨー方向に振った場合、それに応じて、文字7が横方向にスクロールする。入力装置1の操作方向と、文字7がスクロールする方向との関係は、適宜設定されればよい。
次に、ズームについて説明する。この場合、MPU35は、第1の速度値、または第2の速度値のいずれか一方の速度値に応じて画像6内の文字7が拡大、縮小するように画面3上の表示を制御する。例えば、入力装置1が基本姿勢の状態から、ユーザが手首を回転させ、上方へ入力装置1を振ると、画面3上での画像6内の文字7が拡大する。一方で、入力装置1が基本姿勢の状態から、ユーザが入力装置1を下方へ振ると画像内6の文字7が縮小される。入力装置1の操作方向と、拡大、縮小との関係は、適宜設定されればよい。
入力装置1の動きをスクロール動作、ズーム動作に変換する場合においても、上述の各実施形態と同様の処理を実行することで、上述の各実施形態と同様の作用効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る制御システムを示す図である。 本発明の一実施形態に係る入力装置を示す斜視図である。 入力装置の内部の構成を模式的に示す図である。 入力装置の電気的な構成を示すブロック図である。 表示装置に表示される画面の例を示す図である。 ユーザが入力装置を握った様子を示す図である。 入力装置の動かし方及びこれによる画面上のポインタの動きの典型的な例を説明するための図である。 センサユニットを示す斜視図である。 制御システムの動作を示すフローチャートである。 算出周期、送信周期及び描画周期の関係を示すタイミングチャートである。 入力装置の処理を示す図である。 制御装置の処理を示す図である。 比較例を示す図である。 比較例を示す図である。 他の実施の形態に係る制御システムが有する入力装置の動作を示す図である。 さらに別の実施形態に係る制御システムが有する入力装置の動作を示す図である。 さらに別の実施形態に係る制御システムのタイミングチャートである。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 さらに別の実施の形態に係る制御システムのタイミングチャートである。 入力装置1の動作を示すフローチャートである。 さらに別の実施形態に係る制御装置が有する入力装置の動作を示すフローチャートである。 速度値と送信周期との関係についての一例を示す図である。 入力装置の動作を示すフローチャートである。 速度値の算出方法の基本的な考え方を説明するための図である。 入力装置の動作を示すフローチャートである。 加速度センサユニットへの重力の影響を説明するための図である。 入力装置がピッチ方向に振られたときにおける重力加速度の影響を説明するための図である。 送信周期と速度値との関係を示す図である。 送信周期と速度値との関係を示す図である。 文字を含む画像が画面上に表示されている様子を示す図である。 描画周期と速度値との関係を示す図である。 描画周期と速度値との関係を示す図である。
符号の説明
1…入力装置
2…ポインタ
3…画面
6…画像
7…文字
10…筐体
15…角速度センサユニット
16…加速度センサユニット
19、35…MPU
20…水晶発振器
21…送信機
22…アンテナ
23…操作部
40…制御装置
100…制御システム
151…第1の角速度センサ
152…第2の角速度センサ
161…第1の加速度センサ
162…第2の加速度センサ

Claims (29)

  1. 入力装置の動きを検出し、前記動きに応じた検出信号を出力するセンサと、
    所定の算出周期で、前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を算出する算出手段と、
    前記算出周期よりも短い送信周期で、前記対応値を送信する送信手段と
    を具備する入力装置。
  2. 請求項1に記載の入力装置であって、
    前記算出された前記対応値を記憶するメモリと、
    前記対応値が算出されるごとに、前記メモリに記憶された前記対応値を更新する更新手段とをさらに具備し、
    前記送信手段は、前記送信周期で、前記メモリに記憶された対応値を読み込み、前記対応値を送信する
    入力装置。
  3. 請求項1に記載の入力装置であって、
    前記対応値が所定の閾値以下であるか否かを判定する判定手段と、
    前記対応値が前記閾値以下である場合、前記対応値の送信を規制する規制手段と
    をさらに具備する入力装置。
  4. 入力装置の動きを検出し、前記動きに応じた検出信号を出力するセンサと、
    所定の送信周期で、前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する送信手段と、
    前記送信周期を可変に制御する周期制御手段と
    を具備する入力装置。
  5. 請求項4に記載の入力装置であって、
    前記周期制御手段は、前記対応値に応じて前記送信周期を可変に制御する入力装置。
  6. 請求項5に記載の入力装置であって、
    前記対応値が所定の閾値以下であるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以下である場合に、前記送信周期を延長するように前記送信周期を制御する入力装置。
  7. 請求項6に記載の入力装置であって、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以下である場合に、前記対応値が小さくなるに従って、前記送信周期を延長するように前記送信周期を制御する入力装置。
  8. 請求項6に記載の入力装置であって、
    前記判定手段は、前記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下であるか否かを判定し、
    前記周期制御手段は、前記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下である場合に、前記送信周期を無限大とするように前記送信周期を制御する入力装置。
  9. 請求項5に記載の入力装置であって、
    前記対応値が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以上である場合に、前記送信周期を延長するように前記送信周期を制御する入力装置。
  10. 請求項9に記載の入力装置であって、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以上である場合に、前記対応値が大きくなるに従って、前記送信周期を延長するように前記送信周期を制御する入力装置。
  11. 所定の受信周期で、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信する受信手段と、
    前記受信周期よりも短い描画周期で、前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する表示制御手段と
    を具備する制御装置。
  12. 請求項11に記載の制御装置であって、
    前記受信された前記対応値を記憶するメモリと、
    前記対応値が受信されるごとに、前記メモリに記憶された前記対応値を更新する更新手段とをさらに具備し、
    前記表示制御手段は、前記対応値が受信されてから次回の前記対応値が受信されるまで、前記メモリに記憶された前記対応値に応じて、前記描画周期で前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する
    制御装置。
  13. 請求項12に記載の制御装置であって、
    前記メモリに記憶された対応値に基づいて回帰曲線を算出する曲線算出手段をさらに具備し、
    前記表示制御手段は、前記回帰曲線に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する
    制御装置。
  14. 請求項12に記載の制御装置であって、
    前記対応値が受信されてから次回の前記対応値が受信されるまでの時間をカウントするカウント手段と、
    前記時間が所定時間以上であるか否かを判定する時間判定手段とをさらに具備し、
    前記表示制御手段は、前記時間が所定時間以上である場合に、前記画面上で前記画像の動きが停止するように前記画面の表示を制御する
    制御装置。
  15. 画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信する受信手段と、
    所定の描画周期で、前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する表示制御手段と、
    前記描画周期を可変に制御する周期制御手段と
    を具備する制御装置。
  16. 請求項15に記載の制御装置であって、
    前記周期制御手段は、前記対応値に応じて前記描画周期を可変に制御する制御装置。
  17. 請求項16に記載の制御装置であって、
    前記対応値が所定の閾値以下であるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以下である場合に、前記描画周期を延長するように前記送信周期を制御する制御装置。
  18. 請求項17に記載の制御装置であって、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以下である場合に、前記対応値が小さくなるに従って、前記描画周期を延長するように前記描画周期を制御する制御装置。
  19. 請求項17に記載の制御装置であって、
    前記判定手段は、前記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下であるか否かを判定し、
    前記周期制御手段は、前記対応値がゼロ、またはゼロに近い値以下である場合に、前記描画周期を無限大とするように前記描画周期を制御する制御装置。
  20. 請求項16に記載の制御装置であって、
    前記対応値が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以上である場合に、前記描画周期を延長するように前記描画周期を制御する制御装置。
  21. 請求項20に記載の制御装置であって、
    前記周期制御手段は、前記対応値が前記閾値以上である場合に、前記対応値が大きくなるに従って、前記描画周期を延長するように前記描画周期を制御する制御装置。
  22. 入力装置の動きを検出し、前記動きに応じた検出信号を出力するセンサと、
    所定の算出周期で、前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を算出する算出手段と、
    前記算出周期よりも短い送信周期で、前記対応値を送信する送信手段とを有する入力装置と、
    前記送信された前記対応値を受信する受信手段と、
    前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する表示制御手段とを有する制御装置と
    を具備する制御システム。
  23. 入力装置の動きを検出し、前記動きに応じた検出信号を出力するセンサと、
    所定の送信周期で、前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する送信手段と、
    前記送信周期を可変に制御する周期制御手段とを有する入力装置と、
    前記送信された前記対応値を受信する受信手段と、
    前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する表示制御手段とを有する制御装置と
    を具備する制御システム。
  24. 入力装置の動きを検出し、前記動きに応じた検出信号を出力するセンサと、
    前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する送信手段とを有する入力装置と、
    所定の受信周期で、前記送信された前記対応値を受信する受信手段と、
    前記受信周期よりも短い描画周期で、前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する表示制御手段とを有する制御装置と
    を具備する制御システム。
  25. 入力装置の動きを検出し、前記動きに応じた検出信号を出力するセンサと、
    前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信する送信手段とを有する入力装置と、
    前記送信された前記対応値を受信する受信手段と、
    所定の描画周期で、前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する表示制御手段と、
    前記描画周期を可変に制御する周期制御手段とを有する制御装置と
    を具備する制御システム。
  26. 入力装置の動きを検出して前記動きに応じた検出信号を出力し、
    所定の算出周期で、前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を算出し、
    前記算出周期よりも短い送信周期で、前記対応値を送信するように、前記入力装置を制御する
    制御方法。
  27. 入力装置の動きを検出して前記動きに応じた検出信号を出力し、
    所定の送信周期で、前記検出信号に応じた、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を送信し、
    前記送信周期を可変に制御する
    制御方法。
  28. 所定の受信周期で、画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信し、
    前記受信周期よりも短い描画周期で、前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御する
    制御方法。
  29. 画面上に表示される画像の動きに対応する対応値を受信し、
    所定の描画周期で、前記対応値に応じて前記画像の動きを描画するように、前記画面の表示を制御し、
    前記描画周期を可変に制御する
    制御方法。
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