JPH11196479A - 無線リモコン制御システム - Google Patents

無線リモコン制御システム

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Publication number
JPH11196479A
JPH11196479A JP36682197A JP36682197A JPH11196479A JP H11196479 A JPH11196479 A JP H11196479A JP 36682197 A JP36682197 A JP 36682197A JP 36682197 A JP36682197 A JP 36682197A JP H11196479 A JPH11196479 A JP H11196479A
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JP
Japan
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wireless
remote control
receiver
remote controller
controller
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JP36682197A
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English (en)
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Takakazu Sato
隆和 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】寿命が長く、かつ改良を簡単に行なえ、しかも
信頼性が高いこと。 【解決手段】リモコン1として無線ハンディターミナル
を用い、制御対象機器に受信機6を設け、受信機6に対
してリモコン1により無線で情報交換を行なう構成と
し、リモコン1に、無線モデム設定ファイル10a 、およ
び制御信号管理ファイル10b を持たせ、制御対象機器
に、制御信号管理ファイル10c を持たせ、制御対象機器
が制御信号管理ファイル10c を持てない場合には、制御
信号管理ファイル10c を持たせたコントローラ11を受信
機6に接続して、コントローラ11により制御対象機器が
受け取れる出力形式にデータを変換し、リモコン1−受
信機6一制御対象機器、またはリモコン1−受信機6一
コントローラ11−制御対象機器のルートで、テキストに
よる制御指令の受け渡しを行なうワイヤレスインフラを
構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプラント内
で稼働する機器の状態監視、動作方向指示を機器の傍で
行なう情報端末操作装置に係り、特に機器の操作をリモ
コンとして無線ハンディターミナルを用いて行なう無線
リモコン制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば産業用コンピュータに
て、キーボード操作の代わりにリモコンを用いて操作す
る装置を開発しようとした場合、受光ユニット内のCP
Uのソフト開発を行なう必要がある。
【0003】これは、従来のリモコンは、赤外線式のリ
モコンを用いていることから、開発時に赤外線コードの
申請、リモコンが発生する信号を受ける受信装置の開発
が必要なためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、システムを
開発する上で重要な以下の3点、すなわち (1)寿命の長い製品であること (2)改良が簡単に行なえること (3)信頼性重視であること に対して、次のような課題がある。
【0005】(1)は、従来の赤外線式リモコンによっ
ても満足できるが、(2)の顧客の要求やバージョンア
ップによる改良は簡単に行なうことができない。
【0006】その理由の一つは、赤外線リモコンが、信
号線がマトリクス状に張られ、ボタンを押した位置に対
応するコードが発生するハード構成となっており、欲し
い信号点数が増えた場合でも、赤外線リモコン上にある
ボタンの数の点数しかコードを発生することができない
ことである。
【0007】また、もう一つの理由は、新規コード申
請、受光ユニットの変更が容易でないことである。
【0008】一方、(3)では、赤外線故の弱点、すな
わち最大到達距離が7mで短いことと、赤外線の特性が
直進性が強く陰に弱いことが挙げられる。また、最大到
達距離付近では、10%程度の送信ミスが発生する。さ
らに、複雑なシステム構成におけるリモコン操作を行な
う際には、画面によるガイダンス操作機能が必要となる
が、従来の赤外線リモコンの液晶画面は、表示も小さ
く、変更の効かないものであるため、有効性に乏しいも
のとなっている。
【0009】本発明の目的は、寿命が長く、かつ改良を
簡単に行なうことが可能で信頼性の高い無線リモコン制
御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、中央監視制御室に設置され
た大型スクリーンに映し出されるソースの切替え、およ
びソース信号となる中央監視装置、VTR、ITV等の
制御対象機器の操作をリモコンを用いて行なうシステム
において、リモコンとして無線ハンディターミナルを用
いると共に、制御対象機器に受信機を設け、当該受信機
に対して無線ハンディターミナルにより無線で情報交換
を行なう構成とし、無線ハンディターミナルに、制御対
象機器に対応する無線モデムを設定する無線モデム設定
ファイル、および制御対象機器に対する制御信号を管理
する制御信号管理ファイルを持たせ、制御対象機器に、
制御信号管理ファイルを持たせ、制御対象機器が制御信
号管理ファイルを持てない場合には、制御信号管理ファ
イルを持たせたコントローラを受信機に接続して、コン
トローラにより制御対象機器が受け取れる出力形式にデ
ータを変換し、無線ハンディターミナル−受信機一制御
対象機器のルート、または無線ハンディターミナル−受
信機一コントローラ−制御対象機器のルートで、テキス
トによる制御指令の受け渡しを行なうワイヤレスインフ
ラを構築している。
【0011】従って、請求項1の発明の無線リモコン制
御システムにおいては、リモコンとして無線ハンディタ
ーミナルを用いることにより、到達距離が100m〜3
00mに大幅にアップし、離れた場所から、手元で一括
して制御対象機器を操作することができる。
【0012】また、無線ハンディーターミナル、受信
機、コントローラを用いて、テキストによる制御指令の
受け渡しを行なうことにより、登録申請の必要な赤外線
コードとは異なり、テキスト(ソフト)による制御コー
ドを採用するため、本システムを適用するプラント毎に
コードの申請を行なう必要がなく、これによりシステム
固有のハードを製作せずに、基本パターンの転用にて、
各プラントへの適用を簡単に行なうことができる。
【0013】また、請求項2の発明では、上記請求項1
の発明の無線リモコン制御システムにおいて、無線ハン
ディターミナルに、大画面の液晶タッチパネルを付加
し、制御対象機器を操作する際に、当該操作を行なうた
めの機器の操作手順に従った操作条件の画面を大画面の
液晶タッチパネルに順次表示してガイダンス式に操作を
誘導する機能を備えている。
【0014】従って、請求項2の発明の無線リモコン制
御システムにおいては、無線ハンディターミナルに大画
面の液晶タッチパネルを用い、制御対象機器を操作する
際に、ガイダンス式にて操作を誘導することにより、様
々な機器が存在するプラント内の制御対象機器の操作を
効率的に行なえ、かつ誤動作を防止することができる。
【0015】さらに、請求項3の発明では、上記請求項
1または請求項2の発明の無線リモコン制御システムに
おいて、リモコン対制御対象機器が1:Nの構成で片側
あるいは双方向通信に対応可能なように、各制御対象機
器に個別のID番号を持たせ、制御対象機器を操作する
際にそのID番号により操作対象を切り分けする機能を
備えている。
【0016】従って、請求項3の発明の無線リモコン制
御システムにおいては、各制御対象機器に個別のID番
号を持たせ、制御対象機器を操作する際にそのID番号
によって操作対象を切り分けすることにより、システム
においてリモコン対制御機器が1:Nの構成にも対応す
ることができる。
【0017】さらにまた、請求項4の発明では、上記請
求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明の無線リモコ
ン制御システムにおいて、タイマー監視、入力チェッ
ク、回線状態を管理し、同一制御対象機器に対する操作
が連続的に為された場合に、当該操作が電波法上の規格
である特定小電力無線の連続送信時間40秒以内である
かどうかを監視することで当該制約を制御し、エラー発
生時には他の受信機と仮想接続することで現在接続中の
受信機との回線切断を行なう機能を備えている。従っ
て、請求項4の発明の無線リモコン制御システムにおい
ては、タイマー監視、入力チェック、回線状態を管理す
ることで、特定小電力無線の連続送信時間40秒の制約
を巧みに制御することにより、同一制御対象機器のスム
ーズな連続操作、回線切断処理を行なうことができる。
【0018】以上により、寿命が長く、改良を簡単に行
なうことができ、信頼性の高い無線リモコン制御システ
ムを得ることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明の考え方について述
べる。
【0020】システムにリモコン機能を組み込む場合、
すなわち例えば図15に示すように、信号入力部である
リモコン1と、入力信号を受ける受信ユニット2と、産
業用コンピュータ3内部の信号を解析・処理するキーボ
ードコントローラ4とからなるシステムを、赤外線リモ
コンにより構成しようとした場合、受信ユニット2とし
て、例えば図16に示すような赤外線受光回路が必要に
なり、入力されたリモコン1、キーボード5双方の信号
の論理和(OR)をとって、キーボードコントローラ4
に出力する構成が考えられる。
【0021】しかしながら、この図15に示す構成で
は、産業用コンピュータ3が1台のみの専用リモコンと
なってしまう。
【0022】そこで、例えば図17に示すように、リモ
コン1として無線ハンディーターミナルを用いることに
より、前述した赤外線式リモコンでは不可能であった、
リモコン1対受信機(受信部)6が1:Nの構成に対応
できるようにし、産業用コンピュータ3等の受信側にテ
キスト受信能力があるものに対しては、個々に無線ハン
ディーターミナル用の処理ソフトを組み込むことで対応
し、またVTR、ITV、スクリーン等の処理能力がな
いものに対しては、無線ハンディーターミナル用の処理
ソフトを組み込んだコントローラを介して制御すること
により、様々な機器に対応するリモコンを得られるよう
にする。
【0023】また、テキスト(ソフト)による制御コー
ドを採用することにより、登録申請の必要な赤外線コー
ドとは異なり、本システムを適用するプラント毎にコー
ドの申請をする必要がなく、これによりシステム固有の
ハードを製作せずにシステムに最適なリモコンを得られ
るようにする。
【0024】さらに、様々な情報が集まる大型スクリー
ンにおいて適用した場合、従来では操作卓上の操作スイ
ッチによって切替操作を行なっていたが、無線ハンディ
ターミナルに大画面の液晶タッチパネルを用いて、制御
対象機器を操作する際に、ガイダンス式にて操作を誘導
することにより、手元で一括して画面を操作できるのみ
でなく、操作卓から離れた任意の場所で、スクリーンに
接続された制御対象機器までも操作できるようにする。
【0025】さらにまた、操作入力は、大画面の液晶タ
ッチパネルの表示部の液晶画面への画面タッチ、および
付属の入力ボタンで行なうことにより、操作性のよいリ
モコンを得られるようにする。
【0026】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0027】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による無線リモコン制御システムをプラントの中央監
視制御室に適用した場合のシステム構成例を示すブロッ
ク図であり、図15乃至図17と同一要素には同一符号
を付して示している。
【0028】図1において、本システムは、中央監視制
御室に設置された大型スクリーン7に映し出されるソー
スの切替え、EWS8の制御、およびソース信号となる
産業用コンピュータ(中央監視装置)3、VTR(ビデ
オ)・ITV9等の制御対象機器の操作を、リモコン1
を用いて行なうようにしている。
【0029】ここで、リモコン1としては、無線ハンデ
ィターミナルを用いている。
【0030】また、制御対象機器である産業用コンピュ
ータ3、および大型スクリーン7、EWS8、VTR
(ビデオ)・ITV9にそれぞれ対応して受信機6を設
け、これらの受信機6に対して無線ハンディターミナル
を用いたリモコン1により無線で情報交換を行なうよう
にしている。
【0031】一方、無線ハンディターミナルを用いたリ
モコン1には、図2に示すように、上記各制御対象機器
である産業用コンピュータ3、および大型スクリーン
7、EWS8、VTR(ビデオ)・ITV9に対応する
無線モデム1aを設定する無線モデム設定ファイル10
a、およびこれら各制御対象機器に対する制御信号を管
理する制御信号管理ファイル10bを持たせている。
【0032】また、上記各制御対象機器には、制御信号
管理ファイル10cを持たせている。
【0033】さらに、上記制御対象機器が制御信号管理
ファイル10cを持てない場合には、上記制御信号管理
ファイル10cを持たせたスクリーンコントローラ11
を受信機6に接続して、スクリーンコントローラ11に
より当該制御対象機器が受け取れる出力形式にデータを
変換するようにしている。
【0034】以上により、無線ハンディターミナルを用
いたリモコン1−受信機6一制御対象機器のルート、ま
たは無線ハンディターミナルを用いたリモコン1−受信
機6一スクリーンコントローラ11−制御対象機器のル
ートで、テキストによる制御指令の受け渡しを行なうワ
イヤレスインフラを構築している。
【0035】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無線リモコン制御システムの作用について説明する。
【0036】まず、無線ハンディターミナルを用いたリ
モコン1の持つ機能は、大きく2つに分類することがで
きる。一つは、産業用コンピュータ3への直接的な指
令、もう一つは、スクリーンコントローラ11を介して
の大型スクリーン7の切り替え、EWS8、VTR(ビ
デオ)・ITV9の制御である。
【0037】図2に示すように、無線ハンディターミナ
ルを用いたリモコン1には、無線モデムを設定する無線
モデム設定ファイル10aと、各制御対象機器に対する
制御信号を管理する制御信号管理ファイル10bとを持
たせている。
【0038】操作者からの指令は、無線モデム1aを介
して受信機6に伝えられ、接続機器である産業コンピュ
ータ3やスクリーンコントローラ11に伝えられる。無
線ハンディターミナルを用いたリモコン1からの指令
は、産業コンピュータ3、あるいはスクリーンコントロ
ーラ11に取り込まれる。
【0039】この場合、制御管理信号ファイル10cを
自分で持てる産業コンピュータ3の場合には、図17に
示すように、受信機6からキ一ボードコントローラ4に
伝えられる。
【0040】また、制御信号管理ファイル10cを自分
で持てないその他の機器の場合には、スクリーンコント
ローラ11を通して伝えられる。
【0041】すなわち、大型スクリーン7の映像切り替
えを行なうRGBスイッチャーのように、接点入力によ
りソース映像の切り分けを行なう装置に対しては、スク
リーンコントローラ11の接点出力モジュールを用いて
その指令が伝えられ、EWS(エンジニアリングワーク
ステーション)8のように、RS232Cのインターフ
ェースを持つものに対しては、RS232Cの出力処理
モジュールによりその指令が伝えられる。
【0042】上述したように、本実施の形態の無線リモ
コン制御システムでは、リモコン1として無線ハンディ
ターミナルを用いるようにしているので、到達距離が1
00m〜300mに大幅にアップし、離れた場所から、
手元で一括して制御対象機器を操作することが可能とな
る。
【0043】また、無線ハンディーターミナルによるリ
モコン1、受信機6、スクリーンコントローラ11を用
いて、テキストによる制御指令の受け渡しを行なうよう
にしているので、登録申請の必要な赤外線コードとは異
なり、テキスト(ソフト)による制御コードを採用する
ため、本システムを適用するプラント毎にコードの申請
を行なう必要がなく、これによりシステム固有のハード
を製作せずに、基本パターンの転用にて、各プラントへ
の適用を簡単に行なうことが可能となる。
【0044】これにより、寿命が長く、改良を簡単に行
なうことができ、信頼性の高い無線リモコン制御システ
ムを得ることができる。
【0045】(第2の実施の形態)本実施の形態による
無線リモコン制御システムは、図3に外形図を示すよう
に、前記第1の実施の形態における無線ハンディターミ
ナルを用いたリモコン1に、大画面の液晶タッチパネル
12を付加し、制御対象機器を操作する際に、その操作
を行なうための機器の操作手順に従った操作条件の画面
を、大画面の液晶タッチパネル12に順次表示してガイ
ダンス式に操作を誘導する機能を備えた構成としてい
る。
【0046】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無線リモコン制御システムの作用について説明する。
【0047】操作者が、入力部・テンキー13の「電
源」キーをONすると、図4に示すようにメインメニュ
ーが表示され、操作者が「操作A」〜「操作D」の表示
部分をタッチ、あるいはテンキーによる入力にて対応す
る画面へと展開される。
【0048】例えば、「画面切替」画面を選択すると、
図5に示すように、“1.スクリーン番号の入力”、
“2ソース信号の入力”、…、…、…と、必要な入力順
に画面表示される。このように、操作は誘導的に行なわ
れる。
【0049】また、一連の操作の途中で中断したい場合
には、入力部・テンキー13の「取消」キーを入力し、
操作終了時には、「終了」によりメインメニューに戻
る。
【0050】操作入力方法としては、例えば図6に示す
ように、画面エリア内を直接押す、あるいはテンキーに
よる入力方法をとる。
【0051】選択されたボタンエリアの文字は反転し、
選択された番号は、“スクリーン番号1−1”の欄に表
示される。そして、同一箇所を2度押すと、選択は取り
消される。
【0052】さらに、選択範囲にない数値入力を受け付
けないことや、対象以外のボタンを非表示とすること、
また入力が完了しない前に送信実行ボタンの「送信」を
タッチしても受け付けないことで、誤操作による誤動作
を防止できるようにしている。
【0053】上述したように、本実施の形態の無線リモ
コン制御システムでは、無線ハンディターミナルを用い
たリモコン1に大画面の液晶タッチパネル12を用い、
制御対象機器を操作する際に、ガイダンス式にて操作を
誘導するようにしているので、前記第1の実施の形態の
場合と同様の効果が得られるのに加えて、様々な機器が
存在するプラント内の制御対象機器の操作を効率的に行
なえ、かつ誤動作を防止することが可能となる。
【0054】(第3の実施の形態)本実施の形態による
無線リモコン制御システムは、前記第1の実施の形態に
おけるリモコン1対制御対象機器が1:Nの構成で片側
あるいは双方向通信に対応可能なように、各制御対象機
器に個別のID番号を持たせ、制御対象機器を操作する
際にそのID番号により操作対象を切り分けする機能を
備えた構成としている。
【0055】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無線リモコン制御システムの作用について説明する。
【0056】回線接続の際には、図7に示すような着呼
管理を行なっている。すなわち、データ受信の際にはI
Dの確認を行なう。
【0057】伝送制御手順は、図8に示すように、ま
ず、「送信」が実行されると、現在の接続先かどうかの
チェックが行なわれ、新たな接続先であると判断される
と、ハンディターミナルを用いたリモコン1と無線モデ
ム1aとの間のRS232Cのオープンが行なわれ、無
線モデム1aとの接続手順を行なった後に、テキストを
送信する。
【0058】初回テキスト送信時は、モデム間で接続要
求が行なわれる。そして、図7にて説明した着呼管理
は、この接続要求時に行なわれる。開局後40秒間(電
波法上の規格である特定小電力無線の連続送信時間)で
あれば、接続手順は行なわず、そのままテキストを送信
する。通常の伝送は、リモコン1から受信機6への片側
通信であり、受信機6側からの伝送はない。
【0059】しかしながら、回線診断時には、図9に示
すように、回線診断画面にて「送信」がタッチされる
と、その他の処理同様に、ハンディターミナルを用いた
リモコン1と無線モデム1aとの間のRS232Cのオ
ープンが行なわれ、無線モデム1aとの接続手順が行な
われる。この間、処理に時間がかかるため、操作者に不
安を与えないように、画面上に「立上中」が表示され
る。
【0060】また、リモコン1からの回線診断テキスト
に対して、受信機6からACKが返答された場合には
「正常」が、NAKが返答された場合には「異常」が、
タイムアウト発生の場合には「タイムアウト」が、それ
ぞれメッセージ表示される。
【0061】通常の操作では、リモコン1は、図10に
示すように、「送信」タッチ入力によって送信データが
作成され、送信モデムの送信可能状態(CSがON状
態)をチェックしてから、データが送信されている。
【0062】接続機器3,11は、回線診断時以外は、
リモコンキーボード側からの送信データに対して応答を
返さない片側通信である。
【0063】また、制御対象機器側では、データを正常
に受信した時のみ処理が行なわれ、その他はデータが破
棄される。
【0064】さらに、回線診断と同様に、無線機を立ち
上げる処理時には「立上中」が、また特定小電力無線の
制約である休止時間帯には「休止中」が、それぞれ表示
される。
【0065】上述したように、本実施の形態の無線リモ
コン制御システムでは、各制御対象機器に個別のID番
号を持たせ、制御対象機器を操作する際にそのID番号
によって操作対象を切り分けするようにしているので、
前記第1の実施の形態の場合と同様の効果が得られるの
に加えて、システムにおいてリモコン1対制御機器が
1:Nの構成にも対応することが可能となる。
【0066】(第4の実施の形態)本実施の形態による
無線リモコン制御システムは、前記第1の実施の形態に
おいて、タイマー監視、入力チェック、回線状態を管理
し、同一制御対象機器に対する操作が連続的に為された
場合に、その操作が電波法上の規格である特定小電力無
線の連続送信時間40秒以内であるかどうかを監視する
ことでこの制約を制御し、エラー発生時には他の受信機
6と仮想接続することで現在接続中の受信機6との回線
切断を行なう機能を備えた構成としてている。
【0067】次に、以上のように構成した本実施の形態
の無線リモコン制御システムの作用について説明する。
【0068】本実施の形態による無線リモコン制御シス
テムは、出力のボリュームを上げる等の連続的な指令を
必要とする場合、現行では、特定小電力無線を用いてい
ることから、連続送信時間が40秒を越えることはでき
ないという制約がある。このため、タイマー監視、入力
チェック、回線状態等を管理することで、この制約を制
御してスムーズな連続操作を行なう必要がある。
【0069】この場合、連続送信が必要な機能、例えば
図11に示すように、産業コンピュータ3画面上のカー
ソルキー移動を行なう制御が考えられる。このカーソル
キー制御の場合、例えば図12に示すように、操作者
は、スタートとストップのタイミングの入力指令を与え
る。
【0070】リモコン1では、矢印キーが入力される
と、連続して送信を行なうルーチンに入り、常にボタン
の入力のチェックが行なわれる。そして、矢印の方向の
変更の入力が行なわれた場合、40秒以内であれば、連
続送信処理は続行され、「微調整」、「ストップ」、
「決定」等のボタンがタッチされた場合には、送信処理
が中止される。
【0071】一方、産業コンピュータ3側では、図13
に示すように、リモコン1よりカーソルキー移動のデー
タが入力されると、産業コンピュータ3側で一定周期に
て受信をチェックし、受信が無い場合には、前回値デー
タを基にカーソル移動が続けられる。
【0072】この場合、受信確認のチェック周期、移動
させる量は、リモコン1からの送信データ内のコードに
よる。また、リモコン1の送信間隔よりも大きい間隔に
て、データの受け取りを行なうことで、例えば1秒以上
受信が無い場合には、エラーと判断して処理が終了す
る。
【0073】また、エラー発生時の処理は、図14に示
すように、リトライ処理を行なうことによって行なわれ
る。モデム間の通信の際には、送信可能を示す制御線C
SがONの時、送信が行なわれている。そして、リモコ
ン1は、CSのOFF状態が5秒間続いた場合には、相
手モデムが通信不可状態であると判断し、リトライが行
なわれる。
【0074】この場合のリ卜ライとは、一度RS232
Cをクローズしてモデムのリセットを行ない、RS23
2Cをオープンし、仮想のモデムに対して開局を行なう
ことをいう。そして、再度、RS232Cをクローズし
て、仮想のモデムに対して閉局が行なわれる。
【0075】さらに、リモコンキーボード部では、本来
目的とするモデムに対してRS232Cをオープンし
て、開局が行なわれる。これは、無線機の機能上、リモ
コンキーボード側の送信機をリセットし、再度立ち上げ
直しても、相手側受信機6が送信機のリセットされた状
態を検知できないでそのままの接続の状態でいるため、
通信不可となる。送信機は、接続相手を仮に代えること
で、受信機6に接続変更を伝え、受信機6のリセットが
行なわれている。そして、リトライが設定回数を越えた
場合には、異常としてプログラムが終了する。
【0076】上述したように、本実施の形態の無線リモ
コン制御システムでは、タイマー監視、入力チェック、
回線状態を管理することで、特定小電力無線の連続送信
時間40秒の制約を巧みに制御するようにしているの
で、前記第1の実施の形態の場合と同様の効果が得られ
るのに加えて、同一制御対象機器のスムーズな連続操
作、回線切断処理を行なうことが可能となる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線リモ
コン制御システムによれば、従来より用いられてきた赤
外線式のリモコンに代えて、リモコンとして無線ハンデ
ィーターミナルを用いることで、到達距離が100m〜
300mに大幅にアップし、また大画面の液晶タッチパ
ネルを用いることで、お客が要求するシステムに対する
無線リモコン制御システムの実現が可能となる。
【0078】また、従来の赤外線式のリモコンでは必要
であった赤外線コードの申請、受光部の開発等、個々の
プラント毎に行なう開発要素が多く、開発工程や価格の
面で問題点が多かったが、本発明の無線リモコン制御シ
ステムによれば、制御指令はテキストメッセージにて行
ない、また大画面液晶表示によるガイダンス入力方法を
ハンディターミナルのアプリケーションにて行なうこと
で、基本パターンの転用にて、各プラントへの適用が簡
単に行なうことが可能となる。
【0079】さらに、直接テキストの読み込みが不可能
な制御対象機器に対しては、コントローラを介し、各制
御対象機器に合った出力形式にて制御することで、様々
な機器に対するリモコン操作を行なうことが可能とな
る。
【0080】以上により、今まで適用が困難とされてき
た様々な機器が集約している中央監視制御室において
も、一つののリモコンにて、全機器の操作を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線リモコン制御システムをプラ
ントの中央監視制御室に適用した場合の第1の実施の形
態を示す構成図。
【図2】同第1の実施の形態の無線リモコン制御システ
ムにおける機能構成を示す概略図。
【図3】本発明による第2の実施の形態の無線リモコン
制御システムにおけるリモコンの構成例を示す外形図。
【図4】同第2の実施の形態の無線リモコン制御システ
ムにおける電源ON時の初期画面フォーマットの一例を
示す図。
【図5】同第2の実施の形態の無線リモコン制御システ
ムにおける「画面切替」画面のフォーマットの一例を示
す図。
【図6】同第2の実施の形態の無線リモコン制御システ
ムにおける「画面切替」画面の入力の一例を示す図。
【図7】本発明による第3の実施の形態の無線リモコン
制御システムにおける着呼管理の機能を説明するための
概念図。
【図8】同第3の実施の形態の無線リモコン制御システ
ムにおける伝送制御手順を説明するための概略図。
【図9】同第3の実施の形態の無線リモコン制御システ
ムにおける回線診断時の制御動作を示するフロー図。
【図10】同第3の実施の形態の無線リモコン制御シス
テムにおける通常の操作時の伝送処理を示すフロー図。
【図11】本発明による第4の実施の形態の無線リモコ
ン制御システムにおけるカーソル制御時の処理を示す概
略図。
【図12】同第4の実施の形態の無線リモコン制御シス
テムにおけるリモコン側の処理内容を説明するためのフ
ロー図。
【図13】同第4の実施の形態の無線リモコン制御シス
テムにおける産業コンピュータ側の処理内容を説明する
ためのフロー図。
【図14】同第4の実施の形態の無線リモコン制御シス
テムにおけるリトライ処理の際の処理内容を説明するた
めのフロー図。
【図15】産業用コンピュータにリモコンを適用した場
合の一例を示すシステム構成図。
【図16】赤外線受光回路の一例を示す概念図。
【図17】無線ハンディターミナルを用いた場合のシス
テム構成図。
【符号の説明】
1…リモコン、 1a…無線モデム、 2…受信ユニット、 3…産業用コンピュータ、 4…キーボードコントローラ、 5…キーボード、 6…受信機、 7…大型スクリーン、 8…EWS、 9…VTR(ビデオ)・ITV、 10a…無線モデム設定ファイル、 10b…制御信号管理ファイル、 10c…制御信号管理ファイル、 11…スクリーンコントローラ、 12…大画面の液晶タッチパネル、 13…入力部・テンキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 1/034 H04B 1/034 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央監視制御室に設置された大型スクリ
    ーンに映し出されるソースの切替え、およびソース信号
    となる中央監視装置、VTR、ITV等の制御対象機器
    の操作をリモコンを用いて行なうシステムにおいて、 前記リモコンとして無線ハンディターミナルを用いると
    共に、前記制御対象機器に受信機を設け、当該受信機に
    対して前記無線ハンディターミナルにより無線で情報交
    換を行なう構成とし、 前記無線ハンディターミナルに、前記制御対象機器に対
    応する無線モデムを設定する無線モデム設定ファイル、
    および前記制御対象機器に対する制御信号を管理する制
    御信号管理ファイルを持たせ、 前記制御対象機器に、前記制御信号管理ファイルを持た
    せ、 前記制御対象機器が前記制御信号管理ファイルを持てな
    い場合には、前記制御信号管理ファイルを持たせたコン
    トローラを前記受信機に接続して、前記コントローラに
    より前記制御対象機器が受け取れる出力形式にデータを
    変換し、 前記無線ハンディターミナル−受信機一制御対象機器の
    ルート、または前記無線ハンディターミナル−受信機一
    コントローラ−制御対象機器のルートで、テキストによ
    る制御指令の受け渡しを行なうワイヤレスインフラを構
    築したことを特徴とする無線リモコン制御システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の無線リモコン制御
    システムにおいて、 前記無線ハンディターミナルに、大画面の液晶タッチパ
    ネルを付加し、 前記制御対象機器を操作する際に、当該操作を行なうた
    めの機器の操作手順に従った操作条件の画面を前記大画
    面の液晶タッチパネルに順次表示してガイダンス式に操
    作を誘導する機能を備えたことを特徴とする無線リモコ
    ン制御システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の無
    線リモコン制御システムにおいて、 リモコン対制御対象機器が1:Nの構成で片側あるいは
    双方向通信に対応可能なように、前記各制御対象機器に
    個別のID番号を持たせ、前記制御対象機器を操作する
    際にそのID番号により操作対象を切り分けする機能を
    備えたことを特徴とする無線リモコン制御システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の無線リモコン制御システムにおいて、 タイマー監視、入力チェック、回線状態を管理し、同一
    制御対象機器に対する操作が連続的に為された場合に、
    当該操作が電波法上の規格である特定小電力無線の連続
    送信時間40秒以内であるかどうかを監視することで当
    該制約を制御し、エラー発生時には他の受信機と仮想接
    続することで現在接続中の受信機との回線切断を行なう
    機能を備えたことを特徴とする無線リモコン制御システ
    ム。
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