WO2015063896A1 - 電子機器、操作制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

 実施形態の電子機器は、受信部と、分割部と、算出部と、制御部とを備える。受信部は、操作部による操作の移動量を含む操作情報を、一定時間間隔で受信する。分割部は、操作情報を、所定数の分割データに分割し、所定数及び移動量に基づく第2移動量を所定数の分割データに設定する。算出部は、第2移動量に基づいて、ポインタの移動量を算出する。制御部は、ポインタの移動量に基づいてポインタの移動を制御する。

Description

電子機器、操作制御方法及びプログラム
 本発明の実施形態は、電子機器、操作制御方法及びプログラムに関する。
 従来から、コンピュータ技術の向上と共に、プログラムやサービスが様々な電子機器で利用できる傾向にある。
 電子機器において、プログラムやサービスを利用するためには、当該プログラムやサービスに適したユーザインターフェースを提供する必要がある。そこで、ユーザが片手で様々な操作ができるように、ポインタのスティック操作やクリック操作等の各種操作を1つの操作部で実現可能なポインティングデバイスが提案されている。このような従来のポインティングデバイスは、一例として、操作部におけるユーザの操作を示す操作情報を、通信速度が低速度である赤外線通信等の無線通信方式で操作部から電子機器に送信する。そして、電子機器は、ポインティングデバイスから操作情報を受信し、受信した操作情報に基づいてユーザの操作に応じたポインタの移動を実現している。
特開2002-232737号公報
 しかしながら、従来技術においては、通信速度が低速度である通信方式で操作部における操作情報を電子機器に送信することから、電子機器で受信する操作情報のサンプリング数は必然的に少なくなる。このため、電子機器では、少ないサンプリング数の操作情報に基づいてポインタを移動しているため、ポインタのスムーズな移動を実現することが困難である。
 実施形態の電子機器は、受信部と、分割部と、算出部と、制御部とを備える。受信部は、操作部による操作の移動量を含む操作情報を、一定時間間隔で受信する。分割部は、操作情報を、所定数の分割データに分割し、所定数及び移動量に基づく第2移動量を所定数の分割データに設定する。算出部は、第2移動量に基づいて、ポインタの移動量を算出する。制御部は、ポインタの移動量に基づいてポインタの移動を制御する。
図1は、本実施形態にかかるテレビジョン放送表示装置の一例を示す外観斜視図である。 図2は、本実施形態にかかるリモートコントローラの外観正面図である。 図3は、本実施形態にかかるリモートコントローラのカーソルキー近傍の断面図を示した図である。 図4は、本実施形態のテレビジョン放送表示装置の概要構成を示すブロック図である。 図5は、本実施形態のテレビジョン放送表示装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 図6は、本実施形態の操作情報と分割データの一例を示す図である。 図7は、本実施形態の操作情報、分割データ、ポインタ移動量の関係の一例を示す図である。 図8は、本実施形態の操作制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態のリモートコントローラによる操作とテレビジョン放送表示装置上でのカーソルの軌跡の一例を示す図である。
 以下に示す本実施形態は、電子機器を適用したテレビジョン放送表示装置の例について説明する。しかしながら、本実施形態は、電子機器をテレビジョン放送表示装置に制限するものではなく、カーソル操作及びクリック操作に基づく処理を行う電子機器であれば適用可能とする。
 本実施形態のテレビジョン放送表示装置100は、図1に示すように、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、支持部103により支持され正面視で長方形状の外観を有する筐体101と、静止画や動画等の各種情報を表示可能な映像表示パネル102と、を備えている。
 そして、リモートコントローラ150により行われた操作情報は、テレビジョン放送表示装置100に赤外線通信により送信される。これにより、テレビジョン放送表示装置100の映像表示パネル102上に表示されたカーソル111を操作することができる。本実施形態のリモートコントローラ150は、カーソル111のスティック操作や、クリック操作を行うことができる他に、アイコン110等のドラッグ操作、画面のスワイプ操作を行うことができる。なお、赤外線通信は他の通信と比較して通信速度が低速度となっている。
 図2に示されるように、リモートコントローラ150は、テレビジョン放送表示装置100の電源をオン・オフする電源ボタン201と、音声を変化させるボリュームボタン202、203と、戻るボタン204と、ホームボタン205と、メニューボタン206と、スティック211と、を備えている。
 本実施形態のテレビジョン放送表示装置100は、放送波から提供される番組のみならず、インターネット等を介して提供されるプログラムやサービス等を実行可能な、いわゆるスマートテレビとする。そして、ホームボタン205は、スマートテレビのホーム画面に戻る際に利用される。戻るボタン204は1つ前の画面に戻るために利用される。メニューボタン206はメニュー画面を表示する際に利用される。
 そして、スティック211は、テレビジョン放送表示装置100に表示されるメニュー画面から、様々なプログラムやサービスを選択するために用いられる。スティック211は、ボタンとして押下することでクリック操作が可能であると共に、操作領域212の範囲内で上下左右方向(X-Y平面方向)に移動可能とする。本実施形態では、スティック211を上下左右方向(X-Y平面方向)に移動させる操作をスティック操作と称する。本実施形態ではスティック操作により、カーソル111等の移動を実現できる。また、クリック操作を行った状態で、カーソル111等のスティック操作、換言すればドラッグ操作も可能とする。さらに、本実施形態では、ユーザによりスティック211をクリックして、クリックした状態で素早く特定の方向にスティック211を移動させて、スティック211を離すという、いわゆるスワイプ操作も可能となっている。
 図3の断面図に示されるように、スティック211は、スライドノブ301と、リングカバー302と、弾性部材303と、クリック受付ボタン304と、スティック部材305と、を備えている。そして、スライドノブ301が押下された場合に、弾性部材303が押し込まれると共に、面301aがスティック部材305を(Z軸マイナス方向に)押し込むことで、クリック受付ボタン304が押下される。そして、クリック受付ボタン304が押し込まれた場合に、リモートコントローラ150は、クリックビット“on”(オン)を、テレビジョン放送表示装置100に送信する。また、クリック受付ボタン304が押し込まれていない場合に、リモートコントローラ150は、クリックビット“off”(オフ)を、テレビジョン放送表示装置100に送信する。
 また、スライドノブ301は、リングカバー302で遮られるまでの操作領域内に限り、X-Y平面方向に移動可能とする。そして、スライドノブ301がX-Y平面方向に移動した際に、リモートコントローラ150は、(図示しない)リニア型の可変抵抗器を2つ用いて、x軸方向の抵抗値とy軸方向の抵抗値から、x軸方向の位置座標とy軸方向の位置座標とを検出し、x軸方向の位置座標をx軸方向の移動量として、y軸方向の位置座標をy軸方向の移動量として、例えば、100ms等の一定時間間隔でテレビジョン放送表示装置100に送信する。これによりスティック操作を実現できる。
 本実施形態のリモートコントローラ150は、スティック211のx軸方向およびy軸方向の各移動量とクリックビットとを対応付けた操作情報を、上記一定時間間隔で、テレビジョン放送表示装置100に送信する。なお、これ以降、スティック211のx軸方向移動量およびy軸方向の移動量を「操作データ」と称し、操作データとクリックビットとを対応付けてリモートコントローラ150からテレビジョン放送表示装置100に送信されるデータを「操作情報」と称する。
 次に、本実施形態のテレビジョン放送表示装置100について説明する。テレビジョン放送表示装置100は、デジタル放送の放送波を受信し、受信した放送波から取り出した映像信号を用いて番組の映像を表示する据置型の映像表示装置である。
 テレビジョン放送表示装置100は、図4に示すように、アンテナ412、入力端子413、チューナ414および復調器415を有している。アンテナ412は、デジタル放送の放送波を捕らえ、その放送波の放送信号を、入力端子413を介してチューナ414に供給する。
 チューナ414は、入力されたデジタル放送の放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局する。そして、チューナ414から出力された放送信号は復調器415に供給される。復調器415は、放送信号に復調処理を施し、デジタル映像信号および音声信号を復調して、後述するセレクタ416に供給する。
 また、テレビジョン放送表示装置100は入力端子421,423、A/D変換部422、信号処理部424、スピーカ425および映像表示パネル426を有している。
 入力端子421は外部からアナログの映像信号および音声信号が入力され、入力端子423は外部からデジタルの映像信号および音声信号が入力される。A/D変換部422は入力端子421から供給されるアナログの映像信号および音声信号をデジタル信号に変換し、セレクタ416に供給する。
 セレクタ416は、復調器415、A/D変換部422および入力端子423から供給されるデジタルの映像信号及び音声信号から1つを選択して、信号処理部424に供給する。
 信号処理部424は、入力される映像信号について、所定の信号処理やスケーリング処理等を施し、処理後の映像信号を映像表示パネル426に供給する。また、信号処理部424は、入力されたデジタル音声信号に所定の信号処理を施し、アナログ音声信号に変換してスピーカ425に出力する。また、テレビジョン放送表示装置100は、少なくともTSデマルチプレクサおよびMPEGデコーダを有し、MPEGデコーダによってデコードされた後の信号が信号処理部424に入力される。
 さらに、信号処理部424は、映像表示パネル426に表示させるためのOSD(On Screen display)信号も生成している。
 スピーカ425は、信号処理部424から供給される音声信号を入力し、その音声信号を用いて音声を出力する。
 そして、映像表示パネル426は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイから構成される。映像表示パネル426は、信号処理部424から供給される映像信号を用いて映像を表示する。
 さらに、テレビジョン放送表示装置100は制御部427、操作部428、受光部429、HDD(Hard Disk Drive)430、メモリ431、及び通信I/F432を有している。
 制御部427は、テレビジョン放送表示装置100における種々の動作を統括的に制御する。制御部427は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵したマイクロプロセッサであり、操作部428からの操作情報を入力する一方、リモートコントローラ150から送信された操作情報を、受光部429を介して入力し、それらの操作情報にしたがい各部をそれぞれ制御する。本実施形態の受光部429は、リモートコントローラ150からの赤外線を受光する。
 この場合、制御部427は、メモリ431を使用している。メモリ431は、主として、制御部427に内蔵されているCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、CPUに作業エリアを提供するためのRAM(Random Access Memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
 HDD430は、セレクタ416で選択されたデジタルの映像信号及び音声信号を記録する記録手段としての機能を有している。テレビジョン放送表示装置100はHDD430を有するため、セレクタ416で選択されたデジタルの映像信号及び音声信号をHDD430により記録することができる。さらに、テレビジョン放送表示装置100は、HDD430に記録されたデジタルの映像信号及び音声信号を用いて映像および音声を再生することもできる。
 通信I/F432は、公衆ネットワーク450を介して様々な通信装置(例えばサーバ)と接続されており、テレビジョン放送表示装置100で利用可能なプログラムやサービスを受信するほか、様々な情報を送信することができる。
 次に、制御部427の機能的構成について説明する。本実施形態の制御部427は、図5に示すように、第1アプリケーション501と、第2アプリケーション502と、オペレーティングシステム503と、マウスドライバ504と、を実現する。
 マウスドライバ504は、受光部429から受け取った操作情報を、カーソル111等のポインタの移動量(以下、「ポインタ移動量」という。)やクリック操作として、オペレーティングシステム503(以下、「OS503」という。)に受け渡すものである。マウスドライバ504は、図5に示すように、受信部511と、分割部512と、算出部513と、送出部514とを備えている。
 受信部511は、一定時間間隔で受光部429がリモートコントローラ150から受光した操作情報を受信する。ここで、操作情報は、上述のとおり、操作データ(x,y)とクリックビットとから構成され、(x,y,クリックビット)で表される。xは、スティック211のx軸方向の移動量であり、yはスティック211のy軸方向の移動量である。クリックビットは上述したとおり、「on」または「off」が設定される。一定時間間隔は、例えば、100ms等があげられるが、これに限定されるものではない。なお、操作部428から操作情報を受け取るように受信部511を構成してもよい。
 分割部512は、受信部511により一定時間間隔で受信した操作情報を、受信するごとに、所定数nの分割データに分割する。また、分割部512は、所定数nの分割データにおけるx軸方向およびy軸方向の各移動量を示す第2操作データ(x軸方向の第2移動量、y軸方向の第2移動量)を、受信した操作情報に含まれていた操作データ(x軸方向の移動量、y軸方向の移動量)から、所定数と操作データに基づいて算出する。第2操作データは、所定数nの分割データのそれぞれに対して異なっていても、同一でもよい。本実施形態では、分割部512は、操作データを、所定数で除算した値、すなわち操作データを均等に所定数n分割して、操作情報の操作データより小さい値の移動量である第2操作データとして算出し、各分割データに第2操作データを設定している。また、後述するように、一定時間を均等に分割した時間間隔で第2操作データに基づくポインタ移動量がOS503に送出される。言い換えれば、本実施形態では、一定時間ごとの操作情報を、操作データおよび一定時間の均等に分割してサンプリング点を線形補間している。
 また、分割部512は、操作情報に含まれるクリックビットを、各分割データにそのままコピーする。
 図6は、本実施形態の操作情報と分割データの一例を示している。図6の例では、所定数n=4の場合を示している。図6に示すように、受信部511は、一定時間ごとに、X軸方向の移動量(例えばx1、x2…)と、Y軸方向の移動量(例えばy1、y2…)と、クリックビットと、が対応付けられた、スティック211に関する操作情報を受信する。そして、図6に示すように、分割部512が、操作情報601を4個の分割データ602に分割し、各分割データの第2操作データ(第2移動量)を、操作データ(例えば、x1、y1)の1/4として算出し(例えば、x1/4、y1/4)、分割データに設定している。また、図6に示すように、各分割データのクリックビットは、分割のもととなった操作情報のクリックビットがそのままコピーされている。
 図5に戻り、算出部513は、分割部512で算出された第2操作データ(第2移動量)に基づいて、ポインタ移動量を算出する。具体的には、算出部513は、分割データごとに、所定の速度パラメータを第2操作データ(x軸方向の第2移動量、y軸方向の第2移動量)に乗算して、ポインタ移動量(x軸方向のポインタ移動量、y軸方向のポインタ移動量)を算出する。
 送出部514は、分割データごとに、算出部513で算出されたポインタ移動量(x軸方向のポインタ移動量、y軸方向のポインタ移動量)とクリックビットとを対にして、送出するタイミングは、操作情報の受信間隔である一定時間を所定数nで分割した時間間隔である。
 図5に戻り、OS503は、テレビジョン放送表示装置100全体を制御する。OS503は、マウスドライバ504から、ポインタ移動量とクリックビットとを、操作情報の受信間隔である一定時間を所定数nで分割した時間間隔で受け取る。また、OS503は、受け取ったポインタ移動量とクリックビットに応じた処理を行う。さらに、OS503は、必要に応じて、マウスドライバ504から受け取ったポインタ移動量やクリックビットを、第1アプリケーション501や、第2アプリケーション502に受け渡す。OS503は、制御部の一例である。
 第1アプリケーション501、及び第2アプリケーション502は、テレビジョン放送表示装置100がユーザに対してサービスを提供するために、OS503上で実現されるプログラムとする。第1アプリケーション501、及び第2アプリケーション502は、OS503から、ポインタ移動量およびクリックビットを受け取り、当該操作に従って様々な処理を行う。
 このように、本実施形態では、マウスドライバ504で一定時間ごとに受信した操作情報を分割してn個の分割データにし、分割データに対応して、上記一定時間を所定数で分割した時間間隔で、ポインタ移動量(x軸方向のポインタ移動量、y軸方向のポインタ移動量)とクリックビットとを順次OS503することにより、OS503や第1アプリケーション501,第2アプリケーション502でのカーソル111の制御は、操作情報の受信間隔である一定時間より短い間隔で行われることになる。このことは、操作情報のサンプリング数を擬似的にn個に増加されることを意味する。
 図6の例において、例えば、100msごとの操作情報が、4個の分割データに分割され、移動量も分割データごとに分割し、25msごとにポインタ移動量とクリックビットがOS503に送出されるので、サンプリング数が4倍に擬似的に増加したことになる。
 図7は、本実施形態の操作情報、分割データ、ポインタ移動量の関係の一例を示す。図7の例でも所定数n=4としている。図7に示すように、操作情報は4個の分割データに分割され、各分割データの第2操作データは、操作情報の操作データの1/4になっていることがわかる。
 次に、以上のように構成された本実施形態のマウスドライバ504による操作制御処理について図8を用いて説明する。図8の処理は、マウスドライバ504の受信部511が、リモートコントローラ150から一定時間間隔で操作情報を受信するごとに実行される。
 受信部511が操作情報を受信すると、分割部512は、受信した操作情報を所定数であるn個に分割して分割データを生成する(ステップS11)。そして、分割部512は、受信した操作情報に含まれる操作データ(x軸方向の移動量およびy軸方向の移動量)のそれぞれをnで除算し、除算した値をそれぞれ第2操作データ(x軸方向の第2移動量、y軸方向の第2移動量)として、分割データに設定する(ステップS12)。
 次に、分割部512は、操作データに含まれるクリックビットを、n個の分割データのそれぞれにコピーする(ステップS13)。
 次に、算出部513は、分割データごとに、その第2操作データ(x軸方向の第2移動量、y軸方向の第2移動量)に所定の速度パラメータを乗算して、ポインタ移動量(x軸方向のポインタ移動量、y軸方向のポインタ移動量)を算出する(ステップS14)。
 次に、送出部514は、ステップS14で算出されたポインタ移動量とクリックビットとを、一定時間間隔の所定数n分の1の時間間隔で分割データごとに順次OS503に送出する(ステップS15)。これにより、OS503では、受け取ったポインタ移動量とクリックビットに応じて、ポインタを表示制御を行う。
 このように本実施形態では、マウスドライバ504は、リモートコントローラ150から一定時間ごとに受信した操作データを所定数に分割して所定数の分割データにし、操作データも分割データごとに小さい値の第2操作データにして、一定時間を所定数に分割した時間間隔で、分割された第2操作データに基づくポインタ移動量(x軸方向のポインタ移動量、y軸方向のポインタ移動量)とクリックビットをOS503に送信している。このため、操作データのサンプリング数は擬似的に増加されるので、本実施形態によれば、リモートコントローラ150からテレビジョン放送表示装置100への操作データの送信に低速度の赤外線通信を用いる場合においても、カーソル111(ポインタ)のスムーズな移動を実現することができる。
 例えば、図9(a)に示すように、ユーザがリモートコントローラ150のスティック211を操作して、テレビジョン放送表示装置100の映像表示パネル102上でカーソル111をA点からB点へ移動するものとする。リモートコントローラ150は、このようなスティック211の操作による操作データを、赤外線通信により一定時間ごとにテレビジョン放送表示装置100に送信する。このとき、テレビジョン放送表示装置100のマウスドライバ504がこの操作データをそのまま用いると、一定時間毎の少ないサンプリング数(黒丸の点が操作データのサンプリング点)しか操作データを得られないため、OS503により表示されるカーソル111は、図9(a)に示す矢印のような移動を行うことになり、スムーズな移動とはならない。
 これに対し本実施形態では、上述のように、マウスドライバ504が操作データを分割してサンプリング数を擬似的に増加しているので、図9(b)に示すように、映像表示パネル102上でカーソル111はA点からB点までを、図9(a)のサンプリング点(黒丸の点)の距離間隔の1/4の距離間隔で矢印のように移動する。ここで、図9(b)の例では分割する所定数n=4とし、直線上の黒丸の間の区切り線が分割データによるサンプリング点を示している。このため、本実施の形態によれば、カーソル111(ポインタ)のスムーズな移動を実現することができる。
 なお、本実施形態では、分割部512が操作情報を、操作データ(移動量)および一定時間のそれぞれを均等に所定数nに分割してサンプリング点を線形補間により増加させているが、これに限定されるものではない。例えば、操作情報を、操作データ(移動量)および一定時間のそれぞれを互いに異なるように分割してサンプリング点を補間するように分割部512を構成してもよい。このような補間の方法としては例えばべジエ補間等があげられる。
 また、本実施形態のテレビジョン放送表示装置100と、リモートコントローラ150との間の通信が赤外線通信の場合について説明したが、赤外線通信に限定されるものではない。例えば、通信速度が低速度の無線通信を利用した場合にも本実施形態を適用することができる。
 また、本実施形態では、マウスドライバ503で操作データの分割や第2操作データ(第2移動量)の算出、ポインタ移動量の算出を行っていたが、これらの処理の一部またはすべてをOS503で行うように、マウスドライバ504、OS503を構成してもよい。
 また、本実施形態では、リモートコントローラ150においてスティック211がクリックされた場合にクリックビットをonとし、クリックされていない場合にクリックビットをoffとしてクリックビットをテレビジョン放送表示装置100に送信し、テレビジョン放送表示装置100のOS503でクリックビットのon/offによりクリックされているか否かを判断していたが、これに限定されるものではない。例えば、リモートコントローラ150においてスティック211がクリックされた場合にクリックビット(=on)をテレビジョン放送表示装置100に送信し、クリックされていない場合にクリックビットを送信せず、テレビジョン放送表示装置100のOS503でクリックビット受信の有無によりクリックされているか否かを判断するように構成してもよい。
 なお、本実施形態のテレビジョン放送表示装置100で実行される操作制御プログラムは、ROM等のメモリ431に予め組み込まれてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
 本実施形態のテレビジョン放送表示装置100で実行される操作制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成してもよい。
 さらに、本実施形態のテレビジョン放送表示装置100で実行される操作制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることによりコンピュータプログラムプロダクトとして提供するように構成しても良い。また、本実施形態のテレビジョン放送表示装置100で実行される操作制御プログラムをコンピュータプログラムプロダクトとしてインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
 本実施形態のテレビジョン放送表示装置100で実行される操作制御プログラムは、上述したマウスドライバ504の各部(受信部511、分割部512、算出部513、送出部514)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上記ROMのメモリ431から操作制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM等のメモリ431上にロードされ、受信部511、分割部512、算出部513、送出部514が主記憶装置上に生成されるようになっている。
 さらに、ここに記述されたシステムの種々のモジュールは、ソフトウェア・アプリケーション、ハードウェアおよび/またはソフトウェア・モジュール、あるいはサーバのような1台以上のコンピュータ上のコンポーネントとしてインプリメントすることができる。種々のモジュールは、別々に説明されているが、それらは同じ根本的なロジックかコードのうちのいくつかあるいはすべてを共有してもよい。
 本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (5)

  1.  操作部による操作の移動量を含む操作情報を、一定時間間隔で受信する受信部と、
     前記操作情報を、所定数の分割データに分割し、前記所定数及び前記移動量に基づく第2移動量を前記所定数の分割データに設定する分割部と、
     前記第2移動量に基づいて、ポインタの移動量を算出する算出部と、
     前記ポインタの移動量に基づいて前記ポインタの移動を制御する制御部と、
    を備える電子機器。
  2.  前記分割部は、前記移動量を前記所定数で除算することにより、前記第2移動量を算出し、前記所定数の分割データのそれぞれに、前記第2移動量を設定する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3.  前記操作情報は、前記移動量に、前記操作部が押下されている場合に押下の旨を示すクリック情報を対応付けて含み、
     前記分割部は、さらに、前記所定数の分割データのそれぞれに、前記第2移動量に対応付けて、前記クリック情報を設定する、
    請求項1に記載の電子機器。
  4.  操作部による操作の移動量を含む操作情報を、一定時間間隔で受信し、
     前記操作情報を、所定数の分割データに分割し、
     前記所定数及び前記移動量に基づく第2移動量を前記所定数の分割データに設定し、
     前記第2移動量に基づいて、ポインタの移動量を算出し、
     前記ポインタの移動量に基づいて前記ポインタの移動を制御する、
    ことを含む操作制御方法。
  5.  操作部による操作の移動量を含む操作情報を、一定時間間隔で受信し、
     前記操作情報を、所定数の分割データに分割し、
     前記所定数及び前記移動量に基づく第2移動量を前記所定数の分割データに設定し、
     前記第2移動量に基づいて、ポインタの移動量を算出し、
     前記一定時間間隔を前記所定数で分割した時間間隔で、前記ポインタの移動量を、前記ポインタの移動量に基づいてポインタの移動を制御するオペレーティングシステムに送出する、
    ことをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10327477A (ja) * 1997-05-23 1998-12-08 Nec Corp カーソル制御装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
JP2010049558A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sony Corp 入力装置、制御装置、制御システム及び制御方法

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