JP2010048575A - 光学式測距センサおよびそれを搭載した機器 - Google Patents

光学式測距センサおよびそれを搭載した機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサとそれを搭載した機器を提供する。
【解決手段】光を出射する発光素子11と、発光素子11から出射された光を集光して測距対象物10に照射する投光レンズ13と、測距対象物10からの反射光を集光する受光用集光部(14,15)、受光用集光部(14,15)によって集光された反射光を受光する受光素子12と、受光素子12から出力される信号電流から測距対象物10までの距離に対応する出力信号を得る信号処理回路16とを備える。上記受光用集光部(14,15)は、測距対象物10からの反射光を反射する反射面14aを有し、その反射面14aによって、測距対象物10から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、反射光を受光素子12に導く。
【選択図】図1

Description

この発明は、光学式測距センサおよびそれを搭載した機器に関し、詳しくは、光を投光してその反射光を受光することにより測距対象物までの距離を検知する三角測距方式の光学式測距センサおよびその光学式測距センサを搭載した機器に関する。
従来、光学式測距センサとしては、図10に示すように、光を投射してその反射光を受光することにより測距対象物までの距離を検知する三角測距方式のものがある(例えば、特開2003−156328号公報(特許文献1)参照)。この光学式測距センサ100は、図10に示すように、測距対象物に光を投射するための発光素子101と、投射する光を集光する投光用集光手段103と、測距対象物で反射した反射光を集光する受光用集光手段104と、受光用集光手段104によって集光された反射光を受光する受光素子102を備える。
上記発光素子101は、発光ダイオードなどの光源であり、発光素子101から出射された光束は、出射部前方の光路に配設された投光用集光手段103により絞られ、測距対象物に対して投光される。
上記受光素子102は、PSD(Position Sensitive Device:位置検出素子)であり、測距対象物で拡散反射した反射光は、受光面102aの前方に配設された受光用集光手段104により絞られ、受光面102aに導かれる。
上記構成の光学式測距センサ100において、発光素子101から出射された光は、投光用集光手段103を通過して、測距対象物に投光され、測距対象物で拡散反射した一部の光は、受光用集光手段104を通過して絞られた光スポットとして受光面102aに入射する。この入射光が受光面102aに入射する位置は、測距対象物と光学式測距センサ100との距離によって変化する。上記受光素子102の受光面102aに入射する光スポットの入射位置が基準位置から変化すると、この変化量に応じて受光素子102の両端から取り出される信号電流I1とI2が変化する。上記受光素子102から出力される信号電流は、制御部(図示しない)の信号処理回路により、出力信号S1,S2に変換される。
S1=I1/(I1+I2)
S2=(I1−I2)/(I1+I2)
ここで、I1、I2は、
I1=(d+2x)・I0/2d
I2=(d−2x)・I0/2d
ただし、d : PSD(102)の受光面の光スポットの移動範囲
I0: 全光電流(I1+I2)
x : PSD(102)の中心から光スポットの入射位置までの距離
で表される。
また、三角測距の原理となる次式により、
X=(A・f)/L
ただし、A:投光用集光手段103の光軸と受光用集光手段104の光軸との距離(基線長)、
f:受光用集光手段104の焦点距離、
L:測距可能距離
出力信号S1またはS2は次のようになる。
S1=(2x+d)/2d
=[{(A・f/L)−B}/d]+1/2
S2=2x/d
=2{(A・f/L)−B}/d
ただし、Bは受光用集光手段104の光軸からPSD(102)の中心までの距離を表し、Xを受光用集光手段104の光軸からPSD(102)上の光スポットの入射位置までの距離とすると、X=B+xの関係を有する。
図11に上記光学式測距センサ100における測距対象物までの距離に対する出力信号の変化の一例を示している。図11に示すように、光学式測距センサ100の出力信号の変動は、基本的に上記S1またはS2の式に基づき、測距対象物までの距離に反比例する。つまり、基本的には測距対象物までの距離が遠くなるにつれ受光素子102の受光面102a上の光スポットの位置変化が少なくなるため、それに伴い出力の変動も少なくなっていく。一方、測距対象物までの距離が近距離にある場合、反射光の光スポットが受光面から外れていくため、受光する光量が急速に減少し、それに伴いセンサの出力も急速に減少する。一般に、光学式測距センサでは、反射光の光スポットが受光面にある領域、すなわち出力信号が測距対象物までの距離に反比例する領域を測距範囲として使用する。
上記従来の光学式測距センサ100では、以下のような課題があった。
PSD102の中心から光スポットの入射位置までの距離Xは、受光素子の寸法に関係するので、測距範囲Lに関係なくほぼ一定が望ましい。
測距範囲L’がLの4倍の場合、
X=A’・f’/L’=A’・f’/4L
=A・f/L
A’・f’=4A・f
となり、測距センサの光学系、特に受光側の光学系が大きくなり、結果的に測距センサ全体の形状が大きくなるという欠点がある。
特開2003−156328号公報
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサとそれを搭載した機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光学式測距センサは、
光を出射する発光素子と、
上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子から出力される信号電流から測距対象物までの距離に対応する出力信号を得る信号処理回路と
を備え、
上記受光用集光部は、上記測距対象物からの上記反射光を反射する反射面を有し、その反射面によって、上記測距対象物から上記受光素子までの光路を上記発光素子側に屈曲させて、上記反射光を上記受光素子に導くことを特徴とする。
上記構成の光学式測距センサによれば、上記受光用集光部の反射面は、測距対象物からの反射光を反射し、測距対象物から受光素子までの光路を発光素子側に屈曲させて、反射光を受光素子に導くことによって、基線長の方向の寸法を短くすることが可能となり、従来に比べて焦点距離を大きくすることができ、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能となる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、上記受光用集光部は、上記反射面が集光機能を有する。
上記実施形態によれば、測距対象物で拡散反射した反射光は、受光用集光部の集光機能を有する反射面(例えば、オフアキシャル二次曲面(楕円面、双曲面、放物面))によって光路が発光素子側に折り返され、受光素子上に集光される。このように、簡単な構成の受光用集光部で測距対象物から受光素子までの光路を発光素子側に屈曲させて、受光素子の受光面に集光させることができる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、上記受光用集光部は、上記反射面で反射された光を集光する集光レンズを有する。
上記実施形態によれば、測距対象物で拡散反射した反射光は、受光用集光部の反射面により光路が発光素子側に折り返された後、受光用集光部の集光レンズにより集光されて受光素子の受光面に導かれる。このように、簡単な構成の受光用集光部(反射面と集光レンズ)によって、測距対象物から受光素子までの光路を発光素子側に屈曲させて、受光素子の受光面に集光させることができる。また、上記集光レンズに入射する光は事前に反射面で集光されているため、集光レンズの口径および曲率を小さくすることができ、集光レンズの簡略化が可能になる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、上記集光レンズがシリンドリカルレンズである。
上記実施形態によれば、上記集光レンズにシリンドリカルレンズを用いることで、小型化に反することなく、受光用集光部の反射面の集光機能を補うことが可能となる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、
上記受光用集光部は、光路の一部が内部を通る導光体を有し、
上記導光体の表面に集光機能を有する上記反射面が少なくとも1つ形成されている。
上記実施形態によれば、上記受光用集光部の導光体の表面に形成された集光機能を有する反射面によって、測距対象物で拡散反射した反射光は、光路が発光素子側に折り返されて集光され、受光素子の受光面に導かれる。このように、簡単な構成の受光用集光部で測距対象物から受光素子までの光路を発光素子側に屈曲させて、受光素子の受光面に集光させることができる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、上記受光用集光部は、上記導光体の表面に片面レンズが形成されている。
上記実施形態によれば、上記受光用集光部の導光体の表面に形成された集光機能を有する反射面と片面レンズによって、測距対象物で拡散反射した反射光は、光路が発光素子側に折り返されて集光され、受光素子の受光面に導かれる。このように、受光用集光部を導光体表面に集約することができると同時に、焦点距離を大きくすることができ、小型化が可能になる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、上記片面レンズがシリンドリカルレンズである。
上記実施形態によれば、上記片面レンズにシリンドリカルレンズを用いることで、小型化に反することなく、受光用集光部の反射面の集光機能を補うことが可能となる。
また、一実施形態の光学式測距センサでは、上記受光用集光部は、上記測距対象物からの上記反射光を反射する上記反射面を有する平面ミラーと、上記平面ミラーで反射された光を集光する集光レンズとを有する。
上記実施形態によれば、測距対象物で拡散反射した反射光は、受光用集光部の平面ミラーにより光路が発光素子側に折り返された後、受光用集光部の集光レンズにより集光されて受光素子の受光面に導かれる。このように、簡単な構成の受光用集光部で測距対象物から受光素子までの光路を発光素子側に屈曲させて、受光素子の受光面に集光させることができる。
また、この発明の機器では、上記のいずれか1つの光学式測距センサを搭載したことを特徴とする。
上記構成によれば、小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを用いることによって、測距センサの計測に基づく対象物までの距離に従って安定した測距機能を備えた機器を実現できる。
以上より明らかなように、この発明の光学式測距センサによれば、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能である。
また、この発明の機器は、上記光学式測距センサを搭載しているので、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能であり、測距センサの計測に基づく対象物までの距離に従って安定した動作を行うことができる。
以下、この発明の三角測距方式の光学式測距センサを図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。
この第1実施形態の光学式測距センサは、図1に示すように、光を出射する発光素子11と、上記発光素子11から出射された光を集光して測距対象物10に照射する投光用集光部の一例としての投光レンズ13と、上記測距対象物10からの反射光を集光する平面ミラー14と集光レンズ15と、集光レンズ15により集光された反射光を受光する受光素子12と、上記受光素子12から出力される信号電流から測距対象物10までの距離に対応する出力信号を得る信号処理回路16とを備えている。上記平面ミラー14と集光レンズ15で受光用集光部を構成している。
上記発光素子11は、発光ダイオードなどの光源であり、パッケージに収納されている。発光素子11から出射された光は、出射部前方の光路に配設された投光レンズ13により絞られて、測距対象物10に投光される。
上記受光素子12は、PSD(Position Sensitive Device:位置検出素子)であり、発光素子11とは別のパッケージに収納されている。このパッケージには、発光素子11から出力される信号電流を処理する信号処理回路も収納することが可能である。
上記測距対象物10で拡散反射した反射光は、平面ミラー14により光路が発光素子11側に折り返された後、集光レンズ15により集光されて受光素子12の受光面12aに導かれる。
図1において、一点鎖線で示す集光レンズ,受光素子,光路は、従来の光学式測距センサの例である。この第1実施形態では、測距対象物10で拡散反射した反射光の光路を発光素子11側に折り返す構成となっているので、従来例に比べて、明らかに小型の光学式測距センサとなっている。
このように、簡単な構成の受光用集光部(平面ミラー14と集光レンズ15)によって、測距対象物から受光素子までの光路を発光素子側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
〔第2実施形態〕
図2はこの発明の第2実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。この第2実施形態の光学式測距センサは、図1に示す信号処理回路16と同一の回路を備えているが、図2では省略している。
この第2実施形態の光学式測距センサは、図2に示すように、受光用集光部の一例としての曲面ミラー20に集光機能を有する反射面20aを備えている。
この光学式測距センサでは、測距対象物10で拡散反射した反射光は、集光機能を持つ反射面20a(例えば、オフアキシャル二次曲面(楕円面、双曲面、放物面))によって光路が発光素子11側に折り返され、受光素子12上に集光されている。
図3は測距対象物10側(図中矢印Cの方向)から見た配置を示している。図3では、反射面40aで折り返された光のみを示している。
図3に示すように、曲面ミラー20に集光機能を有する反射面20aにより基線長の方向に対して垂直な方向でも反射光は集光される。
このように、簡単な構成の受光用集光部(反射面20aが形成された曲面ミラー20)によって、測距対象物から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
〔第3実施形態〕
図4はこの発明の第3実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。この第3実施形態の光学式測距センサは、図1に示す信号処理回路16と同一の回路を備えているが、図4では省略している。
この第3実施形態の光学式測距センサは、図4に示すように、集光機能を持つ反射面30a,31aを夫々有する2つの曲面ミラー30,31を組み合わせて受光用集光部を構成している。
曲面ミラー30,31の反射面30a,31a2面による集光系により光路が折り返されているため、集光系全体の焦点距離を長くすることができる。
ここで、基線長Aと焦点距離fの積を一定にして比較した場合、曲面ミラー30,31による焦点距離fを大きくすることは基線長Aを小さくすることになるので、より小型化が図れる。
このように、簡単な構成の受光用集光部(曲面ミラー30,31)によって、測距対象物から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
〔第4実施形態〕
図5はこの発明の第4実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。この第4実施形態の光学式測距センサは、図1に示す信号処理回路16と同一の回路を備えているが、図5では省略している。
この第4実施形態の光学式測距センサは、図5に示すように、集光機能を有する反射面40aを有する曲面ミラー40と、この曲面ミラー40の反射面40aで反射された光を集光する集光レンズ41で構成された受光用集光部を備えている。
上記集光レンズ41に入射する光は事前に曲面ミラー40の反射面40aで集光されているため、集光レンズ41の口径および曲率を小さくすることができる。すなわち、集光レンズの簡略化が可能になる。
図6は、図5に示す光学式測距センサにおいて、集光レンズがシリンドリカルレンズ43で構成された他の例を示している(測距対象物10側(図中矢印Cの方向)から見た配置を示す)。図5では、反射面40aで折り返された光のみを示している。
受光素子12上に集光させる光は、基線長の方向に比べて基線長の方向に対して垂直な方向では、より集光性能を簡略化することができる。すなわち、基線長の方向に対して垂直な方向の集光は、曲面ミラー40の反射面40aのみで行い、基線長の方向の集光は、曲面ミラー40の反射面40aとシリンドリカルレンズ43で行っている。
このように、簡単な構成の受光用集光部(曲面ミラー40と集光レンズ41)によって、測距対象物から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
〔第5実施形態〕
図7はこの発明の第5実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。この第5実施形態の光学式測距センサは、図1に示す信号処理回路16と同一の回路を備えているが、図7では省略している。
この第5実施形態の光学式測距センサは、図7に示すように、ガラスまたは透明樹脂で成型された導光体50を備え、その導光体50の表面に金属膜等の高反射率の反射膜51,52が形成されている。この反射膜51,52の導光体50側の反射面51a,52aが集光機能を有する。上記反射面51a,52aが形成された導光体50で受光用集光部を構成している。
この第5実施形態では、反射面を個別に設置する必要がなく、より簡単で正確な設置が可能である。また、導光体の表面に形成される反射面は2面に限定されない。このように、受光用集光部を導光体表面に集約することができると同時に、焦点距離を大きくすることができ、光学式測距センサの小型化が可能になる。
このように、簡単な構成の受光用集光部(反射面51a,52aが形成された導光体50)によって、測距対象物から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
〔第6実施形態〕
図8はこの発明の第6実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。この第6実施形態の光学式測距センサは、図1に示す信号処理回路16と同一の回路を備えているが、図8では省略している。
この第6実施形態の光学式測距センサは、図8に示すように、ガラスまたは透明樹脂で成型された導光体60を備え、その導光体60の表面に金属膜等の高反射率の反射膜61,62が形成されている。この反射膜61,62の導光体60側の反射面61a,62aが集光機能を有する。上記導光体60の反射面61a,62aで反射された光を集光レンズ63で集光する。上記反射面61a,62aが形成された導光体60と集光レンズ63で受光用集光部を構成している。
この第6実施形態では、反射面を個別に設置する必要がなく、より簡単で正確な設置が可能である。また、導光体の表面に形成される反射面は2面に限定されない。このように、集光レンズ63に入射する光は、事前に導光体60の反射面61a,62aで集光されているため、集光レンズの口径および曲率を小さくすることができる。すなわち、集光レンズの簡略化が可能になる。さらに、受光素子12上に集光させる光は、基線長の方向に比べて基線長の方向に対して垂直な方向では、より集光性能を簡略化することができるので、シリンドリカルレンズとすることも可能である。
このように、簡単な構成の受光用集光部(反射面61a,62aが形成された導光体60および集光レンズ63)によって、測距対象物から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
〔第7実施形態〕
図9はこの発明の第7実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。この第7実施形態の光学式測距センサは、図1に示す信号処理回路16と同一の回路を備えているが、図9では省略している。
この第7実施形態の光学式測距センサは、図9に示すように、ガラスまたは透明樹脂で成型された導光体70を備え、その導光体70の表面に金属膜等の高反射率の反射膜71,72が形成されている。この反射膜71,72の導光体70側の反射面71a,72aが集光機能を有する。上記導光体70の表面に、反射面71a,72aで反射された光を集光する片面レンズ73を形成している。上記反射面71a,72aが形成された導光体70と片面レンズ73で受光用集光部を構成している。
この第7実施形態では、受光用集光部を導光体表面に集約することができると同時に、焦点距離を大きくすることができ、測距センサの小型化が可能になる。
したがって、簡単な構成で小型形状で長距離の測距が可能な光学式測距センサを実現することができる。
また、簡単な構成の受光用集光部(反射面71a,72aが形成された導光体70と片面レンズ73)によって、測距対象物から受光素子12までの光路を発光素子11側に屈曲させて、受光素子12の受光面12aに集光させることができる。
この発明の光学式測距センサを搭載した機器の具体例として、温水洗浄便座、ATM(現金自動預け払い機)、自動扉、コンピューター用ディスプレイ等があるが、これらに限定されるものではない。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第7実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図2はこの発明の第2実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図3は上記光学式測距センサの測距対象物側から見た配置を示す図である。 図4はこの発明の第3実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図5はこの発明の第4実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図6はシリンドリカルレンズを用いた光学式測距センサの他の例を示す図である。 図7はこの発明の第5実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図8はこの発明の第6実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図9はこの発明の第7実施形態の三角測距方式の光学式測距センサの基本的な構成を示す図である。 図10は従来の光学式測距センサの構造を示す図である。 図11は従来の光学式測距センサの距離と出力信号との関係を示す図である。
符号の説明
10…測距対象物
11…発光素子
12…受光素子
13…投光レンズ
14…平面ミラー
14a…反射面
15…集光レンズ
16…信号処理回路
20,30,31,40…曲面ミラー
20a,30a,31a,40a…反射面
41…集光レンズ
43…シリンドリカルレンズ
50,60,70…導光体
51,52,61,62,71,72…反射膜
51a,52a,61a,62a,71a,72a…反射面
73…片面レンズ

Claims (9)

  1. 光を出射する発光素子と、
    上記発光素子から出射された光を集光して測距対象物に照射する投光用集光部と、
    上記測距対象物からの反射光を集光する受光用集光部と、
    上記受光用集光部によって集光された上記反射光を受光する受光素子と、
    上記受光素子から出力される信号電流から測距対象物までの距離に対応する出力信号を得る信号処理回路と
    を備え、
    上記受光用集光部は、上記測距対象物からの上記反射光を反射する反射面を有し、その反射面によって、上記測距対象物から上記受光素子までの光路を上記発光素子側に屈曲させて、上記反射光を上記受光素子に導くことを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  2. 請求項1に記載の光学式測距センサにおいて、
    上記受光用集光部は、上記反射面が集光機能を有することを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  3. 請求項1または2に記載の光学式測距センサにおいて、
    上記受光用集光部は、上記反射面で反射された光を集光する集光レンズを有することを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  4. 請求項3に記載の光学式測距センサにおいて、
    上記集光レンズがシリンドリカルレンズであることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の光学式測距センサにおいて、
    上記受光用集光部は、光路の一部が内部を通る導光体を有し、
    上記導光体の表面に集光機能を有する上記反射面が少なくとも1つ形成されていることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  6. 請求項5に記載の光学式測距センサにおいて、
    上記受光用集光部は、上記導光体の表面に片面レンズが形成されていることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  7. 請求項6に記載の光学式測距センサにおいて、
    上記片面レンズがシリンドリカルレンズであることを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  8. 請求項1に記載の光学式測距センサにおいて、
    上記受光用集光部は、上記測距対象物からの上記反射光を反射する上記反射面を有する平面ミラーと、上記平面ミラーで反射された光を集光する集光レンズとを有することを特徴とする三角測距方式の光学式測距センサ。
  9. 請求項1から8までのいずれか1つに記載の光学式測距センサを搭載したことを特徴とする機器。
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