JP2002286414A - 光学変位計 - Google Patents

光学変位計

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JP2002286414A
JP2002286414A JP2001082553A JP2001082553A JP2002286414A JP 2002286414 A JP2002286414 A JP 2002286414A JP 2001082553 A JP2001082553 A JP 2001082553A JP 2001082553 A JP2001082553 A JP 2001082553A JP 2002286414 A JP2002286414 A JP 2002286414A
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linear
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Nobuyuki Baba
信行 馬場
Riyuuji Kurokama
龍司 黒釜
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、コンパクト化が可能で、コス
トダウンが図れ、読取り精度の高い光学変位計を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 被検物107の表面変位をLD(光源)
101からの光束を線状光として被検物107に対して
照射し、その反射光あるいは拡散光をPSD(受光手
段)115に入射させ、光束のPSD115での入射位
置により被検物107の表面変位を読み取る光学変位計
であって、LD101からの発散光束を集光作用に方向
性を有する素子であるシリンドリカルレンズ105に対
して直接導くように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検物の表面変位
を光源からの発散光束を線状光として前記被検物に対し
て照射し、その反射光あるいは拡散光を受光手段に入射
させ、前記光束の前記受光手段での入射位置により前記
被検物の表面変位を読み取る光学変位計に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の光学変位計の一例を示す
構成図である。図において、1は光源としての半導体レ
ーザダイオード(以下、LDという)、3はLD1から
出射したレーザ光を平行光とするコリメータレンズ、5
は集光作用に方向性を有する素子、すなわち、コリメー
タレンズ3で平行光とされた光を一方向に集光し、凹凸
のある被検物上7に線状光として照射するシリンドリカ
ルレンズである。
【0003】被検物7の表面での線状の反射光または拡
散光は、集光レンズ11で集光され、受光手段としての
PSD15に至る。そして、図13に示すように、被検
物7へ照射された線状の光のうち、被検物7の平面部7
aで反射した光はPSD15の受光面15aのA′に至
り、被検物7の凸部7bで反射した光はPSD15の受
光面15aのB′に至り、受光位置が異なる。
【0004】ただし、被検物7へ照射された線状光の長
手方向は、図で紙面垂直方向に一致する。このように、
平面部7aで反射した光と、凸部7bで反射した光とで
は、PSD15からの出力が異なり、平面部7aである
か、凸部7bであるかが判断できる。
【0005】さらに、図14は図13を斜視的にあらわ
した図であるが、図に示すように、PSD15の受光面
15aは、被検物7上の線状光の長手方向に複数個分割
されており、線状光に照射された被検物表面上の変位の
分布が集光レンズ11を介して複数個に分割されたPS
D15の受光面15aにおいて受光位置の分布という形
に置き換えられる。
【0006】PSD15の分割された各受光素子からは
各々独立的に受光位置に応じた電気出力信号が発生する
ように構成されており、各受光素子からの電気出力信号
を検出することで、被検物7の線状光の照射された部分
の分布を検出することができる。
【0007】また、矢印I方向に被検物7を線状光に対
して相対移動すれば、PSD15の各受光信号から発生
する電気出力信号は、経時的に変化するので、各信号の
変化状態から、被検物7の表面の変位分布を2次元的に
検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の光
学変位計において、集光作用に方向性を有する光学素子
であるシリンドリカルレンズ5の結像性能を高めること
で、被検物上の線状光の幅を狭め、被検物の変位読み取
り分解能を高めるために、光源であるLD1と、シリン
ドリカルレンズ5との間に、LD1から出射したレーザ
光を平行光とするコリメータレンズ3が設けられてい
る。
【0009】しかし、この場合、構成部品が多くなり、
コンパクト化が難しく、材料費、組み付け及び調整の工
数の面からコストアップする問題点がある。さらに、コ
リメータレンズ3によってシリンドリカルレンズ5に
は、LD1から出射した光束のうち強度の低い周辺光も
投射されるため、上記線状光の長手方向の光量分布の一
様性が損なわれるこの結果、被検物7で反射した線状光
は、分割されたPSD15上において、光量の不均一性
が発生し、PSD15の各受光素子からの出力信号にオ
フセットが発生し、被検物17の表面変位を性格に検出
できなくなる等の問題点がある。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の課題は、構成が簡単で、コンパクト化
が可能で、コストダウンも図れる光学変位計を提供する
ことにある。
【0011】第2の課題は、被検物上の線状光の幅を狭
めて被検物上の表面の変位読み取り分解能を高めた上、
線状光の長手方向の光量分布の一様性を高めることで、
変位読み取り信号の信頼性が向上する光学変位計を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、被検物の表面変位を光源からの発散
光束を集光作用に方向性を有する光学素子を介して線状
光として前記被検物に対して照射し、その反射光あるい
は拡散光を受光手段に入射させ、前記光束の前記受光手
段での入射位置により前記被検物の表面変位を読み取る
光学変位計であって、前記光源からの発散光束を前記集
光作用に方向性を有する光学素子に対して直接導くこと
を特徴とする光学変位計である。
【0013】最初に、図15を用いて従来の光学変位計
の光学系を説明する。図15(a)において、PP′は
被検物上における長さlの線状光、集光作用に方向性を
有する光学素子としてのシリンドリカルレンズCyl〜
PP′間の実線は、シリンドリカルレンズCylの集光
作用のない方向における最外線を示し、破線はシリンド
リカルレンズCylの集光作用のある方向における最外
線を示している。
【0014】コリメータレンズColでコリメートされ
た光はシリンドリカルレンズCylで線状光PP′に集
光されるがシリンドリカルレンズCylに入射する光束
の範囲は線状光PP′の長さlの径を有する。
【0015】一方、図16(a)は請求項1記載の発明
の原理を示している。図15(a)と同様に、長さlの
線状光PP′を形成するが、途中コリメータレンズCo
lを介しておらず、シリンドリカルレンズClyに入射
する光束の範囲は長さlの径より小さくなっている。
【0016】図15(a)では、図16(a)に比べ、
シリンドリカルレンズCylに入射する光の径が大きい
が、光源LDとシリンドリカルレンズCylの間にコリ
メータレンズColを介しているためシリンドリカルレ
ンズで発生する収差は小さく、線状光PP′の幅は十分
に小さい。
【0017】しかし、図16(a)において、線状光P
P′の長さlに使用される光束は、シリンドリカルレン
ズCylの中心付近を通過するため、シリンドリカルレ
ンズCylで発生する収差は小さく、線状光PP′の幅
は十分に小さい。
【0018】このように、図16(a)では、コリメー
タレンズColを用いなくとも図15(a)の場合と同
様に充分幅の小さい線状光PP′を得ることができる。
さらに、図15(b)図16(b)はそれぞれ図15
(a)図16(a)の線状光PP′の長手方向の光量分
布を示している。
【0019】これらの図が示すように、コリメータレン
ズColがない場合、長さlの線状光PP′に用いられ
る光束は光源LDから発せられた光束のうち中心付近の
みであるため、線状光PP′の光量分布はコリメータレ
ンズColがある場合に比べて一様性が高いものとな
る。
【0020】このように、前記光源からの発散光束を前
記集光作用に方向性を有する光学素子に対して直接導く
ことにより、構成が簡単で、コンパクト化が可能で、コ
ストダウンも図れ、さらに、被検物上の線状光の幅を狭
めて被検物上の表面の変位読み取り分解能を高めた上、
線状光の長手方向の光量分布の一様性を高めることで、
変位読み取り信号の信頼性が向上する。
【0021】尚、上記構成で、光源としては、半導体レ
ーザ、LED、蛍光管等があるが限定するものではな
い。ここで、請求項1記載の発明の前記集光作用に方向
性を有する素子としては、請求項2記載の発明のよう
に、シリンドリカルレンズ、曲面ミラー、回折格子、ホ
ログラム、GRINレンズがある。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記光源と前記集光方向に方向性
を有する光学素子との間、前記集光方向に方向性を有す
る光学素子と前記被検物との間のいずれかに、前記線状
光の長手方向と直交する方向の光束の開きを制限する開
口絞りを設けたことを特徴とする光学変位計である。
【0023】前記光源と前記集光方向に方向性を有する
光学素子との間、前記集光方向に方向性を有する光学素
子と前記被検物との間のいずれかに、前記線状光の長手
方向と直交する方向の光束の開きを制限する開口絞りを
設けたことにより、集光方向に方向性を有する光学素子
で発生する前記線状光の幅方向の光学フレアを押さえる
ことができ、前記線状光の幅が充分に小さくなり、被検
物の変位読取り分解能が向上する。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明の前記光源が、半導体レーザであ
り、該半導体レーザから出射した楕円ビームの長軸方向
を前記線状光の長手方向と略一致させたことを特徴とす
る光学変位計である。
【0025】図18に示すように、半導体レーザLDの
出射光は、その光軸に対する垂直断面内において、光量
の分布が短軸AA′、長軸BB′であらわされる楕円状
となっている。
【0026】図17(a)に示すように、線状光PP′
の長手方向と光源である半導体レーザLDの出射楕円光
の長軸BB′とを略一致させることで、線状光PP′の
長手方向の光量分布の均一性が向上する。
【0027】この結果、図14に示される分割されるP
SD15aの分割された方向に対する光量の均一性が良
好なものとなり、各分割受光素子で発生する光量の不均
一性により電気オフセットが小さくなる。
【0028】このため各分割受光素子出力信号は、被検
物7表面の変位分布を性格に反映するもするとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。 (1)第1の実施の形態例 第1の実施の形態例を説明する構成図である図1に示す
ように、101は光源としてのLD、105は集光作用
に方向性を有する素子、すなわち、LD101から出射
した拡散光を一方向に集光し、凹凸のある被検物107
上に線状光として照射するシリンドリカルレンズであ
る。
【0030】被検物107の表面での反射光または拡散
光は、集光レンズ101で集光され、受光手段としての
PSD115に至る。そして、従来例で説明したよう
に、被検物107へ照射された線状の光のうち、被検物
107の平面部107aで反射した光と、被検物7の凸
部7bで反射した光とのPSD115での入射位置が異
なることを用いて、被検物107の表面変位を検出す
る。
【0031】上記構成によれば、光源であるLD101
からの発散光束を集光作用に方向性を有する素子である
シリンドリカルレンズ105に直接導くことにより、構
成が簡単で、コンパクト化が可能で、コストダウンも図
れる。
【0032】さらに、被検物7上の線状光の幅を狭めて
被検物7上の表面の変位読み取り分解能を高めた上、線
状光の長手方向の光量分布の一様性を高めることで、変
位読み取り信号の信頼性が向上する。
【0033】(2)第2の実施の形態例 第2の実施の形態例を説明する構成図である図2を用い
て説明する。尚、第1の実施の形態例を示す図1と同一
部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0034】図において、LD101とシリンドリカル
レンズ105との間には、線状光の長手方向と直交する
方向の光束の開きを制限する開口絞り131が設けられ
ている。
【0035】このような開口絞り131を設けたことに
より、線状光の幅方向に発生する光学フレアが抑えら
れ、線状光の幅が十分狭いものとなり、被検物107表
面の変位読取り分解能が向上する。
【0036】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例では、シリンドリカ
ルレンズ105の前、即ち、開口絞り131をLD10
1とシリンドリカルレンズ105との間に設けたが、図
3に示すように、シリンドリカルレンズ105の後、即
ち、シリンドリカルレンズ105と被検物107との間
に開口絞り131′を設けてもよい。
【0037】(3)第3の実施の形態例 上記実施の形態例では、集光作用に方向性を有する素子
としてシリンドリカルレンズを用いた例で説明したが、
他の素子でも可能である。
【0038】第3の実施の形態例を説明する構成図であ
る図4を用いて説明する。尚、第1の実施の形態例を示
す図1と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明
は省略する。
【0039】図において、LD101と被検物107と
の間には、集光作用に方向性を有する素子として回折格
子205が設けられている。上記構成によれば、光源で
あるLD101からの発散光束を集光作用に方向性を有
する素子である回折格子205に直接導くことにより、
構成が簡単で、コンパクト化が可能で、コストダウンも
図れる。
【0040】さらに、被検物7上の線状光の幅を狭めて
被検物7上の表面の変位読み取り分解能を高めた上、線
状光の長手方向の光量分布の一様性を高めることで、変
位読み取り信号の信頼性が向上する。
【0041】更に、シリンドリカルレンズ105は一方
向のみに集光作用を有するのに対し、回折格子205は
二方向の集光作用を有するので、線状光の幅と長さとを
任意に形成できる。
【0042】尚、回折格子を用いる第3の実施例には、
以下のような変形例も可能である。図5に示すように、
LD101からの光束を集光作用に方向性のある素子と
して回折格子205が設けられている。さらに、この回
折格子205により、光束の進行方向が変向され、被検
物107へ照射される。
【0043】また、被検物107とPSD115との間
には、被検物107の表面での反射光または拡散光を集
光し、PSD115方向へ導く回折格子207が設けら
れている。
【0044】このような構成においても、第1の実施の
形態例と同様な効果を得ることができる。さらに、回折
格子205,207を適宜選択することにより、出射光
を任意の方向へ導くことができ、光学系の自由度が向上
し、装置をコンパクトにできる。
【0045】(4)第4の実施の形態例 集光作用に方向性を有する素子として、第1及び第2の
実施の形態例では、シリンドリカルレンズ、第3の実施
の形態例では回折格子を用いたが、さらに他の素子でも
可能である。
【0046】第4の実施の形態例を説明する構成図であ
る図6を用いて説明する。尚、第1の実施の形態例を示
す図1と同一部分には、同一符号を付し、重複する説明
は省略する。
【0047】図において、LD101と被検物107と
の間には、集光作用に方向性を有する素子として曲面ミ
ラー305が設けられている。また、被検物107とP
SD115との間には、被検物107の表面での反射光
または拡散光を集光し、PSD115方向へ導く曲面ミ
ラー307が設けられている。
【0048】このような構成においても、第1の実施の
形態例と同様な効果を得ることができる。さらに、曲面
ミラー305,307は、シリンドリカルレンズ、集光
レンズ、回折格子より安価であるので、装置のコストダ
ウンを図ることができる。
【0049】(5)第5の実施の形態例 第5の実施の形態例を説明する構成図である図7を用い
て説明する。尚、第1の実施の形態例を示す図1と同一
部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0050】図において、透明体401の一方の端面に
は、透明体401の他方の端面方向へ光束を出射するL
D101が設けられ、透明体401の他方の端面には、
集光方向に方向性を有するシリンドリカルレンズ部40
3が透明体401と一体的に形成されている。
【0051】透明体401と被検物107との間には、
透明体401のシリンドリカルレンズ部403から出射
した光束を被検物107へ案内するミラー405が設け
られている。
【0052】さらに、集光レンズ111と被検物107
との間には、被検物107の表面での反射光または拡散
光を集光レンズ111へ案内するミラー407が設けら
れている。
【0053】このような構成においても、第1の実施の
形態例と同様な効果を得ることができる。さらに、透明
体401にシリンドリカルレンズ部403を形成し、透
明体401にLD101を設けることにより、装置のコ
ンパクト化及び組み付け工数の低減が図れる。
【0054】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。図8に示すように、透明体411の一
方の端面に集光レンズ部413を透明体411と一体的
に形成し、透明体411の他方の端面にPSD115を
設けるようにしてもよい。
【0055】このような構成によれば、透明体411に
集光レンズ部413を形成し、透明体411にPSD1
15を設けることにより、さらに、装置のコンパクト化
及び組み付け工数の低減が図れる。
【0056】(6)第6の実施の形態例 第6の実施の形態例を説明する構成図である図9を用い
て説明する。尚、第1の実施の形態例を示す図1と同一
部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0057】図において、LD101及びシリンドリカ
ルレンズ105からなる照射系と、集光レンズ111及
びPSD115からなる受光系とが平行に設けられてい
る。そして2枚のミラー501,503を設け、ミラー
501にてシリンドリカルレンズ105からの線状光を
反射して被検物107へ案内し、ミラー503にて被検
物107の表面での反射光または拡散光を反射して集光
レンズ111へ案内するようにした。
【0058】上記構成によれば、装置のコンパクト化を
図ることができる。尚、本発明は、上記実施の形態例に
限定するものではない。上記実施の形態例で、ミラー5
01及びミラー503の代わりに回折格子を用いてもよ
い。
【0059】さらに、図10に示すように、ミラー50
1及びミラー503と同じ反射面511,513を有す
る反射体515を用いてもよい。 (7)第7の実施の形態例 第7の実施の形態例を説明する構成図である図11を用
いて説明する。尚、第1の実施の形態例を示す図1と同
一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0060】図において、透明体601には、透明体内
部に向かって光束を出射するLD101が設けられる第
1の面603と、LD101から出射された光束を反射
して線状光とし、被検物107と対向する第2の面60
5から出射させるシリンドリカル曲面607と、第2の
面605を介して入射した被検物107の表面での反射
光または拡散光を反射して、第3の面609に設けられ
たPSD115へ集光させる集光曲面611とが設けら
れている。
【0061】尚、本実施の形態例では、シリンドリカル
曲面607及び集光曲面611は、アルミ等の蒸着によ
り形成した。上記構成によれば、装置のコンパクト化を
図ることができる。
【0062】尚、本発明は上記実施の形態例に限定する
ものではない。上記実施の形態例において、シリンドリ
カル曲面607及び集光曲面611の代わりに、平面状
の回折格子面であってもよい。
【0063】尚、第1〜第7の実施の形態例において
も、光源はLDに限定するものではないが、光源をLD
とし、LDから出射される楕円ビームの長軸方向が被検
物上の線状光の長手方向に略一致するように光学配置を
行えば、線状光の長手方向の光量分布の一様性が高ま
る。
【0064】このため、分割されたPSDの受光部に結
像される線状光の光量分布の一様性が良好となり、PS
Dの各受光部において発生する変位出力信号は、線状光
の長手方向の光量分布の不均一性による電気オフセット
が小さく、良好なものとなる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び請求項
2記載の発明によれば、前記光源からの発散光束を前記
集光作用に方向性を有する光学素子に対して直接導くこ
とにより、構成が簡単で、コンパクト化が可能で、コス
トダウンも図れ、さらに、被検物上の線状光の幅を狭め
て被検物上の表面の変位読み取り分解能を高めた上、線
状光の長手方向の光量分布の一様性を高めることで、変
位読み取り信号の信頼性が向上する。
【0066】請求項3記載の発明によれば、前記光源と
前記集光方向に方向性を有する光学素子との間、前記集
光方向に方向性を有する光学素子と前記被検物との間の
いずれかに、前記線状光の長手方向と直交する方向の光
束の開きを制限する開口絞りを設けたことにより、集光
方向に方向性を有する光学素子で発生する前記線状光の
幅方向の光学フレアを押さえることができ、前記線状光
の幅が充分に小さくなり、被検物の変位読取り分解能が
向上する。
【0067】請求項4記載の発明によれば、前記光源
は、半導体レーザであり、該半導体レーザから出射した
楕円ビームの長軸方向を前記線状光の長手方向と略一致
させたことにより、線状光PP′の長手方向の光量分布
の均一性が向上する。
【0068】この結果、受光手段で発生する光量の不均
一性により電気オフセットが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例を説明する構成図である。
【図2】第2の実施の形態例を説明する構成図である。
【図3】第2の実施の形態例の変形例を説明する構成図
である。
【図4】第3の実施の形態例を説明する構成図である。
【図5】第3の実施の形態例の変形例を説明する構成図
である。
【図6】第4の実施の形態例を説明する構成図である。
【図7】第5の実施の形態例を説明する構成図である。
【図8】第5の実施の形態例の変形例を説明する構成図
である。
【図9】第6の実施の形態例を説明する構成図である。
【図10】第6の実施の形態例の変形例を説明する構成
図である。
【図11】第7の実施の形態例を説明する構成図であ
る。
【図12】従来の光学変位計の一例を示す構成図であ
る。
【図13】図12に示す光学変位計の原理を説明する図
である。
【図14】図13を斜視的にあらわした図である。
【図15】従来の光学変位計の要部を示す図である。
【図16】請求項1記載の発明の原理図である。
【図17】請求項4記載の発明の効果を説明する図であ
る。
【図18】請求項4記載の発明の効果を説明する図であ
る。
【符号の説明】
101 LD(光源) 105 シリンドリカルレンズ 107 被検物 115 PSD(受光手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA24 AA52 BB05 DD02 FF02 FF09 GG03 GG06 GG07 HH05 HH12 JJ03 JJ08 JJ16 LL08 LL10 LL19 LL30 LL42 LL51 UU01 UU03 2F112 AA06 BA10 BA11 CA13 DA06 DA09 DA11 DA32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検物の表面変位を光源からの発散光束
    を集光作用に方向性を有する光学素子を介して線状光と
    して前記被検物に対して照射し、その反射光あるいは拡
    散光を受光手段に入射させ、前記光束の前記受光手段で
    の入射位置により前記被検物の表面変位を読み取る光学
    変位計であって、 前記光源からの発散光束を前記集光作用に方向性を有す
    る光学素子に対して直接導くことを特徴とする光学変位
    計。
  2. 【請求項2】 前記集光作用に方向性を有する素子は、
    シリンドリカルレンズ、曲面ミラー、回折格子、ホログ
    ラム、GRINレンズ、のうちのいずれかであることを
    特徴とする請求項1記載の光学変位計。
  3. 【請求項3】 前記光源と前記集光方向に方向性を有す
    る光学素子との間、前記集光方向に方向性を有する光学
    素子と前記被検物との間のいずれかに、前記線状光の長
    手方向と直交する方向の光束の開きを制限する開口絞り
    を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の光学
    変位計。
  4. 【請求項4】 前記光源は、半導体レーザであり、 該半導体レーザから出射した楕円ビームの長軸方向を前
    記線状光の長手方向と略一致させたことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の光学変位計。
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