JP3548092B2 - 液体検出装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下方向に延びた透明又は半透明な配管の内部で、液体のレベルが所定の基準水位に達しているか否かを検出する液体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液体を貯蔵したタンクには、タンク内の液体のレベルを外部から見えるようにするために、タンクに連通した透明な配管を上下方向に延ばして備える。そして、この配管内の液体レベルが、所定の基準水位に達しているか否かを検出するために、液体検出装置が用いられる。
【0003】
この種の液体検出装置の従来の一例として、図11〜図13には、実開昭55−112223号公報に掲載されたものが示されており、このものは、配管4を間に挟んで投光器1と受光器2とを対向状態に備える。投光器1は、図12に示すように、投光素子11から出射した光を投光用凸レンズ12を介して平行光にし、さらにスリット61を通して配管4に照射する。一方、受光器2は、前記スリット61に対向した遮蔽板62の後方に、受光用凸レンズ22及び受光素子21を備える。そして、液体5が所定レベルに達して投受光器1,2間に液体5が有ると、図12(a)に示すように、投光器1から出射された平行光が、液体5のレンズ効果によって遮蔽板62へと集光され、その後方の受光用凸レンズ22及び受光素子21には光が受光されなくなる。一方、液体5が投受光器1,2間から無くなると、図12(b)に示すように、光は集光されず、受光用凸レンズ22を介して受光素子21に受光され、その受光素子21の出力信号に基づき、液体5が検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図12に示すように、配管4は横割り面で見ると湾曲した形状をなし、液体が満たされたときにレンズ効果を奏する。また、配管の直径が異なる場合にはそれぞれレンズ効果による焦点距離が異なることがわかる。即ち、具体的には、図14(A)に示すように、例えば、直径d1=φ4mmの配管で液体が満たされている場合において、その屈折率を1.35とすると、その焦点距離はa1=3.9mmでその主点は−2mmである。一方、例えば、直径d2=φ10mmの配管ではその焦点距離はa2=9.6である。これらより、d1+a1<d2だから、直径d1=φ4mmと直径d2=φ10mmの配管では、投受光の位置関係を調整する必要がある。
つまり、平行光を配管に入射させると下図の様に液体の無い場合に比較して液体の有る場合の受光信号が大きくなる位置(範囲a,範囲A)に受光部を設置するとき、小さい直径の場合と大きい直径の場合でその位置が異なり、その都度受光位置を変更しなければならないというわずらわしさが生じる。
そして、投受光の位置関係を調整しないで使用できる条件は
d1+a1>d2 および d1+a1<d2+a2 である。
この条件を満たし、d2−d1をできるだけ大きくするためには投光の光は発散させるのが好ましい。また、投光部は管の接近した位置から放射させるのがよい。図15(B)において、液の無い場合に比較して液の有る場合に受光信号が大きく得られる範囲a,Aは、図15(A)に比べて図15(B)の方が広く、調整が容易であり、異なる直径の配管にも調整を要せず容易に取り付けることができる。
【0005】
一方、図11に示すように、配管4は縦割り面で見ると湾曲形状をなさず、レンズ効果を奏しない。従って、投光器1から出射される光は、配管4の縦割り面で見たときには、平行光であっても、単に2つの凸レンズ12,22の光軸を合わせるだけでよいので、光軸調整が困難ではない。ところが、仮に、配管4の縦割り面で見て放射光を配管4に与えると、例えば液体に気泡が生じたときに、その気泡の射影が受光器2側に広い範囲に亘り、受光強度を下げ、液体があるにも関わらず液体がないとの誤差検出を行う原因になり得る。或いは、配管内に液体が無いにもかかわらず、配管内に水滴が付着している場合には、水滴が凸レンズ効果を奏し、受光器2側に広い範囲に亘り受光強度を上げ、液体が無いにもかかわらず、液他があると誤検出を行う原因にもなりうる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、径の異なる配管に取り付けることができ、光軸調整が容易でかつ液体内に異物があっても、誤検出を行わない液体検出装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
<請求項1の発明>
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る液体検出装置は、上下方向に延びかつ内部で液体のレベルが推移する透明又は半透明な配管を間に挟んで配置された投光部及び受光部と、受光部が受けた光の受光量に応じた受光信号と所定の基準値との大小関係を判別する比較部とを備え、その比較部による判別結果に基づき、投光部及び受光部の間の液体の有無を検出する液体検出装置において、投光部と配管との間には、投光用レンズが設けられ、その投光用レンズは、発光部から出射された光を、配管の縦割り面で見たときには、平行光にする一方、配管の横割り面で見たときには、放射光にするとともに、受光部と配管との間には、受光用レンズが設けられ、その受光用レンズは、配管の縦割り面で見たときには、投光用レンズから出射された平行光を受光部に集光するように構成されたところに特徴を有する。
【0008】
この構成によれば、投光部からの光は、投光用レンズによって、配管の横割り面で見たときには、放射光とされる。そして、配管内に液体があるときには、そのレンズ効果によって、光が集光されて、受光部の受光強度が大きくなる一方、液体がないときには、レンズ効果を奏さず、放射光のまま受光部が受光して、受光強度が小さくなる。そして、これら受光強度の相違によって、液体の有無を検出することができる。このとき、投受光部に対して配管の大きさが異なっても液体の有無によって受光強度は相違する。したがって配管の大きさが異なるものにも光軸調整や投受光部の位置関係を調整しなくても液体の検出を行うことができ、従来のものよりも用途が拡大し、配管サイズのばらつきを気にする必要も無い。しかも、投受光部からの光は投光用レンズによって、配管の縦割り面で見たときには、平行光とされるから、液体内に異物があっても、その異物の射影が受光部側に広い範囲に亘ることがなくなり、受光強度への影響を抑えることができる。これにより、液体内の異物による誤検出を防ぐことができる。
【0009】
なお、具体的に、投光用レンズは、上下左右前後にそれぞれ一対ずつの対向面を有した6面体で構成され、それら6面のうち配管に対面する投光用レンズの前端面は、前記配管の縦割り面で見ると、配管に向かって中央部分が突出した凸面構造をなし、前記配管の横割り面で見ると、配管に向かって中央部分が窪んだ凹面構造又は平坦になった平面構造をなした構成にすることで、その投光用レンズが、発光部から出射された光を、配管の縦割り面で見たときに、平行光にし、配管の横割り面で見たときに、放射光にすることができる。
【0012】
なお、上記請求項1の発明において、前記比較部には、前記液体が有るときの受光強度に対応した第1基準値と、前記受光部が出力した受光信号との大小関係を判別する第1比較部と、前記液体が無いときの受光強度に対応した第2基準値と前記受光信号との大小関係を判別する第2比較部とが備えられ、前記第1及び第2の比較部による判別結果に基づき、前記受光信号が前記第2基準値を下回ったときには、異常を検出し、前記受光信号が前記第2基準値を上回りかつ前記第1基準値を下回ったときには、前記液体が無いことを検出し、さらに、前記受光信号が前記第1基準値を上回ったときには、前記液体が有ることを検出する判別手段を備えた構成してもよい。これにより、液体の有無以外に、液体検出装置の異常をも検出することができるようになり、液体検出の正確性が増す。
【0016】
液体検出装置は、配管31の途中部分に取り付けられるセンサヘッド部40(図1参照)と、配管31とは離して配置された電気回路部70(図7参照)とを、一対の光ファイバー55,56(図3参照)で連絡してなる。
【0017】
電気回路部70には、図示しない投光素子と受光素子とが備えられており、投光素子には、一方のファイバー55(これを、以下、適宜、「投光用光ファイバー55」という)の基端面が突き合わされている。そして、この投光用光ファイバー55の先端部が本発明の投光部50(図3参照)を構成し、投光素子が駆動回路にて駆動されると、投光部50(より詳細には、投光用光ファイバー55の先端面55A)から光が出射される。また、受光素子には、他方の光ファイバー56(これを、以下、適宜、「受光用光ファイバー56」という)の基端面が突き合わされている。そして、この受光用光ファイバー56の先端部が本発明の受光部51を構成し、受光部51(より詳細には、受光用光ファイバー56の先端面56A)に受光された光が、前記受光素子に与えられる。
【0018】
上記両光ファイバー55,56は、それらの先端側が、ブラケット41に固定されている。ブラケット41は、図3に示すように、所定の間隔を開けて対向配置された一対の脚部42,43の一端同士を連絡壁44で架橋してなる。その一方の脚部42(以下、適宜、「投光側脚部42」という)の先端部のうち、相手側の脚部43(以下、適宜、「受光側脚部43」という)との対向面には、V字溝45が形成されている。また、図2に示すように、投光側脚部42には、配管31に沿って上下に延びた被巻回壁46,46が形成され、さらに、それら被巻回壁46,46の先端を、投光側脚部42の基端側から屈曲して延びた補強壁47,47に繋げて補強してある。そして、図3に示すように、前記V字溝45の内側面を配管31の周面に押し当て、図2に示すように、配管31ごと被巻回壁46,46の外面にワイヤWを巻回して、ブラケット41が配管31に固定されている。なお、図3の符号31X,31Yで示すように、配管の径が異なっても、それら配管31X、31Yの周面をやはりV字溝45の内側面を押し当てて、ワイヤWで固定することができる。
【0019】
さて、投光側脚部42には、図3に示すように、投光用レンズ80が埋設されている。投光用レンズ80の基端面80Bには、隙間を隔てて投光部50に突き合わされ、また、前端面80Fは、前記V字溝45の底部で露出されている。一方、受光側脚部43には、受光用レンズ90が埋設され、その基端面90Bには、受光部51に突き合わされ、また、前端面90Fは、受光側脚部43のうち投光用レンズ80の前端面80Fと対向位置で露出している。
【0020】
これら両レンズ80,90は、それぞれの途中に、光の向きを90度変えるプリズム部80A,90Aを備えているが、説明のために、図4には、プリズム部80A,90Aを無くして簡略化した両レンズ80,90が示されている。以下、図4〜図7に示基づいて説明する。まず、図4に示すように、両レンズ80,90は、共に、上下前後左右にそれぞれ一対ずつの対向面を有した6面体で構成されている。また、上下方向(配管31の長手方向)と左右方向で対向する各対向面が平行になっており、さらに、上下より左右に扁平となって、その横方向の寸法は、配管31の直径より小さい。
【0021】
さて、両レンズ80,90は、図5に示すように配管31の縦割り面で見ると、共に、配管31に対向した前端面80F,90Fが、配管31に向かって中央部分が突出した凸面構造をなし、基端面80B,90Bが、上下方向に真っ直ぐ延びた平面構造をなす。これにより、同図に示すように、配管31の縦割り面で見たときには、投光部50から出射された放射光は、投光用レンズ80の前端面80Fで平行光にされて配管31を通過し、受光用レンズ90の前端面90Fがこれを受けて、受光部51に集光する。
【0022】
一方、図6に示すように、両レンズ80,90を、配管31の横割り面で見ると、両レンズ80,90は異なる構造をなす。即ち、投光用レンズ80は、その前端面80Fが、配管31に向かって中央部分が窪んだ凹面構造をなし、基端面80Bが、配管31に向かって中央部分が突出した凸面構造をなす。一方、受光用レンズ90は、前端面90F及び基端面90Bが共に、横方向に平坦になっている。これにより、同図に示すように、配管31の横割り面で見たときには、投光部50から出射した放射光は、投光用レンズ80の基端面80Bで平行光にされて、投光用レンズ80から出射されるときに、前端面80Fの凹形状によって、放射状に発散して配管31に照射される。
【0023】
そして、図6(A)及び図6(B)に対比したように、投光部50から投光用レンズ80を介して放射状に出射された光は、配管31内に液体Lが有る無しに関わらず、受光部51に受光されるが、液体Lによるレンズ効果の有無により、受光部51の受光強度は、液体Lが有るときより、無いときの方が小さくなる。
【0024】
次に、本実施形態の電気的構成を説明する。受光部51が受光した光は、光ファイバー55を介して図示しない受光素子に与えられ、受光素子は、受けた光の受光量に応じた受光信号を、図7に示した電気回路部70の受光回路71に出力する。受光回路71は増幅回路を内蔵しており、受光素子から受けた受光信号を増幅して、比較回路72に与える。
【0025】
本実施形態では、比較回路72は、一対のコンパレータ1,2を備えてなる。そして、コンパレータ1は、第1基準値と受光信号との大小関係を判別して、その大小関係に応じた2値信号を出力し、コンパレータ2は、第2基準値と、受光信号との大小関係を判別して、その大小関係に応じた2値信号を出力する。ここで、第1基準値は、前述したように、液体Lが有るときの受光強度に対応した電位に設定され、第2基準値は、液体Lが無いときの受光強度に対応した電位に設定されている。また、図7において、符号73は、出力回路であって、前記コンパレータ1,2の出力結果に基づき、「液体有り」、「液体無し」及び「異常発生」に応じた3値の検出信号を出力する。
【0026】
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
本実施形態の液体検出装置を配管31に取り付け、起動スイッチ(図示せず)をオンする。すると、投光部50から放射光が出射され、これが、投光用レンズ80に入光するときに、配管31の横割り面で見たときには、入光面となる基端面80Bにて平行光に変えられ(図6参照)、投光用レンズ80の前端面80Fまで進む。ここで、投光用レンズ80の前端面80Fは、配管31の横割り方向で、凹面構造をなすから、その前端面80Fから出射した光は、配管31の横割り方向で、放射光にされて配管31に与えられる。そして、配管31内の液体Lがあるときには、図6(B)に示すように、そのレンズ効果によって、光が集光されて、受光部51の受光強度が大きくなる。一方、液体Lがないときには、図6(A)に示すように、レンズ効果を奏さないから放射光が集光されず、受光強度が小さくなる。このとき、投受光レンズ80,90および投受光部50,51に対して配管31の直径が異なるものについても、液体の有無によって受光強度は相違する。したがって光軸調整や投受光部の位置関係を厳密に行わなくても液体Lの検出を行うことができ、従来のものよりも用途が拡大し、配管サイズのばらつきを気にする必要も無い。
【0027】
また、本実施形態では、投光部50からの放射光を、一度、基端面80Bで平行光にしてから、再度、放射光に戻しているが、これにより、配管31に接近した位置から放射光を出射することができ、以下のような作用効果を奏する。即ち、配管31から離れた位置から放射光を与えると、図8(A)と図8(B)とに対比して示すように、配管31の直径の大きさの相違によって、配管31を通過した光の集光点P1が異なる。このため、図8(B)に示すように、小さい径の配管31Yでは、受光部51の手前に集光点P1が位置して、受光部51には、その集光点P1から放射した光が与えられ、受光強度が液体Lの有無によって相違しなくなり、液体Lを検出できなくなる。あるいは、それを回避すべく、投受光部50,51の配置を逐一変える必要が生じる。しかし、配管31に接近した位置から放射光を出射した場合には、そのようなことはなく、本実施形態では、投光部50からの放射光を、一度、基端面80Bで平行光にしてから、再度放射光に戻すことで、配管31に接近した位置から放射光を出射したから、配管31の径の大小に関わらず、液体Lの有無を検出することができる。
【0028】
上述の如く、液体Lの有無によって受光部51の受光強度が変わると、これら受光強度に対応した大きさの受光信号が、受光素子から出力される。すると、受光回路71を介して、この受光信号が、コンパレータ1,2に取り込まれる。そして、各コンパレータ1,2において、受光信号が、第1及び第2の基準値より大きいか否かを判断いて、出力回路73から、「液体有り」又は「液体無し」に対応した検出信号が出力される。ここで、本実施形態では、投光部50からの光は、配管31の縦割り面で見たときには、投光用レンズ80によって平行光とされるから、図5に示すように、液体Lに気泡や凝固物等の異物Zが生じたときに、その異物Zが受光部51側に広い範囲の射影になることはなく、受光強度への影響を抑えることができる。これにより、液体L内の異物Zによる誤検出を防ぐことができる。
【0029】
さらに、例えば、光ファイバー55が途中で断線した場合には、投光部50から光が出射されず、受光部51は光を受光できなくなり、受光素子からの受光信号のレベルが、所定値以下(例えば、0[V])になる。すると、この受光信号がコンパレータ2に取り込まれて、第2基準値を下回ったと判別されて、異常検出信号が出力回路73から出力される。
【0030】
このように、本実施形態の液体検出装置によれば、配管31を通過させる光を、配管31の横割り面で見たときに、放射光にすることで、配管が異なるものにも光軸調整や投受光部の位置関係を調整しなくても液体の検出を行うことができ、従来のものよりも用途が拡大し、配管サイズのばらつきを気にする必要もない。縦割り面で見たときに平行光としたから、液体内に気泡等の異物があっても、液体がないときの配管内に水滴が付着しても、その影響を抑え、誤検出を除くことができる。しかも、光ファイバー55,56の断線等の異常を検出可能としたことで、液体検出の正確性が増す。
【0031】
本発明の技術的範囲に含まれない参考例
本実施形態は、図9及び図10に示されており、以下、第1実施形態と異なる構成についてのみ説明し、同一の構成に関しては、同一符号を付して重複説明は省略する。
【0032】
本実施形態の液体検出装置における投光部50は、複数の投光用光ファイバー55の各先端部を発光部100として、これら発光部100を、配管31の長手方向に沿って、互いに所定の間隔を開けて配列してなる。一方、受光部51は、複数の受光用光ファイバー56の各先端部を小受光部101として、これら小受光部101を、配管31を間に挟んで前記各発光部100に対向させてなる。
【0033】
このような構成としても、図10に示すように、投光部50からの光を、配管31の横割り面で見て放射光とすることができるから、配管31の直径が異なるものについても、液体の有無によって受光強度が相違する。従って、光軸調整や投受光部の位置関係の調整を厳密に行わなくても、液体の検出を行うことができ、従来のものよりも用途が拡大し、配管サイズのばらつきを気にする必要も無い。
しかも、投光部50を構成する複数の発光部100は、配管31の長手方向に沿って配列されているから、図9に示すように、かりに、液体Lに気泡や凝固物等の異物が生じ、あるいは、気体内に水滴などが付着して、1つの発光部100の前方に異物Zが位置していても、それ以外の発光部100からの光が受光部51側に与えられ、異物Zによる受光強度への影響を抑えることができる。これにより、液体内に気泡等の異物があっても、液体がな無いときの配管に水滴が付着していても、その影響を抑えて誤検出を防ぐことができる。
【0042】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0043】
(1)前記各実施形態では、配管31は透明であったが、配管は半透明なものであってもよい。
【0044】
(2)前記第1実施形態では、光ファイバー55,56の先端部を投受光部50,51として、ブラケット41に固定した構成であったが、投光素子及び受光素子を、投光部及び受光部としてブラケットに固定し、それら投受光素子から配線を延ばして電気回路部に連絡した構成としてもよい。
【0045】
(3)前記第1実施形態では、両レンズ80,90は、屈曲して途中にプリズム部80A,90Aを備えていたが、図4に簡略して示したもののように、プリズム部を備えない構成でもよい。
【0046】
(4)前記第1実施形態では、投光用レンズ80は、図6に示したように、基端面80Bが凸面形状をなし、前端面80Fが凹面形状をなしていたが、これら基端面80B及び前端面80Fをともに平面形状にしてもよい。そのようにしても、前端面80Fから放射光を出射することができるからである。但し、前記第1実施形態のように基端面80Bを凸面形状、前端面80Fを凹面形状にすれば、前述したように、配管31に接近した位置から光を放射させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に液体検出装置の側断面図
【図2】液体検出装置の側面図
【図3】液体検出装置の平断面図
【図4】投光用レンズの斜視図
【図5】配管の縦割り面で見た断面図
【図6】配管の横割り面で見た断面図
【図7】液体検出装置の電気的構成を示すブロック図
【図8】配管の径の相違による問題点を示す概念図
【図9】参考例の液体検出装置の側断面図
【図10】その液体検出装置の平断面図
【図11】従来の液体検出装置の側断面図
【図12】液体検出装置の原理を示す概念図
【図13】液体検出装置のブラケットを示す斜視図
【図14】従来の問題点を説明するための概念図
【図15】従来の問題点を説明するための概念図

Claims (1)

  1. 上下方向に延びかつ内部で液体のレベルが推移する透明又は半透明な断面円形の配管を間に挟んで配置された投光部及び受光部と、
    前記受光部が受けた光の受光量に応じた受光信号と所定の基準値との大小関係を判別する比較部とを備え、その比較部による判別結果に基づき、前記投光部及び受光部の間の液体の有無を検出する液体検出装置において、
    前記投光部と前記配管との間には、投光用レンズが設けられ、その投光用レンズは、前記発光部から出射された光を、前記配管の縦割り面で見たときには、平行光にする一方、前記配管の横割り面で見たときには、放射光にするとともに、
    前記受光部と前記配管との間には、受光用レンズが設けられ、その受光用レンズは、前記配管の縦割り面で見たときには、前記投光用レンズから出射された前記平行光を前記受光部に集光するように構成されたことを特徴とする液体検出装置。
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