JP2010047846A - 人工毛髪用繊維束、及びその製造方法 - Google Patents

人工毛髪用繊維束、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】嵩高性、糸取り分け性、編み込み性、熱水カール性の特性をバランスよく兼ね備えた人工毛髪用繊維束を提供する。
【解決手段】KES法による曲げ剛性が0.7〜2.5gf・cmである繊維(A)に捲縮加工を施して繊維束にあって、クリンプの波形状が、次の式1mm≦R≦20mm(式中、Rはクリンプの波形状の山と谷の長さである。)を満足する人工毛髪用繊維束。さらに、繊維(A)が、塩化ビニル系樹脂組成物を溶融紡糸した塩化ビニル系繊維である人工毛髪用繊維束。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭髪装飾用に用いられる人工毛髪用繊維束に関し、特にブレードに好適な人工毛髪用繊維束に関するものである。
例えば、ウィッグ、ウィービング、ヘアピース、ブレ−ド、エクステンションヘアー、アクセサリーヘアー等の頭髪装飾用に用いられる人工毛髪用繊維束にあって、ブレ−ドは、その使用目的から特別な性能を求められている。ブレ−ドは、例えば、ギア−クリンプ方式で捲縮加工を施したものを、美容院等で自毛(人毛)に編み込み、さらにスタイルによっては、熱水によってカール付与させる工程を経て装着完成となる。嵩高性のある捲縮加工を施した繊維として、人形頭髪用繊維(特許文献1を参照。)が提案されている。
特開平11−309275号公報
本発明は、嵩高性、糸取り分け性、編み込み性、熱水カール性の特性をバランスよく兼ね備えた人工毛髪用繊維束を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、KES法による曲げ剛性が0.7〜2.5gf・cmからなる繊維(A)を、ある条件の捲縮加工を施すと、嵩高性、糸取り分け性、編み込み性、熱水カール性の特性をバランスよく兼ね備えた人工毛髪用繊維束が得られることを見出した。
本発明は、KES法による曲げ剛性が、0.7〜2.5gf・cmである繊維(A)に捲縮加工を施して繊維束にあって、クリンプの波形状が、次の式
1mm≦R≦20mm
(式中、Rはクリンプの波形状の山と谷の長さである。)
を満足する人工毛髪用繊維束である。
本発明の人工毛髪用繊維束においては、以下の(1)〜(6)の実施態様から選ばれた少なくとも一つを備えていることが好ましい。
(1)繊維(A)が、塩化ビニル系樹脂組成物を溶融紡糸した塩化ビニル系繊維である人工毛髪用繊維束。
(2)塩化ビニル系樹脂組成物が、塩化ビニル樹脂と、塩化ビニル樹脂100質量部に対して、塩素化塩化ビニル樹脂を0.5〜10質量部と、を含有する人工毛髪用繊維束。
(3)繊維(A)の横断面形状が、Y型、H型、U型、C型、X型から選択される一種以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の人工毛髪用繊維束。
(4)捲縮加工が、ギア−クリンプ方式である人工毛髪用繊維束。
(5)頭髪装飾用である人工毛髪用繊維束。
(6)頭髪装飾が、ブレードである人工毛髪用繊維束。
また、本発明は、(a)塩化ビニル系樹脂と、熱安定剤と、を含む塩化ビニル系樹脂組成物を混合する工程、(b)前記塩化ビニル系樹脂組成物を、紡糸金型から金型温度160〜190℃で溶融紡糸する工程、(c)前記溶融紡糸した繊維(A)を延伸処理温度90〜120℃の雰囲気下で、延伸倍率200〜400%に延伸する工程、並びに(d)前記延伸した繊維(A)を110〜140℃の空気雰囲気下で繊維全長が処理前の60〜95%の長さに収縮するまで熱弛緩処理する工程、(e)前記熱弛緩処理した繊維(A)を、ギアの表面温度は30〜100℃、加工速度は0.5〜10m/分でギアークリンプ加工する工程、を順次有する人工毛髪用繊維束の製造方法である。
本発明によれば、嵩高性、糸取り分け性、編み込み性、熱水カール性の特性をバランスよく兼ね備えた、人工毛髪用繊維束を得ることができる。
本発明でいう捲縮加工とは、例えば、2本の歯車状のロールに繊維を挟んで連続的に波形形状を付与するギアークリンプ方式や、蒸気等で加熱した繊維をスタフィンボックス等に連続的に押し込んで波形形状を付与する方法を指すものである。これらの方法により、目的とする商品に合った波形形状を付与することで、ブレード、エクステンションヘアー等の加工性も向上し、繊維の光沢を適度に調節した人工毛髪用繊維束が得られる。
ギアークリンプ方式は、2つの噛み合う高温のギアの間に繊維束を通すことによって捲縮を施す方法であり、使用するギアの材質、ギアの波の形、大きさ、ギアの端数などは特に限定されない。繊維材質、繊度、ギア間の圧力条件等によってクリンプの波形状は変化しうるが、本発明においては、ギアの表面温度、加工速度によってクリンプの波形状をコントロールできる。これらの加工条件に特に制限はないが、好ましくは、ギアの表面温度は30〜100℃、より好ましくは40〜80℃、加工速度は0.5〜10m/分、より好ましくは1.0〜8.0m/分である。ギアの表面温度が30℃未満であると、捲縮が弱くクリンプの波形状を付与できない場合がある。一方、ギアの表面温度が100℃を超えると、捲縮が強くかかり、クリンプの波形状のRが大きくなる場合がある。加工速度が0.5m/分未満であると、クリンプの波形状のRが大きくなる場合がある。一方、加工速度が10m/分を超えると捲縮が弱くクリンプの波形状を付与できない場合がある。又、ギアに通す前に繊維束に予熱を施すと、さらに安定した生産性、均一なクリンプ波形状を得ることができる。捲縮が強いと、嵩高性と編み込み性が良好となるが、糸取り分け性が悪化する傾向にある。一方、捲縮が弱いと、糸取り分け性が良好となるが、嵩高性と編み込み性が悪化する傾向にある。
ギア−クリンプ加工する際の繊維束の総繊度は、特に限定はないが、10万〜200万デシテックス、より好ましくは50万〜150万デシテックスである。繊維束の総繊度が、10万デシテックス未満であると、ギア−クリンプ加工の生産性が悪くなり、さらにギア−クリンプ加工をする際に糸切れを起こす場合がある。一方、繊維束の総繊度が、200万デシテックスを超えると、均一なクリンプ波形状を得にくくなる場合がある。
本発明の人工毛髪用繊維束においては、図1に示されるクリンプの波形状は、次の式を満たしているものである。
1mm≦R≦20mm
(式中、Rはクリンプの波形状の山と谷の長さである。)
クリンプの波形状の山と谷の長さRは、1〜20mm、好ましくは3〜15mmである。クリンプの波形状の山と谷の長さRが1mm未満であると、ギア−クリンプ加工した効果が得られず嵩高性が小さくなる、又、繊維束の繊維間での絡みが少なくなり繊維同士が滑りやすくなり、編み込み性が悪くなる。一方、Rが20mmを超えると、クリンプの波形状が粗くなり、繊維を取り分ける時に指にひっかかりやすく糸取り分け性が悪くなる。
本発明でいうKES法とは、Kawabata Evaluation Systemの略であり、川端季雄著、繊維機械学会誌(繊維工学), vol.26, No.10, P721−P728(1973)に記載されているように、KESの曲げ特性測定機(カトーテック製)を用いて繊維構造物を曲げたときの各曲率での反発力を測定するものである。そして、曲率0.5から1.5の間での繊維1本での反発力の平均値を測定したものである。繊維1本での反発力を測定することにより、繊維束での剛性を予想する事ができる。
KES法による曲げ剛性の値を制御する方法としては、例えば、溶融紡糸する際のノズルの金型温度を制御することで達成される。理由については明確ではないが、ノズルの金型温度を低くすることにより、曲げ剛性を低くできる。又、繊維の単繊度を変えることでも達成できる。単繊度を小さくすることにより、曲げ剛性を低くできる。さらに、嵩高性が高い横断面形状であると曲げ剛性を高くなり、嵩高性が低い横断面形状であると曲げ剛性を低くなる。嵩高性が高い横断面形状としては、例えば、Y型、H型、U型、C型、X型などがある。嵩高性が低い横断面形状としては、例えば、楕円型、円型、繭型などがある。
繊維1本のKES法による曲げ剛性は、0.7〜2.5gf・cm、好ましくは1.0〜2.0gf・cmである。KES法による曲げ剛性が、0.7gf・cm未満であるとカールを保持するための剛性が不足し、カール保持性が劣るため、熱水カール性が悪くなる。一方、KES法による曲げ剛性が2.5gf・cmを超えると、剛性が高いため硬い触感の繊維となり、編み込みが悪くなる。KES法による曲げ剛性が、0.7〜2.5gf・cmである繊維(A)の横断面形状は、Y型、H型、U型、C型、X型から選択される一種以上であることが好ましい。これらの横断面形状は、対称性が高く、同一繊度において、例えば円形形状よりも空孔率が比較的大きいため剛性が高く、より均一なカール性を得るのに適している。
本発明の人工毛髪用繊維束において、ソフトな触感をより重視する場合は、KES法による曲げ剛性が、0.7〜1.4gf・cm未満であり、クリンプの波形状の山と谷の長さRが1〜4mm未満の範囲を満足する人工毛髪用繊維束が望ましい。又、嵩高性をより重視する場合は、KES法による曲げ剛性が、1.4〜2.5gf・cm未満であり、クリンプの波形状の山と谷の長さRが4〜20mm未満の範囲を満足する人工毛髪用繊維束が望ましい。
本発明における繊維(A)の単繊度は、20〜100デシテックス、より好ましくは35〜80デシテックスである。単繊度が20デシテックス未満であると柔らかすぎて腰がないばかりか、クリンプの波形状の形状保持性に劣り、商品価値が低下する場合がある。一方、単繊度が100デシテックスを超すと、曲げ剛性が大きくなるのでゴワゴワした硬い触感となり、編み込み性が悪くなる場合がある。繊維の素材、横断面形状によって剛性は異なるため、それぞれの素材に最適な繊度が選択されるべきである。
本発明において、繊維(A)として使用される合成樹脂は、塩化ビニル樹脂、モダクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、ポリ乳酸樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等、繊維化可能な全ての合成樹脂が含まれる。この中で、強度、光沢、色相、難燃性、感触、熱収縮性等の特性から塩化ビニル樹脂が好ましい。
本発明に使用される塩化ビニル系樹脂は、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等によって得られたものであるが、繊維の初期着色性等を勘案して、懸濁重合によって製造したものを使用するのが好ましい。塩化ビニル系樹脂とは、従来公知の塩化ビニルの単独重合物であるホモポリマー樹脂、又は従来公知の各種のコポリマー樹脂であり、特に限定されるものではない。該コポリマー樹脂としては、従来公知のコポリマー樹脂を使用でき、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー樹脂、塩化ビニル−プロピオン酸ビニルコポリマー樹脂等の塩化ビニルとビニルエステル類とのコポリマー樹脂、塩化ビニル−アクリル酸ブチルコポリマー樹脂、塩化ビニル−アクリル酸2エチルヘキシルコポリマー樹脂等の塩化ビニルとアクリル酸エステル類とのコポリマー樹脂、塩化ビニル−エチレンコポリマー樹脂、塩化ビニル−プロピレンコポリマー樹脂等の塩化ビニルとオレフィン類とのコポリマー樹脂、塩化ビニル−アクリロニトリルコポリマー樹脂等が代表的に例示される。特に好ましくは、塩化ビニルの単独重合物であるホモポリマー樹脂、塩化ビニル−エチレンコポリマー樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー樹脂等を使用するのが良い。該コポリマー樹脂において、コモノマーの含有量は特に限定されず、成型加工性、糸特性等の要求品質に応じて決めることができる。特に好ましくは、コモノマーの含有量は、2〜30%である。
本発明に使用する塩化ビニル系樹脂の粘度平均重合度は、600〜2500であることが好ましい。600未満だと溶融粘度が低下して得られた繊維が熱収縮しやすくなる恐れが有る。一方、2500を超えると、溶融粘度が高くなるためノズル圧力が高くなり安全な製造が困難になる恐れが有る。尚、粘度平均重合度は、樹脂200mgをニトロベンゼン50mlに溶解させ、このポリマー溶液の比粘度を30℃恒温槽中において、ウベローデ型粘度計を用いて測定し、JIS−K6720−2により算出したものである。
本発明において、塩素化塩化ビニル樹脂を添加することにより、繊維束の繊維同士の滑りを抑えられ、例えばブレードに加工した際の、編み込み性を向上させる効果がある。
塩素化塩化ビニル樹脂の配合量は、塩化ビニル樹脂100質量部に対して、塩素化塩化ビニル樹脂を0.5〜10質量部、より好ましくは1〜5質量部である。塩素化塩化ビニル樹脂が0.5質量部未満であると、繊維束の繊維同士の滑りを抑える効果が小さく、一方、塩素化塩化ビニル樹脂が10質量部を超えると、得られた繊維(A)のザラツキが多くなり触感が硬く、繊維束を編み込み際に手を傷めやすく、編み込み性が悪くなる場合がある。
本発明に使用する塩素化塩化ビニル樹脂の粘度平均重合度は、450〜800であることが好ましい。粘度平均重合度が450未満だと溶融粘度が低下して、得られた繊維(A)が熱収縮しやすくなる恐れが有る。一方、800を超えると、溶融粘度が高くなるためノズル圧力が高くなり安全な製造が困難になる恐れが有る。尚、粘度平均重合度は、樹脂200mgをニトロベンゼン50mlに溶解させ、このポリマー溶液の比粘度を30℃恒温槽中において、ウベローデ型粘度計を用いて測定し、JIS−K6720−2により算出したものである。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物にあっては、目的に応じて塩化ビニル樹脂組成物に使用される従来公知の添加剤を配合してもよい。添加剤の例としては、熱安定剤、可塑剤、滑剤、相溶化剤、加工助剤、強化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、充填剤、難燃剤、顔料、初期着色改善剤、導電性付与剤、表面処理剤、光安定剤、香料等がある。
本発明に使用する熱安定剤は、従来公知のものが使用できる。中でも、Ca−Zn系熱安定剤、ハイドロタルサイト系熱安定剤、錫系熱安定剤、ゼオライト系熱安定剤から選択される1種又は2種以上を使用するのが望ましい。該熱安定剤は、成形時の熱分解、ロングラン性、繊維の色調を改良するために使用するもので、特に好ましくは、成形加工性、糸特性のバランスが優れている、Ca−Zn系熱安定剤とハイドロタルサイト系熱安定剤の併用が好ましい。これらの熱安定剤は、塩化ビニル系樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1〜5.0質量部であり、さらに好ましくは0.3〜3.0質量部使用する。ハイドロタルサイト系熱安定剤は、具体的にはハイドロタルサイト化合物であり、さらに具体的には、マグネシウム及び/又はアルカリ金属とアルミニウムあるいは亜鉛、マグネシウム及びアルミニウムからなる複合塩化合物であり、結晶水を脱水したものがある。又、ハイドロタルサイト化合物は、天然物であっても合成品であってもよく、合成品の合成方法は、従来公知の方法でよい。
繊維(A)の製造方法について述べる。本発明に使用する塩化ビニル系樹脂組成物は、従来公知の混合機、例えば、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、リボンブレンダー等を使用して混合してなるパウダーコンパウンド、又は、これを溶融混合してなるペレットコンパウンドとして使用することができる。パウダーコンパウンドは、従来公知の通常の条件で製造できる。ホットブレンドでもコールドブレンドでも良いが、特に好ましくは、樹脂組成物中の揮発分を減少する為に、ブレンド時のカット温度を105〜155℃まで上げてなるホットブレンドを使用するのが好ましい。ペレットコンパウンドは、通常の塩化ビニル系ペレットコンパウンドの製造と同様にして製造できる。例えば、単軸押出機、異方向2軸押出機、コニカル2軸押出機、同方向2軸押出機、コニーダー、プラネタリーギアー押出機、ロール混練り機等の混練り機を使用して、ペレットコンパウンドとすることができる。ペレットコンパウンドを製造する際の条件は、特に限定はされないが、樹脂温度を185℃以下になる様に設定することが望ましい。又、該ペレットコンパウンド中に混入し得る異物を取り除く為に、目開きの細かいステンレスメッシュ等を混練り機内に設置したり、コールドカットの際に混入し得る「切り粉」等を除去する手段を採用したり、ホットカットを行なう等の方法は自在に可能であるが、特に好ましくは、「切り粉」混入の少ないホットカット法を使用するのが良い。
前記塩化ビニル系樹脂組成物を繊維状の未延伸糸にする際には、従来公知の押出機を使用できる。例えば単軸押出機、異方向2軸押出機、コニカル2軸押出機等を使用できるが、特に好ましくは、口径が35〜85mmφ程度の単軸押出機または口径が35〜50mmφ程度のコニカル押出機を使用するのが良い。口径が過大になると、押出量が多くなり、ノズル圧力が過大になったり、未延伸糸の流出速度が早過ぎて、巻取りが困難になる場合があり好ましくない。
本発明においては、未延伸糸の繊度を300デシテックス以下にしておくことが好ましい。該未延伸糸の繊度が300デシテックスを超えると、細繊度の繊維(A)を得る為には、延伸処理の際に延伸倍率を大きくする必要があるので、延伸処理を施した後の細繊度の繊維(A)に光沢が出て、半艶〜七部艶状態を維持することが困難となる場合がある。又、溶融紡糸の際、ノズル圧力は50MPa以下で紡糸するのが好ましい。ノズル圧力が50MPaを超えると、押出機のスラスト部にかかる負荷が過大になり、押出機に不具合を発生し易くなる、又、ターンヘッド、ダイ等の接続部から「樹脂漏れ」を発生する場合がある。
本発明においては、繊維(A)の横断面形状が、例えば、C型の形状とほぼ同様の形状のC型の形状をしたノズルをダイ(紡糸金型)の先端部に取り付けて溶融紡糸をすることができる。頭髪装飾用としてのカール特性などの品質面を勘案すれば、塩化ビニル系樹脂組成物は、1ケのノズル孔の断面積が0.5mm以下の複数のノズル孔をダイに配列してなるマルチタイプのノズル孔(ノズル孔数は、50〜300。ノズル配列数は1〜5。)からストランドを溶融・流出せしめて、単繊度が300デシテックス以下の未延伸糸を製造することが好ましい。具体的には樹脂組成物のペレットコンパウンド等を、例えば、単軸押出機を使用して金型温度160〜190℃、より好ましくは165〜185℃で溶融紡糸することによって未延伸糸が得られる。
前記溶融紡糸で得られた未延伸糸に公知の方法で延伸処理・熱処理を施して、100デシテックス以下の細繊度の繊維(延伸糸)とすることができる。延伸処理条件としては、延伸処理温度90〜120℃の雰囲気下で、延伸倍率は、200〜400%程度延伸することが特に好ましい。延伸処理温度が90℃未満であると繊維の強度が低くなると共に、糸切れを発生し易く、逆に120℃を超えると繊維の触感がプラスチック的な滑り触感になり好ましくない。また、延伸倍率が200%未満であると繊維の強度発現が不十分となり、400%を超えると延伸処理時に、糸切れを発生し易く好ましくない。
さらに、延伸した繊維(A)を110〜140℃の温度に保持した空気雰囲気下で熱弛緩処理前の60〜95%の長さになるまで熱弛緩処理することにより、熱収縮率を低下させることができる。該熱弛緩処理は、延伸処理と連動して実施することもできるし、切り離して実施することもできる。又、本発明に於いては、従来公知の溶融紡糸に関わる技術、例えば、各種ノズル横断面形状に関わる技術、加熱筒に関わる技術、延伸処理に関わる技術、熱処理に関わる技術等は、自在に組み合わせて使用することが可能である。
本発明の人工毛髪用繊維束が、全繊維中に、全体の繊維本数の90%以上含まれていれば、手作業時の取り扱い性に優れたブレード用やエクステンションヘアー用をはじめとする人工毛髪用繊維束を得ることができる。
本発明の人工毛髪用繊維束は、かつら、ヘアピース、ブレード、エクステンションヘアー、ドールヘアー等の頭髪装飾用として用いるものであるが、ギアークリンプ等の捲縮加工を施した繊維束は、前記頭飾用繊維束の中でも、特にブレード、エクステンションヘアー等に好適である。
以下に、表1を参照しつつ、実施例、比較例を挙げて本発明を詳細に説明する。これらはいずれも例示的なものであって、本発明の内容を限定するものではない。
Figure 2010047846
表1において、「曲げ剛性」はKES(Kawabata Evaluation System)―FB2 純曲げ試験機(カトーテック社製)を使用した。試料は長さ9cmの繊維一本を径0.2μmの冶具に通し、曲率−2.5〜+2.5(cm−1)の範囲で0.2(cm−1)の変形速度で純曲げ試験を行い、曲率0.5から1.5の間での繊維1本での反発力の平均値を測定したものである。
表1において、「比容積」は、繊維の嵩高性の指標である。比容積の測定方法にあっては、56ccの容器(100mm×14mm×40mm)に、100mmに切断したギア−クリンプ加工した繊維を容器が一杯になるまで充填させる。充填させた繊維を取り出し計量し、次の式にて比容積を算出し、次の評価基準
容器の容積(cc)÷繊維重量(g)=比容積(cc/g)
優良:比容積が20.0(cc/g)以上であって、非常に嵩高性が大きいもの
良 :比容積が15.0〜20.0(cc/g)未満であって、嵩高性が大きいもの
不良:比容積が15.0(cc/g)未満であって、嵩高性が小さいもの
で評価した。
表1において「櫛通り性」は、編み込み時の糸取り分け性の指標である。ギア−クリンプ加工した繊維を1mの長さで50gとり、それをドッグブラシで櫛掛けを行い、糸切れの状態を見ることで判定した。糸切れが少ないほど櫛通りがなめらかであり、糸取り分け性が良好である。次の評価基準
優良:糸切れがなく櫛通り性が非常に優れているもの
良 :数本の糸切れは見られるが、作業性、製品品質には問題ないもの
不良:かなりの数の糸切れが見られ、編み込み時の作業効率が悪いもの
で評価した。
表1において、「編み込み性」は、編み込み易さを表す指標である。人工毛髪用繊維処理技術者(実務経験5年以上)10人の判定より、捲縮のかかり具合から編み込み性を、次の評価基準
優良:技術者全員が編み易いと評価し、非常に編み込み性が優れるもの
良 :技術者の8割以上が編み易いと評価し、編み込み性が優れるもの
不良:技術者の3割以上が編みにくいと評価し、編み込み性が劣るもの
で評価した。
表1において、「カール保持性」は、熱水カール性を表す指標である。30cm、1gの繊維束をΦ20mmのアルミパイプに巻きつけて、先端を固定した状態で、80℃下の熱水に15秒間入れ、その後取り出して温度23℃湿度50%の状態で24時間吊るし、その前後の吊り下げた先端の移動距離を見たものである。この移動距離が短いほどカール保持性が良好で、熱水処理によってカールがきちんとかかっていることを表しており、次の評価基準
優良:移動距離が、1.0cm未満であるもの
良 :移動距離が、1.0cm以上1.5cm未満であるもの
不良:移動距離が、1.5cm以上のもの
で評価した。
(実施例1)
(a)塩化ビニル樹脂(大洋塩ビ社製、TH−1000)100質量部、ハイドロタルサイト系複合安定剤(日産化学工業社製、CP−410A)3質量部(熱安定剤成分は1.5質量部)、エポキシ化大豆油(旭電化工業社製、O−130P)0.5質量部、エステル系滑剤(理研ビタミン社製、EW−100)0.8質量部を配合した塩化ビニル系樹脂組成物をヘンシェルミキサーで混合する工程、(b)前記混合した樹脂組成物を、X型ノズル形状、ノズル断面積0.06mm、孔数120個の紡糸金型を用いて、金型温度170℃及び押出し量10kg/時間で溶融紡糸して150デシテックスの繊維とする工程、(c)前記溶融紡糸した繊維を100℃の空気雰囲気下で300%に延伸する工程、そして、(d)前記延伸した繊維に120℃の空気雰囲気下で繊維全長が処理前の75%の長さに収縮するまで熱弛緩処理する工程を順次経て、表1中に示す単繊度及び曲げ剛性数値の塩化ビニル系繊維(A)を得た。(e)繊維(A)を、総繊度100万デシテックスの繊維束にして、真鋳製のギア(直径13cm、ギアの波の間隔6mm、ギアの波の深さ7mm)を用いて、ギアの表面温度50℃、加工速度2.5m/分にてギア−クリンプ加工し、表1中に示すR(クリンプの波形状の山と谷の長さ)数値の人工毛髪用繊維束を得た。
(実施例2、3)
実施例1のギア−クリンプ加工の加工条件を替えて、表1中に示すR数値とした以外、実施例1と同様にして人工毛髪用繊維束を得た。
(実施例4、5)
実施例1の工程(b)のノズル形状を、実施例4はH型、実施例5はC型に変えて、表1中に示す曲げ剛性とした以外、実施例1と同様にして人工毛髪用繊維束を得た。
(実施例6、7)
実施例1の工程(a)にて、塩素化塩化ビニル樹脂(大洋塩ビ社製、HA−15E)を表1中に示す配合量とした以外、実施例1と同様にして人工毛髪用繊維束を得た。
(比較例1、2)
実施例1のギア−クリンプ加工の加工条件を替えて、表1中に示すR数値とした以外、実施例1と同様にして人工毛髪用繊維束を得た。
(比較例3、4)
実施1の工程(b)のノズル形状を、比較例3は楕円型、比較例4はC型に変えて溶融紡糸して200デシテックスとして、表1中に示す曲げ剛性、単繊度とした以外、実施例1と同様にして人工毛髪用繊維束を得た。
表1から明らかなように、本発明は、嵩高性、糸取り分け性、編み込み性、熱水カール性の特性をバランスよく兼ね備えた人工毛髪用繊維束を得ることができる。
本発明の人工毛髪用繊維束は、ブレ−ドの頭髪装飾用に好適に用いることができる。
本発明の人工毛髪用繊維束のクリンプ波形状を示す模式図。
符号の説明
R クリンプの波形状の山と谷の長さ

Claims (8)

  1. KES法による曲げ剛性が0.7〜2.5gf・cmである繊維(A)に捲縮加工を施した繊維束にあって、クリンプの波形状が、次の式
    1mm≦R≦20mm
    (式中、Rはクリンプの波形状の山と谷の長さである。)
    を満足する人工毛髪用繊維束。
  2. 繊維(A)が、塩化ビニル系樹脂組成物を溶融紡糸した塩化ビニル系繊維である請求項1に記載の人工毛髪用繊維束。
  3. 前記塩化ビニル系樹脂組成物が、塩化ビニル樹脂と、塩化ビニル樹脂100質量部に対して、塩素化塩化ビニル樹脂を0.5〜10質量部と、を含有する請求項1又は2に記載の人工毛髪用繊維束。
  4. 繊維(A)の横断面形状が、Y型、H型、U型、C型、X型から選択される一種以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の人工毛髪用繊維束。
  5. 捲縮加工が、ギア−クリンプ方式である請求項1〜4のいずれか一項に記載の人工毛髪用繊維束。
  6. 頭髪装飾用である請求項1〜5のいずれか一項に記載の人工毛髪用繊維束。
  7. 頭髪装飾が、ブレードである請求項6に記載の人工毛髪用繊維束。
  8. (a)塩化ビニル系樹脂と、熱安定剤と、を含む塩化ビニル系樹脂組成物を混合する工程、
    (b)前記塩化ビニル系樹脂組成物を、紡糸金型から金型温度160〜190℃で溶融紡糸する工程、
    (c)前記溶融紡糸した繊維(A)を延伸処理温度90〜120℃の雰囲気下で、延伸倍率200〜400%に延伸する工程、並びに
    (d)前記延伸した繊維(A)を110〜140℃の空気雰囲気下で、繊維全長が処理前の60〜95%の長さになるまで熱弛緩処理する工程、
    (e)前記熱弛緩処理した繊維(A)を、ギアの表面温度は30〜100℃、加工速度は0.5〜10m/分でギアークリンプ加工する工程、
    を順次有する人工毛髪用繊維束の製造方法。

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