JP2010041374A - 差動増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】差動増幅回路の立上げ出力と立下げ出力時の出力波形の対称性を改善する。
【解決手段】差動増幅回路100の入力段110は、ゲートがINMに接続されたMチャンネルMOSトランジスタMN1と、ゲートがINPに接続されたMチャンネルMOSトランジスタMN2とがソースが互いに接続されてなる差動対と、MN1とMN2のソースに接続された定電流源IS1と、MN1とMN2のソースに接続された可変電流源IS2とを有する。中間段42と出力段43からなる後段処理回路は、位相補償容量C1を有し、定電流源IS1を介して位相補償容量C1を充放電させることにより差動入力の変動に追従した出力を行う。可変電流源IS2は、差動入力の変動が差動対のソースの寄生容量を放電させる状況になったことを条件にオンして寄生容量の放電のための電流を供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動増幅回路に関し、特に液晶表示パネルのソースドライバに用いられる差動増幅回路に関する。
TFT−LCD(Thin Film Transister Liquid Crystal Display:TFT方式の液晶表示パネル)と、TFT−LCDの上側に配置されるソースドライバと、TFT−LCDの側面に配置されるゲートドライバとを備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置が知られている。このような液晶装置において、画素の容量負荷を駆動するための差動増幅回路は、ソースドライバに応用されている。
TFT−LCDにおいて、直流電圧印加による焼きつきを防ぐために交流駆動が行われている。LCDの交流駆動は、コモンレベルを中心に書込み極性をフレームやライン毎に反転させる駆動方式であり、「フレーム反転」、「ゲートライン反転」、「ドレインライン反転」、「ドット反転」などの複数の種類がある。「フレーム反転」は、フレーム毎に書込み極性が反転する方式であり、「ゲートライン反転」は、フレーム内では走査線方向の書込みが同極性でN(N:2以上の整数)ライン毎に極性が反転し、さらにフレーム毎に書込み極性が反転する方式である。「ドレインライン反転」は、フレーム内ではデータ線方向の書込みが同極性でフレーム毎に極性が反転する方式である。また、「ドット反転」は、フレーム内では相隣する画素の書込み極性が反転し、さらにフレーム毎に極性が反転する方式である。
図8は、液晶表示装置におけるソースドライバ10と、TFT−LCD(以下単にLCDともいう)20を示す。ソースドライバ10は、所定ビット数例えば8ビットのディジタル表示信号R、G、Bを取りこむデータレジスタ11と、ストローブ信号STに同期してディジタル表示信号をラッチするラッチ回路12と、並列N(N:2以上の整数)段のディジタル/アナログ変換器からなるD/Aコンバータ13と、液晶の特性に合されたガンマ変換特性を有する液晶階調電圧発生回路14と、D/Aコンバータ13からの電圧をバッファリングするN個の電圧フォロワ15(電圧フォロワ15_1〜電圧フォロワ15_N)とを備える。
LCD20は、TFT16(TFT16_1〜TFT16_N)と、画素容量17(画素容量17_1〜画素容量17_N)を有する。TFT16は、データ線と走査線の交差部に設けられ、ゲートが走査線に接続され、ソースがデータ線に接続されている。画素容量17は、一端がTFT16のドレインに接続され、他端がCOM端子に接続されている。説明上の便宜のため、図8ではLCD20について1ライン分の構成のみを示しているが、実際のLCDには、図8に示すTFT16がM(M:2以上の整数)ライン分設けられている。
液晶表示装置の動作時に、図示しないゲートドライバは、各ラインのTFTのゲートを順次駆動していく。
D/Aコンバータ13は、ラッチ回路12からのディジタル表示信号をD/A変換して得た電圧をN個の電圧フォロワ15_1〜電圧フォロワ15_Nにそれぞれ供する。電圧フォロワ15_1〜電圧フォロワ15_Nは、差動増幅回路であり、D/Aコンバータ13から供された電圧を差動増幅してTFT16_1〜TFT16_Nを介して画素容量17_1〜画素容量17_Nに印加する。
液晶階調電圧発生回路14は、基準電圧を発生してD/Aコンバータ13に供する。D/Aコンバータ13は、図示しないROMスイッチなどで構成されたデコーダにより基準電圧を選択する。
液晶階調電圧発生回路14は、たとえば抵抗ラダー回路を備えており、各基準電圧点のインピーダンスを下げるために、または基準電圧を調整するために、電圧フォロワで駆動するようになっている。
一般的にLCDの画素への書込みはLCDのソースドライバの出力回路である差動増幅回路(図8に示す例では電圧フォロワ15)により行われる。図9は、特許文献1の図10に該当し、特許文献1に開示された差動増幅回路を示す。なお、以下の説明において、PチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルMOSトランジスタを単にPトランジスタとNトランジスタという。
図9に示す差動増幅回路は、電源電圧の1/2以上の階調電圧を駆動するための高電圧用差動増幅回路である。この差動増幅回路において、差動段は、高電位側電源となる電源2の電圧の1/2以上電源2の電圧以下の電圧を入力できるNトランジスタ差動対(NM61とNM62)を備える。なお、低電位側電源となる電源1の電圧以上電源2の1/2以下の電圧を入力する場合はPトランジスタ差動対を備える差動増幅回路を用いればよい。
図9に示すように、NM61とNM62はソースが接続され、NM61のゲートは−入力端子と接続され、NM62のゲートは+入力端子と接続されている。Nトランジスタ差動対と電源1との間にNトランジスタNM63が接続されている。NM63は、ソースが電源1に接続され、ドレインがNM61とNM62のソースに接続され、ゲートが定電圧源端子バイアス3に接続され、入力段の定電流源として機能する。
PトランジスタPM53とPM54は、ソースが電源2に接続されている。PM53のゲートとドレイン、およびPM54のゲートはNM61のドレインに接続され、PM54のドレインは、NM62のドレインに接続されている。
PトランジスタPM55は、ソースが電源2に接続され、ゲートがPM54とNM62のドレインに接続されている。PM55のドレインと電源1との間にNトランジスタNM64が接続されている。NM64は、ソースが電源1に接続され、ドレインがPM55のドレインに接続され、ゲートが定電圧源端子バイアス3に接続され、出力段の定電流源として機能する。
PM55のドレインは位相補償容量Cの一端と接続されている。この位相補償容量Cは、他端とPM55のゲート間に、ゲートが定電圧源端子バイアス4に接続されソースがPM54のドレインに接続されたPトランジスタPM56が接続されており、零点抵抗の役割を果している。
図9に示す差動増幅回路を電圧フォロワ接続した場合の動作を説明する。電圧フォロワ接続とは差動増幅回路の−入力端子と出力端子を接続することを言う。電圧フォロワ構成となった差動増幅回路は高入力インピーダンス、低出力インピーダンスの増幅回路となり、+入力端子に入力される電圧をそのまま出力端子に出力する。
+入力端子と出力端子の電位が同一である場合は、NM61とNM62のドレインには、入力段のNトランジスタNM63に流れるドレイン電流の半分の電流がそれぞれ流れる。
+入力端子の電位が出力端子の電位より高い電位へ変動した場合、NM62には入力段NトランジスタNM63に流れるドレイン電流が流れ、NM61に流れる電流がゼロとなる。そのため、PM53とPM54に流れる電流もゼロとなる。この場合、PM54の電流とNM62の電流の差分により位相補償容量Cは放電され、PM55のゲート電位は下げられ、PM55の電流により出力負荷容量が充電され出力端子の電位は+入力端子の電位に追従して高電位に変動し、差動増幅回路は立上げ出力する。
+入力端子の電位が出力端子の電位より低い電位へ変動した場合、NM62に流れる電流がゼロとなり、NM61には入力段のNトランジスタNM63に流れるドレイン電流が流れる。そのため、PM53とPM54にも入力段のNトランジスタNM63に流れるドレイン電流が流れる。この場合、PM54の電流とNM62の電流の差分により位相補償容量Cは充電され、PM55のゲート電位は上げられ、出力段のNトランジスタNM64の電流により出力負荷容量が放電され出力端子の電位は+入力端子の電位に追従して低電位に変動し、差動増幅回路は立下げ出力する。
このように、出力端子の電位は+入力端子の電位変動に追従し、立上げスピードは入力段の定電流源NM63と位相補償容量CとPM55の電流能力で決まり、立下げスピードは入力段の定電流源NM63と位相補償容量Cと出力段の定電流源NM64の電流能力で決まる。
図10は、差動増幅回路の別の例を示す。図10に示す差動増幅回路も、電源電圧の1/2以上の階調電圧を駆動するための高電圧用駆動増幅回路である。この差動増幅回路において、差動段は、高電位側電源となるVDDの1/2以上VDD以下の電圧を入力できるNトランジスタ差動対(MN1とMN2)を備える。なお、低電位側電源となるVSSの電圧以上VDDの電圧の1/2以下の電圧を入力する場合はPトランジスタ差動対を備える差動増幅回路を用いればよい。なお、以下の説明および図示において、「+入力端子」を「INP」で表記し、「−入力端子」を「INM」で表記する。
図10に示すように、入力段におけるMN1とMN2はソースが互いに接続され、MN1のゲートは入力端子INMと接続され、MN2のゲートは入力端子INPと接続されている。Nトランジスタ差動対とVSSとの間にNトランジスタMN10が接続されている。MN10は、ソースがVSSに接続され、ドレインがMN1とMN2のソースに接続され、ゲートが定電圧源端子BN1に接続され、入力段の定電流源として機能する。
中間段に位置するPトランジスタMP3とMP4は、ソースがVDDに接続されている。MP3のゲートとドレイン、およびMP4のゲートはMN1のドレインに接続され、MP4のドレインは、MN2のドレインに接続されている。
PトランジスタMP7は、ソースがVDDに接続され、ゲートが定電圧源端子BP3に接続され、ドレインがMP4とMN2のドレインに接続されている。PトランジスタMP8は、ソースがMP7のドレインに接続され、ゲートが定電圧源端子BP4に接続され、ドレインがNトランジスタMN7のドレインに接続されている。NトランジスタMN8は、ソースがMN7のドレインに接続され、ゲートが定電圧源端子BN4に接続され、ドレインがMP7のドレインに接続されている。
出力段に位置するPトランジスタMP9は、ソースがVDDに接続され、ゲートがMP7のドレインに接続されている。NトランジスタMN9は、ソースがVSSに接続され、ゲートがMN7のドレインに接続されている。MP9とMN9のドレインは接続され出力端子OUTになる。
また、MP9のドレインには位相補償容量C1の一端が接続されている。位相補償容量C1の他端は、MP7のドレインおよびMP9のゲートに接続されている。
図10に示す差動増幅回路を電圧フォロワ接続した場合の動作を説明する。
入力端子INPと出力端子OUTの電位が同一である場合は、MN1とMN2には、入力段のNトランジスタMN10に流れるドレイン電流の半分の電流がそれぞれ流れる。
入力端子INPの電位が出力端子OUTの電位より高い電位へ変動した場合、MN2にはMN10に流れるドレイン電流が流れ、MN1に流れる電流がゼロとなる。そのため、MP3とMP4に流れる電流もゼロとなる。この場合、MP4の電流とMN2の電流の差分により位相補償容量C1は放電され、MP9のゲート電位は下げられ、MP9の電流により出力負荷容量が充電され出力端子OUTの電位は入力端子INPの電位に追従して高電位に変動する。
入力端子INPの電位が出力端子OUTの電位より低い電位へ変動した場合、MN2に流れる電流がゼロとなり、MN1にはMN10に流れるドレイン電流が流れる。そのため、MP3とMP4にもMM10に流れるドレイン電流が流れる。この場合、MP4の電流とMN2の電流の差分により位相補償容量C1は充電され、MP9のゲート電位は上げられる。MP9のゲート電位が上がることによりMP8のVGSが開くため、MP7のドレイン電流は、MN8よりMP8のほうに多く流れる。これによりMN8に流れる電流が減少し、MN8のVGSが閉じ、MN9のゲート電位が上げられる。そして、MN9の電流により出力負荷容量が放電され出力端子OUTの電位は入力端子INPの電位に追従して低電位に変動する。
このように、出力端子OUTの電位は入力端子INPの電位変動に追従し、立上げスピードは入力段の定電流源MN10と位相補償容量C1とMP9の電流能力で決まり、立下げスピードは入力段の定電流源MN10と位相補償容量C1とMN9の電流能力で決まる。
特許第3550016号公報
ここで図9と図10の差動増幅回路の充放電スピードについて考える。
前述したように、図9の差動増幅回路では、出力端子の電位は+入力端子の電位変動に追従し、立上げスピードは入力段の定電流源NM63と位相補償容量CとPM55の電流能力で決まり、立下げスピードは入力段の定電流源NM63と位相補償容量Cと出力段の定電流源NM64の電流能力で決まる。
MOSトランジスタのドレイン電流について、ドレイン電流はドレイン電圧にほぼ比例して増加する3極管領域(非飽和領域)と、ドレイン電圧が増加してもドレイン電流はほとんど変化しない5極管領域(飽和領域)とに分けられる。3極管領域と5極管領域のドレイン電流の近似式はそれぞれ式(1)と式(2)である。以下において、ドレイン電流、ゲート・ソース間電圧、ドレイン・ソース間電圧、ゲート幅、ゲート長をそれぞれ「Id」、「VGS」、「VDS」、「W」、「L」で表記する。
Figure 2010041374
Figure 2010041374
式(1)と式(2)から分かるように、MOSトランジスタのドレイン電流は、ゲート・ソース間電圧に依存する。
図9に示す差動増幅回路において、駆動している負荷状態によってPM55のゲート・ソース間電圧が異なるため、立ち上げのスピードを決める1つの要素であるPM55の電流能力は、負荷状態によって異なる。一方、出力段の定電流源NM64のゲート・ソース間電圧が一定であるであるため、立下げのスピードを決める1つの要素であるNM64の電流能力は負荷状態によらず一定である。
すなわち、図9に示す差動増幅回路は、立上げのスピードは負荷状態に依存する一方、立下げのスピードは負荷状態に依存しない。したがって、この差動増幅回路では、立上げのスピードと立下げのスピードが異なり、負荷駆動出力波形が非対称になってしまう恐れがある。
図10に示す差動増幅回路では、出力端子OUTの電位は入力端子INPの電位変動に追従し、立上げスピードは入力段の定電流源MN10と位相補償容量C1とMP9の電流能力で決まり、立下げスピードは入力段の定電流源MN10と位相補償容量C1とMN9の電流能力で決まる。図10の差動増幅回路がMP9とMN9のプッシュ・プルで出力負荷容量を駆動するため、図9に示す差動増幅回路と比べ、立上げと立下げの対称性はとりやすい。しかし、入力段の差動対のソースに寄生容量が付加されており、この寄生容量は、差動増幅回路のスルーレートに影響を及ぼすため、差動増幅回路の立上げのスピードと立ち下げのスピードが異なってしまい、負荷駆動出力波形が非対称になる恐れがある。これについて詳細に説明する。
図10に示す差動増幅回路の立上げ時のスルーレートは下記のように決定される。
高さがVip、時間t1のパルス波形を入力したとすると、この期間において、位相補償容量C1に流れる電流は、入力段の定電流源の電流2I1と、差動対のソースの寄生容量(ソースTail容量)Csに流れる電流isの和(2I1+is)となる。このとき、差動増幅回路の出力電圧vo(t)は、下記の式(3)により示すようになる。
Figure 2010041374
また、このときMN1がONしているため、MN1はソースフォロワとして機能し、そのゲートに入力された波形vin(t)とソースの波形はほぼ同一になる。従って、寄生容量Csに流れる電流is(t)は下記の式(4)により示すようになる。
Figure 2010041374
式(3)と式(4)から下記の式(5)、式(6)を得ることができる。
Figure 2010041374
Figure 2010041374
式(6)から分かるように、差動増幅回路が立上げ出力するときに、最初(t=0)に「CsVip/C1」の「飛び」があり、その後、スルーレートは、入力段の定電流源の電流と負荷容量C1で決まる「2I1/C1」になる。
また、図10に示す差動増幅回路の立下げ時のスルーレートは下記のように決定される。
立下げの場合、MN1がオフしMN2がオンする。この状態では、MN2はソースフォロワとして機能し、そのゲートでの信号波形とソースでの信号波形はほぼ同一になる。従って、寄生容量Csに流れる電流is(t)は下記の式(4)により示すようになる。CsとC1に流れる電流をそれぞれisとicにすると、下記の式(7)が成り立つ。
Figure 2010041374
また、このとき、負荷容量C1に流れる電流icはMN2に流れる電流と同じく「2I1−is」となるので、下記の式(8)を得ることができる。
Figure 2010041374
式(7)と式(8)から下記の式(9)を導き出すことができる。
Figure 2010041374
式(9)から分かるように、図10に示す差動増幅回路が立下げ出力するときに、スルーレートは、入力段の定電流源の電流と負荷容量C1と差動対のソースの寄生容量Csで決まる。
このように、入力段においてNトランジスタ差動対を有する図10の差動増幅回路では、立上げ時の最初において「CsVip/C1」の「飛び」があり、その後のスルーレートは入力段の定電流源の電流と負荷容量C1で決まる「2I1/C1」になる。その一方、立下げ時では、スルーレートは「2I1/(Cs+C1)」となる。そのため、立上げ時と立下げ時におけるスルーレートが異なり、立上げ/立下げの出力波形が非対称である。
図10に示す差動増幅回路は、入力段の差動対をNトランジスタにより構成された例である。入力段の差動対をPトランジスタで構成した場合差動増幅回路の場合には、立下げの最初に「CsVip/C1」の「飛び」があり、その後スルーレートは「2I1/C1」になる。その一方、立上げ時ではスルーレートは「2I1/(Cs+C1)」となる。そのため、図10に示す差動増幅回路と同様に、立上げ時と立下げ時におけるスルーレートが異なり、立上げ/立下げの出力波形が非対称である。
TFT−LCDの画素をある階調に書き込むとき、該画素の直前の階調電位によってソースドライバにおける差動増幅回路の動作が異なる。直前の階調電位が今回書き込む階調電位より低い場合には、差動増幅回路は画素容量の充電(立上げ)動作をする一方、直前の階調電位が今回書き込む階調電位より高い場合には、差動増幅回路は画素容量の放電(立下げ)動作をする。
前述した差動増幅回路をソースドライバに用いる場合、差動増幅回路の充電スピードと放電スピードが異なるため負荷駆動出力波形が異り、同じ階調を書き込むときに、立上げと立下げの場合では画素の書込み電位が異なってしまう。そのため、入力データが同じ階調を示しているにもかかわらず、異なった色が表示されるなど、表示に悪影響を与える。このように、差動増幅回路の立上げ/立下げスピードひいては負荷駆動出力波形の対称性の優劣はLCDのソースドライバの性能を表す指標の1つであり、この対称性を保つことは重要な課題である。
本発明の一つの態様は、差動増幅回路である。この差動増幅回路は、第1の入力端子と第2の入力端子を介して差動入力する入力回路と、該入力回路により入力された差動入力に応じた出力を行う後段処理回路とを備える。入力回路は、ゲートが第1の入力端子に接続された第1のトランジスタと、ゲートが第2の入力端子に接続された第2のトランジスタとがソースが互いに接続されてなる差動対と、第1のトランジスタと第2のトランジスタのソースに接続された定電流源と、第1のトランジスタと第2のトランジスタのソースに接続された可変電流源とを有する。後段処理回路は、位相補償容量を有し、入力回路の定電流源を介して該位相補償容量を充放電させることにより差動入力の変動に追従した出力を行う。入力回路の可変電流源は、差動入力の変動が差動対のソースの寄生容量を充電または放電させる状況になったことを条件にオンして寄生容量の充電または放電のための電流を供する。
なお、上記態様の差動増幅回路を方法やシステム、装置として表現したものも、本発明の態様として有効である。
本発明にかかる技術によれば、差動増幅回路の立ち上げと立下げの出力波形の対称性を改善することができる。
本発明の具体的な実施の形態を説明する前に、まず図10に示す差動増幅回路と比較しながら本発明の原理について説明する。
図11は、図10に示す差動増幅回路の模式図である。この差動増幅回路は、入力段41と、中間段42と、出力段43とを有する。入力段41では、NトランジスタMN1とMN2はソースが接続されNトランジスタ差動対を構成する。Nトランジスタ差動対とVSS間に定電流源IS1が接続されている。MN1とMN2のゲートにはそれぞれ入力端子INMとINPが接続され、MN1とMN2のドレインは接続され入力段41の出力端子として機能する。中間段42は、入力が入力段41の出力(MN1とMN2のドレイン)に接続され、出力が出力段43の入力に接続されI−V変換またはI−I変換を行う。出力段43は、入力が中間段42の出力に接続され、出力が出力端子OUTに接続されV−V変換またはI−V変換を行う。
前述したように、この差動増幅回路は、立上げ時には、定電流源IS1の電流によりMN2を介して位相補償容量C1の放電を行う一方、立下げ時には、定電流源IS1の電流を用いて、MN1を介して位相補償容量C1の充電をすると共に、Nトランジスタ差動対のソースの寄生容量の放電も行う。そのため、立下げ時のスルーレートが立上げ時より遅くなってしまう。
図1は、本発明の原理に基づく差動増幅回路100の模式図を示す。差動増幅回路100は、入力段110と、中間段42と、出力段43とを有する。なお、図1において、図10のものと同じ機能を有する構成要素について同じ符号を付与すると共に、それらの詳細な説明を省略する。
入力段110は、図10に示す差動増幅回路の入力段41の各構成要素以外に、Nトランジスタ差動対のMN2とVSSの間に、INPに入力される信号により制御される可変電流源IS2を有する。
差動増幅回路100の動作状態は、入力電圧(入力端子INPおよびINMの電圧)によって以下の3つに分けられる。
INPとINMの電位が等しい場合、可変電流源IS2の電流がゼロであり、MN1とMN2には定電流源IS1の電流の1/2がそれぞれ流れる。
INPの電位がINMの電位より高い電位に変動するすなわち差動増幅回路が立上げ出力する場合、可変電流源IS2の電流がゼロであり、MN2には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN1には電流が流れない。このとき、図11に示す差動増幅回路と同じように、定電流源IS1の電流によりMN2を介して位相補償容量C1が放電される。
INPがINMの電位より低い電位に変動するすなわち差動増幅回路が立下げ出力する場合、MN1には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN2には電流が流れない。また、可変電流源IS2から電流が流れる。そのため、定電流源IS1の電流によりMN1を介して位相補償容量C1が充電されと共に、可変電流源IS2の電流によりNトランジスタ差動対のソースの寄生容量も放電される。
すなわち、図1に示す差動増幅回路100によれば、立下げ時において、Nトランジスタ差動対のソースの寄生容量の放電に可変電流源IS2の電流を用いるため、位相補償容量C1の充電に使用する定電流源IS1の電流を、Nトランジスタ差動対のソースの寄生容量の放電に分けることを回避できる。その結果、差動増幅回路100の立下げ時のスルーレートの低下を抑制することができ、立上げ/立下げ時の出力波形の対称性を改善することができる。
図2は、可変電流源IS2の具体例を示す。図2に示す可変電流源IS2は、ソースがMN1とMN2のソースに接続され、ドレインがVSSに接続され、ゲートが入力端子INPに接続されたPトランジスタMP10により構成される。
図2に示す可変電流源IS2を適用した差動増幅回路100では、INPとINMの電位が等しい場合、MN1とMN2には定電流源IS1の電流の1/2がそれぞれ流れる。INPに比べMN2のソース電位が低いため、MP10のゲート電位がソース電位より高く、MP10には電流が流れない。
また、INPの電位がINMの電位より高い電位に変動するすなわち立上げの場合、MN2には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN1には電流が流れない。このときも、INPに比べMN2のソース電位が低いため、MP10のゲート電位がソース電位より高く、MP10には電流が流れない。
INPがINMの電位より低い電位に変動するすなわち立下げの場合、MN1には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN2には電流が流れない。このとき、INPに比べMN2のソース電位が高いため、MP10のゲート電位がソース電位より低く、MP10には電流が流れる。
図3は、可変電流源IS2の他の例を示す。図3に示す可変電流源IS2は、PトランジスタMP10とNトランジスタMN11を備える。MP10は、ソースがMN1とMN2のソースと接続され、ドレインがMN11のドレインに接続され、ゲートが入力端子INPに接続される。MN11は、ソースがVSSに接続され、ドレインがMP10のドレインに接続され、ゲートが定電圧源端子BN2に接続されている。
図3に示す可変電流源IS2を適用した差動増幅回路100では、INPとINMの電位が等しい場合、MN1とMN2には定電流源IS1の電流の1/2がそれぞれ流れる。INPに比べMN2のソース電位が低いため、MP10のゲート電位がソース電位より高く、MP10はオフする。
また、INPの電位がINMの電位より高い電位に変動するすなわち立上げの場合、MN2には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN1には電流が流れない。このときも、INPに比べMN2のソース電位が低いため、MP10のゲート電位がソース電位より高く、MP10はオフする。
INPがINMの電位より低い電位に変動するすなわち立下げの場合、MN1には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN2には電流が流れない。このとき、INPに比べMN2のソース電位が高いため、MP10のゲート電位がソース電位より低く、MP10はONする。これによりMP10にはMN11でバイアスされた電流が流れる。
図3に示す可変電流源IS2では、Nトランジスタ差動対のソースの寄生容量の放電にMN11の電流が用いられる。MN11の電流量が一定であるため、VDDの電圧が不安定な場合において、図2に示す可変電流源IS2より安定した電流量を供給することができ、制御が簡単である。
なお、上述した差動増幅回路100は、入力段にNトランジスタ差動対を備え、VDDの電圧の1/2以上VDDの電圧以下の電圧を入力するものである。本発明にかかる技術は、入力段にPトランジスタ差動対を備え、VSSの電圧以上VDDの電圧の1/2以下の電圧を入力する差動増幅回路にも適用できる。この場合、立上げ時において、Pトランジスタ差動対のソースの寄生容量を充電する可変電流源を設ければよい。
以下図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる差動増幅回路200を示す。差動増幅回路200は、入力段210と、中間段220と、出力段230とを有する。
入力段210は、VDDの電圧の1/2以上VDDの電圧以下の電圧を入力できるNトランジスタ差動対MN1とMN2を有し、MN1とMN2のソースが接続されている。このNトランジスタ差動対とVSSとの間に、NトランジスタMN10が接続されている。MN10は、ソースがVSSに接続され、ドレインがMN1とMN2のソースに接続され、ゲートが定電圧源端子BN1と接続され、入力段の定電流源として機能する。また、Nトランジスタ差動対とVSSとの間に、NトランジスタMN11が接続されている。
差動増幅回路200における入力段210は、図3に示す可変電流源IS2を図1に示す入力段110に適用したものであり、MN10は定電流源IS1として機能し、MP10とMN11は可変電流源IS2として機能する。また、差動増幅回路200における中間段220は図10に示す差動増幅回路の中間段と同じ構成を有し、出力段230は図10に示す差動増幅回路の出力段と同じ構成を有するものであり、これらについて詳細な説明を省略する。
図4に示す差動増幅回路200において、立上げ時にMN2には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN1には電流が流れない。また、MP10はオフする。すなわち、立上げ時の動作について、差動増幅回路200と図10に示す差動増幅回路が同じである。
一方、立下げ時において、MN1には定電流源IS1の電流のすべてが流れ、MN2には電流が流れない。また、MP10がONするため、MP10にはMN11でバイアスされた電流が流れる。従って、差動増幅回路200は、図10に示す差動増幅回路のように立下げ時にMN10に流れる電流をNトランジスタ差動対のソースの寄生容量の放電に分けることを軽減することができ、立上げ/立下げ時の出力波形の対称性を改善することができる。
<第2の実施の形態>
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる差動増幅回路300を示す。差動増幅回路300は、入力段310と、中間段320と、出力段330とを有する。
入力段310は、VSSの電圧以上VDDの電圧の1/2の電圧以下の電圧を入力できるPトランジスタ差動対(MP1とMP2)を有し、MP1とMP2のソースが接続されている。MP1のゲートは入力端子INMと接続され、MP2のゲートは入力端子INPと接続されている。Pトランジスタ差動対とVDDとの間にPトランジスタMP10が接続されている。MP10は、ソースがVDDに接続され、ドレインがMP1とMP2のソースに接続され、ゲートが定電圧源端子BP1に接続され、定電源として機能する。
入力段310において、MN10とMP11は可変電流源を構成する。MN10は、ソースがMP1とMP2のソースに接続され、ドレインがMP11のドレインに接続され、ゲートが入力端子INPに接続されている。MP11は、ドレインがMN10のドレインに接続され、ソースがVDDに接続され、ゲートが定電圧源端子BP2に接続されている。
中間段320において、NトランジスタMN3とMN4は、ソースがVSSに接続されている。MN3のゲートとドレイン、およびMN4のゲートはMP1のドレインに接続され、MN4のドレインは、MP2のドレインに接続されている。
NトランジスタMN7は、ソースがVSSに接続され、ゲートが定電圧源端子BN3に接続され、ドレインがMN4とMP2のドレインに接続されている。PトランジスタMP8は、ソースがMP7のドレインに接続され、ゲートが定電圧源端子BP4に接続され、ドレインがNトランジスタMN7のドレインに接続されている。NトランジスタMN8は、ソースがMN7のドレインに接続され、ゲートが定電圧源端子BN4に接続され、ドレインがMP7のドレインに接続されている。
出力段330において、PトランジスタMP9は、ソースがVDDに接続され、ゲートがMP7のドレインに接続されている。NトランジスタMN9は、ソースがVSSに接続され、ゲートがMN7のドレインに接続されている。MP9とMN9のドレインは接続され出力端子OUTとなる。
また、MN9のドレインには位相補償容量C2の一端と接続されている。位相補償容量C2の他端は、MN7のドレインおよびMN9のゲートに接続されている。
この差動増幅回路300において、立下げ時にMP2には定電流源MP10のドレイン電流のすべてが流れ、MP1には電流が流れず、位相補償容量C2が充電することによって出力端子OUTの電位がINPの電位に追従して低くなる。なお、このとき、MN10がオフするため、MN10とMP11により構成される可変電流源は出力波形に影響を与えない。
一方、立上げ時において、MP1にはMP10のドレイン電流のすべてが流れ、MP2には電流が流れず、位相補償容量C2が放電することによって出力端子OUTの電位がINPの電位に追従して高くなる。このとき、MN10とMP11により構成された可変電流源が設けられていないと、MP10に流れる電流をPトランジスタ差動対のソースの寄生容量の充電にも使われてしまうため、出力波形は立下げ時の出力波形との対称性が崩れてしまう。
本実施の形態の差動増幅回路300において、立上げ時に、可変電流源のMN10がONするため、MN10にはMP11でバイアスされた電流が流れ、Pトランジスタ差動対のソースの寄生容量の充電に供される。従って、差動増幅回路300は、立上げ時においてMP10に流れる電流をPトランジスタ差動対のソースの寄生容量の充電に分けることを軽減することができ、立上げ/立下げ時の出力波形の対称性を改善することができる。
<第3の実施の形態>
図6は、本発明の第3の実施の形態にかかる差動増幅回路400を示す。差動増幅回路400は、入力段210と、中間段420と、出力段430とを有する。
入力段210は、図4に示す第1の実施の形態にかかる差動増幅回路200における入力段210である。
中間段420は、フォールデッド・カスコード対応の中間段で、2つの浮遊電流源(電流源シンボル、及び、MN8/MP8)を有する。
入力段210のNトランジスタMN1のドレインは、中間段420のPトランジスタMP12のドレインとPトランジスタMP14のソースに接続され、NトランジスタMN2のドレインは中間段420のPトランジスタMP13のドレインとPトランジスタMP15のソースに接続されている。
PトランジスタMP12とMP13は、ソース同士、ゲート同士が互いに共通接続され、共通接続されたソースはVDDに接続されている。
PトランジスタMP14は、ソースがMN12のドレインに接続され、ドレインがMP12、MP13の共通接続されたゲートに接続されている。PトランジスタMP15は、ソースがMP13のドレインに接続され、そのドレインはPトランジスタMP8のソース、NトランジスタMN8のドレインに接続されている。MP14、MP15のゲートは共通接続され、定電圧源端子BP5に接続されている。
NトランジスタMN12、MN13は、ソース同士、ゲート同士が互いに共通接続され、その共通接続されたソースは、VSSに接続されている。MN12、MN13のドレインは、それぞれNトランジスタMN14、MN15のソースに接続されている。MN14のドレインは、MN12、MN13の共通接続されたゲートに接続されている。MN15のドレインは、MN8のソース、MP8のドレインに接続されている。MN14、MN15のゲートは共通接続され、定電圧源端子BN5に接続されている。
PトランジスタMP8は、ゲートが定電圧源端子BP4に接続され、ソースがMP15のドレインに接続され、ドレインがMN15のドレインに接続されている。
NトランジスタMN8は、ゲートが定電圧源端子BN4に接続され、ソースがMN15のドレインに接続され、ドレインがMP15のドレインに接続されている。
MP8とMN8は、浮遊電流源の働きをする。
出力段430は、バイアス電圧BP4、BN4と、MN8、およびMP8で制御されたAB級出力段である。
PトランジスタMP9は、ソースがVDDに接続され、ゲートがMP8のソースに接続され、ドレインが出力端子OUTに接続されている出力トランジスタである。
NトランジスタMN9は、ソースがVSSに接続され、ゲートがMN8のソースに接続され、ドレインが出力端子OUTに接続されている出力トランジスタである。
位相補償容量C1は、一端がMP9のゲートに接続され、他端が出力端子OUTに接続されている。位相補償容量C2は、一端がMN9のゲートに接続され、他端が出力端子OUTに接続されている。
図6に示す差動増幅回路を電圧フォロワ接続した場合の動作を説明する。ここで、入力段の定電流源を構成するNトランジスタMN10のドレイン電流を2Iとする。
+入力端子と出力端子の電位が同じ場合は、MN1、MN2のドレインには、それぞれ入力段のNトランジスタMN10に流れるドレイン電流の半分であるIが流れる。
+入力端子の電位が出力端子に比べ高電位へ変動した場合、MN2にはMN10に流れるドレイン電流2Iが流れ、MN1には電流は流れない。また、中間段浮遊電流源シンボルの電流をImとすると、MP12に流れる電流はMN1の電流がゼロのため浮遊電流源の電流Imと等しくなる。MP12、MP13はカレントミラー構成のため、MP13にも浮遊電流源の電流Imと等しい電流が流れる。このとき、MN2には2Iの電流が流れるため、MP13の電流Imが2Iより大きくないと中間段を構成するMP15、MP8、MN15、MN8の電流がゼロとなり、出力段のバイアスが不定となる。そのため、中間段浮遊電流源には入力段定電流源の電流2I以上の電流を流す必要がある。よって、中間段浮遊電流源の電流を3Iとする。
すると、MP12、MP13に流れる電流は3Iとなり、MP15に流れる電流はMP13に流れる電流3IのうちMN2に2Iの電流が分流するためIとなる。
また、MN12に流れる電流は中間段浮遊電流源の電流3Iとなる。MN12、MN13はカレントミラー構成のため、MN13に流れる電流は3Iとなり、MN15に流れる電流はMP15と同様Iとなる。
MN15に流れる電流IとMN13に流れる電流3Iの差分2Iにより位相補償容量C1、C2は放電され、MP9、MN9のゲート電位が下げられ、出力負荷容量を充電し、出力端子OUTの電位は+入力端子INPの電位に追従して高電位に変動する。
+入力端子の電位が出力端子に比べ低電位へ変動した場合、MN1にはMN10に流れるドレイン電流2Iが流れ、MN2には電流は流れない。また、中間段浮遊電流源シンボルの電流を3Iとすると、MP12に流れる電流はMN1の電流が2Iに浮遊電流源の電流3Iが加算され5Iとなる。MP12、MP13はカレントミラー構成のため、MP13にも5Iの電流が流れる。
また、MN12に流れる電流は中間段浮遊電流源の電流3Iとなる。MN12、MN13はカレントミラー構成のため、MN13に流れる電流は3Iとなり、MN15に流れる電流はMP15と同様5Iとなる。
MN15に流れる電流5IとMN13に流れる電流3Iの差分2Iにより位相補償容量C1、C2は放電され、MP9、MN9のゲート電位が下げられ、出力負荷容量を充電し、出力端子OUTの電位は+入力端子INPの電位に追従して低電位に変動する。
このように+入力端子INPの電位変動に対し、出力端子OUTの電位は+入力端子INPの電位に追従する。
この差動増幅回路400は、図4に示す差動増幅回路200と同じように、MP10とMN11により構成された可変電流源が、立下げ時において入力段210のNトランジスタ差動対のソースの寄生容量を放電するための電流を供することにより、立上げ/立下げ時の出力波形の対称性を改善することができる。
<第4の実施の形態>
図7は、本発明の第4の実施の形態にかかる差動増幅回路500を示す。差動増幅回路500は、入力段310と、中間段520と、出力段530とを有する。
入力段210は、図5に示す第2の実施の形態にかかる差動増幅回路300における入力段310である。
中間段520は、フォールデッド・カスコード対応の中間段で、2つの浮遊電流源(電流源シンボル、及び、MN8/MP8)を有する。
入力段310のPトランジスタP1のドレインは、中間段520のPトランジスタMP12のドレインとPトランジスタMP14のソースに接続され、PトランジスタMP2のドレインは中間段420のPトランジスタMP13のドレインとPトランジスタMP15のソースに接続されている。
PトランジスタMP12とMP13は、ソース同士、ゲート同士が互いに共通接続され、共通接続されたソースはVDDに接続されている。
PトランジスタMP14は、ソースがMN12のドレインに接続され、ドレインがMP12、MP13の共通接続されたゲートに接続されている。PトランジスタMP15は、ソースがMP13のドレインに接続され、そのドレインはPトランジスタMP8のソース、NトランジスタMN8のドレインに接続されている。MP14、MP15のゲートは共通接続され、定電圧源端子BP5に接続されている。
NトランジスタMN12、MN13は、ソース同士、ゲート同士が互いに共通接続され、その共通接続されたソースは、VSSに接続されている。MN12、MN13のドレインは、それぞれNトランジスタMN14、MN15のソースに接続されている。MN14のドレインは、MN12、MN13の共通接続されたゲートに接続されている。MN15のドレインは、MN8のソース、MP8のドレインに接続されている。MN14、MN15のゲートは共通接続され、定電圧源端子BN5に接続されている。
PトランジスタMP8は、ゲートが定電圧源端子BP4に接続され、ソースがMP15のドレインに接続され、ドレインがMN15のドレインに接続されている。
NトランジスタMN8は、ゲートが定電圧源端子BN4に接続され、ソースがMN15のドレインに接続され、ドレインがMP15のドレインに接続されている。
MP8とMN8は、浮遊電流源の働きをする。
出力段430は、バイアス電圧BP4、BN4と、MN8、およびMP8で制御されたAB級出力段である。
PトランジスタMP9は、ソースがVDDに接続され、ゲートがMP8のソースに接続され、ドレインが出力端子OUTに接続されている出力トランジスタである。
NトランジスタMN9は、ソースがVSSに接続され、ゲートがMN8のソースに接続され、ドレインが出力端子OUTに接続されている出力トランジスタである。
位相補償容量C1は、一端がMP9のゲートに接続され、他端が出力端子OUTに接続されている。位相補償容量C2は、一端がMN9のゲートに接続され、他端が出力端子OUTに接続されている。
図7に示す差動増幅回路を電圧フォロワ接続した場合の動作を説明する。ここで、入力段の定電流源を構成するPトランジスタMP10のドレイン電流を2Iとする。
+入力端子と出力端子の電位が同じ場合は、MP1、MP2のドレインには、それぞれ入力段のNトランジスタMP10に流れるドレイン電流の半分であるIが流れる。
+入力端子の電位が出力端子に比べ高電位へ変動した場合、MP1にはMP10に流れるドレイン電流2Iが流れ、MP1には電流は流れない。また、中間段浮遊電流源シンボルの電流を3Iとすると、MN12に流れる電流はMP1の電流が2Iに浮遊電流源の電流3Iが加算され5Iとなる。MN12、MN13はカレントミラー構成のため、MN13にも5Iの電流が流れる。
また、MP12に流れる電流は中間段浮遊電流源の電流3Iとなる。MP12、MP13はカレントミラー構成のため、MP13に流れる電流は3Iとなり、MP15に流れる電流はMN15と同様5Iとなる。
MP15に流れる電流5IとMP13に流れる電流3Iの差分2Iにより位相補償容量C1、C2は放電され、MP9、MN9のゲート電位が下げられ、出力負荷容量を充電し、出力端子OUTの電位は+入力端子INPの電位に追従して高電位に変動する。
+入力端子の電位が出力端子に比べ低電位へ変動した場合、MP2にはMP10に流れるドレイン電流2Iが流れ、MP1には電流は流れない。また、中間段浮遊電流源シンボルの電流を3Iとすると、MN12、MN13に流れる電流は3Iとなり、MN15に流れる電流はMN13に流れる電流3IのうちMP2に2Iの電流が分流するためIとなる。
また、MP12に流れる電流は中間段浮遊電流源の電流3Iとなる。MP12、MP13はカレントミラー構成のため、MP13に流れる電流は3Iとなり、MP15に流れる電流はMN15と同様Iとなる。
MP15に流れる電流IとMP13に流れる電流3Iの差分2Iにより位相補償容量C1、C2は放電され、MP9、MN9のゲート電位が下げられ、出力負荷容量を充電し、出力端子OUTの電位は+入力端子INPの電位に追従して低電位に変動する。
このように入力端子INPの電位変動に対し、出力端子OUTの電位は入力端子INPの電位に追従する。
この差動増幅回路500は、図5に示す差動増幅回路300と同じように、MN10とMP11により構成された可変電流源が、立上げ時において入力段310のPトランジスタ差動対のソースの寄生容量を充電するための電流を供することにより、立上げ/立下げ時の出力波形の対称性を改善することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、さまざまな変更、増減を加えてもよい。これらの変更、増減が加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、図4〜図7の各実施の形態の差動増幅回路において、入力段の差動対のソースの寄生容量を充放電するための可変電流源は、図3に示す可変電流源に対応する構成を有する。これらの差動増幅回路における入力段の可変電流源は、図2に示す可変電流源に対応する構成であってもよい。
本発明の原理を示す差動増幅回路の模式図である。 図1に示す差動増幅回路の入力段における可変電流源の構成例を示す図である。 図1に示す差動増幅回路の入力段における可変電流源の他の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる差動増幅回路を示す図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる差動増幅回路を示す図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる差動増幅回路を示す図である。 本発明の第4の実施の形態にかかる差動増幅回路を示す図である。 液晶表示装置の模式図である。 図8に示す液晶表示装置のソースドライバに適用される差動増幅回路の構成例を示す図である。 図8に示す液晶表示装置のソースドライバに適用される差動増幅回路の構成例を示す図である。 図10に示す差動増幅回路の模式図である。
符号の説明
41 入力段
42 中間段
43 出力段
100 差動増幅回路
110 入力段
200 作動増幅回路
210 入力段
220 中間段
230 出力段
300 差動増幅回路
310 入力段
320 中間段
330 出力段
400 差動増幅回路
420 中間段
430 出力段
500 差動増幅回路
520 中間段
530 出力段
IS1 定電流源
IS2 可変電流源

Claims (7)

  1. 第1の入力端子と第2の入力端子を介して差動入力する入力回路と、
    該入力回路により入力された前記差動入力に応じた出力を行う後段処理回路とを備えた差動増幅回路において、
    前記入力回路は、
    ゲートが前記第1の入力端子に接続された第1のトランジスタと、ゲートが前記第2の入力端子に接続された第2のトランジスタとがソースが互いに接続されてなる差動対と、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタのソースに接続された定電流源と、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタのソースに接続された可変電流源とを有し、
    前記後段処理回路は、位相補償容量を有し、前記定電流源を介して該位相補償容量を充放電させることにより前記差動入力の変動に追従した出力を行うものであり、
    前記入力回路の前記可変電流源は、前記差動入力の変動が前記差動対のソースの寄生容量を充電または放電させる状況になったことを条件にオンして前記寄生容量の充電または放電のための電流を供することを特徴とする差動増幅回路。
  2. 前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタはNチャンネルMOSトランジスタであり、
    前記後段処理回路は、前記第2の入力端子の電位が前記第1の入力端子の電位より高い電位に変動したときに、前記定電流源を介して前記位相補償容量を放電させることにより立上げ出力する一方、前記第2の入力端子の電位が前記第1の入力端子の電位より低い電位に変動したときに、前記定電流源を介して前記位相補償容量を充電させることにより立下げ出力し、
    前記可変電流源は、前記第2の入力端子の電位が前記第1の入力端子の電位より低い電位に変動したことを条件にオンして前記差動対のソースの寄生容量を放電させる電流を供することを特徴とする請求項1に記載の差動増幅回路。
  3. 前記可変電流源は、ソースが前記第2のトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第2の入力端子に接続され、ドレインが低電位側電源に接続されたPチャンネルMOSトランジスタを有することを特徴とする請求項2に記載の差動増幅回路。
  4. 前記可変電流源は、ドレインが互いに接続されたPチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルMOSトランジスタを有し、
    前記PチャンネルMOSトランジスタは、ソースが前記第2のトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第2の入力端子に接続され、
    前記NチャンネルMOSトランジスタは、ソースが低電位側電源に接続され、ゲートがバイアス電圧に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の差動増幅回路。
  5. 前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタはPチャンネルMOSトランジスタであり、
    前記後段処理回路は、前記第2の入力端子の電位が前記第1の入力端子の電位より高い電位に変動したときに、前記定電流源を介して前記位相補償容量を放電させることにより立上げ出力する一方、前記第2の入力端子の電位が前記第1の入力端子の電位より低い電位に変動したときに、前記定電流源を介して前記位相補償容量を充電させることにより立下げ出力し、
    前記可変電流源は、前記第2の入力端子の電位が前記第1の入力端子の電位より高い電位に変動したことを条件にオンして前記差動対のソースの寄生容量を充電させる電流を供することを特徴とする請求項1に記載の差動増幅回路。
  6. 前記可変電流源は、ソースが前記第2のトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第2の入力端子に接続され、ドレインが高電位側電源に接続されたNチャンネルMOSトランジスタを有することを特徴とする請求項5に記載の差動増幅回路。
  7. 前記可変電流源は、ドレインが互いに接続されたNチャンネルMOSトランジスタとPチャンネルMOSトランジスタを有し、
    前記NチャンネルMOSトランジスタは、ソースが前記第2のトランジスタのソースに接続され、ゲートが前記第2の入力端子に接続され、
    前記PチャンネルMOSトランジスタは、ソースが高電位側電源に接続され、ゲートがバイアス電圧に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の差動増幅回路。
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