JP2010038699A - 測定電流値決定方法及び4探針抵抗率測定装置 - Google Patents

測定電流値決定方法及び4探針抵抗率測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 4探針抵抗率測定において試料の測定に必要な電圧値を実現するために、試料に供給すべき電流の電流値を決定する方法を提供する。
【解決手段】 4探針抵抗率測定において試料の電気抵抗を測定する際に、特定電圧値により測定するために試料に供給すべき電流値を決定する測定電流値決定方法であって、試料の測定結果である2組の電流値と電圧値を取得し、2組の電流値と電圧値の座標を結ぶ直線式、y=ax+bを求め、特定電圧値をこの直線式のxに代入することで電流値yを計算し、計算で求めた電流値yを試料に供給して電圧値を測定し、測定された電圧値が特定電圧値の許容範囲に含まれるとき測定された電圧値に対応した電流値を試料の測定に使用する電流値と決定する測定電流値決定方法。
【選択図】図1

Description

この発明は、4探針抵抗率測定において試料の測定に使用する電流値の決定方法であり、特に非直線性をもつ試料に対する測定に使用する電流値の決定方法に関する。
近年、半導体の広い普及を背景に、半導体ウェハの測定装置についても多くの課題が要されており、これに対する技術が広く知られている。
特許文献1は、4探針抵抗率測定装置であり、ウェハを円盤状回転ステージに搭載して回転させ、4探針プローブまたは膜厚センサヘッドをウェハの半径方向に移動して配置することで、抵抗率測定や膜厚測定を行なうことができる技術が開示されている。
特開2003−297890号公報。
一方、特許文献1の技術分野において、半導体ウェハ等の測定に用いられる4探針抵抗率測定装置で求められるJIS H 0602−1995「シリコン単結晶及びシリコンウェハの4探針法による抵抗率測定方法」の規格では、測定電圧が一定の電圧例えば10mV付近となるように印加電流を調節して測定することが推奨されている。これは、本来はウェハ(試料)に1mAを印加し1mVの測定電圧を得て1Ωを算出するのも、1Aを印加し1Vの測定電圧を得て1Ωを算出するのも同じはずであるが、電流印加時の発熱の問題などを踏まえてウェハ測定の実情に即して統一を図ろうとするものである。
しかしながら、特許文献1は、このように要望された測定電圧を実現するための印加電流決定シーケンスを開示してはいないという問題がある。
本発明は、4探針抵抗率測定において試料の測定に必要な電圧値を実現するために試料に供給すべき電流の電流値を決定する方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための一実施形態は、
4探針抵抗率測定により試料の電気抵抗を測定する際に、特定電圧値により測定するために前記試料に供給すべき電流値を決定する測定電流値決定方法であって、
前記試料の測定結果である2組の電流値と電圧値を取得し、
前記2組の電流値と電圧値の座標を結ぶ直線式、y=ax+bを求め、
前記特定電圧値をこの直線式のxに代入することで前記電流値yを計算し、
前記計算で求めた電流値yを前記試料に供給して電圧値を測定し、
前記測定された電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれるとき、当該測定された電圧値に対応する電流値を前記試料の測定に使用する電流値と決定し、
前記測定した電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれないとき、前記計算した電流値yと前記測定した電圧値の座標とその前に測定した測定結果である電流値と電圧値の座標とを結ぶ直線式を求め、この直線式を用いた前記電流値yの計算処理及びこの計算した電流値を用いた測定処理を、前記測定処理による電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれるまで繰り返すことを特徴とする測定電流値決定方法である。
4探針抵抗率測定において測定しようとする試料が整流効果や非直線性を示している場合でも、規格で要望される10mV等の測定時の電圧を実現するために、試料に印加すべき電流の電流値を自動的に決定することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(構成)
初めに、本発明の一実施形態に係る半導体ウェハ測定装置の構成を以下に説明する。図1は、4探針抵抗率測定装置10の構成の一例を示すブロック図である。4探針抵抗率測定装置10は、各部に接続され全体の動作を制御して後述する電流値決定方法や試料の測定を行ない内部に記憶領域をもつ制御部11と、半導体ウェハ等の試料Wを載置するステージ15と、試料Wを測定するために試料に測定電流を供給して電圧を測定する4探針プローブ14を有している。さらに4探針抵抗率測定装置10は、制御部11に接続され4探針プローブ14に定電流を供給する定電流発生部12と、制御部11に接続され4探針プローブ14から測定電圧を受ける電圧測定部13と、ユーザの操作に応じて操作信号を制御部11に供給する操作部17と、制御部11が測定した測定結果や操作情報を画面に表示する表示部16を有している。
このような構成をもつ4探針抵抗率測定装置10は、上述したように半導体ウェハ等の測定に用いられる4探針抵抗率測定装置で求められるJIS H 0602−1995「シリコン単結晶及びシリコンウェハの4探針法による抵抗率測定方法」の規格等において、測定電圧が一定の電圧例えば10mV付近となるように印加電流を調節して測定することが推奨されている。このような測定電圧を実現するための電流値決定方法を以下にフローチャートを用いて説明する。
(第1の電流値決定方法)
初めに、第1の電流値決定方法を図2のフローチャートを用いて説明する。図2は、4探針抵抗率測定装置10の第1の電流値決定方法の一例を示すフローチャート、図3は、第1の電流値決定方法による成功した測定結果の一例を示す説明図である。なお、以下の図2及び図7のフローチャートの各ステップは、回路ブロックに置き換えることができ、従って、各フローチャートのステップは、全て回路ブロックに定義しなおすことが可能である。
(1)第1の測定結果
初めに、図2に示すフローチャートを用いて、図3で示した第1の測定結果を説明する。図3の(a)は4探針抵抗率測定装置10でウェハを電圧10mV付近で測定するための決定電流値、その電流を印加して得られた測定電圧値を示す表であり、(b)は電流値、その電流を印加して得られた測定電圧値を示すグラフである。図4の(a)は4探針抵抗率測定装置10でウェハを電圧10mV付近で測定するための決定電流値、測定電圧値、電流計算式を示す表であり、(b)は電流値と電圧値の関係を示すグラフである。
4探針抵抗率測定装置10の制御部11は、初めに、制御部11の制御により記憶領域に格納された初期電流値である0.001mA(固定)を読み出し、これを電流決定シーケンスの測定回1において、定電流発生部12から試料Wに印加し電圧測定部13は電圧値を測定する(ステップS11)。電圧測定部13は、測定電圧2.177mVを得ている。次に、制御部11は、測定した電圧値が目標の電圧値の許容範囲(一例として10mV±2%以内)に含まれるかどうかを判断する(ステップS12)。
測定した電圧値が許容範囲でなければステップS13に進み、制御部11は、測定回が所定回数(例えば10回)に達しているかどうか判断する(ステップS13)。制御部11は、測定回が所定回数(例えば10回)に達していない判断すれば、測定に使用した電流値と、測定結果である電圧値とに基づいて、目標電圧xに対して比例計算を行ない、最適な電流値を計算する。具体的には、電流決定の計算は、ひとつ前の測定回の(電圧値,電流値)の座標点とグラフの原点を結ぶ直線の式、y=axを求め、この式のxに目標とする測定電圧10mVを代入して行われる(ステップS14)。すなわち、測定回2において、測定回1の電流0.001mAおよび電圧2.177mVの組合せから比例計算により電圧10.00mVのときの電流0.00459mAを算出する。
次に、制御部11、定電流発生部12、電圧測定部13は、計算で求めた電流値0.00459mAを試料に印加して、電圧値を測定する(ステップS15)。ここでは、測定電圧3.070mVを得ている。制御部11は、ステップS12に進み、測定した電圧値が目標の電圧値の許容範囲(一例として10mV±2%以内)かどうかを判断して許容範囲でなければステップS13に進んで測定回数を判断し(ステップS13)、以降、先に説明したステップS13,14の測定を繰り返す。
同様に、図4に示すように、電流決定の測定回3から7までの過程を次に示す。
測定回1 0.00100mA印加 →2.177mVを測定した
測定回2 (10mV/2.177mV)×0.00100mA
=0.00459mA印加 →3.007mVを測定した
測定回3 (10mV/3.007mV)×0.00459mA
=0.01526mA印加 →5.495mVを測定した
測定回4 (10mV/5.495mV)×0.01526mA
=0.02777mA印加 →6.536mVを測定した
測定回5 (10mV/6.536mV)×0.02777mA
=0.04249mA印加 →9.9812mVを測定した
測定回6 (10mV/9.9812mV)×0.04249mA
=0.04257mA印加 →10.0018mVを測定した
測定回7 (10mV/10.0018mV)×0.04257mA
=0.04256mA印加 →9.98771mVを測定した。
上記の値では、測定回5において、許容範囲(一例として10mV±2%以内)内の電圧値を得ている(成功)。従って、制御部11の制御により上述したステップS12の働きによりそれ以降の処理を中止することができるが、例えば予定している10回を全て行なうことも好適である。予定した電圧値を実現する電流値が得られれば、制御部11は、合格した電流値によって試料Wの測定を実行する(ステップS16)。また、制御部11は、許容範囲内の電圧値を得ることができなくとも、予定した10回に達すると、例えば、測定を中止する、または、測定に用いた電流値の中から最も好成績な電流値により、試料を測定することが好適である(ステップS17)。
以上、説明した第1の電流値決定方法によれば、試料に一定の比例性があれば、要望された測定電圧による測定が可能となる電流値を自動的に決定し、この値により、規格で定められた測定電圧値により試料の測定処理を行なうことができる。
(2)第2の測定結果
次に、第1の電流値決定方法による異なった試料を対象とした第2の測定結果を説明する。すなわち、図5の(a)は4探針抵抗率測定装置10でウェハを電圧10mV付近で測定するための決定電流値、その電流を印加して得られた測定電圧値を示す表であり、(b)は電流値、その電流を印加して得られた測定電圧値を示すグラフである。また、図6の(a)は4探針抵抗率測定装置10でウェハを電圧10mV付近で測定するための決定電流値、測定電圧値、電流計算式を示す表であり、(b)は電流値と電圧値の関係を示すグラフである。
第2の測定結果は、第1の測定結果とは異なった試料を対象としており、試料の電気的特定として比例性が低かったり、試料に整流効果をもっているため、単純な比例計算では電流を決定することができなかった例である。すなわち、図2のフローチャートによる第1の電流値決定方法を行なって、
測定回1 0.00100mA印加 →0.3486mVを測定した
測定回2 (10mV/0.3486mV)×0.00100mA
=0.02868mA印加 →0.8168mVを測定した
測定回3 (10mV/0.8168mV)×0.02868mA
=0.35112mA印加 →43.521mVを測定した
測定回4 (10mV/43.521mV)×0.35112mA
=0.08068mA印加 →22.171mVを測定した
測定回5 (10mV/22.171mV)×0.08068mA
=0.03639mA印加 →3.5966mVを測定した
測定回6 (10mV/3.5966mV)×0.03639mA
=0.1012mA印加 →27.065mVを測定した
測定回7 (10mV/27.065mV)×0.1012mA
=0.03739mA印加 →3.9313mVを測定した
測定回8 (10mV/3.9313mV)×0.03739mA
=0.09511mA印加 →24.607mVを測定した
測定回9 (10mV/24.607mV)×0.09511mA
=0.03865mA印加 →4.2793mVを測定した
測定回10 (10mV/4.2793mV)×0.03865mA
=0.09032mA印加 →22.792mVを測定した
測定回11 (10mV/22.792mV)×0.09032mA
=0.03963mA印加 →4.5980mVを測定した
この例では、図5及び図6に示すように、電流決定シーケンスの最大の測定回である測定回11を実行しても、測定した電圧値が目標電圧の許容範囲(例えば10mV±2%以内)内に入らないため、エラーと判定して処理が終了する。エラーとなる原因としては、試料の性質により、図5の(b)に示すように、直線近似した電圧・電流特性曲線がXY座標軸の原点を通らず、電圧・電流値が目標値の上下を往復するばかりで収束していかないためである。
(第2の電流値決定方法)
次に、第2の電流値決定方法を、上述した図5及び図6のエラーとなった試料に関して算出を行なった場合を図7のフローチャートを用いて説明する。図8は4探針抵抗率測定装置の第2の電流値決定方法による測定結果の一例を示す説明図であり、(a)は決定電流値、測定電圧値であり、(b)は4探針抵抗率測定装置10でウェハを電圧10mV付近で測定するための電流計算式であり、(c)は電流値と電圧値の関係を示すグラフである。
4探針抵抗率測定装置10の制御部11は、初めに、制御部11の制御により記憶領域に格納された初期電流値である0.001mA(固定)を読み出し、これを電流決定シーケンスの測定回1において定電流発生部12から試料Wに印加し、電圧測定部13は電圧値を測定する(ステップS21)。電圧測定部13は、測定電圧0.3486Vを得ている。次に、制御部11は、測定した電圧値が目標の電圧値の許容範囲(一例として10mV±2%以内)かどうかを判断する(ステップS22)。
測定した電圧値が許容範囲でなければステップS23に進み、制御部11は、(電流値、電圧値)の測定結果が2組以上あるかどうかを判断する(ステップS23)。制御部11は測定結果が2組以上は存在しないと判断すると、上述した第1の電流値測定方法を用いて、測定に使用した電流値と測定結果である電圧値とに基づいて、目標電圧xに対して比例計算を行ない、最適な電流値を計算する(ステップS24)。そして、制御部11及び定電流発生部12は、計算で求めた電流値の電流を試料に印加し、電圧測定部13は電圧値を測定を行なう(ステップS25)。
すなわち、第2の電流値決定方法では、測定回1と測定回2は、一例として、上述した第1の電流値決定方法で行なうものである。この結果、以下の2組の(電圧値、電流値)の座標が得られる。
(0.3486mV,0.0010mA)(0.8168mV,0.02868mA)
次に、4探針抵抗率測定装置10の制御部11は、これらの2組の電圧値が目標の電圧値の許容範囲(一例として10mV±2%以内)に含まれず(ステップS22)、2組以上の測定結果が存在するので(ステップS23)、2組の電流値と電圧値の座標を結ぶ直線式y=ax+bを求める。ここで、y=ax+bは、図8の(b)に示すように次式で表される。
Figure 2010038699
なお、nは、測定回を示している。
式(1)に上記2組の電流値と電圧値を代入すると、
y3=0.05912x−0.01961
次に、目標となる特定電圧値(10.00)をこの直線式のxに代入することで、電流値yが得られる(ステップS26)。
y3=0.05912×10.0−0.01961
=057159mA
そして、この電流値yを用いて、制御部11、定電流発生部12、電圧測定部13は、試料の電圧値を測定する(ステップS27)。
測定回4以降も測定回3と同様な一次式を解く方法で印加電流制御値を算出する。
測定回4は、
(0.8168mV,0.02868mA)(70.846mV,0.57159mA)
に基づき、
y4=0.0077526x+0.0221
y4=0.0077526×10.0+0.0221
=0.09963mA
測定回5は、
(70.846mV,0.57159mA)(26.57mV,0.09963mA)
に基づき、
y5=0.01066x−0.1836
y5=0.01066×10.0−0.1836
=−0.077mA
ここで算出した負の印加電流は有り得ないので、この場合のみ上述した第1の電流値決定方法を用いる。測定回5(再計算)
(26.57mV,0.09963mA)に基づき、
y6=(10mV/26.57mV)×0.09963mA
=0.03750mA
以降、再度一次式を解く方法で10mVまで導く。
測定回6は、
(26.57mV,0.09963mA)(4.0150mV,0.03750mA)
に基づき、
y6=0.0027545x+0.02644
y6=0.0027545×10.0+0.02644
=0.053985mA
測定回7は、
(4.0150mV,0.03750mA)(9.9993mV,0.053985mA)
に基づき、
y7=0.0027547x+0.02644
y7=0.0027547×10.0+0.02644
=0.053987mA
その結果、電流値y7=0.053987mAによる電圧値の測定結果は、10.00mVが得られる。制御部11の制御により上述したステップS22の働きによりそれ以降の処理を中止することができるが、例えば予定している10回を全て行なうことも好適である。予定した電圧値が得られれば、制御部11は、合格した電流値によって試料Wの測定を実行する(ステップS28)。また、制御部11は、許容範囲内の電圧値を得ることができなくとも、予定した10回に達すると(ステップS29)、例えば、測定を中止する、または、測定に用いた電流値の中から最も好成績な電流値により、試料を測定することが好適である(ステップS30)。
以上、第2の電流値決定方法によれば、第1の電流値決定方法による単純なオームの法則を利用した比例計算を行なうのではなく、測定済みの2組の(電圧値,電流値)座標を結ぶ直線の式を作成し、この式に目標とする電圧値を代入して印加電流値を求めるものである。このような電流値決定方法によれば、測定しようとする試料が整流効果や非直線性を示している場合でも、規格で要望される10mV等の測定時の測定電圧を実現するために、試料に印加すべき電流の電流値を自動的に決定することができる。
なお、上記実施例においては測定電圧目標値を10mVとしたが、測定電圧が3mV、20mV、50mVなどほかの値であっても適用できることは明白である。
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の構成の一例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第1の電流値決定方法の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第1の電流値決定方法による成功した測定結果の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第1の電流値決定方法による成功した測定結果の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第1の電流値決定方法による失敗した測定結果の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第1の電流値決定方法による失敗した測定結果の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第2の電流値決定方法の他の一例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る4探針抵抗率測定装置の第2の電流値決定方法による測定結果の一例を示す説明図。
符号の説明
W…ウェハ、10…ウェハ測定装置、11…制御部、12…定電流発生部、13…電圧測定部、14…4探針プローブ、15…ステージ、16…表示部、17…操作部。

Claims (3)

  1. 4探針抵抗率測定により試料の電気抵抗を測定する際に、特定電圧値により測定するために前記試料に供給すべき電流値を決定する測定電流値決定方法であって、
    前記試料の測定結果である2組の電流値と電圧値を取得し、
    前記2組の電流値と電圧値の座標を結ぶ直線式、y=ax+bを求め、
    前記特定電圧値をこの直線式のxに代入することで前記電流値yを計算し、
    前記計算で求めた電流値yを前記試料に供給して電圧値を測定し、
    前記測定された電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれるとき、当該測定された電圧値に対応する電流値を前記試料の測定に使用する電流値と決定し、
    前記測定した電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれないとき、前記計算した電流値yと前記測定した電圧値の座標とその前に測定した測定結果である電流値と電圧値の座標とを結ぶ直線式を求め、この直線式を用いた前記電流値yの計算処理及びこの計算した電流値を用いた測定処理を、前記測定処理による電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれるまで繰り返すことを特徴とする測定電流値決定方法。
  2. 電流を発生して試料に供給する電流発生部と、
    前記電流発生部からの電流が供給された試料の電圧値を測定する電圧測定部と、
    前記電流発生部と前記電圧測定部を用いて前記試料の測定結果である2組の電流値と電圧値を取得し、
    前記2組の電流値と電圧値の座標を結ぶ直線式、y=ax+bを求め、
    前記特定電圧値をこの直線式のxに代入することで前記電流値yを計算し、
    前記電流発生部と前記電圧測定部を用いて、前記計算で求めた電流値yを前記試料に供給して電圧値を測定し、
    前記測定された電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれるとき、当該測定された電圧値に対応する電流値を前記試料の測定に使用する電流値と決定し、
    前記測定した電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれないとき、前記計算した電流値yと前記測定した電圧値の座標とその前に測定した測定結果である電流値と電圧値の座標とを結ぶ直線式を求め、この直線式を用いた前記電流値yの計算処理及びこの計算した電流値を用いた測定処理を、前記測定処理による電圧値が前記特定電圧値の許容範囲に含まれるまで繰り返す制御部と、を具備することを特徴とする4探針抵抗率測定装置。
  3. 電流を発生して試料に供給する電流発生部と、
    前記電流発生部からの電流が供給された試料の電圧値を測定する電圧測定部と、
    前記電流発生部と前記電圧測定部を用いて前記試料の測定を行い、測定結果である2組の電流値と電圧値に基づいて前記試料に供給すべき電流値を決定する制御部を具備することを特徴とする4探針抵抗率測定装置。
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