JP2017015624A - 絶縁劣化測定方法及び絶縁劣化測定装置 - Google Patents

絶縁劣化測定方法及び絶縁劣化測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動機の固定子コイルの絶縁劣化状態をより正確に測定することが可能な絶縁劣化測定方法を提供する。【解決手段】絶縁劣化測定方法は、電動機2の固定子コイル3に印加される交流電圧を第1チャネル電圧CH1として測定するとともに、固定子コイル3で部分放電が発生した際に、固定子コイル3と並列接続された容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される電圧を第2チャネル電圧CH2として測定する電圧測定ステップと、第1チャネル電圧CH1及び第2チャネル電圧CH2の何れか一方をX軸とし、他方をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する面積測定ステップとを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁劣化測定方法及び絶縁劣化測定装置に関し、特に、電動機の固定子コイルの絶縁劣化状態を測定する絶縁劣化測定方法及び絶縁劣化測定装置に関する。
電動機の寿命は、固定子コイルの絶縁劣化に依存する。この固定子コイルの絶縁劣化によるトラブルは、軸受や端子部などによるトラブルとは異なり電動機一式の取り換えとなる場合が多い。特に、プラントなどの設備の回転機の駆動源に用いられる高出力の電動機においては、特注品が多く、その製造に半年以上も掛かるものもあり、寿命経過後の発注では設備の稼働に大きく影響する。したがって、電動機の寿命を把握する上で固定子コイルの絶縁劣化状態を測定することは重要である。
固定子コイルの絶縁劣化状態は、絶縁体中の空隙(ボイド)に起因する部分放電の放電電荷量を測定することによって測定することができる。特許文献1には、被検モータの各相関に対して電圧を印加し、その際に層間に生じる部分放電の放電電荷量を基に絶縁良否を検査する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1の技術は、部分放電の放電電荷量を測定するパラメータとして絶縁体中の空隙の大きさしかみておらず、固定子の絶縁劣化状態を正確に測定することが困難である。
特開2005−257549号公報
本発明の目的は、電動機の固定子コイルの絶縁劣化状態をより正確に測定することが可能な技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る絶縁劣化測定方法は、電動機の固定子コイルに印加された交流電圧を第1チャネル電圧として測定するとともに、固定子コイルで部分放電が発生した際に、固定子コイルと並列接続された容量素子に流れ込む放電電流で誘起される電圧を第2チャネル電圧として測定する電圧測定ステップと、第1チャネル電圧及び第2チャネル電圧の何れか一方をX軸とし、他方をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する面積測定ステップとを備えている。
また、本発明の一態様に係る絶縁劣化測定装置は、電動機の固定子コイルに印加された交流電圧を第1チャネル電圧として測定するとともに、固定子コイルで部分放電が発生した際に、固定子コイルと並列接続された容量素子に流れ込む放電電流で誘起される電圧を第2チャネル電圧として測定する電圧測定機能と、第1チャネル電圧及び第2チャネル電圧の何れか一方をX軸とし、他方をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を求めて固定子コイルの絶縁劣化状態を測定する絶縁劣化測定機能とを有する処理部を備えている。
本発明の一態様によれば、電動機の固定子コイルの絶縁劣化状態をより正確に測定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る絶縁劣化測定方法を実施する絶縁劣化測定装置を電動機の固定子コイルに並列接続した状態を示す回路図である。 固定子コイルの絶縁体に空隙が生じた場合の等価回路図である。 本発明の一実施形態に係る絶縁劣化測定方法を示すフローチャートである。 電動機に印加される交流電圧(第1チャネル電圧)の正弦波形を示す波形図である。 絶縁劣化測定装置によるXY座標で描かれるグラフを示す図((a)は固定子コイルで部分放電の発生が無い場合の図,(b)は固定子コイルで部分放電が発生した場合の図,(c)は(b)よりも固定子コイルの劣化が進行した場合の図)である。 XY座標で描かれる平行四辺形の面積を時系列で測定した結果を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る絶縁劣化測定方法及び絶縁劣化測定装置を詳細に説明する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施形態に係る絶縁劣化測定方法を説明する前に、この絶縁劣化測定方法を実施する絶縁劣化測定装置ついて説明する。
図1に示すように、電動機2は、例えば数千Wクラスの高出力三相交流電動機である。電動機2は、電源1からU相,V相,W相の各々に対応して設けられた3つの電源経路4U,4V,4Wを通して固定子コイル3に交流電圧が印加される。絶縁劣化測定装置10は、例えば3つの電源経路4U,4V,4Wのうちの1つの電源経路4Wに接続されている。電源1は、電動機2の駆動用電力である。電動機2は、主に回転子と、この回転子の周りに配置された固定子コイル3とを有している。
絶縁劣化測定装置10は、第1及び第2測定端子10a,10bと、測定回路11と、処理部16とを備えている。測定回路11は、図1に示す構成に限定されるものではないが、例えば容量素子12と抵抗素子13との直列回路で構成されている。容量素子12の一方の電極は第2測定端子10bに接続され、容量素子12の他方の電極は抵抗素子13の一端側に接続されている。抵抗素子13の他端側は基準電位としての例えばグランド電位に接続されている。第2測定端子10bは、電源経路4Wに接続されている。すなわち、容量素子12は固定子コイル3と並列に接続されている。
処理部16は、容量素子12と抵抗素子13との間の接続ノード部14と接続されている。接続ノード部14には、固定子コイル3で部分放電が発生した際に、固定子コイル3から電源経路4W及び第2測定端子10bを通して容量素子12に流れ込む放電電流Idにより電圧が誘起される。また、処理部16は、第1測定端子10aに接続されている。第1測定端子10aは、第2測定端子10bよりも電源1側で電源経路4Wに接続されている。この一実施形態では、第1測定端子10aは、EVTやGPTなどの計器用変圧器17を介して電源経路4Wと接続されている。すなわち、第1測定端子10aには、電源1から電動機2の固定子コイル3に印加される交流電圧が計器用変圧器17を介して印加される。
処理部16は、電動機2の固定子コイル3に印加された交流電圧を第1チャネル電圧CH1として測定するとともに、固定子コイル3で部分放電が発生した際に、固定子コイル3と並列接続された容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される電圧を第2チャネル電圧CH2として測定する電圧測定機能を有している。また、処理部16は、第1チャネル電圧CH1をX軸とし、第2チャネル電圧CH2をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する面積測定機能を有している。また、処理部16は、測定した平行四辺形の面積値データを、表示装置、印刷装置などの出力装置18に出力するようになっている。
ここで、部分放電について説明する。電動機2の寿命は固定子コイル3の絶縁劣化に依存する。固定子コイル3は、コイルを例えば樹脂からなる絶縁体で覆った構造になっている。固定子コイル3の絶縁体が劣化すると、絶縁体中に空隙(ボイド)が生じる。この状態を一般的な等価回路にすると、図2のように表される。空隙と絶縁体とでは誘電率が異なるため、絶縁体に交流電圧を印加すると、この空隙による電位差により部分放電が生じる。空隙は、部分放電の発生回数に伴って大きくなる。空隙が大きくなると、部分放電による放電電荷量も大きくなる。したがって、固定子コイル3の絶縁体中の空隙に起因する部分放電の放電電荷量を測定することにより、固定子コイル3の劣化状態を測定することができる。
次に、一実施形態に係る絶縁劣化測定方法について、図1に示した回路構成図を適宜参照しながら図3に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図1に示すように、電源1と電動機2の固定子コイル3とを接続する3つの電源経路4U,4V,4Wのうちの1つの電源経路4Wに絶縁劣化測定装置10を並列に接続する。絶縁劣化測定装置10は、電源経路4U又は4Vに接続してもよい。
次に、図3の電圧測定ステップST1において、絶縁劣化測定装置10は、電動機2の固定子コイル3に印加された交流電圧を第1チャネル電圧CH1として測定するとともに、固定子コイル3で部分放電が発生した際に、固定子コイル3と並列接続された容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される電圧を第2チャネル電圧CH2として測定する。
次に、図3の面積測定ステップST2において、絶縁劣化測定装置10は、第1チャネル電圧CH1をX軸とし、第2チャネル電圧CH2をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する。
ここで、絶縁劣化測定装置10によりXY座標で描かれるグラフについて説明する。図4は、電動機2の固定子コイル3に印加される交流電圧(第1チャネル電圧CH1)の正弦波形を示す波形図である。図5は、絶縁劣化測定装置10によるXY座標で描かれるグラフを示す図((a)は固定子コイルで部分放電の発生が無い場合の図,(b)は固定子コイルで部分放電が発生した場合の図,(c)は(b)よりも固定子コイルの劣化が進行した場合の図)である。図5の(a),(b),(c)の各々のグラフは、図4に示す正弦波形の1周期分に相当する。
図5(a),(b),(c)において、点A1,点A2,点A3の各々の位置は、図3の正弦波形の点A(0度)の位置に対応している。また、点B1,点B2,点B3の各々の位置は、図3の正弦波形の点B(90度)の位置に対応している。また、点C1,点C2,点C3の各々の位置は、図3の正弦波形の点C(180度)の位置に対応している。また、点D1,点D2,点D3の各々の位置は、図3の正弦波形の点D(270度)の位置に対応している。また、図5(b),(c)において、PDIV(Partial Discharge Inception Voltage)は、放電開始電圧である。
図5(a)において、固定子コイル3で部分放電の発生が無い場合は、容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される第2チャネル電圧CH2も発生しないため、XY座標で描かれるグラフは直線になる。
図5(b)において、固定子コイル3で部分放電が発生した場合は、容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される第2チャネル電圧CH2が発生するとともに放電開始電圧PDIVも発生するため、XY座標で描かれるグラフは平行四辺形になる。平行四辺形は、点AB2、点B2、点CD2及び点D2の各々を頂点とする。点A2は点AB2と点D2とを結ぶ直線上に位置し、点C2は点B2と点CD2とを結ぶ直線上に位置する。
図5(c)において、図5(b)よりも固定子コイル3の劣化が進行した場合は、容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される第2チャネル電圧CH2が高くなるとともに、放電開始電圧PDIVも高くなるため、XY座標で描かれる平行四辺形の面積が大きくなる。平行四辺形は、点AB3、点B3、点CD3及び点D3の各々を頂点とする。点A3は点AB3と点D3とを結ぶ直線上に位置し、点C3は点B3と点CD3とを結ぶ直線上に位置する。
図5(b),(c)において、平行四辺形の面積は、X軸方向において互いに対向する2つ辺の間の距離X1と、Y軸方向において互いに対向する2つの辺の間の距離Y1とを積算することで求めることができる。
距離X1は、放電開始電圧PDIVが大きくなると長くなる。そして、放電開始電圧PDIVは固定子コイル3の絶縁体内に生じた空隙の大きさに比例する。すなわち、距離X1は、空隙の大きさに比例して大きくなる放電開始電圧PDIVをパラメータとして含む。
一方、距離Y1は、容量素子12に流れ込む放電電流Idで誘起される第2チャネル電圧が高くなると長くなる。そして、第2チャネル電圧CH2は、固定子コイル3の絶縁体の空隙に起因して生じる部分放電が大きくなると高くなる。また、第2チャネル電圧CH2は、固定子コイル3に印加される交流電圧の1周期内で生じた部分放電の頻度が多くなると高くなる。すなわち、距離Y1は、部分放電の大きさ及び頻度をパラメータとして含む。
したがって、距離X1と距離Y1とを積算して平行四辺形の面積を測定することにより、測定した平行四辺形の面積値は、空隙の大きさに比例して大きくなる放電開始電圧PDIVや、部分放電の大きさ及び頻度をパラメータとして含むので、特許文献1に記載の従来の技術のように、部分放電の放電電荷量を測定するパラメータとして絶縁体中の空隙の大きさしか見ていない場合と比較して、固定子コイル3の絶縁劣化状態をより正確に測定することができる。
また、絶縁劣化測定装置10は、電圧測定機能及び面積測定機能を有する処理部16を備えているので、本発明の一実施形態に係る絶縁劣化測定方法を実施することができる。
また、一実施形態に係る絶縁劣化測定方法は、電動機2を駆動する交流電圧を測定するので、電動機2の運転中に実施することができる。
また、一実施形態に係る絶縁劣化測定方法は、電圧測定ステップST1及び面積測定ステップST2を時系列で繰り返し実施することで、電動機2の寿命を監視することができる。図6は、XY座標で描かれる平行四辺形の面積を時系列で測定した結果を示す模式図である。図6から分かるように、電動機2の固定子コイル3の絶縁劣化は、時間の経過に対して比例して進行するのではなく、劣化の進行が遅くなる時期や、急に劣化が進行する時期がある。したがって、電動機2の寿命を監視する上でも本発明の一実施形態に係る絶縁劣化測定方法は有用である。
なお、上述の実施形態では、測定回路11及び処理部16を備えた絶縁劣化測定装置10で絶縁劣化測定方法を実施した場合について説明した。しかしながら、本発明の絶縁劣化測定方法は、測定回路11及びオシロスコープで実施することができる。オシロスコープは、第1チャネル電圧CH1をX軸とし、第2チャネル電圧CH2をY軸とするXY座標で描かれるグラフを表示画面に映し出すことができる。したがって、この場合は、オシロスコープの表示画面に映し出された平行四辺形の面積を測定者が測定してもよい。
また、絶縁劣化測定装置10は、電動機2の使用初期から電動機2の固定子コイル3に接続して置いてもよく、また、固定子コイル3の絶縁劣化状態を測定する際に固定子コイル3に接続するようにしてもよい。
また、一実施形態に係る絶縁劣化測定方法において、面積測定ステップST2で測定した平行四辺形の面積値と予め定めた閾値とを比較して絶縁劣化状態を判定する判定ステップを更に備えるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、面積測定ステップST2において、第1チャネル電圧CH1をX軸とし、第2チャネル電圧CH2をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する場合について説明した。しかしながら、本発明の絶縁劣化測定方法は、これに限定されるものではなく、第1チャネル電圧CH1をY軸とし、第2チャネル電圧CH2をX軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定するようにしてもよい。この場合、上述の実施形態で説明した平行四辺形と同様の面積値が得られる。すなわち、面積測定ステップST2では、第1チャネル電圧CH1及び第2チャネル電圧CH2の何れか一方をX軸とし、他方をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する。換言すれば、面積測定ステップST2では、第1チャネル電圧CH1と第2チャネル電圧CH2とを両軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する。
また、前述の実施形態では、3つの電源経路4U,4V,4Wのうちの1つの電源経路4Wに絶縁劣化測定装置10を並列に接続した場合について説明したが、3つの電源経路4U,4V,1Wのうちの何れか2つの電源経路にそれぞれ個別に絶縁劣化測定装置10を並列接続して固定子コイル3の絶縁劣化状態を測定するようにしてもよく、また、3つの電源経路4U,4V,1Wにそれぞれ個別に絶縁劣化測定装置10を並列接続して固定子コイル3の絶縁劣化状態を測定するようにしてもよい。
以上、本発明を上記一実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
1…電源
2…電動機
3…固定子コイル
4U,4V,4W…電源経路
10…絶縁劣化測定装置
10a…第1測定端子
10b…第2測定端子
11…測定回路
12…容量素子
13…抵抗素子
14…接続ノード部
16…処理部
18…出力装置
CH1…第1チャネル電圧
CH2…第2チャネル電圧
Id…放電電流

Claims (4)

  1. 電動機の固定子コイルに印加される交流電圧を第1チャネル電圧として測定するとともに、前記固定子コイルで部分放電が発生した際に、前記固定子コイルと並列接続された容量素子に流れ込む放電電流で誘起される電圧を第2チャネル電圧として測定する電圧測定ステップと、
    前記第1チャネル電圧及び前記第2チャネル電圧の何れか一方をX軸とし、他方をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する面積測定ステップと、
    を備えていることを特徴とする絶縁劣化測定方法。
  2. 前記平行四辺形は、前記第1チャネル電圧の1周期分であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁劣化測定方法。
  3. 前記電圧測定ステップ及び前記面積測定ステップを時系列で実施することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の絶縁劣化測定方法。
  4. 電動機の固定子コイルに印加される交流電圧を第1チャネル電圧として測定するとともに、前記固定子コイルで部分放電が発生した際に、前記固定子コイルと並列接続された容量素子に流れ込む放電電流で誘起される電圧を第2チャネル電圧として測定する電圧測定機能と、前記第1チャネル電圧及び前記第2チャネル電圧の何れか一方をX軸とし、他方をY軸とするXY座標で描かれる平行四辺形の面積を測定する面積測定機能とを有する処理部を備えていることを特徴とする絶縁劣化測定装置。
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