JP2010037747A - ウインドレギュレータ組立体及びその組み付け方法 - Google Patents

ウインドレギュレータ組立体及びその組み付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられるガイドと、該ガイドに移動可能に係合し、前記ウインドガラス取付用の穴が設けられたスライダと、前記ガイドに沿って配索され、前記スライダに接続されたワイヤと、を有したウインドレギュレータ組立体及びその組み付け方法において、ワイヤの耐久性が低下しないウインドレギュレータ組立体及びその組み付け方法を提供することを課題とする。
【解決手段】
ワイヤに着脱可能で、ワイヤのガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うようにワイヤに設けられた保護材81を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられるガイドと、該ガイドに移動可能に係合し、前記ウインドガラス取付用の穴が設けられたスライダと、前記ガイドに沿って配索され、前記スライダに接続されたワイヤと、を有したウインドレギュレータ組立体及びその組み付け方法に関する。
図8を用いてウインドレギュレータ組立体を説明する。このウインドレギュレータ組立体は、並設された同一構造の二本のガイド56,56’を有している。よって、おもにガイド56側を用いて説明し、ガイド56’側での同一部分には、同一符号にダッシュ(’)を付し、重複する説明は省略する。
ガイド56の上部に設けられるアッパベース52にはターンガイド54が、下部に設けられるロアベース53にはターンガイド55がそれぞれ回転可能に取付けられている。これらアッパベース52、ロアベース53はガイド56がウインドガラス51の開閉方向に沿うようにドアのインナパネルに取り付けられる。
ガイド56には、スライダ57が移動可能に係合している。そして、このスライダ57には、ウインドガラス51が固着される。
モータ60は、ドアのインナパネルに取付けられる。このモータ60の出力軸にはウォームとウォームホイールからなる減速機61が設けられ、減速機61の出力軸61aにはドラム101が取り付けられる。そして、ドラム101に一端部が掛止された第1のワイヤaはターンガイド54を介してスライダ57に至り、その他端部はスライダ57のワイヤエンドケース64に接続されている。
ワイヤエンドケース64に一端部が掛止された第2のワイヤbはターンガイド55、ターンガイド54’を介してスライダ57’に至り、その他端部はスライダ57’に設けられたワイヤエンドケース64’に掛止されている。
さらに、ワイヤエンドケース64’に一端部が掛止された第3のワイヤcはターンガイド55’を介してドラム101に掛止されている。
従って、ワイヤa,ワイヤb,ワイヤcは、ワイヤエンドケース64,64’を介して実質的には、一本のワイヤと見ることができる。
このような構成のウインドレギュレータの作動を説明する。モータ10が駆動されると、実質的に一本となったワイヤa,ワイヤb,ワイヤcが移動し、ワイヤa,ワイヤbに取り付けられたスライダ57と、ワイヤb,ワイヤcに取り付けられたスライダ57’とがガイド56とガイド56’とに沿って移動し、ウインドガラス51が開閉する(例えば、特許文献1参照)。
特許第3802364号
一般に、ウインドレギュレータに用いるワイヤを保護するために、ワイヤを内径がワイヤの外径よりも大きなアウタチューブに挿通し、アウタチューブの両端部を動かない部分に係止する場合がある。
図8に示すウインドレギュレータ組立体のワイヤa、ワイヤb、ワイヤcは、外部に露出しているが、アウタチューブを用いてワイヤを保護する場合には、以下の構成が可能である。
(1) ターンガイド54とドラム101間のワイヤaは、一端部がアッパベース52に係止され、他端部がドラム101近傍に係止されたアウタチューブ(内径がワイヤaよりも大きなチューブ)内を挿通させる。
(2) ドラム101とターンガイド55’間のワイヤcは、一端部がドラム101近傍に係止され、他端部がロアベース53’に係止されたアウタチューブ(内径がワイヤcよりも大きなチューブ)内を挿通させる。
(3) ターンガイド54’とターンガイド55間のワイヤbは、一端部がアッパベース52’に係止され、他端部がロアベース53に係止されたアウタチューブ(内径がワイヤbよりも大きなチューブ)内を挿通させる。
しかし、ウインドガラスの開閉方向に移動するスライダ57,57’には、アウタチューブの端部を係止することはできない。よって、ターンガイド54とワイヤエンドケース64間のワイヤa、ワイヤエンドケース64とターンガイド55間のワイヤb、即ち、ガイド56に沿って配索されたワイヤは、アウタチューブで保護できず、外部にむき出しとなる。同様に、ターンガイド54’とワイヤエンドケース64’間のワイヤb、ワイヤエンドケース64’とターンガイド55’間のワイヤc、即ち、ガイド56’に沿って配索されたワイヤも、アウタチューブで保護できず、外部にむき出しとなる。
図8に示すウインドレギュレータ組立体は、ドアのインナパネルに形成された穴からインナパネルとアウタパネルとの間の空間に挿入され、アッパベース52,52’、ロアベース53,53’、モータ10がドアのインナパネルに取り付けられる。
ウインドレギュレータ組立体をインナパネルの穴を通す際に、穴のエッジにアウタチューブで保護されないワイヤが当たり、ワイヤを傷つける場合がある。ワイヤに傷がつくと、ワイヤの耐久性が低下する問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ワイヤの耐久性が低下しないウインドレギュレータ組立体及びその組み付け方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられるガイドと、該ガイドに移動可能に係合し、前記ウインドガラス取付用の穴が設けられたスライダと、前記ガイドに沿って配索され、前記スライダに接続されたワイヤと、を有したウインドレギュレータ組立体において、前記ワイヤに着脱可能で、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材を有することを特徴とするウインドレギュレータ組立体である。
請求項2に係る発明は、前記保護材は、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材本体と、該保護材本体に設けられ、先端側が前記スライダのウインドガラス取付用の穴に取り付けられるひもと、からなることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ組立体である。
請求項3に係る発明は、前記スライダの一方の面に対向し、前記ウインドガラス取り付け用の穴を覆う第1部材と、前記スライダの他方の面に対向し、自然状態では前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通できない形状で、弾性変形すると前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通可能な形状に変形可能な第2部材とからなり、前記ひもの先端から前記第2部材、前記第1部材の順に取り付けられた抜け止め部材を設けたことを特徴とする請求項2記載のウインドレギュレータ組立体である。
請求項4に係る発明は、前記第2部材に先端側が尖った凸部を形成し、該凸部は、前記ひもを引くと、最初に前記ウインドガラス取り付け用の穴に入るように前記ひもに設けられていることを特徴とする請求項3記載のウインドレギュレータ組立体である。
請求項5に係る発明は、ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられるガイドと、該ガイドに移動可能に係合し、前記ウインドガラス取付用の穴が設けられたスライダと、前記ガイドに沿って配索され、前記スライダに接続されたワイヤと、を有したウインドレギュレータ組立体の組み付け方法において、前記ワイヤに着脱可能で、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられる保護材を前記ウインドレギュレータ組立体に装着し、該ウインドレギュレータ組立体をドアのインナパネルに形成された穴からインナパネルとアウタパネルとの間の空間に挿入し、前記ガイドを前記インナパネルに取り付け、前記保護材を取り外し、前記スライダのウインドガラス取り付け用の穴を用いて前記ウインドガラスを取り付けたことを特徴とするウインドレギュレータ組立体の組み付け方法である。
請求項6に係る発明は、前記保護材は、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材本体と、該保護材本体に設けられ、先端側が前記スライダのウインドガラス取付用の穴に取り付けられるひもと、からなることを特徴とする請求項5記載のウインドレギュレータ組立体の組み付け方法である。
請求項7に係る発明は、前記スライダの一方の面に対向し、前記ウインドガラス取り付け用の穴を覆う第1部材と、前記スライダの他方の面に対向し、自然状態では前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通できない形状で、弾性変形すると前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通可能な形状に変形可能な第2部材とからなり、前記ひもの先端から前記第2部材、前記第1部材の順に取り付けられた抜け止め部材を設けたことを特徴とする請求項6記載のウインドレギュレータ組立体の組み付け方法である。
請求項8に係る発明は、前記第2部材は先端側が尖った凸部を有し、前記ひもを引くと、最初に前記凸部の先端側から前記ウインドガラス取り付け用の穴に入るように前記第2部材が前記ひもに取り付けられていることを特徴とする請求項7記載のウインドレギュレータ組立体の組み付け方法である。
請求項1、請求項5に係る発明によれば、前記ワイヤに着脱可能で、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材を有することにより、ワイヤの外部にむき出しとなる部分がなくなる。よって、ウインドレギュレータ組立体をインナパネルの穴を通す際に、穴のエッジで、ワイヤに傷がつくことがなく、ワイヤの耐久性が低下しない。
請求項2、請求項6に係る発明によれば、前記保護材は、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材本体と、該保護材本体に設けられ、先端側が前記スライダのウインドガラス取付用の穴に取り付けられるひもと、からなることにより、ウインドレギュレータ組立体をドアのアウタパネルに取り付けた後、保護材本体を取り忘れたとしても、ウインドガラスをスライダに取付ける際にひもがスライダのウインドガラス取付用の穴に取り付けられていることで、保護材の取り忘れを防止できる。
請求項3、請求項7に係る発明によれば、前記スライダの一方の面に対向し、前記ウインドガラス取り付け用の穴を覆う第1部材と、前記スライダの他方の面に対向し、自然状態では前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通できない形状で、弾性変形すると前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通可能な形状に変形可能な第2部材とからなり、前記ひもの先端から前記第2部材、前記第1部材の順に取り付けられた抜け止め部材を設けたことにより、ひもの移動を禁止し、ひもの先端の位置を定めることができる。そして、第1部材がウインドガラス取付用の穴を覆うので、保護材の取り忘れを更に防止できる。また、第2部材を設けたことにより、ひものウインドガラス取り付け用の穴からの抜けを防止でき、更に、第2部材は自然状態では前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通できない形状で、弾性変形すると前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通可能な形状に変形可能なので、ウインドガラス取り付け用の穴に対して取り付け、取り外しが容易となる。
請求項4、請求項8に係る発明によれば、前記第2部材は先端側が尖った凸部を有し、前記ひもを引くと、最初に前記凸部の先端側から前記ウインドガラス取り付け用の穴に入るように前記第2部材が前記ひもに取り付けられていることにより、ひもを引くと、第2部材は、凸部の尖った先端側からウインドガラス取り付け用の穴に入り、弾性変形しながらウインドガラス取り付け用の穴を通る。よって、ウインドガラス取り付け用の穴からの部材の取り外しが容易となる。
最初に、図3、図4を用いて、本形態例のウインドレギュレータ組立体の全体構成を説明する。図3はウインドレギュレータ組立体の正面図、図4は図3の一部破断図である。
これらの図において、ウインドレギュレータ組立体1は、並設された同一構造の二本のガイド6,6’を有している。よって、おもにガイド6側を用いて説明し、ガイド6’側での同一部分には、同一符号にダッシュ(’)を付し、重複する説明は省略する。
ガイド6の上部に設けられるアッパベース2にはターンガイド4が、下部に設けられるロアベース3にはターンガイド5がそれぞれ回転可能に取付けられている。これらアッパベース2、ロアベース3はガイド6がウインドガラスの開閉方向に沿うようにドアのインナパネルに取り付けられる。
ガイド6には、スライダ7が移動可能に係合している。そして、このスライダ7には、ウインドガラスが固着される。
モータ10は、ドアのインナパネルに取付けられる。このモータ10の出力軸にはウォームとウォームホイールからなる減速機11が設けられ、減速機11の出力軸にはドラム71が取り付けられる。
ドラム71に掛止された第1のワイヤaはターンガイド5を介して、スライダ7の下部に接続されている。スライダ7の上部に接続されたワイヤbは、ターンガイド4、ターンガイド5’を介してスライダ7’の下部に接続されている。スライダ7’に接続されたワイヤcはターンガイド4’を介してドラム71に係止されている。
従って、ワイヤa,ワイヤb,ワイヤcは、スライダ7,7’’を介して実質的には、一本のワイヤと見ることができる。
このような構成のウインドレギュレータの作動を説明する。モータ10が駆動されると、実質的に一本となったワイヤa,ワイヤb,ワイヤcが移動し、ワイヤa,ワイヤbに取り付けられたスライダ7と、ワイヤb,ワイヤcに取り付けられたスライダ7’とがガイド6とガイド6’とに沿って移動し、ウインドガラス51が開閉する
本形態例のウインドレギュレータ組立体1では、下記アウタチューブを用いてワイヤを保護している。
(1) ターンガイド5とドラム71間のワイヤaは、一端部がロアベース3に係止され、他端部がドラム71近傍に係止されたアウタチューブ(内径がワイヤaよりも大きなチューブ)A内を挿通させる。
(2) ドラム71とターンガイド4’間のワイヤcは、一端部がドラム71近傍に係止され、他端部がアッパベース2’に係止されたアウタチューブ(内径がワイヤcよりも大きなチューブ)C内を挿通させる。
(3) ターンガイド4とターンガイド5’間のワイヤbは、一端部がアッパベース2に係止され、他端部がロアベース3’に係止されたアウタチューブ(内径がワイヤbよりも大きなチューブ)B内を挿通させる。
そして、本形態例のウインドレギュレータ組立体1で、アウタチューブで保護できない部分は、図3、図4に示すように、スライダ7,7’を一番上の位置まで上昇させた状態において、スライダ7の下部とターンガイド5間のワイヤa(ガイド6に沿った部分)で外部に露出したX部分と、及びスライダ7’の下部とターンガイド5’間のワイヤb(ガイド6’に沿った部分)で外部に露出したY部分とである。
これらX部分、Y部分には、それぞれ保護材が装着されている。尚、X部分、Y部分のワイヤに装着される保護材は、同一構造なので、X部分に装着される保護材81で説明を行ない、Y部分に装着される保護材81’の説明は省略する。
図1,図2に示すように保護材81は、ワイヤaのガイド6に沿った部分で外部に露出した部分を覆うようにワイヤaに設けられた保護材本体83と、保護材本体83に設けられ、先端側がスライダ7のウインドガラス2の取付用の穴7aに取り付けられるひも85と、抜け止め部材87とからなっている。
保護材本体83は、弾性を有する樹脂でなり、断面形状が略U字形で、自然状態では、開口が閉じる方向に付勢されたクリップである。
抜け止め部材87は、スライダ7の一方の面に対向し、ウインドガラス2の取り付け用の穴7aを覆う不織布でなる第1部材87aと、スライダ7の他方の面に対向し、自然状態ではウインドガラス2の取り付け用の穴7aを挿通できない形状で、弾性変形するとウインドガラス2の取り付け用の穴7aを挿通可能な形状に変形可能な不織布でなる第2部材87bとからなっており、ひも85の先端から第2部材87b、第1部材87aの順に取り付けられている。更に、第2部材87bは、先端側が尖った凸部87cを有し、ひも85を引くと、最初に凸部の先端側からウインドガラス2の取り付け用の穴7aに入るように第2部材87bはひも85に取り付けられている。
次に、上記構成のウインドレギュレータ組立体1をドアに組み付ける方法を説明する。
最初に図5を用いてドアを説明する。図5は内張を取り除いたサッシュレスドアを車内側から見た図である。図において、91はアウタパネル、93はインナパネルである。アウタパネル91とインナパネル93とは、ウエストラインを除いた3辺をヘミングし、スポット溶接で組み付けられている。
インナパネル93とアウタパネル91との間の空間に、ウインドレギュレータやドアロック装置等の機構部品が配置され、インナパネル93に取り付けられる。インナパネル93には、これら機構部品の取り付け用の穴(サービスホール)93aが形成されている。尚、穴93bは、スピーカ用の穴である。
そして、ウインドレギュレータ組立体1をドアのインナパネル93に形成された穴93aからインナパネル93とアウタパネル91との間の空間に挿入する(ステップ1)。この時のウインドレギュレータ組み立て体1のワイヤが外部に露出した部分、即ち、X部分、Y部分は、保護材本体83,83’が装着され、スライダ7,7’の穴7a,7a’には抜け止め部材87,87’が取り付けられている。
次に、図6に示すように、ガイド6,6’、即ち、アッパベース2,2’と、ロアベース3,3’とをインナパネル93に取り付け、ガイド6,6’をインナパネル93に取り付ける(ステップ2)。
次に、保護材81,81’をワイヤから取り外す(ステップ3)。
最後に、図7に示すように、スライダ7,7’のウインドガラス取り付け用の穴7a、7a’を用いてウインドガラス2を取り付ける(ステップ4)。
このようなウインドレギュレータ組立体1及びその組み付け方法によれば、以下のような効果が得られる。
(1)ステップ1で、ウインドレギュレータ組立体1をドアのインナパネル93に形成された穴93aからインナパネル93とアウタパネル91との間の空間に挿入する際に、ウインドレギュレータ組み立て体1のワイヤが外部に露出した部分、即ち、X部分、Y部分は、保護材本体83,83’が装着されているので、ワイヤの外部にむき出しとなる部分がなくなる。よって、ウインドレギュレータ組立体1をインナパネル93の穴93aを通す際に、穴93aのエッジで、ワイヤに傷がつくことがなく、ワイヤの耐久性が低下しない。
(2) 保護材81,81’は、ワイヤのガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うようにワイヤに設けられた保護材本体83,83’と、保護材本体83,83’に設けられ、先端側がスライダ7,7’のウインドガラス2の取付用の穴7a,7a’に取り付けられるひも85,85’とを有することで、ウインドレギュレータ組立体1をドアのインナパネル93に取り付けた後、保護材本体83,83’を取り忘れたとしても、ウインドガラス2をスライダ7,7’に取付ける際に、ひも85,85’がスライダ7,7’のウインドガラス2の取付用の穴7a,7a’に取り付けられていることで、保護材81,81’の取り忘れを防止できる。
(3) 抜け止め部材87,87’を設けたことにより、ウインドガラス2の取り付け用の穴7a,7a’に対してひも85,85’の取り付け、取り外しが容易となる。
(4) 第2部材87b,87b’は、先端側が尖った凸部87c,87c’を有し、ひも85,85’を引くと、最初に凸部87c,87c’の先端側からウインドガラス2の取り付け用の穴7a,7a’に入るように第2部材87b,87b’はひも85,85’に取り付けられていることにより、ひも85,85’を引くと、第2部材87b,87b’は、凸部87c,87c’の尖った先端側からウインドガラス2の取り付け用の穴7a,7a’に入り、弾性変形しながらウインドガラス2の取り付け用の穴7a,7a’を通る。よって、ウインドガラス2の取り付け用の穴7a,7a’からの抜け止め部材87,87’の取り外しが容易となる。
形態例の保護材を説明する図である。 図1の切断線A−Aでの断面図である。 形態例のウインドレギュレータ組立体の正面図である。 図3の一部破断図である。 内張を取り除いたサッシュレスドアを車内側から見た図である。 図5において、ウインドレギュレータを組み付けた状態を示す図である。 図6において、ウインドガラスを組み付けた状態を示す図である。 ウインドレギュレータ組立体の正面図である。
符号の説明
1 ウインドレギュレータ組立体
2 ウインドガラス
6 ガイド
7 スライダ
7a 穴
81 保護材
83 保護材本体
85 ひも
87 抜け止め部材
87a 第1部材
87b 第2部材

Claims (8)

  1. ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられるガイドと、
    該ガイドに移動可能に係合し、前記ウインドガラス取付用の穴が設けられたスライダと、
    前記ガイドに沿って配索され、前記スライダに接続されたワイヤと、
    を有したウインドレギュレータ組立体において、
    前記ワイヤに着脱可能で、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材を有することを特徴とするウインドレギュレータ組立体。
  2. 前記保護材は、
    前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材本体と、
    該保護材本体に設けられ、先端側が前記スライダのウインドガラス取付用の穴に取り付けられるひもと、
    からなることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ組立体。
  3. 前記スライダの一方の面に対向し、前記ウインドガラス取り付け用の穴を覆う第1部材と、
    前記スライダの他方の面に対向し、自然状態では前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通できない形状で、弾性変形すると前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通可能な形状に変形可能な第2部材とからなり、
    前記ひもの先端から前記第2部材、前記第1部材の順に取り付けられた抜け止め部材を設けたことを特徴とする請求項2記載のウインドレギュレータ組立体。
  4. 前記第2部材は先端側が尖った凸部を有し、
    前記ひもを引くと、最初に前記凸部の先端側から前記ウインドガラス取り付け用の穴に入るように前記第2部材が前記ひもに取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のウインドレギュレータ組立体。
  5. ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられるガイドと、
    該ガイドに移動可能に係合し、前記ウインドガラス取付用の穴が設けられたスライダと、
    前記ガイドに沿って配索され、前記スライダに接続されたワイヤと、
    を有したウインドレギュレータ組立体の組み付け方法において、
    前記ワイヤに着脱可能で、前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられる保護材を前記ウインドレギュレータ組立体に装着し、
    該ウインドレギュレータ組立体をドアのインナパネルに形成された穴からインナパネルとアウタパネルとの間の空間に挿入し、
    前記ガイドを前記インナパネルに取り付け、
    前記保護材を取り外し、
    前記スライダのウインドガラス取り付け用の穴を用いて前記ウインドガラスを取り付けたことを特徴とするウインドレギュレータ組立体の組み付け方法。
  6. 前記保護材は、
    前記ワイヤの前記ガイドに沿った部分で外部に露出した部分を覆うように前記ワイヤに設けられた保護材本体と、
    該保護材本体に設けられ、先端側が前記スライダのウインドガラス取付用の穴に取り付けられるひもと、
    からなることを特徴とする請求項5記載のウインドレギュレータ組立体の組み付け方法。
  7. 前記スライダの一方の面に対向し、前記ウインドガラス取り付け用の穴を覆う第1部材と、
    前記スライダの他方の面に対向し、自然状態では前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通できない形状で、弾性変形すると前記ウインドガラス取り付け用の穴を挿通可能な形状に変形可能な第2部材とからなり、
    前記ひもの先端から前記第2部材、前記第1部材の順に取り付けられた抜け止め部材を設けたことを特徴とする請求項6記載のウインドレギュレータ組立体の組み付け方法。
  8. 前記第2部材は先端側が尖った凸部を有し、
    前記ひもを引くと、最初に前記凸部の先端側から前記ウインドガラス取り付け用の穴に入るように前記第2部材が前記ひもに取り付けられていることを特徴とする請求項7記載のウインドレギュレータ組立体の組み付け方法。
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