JP2010037716A - 突出部の補強構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物の躯体に沿って取り付けられた長尺な化粧板における前記躯体から突出した突出部の補強構造である。化粧板は窯業系の化粧板である。化粧板における突出部と躯体とが連結部材によって連結されている。
【選択図】図2
Description
建物1の躯体2に沿って取り付けられた長尺な化粧板3における前記躯体2から突出した突出部4の補強構造であって、
前記化粧板3は窯業系の化粧板であり、
前記化粧板3における突出部4と前記躯体2とが連結部材5によって連結されていることを特徴としている。
請求項1記載の突出部4の補強構造において、
前記突出部4に取り付けられる補強板6を備え、
前記連結部材5は前記補強板6に係合されていることを特徴としている。
請求項2記載の突出部の補強構造において、
前記連結部材5は、前記突出部4に重ねられる第一連結部51と、前記第一連結部51と一体的に形成されて、前記躯体2に固定される第二連結部52とを備え、
前記補強板6は、前記突出部4とともに前記第一連結部51を挟持することを特徴としている。
請求項3記載の突出部4aの補強構造において、
前記突出部4aには、前記第一連結部51a及び前記補強板6aが係合する係合凹部(凹部42a)が形成されていて、
前記補強板6aは前記係合凹部に嵌合することを特徴としている。
請求項1〜4のいずれか一項に記載の突出部4aの補強構造において、
前記連結部材5bが繊維から形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の突出部4cの補強構造において、
前記化粧板3cは、突出方向に沿って延在する中空部31cと、前記中空部31cと外部とを連通するため、前記化粧板3cの側面に形成された連通孔32cとを有し、
前記連結部材5cは、前記中空部31c内に配置されるとともに、前記連通孔32cを介して前記躯体2に固定されていることを特徴としている。
台風等の強風時に飛来物がぶつかることよって化粧板3に亀裂が入ってしまい、突出部4が脱落しそうになったとしても、突出部4は連結部材5を介して躯体2に連結されているために、その脱落が防止されることになる。
例えば、上記実施形態で例示した連結部材5と突出部4との連結構造以外にも、以下の変形例1〜3のような連結構造などが挙げられる。なお、以下の説明において上記実施形態と同一部分においては同一の符号を付してその説明を省略する。
図3は変形例1の概略構成を示す斜視図であり、図4は側断面図である。この図3に示すように、突出部4aの内側面41aには、長手方向に沿って凹部42aが形成されている。この凹部42aには、連結部材5aの第一連結部51aが中側、補強板6aが外側という具合に、第一連結部51aと補強板6aとが積層される。これにより、第一連結部51aが突出部4aと補強板6aとにより挟持される。また、補強板6aは、突出部4aの内側面41aと、補強板6aの内側面61aとが面一となるように、凹部42aに嵌合している。つまり、凹部42aが本発明に係る係合凹部である。これにより、第一連結部51aと突出部4aとの連結強度を高めながらも、薄型にすることが可能となる。一方、連結部材5aの第二連結部52aは、貫通孔53aを介して躯体2にネジ止めされる。したがって、窯業系の化粧板3における突出部4aが連結部材5aによって建物1の躯体2に連結されることになり、突出部4aが破断したとしても、破断した箇所を連結部材5aによってつなぎ止めることができる。
図5は変形例2の概略構成を示す斜視図である。上記実施形態及び変形例1では、連結部材5,5aが金属板から形成された場合を例示して説明したが、この変形例2では連結部材5bが繊維から形成されている場合を例示している。その他の部分は変形例1と同一である。図5に示すように、繊維から成る連結部材5bの第一連結部51bは、突出部4aの凹部42aに配置されており、当該突出部4aと補強板6aとにより挟持されている。一方連結部材5bの第二連結部52bは釘やねじ等によって躯体2に連結される。これによって、窯業系の化粧板3における突出部4aが連結部材5bによって建物1の躯体2に連結されることになり、突出部4aが破断したとしても、破断した箇所を連結部材5bによってつなぎ止めることができる。また、連結部材5bが繊維から形成されているので、例えば連結部材が金属や木材から形成されている場合よりも軽量化することができ、突出部4aに対する負荷を抑制することができる。
図6〜8は変形例3の概略構成を示す斜視図である。この変形例3の化粧板3cには、突出部4cの突出方向(長手方向)に沿って延在する中空部31cと、中空部31cと外部とを連通するため、化粧板3cにおける突出部4cの側面に形成された連通孔32cとが複数形成されている。
2 躯体
3 化粧板
4 突出部
5 連結部材
6 補強板
31c 中空部
32c 連通孔
41 内側面
51 第一連結部
52 第二連結部
Claims (6)
- 建物の躯体に沿って取り付けられた長尺な化粧板における前記躯体から突出した突出部の補強構造であって、
前記化粧板は窯業系の化粧板であり、
前記化粧板における突出部と前記躯体とが連結部材によって連結されていることを特徴とする突出部の補強構造。 - 請求項1記載の突出部の補強構造において、
前記突出部に取り付けられる補強板を備え、
前記連結部材は前記補強板に係合されていることを特徴とする突出部の補強構造。 - 請求項2記載の突出部の補強構造において、
前記連結部材は、前記突出部に重ねられる第一連結部と、前記第一連結部と一体的に形成されて、前記躯体に固定される第二連結部とを備え、
前記補強板は、前記突出部とともに前記第一連結部を挟持することを特徴とする突出部の補強構造。 - 請求項3記載の突出部の補強構造において、
前記突出部には、前記第一連結部及び前記補強板が係合する係合凹部が形成されていて、
前記補強板は前記係合凹部に嵌合することを特徴とする突出部の補強構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の突出部の補強構造において、
前記連結部材が繊維から形成されていることを特徴とする突出部の補強構造。 - 請求項1記載の突出部の補強構造において、
前記化粧板は、突出方向に沿って延在する中空部と、前記中空部と外部とを連通するため、前記化粧板の側面に形成された連通孔とを有し、
前記連結部材は、前記中空部内に配置されるとともに、前記連通孔を介して前記躯体に固定されていることを特徴とする突出部の補強構造。
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JP2005307486A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 化粧体の端部取付板 |
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