JP5914438B2 - 耐火ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、建物の柱部材の周りに設けられた耐火ユニットに係り、特に、建物の外壁パネルと隣り合う位置に形成された開口部近傍に位置する柱部材、の周りに設けられた耐火ユニットに関する。
建物の周囲又は建物内部で火災が発生したときに延焼や建物の倒壊を抑制する性能が建物の仕様として求められているが、かかる性能を具備する建物の構造については、法令で定められている。例えば、法令で定められている耐火・準耐火構造に関して言うと、火災に見舞われた際に建物各部、具体的には柱部材や外壁等が所定時間以上、構造耐力上支障を招かない変形・溶解・破壊その他の損傷を生じないことが必要となる。このため、耐火・準耐火構造を採用した建物では、柱部材の周りに断熱材が取り付けられている場合がある。
柱部材の周りに断熱材を設ける構成について、その一例を示すと、特許文献1に示す構成が挙げられる。特許文献1では、複数の耐火ボード31を鉄骨柱32の外周面に接するように図10に示す如く角筒状に建て込み、これら耐火ボード31の隣接側部同士を略L字形状の耐火板部材33で連結し、耐火板部材33と耐火ボード31とは連結ピン34を介して互いに固定されている。図10は、柱部材の周りに配置された断熱材についての従来例を示した図である。
特開2004−150052号公報
ところで、通常の建物には、窓やドアによって塞がれる開口部が設けられているが、建物の周囲や建物内部で発生した火災において火や熱風が上記の開口部を通り抜けた際には、開口部近傍に配置された柱部材が高温に晒されてしまうことになる。このため、開口部近傍に配置された柱部材に対しては、より高い耐火性能が求められるようになる。
一方、開口部近傍に配置された柱部材については、その周りに、建物内で発生した火災から柱部材を保護するための内壁用ボードが設けられるとともに、開口部の縁に配置される額縁を取り付けるための下地用ボードが設けられる。したがって、開口部近傍に配置された柱部材に対しては、耐火性能を確保しつつ、当該柱部材の周りに上記のボードを適切に配置することを可能とする構成が求められている。
ここで、上述した構成を実現するにあたり特許文献1に示す構成を適用した場合には、柱部材の外周面に接するようにボードを取り付けることになる。このため、仮に柱部材の外側面とボードとの間に幾らかの間隔が必要となるケース、例えば、柱部材に断熱材を巻き付けるような場合には対応できなくなってしまう。
なお、近年では、建物内の断熱性や気密性を向上させる目的から、柱部材を含む躯体の外側に断熱材を配置した、所謂、外張り断熱式の建物が建設されてきており、かかる建物においても、開口部近傍に配置された柱部材について耐火性能を確保しつつ、当該柱部材の周りに上記のボードを適切に配置することが求められている。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、建物、特に、外張り断熱式の建物において開口部近傍に配置された柱部材に対する耐火性能を向上させ、当該柱部材の周辺に配置されるボードを適切に配置することが可能な耐火ユニットを提供することである。
前記課題は、本発明の耐火ユニットによれば、建物の外壁パネルよりも屋内側に配置された柱部材であり前記外壁パネルと隣り合う位置に形成された開口部近傍に位置する柱部材の周りに設けられた耐火ユニットであって、前記柱部材と前記開口部との間に配置される第1ボード、及び、前記柱部材よりも屋内側に配置される第2ボードの双方を固定するために該双方よりも前記柱部材に近い位置に配置されたボード固定体を備え、該ボード固定体は、前記第1ボードが固定され、前記第1ボードと前記柱部材との間に位置する第1固定部と、前記第2ボードが固定され、前記第1固定部と交差した状態で前記第2ボードと前記柱部材との間に位置する第2固定部と、前記ボード固定体を前記建物に固定するために前記第1固定部及び前記第2固定部のうちの少なくとも前記第1固定部から延出して形成された延出部と、を有し、該延出部は、上下方向における前記第1固定部の端から延出していることにより解決される。
上記の耐火ユニットは、上記の第1ボード及び第2ボードの留め具としてのボード固定体を備えているので、開口部近傍に位置する柱部材の周りに第1ボード及び第2ボードを適切に配置することが可能となる。なお、ボード固定体は、柱部材とボードとの間に配置されているので、柱部材の外側面とボードとの間にスペースが必要となる場合にも対応することが可能である。
また、ボード固定体は、開口部と柱部材の間、より厳密には開口部と柱部材との間に位置する第1ボードよりも柱部材寄りの位置にあるので、例えば開口部を通り抜ける火や熱風から柱部材を保護する耐火材として機能することになる。同様に、ボード固定体は、柱部材よりも屋内側に位置し、より厳密には柱部材から見て屋内側に位置する第2ボードよりも柱部材寄りの位置にあるので、屋内側からの火や熱風から柱部材を保護する。この結果、建物の開口部近傍に配置された柱部材に対する耐火性能を向上させることが可能となる。さらに、延出部が上下方向における第1固定部の端から延出されているので、ボードの取り付けに干渉しない位置でボード固定体を建物に対して容易に固定することが可能となる。
また、上記の耐火ユニットにおいて、前記ボード固定体は、折り曲げ加工された板金部材からなる取り付け金具であり、該取り付け金具は、角筒形状となった前記柱部材の脇位置に配置されており、前記第1固定部及び前記第2固定部を備えるとともに、前記延出部と、前記第2固定部とは反対側で前記第1固定部と交差した状態で前記外壁パネルと前記柱部材との間に位置する交差部と、を更に備え、前記延出部は、前記第1固定部の上端及び下端からそれぞれ前記第1固定部と直交する方向に沿って延出しており、前記第1固定部の上端から延出した前記延出部は、前記建物の天井部に固定されており、前記第1固定部の下端から延出した前記延出部は、前記建物の床部に固定されていることとしてもよい。
以上の構成であれば、板金部材を折り曲げ加工することでボード固定体が構成されているので、ボード固定体を容易に用意することが可能となる。さらに、延出部が第1固定部の上端及び下端から延出されているので、ボードの取り付けに干渉しない位置でボード固定体を建物に対して容易に固定することが可能となる。
また、上記の耐火ユニットにおいて、前記第1固定部の前記第1ボードとの対向面に接合されることで前記第1固定部に前記第1ボードが固定され、前記第1ボードが前記第1固定部に固定された状態において、前記第1固定部の下端から延出した前記延出部は、該延出部上に載った前記第1ボードによって覆い隠されることとしてもよい。
以上の構成であれば、第1ボードを第1固定部に固定させることで第1ボードの下に延出部が隠れるようになるので、延出部が目立たなくなる結果、建物の施工品質が向上するようになる。
また、上記の耐火ユニットにおいて、前記柱部材の外側面に巻き付けられた状態で配置されている耐火材を更に備え、該耐火材のうち、前記外側面の中で前記外壁パネルが配置された側に位置する面と対向する部分は、途切れて隙間を形成しており、前記取り付け金具のうち、前記第1固定部は、前記耐火材と前記第1ボードとの間に配置され、前記第2固定部は、前記耐火材と前記第2ボードとの間に配置され、前記交差部は、前記耐火材と前記外壁パネルとの間に配置されていると好適である。
以上の構成であれば、柱部材に耐火材が巻き付けられているので、当該柱部材についての耐火性能がより一層向上することになる。また、上記の構成では、柱部材の周りに耐火材配置用のスペースを要するので、柱部材の外側面とボードとの間にスペースを設けたとしても適切にボードを配置することを可能とする本発明の効果がより有意義なものとなる。
また、上記の耐火ユニットにおいて、前記第2固定部及び前記交差部の各々は、該各々において前記第1固定部とは反対側に位置する端部が前記柱部材の外側面に沿うように平板状に延出していることとしてもよい。
以上の構成であれば、第2固定部及び交差部の各々が、第1固定部とは反対側に位置する端部が柱部材の外側面に沿うように平板状に延出しているため、第2固定部及び交差部の各々の先端と柱部材との接触が回避される。このように第2固定部や交差部の各々の先端が柱部材と接触するのを回避することで、当該接触に伴う柱部材の損傷を抑えることが可能となる。
一方、上記の耐火ユニットにおいて、前記第2固定部及び前記交差部の各々は、該各々において前記第1固定部とは反対側に位置する端部が前記柱部材の外側面に向かうように折れ曲がっていることとしてもよい。
以上の構成であれば、第2固定部及び交差部の各々が、第1固定部とは反対側に位置する端部が柱部材の外側面に向かうように折れ曲がっているため、当該端部にて柱部材と接触するようになる。このように第2固定部や交差部を積極的に柱部材と接触させることで、柱部材に対してボード固定体の位置(相対位置)を容易に位置決めすることが可能となる。
さらに、上記の耐火ユニットにおいて、前記第2固定部及び前記交差部の各々は、前記柱部材の外側面に向かっている前記端部と該端部に隣接する隣接部とがなす折れ曲がり角度が鋭角を成すように折れ曲がっており、かつ、前記折れ曲がり角度の大きさが変化するように弾性変形可能であることが望ましい。
以上の構成であれば、第2固定部及び交差部の各々が、柱部材の外側面に向かっている端部と該端部に隣接する隣接部とがなす折れ曲がり角度が変化するように弾性変形するので、その弾性力を利用してボード固定体の位置を保持することが可能となる。これにより、ボード固定体の位置決めをより容易に行うことが可能となる。
本発明の耐火ユニットによれば、外張り断熱方式の建物において開口部近傍に位置する柱部材の周りにボード(例えば、内壁をなすボード)を適切に配置することが可能であり、特に、柱部材の外側面とボードとの間にスペースが必要となる場合にも適切に配置することが可能である。また、ボード固定体自体が耐火材として機能するので、建物の開口部近傍に配置された柱部材に対する耐火性能が向上することになる。
本発明の一実施形態に係る耐火ユニットの全体像を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るボード固定体の斜視図である。 ボード固定体を設置した状態を示した立面図である。 柱部材周りの部品配置を示した平面図である。 耐火ユニットの変形例を示した図である。 耐火ユニットの他の変形例を示した図である(その1)。 耐火ユニットの他の変形例を示した図である(その2)。 第1変形例に係るボード固定体を示した図である。 第2変形例に係るボード固定体を示した図である。 柱部材の周りに配置された断熱材についての従来例を示した図である。
<<本発明の一実施形態に係る耐火ユニットの構成について>>
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る耐火ユニットSは、住宅等の建物、特に準耐火構造を採用した建物において利用されるものである。先ず、本実施形態に係る耐火ユニットSの全体像について図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る耐火ユニットSの全体像を示す平面図である。
本実施形態に係る耐火ユニットSは、建物の開口部1近傍に位置する柱部材(以下、開口部近傍柱)2に対して設けられたものであり、より詳しくは、開口部近傍柱2の耐火性能を向上させるために設けられている。ここで、開口部1とは、建物の外壁部のうち、外壁パネル3が無い部位、換言すると外壁パネル3と隣り合う位置に形成され、窓やドアが取り付けられる部位である。かかる開口部1により、建物の屋内空間と屋外空間とが連通している。なお、本実施形態では、開口部1の縁がクロス巻き込み仕上げとなっており、図1に示す通り、外壁パネル3と後述する石膏ボード13との取り合い部分に見切り額縁4が取り付けられている。
また、外壁パネル3は、図1に示すように多層構造となっており、外側から外壁材層3a、通気層3b、高密度グラスウールを充填してなるボード層3c及びグラスウール層3dからなる。なお、本実施形態において、開口部近傍柱2を含む建物の躯体柱は、いずれも外壁パネル3よりも屋内側に配置されている。つまり、本実施形態に係る建物は、躯体柱の外側に断熱材(具体的には、外壁パネル3のボード層3cやグラスウール層3d)を配置させる工法、すなわち「外張り断熱工法」にて建設されている。
なお、開口部近傍柱2は、角筒状(厳密には四角筒状)の鉄柱であり、図1に示すように、開口部1から見て最寄りの外壁パネル3とその隣に位置する外壁パネル3との間の隙間である目地Mの奥側に位置し、上記2つの外壁パネル3の裏面(屋内側の面)から幾分の距離を隔てた位置に配置されている。
本実施形態に係る耐火ユニットSの構成について説明すると、図1に図示の耐火材11、熱橋補強材12、石膏ボード13、14及び取り付け金具20を主な構成要素として耐火ユニットSが構成されている。
耐火材11は、開口部近傍柱2の外側面に巻き付けられた状態で配置された略C字状の断熱材である。より具体的に説明すると、耐火材11は、ブランケット状の連続体をなしており、例えば、ニチアス社のファインフレックス(登録商標)によって構成される。そして、耐火材11は、開口部近傍柱2の外壁面に巻き付けられた後に不図示のワイヤにて縛られることにより開口部近傍柱2に締結される。
ここで、本実施形態に係る耐火材11は、図1に示すように、開口部近傍柱2の外側面のうち、屋内側に位置する面から外壁パネル3側に向かって廻り込んでいる。そして、耐火材11は、その両端部が開口部近傍柱2の角部に沿って屈曲し、同柱2の外側面中、外壁パネル3が配置された側に位置する面の前方に差し掛かった状態で保持される。この際、耐火材11の両端部は、その間に幾分の隙間Bを形成するように互いに離間している。換言すると、耐火材11のうち、開口部近傍柱2の外側面の中で外壁パネル3が配置された側に位置する面と対向する部分は、途切れて隙間Bを形成している。
熱橋補強材12は、高性能グラスウールからなり、外壁パネル3の裏面と開口部近傍柱2との間のスペース内に配置されている。ここで、熱橋補強材12が配置されているスペースについては、図1に示すように、耐火材11が存在する領域と、耐火材11が途切れて隙間Bが形成されている領域とが混在しており、熱橋補強材12のうち、後者の領域内に位置する部分については、熱橋補強材12の本来の厚みを保っている。これに対して、前者の領域内に位置する部分については、耐火材11に押し退けられる分、押し潰れて圧縮された状態となっている。
なお、熱橋補強材12は、主に開口部近傍柱2の外表面の断熱、特に結露防止を目的として設けられるものであるため、準耐火構造を実現する上で必須の要素ではなく、熱橋補強材12を設けない構成とすることとしてもよい。
石膏ボード13,14は、防火壁として機能し、開口部1と開口部近傍柱2との間、及び、建物の屋内空間と開口部近傍柱2との間にそれぞれ配置されている。また、本実施形態に係る石膏ボード13,14は、いずれもひる石入りの強化石膏ボードとなっており、通常の石膏ボードよりも耐火性が高いものとなっている。
各石膏ボード13,14の配置位置について説明すると、一方の石膏ボード13は、本発明の第1ボードに相当し、開口部1と開口部近傍柱2との間で開口部1に沿って配置されている。この石膏ボード13は、開口部近傍柱2の設置スペースと開口部1とを仕切り、開口部1を通過する火や熱風から開口部近傍柱2を保護している。かかる石膏ボード13を、以下では開口部側ボード13と呼ぶこととする。
他方の石膏ボード14は、本発明の第2ボードに相当し、開口部近傍柱2よりも屋内側の位置で開口部側ボード13と直交するように配置されている。この石膏ボード14は、開口部近傍柱2の設置スペースと屋内空間とを仕切る壁、すなわち、内壁を構成しており、屋内空間から発せられる火や熱風から開口部近傍柱2を保護している。かかる石膏ボード14を、以下では屋内側ボード14と呼ぶこととする。
また、本実施形態では、開口部側ボード13と屋内側ボード14とが互いに別体をなした石膏ボードであることとしたが、これに限定されず、例えば、開口部側ボード13に相当する部分と屋内側ボード14に相当する部分とが一体化している構成であることとしてもよい。
取り付け金具20は、開口部側ボード13及び屋内側ボード14を固定するためのボード固定体であり、図1に示すように、両ボード13,14よりも開口部近傍柱2に近い位置、具体的には開口部近傍柱2の脇位置に配置されている。取り付け金具20についてより詳しく説明すると、取り付け金具20は、図2に示すような外形形状を成すように折り曲げ加工された板金部材(具体的には、鉄板やアルミ合金板等)からなる。図2は、本実施形態に係る取り付け金具20の斜視図である。
また、取り付け金具20は、図2に示すように、平面視で略U字状の本体部21と、本体部21の上端及び下端から延出した延出部25,26とを有する。本体部21は、3つの部分により構成され、そのうちの一つは、取り付け金具20がその配置位置に配置された状態で開口部1に面する基準部22である。残りの部分は、基準部22の幅方向端部と隣接し基準部22と直交するように設けられた部分であり、より屋内側に位置する屋内側部23と、より外壁パネル3側に位置する屋外側部24とである。
基準部22は、本発明の第1固定部に相当し、上下方向に長い略矩形状の部分である。なお、基準部22の高さ(上下方向の長さ)は、図3に示すように、建物の床面FSから天井面CSまでの距離と略等しくなっている。図3は、取り付け金具20を設置した状態を示した立面図である。
そして、取り付け金具20の設置時には、図1に示す通り、基準部22が開口部近傍柱2と開口部1との間に位置し開口部1に沿うように、取り付け金具20がその配置位置にセットされる。なお、本実施形態では、開口部近傍柱2の外表面に耐火材11が巻き付けられており、取り付け金具20を設置すると、基準部22が耐火材11に接するようになっている。
取り付け金具20の設置後には、図4に示すように、基準部22の外表面のうち、開口部1に面する側の面に開口部側ボード13が接合される。このように本実施形態では、開口部側ボード13が基準部22の開口部側ボード13との対向面に接合されることで取り付け金具20に固定されることとなっている。図4は、開口部近傍柱2周りの部品配置を示した平面図である。
屋内側部23は、本発明の第2固定部に相当し、本実施形態では、基準部22とは反対側に位置する端部が真っ直ぐ延びるように平板状に延出している。なお、本実施形態において、屋内側部23の高さ(上下方向の長さ)は、基準部22の高さと一致している。
そして、取り付け金具20がその設置位置に設置されると、図1に示す通り、屋内側部23は、開口部近傍柱2と屋内空間との間で開口部近傍柱2の外表面(厳密には、最も屋内側に位置する面)に沿った姿勢で配置されるようになる。なお、本実施形態では、開口部近傍柱2の外表面に耐火材11が巻き付けられており、取り付け金具20を設置すると、屋内側部23が耐火材11と接するようになっている。
以上の状態において、屋内側から屋内側ボード14が建て込まれ、その後、図4に示すように同ボード14の幅方向端部(厳密には、開口部1寄りの端部)が屋内側部23にネジ止めされる。このように本実施形態では、屋内側ボード14がその幅方向端部にて屋内側部23にネジ止めされることで取り付け金具20に固定されることとなっている。
屋外側部24は、本発明の交差部に相当し、屋内側部23とは反対側で基準部22と直交している部分であり、本実施形態では、基準部22とは反対側に位置する端部が真っ直ぐ延びるように平板状に延出している。なお、本実施形態において、屋外側部24の高さ(上下方向の長さ)は、基準部22の高さと一致している。
そして、取り付け金具20がその設置位置に設置されると、図1に示す通り、屋外側部24は、開口部近傍柱2と外壁パネル3との間で開口部近傍柱2の外表面(厳密には、最も屋外側に位置する面)に沿った姿勢で配置されるようになる。なお、本実施形態では、開口部近傍柱2の外表面に耐火材11が巻き付けられており、取り付け金具20を設置すると、屋外側部24が耐火材11と接するようになっている。
以上のようにして取り付け金具20は、開口部側ボード13及び屋内側ボード14を固定するための下地部品として機能する。特に、本実施形態では、開口部近傍柱2の外表面に耐火材11が巻き付けられているので、各ボード13,14と開口部近傍柱2との間に耐火材11を配置する分のスペースが設けられることになるが、かかる構成であっても取り付け金具20を用いることで、適切に各ボード13,14を固定することが可能となる。
なお、各ボード13,14が取り付け金具20に固定された状態において、当該取り付け金具20のうち、基準部22は、耐火材11と開口部側ボード13との間に挟まれた状態で配置されており、屋内側部23は、耐火材11と屋内側ボード14との間に挟まれた状態で配置されている。また、屋外側部24は、耐火材11と外壁パネル3との間に配置されている。
そして、以上の位置関係により、取り付け金具20のうち、基準部22は、開口部1を通り抜ける火や熱風から開口部近傍柱2を保護する耐火材として機能するようになる。同様に、屋内側部23は、屋内空間から発せられる火や熱風から開口部近傍柱2を保護する耐火材として機能し、屋外側部24は、屋外から建物に向かってくる火や熱風から開口部近傍柱2を保護する耐火材として機能する。このように本実施形態では取り付け金具20自体が耐火材として機能し、この結果、開口部近傍柱2に対する耐火性能が向上することになる。
ところで、上述した取り付け金具20は、本体部21の上端及び下端から延出した延出部25,26によって建物の所定部分、具体的には図3に示すように床部及び天井部に固定されている。延出部25,26は、取り付け金具20のうち、基準部22の上端及び下端からそれぞれ基準部22と直交する方向に沿って延出している。このように延出部25,26が基準部22の上端及び下端から延出されているので、開口部側ボード13の取り付けに干渉しない位置で取り付け金具20を建物に対して容易に固定することが可能となる。
なお、図2に示すように、延出部25,26が延出する向きは、屋内側部23及び屋外側部24が延出する向きとは反対の向きとなっている。これにより、屋内側ボード14の取り付けにも干渉することなく、取り付け金具20を建物に対してより一層容易に固定することが可能となる。
各延出部25,26の形状について説明すると、各延出部25,26は、略矩形状の部分であり、図2に示すように、基準部22の横幅よりも幾分短い幅を有する。また、各延出部25,26の長手方向中央よりも幾分端側には長穴が形成されている。そして、取り付け金具20が所定位置に配置された後に、上記の長穴にビスがセットされることで取り付け金具20が固定される。つまり、図3に示すように、基準部22の上端から延出した延出部25は、建物の天井部に固定され、基準部22の下端から延出した延出部26は、建物の床部に固定される。
また、延出部25,26の延出量(延出方向の長さ)は、開口部側ボード13の厚さよりも短くなっている。そして、開口部側ボード13が取り付け金具20の基準部22に固定された状態では、図4に示すように、基準部22の下端から延出した延出部26の上に開口部側ボード13が載るようになる。この結果、上記の延出部26は、その上に載った開口部側ボード13によって覆い隠されるようになる。これにより、延出部26が目立たなくなり、金具が剥き出しになるのを回避し、以て建物の施工品質が向上するようになる。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明の耐火ユニットについて一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、上記の実施形態では、開口部1の縁がクロス巻き込み仕上げとなっているケースを例に挙げて説明した。そして、上記の実施形態では、外壁パネル3と石膏ボード13との取り合い部分に見切り額縁4が取り付けられており、当該石膏ボード13が取り付け金具20に取り付けられていることとした。ただし、これに限定されるものではなく、図5に示すように、開口部1の縁に額縁5を取り付けた仕様(額縁仕様)において当該額縁5の下地となる合板6(第1ボードに相当する)を固定する場合にも、本発明に係る取り付け金具20は利用可能である。図5は、耐火ユニットSの変形例を示した図である。
また、上記実施形態では、準耐火構造において開口部近傍柱2の周りに設置される耐火ユニットSについて説明した。ただし、本発明に係る耐火ユニットSは、準耐火構造のみに限定されるものではなく、防火構造においても利用可能である。具体的に説明すると、図6や図7に示すように、開口部近傍柱2の外周面に耐火材11が巻き付けられておらず、さらに、ひる石入りの強化石膏ボード13,14が用いられないようなケースに対しても本発明は適用し得る。図6及び図7は、耐火ユニットSの変形例、特に、防火構造にて用いられる例を示した図である。
より具体的に説明すると、図6に示すケースでは、開口部1の縁がクロス巻き込み仕上げとなっており、その下地材については、上記の実施形態で述べた石膏ボード(開口部側ボード)13の代わりにダイライトボード7が用いられている。また、同図が示すケースでは、内壁用の部材として、上記の実施形態で述べた石膏ボード(屋内側ボード)14の代わりに通常の石膏ボード8が用いられている。かかるケースでは、上記のダイライトボード7が第1ボードに相当し、上記の通常の石膏ボード8が第2ボードに相当する。そして、取り付け金具20は、開口部近傍柱2の周囲に配置される上記ダイライトボード7及び通常の石膏ボード8を固定するために用いられることになる。
一方で、図7に示すケースでは、額縁仕様となっており、その下地として合板6が用いられている。また、図7に示すケースでは、図6に示すケースと同様に、内壁用の部材として通常の石膏ボード8が用いられているが、当該石膏ボード8と開口部近傍柱2との隙間を埋める目的から、石膏ボード8の裏面(開口部近傍柱2との対向面)に合板6が取り付けられている。かかるケースでは、額縁5の下地としての合板6が第1ボードに相当し、石膏ボード8の裏面に取り付けられた合板6が第2ボードに相当する。そして、取り付け金具20は、上記の合板6を固定するために用いられることになる。
また、上記の実施形態では、取り付け金具20の本体部21が平面視で略U字状になっていることとした。つまり、上記の実施形態では、基準部22と交差する屋内側部23及び屋外側部24が、いずれも、図4に示すように、基準部22とは反対側に位置する端部が開口部近傍柱2の外側面に沿うように平板状に延出していることとした。このような構成であれば、屋内側部23及び屋外側部24の各々の先端が開口部近傍柱2と接触して同柱2の外表面を引っ掻いてしまうのを回避することができ、以て同柱2の損傷を抑えることが可能となる。
一方、取り付け金具20の本体部21の形状については他の形状も考えられ、例えば、図8に示すように平面視で略C字状の本体部121となった取り付け金具120であってもよい。すなわち、屋内側部123及び屋外側部124の各々の形状として、基準部122とは反対側に位置する端部123a、124aが開口部近傍柱2の外側面に向かうように折れ曲がった形状が採用されることとしてもよい。このような構成であれば、図8に示すように、屋内側部123及び屋外側部124の各々がその端部123a、124aにて開口部近傍柱2と接触するようになり、同柱2に対して取り付け金具120の位置(相対位置)を容易に位置決めすることが可能となる。
なお、図8は、第1変形例に係る取り付け金具120を示した図であり、同図には、当該取り付け金具120と開口部近傍柱2との位置関係を説明するために、開口部近傍柱2を破線にて示している。
また、図8に図示の形状を更に変形して、図9に示す本体部221の形状、すなわち、開口部近傍柱2の外側面に向かっている端部223a,224aと当該端部223a,224aに隣接する隣接部223b、224bとがなす折れ曲がり角度(図9中、記号αにて表記)が鋭角を成すように屋内側部223及び屋外側部224の各々が折れ曲がっていることとしてもよい。さらに、上記のように構成された取り付け金具220は、折れ曲がり角度αの大きさが変化するように弾性変形可能であると望ましい。このような構成であれば、屋内側部223及び屋外側部224の各々がバネ性(弾性)を備えるので、取り付け金具220が開口部近傍柱2に当接して上記折れ曲がり角度αが変化するように弾性変形した際には弾性力が発生する。かかる弾性力を利用することで取り付け金具220の位置が良好に保持されるようになる。この結果、開口部近傍柱2に対する取り付け金具220の位置決めをより容易に行うことが可能となる。
なお、図9は、第2変形例に係る取り付け金具220を示した図であり、同図には、当該取り付け金具220と開口部近傍柱2との位置関係を説明するために、開口部近傍柱2を破線にて示している。
1 開口部、2 開口部近傍柱(柱部材)
3 外壁パネル
3a 外壁材層、3b 通気層、3c ボード層、3d グラスウール層
4 見切り額縁、5 額縁、6 合板
7 ダイライトボード、8 石膏ボード
11 耐火材
12 熱橋補強材
13 石膏ボード(第1ボード)
14 石膏ボード(第2ボード)
20,120,220 取り付け金具(ボード固定体)
21,121,221 本体部
22,122 基準部(第1固定部)
23,123,223 屋内側部(第2固定部)
24,124,224 屋外側部(交差部)
25,26 延出部
31 耐火ボード、32 鉄骨柱
33 耐火板部材、34 連結ピン
123a,124a,223a,224a 端部
223b,224b 隣接部
B 隙間
CS 天井面
FS 床面
M 目地
S 耐火ユニット

Claims (7)

  1. 建物の外壁パネルよりも屋内側に配置された柱部材であり前記外壁パネルと隣り合う位置に形成された開口部近傍に位置する柱部材の周りに設けられた耐火ユニットであって、
    前記柱部材と前記開口部との間に配置される第1ボード、及び、前記柱部材よりも屋内側に配置される第2ボードの双方を固定するために該双方よりも前記柱部材に近い位置に配置されたボード固定体を備え、
    該ボード固定体は、
    前記第1ボードが固定され、前記第1ボードと前記柱部材との間に位置する第1固定部と、
    前記第2ボードが固定され、前記第1固定部と交差した状態で前記第2ボードと前記柱部材との間に位置する第2固定部と、
    前記ボード固定体を前記建物に固定するために前記第1固定部及び前記第2固定部のうちの少なくとも前記第1固定部から延出して形成された延出部と、を有し、
    該延出部は、上下方向における前記第1固定部の端から延出していることを特徴とする耐火ユニット。
  2. 前記ボード固定体は、折り曲げ加工された板金部材からなる取り付け金具であり、
    該取り付け金具は、角筒形状となった前記柱部材の脇位置に配置されており、前記第1固定部及び前記第2固定部を備えるとともに、
    記延出部と、
    前記第2固定部とは反対側で前記第1固定部と交差した状態で前記外壁パネルと前記柱部材との間に位置する交差部と、を更に備え、
    前記延出部は、前記第1固定部の上端及び下端からそれぞれ前記第1固定部と直交する方向に沿って延出しており、
    前記第1固定部の上端から延出した前記延出部は、前記建物の天井部に固定されており、前記第1固定部の下端から延出した前記延出部は、前記建物の床部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の耐火ユニット。
  3. 前記第1固定部の前記第1ボードとの対向面に接合されることで前記第1固定部に前記第1ボードが固定され、
    前記第1ボードが前記第1固定部に固定された状態において、前記第1固定部の下端から延出した前記延出部は、該延出部上に載った前記第1ボードによって覆い隠されることを特徴とする請求項2に記載の耐火ユニット。
  4. 前記柱部材の外側面に巻き付けられた状態で配置されている耐火材を更に備え、
    該耐火材のうち、前記外側面の中で前記外壁パネルが配置された側に位置する面と対向する部分は、途切れて隙間を形成しており、
    前記取り付け金具のうち、前記第1固定部は、前記耐火材と前記第1ボードとの間に配置され、前記第2固定部は、前記耐火材と前記第2ボードとの間に配置され、前記交差部は、前記耐火材と前記外壁パネルとの間に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の耐火ユニット。
  5. 前記第2固定部及び前記交差部の各々は、該各々において前記第1固定部とは反対側に位置する端部が前記柱部材の外側面に沿うように平板状に延出していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の耐火ユニット。
  6. 前記第2固定部及び前記交差部の各々は、該各々において前記第1固定部とは反対側に位置する端部が前記柱部材の外側面に向かうように折れ曲がっていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の耐火ユニット。
  7. 前記第2固定部及び前記交差部の各々は、前記柱部材の外側面に向かっている前記端部と該端部に隣接する隣接部とがなす折れ曲がり角度が鋭角を成すように折れ曲がっており、かつ、前記折れ曲がり角度の大きさが変化するように弾性変形可能であることを特徴とする請求項6に記載の耐火ユニット。
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