JP2015048668A - 耐火ユニット - Google Patents
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Description
また、ボード固定体は、開口部と柱部材の間、より厳密には開口部と柱部材との間に位置する第1ボードよりも柱部材寄りの位置にあるので、例えば開口部を通り抜ける火や熱風から柱部材を保護する耐火材として機能することになる。同様に、ボード固定体は、柱部材よりも屋内側に位置し、より厳密には柱部材から見て屋内側に位置する第2ボードよりも柱部材寄りの位置にあるので、屋内側からの火や熱風から柱部材を保護する。この結果、建物の開口部近傍に配置された柱部材に対する耐火性能を向上させることが可能となる。
以上の構成であれば、板金部材を折り曲げ加工することでボード固定体が構成されているので、ボード固定体を容易に用意することが可能となる。さらに、延出部が第1固定部の上端及び下端から延出されているので、ボードの取り付けに干渉しない位置でボード固定体を建物に対して容易に固定することが可能となる。
以上の構成であれば、第1ボードを第1固定部に固定させることで第1ボードの下に延出部が隠れるようになるので、延出部が目立たなくなる結果、建物の施工品質が向上するようになる。
以上の構成であれば、柱部材に耐火材が巻き付けられているので、当該柱部材についての耐火性能がより一層向上することになる。また、上記の構成では、柱部材の周りに耐火材配置用のスペースを要するので、柱部材の外側面とボードとの間にスペースを設けたとしても適切にボードを配置することを可能とする本発明の効果がより有意義なものとなる。
以上の構成であれば、第2固定部及び交差部の各々が、第1固定部とは反対側に位置する端部が柱部材の外側面に沿うように平板状に延出しているため、第2固定部及び交差部の各々の先端と柱部材との接触が回避される。このように第2固定部や交差部の各々の先端が柱部材と接触するのを回避することで、当該接触に伴う柱部材の損傷を抑えることが可能となる。
以上の構成であれば、第2固定部及び交差部の各々が、第1固定部とは反対側に位置する端部が柱部材の外側面に向かうように折れ曲がっているため、当該端部にて柱部材と接触するようになる。このように第2固定部や交差部を積極的に柱部材と接触させることで、柱部材に対してボード固定体の位置(相対位置)を容易に位置決めすることが可能となる。
以上の構成であれば、第2固定部及び交差部の各々が、柱部材の外側面に向かっている端部と該端部に隣接する隣接部とがなす折れ曲がり角度が変化するように弾性変形するので、その弾性力を利用してボード固定体の位置を保持することが可能となる。これにより、ボード固定体の位置決めをより容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る耐火ユニットSは、住宅等の建物、特に準耐火構造を採用した建物において利用されるものである。先ず、本実施形態に係る耐火ユニットSの全体像について図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る耐火ユニットSの全体像を示す平面図である。
そして、取り付け金具20がその設置位置に設置されると、図1に示す通り、屋外側部24は、開口部近傍柱2と外壁パネル3との間で開口部近傍柱2の外表面(厳密には、最も屋外側に位置する面)に沿った姿勢で配置されるようになる。なお、本実施形態では、開口部近傍柱2の外表面に耐火材11が巻き付けられており、取り付け金具20を設置すると、屋外側部24が耐火材11と接するようになっている。
上記の実施形態では、本発明の耐火ユニットについて一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、図8は、第1変形例に係る取り付け金具120を示した図であり、同図には、当該取り付け金具120と開口部近傍柱2との位置関係を説明するために、開口部近傍柱2を破線にて示している。
なお、図9は、第2変形例に係る取り付け金具220を示した図であり、同図には、当該取り付け金具220と開口部近傍柱2との位置関係を説明するために、開口部近傍柱2を破線にて示している。
3 外壁パネル
3a 外壁材層、3b 通気層、3c ボード層、3d グラスウール層
4 見切り額縁、5 額縁、6 合板
7 ダイライトボード、8 石膏ボード
11 耐火材
12 熱橋補強材
13 石膏ボード(第1ボード)
14 石膏ボード(第2ボード)
20,120,220 取り付け金具(ボード固定体)
21,121,221 本体部
22,122 基準部(第1固定部)
23,123,223 屋内側部(第2固定部)
24,124,224 屋外側部(交差部)
25,26 延出部
31 耐火ボード、32 鉄骨柱
33 耐火板部材、34 連結ピン
123a,124a,223a,224a 端部
223b,224b 隣接部
B 隙間
CS 天井面
FS 床面
M 目地
S 耐火ユニット
Claims (7)
- 建物の外壁パネルよりも屋内側に配置された柱部材であり前記外壁パネルと隣り合う位置に形成された開口部近傍に位置する柱部材の周りに設けられた耐火ユニットであって、
前記柱部材と前記開口部との間に配置される第1ボード、及び、前記柱部材よりも屋内側に配置される第2ボードの双方を固定するために該双方よりも前記柱部材に近い位置に配置されたボード固定体を備え、
該ボード固定体は、
前記第1ボードが固定され、前記第1ボードと前記柱部材との間に位置する第1固定部と、
前記第2ボードが固定され、前記第1固定部と交差した状態で前記第2ボードと前記柱部材との間に位置する第2固定部と、を有することを特徴とする耐火ユニット。 - 前記ボード固定体は、折り曲げ加工された板金部材からなる取り付け金具であり、
該取り付け金具は、角筒形状となった前記柱部材の脇位置に配置されており、前記第1固定部及び前記第2固定部を備えるとともに、
前記ボード固定体を前記建物に固定するために前記第1固定部及び前記第2固定部のうちの少なくとも前記第1固定部から延出して形成された延出部と、
前記第2固定部とは反対側で前記第1固定部と交差した状態で前記外壁パネルと前記柱部材との間に位置する交差部と、を更に備え、
前記延出部は、前記第1固定部の上端及び下端からそれぞれ前記第1固定部と直交する方向に沿って延出しており、
前記第1固定部の上端から延出した前記延出部は、前記建物の天井部に固定されており、前記第1固定部の下端から延出した前記延出部は、前記建物の床部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の耐火ユニット。 - 前記第1固定部の前記第1ボードとの対向面に接合されることで前記第1固定部に前記第1ボードが固定され、
前記第1ボードが前記第1固定部に固定された状態において、前記第1固定部の下端から延出した前記延出部は、該延出部上に載った前記第1ボードによって覆い隠されることを特徴とする請求項2に記載の耐火ユニット。 - 前記柱部材の外側面に巻き付けられた状態で配置されている耐火材を更に備え、
該耐火材のうち、前記外側面の中で前記外壁パネルが配置された側に位置する面と対向する部分は、途切れて隙間を形成しており、
前記取り付け金具のうち、前記第1固定部は、前記耐火材と前記第1ボードとの間に配置され、前記第2固定部は、前記耐火材と前記第2ボードとの間に配置され、前記交差部は、前記耐火材と前記外壁パネルとの間に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の耐火ユニット。 - 前記第2固定部及び前記交差部の各々は、該各々において前記第1固定部とは反対側に位置する端部が前記柱部材の外側面に沿うように平板状に延出していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の耐火ユニット。
- 前記第2固定部及び前記交差部の各々は、該各々において前記第1固定部とは反対側に位置する端部が前記柱部材の外側面に向かうように折れ曲がっていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の耐火ユニット。
- 前記第2固定部及び前記交差部の各々は、前記柱部材の外側面に向かっている前記端部と該端部に隣接する隣接部とがなす折れ曲がり角度が鋭角を成すように折れ曲がっており、かつ、前記折れ曲がり角度の大きさが変化するように弾性変形可能であることを特徴とする請求項6に記載の耐火ユニット。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110485590A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-22 | 赖建林 | 一种防火建筑钢结构 |
JP2020084707A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 大和ハウス工業株式会社 | 壁構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10121603A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物の耐火構造 |
-
2013
- 2013-09-03 JP JP2013182241A patent/JP5914438B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10121603A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物の耐火構造 |
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JP2020084707A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 大和ハウス工業株式会社 | 壁構造 |
JP7162509B2 (ja) | 2018-11-30 | 2022-10-28 | 大和ハウス工業株式会社 | 壁構造 |
CN110485590A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-22 | 赖建林 | 一种防火建筑钢结构 |
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