JP4500148B2 - 遮熱材の設置構造 - Google Patents

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本発明は、建物躯体上に設けられた屋根の裏面側に設けられ、この屋根の軒先部から棟方向に向かって並設された複数の遮熱材の設置構造に関する。
従来より、室内空間の断熱性を確保するために、天井板の上面にはグラスウール等の断熱材が敷き込まれている。また、小屋裏空間の換気のため、天井と屋根とが交差する取合部には通気スペースが設けられている。
ところが、住宅の気密性および断熱性を向上させるために、天井板の上面に敷き込まれる断熱材の厚みを大きくすると、天井と屋根とが交差する部分が断熱材によって塞がれてしまい、小屋裏空間の換気のための通気スペースを確保できない場合があった。
そこで、野地板の裏側の隣り合う垂木間に、ダンボール、厚紙等の比較的硬質の紙や比較的軟質のプラスティック板等からなる通気用のスペーサーを設置することによって、天井板の上面に敷き込まれた断熱材の端部を押さえ込み、小屋裏空間の換気のための通気スペースを確保する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−040789号公報
ところで、近年、室内空間において開放感を得るために、天井高を出来るだけ高く設定したいという要望がある。
しかしながら、単に天井板を高くして天井高を確保するような場合、前記特許文献1のようなダンボール等からなる通気用のスペーサーが、天井板の上面に敷き込まれた断熱材によって圧迫され、通気スペースが塞がれてしまうおそれがあった。
これに対して、前記通気用のスペーサーを圧迫しないように、天井板の上面に敷き込んだ断熱材を薄くして天井を高くする場合には、断熱効果を低減させてしまうおそれもあった。
本発明の課題は、天井高を高く設定しても通気路を確保することができるとともに、滞りなく屋根の換気をすることができ、これにより、屋根の放熱効果を格段に向上させ、その上、室内への熱の侵入を効率良く防ぐことが可能な遮熱材の設置構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、建物躯体A上に設けられた屋根10の裏面側に設けられ、この屋根10の軒先部10aから棟方向に向かって並設された複数の遮熱材1、1…の設置構造において、
前記複数の遮熱材1、1…が、屋根10の野地板10bの裏面との間に所定の間隔H1を開けて設置されることによって、これら複数の遮熱材1、1…と前記野地板10bの裏面との間に第1の通気路2が形成されているとともに、
前記複数の遮熱材1、1…が、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H2を開けて設置されることによって、隣接する遮熱材どうし1、1間に第2の通気路3が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記複数の遮熱材1、1…が、屋根10の野地板10bの裏面との間に所定の間隔H1を開けて設置されることによって、これら複数の遮熱材1、1…と前記野地板10bの裏面との間に第1の通気路2が形成されているとともに、
前記複数の遮熱材1、1…が、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H2を開けて設置されることによって、隣接する遮熱材どうし1、1間に第2の通気路3が形成されていることから、従来とは異なり、天井高を高く設定することで、前記複数の遮熱材1、1…が天井板上面の断熱材に圧迫されたとしても、前記屋根10の野地板10bの裏面との間と、隣接する遮熱材どうし1、1間とに、前記第1および第2の通気路2、3を塞ぐことなく確保することができるとともに、前記第1の通気路2には、屋根10の軒側から棟側に向けて空気を通過させることができ、一方の第2の通気路3には、前記第1の通気路2と屋根10内部との間を行き来するように、空気を通過させることができるので、滞りなく屋根10の換気をすることが可能となり、これによって、屋根10の放熱効果を格段に向上させることができ、その上、前記複数の遮熱材1、1…自体の遮熱効果との相乗効果によって、室内A1への熱の進入を効率良く防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1または図2に示すように、請求項1に記載の遮熱材1の設置構造において、
前記屋根10は、建築用屋根パネル10によって構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記屋根10は、建築用屋根パネル10によって構成されていることから、この建築用屋根パネル10に、予め前記複数の遮熱材1、1…を取り付けておくことができるので作業効率が良く、また、建物躯体Aが前記建築用屋根パネル10と同質のパネルで構成されたものである場合に、建築用屋根パネル10と建物躯体Aとを容易に連結することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1または図2に示すように、請求項1に記載の遮熱材1の設置構造において、
前記建築用屋根パネル10は、框材10d、10eを矩形枠状に組み立ててなる矩形枠10cの上面に、野地板10bとなる面材10bを取り付けて形成されており、
前記複数の遮熱材1、1…は前記矩形枠10cに設置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記建築用屋根パネル10は、框材10d、10eを矩形枠状に組み立ててなる矩形枠10cの上面に、野地板10bとなる面材10bを取り付けて形成されており、
前記複数の遮熱材1、1…は前記矩形枠10cに設置されていることから、前記複数の遮熱材1、1…を、前記矩形枠10cの上面に取り付けた面材10bから所定の間隔H1を開けた位置に、また、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H2を開けて、確実、かつ容易に設置することができる。したがって、前記複数の遮熱材1、1…と前記面材10bとの間および隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の通気路2、3を確保することができるので、屋根10内を滞りなく換気することが可能となり、これにより、屋根10の放熱効果を格段に向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の遮熱材1の設置構造において、
前記並設された複数の遮熱材1、1…のうち軒先部10aに位置する軒先側遮熱材1aは、その先端部が建物躯体Aの外壁11の上部に位置するようにして設置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記並設された複数の遮熱材1、1…のうち軒先部10aに位置する軒先側遮熱材1aは、その先端部が建物躯体Aの外壁11の上部に位置するようにして設置されていることから、屋根10の軒先部10aから入り込む空気を、前記軒先側遮熱材1aの先端部付近を入り口として屋根10内へと通過させることができるので、屋根10内を滞りなく換気することが可能となり、これにより、屋根10の放熱効果を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の遮熱材1の設置構造において、
前記複数の遮熱材1、1…と天井12との間に天井断熱材12aが設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記複数の遮熱材1、1…と天井12との間に天井断熱材12aが設けられていることから、この天井断熱材12aによって屋根10の断熱効果を向上させることができ、さらに、前記複数の遮熱材1、1…自体の遮熱効果との相乗効果によって、室内A1への熱の進入を効率良く防ぐことができる。
本発明によれば、従来とは異なり、天井高を高く設定することで、前記複数の遮熱材が天井板上面の断熱材に圧迫されたとしても、前記屋根の野地板の裏面との間と、隣接する遮熱材どうし間とに、前記第1および第2の通気路を塞ぐことなく確保することができるとともに、前記第1の通気路には、屋根の軒側から棟側に向けて空気を通過させることができ、一方の第2の通気路には、前記第1の通気路と屋根内部との間を行き来するように、空気を通過させることができるので、滞りなく屋根の換気をすることが可能となり、屋根の放熱効果を格段に向上させることができる。
また、前記複数の遮熱材と天井との間に設けられた天井断熱材によって屋根の断熱効果を向上させることができ、その上、前記第1および第2の通気路による放熱効果と、前記複数の遮熱材自体の遮熱効果との相乗効果によって、室内への熱の進入を効率良く防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明に係る遮熱材1の設置構造の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態の屋根10および、この屋根10を上部に設けるべき建物躯体Aはパネル工法によって構築される。
本実施の形態の遮熱材1の設置構造は、図1に示すように、建物躯体A上に設けられた屋根10の裏面側に設けられ、この屋根10の軒先部10aから棟方向に向かって並設されてなり、
前記複数の遮熱材1、1…が、屋根10の野地板10bの裏面との間に所定の間隔H1を開けて設置されることによって、これら複数の遮熱材1、1…と前記野地板10bの裏面との間に第1の通気路2が形成されているとともに、
前記複数の遮熱材1、1…が、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H2を開けて設置されることによって、隣接する遮熱材どうし1、1間に第2の通気路3が形成されている。
また、前記第1の通気路2は、屋根10の棟(図示せず)まで延在しており、該棟に設けられた換気孔(図示せず)に接続されている。
また、前記屋根10は、建築用屋根パネル10によって構成されており、この建築用屋根パネル10は、框材10d、10eを矩形枠状に組み立ててなる矩形枠10cの上面に、野地板10bとなる面材10bを取り付けて形成されている。
このように、前記建築用屋根パネル10が用いられることによって、工場等で、予め前記複数の遮熱材1、1…を取り付けておくことができるので、作業効率を向上させることができる。さらに、本実施の形態の建物躯体Aは、この建築用屋根パネル10と同質のパネルで構成されていることから、これら建築用屋根パネル10と建物躯体Aとを容易に連結することができるようになっている。
なお、本実施の形態の屋根10および建物躯体Aは、上述のようにパネル工法によって構築されているが、これに限られるものではなく、例えば、軸組工法等でも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、本実施の形態の建物躯体Aは、天井12直下の室内A1の天井高が高く設定されており、この室内A1空間において、例えば吹抜け空間のような広々とした開放感が得られるように構成されている。
前記複数の遮熱材1、1…は、図1および図2に示すように、矩形状に形成された複数の板材であり、建物躯体A上に設けられた屋根10の裏面側に設けられ、この屋根10の軒先部10aから棟方向に向かって並設されている。
ここで、前記板材として、本実施の形態においては、グラスウールやロックウール等の無機繊維状物質を板状に固めて成形した繊維系断熱ボードのように、断熱効果を有するものが用いられており、その表面にアルミやガラスクロス等の遮熱効果を有するものを貼り付けることによって、遮熱・断熱効果を高めるようにすれば更に望ましい。
このように、遮熱効果を有する板材を前記複数の遮熱材1、1…として用いることによって、これら複数の遮熱材1、1…自体の遮熱効果によって、室内A1への熱の侵入を防ぐことが可能となる。
このような板材で形成された複数の遮熱材1、1…は、強度においても優れており、従来とは異なり、天井板の上面に敷き込まれた断熱材によって圧迫されたとしても、第1および第2の通気路2、3を確保することができるものである。
また、前記第1の通気路2は、図1および図2に示すように、前記複数の遮熱材1、1…が、屋根10の野地板10bの裏面との間に所定の間隔H1を開けて設置されることによって、これら複数の遮熱材1、1…と前記野地板10bの裏面との間に形成されており、屋根10の軒側から棟側に向けて空気を通過させることができるようになっている。
さらに、前記第2の通気路3は、図1に示すように、前記複数の遮熱材1、1…が、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H2を開けて設置されることによって、隣接する遮熱材どうし1、1間に形成されており、前記第1の通気路2と屋根10内部との間を行き来するように、空気を通過させることができるようになっている。
これら第1および第2の通気路2、3によれば、前記第1の通気路2に、屋根10の軒側から棟側に向けて空気を通過させることができ、前記第2の通気路3に、前記第1の通気路2と屋根10内部との間を行き来するように、空気を通過させることができるので、滞りなく屋根10の換気をすることが可能となり、これによって、屋根10の放熱効果を格段に向上させることができる。
そして、前記複数の遮熱材1、1…は、図1および図2に示すように、その両側端部に、予め支持部材4、4が取り付けられており、これら支持部材4、4を介して前記複数の遮熱材1、1…と前記矩形枠10cとが強固に固定されている。
このように前記複数の遮熱材1、1…を前記矩形枠10cに固定していることから、これら複数の遮熱材1、1…を前記建築用屋根パネル10に対して、前記面材10bの裏面との間、また、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H1、H2を開けて、確実、かつ容易に取り付けることができる。
したがって、前記複数の遮熱材1、1…と前記面材10bの裏面との間に前記第1の通気路2を確保することができ、隣接する遮熱材どうし1、1間に前記第2の通気路3を確保することができ、滞りなく屋根10の換気をすることが可能となる。
また、前記並設された複数の遮熱材1、1…のうち前記軒先部10aに位置する軒先側遮熱材1aは、図1に示すように、その先端部が建物躯体Aの外壁11の上部に位置するようにして設置されている。
すなわち、屋根10の軒先部10aから入り込む空気を、前記軒先側遮熱材1aの先端部から屋根10内へと通過させることができるので、屋根10内を滞りなく換気することが可能となり、これによって、屋根10の放熱効果を向上させることができるようになっている。
一方、前記複数の遮熱材1、1…と天井12との間には、図1に示すように、天井断熱材12aが設けられており、これにより、この天井断熱材12aによって屋根10の断熱効果を向上させることができ、更には、前記複数の遮熱材1、1…自体の遮熱効果との相乗効果によって、室内A1への熱の侵入を効率良く防ぐことができるようになっている。
なお、前記天井断熱材12aとしては、例えば、グラスウールやロックウール等の無機繊維状物質、合成樹脂等を原料とする断熱材等が挙げられるが、これらに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上のような複数の遮熱材1、1…を設置するための屋根10および建物躯体Aを構築するには、まず、予め工場等において前記建築用屋根パネル10や建物躯体Aを構成する外壁パネル11を製作する。この時、前記建築用屋根パネル10および外壁パネル11に、予め取り付けられるものは取り付けておくようにする。
すなわち、前記建築用屋根パネル10には、図1に示すように、前記面材10bの裏面に、前記複数の遮熱材1、1…を所定の間隔H1を開け、また、隣接する遮熱材どうし1、1間に所定の間隔H2を開けて取り付けておくようにする。
この時、前記複数の遮熱材1、1…のそれぞれの両側端部に取り付けられた前記支持部材4、4を前記矩形枠10cに固定することで、前記複数の遮熱材1、1…と前記矩形枠10cとを強固に固定することができるようになっている。また、固定にはビス止めや接着剤による固定等を行なう。なお、固定方法においては、これに限られるものではない。
前記外壁パネル11には、この外壁パネル11の軒先部10a側表面に、上端部が所定高さ、すなわち、軒天井11aが配設される高さとなるようにサイディング材11bを取り付けておく。また、このサイディング材11bの上端面には、後述する軒天井11aを設置するための取付部材11cを取り付けておく。
そして、現場において前記外壁パネル11を建て込むとともに、前記建築用屋根パネル10を、軒先部10a側に跳ね出した状態にして、前記外壁パネル11の上端部に結合桁11dを介して支持させる。
また、前記外壁パネル11の室内側A1壁面には、耐火性の石膏ボードや壁紙等の内壁材11eを取り付け、この内壁材11eの所定の高さ位置に天井板12bを取り付ける。さらに、この天井板12bの上面と前記遮熱材2との間に、前記第1および第2の通気路2、3を塞がないようにしながら天井断熱材12aを設ける。
前記天井板12bの取り付け位置については、前記天井断熱材12aを敷き込むことができる範囲で、出来るだけ高くして、室内A1における開放感等を得ることができるように設定する。
次に、建築用屋根パネル10の軒先側端部に勾配調整材13を釘等によって固定し、この勾配調整材13に鼻隠14を釘等によって固定する。さらに鼻隠14には、軒樋15を釘等によって取り付ける。
一方、前記建築用屋根パネル10の一部が跳ね出している軒先部10aには、この軒先部10aの天井となる軒天井11aを取り付ける。この際、前記鼻隠14に形成された取付部14aと、前記サイディング材11bの上端面に取り付けられた取付部材11cとの間に架け渡して、水平になるように取り付けるようにする。
以上のように構築することで、図1に示すような、複数の遮熱材1、1…を設置するための屋根10および建物躯体Aを構築することができ、前記屋根10の裏面側に複数の遮熱材1、1…を設置することができる。
本実施の形態の遮熱材1の設置構造によれば、従来とは異なり、天井高を高く設定することで、前記複数の遮熱材1、1…が天井板上面の断熱材に圧迫されたとしても、前記屋根10の野地板10bの裏面との間と、隣接する遮熱材どうし1、1間とに、前記第1および第2の通気路2、3を塞ぐことなく確保することができるとともに、前記第1の通気路2には、屋根10の軒側から棟側に向けて空気を通過させることができ、一方の第2の通気路3には、前記第1の通気路2と屋根10内部との間を行き来するように、空気を通過させることができるので、滞りなく屋根10の換気をすることが可能となり、これによって、屋根10の放熱効果を格段に向上させることができる。
また、前記複数の遮熱材1、1…と天井12との間に設けられた天井断熱材12aによって屋根10の断熱効果を向上させることができ、その上、前記第1および第2の通気路2、3による放熱効果と、前記複数の遮熱材1、1…自体の遮熱効果との相乗効果によって、室内A1への熱の進入を効率良く防ぐことができる。
本発明の遮熱材の設置構造を示す側断面図である。 図1に示す遮熱材の設置構造のB−B断面図である。
符号の説明
1 遮熱材
2 第1の通気路
3 第2の通気路
10 屋根(建築用屋根パネル)
A 建物躯体

Claims (5)

  1. 建物躯体上に設けられた屋根の裏面側に設けられ、この屋根の軒先部から棟方向に向かって並設された複数の遮熱材の設置構造において、
    前記複数の遮熱材が、屋根の野地板の裏面との間に所定の間隔を開けて設置されることによって、これら複数の遮熱材と前記野地板の裏面との間に第1の通気路が形成されているとともに、
    前記複数の遮熱材が、隣接する遮熱材どうし間に所定の間隔を開けて設置されることによって、隣接する遮熱材どうし間に第2の通気路が形成されていることを特徴とする遮熱材の設置構造。
  2. 請求項1に記載の遮熱材の設置構造において、
    前記屋根は、建築用屋根パネルによって構成されていることを特徴とする遮熱材の設置構造。
  3. 請求項1または2に記載の遮熱材の設置構造において、
    前記建築用屋根パネルは、框材を矩形枠状に組み立ててなる矩形枠の上面に、野地板となる面材を取り付けて形成されており、
    前記複数の遮熱材は前記矩形枠に設置されていることを特徴とする遮熱材の設置構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の遮熱材の設置構造において、
    前記並設された複数の遮熱材のうち軒先部に位置する軒先側遮熱材は、その先端部が建物躯体の外壁の上部に位置するようにして設置されていることを特徴とする遮熱材の設置構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の遮熱材の設置構造において、
    前記複数の遮熱材と天井との間に天井断熱材が設けられていることを特徴とする遮熱材の設置構造。
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