JP2010036395A - 孔版印刷機の給版制御装置及び給版制御方法 - Google Patents

孔版印刷機の給版制御装置及び給版制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特別のテンション機構を備えることなく、孔版原紙を印刷版胴の外周面に巻着できる孔版印刷機の給版制御装置及びその方法を提供する。
【解決手段】製版機構2と、印刷版胴5と、製版機構2の搬出下流端部に片持ち支持された撓み可能な薄板部材26と、プラテンローラ23及び印刷版胴4の回転量をそれぞれ検出する回転量検出部と、印刷版胴5の駆動部と、プラテンローラ23の駆動部とが、電気的に接続される制御部と、を備えている。前記各回転量検出部から入力されたデータに基づき、プラテンローラ23による原紙搬出速度V1と印刷版胴5による原紙巻着速度V2とを演算し、原紙巻着速度V2を原紙搬出速度V1よりも相対的に小さくして孔版原紙Nに弛みを形成する弛み形成工程と、原紙巻着速度V2を原紙搬出速度V1よりも大きくして弛みを除去すると共に孔版原紙Nにより薄板部材26を撓ませる工程とを交互に実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、サーマルヘッド及びプラテンローラを有する製版機構と、印刷を行う印刷版胴と、を備えている孔版印刷機の給版制御装置及び給版制御方法に関する。
この種の孔版印刷機の給版作業において、製版機構で製版された孔版原紙を印刷版胴に巻着(着版)する場合には、印刷版胴のクランプ部で孔版原紙の先端部を挟持し、印刷版胴を回転させることにより、印刷版胴の外周面に孔版原紙を巻着してゆき、通常は、製版機構による製版作業と並行して巻着(着版)作業が行われる。
印刷版胴の外周面への巻着作業では、印刷品質を確保するために、孔版原紙にしわが寄ったり、印刷版胴と孔版原紙との間に空気が混入することなく、正常な着版状態で孔版原紙を巻着することが要求される。そのため、従来では、プラテンローラの搬出下流側に、搬出専用のスポンジローラや、ばねを有するテンション機構を特別に設け、前記テンション機構等で巻着中の孔版原紙にバックテンションを掛けている(特許文献1及び2)。
特開2001−80194号公報 特開2006−123258号公報
しかし、孔版原紙にバックテンションを掛けるために、特別のスポンジローラやテンション機構を設けていると、テンション機構等を配置するためのスペースが必要になり、孔版印刷機が大形化すると共に、部品コストもかかる。
本発明の目的は、スポンジローラやばね等を内蔵する特別のテンション機構を設けず、孔版印刷機の大形化を防ぎつつ、孔版原紙を、しわが寄ることなく印刷版胴の外周面に巻着できる孔版印刷機の給版制御装置及び給版制御方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、製版前の孔版原紙をプラテンローラとサーマルヘッドで挟持して加熱穿孔することにより製版すると共に前記プラテンローラにより搬出する製版機構と、該製版機構から搬出された孔版原紙の先端部を挟持するクランプ部を有すると共に回転により外周面に孔版原紙が巻着される印刷版胴と、を備えた孔版印刷機の給版制御装置において、前記製版機構の搬出下流端部に片持ち支持された撓み可能な薄板部材と、前記プラテンローラ及び前記印刷版胴の回転量をそれぞれ検出する回転量検出部と、前記回転量検出部と、前記印刷版胴の駆動部と、前記プラテンローラの駆動部とが、電気的に接続される制御部と、を備え、該記制御部は、前記各回転量検出部から入力されたデータに基づき、プラテンローラによる原紙搬出速度と印刷版胴による原紙巻着速度とを演算し、前記原紙巻着速度を前記原紙搬出速度よりも相対的に小さくして孔版原紙に弛みを形成する弛み形成工程と、前記原紙巻着速度を前記原紙搬出速度よりも大きくして上記弛みを除去すると共に孔版原紙により上記薄板部材を撓ませる緊張工程とを交互に実行するように、前記両駆動部の少なくとも一方を制御することを特徴としている。
上記構成によると、スポンジローラやばね等を内蔵する特別のテンション機構を設けることなく、孔版印刷機をコンパクトに保ちつつ、孔版原紙を、しわが寄ることなく、印刷版胴の外周面に巻着でき、品質の良い給版作業を行うことができる。
上記孔版印刷機の給版制御装置において、前記弛み形成工程では、印刷版胴を停止させることができる。
上記構成によると、弛み形成工程における印刷版胴駆動部の制御を、簡素化することができる。
上記孔版印刷機の給版制御装置において、前記薄板部材の厚みは、100μm乃至200μmに設定することができる
上記構成によると、薄板部材の適切な強度の撓みにより、孔版原紙が破れることなく、適当な大きさのテンションを孔版原紙に掛けることができる。
上記孔版印刷機の給版制御装置において、前記薄板部材の片持ち支持点からの突出量は、8mm乃至15mmに設定されることができる。
上記構成によると、薄板部材の配置スペースが小さくて済み、製版機構のコンパクト性を維持できる。
上記孔版印刷機の給版制御装置において、前記薄板部材は、先端が基端よりも印刷版胴の回転方向と反対側に位置すると共に、先端側に進むにつれて印刷版胴の外周面に近づくように配置されることができる。
上記構成によると、薄板部材による所定のたわみ量の範囲を、大きな範囲で選択することができる。
また本発明は、孔版印刷機の給版制御方法も提供するものであり、製版前の孔版原紙を製版機構のプラテンローラとサーマルヘッドで挟持して加熱穿孔することにより製版すると共に前記プラテンローラにより搬出し、製版機構から搬出された孔版原紙の先端部を印刷版胴のクランプ部により挟持すると共に回転により印刷版胴の外周面に巻着する孔版印刷機の給版制御方法において、前記印刷版胴による原紙巻着速度を前記プラテンローラによる原紙搬出速度よりも相対的に小さくして孔版原紙に弛みを形成する弛み形成工程と、前記原紙巻着速度を前記原紙搬出速度よりも相対的に大きくして、上記弛みを除去すると共に製版機構の搬出下流端部に片持ち支持された薄板部材を撓ませる緊張工程とを、含んでいる。
上記孔版印刷機の給版制御方法において、前記弛み形成工程では、印刷版胴を停止させるように駆動部を制御することができる。
上記各給版制御方法においても、前記給版制御装置と同様な効果を得ることができる。
(孔版印刷機の全体構成)
図1乃至図6は、本発明に係る給版制御装置を備えた孔版印刷機の一例であり、図1は孔版印刷機の縦断面図、図2は制御系を示すブロック図、図3は製版機構2の搬出下流端部及びその近傍の拡大断面図である。図1において、孔版印刷機は、印刷用紙Pに画像を転写(印刷)するための印刷ユニット1と、孔版原紙Nを製版するための製版機構2と、を備えている。印刷ユニット1は、中空円筒状の印刷版胴5と、該印刷版胴5に対して下方から当接可能に対向する押圧ローラ6とを備えている。
印刷版胴5の周壁には多数のインク透過孔が形成されており、印刷版胴5の外周面には、孔版原紙Nの先端部を挟持するためのクランプ部8が設けられている。印刷版胴5の内部には、インクローラ10及びスキージローラ11等からなるインク供給機構が配置されており、前記インクローラ10は版胴5の内周面の下端に当接し、スキージローラ11はインクローラ10の外周面に当接しており、インクローラ11とスキージローラ11との接触部分で形成されるインク溜まり14に、図示しないインク供給源からインク供給ホース等を介してインクが供給されるようになっている。
印刷ユニット1は、図示しない給紙装置から矢印F方向に1枚ずつ給紙される印刷用紙Pを、印刷版胴5の下端部と押圧ローラ6との間で印刷(画像形成)し、図示しない排紙装置に排出する。すなわち、印刷時、印刷版胴5が矢印A方向に回転するのと同期してインクローラ10は矢印B方向の回転し、インク溜まり14のインクがスキージローラ11によってインクローラ10の外周面に塗布されてインクローラ10の下端部に至り、印刷版胴5の内周面に供給される。印刷版胴5の内周面に供給されたインクは、印刷版胴5のインク透過孔及び孔版原紙Nの画像形成用の穿孔を通り、印刷用紙Pに転写される。
(製版機構)
製版機構2は、長尺の孔版原紙Nを巻回してなる原紙ロール21と、孔版原紙Nを加熱穿孔して製版するサーマルヘッド22と、該サーマルヘッド22のヒータ面に孔版原紙Nを押し付けると共に矢印C方向に回転して孔版原紙Nを所定の原紙搬出速度V1で矢印D方向に搬出するプラテンローラ23と、該プラテンローラ23の搬出下流側に配置されて孔版原紙Nを所定の長さで切断するカッタ25と、を備えると共に、前記カッタ25の搬出下流側に配置されたガイド部材27に、本発明の要部である撓み可能な薄板部材26を備えている。
図3において、薄板部材26は軟性の樹脂でできており、搬出経路上に配置された前記ガイド部材27の上面に片持ち支持され、ガイド部材27の先端から搬出方向Dに長さWだけ突出している。この突出長さWは、たとえば8mm乃至15mmの範囲内が好ましく、該実施の形態では、略10mmに設定されている。薄板部材26は略水平姿勢に配置されており、印刷版胴5に対しては、先端26aが基端26bよりも印刷版胴5側に位置し、かつ、先端26aが基端26bよりも印刷版胴5の回転方向Aと反対側に位置している。また、薄板部材26の厚さは100μm乃至200μmが好ましく、該実施形態では、100μm、125μmあるいは188μmに設定されている。
薄板部材26の延長線と印刷版胴5の外周面との交点において、印刷版胴5の接線と薄板部材26との為す角度θ1は、たとえば15°乃至45°の範囲に設定されている。
(制御系)
図2において、印刷版胴5は、伝動機構を介して印刷版胴駆動部、たとえばDCモータ31に連動連結しており、このDCモータ31により、所望の原紙巻着速度(周速度)V2で回転するようになっている。勿論、上記原紙巻着速度V2は、DCモータ31の回転速度を変更することにより変更可能である。この速度変更は、停止状態(原紙巻着速度V2=0)も含むものであり、したがって、回転と停止を繰り返す間欠的な回転も可能である。また、印刷版胴5又はDCモータ31の軸に配置されたエンコーダ(回転量検出部)32により、印刷版胴5の回転量(回転速度)を検出できるようになっている。
一方、プラテンローラ23は、伝動機構を介してプラテンローラ駆動部、たとえば、ステッピングモータ34に連動連結しており、このステッピングモータ34により、所望の原紙搬出速度V1で、所望量(又は所望時間)だけ回転するようになっている。ステッピングモータ34内には、ステッピングモータ34の回転量及び回転角度等を検出できる回転量検出部35が内蔵されているが、図面では、前記印刷版胴5のエンコーダ32と表記方法を対応させるため、ステッピングモータ34の外部に前記回転量検出部35を表示している。
前記エンコーダ32及び回転量検出部35は、制御部40の入力インターフェースに電気的に接続されており、検出した各データを制御部40に入力するようになっている。一方、前記DCモータ31及びステッピングモータ34は、制御部40の出力インターフェースに電気的に接続され、それらの回転速度(結果的に原紙搬出速度V1及び原紙巻着速度V2)及び駆動時間等が制御されるようになっている。
制御部40内に組み込まれる制御プログラムとして、孔版原紙Nに弛みを形成する弛み形成工程と、形成された孔版原紙Nの弛みを除去すると共に薄板部材26を孔版原紙Nにより撓ませる緊張工程と、を交互に実行するプログラムが組み込まれている。具体的には、次の第1の制御方法又は第2の制御方法が組み込まれる。
(第1の制御方法)
(1)弛み形成工程として、印刷版胴5及びプラテンローラ23の両者を回転状態とし、両者の回転速度を、印刷版胴5による原紙巻着速度V2がプラテンローラ23による原紙搬出速度V1よりも一定量だけ小さくなるように設定する。好ましくは、V1−V2が1mm/s乃至11mm/sの範囲内に収まるように、両者の回転速度を設定する。該実施の形態では、V1−V2が1mm/s乃至2mm/s程度になるように設定している。これにより、ガイド部材27から印刷版胴5の外周面に至る間で、孔版原紙Nに徐々に弛みを形成することが可能となる。
(2)次に、緊張工程として、印刷版胴5及びプラテンローラ23の両者を回転状態とし、上記弛み形成工程における弛み量が所定量(たとえば5mm)を越えた時に、印刷版胴5による原紙巻着速度V2がプラテンローラ23による原紙搬出速度V1よりも大きくなるように、印刷版胴5の回転速度を増加させる。このように、印刷版胴5の回転速度を増加させることにより、孔版原紙Nの弛みを除去すると共に、孔版原紙Nにより薄板部材26を撓ませることが可能となる。
(3)そして、上記緊張工程において、薄板部材26の撓み量が所定量を超えた時に、印刷版胴5による原紙巻着速度V2がプラテンローラ23による原紙搬出速度V1よりも小さくなるように、印刷版胴5の回転速度を減少させ、前記弛み形成工程に戻す。
(第2の制御方法)
弛み形成工程として、印刷版胴5を停止状態(原紙巻着速度V2=0)とし、プラテンローラ23のみを所定の原紙搬出速度V1で回転させる。これにより、ガイド部材27から印刷版胴5の外周面に至る間で、孔版原紙Nに徐々に弛みを形成することができる。
一方、緊張工程として、上記弛み量が所定量(たとえば5mm)を越えた時に、印刷版胴5を、プラテンローラ23による原紙搬出速度V1よりも原紙巻着速度V2が大きくなるように、回転させる。すなわち、印刷版胴5を、原紙搬出速度V1よりも原紙巻着速度V2が大きくなるように、回転させることにより、孔版原紙Nの弛みを除去すると共に、薄板部材26を撓ませる。そして、撓み量が所定量を超えた時、印刷版胴5を停止状態とし、前記弛み形成工程に戻す。要するに、プラテンローラ23により一定の原紙搬出速度V1で製版するのに対し、印刷版胴5を、原紙搬出速度V1よりも大きな原紙巻着速度V2で、間欠に作動させるのである。
なお、上記第1及び第2の制御方法において、プラテンローラ23による原紙搬出速度V1は、弛み形成工程及び緊張工程のいずれにおいても一定に保たれている。たとえば、原紙搬出速度V1が50mm/s乃至60mm/sの範囲に保たれており、この一定の原紙搬出速度V1に対し、印刷版胴5による原紙巻着速度V2を変更することにより、弛み形成工程及び緊張工程を交互に実施可能としているのである。
(第1の制御方法に基づいた製版及び巻着作業)
上記第1の制御方法に基づいた製版及び巻着(着版)作業を、図3乃至図6を参照して説明する。
(1)図3は、給版作業開始時の段階であって、製版された孔版原紙Nの先端部を印刷版胴5のクランプ部8で挟持する挟持工程を示している。すなわち、給版作業開始時、印刷版胴5は停止し、この停止状態において、クランプ部8は製版機構2の近傍の初期位置に位置し、かつ、開いた状態となっている。これに対し、製版機構2では、孔版原紙Nがサーマルヘッド22とプラテンローラ23との間で挟持され、加熱穿孔されることにより、先端側から順次製版され、プラテンローラ23により矢印D方向に搬出される。そして、孔版原紙Nの先端部が直線伸長状態の薄板部材26の上面を通過し、クランプ部8内に送り込まれると、クランプ部8が閉じて、孔版原紙Nの先端部を挟持する。
(2)図4は、前記挟持工程後、最初の撓み形成工程に入る直前の状態を示している。すなわち、クランプ部8により孔版原紙Nの先端部を挟持した印刷版胴5は、プラテンローラ23による原紙搬出速度V1よりも大きい原紙巻着速度V2で孔版原紙Nを巻着するように、短時間、矢印A方向に回転し、薄板部材26が殆ど撓まない程度で孔版原紙Nを引っ張っている。
(3)図5は、最初の弛み形成工程を示しており、図4の状態から、原紙巻着速度V2が原紙搬出速度V1よりも遅くなるように印刷版胴5の回転速度を減少させている。すなわち、プラテンローラ23が一定の原紙搬出速度V1で孔版原紙Nを搬出しているのに対し、印刷版胴5は、原紙搬出速度V1よりも遅い原紙巻着速度V2となるように矢印A方向に回転している。したがって、孔版原紙Nは印刷版胴5の外周面に巻着されるが、上記速度差(V1−V2)により、ガイド部材27の先端部と印刷版胴5の外周面との間で、徐々に弛みが形成される。この弛み量が、所定量(たとえば5mm)を越えると、印刷版胴5は、その原紙巻着速度V2が原紙搬出速度V1よりも大きくなるように、回転速度が増加される。
(4)図6は、弛み形成工程後の緊張工程を示しており、印刷版胴5が、原紙搬出速度V1よりも大きい原紙巻着速度V2となるように回転することにより、孔版原紙Nの弛みが除去され、さらに印刷版胴5が回転することにより、薄板部材26を撓ませ、孔版原紙Nにバックテンションを掛ける。したがって、孔版原紙Nは、しわが寄ることなく、また、印刷版胴5の外周面との間に空気が入る込むことなく、印刷版胴5の外周面に巻着される。そして、薄板部材26の撓み量が所定量まで達すると、今度は、原紙巻着速度V2が原紙搬出速度V1よりも所定量だけ小さくなるように、印刷版胴5の回転速度を減少させ、これにより、薄板部材26を図4に示す直線伸長状態に戻すと共に、図5のように、再度孔版原紙Nに弛みを形成する。
(5)このように、撓み形成工程と、緊張工程とを繰り返して実行することにより、しわが寄ることなく、かつ、空気が混入することなく、孔版原紙全体を印刷版胴5の外周面に巻着することができる。
(6)一枚分の孔版原紙Nが製版されると、製版済みの孔版原紙Nは、カッタ25により後続の孔版原紙部分から切り離される。
(第2の制御内容に従った製版及び巻着作業)
前記第2の制御方法に基づいた給版作業も、基本的には第1の制御方法と同様に、図3の状態から図6の状態に順次変化し、その後は、図5の弛み形成工程及び図6の緊張工程を繰り返すものであり、第1の制御方法と実質的に異なる作業は、図5の撓み形成工程において、印刷版胴5が停止していることだけである。
(印刷版胴5の回転量の遅れの補償)
図2のエンコーダ32は、DCモータ51又は印刷版胴5の回転量をパルスカウントにより検出しているが、印刷版胴5の駆動における負荷が原因して、エンコーダ32のパルスカウントにより検出した印刷版胴5の理論回転量と比較して、印刷版胴5の実際の回転量が少なくなる場合がある。たとえば、前記第2の制御のように印刷版胴5を間欠回転させる場合、印刷版胴5を停止させた時に印刷版胴5が回転方向Aと逆向きに少し戻ることがあり、この印刷版胴5の戻りにより、既にエンコーダ32のパルスカウントにより検出した理論回転量よりも、印刷版胴5の実際の回転量が少なくなることがある。
このような場合、エンコーダ32による理論回転量と印刷版胴5の実際の回転量とを一致させるために、図2に示すように、印刷版胴5に、印刷版胴5の所定回転角度位置を検出するための被検出部(スリットや突起等)50を設け、一方、印刷機本体側に前記被検出部50を検出する所定回転角度位置センサー51を設け、印刷版胴5の実際の回転量を検出させる方法を採ることができる。すなわち、前記所定回転角度位置センサー51によって被検出部50を検出することにより、印刷版胴5の実際の回転量を検出し、一方、エンコーダ32でのパルスカウントにより、前記所定回転角度位置センサー51で検出する所定回転角度位置に相当する理論回転量を検出した時点から、前記所定角度位置センサー51により実際に所定回転角度位置まで回転した印刷版胴5を検出するまでの回転量を、エンコーダ32によるパルス値で検出する。この検出されたパルス値は、印刷版胴5の実際の回転量に対してエンコーダ32が余分にカウントしたパルス値となる。
従って、簡単な補償方法としては、制御部40内において、エンコーダ32のパルスカウント数を、実際のパルスカウント数から上記余分なパルス値を差し引いた状態に戻し、再度カウントを始める。これにより、エンコーダ32のパルスカウント数を、実際の印刷版胴5の回転量と合致させることができ、上記印刷版胴5の回転量の遅れ量を補償することができる。
また、実際の給版作業中において、印刷版胴5の回転量の上記遅れによる不具合を無くすために、初期設定時のパルス値に上記検出された余分なパルス値を加えた数値に対応するように、初期回転速度から印刷版胴5を増速させ、上記印刷版胴5の回転量の遅れ量を、実質的に補償することも可能である。
(実施の形態による効果)
(1)前記実施の形態によると、簡単な構造の薄板部材26を設けるだけで、給版作業時に、自動的に孔版原紙Nにバックテンションを掛けることができ、給版時において孔版原紙Nにしわが発生するのを防止することができる。すなわち、ばね等を有する特別のテンション機構を設けることなく、孔版印刷機の大形化を防ぎつつ、給版時における孔版原紙Nのしわの発生を防止することができる。
ちなみに、薄板部材26の厚みを100μm、突出量Wを10mmとし、弛み形成工程における弛みの所定量(許容撓み量)を5mmに設定した場合、原紙搬出速度V1−原紙巻着速度V2の値を、1mm乃至5mmの範囲に設定していると、孔版原紙にしわの発生は確認されなかった。
また、薄板部材26の厚みを125μm、突出量Wを10mmとし、弛み形成工程における弛みの所定量(許容撓み量)を5mmに設定した場合、原紙搬出速度V1−原紙巻着速度V2の値を、1mm乃至9mmの範囲に設定しても、孔版原紙にしわの発生は確認されなかった。
さらに、薄板部材26の厚みを188μm、突出量Wを10mmとし、弛み形成工程における弛みの所定量(許容撓み量)を5mmに設定した場合、原紙搬出速度V1−原紙巻着速度V2の値を、1mm乃至11mmの範囲に設定しても、孔版原紙にしわの発生は確認されなかった。
(2)プラテンローラ23による原紙搬出速度V1を一定に保ち、印刷版胴5による原紙巻着速度V2を増減させることにより、撓み形成工程と緊張工程とを、繰り返し実行するようにしているので、常に一定の製版速度で製版が行え、製版品質を高く維持することができる。
[発明のその他の実施の形態]
(1)前記実施の形態は、印刷版胴5の回転速度を変更することにより、撓み形成工程と緊張工程とを繰り返し実行しているが、プラテンローラ23の回転速度を変化させることにより、撓み形成工程と、緊張工程と、を繰り返し実行させるように制御することも可能である。
(3)印刷版胴5の駆動部及びプラテンローラ23の駆動部としては、DCモータ及びステッピングモータモータには限定されず、適宜、他のモータ類を利用することもできる。
本発明に係る給版制御装置を備えた孔版印刷機の側面図である。 図1の給版制御装置の制御系を示すブロック図である。 給版作業開始時における孔版原紙の挟持工程を示す図1の要部の拡大断面図である。 給版作業における弛み形成工程開始時の状態を示す図1の要部の拡大断面図である。 給版作業における弛み形成工程を示す図1の要部の拡大断面図である。 給版作業における緊張工程を示す図1の要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 印刷ユニット
2 製版機構
5 印刷版胴
8 クランプ部
21 原紙ロール
22 サーマルヘッド
23 プラテンローラ
26 薄板部材
31 DCモータ(印刷版胴駆動部の一例)
32 エンコーダ(回転量検出部)
34 ステッピングモータ(プラテンローラ駆動部の一例)
35 回転量検出部
40 制御部
N 孔版原紙

Claims (7)

  1. 製版前の孔版原紙をプラテンローラとサーマルヘッドで挟持して加熱穿孔することにより製版すると共に前記プラテンローラにより搬出する製版機構と、該製版機構から搬出された孔版原紙の先端部を挟持するクランプ部を有すると共に回転により外周面に孔版原紙が巻着される印刷版胴と、を備えた孔版印刷機の給版制御装置において、
    前記製版機構の搬出下流端部に片持ち支持された撓み可能な薄板部材と、
    前記プラテンローラ及び前記印刷版胴の回転量をそれぞれ検出する回転量検出部と、
    前記回転量検出部と、前記印刷版胴の駆動部と、前記プラテンローラの駆動部とが、電気的に接続される制御部と、を備え、
    該記制御部は、前記各回転量検出部から入力されたデータに基づき、プラテンローラによる原紙搬出速度と印刷版胴による原紙巻着速度とを演算し、前記原紙巻着速度を前記原紙搬出速度よりも相対的に小さくして孔版原紙に弛みを形成する弛み形成工程と、前記原紙巻着速度を前記原紙搬出速度よりも大きくして上記弛みを除去すると共に孔版原紙により上記薄板部材を撓ませる緊張工程とを交互に実行するように、前記両駆動部の少なくとも一方を制御することを特徴とする孔版印刷機の給版制御装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷機の給版制御装置において、
    前記弛み形成工程では、印刷版胴を停止させる孔版印刷機の給版制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の孔版印刷機の給版制御装置において、
    前記薄板部材の厚みは、100μm乃至200μmの範囲に設定されている孔版印刷機の給版制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の孔版印刷機の給版制御装置において、
    前記薄板部材の片持ち支持点からの突出量は、8mm乃至15mmに設定されている孔版印刷機の給版制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の孔版印刷機の給版制御装置において、
    前記薄板部材は、先端が基端よりも印刷版胴の回転方向と反対側に位置すると共に、先端側に進むにつれて印刷版胴の外周面に近づくように配置されている孔版印刷機の給版制御装置。
  6. 製版前の孔版原紙を製版機構のプラテンローラとサーマルヘッドで挟持して加熱穿孔することにより製版すると共に前記プラテンローラにより搬出し、製版機構から搬出された孔版原紙の先端部を印刷版胴のクランプ部により挟持すると共に回転により印刷版胴の外周面に巻着する孔版印刷機の給版制御方法において、
    前記印刷版胴による原紙巻着速度を前記プラテンローラによる原紙搬出速度よりも相対的に小さくして、孔版原紙に弛みを形成する弛み形成工程と、前記原紙巻着速度を前記原紙搬出速度よりも相対的に大きくして、上記弛みを除去すると共に製版機構の搬出下流端部に片持ち支持された薄板部材を撓ませる緊張工程とを、
    含んでいる孔版印刷機の給版制御方法。
  7. 請求項6記載の孔版印刷機の給版制御方法において、
    前記弛み形成工程では、印刷版胴を停止させるように駆動部を制御する孔版印刷機の給版制御方法。
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