JP2010032369A - 導光板 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い導光率を維持しながら、光源との間に相対的な位置ずれが生じても著しい導光率の低下を防止できる導光板を提供する。
【解決手段】導光板1は、LED23に向かって突設されて光源からの光を受光する受光部12を備えている。受光部12のLED23と相対する受光面13は、凸面14と、平坦面15とを備えている。凸面14は、LED23に向かって凸の曲面に形成されている。平坦面15は、凸面14に連なり、LED23と相対し、LED23の光軸Pに対して直交(交差)する方向に平坦に形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、光源に向かって突設されて該光源からの光を受光する受光部を備えた導光板に関する。
自動車や船舶等の移動体には、各種の計測手段が計測した情報を移動体の乗員に対して表示する計器装置が搭載されている。このような計器装置のうち指針を用いるアナログ式の計器装置においては、光源の光によって文字板や該文字板上の指針を光輝させる形式のものがある。
このような計器装置は、ケースと、該ケースの内部に収容された配線板と、該配線板に実装された光源としてのLEDと、該ケースの内部に収容されてLEDからの光を文字板や指針に導く導光板とを備えている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1及び2に記載された導光板は、導光板本体と、該導光板本体から突設された受光部と、受光部のLEDと相対する外表面に設けられて光源からの光を受光する受光面としての凸面とを備えている。
図6は、前述した受光部112と凸面114の一例を示している。凸面114は、LED123に対して凸の球面状または放物面状に形成されている。導光板101と、LED123の実装された配線板125とがケースに組み付けられると、凸面114の頂部114aとLED123の中心(光軸P)とが相対する。LED123からの光Lは、凸面114に入射し、受光部112内を通って導光板本体内に到達する。そして、前記光Lは、導光板本体から文字板や指針等に向かって射出されて、該文字板や指針等を光輝させる。なお、図6(ないし図8)においては、便宜上、LED123からの光のうち紙面に平行な光Lのみを描画している。
このとき、凸面114に入射した光Lは、受光面が平坦面115(図7)の場合よりも収束した状態かつ所望の導光方向(受光部112の突出する方向)に近い方向に沿って導光され、受光部112外(空気中)へ進む量が少ない。このように、受光面を凸面114にすることによって導光板101の導光率を向上させることができる。
特開2000−268620号公報 特開2006−337177号公報
前述した導光板101は、LED123の実装された配線板125とともにケースに組み付けられると凸面114の頂部114aとLED123の中心とが相対するようになっていたが、組み付け時の誤差等によって、導光板101とLED123とが正規位置(図6)からずれた位置に組み付けられることがある。また、LED123を配線板125に実装する際にも、実装時の誤差によってLED123が正規位置からずれた位置に実装されることがある。
このように導光板101やLED123が正規位置からずれてこれら導光板101とLED123との間に相対的な位置ずれが生じると、図8に示すように、凸面114の頂部114aと光軸Pとに位置ずれZが生じる。すると、凸面114に入射した光Lは、導光板101とLED123とが正規位置の場合よりも前記導光方向に導光されにくくなり、受光部112外へ進む量が多くなる。また、LED123の位置ずれ方向と反対方向(図8中、右方向)の光Lは、凸面114に反射される率が高くなり凸面114に入射する率が低下する。
このように、導光板101とLED123との間に相対的な位置ずれが生じると、導光板101の導光率が著しく低下するといった問題があった。また、このような位置ずれの大きさは製品毎にばらつきがあるので、導光板101の導光率、即ち、文字板や指針の光輝具合も製品毎にばらついてしまうといった問題もあった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、高い導光率を維持しながら、光源との間に相対的な位置ずれが生じても著しい導光率の低下を防止できる導光板を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、光源に向かって突設されて前記光源からの光を受光する受光部を備えた導光板において、前記受光部の前記光源と相対する受光面が、前記光源に向かって凸の曲面に形成された凸面と、前記凸面に連なり、前記光源と相対し、かつ、該光源の光軸に対して交差する方向に平坦に形成された平坦面と、を備えたことを特徴とした導光板である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された導光板において、前記平坦面が、前記凸面の中央に設けられて前記光源の中心と相対することを特徴とした導光板である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された導光板において、前記平坦面の平面形状が円形状に形成され、前記平坦面の半径が、誤差による前記導光板と前記光源の位置ずれの大きさと等しく形成されたことを特徴とした導光板である。
請求項1に記載された発明によれば、受光面が、光源に向かって凸の曲面に形成された凸面と、凸面に連なり光源と相対しかつ該光源の光軸に対して交差する方向に平坦に形成された平坦面とを備えている。このため、凸面による高い導光率を維持しながら、導光板と光源との間に相対的な位置ずれが生じても、平坦面に入射した光は位置ずれがない場合と同じ方向に導光される。したがって、位置ずれによる著しい導光率の低下を防止でき、製品毎の被導光物の光輝具合のばらつきを小さくすることができる。
請求項2に記載された発明によれば、平坦面が凸面の中央に設けられて光源の中心と相対するので、平坦面には光源の中心からの強い光が入射し、この強い光が導光板と光源との間に相対的な位置ずれが生じても位置ずれがない場合と同じ方向に導光される。したがって、位置ずれによる著しい導光率の低下をより確実に防止できる。
請求項3に記載された発明によれば、平坦面の平面形状が円形状に形成され、平坦面の半径が誤差による導光板と光源の位置ずれの大きさと等しく形成されているので、位置ずれの大きさによらず著しい導光率の低下を確実に防止できるとともに、平坦面を設けることによる導光率の低下を最小限に抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる導光板を図1ないし図5を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる導光板1は、図1に示すように、例えば、車両用コンビネーションメータ10に用いられる。
車両用コンビネーションメータ10は、自動車等の移動体に搭載されて、移動体の乗員に対して移動体の状況を表示する装置である。車両用コンビネーションメータ10は、図1に示すように、ケーシング2と、表示計器3と、見返し部材4と、透明カバー5等を備えている。
ケーシング2は、合成樹脂等から形成され、略平板状の表ケース21と、該表ケース21側に開口した箱状の裏ケース22とを備えている。表ケース21が裏ケース22の外縁に取り付けられて、ケーシング2が組み立てられる。
ケーシング2内には、計器ユニットとしての後述するムーブメント31a、31b、31c、31d、文字板33a、33b、33c、33d用の光源としての複数のLED23や、指針6a、6b、6c、6d用の光源としての複数のLED24等が収容される。ケーシング2内には、さらに、ムーブメント31a、31b、31c、31dやLED23、24等と電気的に接続する配線板25が収容される。
配線板25には、ムーブメント31a、31b、31c、31d等の動作を制御するためのマイコン等の電子部品(図示せず)や、LED23、24(図2)が実装されている。LED23は、ムーブメント31を中心とした周方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられている。LED24は、LED23よりもムーブメント31の出力軸寄りに配されて、ムーブメント31を中心とした周方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられている。
表示計器3は、車両の速度を表示するスピードメータ3aと、エンジンの回転数を表示するタコメータ3bと、燃料の残量を表示するフューエルゲージ3cと、エンジンの冷却水の温度を表示するテンパラチャゲージ3dとを備えている。スピードメータ3a、タコメータ3b、フューエルゲージ3c及びテンパラチャゲージ3dは、それぞれ、ムーブメント31a、31b、31c、31dと、指針6a、6b、6c、6dと、文字板33a、33b、33c、33dと、導光板1a、1b、1c、1d等から構成される。これらスピードメータ3a、タコメータ3b、フューエルゲージ3c及びテンパラチャゲージ3dは互いに略同等の構造であるので、スピードメータ3aを代表して説明する。
スピードメータ3aは、ムーブメント31aと、指針6aと、文字板33aと、導光板1a等を備えている。ムーブメント31aは、車両に搭載された図示しない車速を計測する計測手段と接続されている。ムーブメント31aは、前記計測手段が計測した計測量等に応じて回転する出力軸を備えている。
指針6aは、透光性の合成樹脂等で構成されている。指針6aは、図2に示すように、基端部61と、基端部61から該基端部61の外方向に向かって延びた指示部62とを備えている。基端部61は、指示部62に連なる基部63と、基部63を互いの間に位置付けるように該基部63に取り付けられる指針キャップ64と指針袴65とを備えている。
基部63は、受光部66と、受光面67と、反射面68とを備えている。受光部66は、前述したLED24に向かって突設されている。受光面67は、受光部66のLED24と相対する外表面に設けられ、LED24からの光を受光する。反射面68は、受光面67が受光した光を指示部62の先端に向かって反射する。指針袴65には、内部にムーブメント31の出力軸が嵌入される嵌入管65aが設けられている。指示部62は、基端部61から離れるのにしたがって徐々に細くなる錐状に形成されている。
前述した指針6aは、基端部61の嵌入管65aがムーブメント31の出力軸に取り付けられて、文字板33aの中央に基端部61が位置した状態で取り付けられる。そして、指針6aは、ムーブメント31aの出力軸と一体となって回転する。指針6aは、計測手段が計測した計測量に応じて、ムーブメント31aによって回動されて、文字板33aに付された後述する目盛等と協働して計測量を表示する。また、指針6aは、例えば夜間等において、基端部61の受光部66が前述したLED24からの光を受光して、指示部62が光輝する。
文字板33aは、例えば、透光性の合成樹脂等で構成され、円盤状に形成されている。文字板33aの中央には、内部にムーブメント31aの出力軸や指針6aの受光部66を位置付ける貫通孔が設けられている。また、文字板33aの乗員と相対する外表面には遮光層が形成され、この遮光層の一部が除去されることで、前記外表面には車速を表示する目盛が形成されている。目盛は、外縁目盛と、実車速を示す数字目盛とを備えている。文字板33aは、表ケース21の取付凹部21a(図1)に取り付けられて、ケーシング2に取り付けられる。
導光板1a(以下、導光板1という)は、文字板33aに対応して設けられ、取付凹部21aと文字板33aとの間に配されている。導光板1は、後述する受光部12がLED23に向かって突出するようにケーシング2に取り付けられる。導光板1は、LED23からの光Lを文字板33aまで導いて、文字板33a上の目盛を光輝させる。なお、導光板1の構成については後述する。
前述した構成のスピードメータ3aは、計測手段が計測した計測量に応じて出力軸及び指針6aを回転させる。そして、指針6aが、文字板33aの目盛を指示することによって、乗員に対して移動体の状況を表示する。同様に、タコメータ3b、フューエルゲージ3c及びテンパラチャゲージ3dは、それぞれ、計測手段が計測した計測量に応じて出力軸及び指針6b、6c、6dを回転させる。そして、指針6b、6c、6dが、それぞれ、文字板33b、33c、33dの目盛を指示することによって、乗員に対して移動体の状況を表示する。
見返し部材4は、表ケース21に取り付けられる。見返し部材4は、文字板33a、33b、33c、33dをそれぞれ乗員に対して露出させるスピードメータ露出窓4aと、タコメータ露出窓4bと、フューエルゲージ露出窓(図示せず)と、テンパラチャゲージ露出窓4dとを備えている。見返し部材4は、表示計器3等の表示部分以外を乗員に対して遮蔽する。
透明カバー5は、透光性の合成樹脂で構成され、平板状に形成されている。透明カバー5は、見返し部材4の開口面を覆うように該見返し部材4等に取り付けられ、車両用コンビネーションメータ10内へ埃等が侵入するのを防ぐ。
以下、導光板1、1b、1c、1dについて説明する。導光板1、1b、1c、1dは、互いに略同等の構造をなしているため、以下、スピードメータ3a用の導光板1を代表して説明する。
導光板1は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透光性の合成樹脂等で構成されている。導光板1は、図2に示すように、導光板本体11と、受光部12とを備えている。導光板本体11は、円盤状に形成され、対応する文字板33aと略同形状に形成されている。導光板本体11の中央には、貫通孔11aが設けられている。貫通孔11aは、平面形状が円形状に形成され、内部にムーブメント31aの出力軸や指針6aの受光部66を位置付ける。
受光部12は、円柱状に形成されている。受光部12は、導光板本体11のLED23と相対する外表面からLED23に向かって突設されている。受光部12は、複数のLED23に対応して複数設けられている。受光部12は、LED23からの光Lを内部に通して、光Lを導光板本体11内に導く。受光部12のLED23と相対する外表面には、図3に示すように、受光面13が設けられている。
受光面13は、LED23からの光Lを受光する。受光面13は、図3に示すように、凸面14と、凸面14上に設けられた平坦面15とを備えている。凸面14は、LED23に向かって凸の曲面に形成され、本実施形態では球面状に形成されている。凸面14は、受光部12の中心軸に対して軸対称に形成されている。なお、この凸面14は、放物面状に形成されていてもよい。
平坦面15は、図3ないし図5中の矢印Fで示された範囲に形成され、凸面14の中央、即ち、凸面14の頂部(最突出部)に設けられている。平坦面15の平面形状は、円形状に形成されている。平坦面15は、受光部12の中心軸に対して直交するように形成されている。車両用コンビネーションメータ10が組み立てられて導光板1とLED23とが正規位置に組み付けられると、図4に示すように、平坦面15はLED23の光軸Pと直交(交差)するように配され、平坦面15の中心はLED23の中心と相対する。
さらに、平坦面15の半径は、組み付け時等の誤差による導光板1とLED23の相対的な位置ずれの大きさZの最大値Zmaxと等しく形成されている。この位置ずれとは、図4に示す正規位置からの導光板1とLED23の位置ずれのうち、光軸Pに直交する方向の位置ずれである。また、位置ずれの大きさZとは、平坦面15の中心を通るLED23の光軸Pに平行な直線と、LED23の光軸Pとの間隔である。
位置ずれの大きさZは、車両用コンビネーションメータ10によって様々な値をとるものであるが、十分大きな数の車両用コンビネーションメータ10において位置ずれの大きさZを測定することで、統計的に位置ずれの大きさZの範囲を高信頼度で推定できる。そして、平坦面15の半径は、推定された位置ずれの大きさZの最大値Zmaxと等しく形成されている。
そして、図5に示すように、位置ずれの大きさZが最大値Zmaxの場合、LED23の中心からの光Lのうち光軸Pに平行な光L1は平坦面15の縁に入射する。また、位置ずれの大きさZが最大値Zmaxよりも小さい場合、光L1は平坦面15内に入射する(図4及び図5においては、便宜上、LED23からの光Lのうち紙面に平行な光Lのみを描画している)。なお、導光板1とLED23が正規位置から光軸Pに平行な方向に位置ずれしても、光L1は常に平坦面15に入射する。
このような平坦面15とすることで、位置ずれが生じても、光L1や該光L1の近傍の光のような強い光は平坦面15に入射して正規位置の場合と同じ方向に導光され、著しい導光率の低下が抑えられる。また、平坦面15をより小さく設けることができ、平坦面15を設けることによる導光率の低下が最小限に抑えられる。
前述した構成の導光板1は、導光板本体11をケーシング2の取付凹部21aに重ね合わせ、受光部12をケーシング2内の配線板25に実装されたLED23に向かって突出するように、ケーシング2に組み付けられる。そして、この導光板1に文字板33aを重ね合わせ、さらにケーシング2に見返し部材4、透明カバー5が順次取り付けられて、車両用コンビネーションメータ10が組み立てられる。
このように組み立てられた車両用コンビネーションメータ10において、LED23からの光Lは、受光面13に入射し、受光面13を通過して受光部12内を通って導光板本体11内に到達する。そして、導光板本体11内に到達した光Lは、導光板本体11から文字板33に向かって射出されて、文字板33を光輝させる。
このとき、導光板1がケーシング2の正規位置に組み付けられ、LED23が配線板25の正規位置に実装されかつ該配線板25がケーシング2の正規位置に収容されると、導光板1の受光面13とLED23とは、図4に示すような正規位置に配される。即ち、平坦面15は光軸Pと直交するように配され、平坦面15の中心とLED23の中心とが光軸Pに沿って並んで配される。
そして、図4に示すように、LED23の中心からの光Lのうち光軸Pに平行な光L1は、平坦面15に直交する方向に沿って平坦面15の中心に入射して、所望の導光方向(光軸Pに平行な方向)に沿って導光される。また、光L1の周辺の光L2は平坦面15の内縁部に入射し、さらに周辺の光L3は凸面14に入射する。このように、光Lは、受光面13全体が平坦面15の場合よりも前記導光方向に近い方向に沿って導光される。
ところで、車両用コンビネーションメータ10を組み立てる際に、導光板1が前述した正規位置からずれた位置に組み付けられたり、LED23が正規位置からずれた位置に実装されたり、さらには配線板25が正規位置からずれた位置に収容されたりすることがある。すると、導光板1とLED23との間に相対的な位置ずれが生じ、導光板1の受光面13とLED23とは、例えば図5に示すように配される。即ち、平坦面15の中心とLED23の中心とが、光軸Pに直交する方向に沿ってずれた位置に配される。図5は、位置ずれの大きさZが最大値Zmaxの場合を示している。
このとき、図5に示すように、光軸Pに平行な光L1は、正規位置の場合と同様に、平坦面15に直交する方向に沿って平坦面15に入射して、前記導光方向に沿って導光される。また、周辺の光L2、L3のうち位置ずれ方向(図5中、右方向)の光の多くは、凸面14に入射して、受光面13全体が平坦面15の場合よりも前記導光方向に近い方向に沿って導光される。また、周辺の光L2、L3のうち位置ずれ方向と反対方向の光の多くは、受光面13全体が凸面14の場合よりも小さな入射角で平坦面15に入射して図8に示すように反射される率が低くなるとともに、受光面13全体が凸面14の場合よりも前記導光方向に近い方向に沿って導光される。
このように、導光板1は、導光板1とLED23との間の位置ずれの大きさZが最大値Zmaxの場合でも、位置ずれがない正規位置の場合と比較して著しく導光率が低下することがなく、位置ずれが図5より小さい場合でも勿論、著しく導光率が低下することがない。なお、図5においては位置ずれ方向が図5中の右方向であったが、左方向、紙面手前方向や紙面奥方向等であってもよい。
さらに、位置ずれ方向が光軸Pに平行な方向であっても、光軸Pに平行な光L1は、正規位置の場合と同様に、平坦面15に直交する方向に沿って平坦面15に入射して、前記導光方向に沿って導光される。このとき、光L1の周辺の光L2、L3も、正規位置の場合と導光される方向が大きく変化することがなく、著しく導光率が低下することがない。
本実施形態によれば、受光面13が、LED23に向かって凸の曲面に形成された凸面14と、凸面14に連なりLED23と相対しかつ該LED23の光軸Pに対して直交(交差)する方向に平坦に形成された平坦面15とを備えている。このため、凸面14による高い導光率を維持しながら、導光板1とLED23との間に相対的な位置ずれが生じても、平坦面15に入射した光Lは位置ずれがない場合と同様に前記導光方向(に近い方向)に沿って導光される。したがって、位置ずれによる著しい導光率の低下を防止でき、製品毎の文字板33a、33b、33c、33dの光輝具合のばらつきを小さくすることができる。
平坦面15が凸面14の中央に設けられてLED23の中心と相対するので、平坦面15にはLED23からの光L1や光L1近傍の光のような強い光が入射し、この強い光が導光板1とLED23との間に相対的な位置ずれが生じても位置ずれがない場合と同様に前記導光方向に沿って導光される。したがって、位置ずれによる著しい導光率の低下をより確実に防止できる。
平坦面15の平面形状が円形状に形成され、平坦面15の半径が誤差による導光板1とLED23の位置ずれの大きさZの最大値Zmaxと等しく形成されているので、位置ずれの大きさZによらず著しい導光率の低下を確実に防止できるとともに、平坦面15を設けることによる導光率の低下を最小限に抑えることができる。
前述した実施形態では、車両用コンビネーションメータ10に用いられる導光板1を例にして説明したが、他の装置(製品)が用いられる導光板1でも勿論よい。例えば、携帯電話や電子手帳等の液晶表示装置のバックライト装置に用いられる導光板1でもよい。
また、前述した実施形態では、文字板33を光輝させる導光板1であったが、指針6a、6b、6c、6dを光輝させる導光板1であってもよい。また、指針6a、6b、6c、6dを導光板66とみなし、指針6a、6b、6c、6dの受光部66が凸面14や平坦面15を備えていてもよい。これらの場合、指針6a、6b、6c、6dは可動部品であるので、指針6a、6b、6c、6dの回転に対応して、受光部12(受光部)66は断面円弧状の柱状となり、受光面13(受光面67)は平面形状が円弧状となる。また、前述した実施形態では、光源としてLED23を用いたが、光源は、バルブ等であってもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる導光板が用いられた車両用コンビネーションメータを示す分解斜視図である。 図1に示された車両用コンビネーションメータの断面図である。 図2に示された導光板の受光面を拡大して示す断面図である。 図2に示された導光板とLEDとが正規位置に組み付けられた状態を示す側面図である。 図4に示された導光板とLEDとの位置ずれの大きさが最大値の状態を示す側面図である。 従来の導光板(受光面全体が凸面)を示す側面図である。 従来の導光板(受光面全体が平坦面)を示す側面図である。 図6に示された導光板とLEDとが相対的に位置ずれした状態を示す側面図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d 導光板
12 受光部
13 受光面
14 凸面
15 平坦面
23 LED(光源)
L、L1、L2、L3 光
P 光軸
Z 位置ずれの大きさ
Zmax 位置ずれの大きさの最大値

Claims (3)

  1. 光源に向かって突設されて前記光源からの光を受光する受光部を備えた導光板において、
    前記受光部の前記光源と相対する受光面が、
    前記光源に向かって凸の曲面に形成された凸面と、
    前記凸面に連なり、前記光源と相対し、かつ、該光源の光軸に対して交差する方向に平坦に形成された平坦面と、
    を備えたことを特徴とする導光板。
  2. 前記平坦面が、前記凸面の中央に設けられて前記光源の中心と相対することを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 前記平坦面の平面形状が円形状に形成され、
    前記平坦面の半径が、誤差による前記導光板と前記光源の位置ずれの大きさと等しく形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導光板。
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