JP2010031789A - 内燃機関のピストンリング - Google Patents

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Abstract

【課題】合口隙間を通じたブローバイガスの漏出量を長期に亘って低減することのできるピストンリングを提供する。
【解決手段】内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリング21であって、合口40を形成するピストンリング本体の対向端面21a、21bのそれぞれに、該ピストンリング本体21の径方向に延在する陥凹部30a、30bが形成されると共に、陥凹部30a、30bのそれぞれの底部に、常温において対向端面21a、21bを越えない厚みを有する弾性樹脂35a、35bが一体に接合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングに関する。
一般に、内燃機関(以下、エンジンという)のシリンダと、シリンダ内を往復動するピストンの外周との間隙には、複数のピストンリングが設けられ、これらのピストンリングは、ピストンの外周に形成されている外周溝に装着される。
例えば、ピストンリングの一種であるコンプレッションリングは、燃焼室から圧縮ガスや燃焼ガスが漏出するのを防止する機能を有する。コンプレッションリングは、ピストン頂面に最も近い部位に取り付けられるトップリングや、トップリングの次にピストン頂面に近い部位に取り付けられるセカンドリングとして使用される。また、ピストン頂面に最も遠い部位にはオイルリングとして取り付けられる。
かかるピストンリングは、その一カ所に切れ目(合口)を有する環状部材である。合口(合口隙間)は、ピストンリングをピストンの外周溝に装着する際に変形させるために、また、ピストンリングが熱膨張した場合、膨張分を逃がすための空間を確保するために必要なものである。しかし、燃焼室内の圧縮ガスや燃焼ガスが合口隙間からシリンダボアに漏出することが問題となる。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、ピストンリングの合口を形成するピストンリング本体の対向端面の一方に、体積圧縮性を有する弾性体をピストンリング本体と一体的に配設したピストンリング構造が開示されている。
実開昭58−178443号公報
ところで、特許文献1に開示されたピストンリング構造の場合、エンジンの温度上昇に伴うピストンリング本体の熱膨張と弾性体の熱膨張により、合口隙間が狭くなり、圧縮ガスや燃焼ガスなどのブローバイガス流量の減少作用は期待できる。しかしながら、温度がさらに上昇すると、対向端面の一方に配設された弾性体が対向端面の他方に当接し、弾性体が圧縮変形されることになり、ブローバイガス流量の減少作用が阻害される。すなわち、弾性体が圧縮変形されると、弾性体が合口の上下からはみ出し、ピストン外周溝の上下面と接触することにより、ピストンリングの動きが規制ないしは拘束される結果、ピストンリングの上下面とピストン外周溝の上下面との間のシール性が悪化し、かえってブローバイガス流量が増大してしまうという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、合口隙間を通じたブローバイガスの漏出量を長期に亘って低減することのできるピストンリングを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る内燃機関のピストンリングは、内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、合口を形成するピストンリング本体の対向端面のそれぞれに、該ピストンリング本体の径方向に延在する陥凹部が形成されると共に、該陥凹部のそれぞれの底部に、常温において前記対向端面を越えない厚みを有する弾性樹脂が一体に接合されていることを特徴とする。
この構成によれば、合口を形成するピストンリング本体の対向端面のそれぞれに形成された陥凹部の底部に一体に接合されている弾性樹脂は、常温においてピストンリング本体の対向端面を越えない厚みを有しており、温度が上昇したときに、熱膨張により拘束されない方向、すなわち、合口隙間を狭くする方向に伸長し、ついには弾性樹脂同士が当接する。かくて、ブローバイガス通路は完全に遮断されることとなり、ブローバイガスの漏出量が低減される。そして、さらに温度が上昇した場合には、当接状態にある弾性樹脂はそれぞれが接合されている陥凹部内を埋めるように変形し、弾性樹脂同士の接触面積は増加するものの接触力は増大しない。したがって、弾性樹脂の接触部における磨耗も軽減されると共に、接触面積の増加によるブローバイガスの漏出量がさらに低減される。また、弾性樹脂は陥凹部内で変形するのみであるから、ピストン外周溝の上下面との接触も回避され、ピストンリングの動きが規制ないしは拘束されることもない。
ここで、前記弾性樹脂の表面には低摩擦材がコーティングされていることが好ましい。
この構成によれば、弾性樹脂同士が当接した状態であっても、ピストンリング本体の合口部の動きが拘束されないので、ピストンリングのシリンダボアへの追従性が向上し、ブローバイガスの漏出をさらに低減することができる。
また、前記弾性樹脂は、表面側の高弾性材と底面側の高密着性材と両者の間のバインダ層との3層構造であってもよい。
この構成によれば、弾性樹脂同士が当接した状態であっても、表面側の高弾性材により接触力が高いときでも逃げが大きく弾性樹脂の磨耗を軽減することができ、さらに高密着性材により弾性樹脂の剥離ないしは脱離が防止されるので信頼性の高いピストンリングを得ることができる。
さらに、前記陥凹部及び前記弾性樹脂が、ピストンリング本体の前記対向端面のそれぞれに複数配置されていてもよい。
この構成によれば、弾性樹脂個々の体格を小さくできるので、弾性樹脂の熱膨張による伸長を抑制し接触力を小さくすることができる。
また、前記陥凹部は、前記ピストンリング本体の軸線方向においてピストン頂面から離れる方向に偏倚して形成されていてもよい。
この構成によれば、陥凹部がピストン頂面から離れる方向に偏倚して形成されていることから、合口隙間を介して弾性樹脂にもたらされるブローバイガス流量が制限され、弾性樹脂の熱劣化が抑制される。
本発明によれば、合口隙間を通じたブローバイガスの漏出量を長期に亘って低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、内燃機関1のシリンダ11と、シリンダ11内を往復するピストン12の外周との間隙には、複数のピストンリング21、22、23が設けられている。ピストンリング21、22、23は、ピストン12の外周に形成された外周溝14、16、18にそれぞれ装着される。3つのピストンリングのうち、ピストン頂面12a(燃焼室)に最も近い部位に取り付けられるトップリング21及びトップリング21の次にピストン頂面12aに近い部位に取り付けられるセカンドリング22は、主に燃焼室からシリンダ11に圧縮ガスや燃焼ガスが漏出するのを防止するコンプレッションリングとして機能し、また、ピストン頂面12aに最も遠い部位取り付けられるオイルリング23は、シリンダ11(クランクケース)から燃焼室にオイルが持ち込まれるのを防止すべく機能する。
[実施形態1]
以下、本発明を内燃機関のピストンに取り付けられるトップリングとして具体化した実施形態1について説明する。
図2は、ピストンリング21の合口部近傍において、周方向に沿って断面した断面図であり、合口40を形成するピストンリング本体21の対向端面21a、21bのそれぞれに、ピストンリング本体21の径方向に延在する陥凹部30a、30bが形成されている。本実施形態では、当該陥凹部30a、30bは、平坦な対向端面21a、21bに対し、その厚み(軸線)方向において中央に形成され、それぞれの断面が舟底形状を有している。そして、当該陥凹部30a、30bのそれぞれの底部に弾性樹脂35a、35bが接着剤などの適宜な接合手段により一体に接合されている。弾性樹脂35a、35bは、常温において対向端面21a、21bを越えない厚みを有している。換言すると、弾性樹脂35a、35bの厚み、及び陥凹部30a、30bの深さがそれぞれ、常温において、弾性樹脂35a、35bが陥凹部30a、30bから対向端面21a、21bの延長面を超えて突出しないように設定されている。
ここで、ピストンリング本体21はステンレス鋼又はクロムモリブデン鋼などから形成され得、また、弾性樹脂35a、35bの材質としては、ポリイミド(PI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリベンゾイミダゾール(PBI)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の比較的熱膨張係数の大きな樹脂を用いることが好ましい。
このような本実施形態のピストンリング21によれば、図3(A)ないし(D)に示すように作用する。すなわち、図3(A)はエンジン1が停止し常温状態にあるときのピストンリング21の合口部40を示す。このときは、対向端面21a、21bにて形成される合口隙間はDであり、弾性樹脂35a、35bにて形成される合口隙間はdである。
かかる状態からエンジン1が運転を開始され、温度が上昇すると、図3(B)に示すように、ピストンリング本体21が熱膨張により伸長して、対向端面21a、21bにて形成される合口隙間がDから、より小さいD1になる。同時に、ピストンリング本体21よりも熱膨張係数の大きな弾性樹脂35a、35bは拘束されない方向、すなわち、合口隙間を狭くする方向に伸長し、弾性樹脂35a、35bにて形成される合口隙間はdから、D1より小さなd1となる。そして、エンジン1の温度がさらに上昇すると、図3(C)に示すように、対向端面21a、21bにて形成される合口隙間がD1より小さなD2になると共に、弾性樹脂35a、35b同士は線接触状態で当接するようになる。この状態では、ブローバイガス通路は完全に遮断されることとなり、ブローバイガスの漏出量が低減される。
そして、エンジン1の温度が連続高負荷運転などに起因して、その最高温度に達するように上昇する場合には、ピストンリング本体21及び弾性樹脂35a、35bも共に熱膨張による変形が継続し、対向端面21a、21bにて形成される合口隙間はD2より若干小さなD3になると共に、線接触状態にあった弾性樹脂35a、35bは面接触状態となり、それぞれの接触面積を増加させつつ、図3(D)に示すようになる。なお、この面接触状態における熱膨張による変形では、弾性樹脂35a、35bはそれぞれが接合されている陥凹部30a、30b内の空間を先ず埋めるように変形するので、弾性樹脂35a、35b同士の接触面積は増加するものの接触力は増大しない。したがって、弾性樹脂35a、35bの接触部における磨耗も軽減されると共に、接触面積の増加によりブローバイガスの漏出量がさらに低減される。また、弾性樹脂35a、35bは陥凹部30a、30b内で変形するのみであるから、ピストンリング本体21の上下面を超えてはみ出すことがなく、ピストン外周溝24の上下面との接触も回避され、ピストンリング21の動きが規制ないしは拘束されることもない。さらに、ピストンリング21本体からの弾性樹脂35a、35bの脱離(抜け落ち)も好適に防止される。
この結果、ブローバイガスの漏出量が抑制され、全体として排気ガスの特性が改善される(排気浄化用触媒の劣化防止にもつながる)。また、ブローバイガスをクランクケースから除去するための特段の装置構成(例えばブローバイガスを吸気系に戻す配管等)を不要にすることも可能になる。さらに、そのような装置構成が不要となれば、吸気系内がブローバイガスによって汚れることもなくなる。また、シリンダボアから燃焼室に持ち込まれるオイルの量が低減されることによっても、排気特性も改善が期待できる。さらに、機関燃焼の安定性や燃費も改善する。
[実施形態2]
なお、図2に示した実施形態1に対し、図4に示すような構成を実施形態2として採用することができる。なお、実施形態2において、実施形態1の構成要素と概ね同等の構造及び機能を有するものについては、同一の符号を付し、ここでの重複する説明は省略する。
実施形態2においては、図4に示すように、弾性樹脂35a、35bのそれぞれ対向する側である表面に低摩擦材36a、36bがコーティングされている。ここで、低摩擦材36a、36bとしては、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などを用いることができる。
このような構成とすることにより、弾性樹脂35a、35b同士が当接するような状態であっても、低摩擦材36a、36bを介して当接することになるので、ピストンリング本体21の合口部の摩擦作用による動きが拘束されず、ピストンリング21のシリンダボア11への追従性が向上し、ブローバイガスの漏出をさらに低減することができる。
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3について、図5を参照して説明する。なお、実施形態3においても、実施形態1の構成要素と概ね同等の構造及び機能を有するものについては、同一の符号を付し、重複する説明を避ける。
実施形態3においては、実施形態1における弾性樹脂35a、35bを、表面側の高弾性材37a、37bと底面側の高密着性材38a、38bと両者の間のバインダ層39a、39bとの3層構造となるように構成している。
ここで、高弾性材37a、37bとしてはポリイミド樹脂など、高密着性材38a、38bとしてはポリイミド接着剤、エポキシ系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、又は無機系接着剤など、及びバインダ層39a、39bとしては強化ポリイミド樹脂などを用いることができる。
この実施形態3の構成によれば、弾性樹脂同士が当接した状態であっても、表面側の高弾性材37a、37bにより接触力が高いときでも逃げが大きく弾性樹脂の磨耗を軽減することができ、さらに高密着性材38a、38bにより弾性樹脂の剥離ないしは脱離が防止されるので、信頼性の高いピストンリングを得ることができる。
[実施形態4]
さらに、本発明の実施形態4について、図6を参照して説明する。この実施形態4が上述の各実施形態と主に異なる点は、上述の陥凹部及び弾性樹脂が、ピストンリング本体21の対向端面21a、21bのそれぞれにおいて複数(当該実施形態4では2つ)配置されていることである。すなわち、ピストンリング本体21の対向端面21a、21bには、それぞれ、第1の陥凹部30a1、30b1及び第2の陥凹部30a2、30b2が形成され、これらの底部に、それぞれ、第1の弾性樹脂35a1、35b1及び第2の弾性樹脂35a2、35b2が接着剤などの適宜な接合手段により一体に接合されている。なお、第1及び第2の陥凹部30a1、30b1、30a2、30b2はそれぞれ同一の断面形状を有し、両者間には対向端面21a、21bが残存するように形成されている。そして、第1及び第2の弾性樹脂35a1、35b1、35a2、35b2もそれぞれ同一の断面形状を有し、それらの厚み、及び第1及び第2の陥凹部30a1、30b1、30a2、30b2の深さが、それぞれ、常温において、第1及び第2の弾性樹脂が第1及び第2の陥凹部から対向端面21a、21bの延長面を超えて突出しないように設定されていることは、前実施形態と同じである。
この実施形態4の構成によれば、第1及び第2の弾性樹脂35a1、35b1、35a2、35b2の個々の体格を小さくできるので、弾性樹脂の熱膨張による伸長を抑制し、当接したときの接触力を小さくすることができる。
[実施形態5]
また、本発明の実施形態5について、図7を参照して説明する。なお、実施形態5においても、実施形態1の構成要素と概ね同等の構造及び機能を有するものについては、同一の符号を付し、重複する説明を避ける。
本実施形態5が実施形態1と主に異なる点は、陥凹部30a、30bが、ピストンリング本体21の軸線方向においてピストン頂面12aから離れる方向に偏倚して形成されていることである。
この実施形態5の構成によれば、陥凹部30a、30bがピストン頂面12aから離れる方向に偏倚して形成されていることから、合口隙間を介して弾性樹脂35a、35bにもたらされるブローバイガス流量が制限され、弾性樹脂35a、35bの熱劣化が抑制され、ピストンリング21の耐久性が向上する。
以上、本発明の種々の実施形態につき説明してきたが、本発明は上記各実施形態にのみ限られるのではなく、各実施形態の特徴部分を他の各実施形態に組合わせることにより得られる形態にも及ぶことはいうまでもない。例えば、図4に示した実施形態と、図6又は図7に示した実施形態などとが組合わされ得ることは容易に理解できるであろう。
本発明に係るピストンリングを備えた内燃機関の主要部を示す部分断面図である。 本発明に係るピストンリングの実施形態1を、合口部近傍において、周方向に沿って断面して示す断面図である。 同実施形態1の熱膨張によるピストンリングの変形作用について説明するための周方向断面図であり、(A)はエンジン停止時の常温状態、(B)は通常運転時の定常温度状態、(C)は高負荷時の高温状態、(D)は連続高負荷時の最高温度状態におけるピストンリング対向端面と弾性樹脂とをそれぞれ示している。 本発明に係るピストンリングの実施形態2を、合口部近傍において、周方向に沿って断面して示す断面図である。 本発明に係るピストンリングの実施形態3を、合口部近傍において、周方向に沿って断面して示す断面図である。 本発明に係るピストンリングの実施形態4を、合口部近傍において、周方向に沿って断面して示す断面図である。 本発明に係るピストンリングの実施形態5を、合口部近傍において、周方向に沿って断面して示す断面図である。
符号の説明
1 内燃機関
11 シリンダ
12 ピストン
12a ピストン頂面
21、22、23 ピストンリング
21a、21b 対向端面
30a、30b 陥凹部
35a、35b 弾性樹脂
40 合口

Claims (5)

  1. 内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、
    合口を形成するピストンリング本体の対向端面のそれぞれに、該ピストンリング本体の径方向に延在する陥凹部が形成されると共に、該陥凹部のそれぞれの底部に、常温において前記対向端面を越えない厚みを有する弾性樹脂が一体に接合されていることを特徴とする内燃機関のピストンリング。
  2. 前記弾性樹脂の表面には低摩擦材がコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のピストンリング。
  3. 前記弾性樹脂は、表面側の高弾性材と底面側の高密着性材と両者の間のバインダ層との3層構造であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のピストンリング。
  4. 前記陥凹部及び前記弾性樹脂が、ピストンリング本体の前記対向端面のそれぞれに複数配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関のピストンリング。
  5. 前記陥凹部は、前記ピストンリング本体の軸線方向においてピストン頂面から離れる方向に偏倚して形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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