JP4204429B2 - 内燃機関のピストンリング - Google Patents

内燃機関のピストンリング Download PDF

Info

Publication number
JP4204429B2
JP4204429B2 JP2003337974A JP2003337974A JP4204429B2 JP 4204429 B2 JP4204429 B2 JP 4204429B2 JP 2003337974 A JP2003337974 A JP 2003337974A JP 2003337974 A JP2003337974 A JP 2003337974A JP 4204429 B2 JP4204429 B2 JP 4204429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
piston ring
resin member
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003337974A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005105880A (ja
Inventor
鈴木孝男
石田政男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003337974A priority Critical patent/JP4204429B2/ja
Publication of JP2005105880A publication Critical patent/JP2005105880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4204429B2 publication Critical patent/JP4204429B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

本発明は、内燃機関のシリンダとシリンダ内を往復するピストンの外周との間隙に設けられるピストンリングに関する。
図9(A)に示すように、従来、内燃機関(以下、エンジンという)100のシリンダ101と、シリンダ101内を往復するピストン102の外周との間隙には、複数のピストンリング111,112,113が設けられる。ピストンリング111,112,113は、ピストン102の外周に形成される周溝に装着される。
例えば、ピストンリングの一種であるコンプレッションリングは、燃焼室103から燃焼ガスや排気ガスが漏出するのを防止する機能を有する。コンプレッションリングは、ピストン頂面102a(燃焼室103)に最も近い部位に取り付けられるトップリング111や、トップリングの次にピストン頂面102aに近い部位に取り付けられるセカンドリング112として使用される。
図9(B)は、従来のコンプレッションリングの一例であるトップリング111を、シリンダ101の軸方向に沿って燃焼室103側からみた平面図である。同図9(B)に示すように、トップリング111は、その一カ所に切れ目(合口)を有する環状部材である。合口(合口隙間)は、トップリング111をシリンダ101に装着する際に変形させるために、また、トップリング111が熱膨張した場合、膨張分を逃がすための空間を確保するために必要なものである。しかし、燃焼室103内の燃焼ガスや排気ガスが合口隙間からシリンダボアに漏出することが問題となる。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、ピストンリングの合口隙間に樹脂製の小片120を取り付けて燃焼ガスや排気ガスの漏出を防止する構造が開示されている(図10(A))。小片120は、合口隙間において相互に対峙するピストンリングの両面(以下、合口面という)111a,111bに形成された小穴111A,111Bに、小片120の両端を挿入することによって取り付ける。
また、特許文献2には、耐熱性の弾性材を接着剤を用いて合口面に固定し、合口隙間を塞ぐことで燃焼ガスや排気ガスの漏出を防止する構造が開示されている。
実開昭57−139764号公報 実開昭53−153109号公報
しかしながら、図10(B)に示す図10(A)のXB−XB断面から明らかなように、特許文献1に開示された構造を適用した場合、小片120とシリンダ内壁との間に比較的大きな空間が残され、例えば図10(B)中の矢印方向に沿ってガス流路が形成されてしまう。すなわち、燃焼ガスや排気ガスの漏出を十分に防止することは困難であった。
また、特許文献2に開示された構造を適用した場合、接着剤の劣化によって耐熱性弾性材が脱離しやくなる。すなわち耐久性の面で問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、合口隙間を通じたガスの漏出量を長期に亘って低減することのできるピストンリングを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
(1)内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、合口隙間を形成する当該ピストンリングの両端部で前記合口隙間を隔てて対峙する2つの端面に形成された穴と、各穴に挿入される突起部及び前記シリンダの内壁に当接する当接部を備えて前記合口隙間に装着される樹脂製部材と、を有することを要旨とする。
同構成によれば、シリンダ内壁に当接する樹脂製部材により、ピストンリングの合口隙間を通じて燃焼室からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室に漏出するオイルの量が低減される。また、ピストンリング本体に対する樹脂製部材の組み付けを、ピストンリング本体の各端面に形成された穴に挿入するといった簡易な工程に従って行うことができる。しかも、組み付け後、樹脂製部材の突起部がピストンリングの各端部に形成された穴に係止されるため、ピストンリングから脱離しにくい。
(2)また、前記2つの端面に形成された穴のうち、何れか一方の穴の内面とその穴に挿入される前記樹脂製部材の突起部とが接着されているのが好ましい。
同構成によれば、ピストンリングの2つの端面に形成された穴のうち、何れか一方の穴の内面とその穴に挿入される樹脂製部材の突起部とが接着固定され、他方が自由状態となるため、ピストンリング本体に対する樹脂製部材の組み付けが容易となる。また、組み付け後においては、ピストンリング本体からの樹脂製部材の脱離が好適に防止される。
(3)他の発明は、内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、合口隙間を形成する当該ピストンリングの両端部で前記合口隙間を隔てて対峙する2つの端面から各端部の外周面に亘って形成される切り欠き溝と、各端部の切り欠き溝に両端を装着された状態で、前記端面に当接する面と前記シリンダの内壁に当接する面とを有する樹脂製部材と、を有することを要旨とする。
同構成によれば、樹脂製部材がシリンダ内壁に対する当接面を有するため、ピストンリングの合口隙間を通じて燃焼室からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室に漏出するオイルの量が低減される。また、樹脂製部材がピストンリングの端面に対する当接面を有するため、端面と当接面との間に摩擦作用(ピストンリングの径方向に作用する力)が生まれる。さらに、ピストンリングの端面に当接する面の存在は、樹脂部材の周方向断面の拡大を意味することから、樹脂性部材が合口隙間において肉厚に形成され、その張力(密封性能)も増すことになる。
また、ピストンリング本体に対する樹脂製部材の組み付けを、端部の切り欠き溝に両端を装着するといった簡易な工程に従って行うことができる。
(4)また、前記2つの端面から各端部の外周面に亘って形成される切り欠き溝のうち、何れか一方の切り欠き溝の内面とその切り欠き溝に装着される前記樹脂製部材の一部とが接着されているのが好ましい。
同構成によれば、ピストンリングの2つの端面から各端部の外周面に亘って形成される切り欠き溝のうち、何れか一方の切り欠き溝の内面と樹脂製部材の一部とが接着固定され、他方が自由状態となるため、ピストンリング本体に対する樹脂製部材の組み付けが容易となる。また、組み付け後においては、ピストンリング本体からの樹脂製部材の脱離が好適に防止される。
なお、上記の各構成において、前記樹脂製部材は樹脂のみを材料としたものでなくてもよく、材料として樹脂を含んでいればよい。
本発明によれば、シリンダ内壁に当接する樹脂製部材により、ピストンリングの合口隙間を通じたガスの漏出量を長期に亘って低減することができる。
以下、本発明を内燃機関のピストンに取り付けられるトップリングとして具体化した実施の形態について説明する。
先ず、本発明を内燃機関のピストンに取り付けられるトップリングとして具体化した実施例1について説明する。
図1(A)に示すように、内燃機関1のシリンダ11と、シリンダ11内を往復するピストン12の外周との間隙には、複数のピストンリング21,22,23が設けられている。ピストンリング21,22,23は、ピストン12の外周に形成される周溝に装着される。
3つのピストンリングのうち、ピストン頂面12a(燃焼室13)に最も近い部位に取り付けられるトップリング21は、燃焼室13からシリンダ11に燃焼ガスや排気ガスが漏出するのを防止し、また、シリンダ11(クランクケース)から燃焼室13にオイルが漏出するのを防止するコンプレッションリングとしての機能を有する。
図1(B)は、トップリング21を、シリンダ11の軸方向に沿って燃焼室13側からみた平面図である。同図1(B)に示すように、トップリング21は、その一カ所に切れ目(合口)を有する金属製の環状部材である。合口には、樹脂製部材30が取り付けられている。
図2(A)は、図1(B)において一点鎖線の円で囲まれた部分を拡大した図である。また、図2(B)は図2(A)のIIB−IIB断面図であり、図2(C)は図2(A)のIIC−IIC断面図である。図2(A)〜(C)に併せ示すように、合口40を形成するトップリング21の両端部には、合口(隙間)を隔てて対峙する2つの端面21a,21bに挿入穴21d,21eが形成される。樹脂製部材30は、トップリング21に取り付けられた状態での周方向両端に、突起部30d、30eを備える。また、シリンダ内壁11aに対峙(当接)する突起部(当接部)30aを備える。樹脂製部材30は、突起部30d、30eを挿入穴21d,21eに挿入することによってトップリング21本体に取り付ける。樹脂製部材30がトップリング21本体に取り付けられた状態で、突起部30aはシリンダ内壁11aに当接する。
このような本実施例のトップリング21によれば、以下の効果が得られる。
シリンダ内壁11aに当接する樹脂製部材により、トップリング21の合口隙間を通じて燃焼室13からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室13に漏出するオイルの量が低減される。また、トップリング21本体に対する樹脂製部材30の組み付けを、ピストンリング30本体の各端面21a,21bに形成された挿入穴21d,21eに挿入するといった簡易な工程に従って行うことができる。しかも、組み付け後、樹脂製部材30の突起部30d、30eがトップリング21の各端部に形成された挿入穴穴21d,21eに係止されるため、トップリング21から脱離しにくい。
この結果、ブローバイガスの発生量が抑制され、全体として排気ガスの特性が改善される(排気浄化用触媒の劣化防止にもつながる)。また、ブローバイガスをクランクケースから除去するための特段の装置構成(例えばブローバイガスを吸気系に戻す配管等)を不要にすることも可能になる。さらに、そのような装置構成が不要となれば、吸気系内がブローバイガスによって汚れることもなくなる。
また、シリンダボアから燃焼室13に漏出するオイルの量が低減されることによっても、排気特性も改善が期待できる。さらに、機関燃焼の安定性や燃費も改善する。
なお、挿入穴21d,21eのうち、何れか一方の穴の内面とその穴に挿入される樹脂製部材30の突起部(30d又は30e)とが接着されているのが好ましい。このような構成によれば、挿入穴21d,21eのうち、何れか一方の穴の内面とその穴に挿入される樹脂製部材30の突起部とが接着固定され、他方が自由状態となるため、トップリング21本体に対する樹脂製部材30の組み付けが容易となる。また、組み付け後においては、トップリング21本体からの樹脂製部材30の脱離(抜け落ち)が好適に防止される。
また、樹脂製部材の形状は、トップリングの形状(環状)に合わせてやや湾曲したものとしてもよい。
また、樹脂製部材の材質としては、ポリイミド(PI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリベンゾイミダゾール(PBI)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂に、炭素繊維、Al繊維、SiCセラミック繊維、Al粒子、SiCセラミック粒子、Si粒子又はグラファイト粒子等を複合した材料で形成し、且つ、シリンダ内壁との摺動面にNiめっき、ダイアモンドライクカーボン(DLC)又はケミカルペーパーデポジション(CVD)処理を施したものを用いるのが、対摩耗性を向上させる上で好ましい。
〔変形例〕
なお、図2(C)に示した断面形状(樹脂製部材30の中央部〔合口隙間に存在する部位〕の断面形状)を、図7又は図8に示す断面形状に替えた構成を、実施例1の変形例として採用することができる。すなわち、図3又は図4に示すように、樹脂製部材30のピストン12の動作方向(軸方向)の幅が、周方向両端部よりも中央部で広くなるように形成し、樹脂製部材30の軸方向端部のうち少なくとも一方が、トップリング21装着用のピストン12の溝内壁12a,12bと当接するようにしてもよい。
このような構成を適用することにより、トップリング21の合口隙間を通じて燃焼室13からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室13に漏出するオイルの量の低減効果を一層高めることができる。また、樹脂製部材30がトップリング21の端面21a,21bに対する当接面を有することになるため、ピストン12の端面と樹脂製部材30の当接面との間に摩擦作用(ピストンリングの径方向に作用する力)が生まれる。さらに、トップリング21の端面に対する当接面の存在は、樹脂部材30の周方向断面の拡大を意味することから、樹脂性部材30が合口隙間において肉厚に形成され、その張力(密封性能)も増すことになる。
次に、本発明を内燃機関のピストンに取り付けられるトップリングとして具体化した実施例2について、上記実施例1と異なる点を中心に説明する。なお、実施例2において、実施例1の構成要素と概ね同等の構造及び機能を有するものについては、同一の符号を付し、ここでの重複する説明は省略する。
図5(A)は、実施例2にかかるトップリングの一部(合口近傍)を拡大した図である。また、図5(B)は図5(A)のVB−VB断面図、図5(C)は図5(A)のVC−VC断面図、図5(D)は図5(A)のVD−VD断面図である。図5(A)〜(D)に併せ示すように、合口40を形成するトップリング21の両端部には、合口(隙間)を隔てて対峙する2つの端面(合口面)21a,21bから各端部の外周面21cに亘って切り欠き溝21f,21gが形成される。樹脂製部材31は、その両端が切り欠き溝21f,21gに装着された状態で、シリンダ内壁11aに当接する。また、樹脂製部材31のピストン12の動作方向(軸方向)の幅は、周方向両端部(トップリング本体の切り欠き溝への装着部位)W1よりも中央部(合口隙間に存在する部位)W2で広くなっている。
このような構成を適用することにより、トップリング21の合口隙間を通じて燃焼室13からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室13に漏出するオイルの量の低減効果を一層高めることができる。また、樹脂製部材31がトップリング21の端面21a,21bに対する当接面31a,31bを有することになるため、端面と当接面との間に摩擦作用(ピストンリングの径方向に作用する力)が生まれる。さらに、トップリング21の端面に対する当接面の存在は、樹脂部材31の周方向断面の拡大を意味することから、樹脂性部材31が合口隙間において肉厚に形成され、その張力(密封性能)も増すことになる。
[変形例]
なお、図6(A)〜(C)に示すように、樹脂製部材31の中央部(合口隙間に存在する部位)が、周方向両端部(トップリング本体の切り欠き溝への装着部位)に比べ、ピストン12の軸中心に向かって突出するような構成を実施例2の変形例として採用することできる。このような構成を採用することによっても上記構成に準ずる効果を得ることができる。
また、図6(C)に示した断面形状(樹脂製部材31の中央部〔合口隙間に存在する部位〕の断面形状)を、図7又は図8に示す断面形状に替えた他の変形例を採用することもできる。すなわち、図7又は図8に示すように、樹脂製部材31のピストン12の動作方向(軸方向)の幅が、周方向両端部よりも中央部で広くなるように形成し、樹脂製部材31の軸方向端部のうち少なくとも一方が、トップリング21装着用のピストン12の溝内壁12a,12bと当接するようにしてもよい。このような構成を適用することにより、トップリング21の合口隙間を通じて燃焼室13からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室13に漏出するオイルの量の低減効果を一層高めることができる。また、樹脂製部材30がトップリング21の端面21a,21bに対する当接面を有することになるため、ピストン12の端面と樹脂製部材31の当接面との間に摩擦作用(ピストンリングの径方向に作用する力)が生まれる。さらに、トップリング21の端面に対する当接面の存在は、樹脂部材31の周方向断面の拡大を意味することから、樹脂性部材30が合口隙間において肉厚に形成され、その張力(密封性能)も増すことになる。
なお、実施例2で採用される樹脂製部材31の材質としては、実施例1で採用される樹脂製部材30と同等のものを用いることができる。また、実施例1と同様、実施例2において、トップリング21の2つの端面21a,21bから各端部の外周面21cに亘って形成される切り欠き溝21f,21gのうち、何れか一方の切り欠き溝の内面と樹脂製部材31とが接着されているのが好ましい。このような構成によれば、トップリング21の2つの切り欠き溝21f、21gのうち、何れか一方の切り欠き溝の内面と樹脂製部材31の一部とが接着固定され、他方が自由状態となるため、ピストンリング21本体に対する樹脂製部材31の組み付けが容易となる。また、組み付け後においては、ピストンリング21本体からの樹脂製部材31の脱離(抜け落ち)が好適に防止される。
また、上記各実施例では、本発明をトップリング21に本発明を適用したが、これに限らず他のピストンリング(好ましくはコンプレッションリングとして機能するピストンリング)に本発明を適用することもできる。
本発明の実施例1であるピストンリングを備えた内燃機関の主要部を示す略図等。 同実施例のピストンリングの一部を拡大して示す平面図等。 同実施例のピストンリングの変形例について、その周方向の断面を示す図。 同実施例のピストンリングの変形例について、その周方向の断面を示す図。 実施例2のピストンリングの一部を拡大して示す平面図等。 同実施例のピストンリングの変形例について、その一部を拡大して示す平面図等。 同実施例のピストンリングの変形例について、その周方向の断面を示す図。 同実施例のピストンリングの変形例について、その周方向の断面を示す図。 従来のピストンリングを備えた内燃機関の主要部を示す略図等。 従来のピストンリングの一部を拡大して示す平面図等。
符号の説明
1 内燃機関
11 シリンダ
11a シリンダ内壁
12 ピストン
12a ピストン頂面
13 燃焼室
21 ピストンリング(トップリング)
21a,21b 合口面
21c トップリングの外周面
21d,21e 挿入穴
21f,21g 切り欠き溝
22,23 ピストンリング
30,31 樹脂製部材
30a 突起部(当接部)
30d、30e 突起部
40 合口

Claims (4)

  1. 内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、
    合口隙間を形成する当該ピストンリングの両端部で前記合口隙間を隔てて対峙する2つの端面に形成された穴と、
    各穴に挿入される突起部及び、該突起部が各穴に挿入された状態で前記端面に当接する面と前記ピストンの外周溝の下面に当接する面と前記シリンダの内壁に当接する面とを有する当接部を備えて前記合口隙間に装着される樹脂製部材と、
    を有することを特徴とする内燃機関のピストンリング。
  2. 前記2つの端面に形成された穴のうち、何れか一方の穴の内面とその穴に挿入される前記樹脂製部材の突起部とが接着されている
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のピストンリング。
  3. 内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、
    合口隙間を形成する当該ピストンリングの両端部で前記合口隙間を隔てて対峙する2つの端面から各端部の外周面に亘って形成され、前記ピストンリングの上下面には開口しない切り欠き溝と、
    各端部の切り欠き溝に両端を装着された状態で、前記端面に当接する面と前記ピストンの外周溝の下面に当接する面と前記シリンダの内壁に当接する面とを有する樹脂製部材と、
    を有することを特徴とする内燃機関のピストンリング。
  4. 前記2つの端面から各端部の外周面に亘って形成される切り欠き溝のうち、何れか一方の切り欠き溝の内面とその切り欠き溝に装着される前記樹脂製部材の一部とが接着されている
    ことを特徴とする請求項3記載の内燃機関のピストンリング。
JP2003337974A 2003-09-29 2003-09-29 内燃機関のピストンリング Expired - Fee Related JP4204429B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003337974A JP4204429B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 内燃機関のピストンリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003337974A JP4204429B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 内燃機関のピストンリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005105880A JP2005105880A (ja) 2005-04-21
JP4204429B2 true JP4204429B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=34533633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003337974A Expired - Fee Related JP4204429B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 内燃機関のピストンリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4204429B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6707614B2 (ja) * 2018-12-04 2020-06-10 Tpr株式会社 シールリングおよびシールリングの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005105880A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100685181B1 (ko) 다중방향성 터빈 심 시일
EP2247877B1 (en) Seal assembly for high pressure dynamic and static services
EP1099069B1 (en) Unitized oil seal and method of manufacture
JP2007155073A (ja) リップタイプシール
US20110303192A1 (en) Internal combustion engine with sealing protection for a fuel injection valve
JP2008309263A (ja) 密封装置
CN108019518B (zh) 往复式气缸套密封组件
JP4204429B2 (ja) 内燃機関のピストンリング
JP2008267516A (ja) ピストンリング
JP4204425B2 (ja) 内燃機関のピストンリング
JP2008286079A (ja) オイルシール構造
JP5001915B2 (ja) 内燃機関のピストンリング
JP2012127392A (ja) 組合せピストンリング
JP2018028332A (ja) ピストンリング
JP4916363B2 (ja) ピストンリング
WO2022219831A1 (ja) スペーサエキスパンダ、及びオイルリング
JP6644085B2 (ja) 排気ガス循環バルブ装置
AU2022201961B2 (en) Valve Stem Seal Structure
JP5833867B2 (ja) ピストン
JP3261270B2 (ja) 密封装置
JP2009250421A (ja) 密封装置
JP2002276817A (ja) 密封装置
JP3804257B2 (ja) 密封装置
JP7494806B2 (ja) ピストンリング
JP2018132102A (ja) ピストンリング

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees