JP2008267516A - ピストンリング - Google Patents

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Abstract

【課題】 別体部材を用いることなく、ピストンリングの合口を経た圧縮もれを防止又は減少させることができるピストンリングを提供する。
【解決手段】一端と他端との間に合口が形成されるピストンリングであって、ピストンのピストンリング溝に嵌着され、該ピストンがシリンダに内嵌された状態である装着状態において、該一端側に形成される内側片部と、該他端側に形成され内側片部の外側に存する外側片部と、内側片部と外側片部とが互いに接することで内面側の空間と外面側の空間との間の連通を遮断する遮断部と、を備えてなる、ピストンリングである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピストンリングに関し、より詳細には、ピストンリング溝にピストンリングが嵌着されたピストンがシリンダに内嵌された装着状態において、ピストン外面とシリンダ内面との間を気体が流通する圧縮もれを防止又は減少させることができるピストンリングに関する。
ピストンリングは、シリンダに内嵌され往復動するピストンに設けられたピストンリング溝に嵌着され、シリンダ内面とピストン外面との間の隙間を埋めることでピストン外面とシリンダ内面との間を気体が流通する圧縮もれを減少させるために内燃機関(所謂、レシプロエンジン)や気体のコンプレッサー等に多用されてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、「合口(合口隙間)は、トップリング111をシリンダ101に装着する際に変形させるために、また、トップリング111が熱膨張した場合、膨張分を逃がすための空間を確保するために必要なものである。しかし、燃焼室103内の燃焼ガスや排気ガスが合口隙間からシリンダボアに漏出することが問題となる。」(特許文献1、発明の詳細な説明中の段落番号0004)ことに鑑み「合口隙間を通じたガスの漏出量を長期に亘って低減することのできるピストンリングを提供する」(特許文献1、発明の詳細な説明中の段落番号0008)ことを目的とした発明であり、具体的には、「内燃機関のシリンダ内を往復動するピストンの外周溝に装着されるピストンリングであって、合口隙間を形成する当該ピストンリングの両端部で前記合口隙間を隔てて対峙する2つの端面に形成された穴と、各穴に挿入される突起部及び前記シリンダの内壁に当接する当接部を備えて前記合口隙間に装着される樹脂製部材と、を有することを要旨とする。同構成によれば、シリンダ内壁に当接する樹脂製部材により、ピストンリングの合口隙間を通じて燃焼室からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室に漏出するオイルの量が低減される。また、ピストンリング本体に対する樹脂製部材の組み付けを、ピストンリング本体の各端面に形成された穴に挿入するといった簡易な工程に従って行うことができる。しかも、組み付け後、樹脂製部材の突起部がピストンリングの各端部に形成された穴に係止されるため、ピストンリングから脱離しにくい。」(特許文献1、発明の詳細な説明中の段落番号0009)ものが開示されている。
特開2005−105880号公報(例えば、要約、発明の詳細な説明中の段落番号0002〜0009、第2図、第3図等)
確かに、特許文献1に開示されたピストンリングによれば、合口隙間に装着される樹脂製部材を用いることで、「シリンダ内壁に当接する樹脂製部材により、ピストンリングの合口隙間を通じて燃焼室からシリンダボアに漏出するガスの量や、シリンダボアから燃焼室に漏出するオイルの量が低減される。」が、ピストンリング(本体)とは別体の樹脂製部材を用いる必要があることから、部品数増加によるピストンリングのコスト増加(部品費用及び組立費用の増加)や、ピストンリングの耐久性や信頼性低下(別体の樹脂製部材の変質、破損、脱落等)といった問題を生じる可能性があった。
そこで、本発明においては、ピストンリング(本体)と別体部材を用いることなく、ピストンリングの合口を経た圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止又は減少させることができるピストンリングを提供することを目的とする。
本発明のピストンリング(以下、「本ピストンリング」という。)は、一端と他端との間に合口が形成されるピストンリングであって、ピストンのピストンリング溝に嵌着され、該ピストンがシリンダに内嵌された状態である装着状態において、該一端側に形成される内側片部と、該他端側に形成され内側片部の外側に存する外側片部と、内側片部と外側片部とが互いに接することで内面側の空間と外面側の空間との間の連通を遮断する遮断部と、を備えてなる、ピストンリングである。
本ピストンリングは、特許文献1に記載の従来のピストンリングと同様に、本ピストンリングをシリンダ(ピストンリング溝)に装着する際に変形させるためや、本ピストンリングの熱膨張分を逃がすための空間を確保するために必要であることから、一端と他端との間に合口が形成される。
そして、ピストンリング溝に本ピストンリングが嵌着されたピストンが、シリンダに内嵌された状態である装着状態において、合口を形成する一端と他端とのうち、内側片部が該一端側に形成されると共に、外側片部が該他端側に形成される。そして、外側片部は内側片部の外側に存する。
さらに、内側片部と外側片部とが互いに接することで構成される遮断部は、内面側の空間と外面側の空間との間の連通を遮断する(内面側の空間と外面側の空間とを連通させる連通空間が内側片部と外側片部との間に形成されることを、内側片部と外側片部とが互いに接する遮断部が防止する。)。
なお、内側とは、ピストンリング溝に本ピストンリングが嵌着されるピストンが存する側(例えば、本ピストンリングが合口部分を除いて円形の環状形状をしている場合であれば、該円形の中心に向かう側)をいい、内面側の空間とは、合口部分を除いて(合口部分も本ピストンリングが連続していると仮定して)本ピストンリングによって取り囲まれる空間をいう。同様に、外側とは、ピストンリング溝に本ピストンリングが嵌着されたピストンがシリンダに内嵌された状態である装着状態において該シリンダが存する側(例えば、本ピストンリングが合口部分を除いて円形の環状形状をしている場合であれば、該円形の中心とは反対に向かう側)をいい、外面側の空間とは、合口部分を除いて(合口部分も本ピストンリングが連続していると仮定して)本ピストンリングによって取り囲まれる空間ではない空間をいう。
このような本ピストンリングは、一端と他端との間に合口が形成される第2のピストンリング(本ピストンリングであってもなくてもよい。)と所定の状態で組み合わされて同一のピストンリング溝に嵌着されることで、圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止又は大幅に減少させることができる。即ち、本ピストンリングを第1のピストンリングと呼べば、第1のピストンリングを嵌着したピストンリング溝に第2のピストンリングをピストンクラウン側(上側)に嵌着すれば、シリンダ内面とピストン外面との間から第2のピストンリングの合口を経て第1のピストンリングに達した気体(例えば、混合気や燃焼ガス等)は第1のピストンリングの上面によってそれ以上下方に向かうことを阻止されると共に、第1のピストンリング内面とピストン外面との間(内面側の空間)に流入した気体(例えば、混合気や燃焼ガス等)は、第1のピストンリング(本ピストンリング)の遮断部が内面側の空間と外面側の空間との間の連通を遮断することで、外面側の空間に流出することができないので、圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止又は大幅に減少させることができる。
なお、上記の説明では、第1のピストンリング(本ピストンリング)と第2のピストンリングとの2本のピストンリングを同一のピストンリング溝に嵌着した例を説明したが、同一のピストンリング溝に第3のピストンリングを第2のピストンリングよりもピストンクラウン側(上側)に嵌着してもよく(3本のピストンリングを同一のピストンリング溝に嵌着)、さらに第4、第5、第6・・・・のピストンリングを第3のピストンリングよりもピストンクラウン側(上側)にさらに嵌着(4、5、6・・・本のピストンリングを同一のピストンリング溝に嵌着)してもよい。
以上のように、本ピストンリングは、別体部材を用いることなく、内側片部と外側片部とが互いに接する(遮断部)ことによりピストンリングの合口を経た圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止又は減少させることができる。
遮断部が、前記ピストンが前記シリンダに対して相対的に往復運動する方向である運動方向に連続して互いに面接触する内側片部が有する内側片部接触面と外側片部が有する外側片部接触面とにより形成されるもの(以下、「面接触本ピストンリング」という。)であってもよい。
内側片部が有する内側片部接触面と、外側片部が有する外側片部接触面と、が該運動方向(前記ピストンが前記シリンダに対して相対的に往復運動する方向)に連続して互いに面接触することで遮断部が形成されることで、内側片部と外側片部とが確実に互いに接することで内面側の空間と外面側の空間との間の連通を確実に遮断することができる。
なお、該運動方向に連続して互いに面接触するとは、該運動方向の一方側(例えば、上方向の端部)に存する内側片部接触面と外側片部接触面との一方側接触位置から、該運動方向の他方側(例えば、下方向の端部)に存する内側片部接触面と外側片部接触面との他方側接触位置まで、内側片部接触面と外側片部接触面とが連続して接触することをいう。
面接触本ピストンリングの場合、前記装着状態において、内側片部接触面と外側片部接触面とが運動方向と略平行であってもよい。
内側片部が有する内側片部接触面と、外側片部が有する外側片部接触面と、を前記運動方向(前記ピストンが前記シリンダに対して相対的に往復運動する方向)に略平行に簡単に形成(本ピストンリングの製造コストを低く抑えることができる。)することができ、それによって前記運動方向に連続して互いに面接触させ遮断部を簡単かつ確実に形成することができる。
面接触本ピストンリングの場合、前記装着状態において、内側片部接触面と外側片部接触面とが前記シリンダの内面に略平行なものであってもよい。
こうすることで内側片部接触面と外側片部接触面とがシリンダの内面に略平行であるので、本ピストンリングの外面(例えば、外側片部接触面を有する外側片部の外面)がシリンダ内面と摩擦することにより本ピストンリングに摩擦力(シリンダの内面に略平行方向の力)が加わっても、内側片部接触面と外側片部接触面との密接が保たれやすい(内面側の空間と外面側の空間との間の連通を持続して遮断することができる。)。
前述したように、本ピストンリングは、一端と他端との間に合口が形成される第2のピストンリングと組み合わされて所定の状態で同一のピストンリング溝に嵌着されることで、圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止又は大幅に減少させることができる。このような本ピストンリングと第2のピストンリングとを含む組立体(以下、「本組立体」という。)としては、前記ピストンと、該ピストンのピストンリング溝に嵌着される第1のピストンリング(本ピストンリング)と、該ピストンリング溝に嵌着され、第1のピストンリングよりも前記ピストンのピストンクラウン側に配設される第2のピストンリングと、を備えてなる、組立体である。
かかる本組立体においては、上述の如く、第1のピストンリングを嵌着したピストンリング溝に第2のピストンリングをピストンクラウン側(上側)に嵌着することで、シリンダ内面とピストン外面との間から第2のピストンリングの合口を経て第1のピストンリングに達した気体(例えば、混合気や燃焼ガス等)は第1のピストンリングの上面によってそれ以上下方に向かうことを阻止されると共に、第1のピストンリング内面とピストン外面との間(内面側の空間)に流入した気体(例えば、混合気や燃焼ガス等)は、第1のピストンリング(本ピストンリング)の遮断部が内面側の空間と外面側の空間との間の連通を遮断することで、外面側の空間に流出することができないので、圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止又は大幅に減少させることができる。
ここでは、第1のピストンリング(本ピストンリング)と第2のピストンリングとの2本のピストンリングを同一のピストンリング溝に嵌着した例を説明したが、本組立体においては、同一のピストンリング溝に第3のピストンリングを第2のピストンリングよりもピストンクラウン側(上側)に嵌着してもよく(3本のピストンリングを同一のピストンリング溝に嵌着)、さらに第4、第5、第6・・・・のピストンリングを第3のピストンリングよりもピストンクラウン側(上側)にさらに嵌着(4、5、6・・・本のピストンリングを同一のピストンリング溝に嵌着)してよいことは上述と同様である。
本組立体においては、第2のピストンリングが、合口である第2ピストンリング合口を有し、第1のピストンリングが有する前記合口が、第2ピストンリング合口とは前記運動方向に対して垂直方向にずれて存するもの(以下、「合口異位置本組立体」という。)であってもよい。
こうすることでシリンダ内面とピストン外面との間から第2のピストンリングの合口(第2ピストンリング合口)を経て第1のピストンリングに達した気体(例えば、混合気や燃焼ガス等)が、第1のピストンリングが有する前記合口とは異なる第1のピストンリングの上面(第1のピストンリングが有する前記合口は、第2ピストンリング合口とは前記運動方向に対して垂直方向にずれて存するので、第2ピストンリング合口を経て第1のピストンリング達した気体は第1のピストンリングが有する前記合口とは異なる位置に衝突する。)によってそれ以上下方に向かうことを一層確実に阻止されるので、圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を効果的に防止又は減少させることができる。
なお、「前記運動方向に対して垂直方向にずれて存する」とは、前記運動方向に対して垂直な平面に第2ピストンリング合口から下ろした垂線の足の位置と、該垂直な平面に第1のピストンリングが有する前記合口から下ろした垂線の足の位置と、が異なることをいう。
合口異位置本組立体の場合、前記ピストンリング溝に嵌着され第1のピストンリングと第2のピストンリングとが密接した状態において、第2ピストンリング合口が、第1のピストンリングの上面によって前記運動方向の下方側から封鎖され、第1ピストンリング合口が、第2のピストンリングの下面によって前記運動方向の上方側から封鎖されるもの(以下、「合口封鎖本組立体」という。)であってもよい。
ピストンが下死点から上死点に移動しているとき(圧縮時)等には、第1のピストンリング及び第2のピストンリングとシリンダ内面との摩擦によって、第1のピストンリング及び第2のピストンリングはピストンリング溝の下部に嵌着された状態で密接した状態になりやすい(なお、第1のピストンリングは、それが嵌着されたピストンリング溝の下縁に密接する。)。かかる両リングが密接した状態において、第2ピストンリング合口が、第1のピストンリングの上面によって前記運動方向の下方側から封鎖され、第1ピストンリング合口が、第2のピストンリングの下面によって前記運動方向の上方側から封鎖されるようにすれば、第1ピストンリング合口及び第2ピストンリング合口を経由した圧縮もれを効果的に防止又は減少させることができる。
なお、本明細書中において、「上」方向とは、第1のピストンリングが嵌着されたピストンリング溝から見て、該ピストンリング溝を有するピストンのピストンクラウンの方向(即ち、上死点方向)をいい、「下」方向とは、第1のピストンリングが嵌着されたピストンリング溝から見て、該ピストンリング溝を有するピストンが連結されるクランクシャフトの方向(即ち、下死点方向)をいう。
合口封鎖本組立体の場合、前記組立体が前記シリンダに内嵌された状態において、第2ピストンリング合口が隙間を形成しているものであってもよい。
合口封鎖本組立体の場合には、第2ピストンリング合口は、第1のピストンリングの上面によって下方側から封鎖されるので、本組立体がシリンダに内嵌された状態において第2ピストンリング合口が隙間を形成していても、第2ピストンリング合口を経由した圧縮もれは効果的に防がれる。このためシリンダに内嵌された状態において合口が隙間を形成するような従来からのピストンリングを第2ピストンリングとして用いることができ、本組立体を従来からのピストンリング(第2ピストンリング)と本ピストンリング(第1のピストンリング)とにより構成することができるので、本ピストンリング(第1のピストンリング)を準備すれば従来の部品(ピストン、従来からのピストンリング(第2ピストンリング))を用いて本組立体を簡単かつ安価に構成することもできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
図1は、本組立体を構成する第1のピストンリング(本ピストンリング)11を示す平面図(図示しないピストンのピストンリング溝に嵌着されたとき、該ピストンのピストンクラウン側から見たところを示している。)であり、図2は図1の円A内の拡大図であり、図3は第1のピストンリング11の一端21と他端31との拡大図(図2と同様の方向から見たところを示している。図3(a)は他端31側を示し、図3(b)は一端21側を示している。)である。図1乃至図3を参照して、第1のピストンリング11について説明する。
なお、図1乃至図3に示した第1のピストンリング11は、図示しないピストンのピストンリング溝に第1のピストンリング11が嵌着され、該ピストンがシリンダに内嵌された状態である装着状態(即ち、第1のピストンリング11の外面13aが、図示しない該シリンダの内面(内周面)に密接している状態)における第1のピストンリング11を示したものである。
第1のピストンリング11は、従来のピストンリングと同様の鋼製(バネ弾性を有する。)の板状部材(厚さがt1である。)から一体に形成されており、具体的には、軸B(図1が示す面に対して垂直な線分)を中心軸とする半径r1bの直円柱の側面形状を略した内面13bと、軸Bを中心軸とする半径r1aの直円柱の側面形状を略した外面13aと、軸Bに対して垂直な距離t1離れた2の平面に属する上面15及び下面17(後述の図5を参照されたい)と、を有しており、一端21と他端31との間に合口(分断部)が形成されている。
具体的には、一端21側に内側片部23が形成されると共に他端31側に外側片部33が形成されているが、軸Bを中心軸とする半径r1aの高さt1の直円柱から、軸Bを中心軸とする半径r1bの高さt1の直円柱をくり抜いたドーナツ形状の環状円盤部材を分断(一端21と他端31との間の合口)し「C」形状として第1のピストンリング11は一体的に形成されている。
一端21側に形成された内側片部23は、内側片部23の内面23bは内面13bの一部をなしており、内側片部23の外面23aは、軸Bを中心軸とする半径r1c(但し、r1b<r1c<r1aである。)の直円柱(高さ:t1)の側面形状を略なしている。また、内側片部23の先端部23cは、軸Bを含む平面に沿って切断された形状を有しており、さらに内側片部23の外面23aと外面13aとの間には軸Bを含む平面に沿って形成された段差部23dが形成されている。
他端31側に形成された外側片部33は、外側片部33の外面33aは外面13aの一部をなしており、外側片部33の内面33bは、軸Bを中心軸とする半径r1c(但し、r1cは内側片部23の外面23aにて説明したr1cに同じであり、r1b<r1c<r1aである。)の直円柱(高さ:t1)の側面形状を略なしている。また、外側片部33の先端部33cは、軸Bを含む平面に沿っており、さらに外側片部33の内面33bと内面13bとの間には軸Bを含む平面に沿って形成された段差部33dが形成されている。
なお、内側片部23の外面23aが軸Bの周りに形成する中心角(即ち、段差部23dと先端部23cとが軸Bの周りに形成する角度)と、外側片部33の内面33bが軸Bの周りに形成する中心角(即ち、段差部33dと先端部33cとが軸Bの周りに形成する角度)と、は略同じにされている(即ち、内側片部23の外面23aと外側片部33の内面33bとはほぼ同じ周長さにされている。)。
このような第1のピストンリング11は、図5に示すよう、何も力が加わっていない状態では外側片部33と内側片部23とはそれらの間に隙間を形成し離れているが、第1のピストンリング11が嵌着されたピストンがシリンダに内嵌された装着状態(第1のピストンリング11が内方に縮められた状態でシリンダに挿入されるので、第1のピストンリング11の外面13aがシリンダの内面(内周面)を押圧し密接する状態)においては、図1及び図2に示すが如く、外側片部33の内面33bと内側片部23の外面23aとは互いに面接触し密接する。
図4は、本組立体を構成する第2のピストンリング51を示す平面図(図示しないピストンのピストンリング溝に嵌着されたとき、該ピストンのピストンクラウン側から見たところを示している。)である。図4を参照して、第2のピストンリング51について説明する。なお、図4に示した第2のピストンリング51は、図1及び図2に示した第1のピストンリング11と同様、図示しないピストンのピストンリング溝に第2のピストンリング51が嵌着され、該ピストンがシリンダに内嵌された状態である装着状態(即ち、第2のピストンリング51の外面53aが、図示しない該シリンダの内面(内周面)に密接している状態)における第2のピストンリング51を示したものである。
第2のピストンリング51は、従来のピストンリングと同様の鋼製(バネ弾性を有する。)の板状部材(厚さがt2である。)から一体に形成されており、具体的には、軸B(図4が示す面に対して垂直な線分)を中心軸とする半径r2bの直円柱の側面形状を略した内面53bと、軸Bを中心軸とする半径r2aの直円柱の側面形状を略した外面53aと、軸Bに対して垂直な距離t2離れた2の平面に属する上面35及び下面37(後述の図5を参照されたい)と、を有しており、一端61と他端71との間に合口(分断部)が形成されている。
具体的には、軸Bを中心軸とする半径r2aの高さt2の直円柱から、軸Bを中心軸とする半径r2bの高さt2の直円柱をくり抜いたドーナツ形状の環状円盤部材を分断(一端61と他端71との間の合口)し「C」形状として第2のピストンリング51は一体的に形成されている。なお、一端61と他端71とは、いずれも軸Bを含む平面に沿って切断した形状にされているが、かかる第2のピストンリング51は従来から用いられてきたピストンリングと同様のものである。
以上説明した第1のピストンリング(本ピストンリング)11と第2のピストンリング51とを、ピストンの同一のピストンリング溝に嵌着することで本組立体を構成する。
図5は、同一のピストンリング溝にこれら2本のピストンリング11、51を嵌着する際の位置関係を示す図である。図5を参照して、同一のピストンリング溝に2本のピストンリング11、51を嵌着する位置関係について説明するが、ここでは図示及び理解を容易にするため2本のピストンリング11、51同士の間を離して示している。軸Dは、これら2本のピストンリング11、51が嵌着されるピストンリング溝を有するピストンが、該ピストンが内嵌されるシリンダに対して相対的に往復運動する方向である運動方向(軸Dは該運動方向と平行な線分である。)を示していると共に、該ピストンが形成する略直円柱形状の軸と同一の直線上に存している。
第1のピストンリング11の上述した軸Bと、第2のピストンリング51の上述した軸Bと、は軸D上に略存している。そして、第1のピストンリング11の合口(一端21と他端31との間に形成される。)と、第2のピストンリング51の合口(一端61と他端71との間に形成される。)と、は軸Dに対して丁度反対位置(両合口は軸Dの周りに約180度ずれている。)に存している。詳細には、後述する図7における角度Zは、第1のピストンリング11の合口と第2のピストンリング51の合口とが軸Dの周りになす角度(但し、角度Zは0度以上180度以下である。)であるが、好ましくは45度以上、より好ましくは90度以上、最も好ましくは120度以上である(無論、上限は180度である)が、ここでは角度Zは約180度(約170〜180度)とされている。
図6は、第1のピストンリング(本ピストンリング)11と第2のピストンリング51とを、ピストン66の同一のピストンリング溝63に嵌着することで構成した本組立体76を示す正面図である。なお、ピストン66は、レシプロエンジン(内燃機関)に用いられるものであり、オイルリング67が嵌着される他のピストンリング溝65を有すると共に、図示しないピストンピンが貫入されるピストンピン穴69を有している。
なお、図6中に「上」方向を矢印Eとして示し(第1のピストンリング11が嵌着されたピストンリング溝63から見て、ピストンリング溝63を有するピストン66のピストンクラウン62の方向(即ち、上死点方向))、「下」方向を矢印Fとして示した(第1のピストンリング11が嵌着されたピストンリング溝63から見て、ピストンリング溝63を有するピストン66が連結されるクランクシャフト(図示せず)の方向(即ち、下死点方向))。
図7は、図6に示した本組立体76をシリンダ81に内嵌した状態の断面図(図6に示すG−G断面にて切断したところを示している。)である。そして、図8及び図9は、図6に示した本組立体76をシリンダ81に内嵌した状態の一部拡大端面図である。具体的には、図8(H)は図7のH−H端面位置を示しており、図8(J)は図7のJ−J端面位置を示しており、図8(K)は図7のK−K端面位置を示しており、図9(L)は図7のL−L端面位置を示しており、そして図9(M)は図7のM−M端面位置を示している。なお、図示を容易にするため、図7乃至図9においては、シリンダ81及びピストン66の内部構造の図示は省略している。また、第1のピストンリング(本ピストンリング)11の厚さt1と第2のピストンリング51の厚さt2とは、T=(t1+t2)とすると、ここではTが従来の1本のピストンリングの厚みとほぼ同じ程度になるように4〜6mmとされる(なお、ここではt2は2.5〜3.5mm程度とされる。)。また、ピストンリング溝63の幅Q(図8(H)中、寸法Qにて示す。)は、ピストンリングの遊び(即ち、遊び:(QーT))が、従来のピストンリングが従来のピストンリング溝に嵌着される場合の遊びと略同じ程度になるように決められている。
本組立体76に含まれる第2のピストンリング51の外面53aと、第1のピストンリング11の外面13a(外面33aを含む)と、はいずれもシリンダ81の内面83(内周面)を押圧し密接している。
このような本組立体76をシリンダ81に内嵌した状態においては、シリンダ内面83とピストン66の外面との間を上方から下方(図8及び図9においても上方から下方)に流動してきた混合気は、大部分が第2のピストンリング51の上面35に衝突するが、第2のピストンリング51の合口(一端61と他端71との間に形成される。)から第1のピストンリング11に達するものもある。しかしながら第2のピストンリング51の合口から第1のピストンリング11に達した混合気は、第1のピストンリング11の上面15によってそれ以上下方に向かうことを阻止される(図9(L)参照)。
一方、第2のピストンリング51の上面35に衝突し上面35に沿って流動した混合気や、上述した第2のピストンリング51の合口から第1のピストンリング11の上面15に衝突しその上面15に沿って流動した混合気は、ピストンリング溝63の内部空間64(第1のピストンリング11の内面13b(内面23bを含む)とピストン66の外面との間の空間)に流入する。該内部空間64に流入した混合気は、第1のピストンリング11の面接触し密接した外側片部33の内面33bと内側片部23の外面23aとの間を通過することができないため、圧縮もれ(合口隙間を通じたガスの漏出)を防止することができる。なお、第1のピストンリング11の下面17は、ピストンリング溝63の下面63b(軸Dに対して略垂直な平面に属するよう軸Dの周りを巡るように形成されている。)に軸Dの周りの全ての位置(軸Dの周りを巡るように)にて密接しているので、第1のピストンリング11の下面17とピストンリング溝63の下面63bとの間から圧縮もれすることも防止されている(なお、図8(K)に示すように、軸Dを中心とするピストン66の半径PDは半径r1cよりも大きくされているので、内側片部23と面していない外側片部33の部分においても、内部空間64からの圧縮もれは生じない。)。第1のピストンリング11の下面17はピストンリング溝63の下面63bにより塞がれると共に、第1のピストンリング11の上面15は、一端61と他端71との間に形成される合口を除いて第2のピストンリング51の下面37によって塞がれている。また、一端61と他端71との間に形成される第2のピストンリング51の合口は、第1のピストンリング11の上面15により塞がれている。軸Dの周りの全ての位置において、第2のピストンリング51の外面53aと、第1のピストンリング11の外面13a(外面33aを含む)と、の両外面53a、13a(外面33aを含む)の少なくともいずれかがシリンダ81の内面83(内周面)を押圧し密接している。
なお、このような第2のピストンリング51と第1のピストンリング11とによる圧縮もれの防止効果は、これら両ピストンリング51、11がシリンダ81の内面83との摩擦により摩耗しても保持されるものであり、従来の1本のピストンリング(第2のピストンリング51と同様のもの)を1のピストンリング溝に嵌着する場合にはシリンダ内面との摩擦により摩耗することで合口が広がり圧縮もれが増大することとは著しく異なる。このため本組立体76を用いて内燃機関(レシプロエンジン)を構成することにより圧縮もれを防止又は減少させることができ、燃費向上、環境破壊の防止又は減少、内燃機関の出力向上、潤滑油(エンジンオイル)の劣化防止等を図ることができる。
また、ここでは第2のピストンリング51は従来のトップリングと同様に機能し、そして第1のピストンリング11は従来のセカンドリングと同様に機能するものである。このため、トップリングとセカンドリングとをそれぞれのピストンリング溝に嵌着する従来のピストンに比して、本実施形態では、ピストンリング数は2本で同じであっても1本のピストンリング溝63で足りるので、コスト低減等に資することができる。
以上説明した第1のピストンリング(本ピストンリング)11は、一端21と他端31との間に合口が形成されるピストンリングであって、ピストン66のピストンリング溝63に嵌着され、該ピストン66がシリンダ81に内嵌された状態である装着状態において、該一端21側に形成される内側片部23と、該他端31側に形成され内側片部23の外側に存する外側片部33と、内側片部23と外側片部33とが互いに接することで内面側の空間S1と外面側の空間S2との間の連通を遮断する遮断部(ここでは互いに面接触する外側片部33の内面33bと内側片部23の外面23aとによって形成される。)と、を備えてなる、ピストンリングである。
そして、遮断部(ここでは互いに面接触する外側片部33の内面33bと内側片部23の外面23aとによって形成される。)が、前記ピストン66が前記シリンダ81に対して相対的に往復運動する方向である運動方向(軸Dに沿った方向)に連続して互いに面接触する内側片部23が有する内側片部接触面(ここでは外面23a)と外側片部33が有する外側片部接触面(ここでは内面33b)とにより形成されるものである(外面23aと内面33bとのいずれも軸Bを中心軸とする半径r1c(但し、r1b<r1c<r1aである。)の直円柱(高さ:t1)の側面形状を略なしているので、軸Dに沿った方向に連続して互いに面接触する。)。
さらに、前記装着状態(ピストン66のピストンリング溝63に第1のピストンリング11が嵌着され、該ピストン66がシリンダ81に内嵌された状態)において、内側片部接触面(外面23a)と外側片部接触面(内面33b)とが運動方向(軸Dに沿った方向)と略平行である。
加えて、前記装着状態(ピストン66のピストンリング溝63に第1のピストンリング11が嵌着され、該ピストン66がシリンダ81に内嵌された状態)において、内側片部接触面(外面23a)と外側片部接触面(内面33b)とが前記シリンダ81の内面83に略平行なものである(シリンダ81の内面83は、軸Dを中心軸とする直円柱の側面形状を略なしている。)。
上記の本組立体76は、前記ピストン66と、該ピストン66のピストンリング溝63に嵌着される第1のピストンリング11(本ピストンリング)と、該ピストンリング溝63に嵌着され、第1のピストンリング11よりも前記ピストン66のピストンクラウン62側に配設される第2のピストンリング51と、を備えてなる、組立体である。
そして、第2のピストンリング51が、合口である第2ピストンリング合口(一端61と他端71との間に形成される。)を有し、第1のピストンリング11が有する前記合口(一端21と他端31との間に形成される。)が、第2ピストンリング合口(一端61と他端71との間に形成される。)とは前記運動方向(軸Dに沿った方向)に対して垂直方向(例えば、図7に表された面に沿った方向)にずれて存するものである(ここでは具体的には、角度Z=約180度(約170〜180度))。
さらに、前記ピストンリング溝63に嵌着され第1のピストンリング11と第2のピストンリング51とが密接した状態(特に、図8及び図9参照)において、第2ピストンリング合口(一端61と他端71との間に形成される。)が、第1のピストンリング11の上面15によって前記運動方向(軸Dに沿った方向)の下方側(下死点側)から封鎖され、第1ピストンリング合口(一端21と他端31との間に形成される。)が、第2のピストンリング51の下面37によって前記運動方向(軸Dに沿った方向)の上方側(上死点側)から封鎖されるものである。
また、ここでは前記組立体76が前記シリンダ81に内嵌された状態において、第2ピストンリング合口(一端61と他端71との間に形成される。)が隙間を形成しているものである。
本組立体を構成する第1のピストンリング(本ピストンリング)を示す平面図である。 図1の円A内の拡大図である。 第1のピストンリングの一端と他端との拡大図である。 本組立体を構成する第2のピストンリングを示す平面図である。 ピストンリング溝に2本のピストンリングを嵌着する際の位置関係を示す図である。 第1のピストンリングと第2のピストンリングとを同一のピストンリング溝に嵌着することで構成した本組立体を示す正面図である。 本組立体をシリンダに内嵌した状態の断面図である。 本組立体をシリンダに内嵌した状態の一部拡大端面図である。 本組立体をシリンダに内嵌した状態の一部拡大端面図である。
符号の説明
11 第1のピストンリング
13a 外面
13b 内面
15 上面
17 下面
21 一端
23 内側片部
23a 外面
23b 内面
23c 先端部
23d 段差部
31 他端
33 外側片部
33a 外面
33b 内面
33c 先端部
33d 段差部
35 上面
37 下面
51 第2のピストンリング
53a 外面
53b 内面
61 一端
62 ピストンクラウン
63 ピストンリング溝
63b 下面
64 内部空間
65 ピストンリング溝
67 オイルリング
69 ピストンピン穴
71 他端
76 本組立体
81 シリンダ
83 内面

Claims (8)

  1. 一端と他端との間に合口が形成されるピストンリングであって、
    ピストンのピストンリング溝に嵌着され、該ピストンがシリンダに内嵌された状態である装着状態において、該一端側に形成される内側片部と、該他端側に形成され内側片部の外側に存する外側片部と、
    内側片部と外側片部とが互いに接することで内面側の空間と外面側の空間との間の連通を遮断する遮断部と、
    を備えてなる、ピストンリング。
  2. 遮断部が、前記ピストンが前記シリンダに対して相対的に往復運動する方向である運動方向に連続して互いに面接触する内側片部が有する内側片部接触面と外側片部が有する外側片部接触面とにより形成されるものである、請求項1に記載のピストンリング。
  3. 前記装着状態において、内側片部接触面と外側片部接触面とが運動方向と略平行である、請求項2に記載のピストンリング。
  4. 前記装着状態において、内側片部接触面と外側片部接触面とが前記シリンダの内面に略平行なものである、請求項2又は3に記載のピストンリング。
  5. 前記ピストンと、
    該ピストンのピストンリング溝に嵌着される請求項1乃至5のいずれか1に記載の第1のピストンリングと、
    該ピストンリング溝に嵌着され、第1のピストンリングよりも前記ピストンのピストンクラウン側に配設される第2のピストンリングと、
    を備えてなる、組立体。
  6. 第2のピストンリングが、合口である第2ピストンリング合口を有し、
    第1のピストンリングが有する前記合口が、第2ピストンリング合口とは前記運動方向に対して垂直方向にずれて存するものである、請求項5に記載の組立体。
  7. 前記ピストンリング溝に嵌着され第1のピストンリングと第2のピストンリングとが密接した状態において、
    第2ピストンリング合口が、第1のピストンリングの上面によって前記運動方向の下方側から封鎖され、
    第1ピストンリング合口が、第2のピストンリングの下面によって前記運動方向の上方側から封鎖されるものである、請求項6に記載の組立体。
  8. 前記組立体が前記シリンダに内嵌された状態において、第2ピストンリング合口が隙間を形成しているものである、請求項8に記載の組立体。
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