JP2010030055A - 微細形状転写用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】
ハジキ欠点の少ない離型コート層を具備してなる微細形状転写用シートを提供する。
【解決手段】
支持層と、支持層の少なくとも片面に設けられ該支持層を構成する樹脂の融点以下の温度で熱成形が可能なポリエステル樹脂で構成された成形層とを含む二軸延伸積層ポリエステルフィルムの該成形層の表面に、ハジキ防止コート層、離型コート層がこの順に積層された微細形状転写用シートである。
また、前記シートの離型コート層に、微細形状が形成された金型を押圧し、離型コート層表面に微細形状を転写することを特徴とする微細形状転写シートの製造方法および同方法で作成された微細形状転写シートである。
【選択図】なし
ハジキ欠点の少ない離型コート層を具備してなる微細形状転写用シートを提供する。
【解決手段】
支持層と、支持層の少なくとも片面に設けられ該支持層を構成する樹脂の融点以下の温度で熱成形が可能なポリエステル樹脂で構成された成形層とを含む二軸延伸積層ポリエステルフィルムの該成形層の表面に、ハジキ防止コート層、離型コート層がこの順に積層された微細形状転写用シートである。
また、前記シートの離型コート層に、微細形状が形成された金型を押圧し、離型コート層表面に微細形状を転写することを特徴とする微細形状転写シートの製造方法および同方法で作成された微細形状転写シートである。
【選択図】なし
Description
本発明は、ハジキ欠点の少ない離型層を具備してなる微細形状転写用シートに関する。
従来、導光板、光拡散板、レンズ等の光学フィルムを製造する手段として、薄いフィルムなどのシート状基材の表面に、金型の表面に設けた微細凹凸形状を転写するプレス成形方法が知られている(特許文献1)。このようなプレス成形法では、プレート板によってシート状基材を金型にプレスし、シート状基材を金型から離型させるに際し、金型からシート状基材を剥がそうとしてもうまく剥がれず転写形状が崩れてしまう問題がある。そこで、金型への離型コート等の処理が行われる。しかしながら、金型へ離型コートを施した場合、プレスを重ねる毎に金型へコートした離型剤がシート状基材にとられる現象が発生し、微細凹凸形状が離型時に変形してしまう問題がある。そのため、定期的な金型への離型コート処理も必要となり、生産性、経済性の問題も含む。そこで、シート状基材へ離型コートを施すことが提案されている。同コートを薄膜で塗工する必要があり、その結果、離型コートのハジキ欠点が頻発してしまう問題があった。
なお、偏光板セパレーター用フィルムとして基材のポリエステルフィルムの表面にオリゴマー発生を抑制する目的で、オリゴマー防止コートを塗工し、さらに離型コートを塗工することが提案されている(特許文献2)。
特開2005―199455号公報
特開2005−178163号公報
しかしながら、シート状基材に離型コートを施す場合、離型コートを薄膜で塗工する必要があるが、その結果、離型コートのハジキ欠点が頻発してしまう問題が発生する。また、特許文献2にはオリゴマー防止コートを施すことで、オリゴマー欠陥を50個/m2以下にせしめることができると記載されているが、離型コートのハジキの抑制については何ら開示されていない。本発明の目的は、このような問題点に鑑み、ハジキ欠点の少ない離型コート層を具備してなる微細形状転写用シートを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明は以下の構成をとるものである。すなわち、支持層と、支持層の少なくとも片面に設けられ支持層を構成する樹脂の融点以下の温度で熱成形が可能なポリエステル樹脂で構成された成形層とを含む二軸延伸積層ポリエステルフィルムの該成形層の表面に、ハジキ防止コート層、離型コート層がこの順に積層された微細形状転写用シートである。
本発明によれば、二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層の表面に離型コート層を設けるに際し、離型コート層を設ける前にハジキ防止コート層を設けることで離型コート層のハジキを好適に抑制することができる。その結果、ハジキ欠点による不良品の発生率が低下するので、微細形状転写シートを経済的かつ効率的に生産することができる。
以下、更に詳しく本発明の微細形状転写用シート、微細形状転写シート、およびその製造方法について説明する。尚、本発明の微細形状転写用シートは、微細凹凸形状が表面に形成されたプレート状金型へのプレート板の押圧によって、二軸延伸積層ポリエステルフィルムへ微細形状を転写する製造方法のみでなく、例えば、ロール状の金型へのバックアップロール等の押圧によって、二軸延伸積層ポリエステルフィルムへ微細形状を転写する製造方法であっても好適に適用が可能である。
本発明の微細形状転写用シートは、支持層と、該支持層の少なくとも片面に設けられ支持層の融点以下の温度で熱成形が可能なポリエステルで構成された成形層とを含む二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層の表面に、ハジキ防止コート層、離型コート層がこの順に積層されたものである。離型コート層を施す前に、ハジキ防止コート層を二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層表面に設けることで、離型コートのハジキを好適に抑制することができる。
本発明に用いる二軸延伸積層ポリエステルフィルムは、支持層と、支持層の少なくとも片面に設けられ支持層を構成する樹脂の融点以下の温度で熱成形が可能なポリエステルで構成された成形層とを含むものである。成形層は、熱可塑性樹脂を主体とした薄板状物であればよく、支持層の片面に後述する成形用の熱可塑性樹脂(以下、成形用熱可塑性樹脂)を積層した2層積層体、支持層の一方の面に成形用熱可塑性樹脂を他方の面に成形用熱可塑性樹脂とは異なる樹脂を積層した3層積層体、支持層の両面に成形用熱可塑性樹脂を積層した3層積層体等がある。2層積層体は成形用熱可塑性樹脂を配した面とは反対側の面に易滑性、耐摩擦性などの表面特性や、機械的強度、耐熱性を付与することができる。また、高価な成形用熱可塑性樹脂の使用を減らせるのでコストも抑えられる。3層積層体は支持層の両面に樹脂が積層されるので成形後のカールが防止できる点から好ましい。特に支持層の両面に成形用熱可塑性樹脂を積層した3層積層体の場合、両面の樹脂の特性が同じであるからカールの防止が容易となり好ましい。ただし、二軸延伸積層ポリエステルフィルムの非成形面も成形し易い成形用熱可塑性樹脂であるため、非成形面にプレート板を直接接して押圧すると、非成形面の成形用熱可塑性樹脂に傷がついたり、プレート板の表面粗さが転写してしまうことがある。ここで、「二軸延伸積層ポリエステルフィルムの非成形面」とは、プレート板等による押圧時に、金型と接触する面(成形面)とは反対側の面のことである。
また、2層積層体又は3層積層体における成形面の成形用熱可塑性樹脂からなる層には、本発明の効果を阻害しない範囲において成形用熱可塑性樹脂以外の成分が含まれていてもよい。また、二軸延伸積層ポリエステルフィルムの厚さは、好ましくは0.01〜3mmの範囲、より好ましくは0.01〜1mmの範囲である。0.01mm未満では成形するのに厚みが十分でない場合があり、3mmを超えると基材の剛性により搬送が難しくなる場合がある。
本発明にかかる成形層を構成するポリエステル樹脂は、支持層を構成する樹脂の融点以下の温度で熱成形が可能なものである。このポリエステル樹脂は好ましくはガラス転移温度Tgが40〜180℃、より好ましくは50〜160℃、さらに好ましくは50〜120℃、最も好ましくは、70〜100℃である。ガラス転移温度Tgが40℃未満であると成形品の耐熱性が低くなり形状が経時変化する場合がある。また、180℃を上回ると成形温度を高くせざるを得ないものとなりエネルギー的に非効率であり、またフィルムの加熱/冷却時の体積変動が大きくなりフィルムが金型に噛み込んで離型できなくなったり、また離型できたとしてもパターンの転写精度が低下したり、部分的にパターンが欠けて欠点となる場合がある。
本発明にかかる成形層を構成するポリエステル樹脂は、好ましくはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂の熱可塑性樹脂からなるものである。これらの中で共重合するモノマー種が多様であり、かつ、そのことによって材料物性の調整が容易であるなどの理由から、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレートまたはこれらの混合物から選ばれる熱可塑性樹脂から主として形成されていることが好ましく、上述の熱可塑性樹脂が50重量%以上からなることがさらに好ましい。また、成形層には本発明の効果を阻害しない範囲において、ポリエステル樹脂以外の成分が含まれていてもよい。一方、二軸延伸積層ポリエステルフィルムの支持層の熱可塑性樹脂は、適度な耐熱性、経済性を考慮して、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
本発明にかかる二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層と支持層を積層製膜する形成方法としては、例えば、シート形成用材料を押出機内で加熱溶融し、口金から冷却したキャストドラム上に押し出してシート状に加工する方法(溶融キャスト法)が挙げられる。その他の方法として、シート形成用材料を溶媒に溶解させ、その溶液を口金からキャストドラム、エンドレスベルト等の支持体上に押し出して膜状とし、次いで、かかる膜層から溶媒を乾燥除去させてシート状に加工する方法(溶液キャスト法)等も挙げられる。
また、積層フィルムの製造方法としては、支持層の樹脂と成形層の成形用熱可塑性樹脂をそれぞれ二台の押出機に投入し、溶融して口金から冷却したキャストドラム上に共押出してシート状に加工する方法(共押出法)、単膜で作製した支持体に成形用熱可塑性樹脂を押出機に投入して溶融押出して口金から押出しながらラミネートする方法(溶融ラミネート法)、支持層と成形用熱可塑性樹脂で構成されたシートをそれぞれ別々に単膜作製し、加熱されたロール群などにより熱圧着する方法(熱ラミネート法)、その他、シート形成用材料を溶媒に溶解させ、その溶液をシート上に塗布する方法(コーティング法)等が挙げられる。また、積層体の場合にも上述の溶融ラミネート法、熱ラミネート法、コーティング法等を用いることができる。
また、本発明にかかる二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層と支持層には、重合時もしくは重合後に各種の添加剤を加えることができる。添加配合することができる添加剤の例としては、例えば、有機微粒子、無機微粒子、分散剤、染料、蛍光増白剤、酸化防止剤、耐候剤、帯電防止剤、増粘剤、可塑剤、pH調整剤および塩などが挙げられる。
本発明にかかるハジキ防止コート層は、ポリエステル樹脂のコート層であり、ハジキを抑制する性質を損失しない程度にアクリル樹脂やメラミン樹脂等を適宜添加することもできる。以下に具体例を挙げる。ハジキ防止コート層の主剤としては、例えば高松油脂株式会社の型番A215GE(ポリエステル樹脂)が例示できる。
前記主剤の乾燥後の塗膜厚みが0.05μmになるよう蒸留水で希釈し、さらにメラミン樹脂を0.3〜0.15重量%混合させた状態にし、よく攪拌する。メラミン樹脂は、例えば、株式会社三和ケミカル製のMW12LFが例示できる。また、メラミン樹脂は、塗膜の耐熱性や強度を向上させる目的で添加するため、必ずしも必要な添加成分ではない。
尚、微細形状転写用シートである二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層に、微細形状が形成された金型を押圧し、離型コート層表面に微細形状を転写するに際し、その転写性を阻害しない程度で、ハジキ防止コート層に適度な滑り性を付与し、塗工時の巻上げ品位を向上させるために粒子等を付与してもよいし、ハジキ防止コート層自身のハジキ等の外観欠点を抑制する目的で界面活性剤を少量添加しても良い。前記主剤の乾燥後の塗膜厚みが0.05μmになるよう蒸留水で希釈調合した塗液を種々の方法で二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層側に塗工する。尚、二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層と支持層を積層製膜するラインと同一ラインで塗工するインライン塗工が好ましい。塗工方法としては、ダイレクトグラビア方式、リバースグラビア方式、マイクログラビア方式、ロッドコート方式、バーコート方式、ダイコート方式または、スプレーコート方式等、特に規制はされないが、平滑な塗膜の形成と経済性から考えてバーコート方式が好ましい。
製膜インラインで塗工後、235℃以上で10秒以上の熱処理をし、塗膜を硬化させる。塗膜厚みは、0.10μm以下が好ましく、さらに好ましくは0.05μm以下である。塗膜厚みが、0.10μm以上になると、微細形状転写用シートである二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層とハジキ防止コート層が設けられた成形層側に、例えばピッチ18μm、凸部高さ9μmで、断面がプリズム形状のような微細形状のみに限られるが、このような微細形状が形成された金型を押圧し、離型コート層表面に微細形状を転写するに際し、塗膜の剛性が影響を及ぼし、成形性がわずかに劣る。
本発明にかかる離型コート層は、シリコーン樹脂のコート層であり、以下に具体例を挙げる。離型コート層の主剤としては、例えば、信越化学工業(株)製の型番X−62−7655とX−62−7622、触媒としては、例えば、信越化学工業(株)製の型番CAT−7605を重量比で95:5:10の割合で混合させた離型剤が例示できる。前記混合離型剤を固形分2.5重量%になるよう溶剤で希釈し、良く撹拌する。尚、溶剤は汎用溶剤(脂肪族炭化水素系、環状炭化水素系、芳香族炭化水素系、ケトン系、エステル系、アルコール系)を単独、または2種以上で選択することができるが、塗剤の表面張力を下げる目的でアルコール系であるイソプロピルアルコール単独やアルコール系であるイソプロピルアルコールと脂肪族炭化水素系であるヘプタンの混合溶剤が好ましい。前記混合離型剤を固形分2.5重量%に調合した塗液を種々の方法で二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層側に塗工する。塗工方法としては、ダイレクトグラビア方式、リバースグラビア方式、マイクログラビア方式、ロッドコート方式、バーコート方式、ダイコート方式または、スプレーコート方式等、特に規制はされないが、平滑な塗膜の形成と経済性から考えてマイクログラビア方式が好ましい。
塗工後、溶剤を乾燥させ紫外線照射を行い、塗膜を硬化させる。塗膜厚みは0.5μm以下が好ましく、さらに好ましくは0.1μm以下である。塗膜厚みが、0.5μm以上になると、微細形状転写用シートである二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層とハジキ防止コート層が設けられた成形層側に、例えばピッチ18μm、凸部高さ9μmで、断面がプリズム形状のような微細形状のみに限られるが、このような微細形状が形成された金型を押圧し、離型コート層表面に微細形状を転写するに際し、塗膜の剛性が影響を及ぼし、成形性がわずかに劣る。
次に本発明の微細形状転写用シートの離型コート層表面に微細形状が付与された微細形状転写シートを製造するための方法について説明する。図1に、かかる本発明の微細形状転写シートの製造装置の一例を、二軸延伸積層ポリエステルフィルム幅方向から見た概略断面図を示す。この製造装置による一連のフィルム成形動作について説明する。図2と図3は、この製造装置を用いて、ロール状の連続フィルムを間欠成形する動作を二軸延伸積層ポリエステルフィルム幅方向から見た概略断面図であり、以下に説明するプロセス(A)〜(K)の流れで成形するものである。
(A)あらかじめ、金型3をプレスユニット10にセットした後、二軸延伸積層ポリエステルフィルム2を巻出ユニット50にセットし、二軸延伸積層ポリエステルフィルム2の巻出部を引き出し、ガイドロールを経由し、プレスユニット内の金型の表面に沿わせ、さらに、離型ユニット20を経由して、巻取ユニット60で巻き取る(図2(a)参照)。
(B)次に、加熱ユニットを作動させて、温調プレート(上)15a、温調プレート(下)15bをともに成型温度まで上昇させる。
(C)プレスユニット10を作動させて、温調プレート(上)15aを下降させて、金型3の表面と温調プレート(上)との間にフィルムを挟むようにプレスする。このとき、フィルム固定部54および65を作動させてフィルムを固定しておく。温度、プレス圧力昇圧速度、加圧時間等の条件は、フィルムの材質、転写形状、特に凹凸のアスペクト比等に依存する。概ね、成形温度は100〜180℃、プレス圧力は1〜10MPa、成形時間が1秒〜60秒、昇圧速度は0.05MPa/s〜1MPa/sの範囲で設定される(図2(b)参照)。
(D)加熱しながらのプレスを完了した後、冷却ユニットを作動させて、温調プレート(上)15a、温調プレート(下)15bを降温させる。なお、冷却中もプレス加圧を継続していることが好ましい。冷却温度は金型表面の温度がフィルムを離型するのに十分に冷却されるように設定される。例えば、金型3の表面温度がフィルムのガラス転移点以下まで冷却を行うのが良い。
(E)冷却完了後、プレス圧力を開放して、温調プレート(上)15aを離型ユニット20がプレス装置内を水平移動させるのに十分なスペースを確保できる位置まで上昇させる(図2(c)参照)。
(F)温調プレート(上)15aが上昇を完了した後、フィルム固定部65を開放して、補助ロール旋回手段を駆動して、補助ロール22を剥離ロール21の上部まで旋回移動させて、二軸延伸積層ポリエステルフィルム2を剥離ロール21、補助ロール22に抱きつかせる(図2(d)参照)。
(G)その後、剥離ロール21をフィルム表面で23aの方向に回転させる。剥離ロール21は、フィルム表面との摩擦力により回転と同時に23bの方向に移動する。移動はプレス装置の加圧プレートに設けた剥離ロール直動ガイドに案内されながら移動する。この時に、金型表面に密着したフィルムが良好に離型される(図3(e)参照)。
(H)金型3の巻出側端部まで剥離が完了すると、剥離ロールの回転を停止する(図3(f)参照)。
(I)その後、剥離ロールが回転しないようにブレーキをかけて、フィルム固定部54を開放して、搬送駆動ロール64を回転させることにより、剥離ロール21と補助ロール22が相対位置を維持したまま、巻取側へ移動する。このとき、巻出側から新しいフィルムを引き出すとともに、成形したフィルムは巻取側に送り出される(図3(g)参照)。
(J)フィルムの引き出しが終わると、フィルム固定部54でフィルムを固定した後、補助ロールがもとの位置まで旋回して戻り、フィルム固定部65でフィルムを固定する。新しいフィルムが供給されることにより、あらかじめ引出バッファ部53で弛ましてあったフィルムが巻き取り側に引き出されるが、センサー57bによりフィルムが検知する位置まで、巻出ロール回転手段を作動させて、巻出ロールから新たなフィルムが引出バッファ部に供給される。一方、成型が完了したフィルムが送り出されると、送り出された長さ相当のフィルムは、一時的に巻取バッファ部63で保留され、センサー68aでフィルムを検知しなくなるまで、すなわち、新たに溜まった分の長さ相当のフィルムを、巻取ロール回転手段を作動させて巻き取る(図3(h)参照)。
(K)フィルムの離型が完了すると同時に、またはその直前から温調プレート(上)(下)の加熱を開始する。そして、プレスユニット10を作動させて、温調プレート(上)をフィルムの上面付近まで下降させておく。
昇温が完了した後にプレス成形を行い、上述した(C)からの動作を繰り返す。
上記の(F)〜(H)の動作により、スムーズな離型動作を間欠式フィルムの成形サイクルに組み込むことが可能となり、離型跡の少ない高品質な成形フィルムを生産できる。
また、上記の(I)の動作により、次サイクルで成形するフィルムを素早くプレスユニット内に供給することができるので、高い生産性で間欠的フィルム成形を実現できる。そして、両者のフィルムの離型動作、供給動作を組み合わせることにより、高品質な成形フィルムを高い生産性で生産できる。
(1)ハジキの測定法
暗室内の机などの机上に黒台紙を用意し、さらに蛍光等を用意する。尚、蛍光灯の色度等は特に限定されない。また、蛍光灯は直管型(棒状)の蛍光灯がハジキを認識しやすい。黒台紙の上に成形前のサンプルを置き、蛍光灯を照らし、反射光でハジキの有無、個数を目視確認した。尚、測定値は、A4サイズの各サンプルについて1回、3サンプルについて測定した計3回の測定値の平均値として求めた。
暗室内の机などの机上に黒台紙を用意し、さらに蛍光等を用意する。尚、蛍光灯の色度等は特に限定されない。また、蛍光灯は直管型(棒状)の蛍光灯がハジキを認識しやすい。黒台紙の上に成形前のサンプルを置き、蛍光灯を照らし、反射光でハジキの有無、個数を目視確認した。尚、測定値は、A4サイズの各サンプルについて1回、3サンプルについて測定した計3回の測定値の平均値として求めた。
(2)成形性の測定方法
レーザー顕微鏡(株式会社キーエンス製VK9700)を用いて、成形後の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形断面を3000倍で観察し、成形高さを測定した。各サンプルについて1回、3サンプルについて測定した計3回の測定値の平均値を成形性の値とした。
レーザー顕微鏡(株式会社キーエンス製VK9700)を用いて、成形後の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形断面を3000倍で観察し、成形高さを測定した。各サンプルについて1回、3サンプルについて測定した計3回の測定値の平均値を成形性の値とした。
〔実施例1〕
微細形状転写用シートである二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層の樹脂として、170℃で3時間乾燥した2,6−ナフタレンジカルボン酸12モル%共重合PET(融点230℃)、支持層の樹脂として180℃で3時間乾燥したPET(融点250℃)を用い、それぞれ別の押出機内280℃で溶融させ、溶融2層共押出口金から押し出された積層樹脂を25℃に保たれた冷却ドラムに静電荷を印加させながら密着冷却固化した。次いで該キャストフィルムを長手方向にロール式延伸機にて90℃で3.3倍に延伸した後、成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.05μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工した。その後、テンターに導入し、110℃で3.2倍に横延伸後、240℃に制御された温度ゾーンで熱処理を施し、その後、幅方向に170℃で4%弛緩処理を行った後、室温まで冷却して巻取り、成形層の厚みが100μm、支持層の厚みが200μm、全体で300μmの離型コート層を施す前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムを得た。
微細形状転写用シートである二軸延伸積層ポリエステルフィルムの成形層の樹脂として、170℃で3時間乾燥した2,6−ナフタレンジカルボン酸12モル%共重合PET(融点230℃)、支持層の樹脂として180℃で3時間乾燥したPET(融点250℃)を用い、それぞれ別の押出機内280℃で溶融させ、溶融2層共押出口金から押し出された積層樹脂を25℃に保たれた冷却ドラムに静電荷を印加させながら密着冷却固化した。次いで該キャストフィルムを長手方向にロール式延伸機にて90℃で3.3倍に延伸した後、成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.05μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工した。その後、テンターに導入し、110℃で3.2倍に横延伸後、240℃に制御された温度ゾーンで熱処理を施し、その後、幅方向に170℃で4%弛緩処理を行った後、室温まで冷却して巻取り、成形層の厚みが100μm、支持層の厚みが200μm、全体で300μmの離型コート層を施す前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムを得た。
得られた二軸延伸積層ポリエステルフィルムのハジキ防止コート層面に離型剤(信越化学工業株式会社製 X−62−7655)と離型剤(信越化学工業株式会社製 X−62−7622)と触媒(信越化学工業株式会社製 CAT−7605)を95:5:10(重量比)で混合させたものをIPAで固形分2.5%に調整した塗剤を、硬化後の塗膜厚みが0.15μmになるようオフライン塗布し形成した。
得られた二軸延伸積層フィルムを用いて、下記(1)〜(6)の装置を用い(7)の動作を行い微細形状転写シートを得た。
(1)金型サイズ:500mm(フィルム幅方向)×800mm(フィルム走行方向)×20mm(厚み)。
(2)金型材質:銅。
(3)微細形状:ピッチ18μm、凸部高さ9μmで、フィルム走行方向から見たときの断面がプリズム形状のものを使用した。
(4)プレス装置:最大3000kNまで加圧できるもので、加圧は油圧ポンプによってされる。プレス装置内にはアルミ合金製でサイズが700mm(フィルム幅方向)×1000mm(フィルム走行方向)の温調プレートが上下に2枚取り付けられ、それぞれ、加熱装置、冷却装置に連結されている。なお、金型は下側の温調プレート上面に取り付けられている。加熱装置は熱媒循環装置で、熱媒はバーレルサーム#400(松村石油(株)製)で、150℃に加熱したものを100L/minの流量で流す。また、冷却装置は冷却水循環装置で、20℃に冷却された水を150L/minの流量で流すものである。
(5)緩衝材:厚み2.0mmの耐熱性基布の中間基材と、中間基材の両側に積層したフッ素ゴムとで構成された複合シート((株)金陽社製 型番F200)を準備した。この複合シートの片面に厚み100μmのフッ素樹脂フィルム(東レフィルム加工(株)型番:トヨフロンF100)を積層して緩衝材とした。この緩衝材を、フッ素樹脂フィルム面とは反対側の面を向けて上側の温調プレートに貼り付けた。
(6)離型装置:図1に示したものと同じ構成で剥離ロールと補助ロールを組み合わせたものを使用した。
(7)動作方法:上記の装置を用い、以下のように間欠的に成型を行った。あらかじめ、二軸延伸積層ポリエステルフィルムを巻出装置から巻取装置までプレス装置を経由して離型コート層が金型側になるよう通しておく。次に、温調プレートが上下ともに120℃となるまで加熱した後、上側プレートを下降させて、フィルムのプレスを開始する。プレスは金型表面で7MPaで、30秒実施した。その後、プレスを継続したまま、温調プレートを上下ともに冷却する。各温調プレートが60℃になったときに冷却を停止する。上下ともに冷却が完了すれば、プレスを開放する。上側プレートを上限まで上昇させ、離型装置を駆動して、フィルムを離型する。
(9)上記の動作を繰り返し、微細形状転写シートを作成した。上記の動作前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、2個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.5μmであった。
(1)金型サイズ:500mm(フィルム幅方向)×800mm(フィルム走行方向)×20mm(厚み)。
(2)金型材質:銅。
(3)微細形状:ピッチ18μm、凸部高さ9μmで、フィルム走行方向から見たときの断面がプリズム形状のものを使用した。
(4)プレス装置:最大3000kNまで加圧できるもので、加圧は油圧ポンプによってされる。プレス装置内にはアルミ合金製でサイズが700mm(フィルム幅方向)×1000mm(フィルム走行方向)の温調プレートが上下に2枚取り付けられ、それぞれ、加熱装置、冷却装置に連結されている。なお、金型は下側の温調プレート上面に取り付けられている。加熱装置は熱媒循環装置で、熱媒はバーレルサーム#400(松村石油(株)製)で、150℃に加熱したものを100L/minの流量で流す。また、冷却装置は冷却水循環装置で、20℃に冷却された水を150L/minの流量で流すものである。
(5)緩衝材:厚み2.0mmの耐熱性基布の中間基材と、中間基材の両側に積層したフッ素ゴムとで構成された複合シート((株)金陽社製 型番F200)を準備した。この複合シートの片面に厚み100μmのフッ素樹脂フィルム(東レフィルム加工(株)型番:トヨフロンF100)を積層して緩衝材とした。この緩衝材を、フッ素樹脂フィルム面とは反対側の面を向けて上側の温調プレートに貼り付けた。
(6)離型装置:図1に示したものと同じ構成で剥離ロールと補助ロールを組み合わせたものを使用した。
(7)動作方法:上記の装置を用い、以下のように間欠的に成型を行った。あらかじめ、二軸延伸積層ポリエステルフィルムを巻出装置から巻取装置までプレス装置を経由して離型コート層が金型側になるよう通しておく。次に、温調プレートが上下ともに120℃となるまで加熱した後、上側プレートを下降させて、フィルムのプレスを開始する。プレスは金型表面で7MPaで、30秒実施した。その後、プレスを継続したまま、温調プレートを上下ともに冷却する。各温調プレートが60℃になったときに冷却を停止する。上下ともに冷却が完了すれば、プレスを開放する。上側プレートを上限まで上昇させ、離型装置を駆動して、フィルムを離型する。
(9)上記の動作を繰り返し、微細形状転写シートを作成した。上記の動作前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、2個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.5μmであった。
〔実施例2〕
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.05μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤にさらに株式会社三和ケミカル製、型番MW12LFのメラミン樹脂を0.3重量%添加した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、2個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.9μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.05μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤にさらに株式会社三和ケミカル製、型番MW12LFのメラミン樹脂を0.3重量%添加した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、2個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.9μmであった。
〔実施例3〕
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.10μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、1個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ8.1μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.10μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、1個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ8.1μmであった。
〔実施例4〕
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.10μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤にさらに株式会社三和ケミカル製、型番MW12LFのメラミン樹脂を0.3重量%添加した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、1個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.7μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.10μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤にさらに株式会社三和ケミカル製、型番MW12LFのメラミン樹脂を0.3重量%添加した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、1個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.7μmであった。
〔実施例5〕
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.15μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、1個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さが6.7μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.15μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、1個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さが6.7μmであった。
〔実施例6〕
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.10μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工したことと離型コート層を硬化後の塗膜厚みが0.80μmになるようオフライン塗布し形成した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、2個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さが6.1μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層として高松油脂株式会社製、型番A215GEを乾燥後の塗膜厚みが0.10μmになるよう蒸留水で希釈した塗剤をインライン塗工したことと離型コート層を硬化後の塗膜厚みが0.80μmになるようオフライン塗布し形成した以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、2個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さが6.1μmであった。
〔比較例1〕
成形層側にハジキ防止コート層を設けず、離型コート層のみであること以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、10個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.5μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層を設けず、離型コート層のみであること以外は、実施例1と同様にして評価を行った。
(1)成形前の二軸延伸積層ポリエステルフィルムの離型コート層のハジキを目視観察した結果、10個/A4サイズ、微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.5μmであった。
〔比較例2〕
成形層側にハジキ防止コート層も離型コート層も設けない以外は、実施例1と同様にして評価を行った。但し、離型コート層を設けないと金型から剥離させることが出来ないため、本比較例のみ金型側に離型コート層を処方した。
(1)微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.5μmであった。
成形層側にハジキ防止コート層も離型コート層も設けない以外は、実施例1と同様にして評価を行った。但し、離型コート層を設けないと金型から剥離させることが出来ないため、本比較例のみ金型側に離型コート層を処方した。
(1)微細形状転写シートの成型断面をレーザー顕微鏡で評価した結果、成形高さ7.5μmであった。
1:微細形状転写シートの製造装置
2:二軸延伸積層ポリエステルフィルム
3:金型
10:プレスユニット
11:支柱
12:プレスシリンダー
13:昇降ガイド
14a、b:加圧プレート(上)、(下)
15a、b:プレート板(温調プレート)(上)、(下)
16:フレーム
17:緩衝材
20:離型ユニット
21:剥離ロール
22:補助ロール
30:ヒーターユニット
40:冷却ユニット
50:巻出ユニット
51:巻出ロール回転手段
52a〜d:ガイドロール
53:引出バッファ部
54:フィルム固定部
55:ボックス
56:吸引排気手段
57a、b:センサー
60:巻取ユニット
61:巻取ロール回転手段
62a〜d:ガイドロール
63:巻取バッファ部
64:搬送駆動ロール
65:フィルム固定部
66:ボックス
67:吸引排気手段
68a、b:センサー
2:二軸延伸積層ポリエステルフィルム
3:金型
10:プレスユニット
11:支柱
12:プレスシリンダー
13:昇降ガイド
14a、b:加圧プレート(上)、(下)
15a、b:プレート板(温調プレート)(上)、(下)
16:フレーム
17:緩衝材
20:離型ユニット
21:剥離ロール
22:補助ロール
30:ヒーターユニット
40:冷却ユニット
50:巻出ユニット
51:巻出ロール回転手段
52a〜d:ガイドロール
53:引出バッファ部
54:フィルム固定部
55:ボックス
56:吸引排気手段
57a、b:センサー
60:巻取ユニット
61:巻取ロール回転手段
62a〜d:ガイドロール
63:巻取バッファ部
64:搬送駆動ロール
65:フィルム固定部
66:ボックス
67:吸引排気手段
68a、b:センサー
Claims (5)
- 支持層と、該支持層の少なくとも片面に設けられ支持層を構成する樹脂の融点以下の温度で熱成形が可能なポリエステル樹脂で構成された成形層とを含む二軸延伸積層ポリエステルフィルムの該成形層の表面に、ハジキ防止コート層、離型コート層がこの順に積層された微細形状転写用シート。
- 前記ハジキ防止コート層の厚みが0.10μm以下、かつ離型コート層の厚みが0.5μm以下である請求項1に記載の微細形状転写用シート。
- 前記ハジキ防止コート層がポリエステル樹脂である請求項1または2に記載の微細形状転写用シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の微細形状転写用シートの前記離型コート層表面に微細形状が付与された微細形状転写シート。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の微細形状転写用シートの前記離型コート層に、微細形状が形成された金型を押圧し、離型コート層表面に微細形状を転写する微細形状転写シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008191799A JP2010030055A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 微細形状転写用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008191799A JP2010030055A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 微細形状転写用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010030055A true JP2010030055A (ja) | 2010-02-12 |
Family
ID=41735160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008191799A Pending JP2010030055A (ja) | 2008-07-25 | 2008-07-25 | 微細形状転写用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010030055A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019150988A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 |
-
2008
- 2008-07-25 JP JP2008191799A patent/JP2010030055A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019150988A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 |
JP7110623B2 (ja) | 2018-03-01 | 2022-08-02 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 |
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