JP2010026374A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光センサの数を減らすことで、低コスト化や制御の向上を図ることができる光走査装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光走査装置1は、複数の光源(レーザ光源2)と、表裏両面に反射面が形成され、表裏両面の反射面を揺動することで光ビームB1,B2を偏向する振動ミラー3と、振動ミラー3が一方に揺動したときに振動ミラー3の表面31で反射された表面側光ビームB1と、振動ミラー3が他方に揺動したときに振動ミラー3の裏面32で反射された裏面側光ビームB2とを所定位置に誘導する誘導手段(センサ用光学系5)と、所定位置に配置され、表面側光ビームB1と裏面側光ビームB2とを検知する共通の光センサ6と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ビームを振動ミラーの両面で反射して偏向する光走査装置に関する。
従来、複数の感光ドラム上に光ビームを走査する光走査装置として、複数の光源と、各光源から出射される光ビームを両面で反射する振動ミラーと、振動ミラーの両面で反射された各光ビームを各感光ドラムに誘導するレンズおよび反射ミラーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。さらに、この技術では、各光ビームによる書き出し(画像データに応じて光ビームを明滅させて感光ドラム上に静電潜像を形成させること)のタイミングを決めるために、各感光ドラムに対応して複数の光センサが設けられている。これにより、振動ミラーの両面で反射した各光ビームを各光センサで検知した後、光センサの検知から所定のタイミングで各光ビームによる書き出しが開始され、感光ドラム上に良好に静電潜像が形成されるようになっている。
特開2006−292891号公報
しかしながら、従来技術では、感光ドラムの数と同じ数だけ光センサを設けるので、コストが高くなるといった問題があった。さらに、このように光センサを複数設けた構造では、各光センサの検知精度が製造誤差等によりそれぞれ異なる場合には、制御が煩雑になるといった問題もあった。
そこで、本発明は、光センサの数を減らすことで、低コスト化や制御の向上を図ることができる光走査装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る光走査装置は、複数の光源と、表裏両面に反射面が形成され、前記複数の光源から出射された光ビームを前記表裏両面の反射面によって互いに反対方向に反射させるとともに、前記表裏両面の反射面を揺動することで前記光ビームを偏向する振動ミラーと、を備えた光走査装置において、前記振動ミラーが一方に揺動したときに前記振動ミラーの表面で反射された表面側光ビームと、前記振動ミラーが他方に揺動したときに前記振動ミラーの裏面で反射された裏面側光ビームとを所定位置に誘導する誘導手段と、前記所定位置に配置され、前記両方の光ビームを検知する共通の光センサと、をさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、振動ミラーが一方に揺動すると、表面側光ビームが誘導手段を介して光センサで検知される。その後、振動ミラーが他方に揺動、つまり揺動ミラーが一方に揺動したときの向きとは略逆位相の向きになると、裏面側光ビームが誘導手段を介して光センサで検知される。したがって、表面側光ビームと裏面側光ビームを共通の光センサで検知できるので、光センサの数を減らすことができ、低コスト化や制御の向上を図ることができる。
本発明によれば、表面側光ビームと裏面側光ビームを共通の光センサで検知できるので、光センサの数を減らすことができ、低コスト化や制御の向上を図ることができる。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係る光走査装置を示す平面図であり、図2は図1の側面図である。また、図3は光センサ周りの構造を示す斜視図であり、図4は図3の平面図である。さらに、図5は制御装置の動作を示すフローチャートである。
なお、以下の説明においては、特に断りがないかぎり図1における右側を「前(手前)」、左側を「後(奥)」、上側を「右」、下側を「左」と称する。また、図1の紙面に対して手前側を「上」、奥側を「下」と称する。すなわち、各方向は、光走査装置1の手前側に立った者から見た方向を基準として規定してある。
図1に示すように、光走査装置1は、レーザ光源2、振動ミラー3、露光用光学系4、誘導手段の一例としてのセンサ用光学系5、光センサ6および制御装置7を備えて構成されている。
レーザ光源2は、光走査装置1で走査する4つ(複数)の感光ドラム8に対応して4つ設けられている。具体的には、最も後側に配置される第1感光ドラム8Aに対応して第1レーザ光源2Aが光走査装置1の左側に配置され、第1感光ドラム8Aの前方に配置される第2感光ドラム8Bに対応して第2レーザ光源2Bが光走査装置1の左側に配置されている。また、第2感光ドラム8Bの前方に配置される第3感光ドラム8Cに対応して第3レーザ光源2Cが光走査装置1の右側に配置され、第3感光ドラム8Cの前方に配置される第4感光ドラム8Dに対応して第4レーザ光源2Dが光走査装置1の右側に配置されている。
そして、第1レーザ光源2Aから出射された光ビーム(実線)は、ハーフミラー21を透過した後、図示せぬレンズ等を通って振動ミラー3の表面31に向かって斜め下方向に進む。また、第2レーザ光源2Bから出射された光ビーム(1点鎖線)は、ハーフミラー21で反射された後、前記第1レーザ光源2Aから出射される光ビームの下側において図示せぬレンズ等を通って振動ミラー3の表面31に向かって斜め上方向に進む。
ここで、各光ビーム(実線、1点鎖線)は、実際には上下にずれているが、図1においては便宜上平面的にずらして示している。また、第3レーザ光源2Cおよび第4レーザ光源2Dから出射される各光ビームも、前述と同様に、互いに上下方向にずれて振動ミラー3の裏面32に対して斜めに入射する。
振動ミラー3は、表面31と裏面32の両面に反射面が形成される両面ミラーであり、複数のレーザ光源2から出射された光ビームを表面31と裏面32の各反射面によって互いに反対方向に反射させている。そして、この振動ミラー3は、電磁駆動方式により所定範囲で揺動(回転振動)するようになっており、これにより、光ビームを左右に振って、各感光ドラム8上にて光ビームを軸方向に往復動(走査)させる。なお、以下の説明では、振動ミラー3の表面31で反射された光ビームを「表面側光ビームB1」とも呼び、裏面32で反射された光ビームを「裏面側光ビームB2」とも呼ぶ。
露光用光学系4は、複数のfθレンズ41、反射ミラー42および補正レンズ43を備えて構成されている。
fθレンズ41は、振動ミラー3の揺動によって正弦波に従った速度で運動する光ビームが感光ドラム8の表面上において感光ドラム8の軸方向に沿って等速に移動するように補正するレンズである。このfθレンズ41は、振動ミラー3の前後に1つずつ配設されている。
反射ミラー42は、光ビームを反射するミラーであり、図2に示すように、fθレンズ41から出てくる光ビームが補正レンズ43に向かうように所定の位置に適宜配置されている。
補正レンズ43は、振動ミラー3の面倒れ補正を行うためのレンズであり、各感光ドラム8に対応して4つ設けられている。
そして、振動ミラー3で偏向された各光ビームは、図2に示す経路を通って各感光ドラム8に出射される。
図1に示すように、センサ用光学系5は、表面側反射ミラー51、裏面側反射ミラー52および補正レンズ53を備えて構成されている。
表面側反射ミラー51は、感光ドラム8上の画像形成範囲αに対応した表面側光ビームB1の揺動範囲βよりも左側であって、fθレンズ41の下流側(光ビームの進行方向における下流側)に配置されている。ここで、「画像形成範囲α」とは、図示せぬ用紙に形成する画像の最大幅(用紙搬送方向に直交する幅)であって、感光ドラム8上において光ビームを明滅させながら走査させる範囲をいう。
さらに、表面側反射ミラー51は、図2に示すように、振動ミラー3の表面31で反射される2本の光ビームのうち斜め下方に進む光ビーム(第1レーザ光源2Aから出射される光ビーム)の光路上に配置されている。これにより、図1に示すように、表面側反射ミラー51は、振動ミラー3が一方(図1の位置;表面31が左斜め後方を向く向き)に揺動したときに振動ミラー3の表面31で左方(所定方向)に振られた表面側光ビームB1を所定位置に向けて反射(誘導)する。
裏面側反射ミラー52は、表面側反射ミラー51と同様の位置、すなわち振動ミラー3の揺動中心CPを基準にして表面側反射ミラー51とは前後対称な位置に配置されている。言い換えると、振動ミラー3の静止状態の面と平行な振動ミラー3の揺動中心CPを含む面(前後方向に直交する面)に対して、表面側反射ミラー51と裏面側反射ミラー52とが平面視において面対称の位置に配置されている。さらに、裏面側反射ミラー52は、図2に示すように、振動ミラー3の裏面32で反射される2本の光ビームのうち斜め上方に進む光ビーム(第4レーザ光源2Dから出射される光ビーム)の光路上に配置されている。
これにより、裏面側反射ミラー52は、図1に示すように、振動ミラー3が他方(図1とは略逆位相の位置;裏面32が左斜め前方を向く向き)に揺動したときに振動ミラー3の裏面32で左方(所定方向)に振られた裏面側光ビームB2を所定位置に向けて反射(誘導)する。
補正レンズ53は、露光用光学系4の補正レンズ43と同様の機能を有するレンズであり、表面側反射ミラー51および裏面側反射ミラー52の下流側にそれぞれ1つずつ配置されている。
光センサ6は、前記所定位置に配置されており、表面側光ビームB1と裏面側光ビームB2の双方を検知している。この光センサ6は、光の検知に応じた信号を制御装置7に出力する。そして、光センサ6の光ビームの入射側には、図3に示すように、表面側基板61および裏面側基板62が設けられている。
表面側基板61および裏面側基板62には、それぞれ各光ビームB1,B2を通すためのスリット61A,62Aが形成されている。具体的に、各スリット61A,62Aは、その横幅(光ビームの揺動方向における幅)が縦幅よりも狭く、かつ、光ビームB1,B2の径よりも僅かに大きく形成されている。
そして、これらの表面側基板61および裏面側基板62は、図4に示すように、各光ビームB1,B2の振り幅方向においてそれぞれ異なる位置になるように配置(調整)されている。すなわち、表面側基板61のスリット61Aは、最も左(図1参照)に振られた表面側光ビームB1(図4のB11)から角度Xだけずれた位置に配置され、裏面側基板62のスリット62Aは、最も左(図1参照)に振られた裏面側光ビームB2(図4のB21)から角度Xよりも大きな角度Yだけずれた位置に配置されている。
これにより、表面側光ビームB1がスリット61Aを通って光センサ6に入射されてから再度入射されるまでの表面検知時間T1(図6参照)と、裏面側光ビームB2がスリット62Aを通って光センサ6に入射されてから再度入射されるまでの裏面検知時間T2(図6参照)とに差が設けられている。すなわち、表面側光ビームB1を振る方向が左から右に切り替わる際に、光センサ6から制御装置7に対して出力される2つのパルス信号P11,P12間の時間T1は、小さい角度X(図4参照)に対応して比較的短い時間となる。これに対し、裏面側光ビームB2を振る方向が左から右に切り替わる際に、光センサ6から制御装置7に対して出力される2つのパルス信号P21,P22間の時間T2は、角度Xよりも大きな角度Yに対応して時間T1よりも長い時間となる。
図1に示すように、制御装置7は、光センサ6から出力されてくる信号に基づいて各レーザ光源2を制御する機能を有している。具体的には、図5に示すフローチャートに従って制御を実行する。なお、制御装置7は、振動ミラー3の振動制御等も行っている。
図5に示すように、制御装置7は、まず、光センサ6で光ビームを検知したか否かを判断する(S1)。ステップS1において、光ビームを検知していないと判断した場合には(No)、制御装置7は再びステップS1の処理に戻る。
ステップS1において光ビームを検知したと判断した場合には(Yes)、制御装置7は、光センサ6から出力される2つのパルス信号間の時間が表面検知時間T1であるか否かを判断することで、検知した光ビームが表面側光ビームB1であるか否かを判断する(S2)。ステップS2において表面側光ビームB1であると判断した場合には(Yes)、制御装置7は、所定時間T3(図6参照)が経過したか否かを判断する(S3)。
また、ステップS2において表面側光ビームB1ではないと判断した場合には(No)、制御装置7は、所定時間T3よりも短い所定時間T4(図6参照)が経過したか否かを判断する(S4)。そして、ステップS3,S4において所定時間T3,T4が経過したと判断した場合には(Yes)、制御装置7は、各レーザ光源2を画像データに応じて明滅させた後(S5)、本制御を終了する。
次に、光走査装置1の動作について説明する。参照する図面において、図6は、表面側光ビームの状態を示すタイムチャート(a)と、裏面側光ビームの状態を示すタイムチャート(b)と、制御装置における光センサでの検知状態や印字制御の状態を示すタイムチャート(c)である。また、図7は表面側光ビームが検知されてからの印字制御を示す説明図(a)〜(c)であり、図8は裏面側光ビームが検知されてからの印字制御を示す説明図(a)〜(c)である。
なお、図6(c)においては、便宜上、同時に行う往路方向の書き出しおよび復路方向の書き出しを、左右上下にずらして示すこととする。また、図7,8においては、便宜上、各光ビームB1,B2と第1感光ドラム8Aおよび第4感光ドラム8Dとの関係を簡略化して示しており、その他の感光ドラム8B,8Cや露光用光学系4等は省略している。
図7(a)に示すように、振動ミラー3が反時計回りに揺動することにより表面側光ビームB1が左に振られて、表面側反射ミラー51で反射されると、反射された表面側光ビームB1は光センサ6で検知される。その後、表面側光ビームB1の振り方向が左から右に切り替わって表面側光ビームB1が再度光センサ6で検知されると、図6(a)に示すように、光センサ6からは2つのパルス信号P11,P12が短い時間間隔T1で出力される。
そして、制御装置7は、図6(c)に示すように、2つのパルス信号P11,P12の間隔T1に基づいて、光センサ6で検知した光ビームが表面側光ビームB1であると判断する。その後、制御装置7は、2つ目のパルス信号P12を受けたとき(時刻t1)から所定のタイミング(時刻t2:時間T3後)で、表面側光ビームB1による往路方向への書き出し(図の斜線部分)と、裏面側光ビームB2による復路方向への書き出し(図のドット部分)を同時に開始させる。すなわち、制御装置7は、図7(b)に示すように、各レーザ光源2A,2Dを画像データに基づいて明滅させて、表面側光ビームB1を往路方向(右)に振るとともに、裏面側光ビームB2を復路方向(左)に振る。
ここで、「光ビームによる書き出し」とは、画像データに応じて光ビームを明滅させて、感光ドラム8に静電潜像を形成させることを言う。また、「往路方向」とは、主走査方向(用紙の幅方向)のうち一方向をいい、「復路方向」とは、往路方向の逆方向をいう。
そして、図7(c)に示すように、画像形成範囲αに対応した揺動範囲β分だけ表面側光ビームB1を振った後(振動ミラー3が略逆位相になった後)は、各光ビームB1,B2による静電潜像の形成(明滅)を終了させる。これにより、各感光ドラム8A,8D上の画像形成範囲α内に、画像データに基づいた静電潜像が形成されることとなる。なお、図示を省略した各レーザ光源2B,2Cも前述と同様のタイミングで制御が実行されており、これにより、各感光ドラム8B,8Cにも光ビームによる書き出しが行われて画像形成範囲α内に静電潜像が良好に形成される。
その後、図8(a)に示すように、復路方向に振られている裏面側光ビームB2が裏面側反射ミラー52で反射されて光センサ6で検知されると、図6(b)に示すように、光センサ6から2つのパルス信号P21,P22が時間T1よりも長い時間間隔T2で出力される。
そして、制御装置7は、図6(c)に示すように、2つのパルス信号P21,P22の間隔T2に基づいて光センサ6で検知した光ビームが裏面側光ビームB2であると判断する。その後、制御装置7は、2つ目のパルス信号P22を受けたとき(時刻t3)から所定のタイミング(時刻t4:時間T4後)で、表面側光ビームB1による復路方向への書き出し(図のドット部分)を開始させるとともに、裏面側光ビームB2による往路方向への書き出し(図の斜線部分)を開始させる。
その後は、前述と同様に、図8(b)〜(c)に示すように、表面側光ビームB1を復路方向に揺動範囲β分だけ振るとともに、裏面側光ビームB2を往路方向に揺動範囲β分だけ振る間、各レーザ光源2A,2D(2B,2Cも同様)を明滅させることで、各感光ドラム8A,8D(8B,8Cも同様)上の画像形成範囲α内に静電潜像が形成される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
表面側光ビームB1と裏面側光ビームB2を共通の光センサ6で検知できるので、光センサの数を減らすことができ、低コスト化や制御の向上を図ることができる。
振動ミラー3の表面31および裏面32で偏向される各2本の光ビームB1,B2のうち各1本の光ビームB1,B2が表面側反射ミラー51または裏面側反射ミラー52で光センサ6に誘導されるので、4本すべての光ビームB1,B2を光センサ6に誘導させる構造に比べ部品点数が少なくなり、低コスト化を図ることができる。すなわち、合計4本の光ビームのうちの1本の光ビームを検知して、4本の光ビームの書き出しのタイミングを決めているので、光センサ6が1つで済み、構造を簡易化することができる。
表面側反射ミラー51および裏面側反射ミラー52を光センサ6側(左側)に寄せたので、センサ用光学系5を小型化することができ、ひいては光走査装置1を小型化することができる。
表面側光ビームB1が光センサ6で検知されたときから所定のタイミングで、表面側光ビームB1による往路方向への書き出しと裏面側光ビームB2による復路方向への書き出しを開始させ、裏面側光ビームB2が光センサ6で検知されたときから所定のタイミングで、表面側光ビームB1による復路方向への書き出しと裏面側光ビームB2による往路方向への書き出しを開始させるので、各光ビームB1,B2による書き出しを効率良く行うことができる。
表面側光ビームB1が光センサ6に入射されてから再度入射されるまでの表面検知時間T1と、裏面側光ビームB2が光センサ6に入射されてから再度入射されるまでの裏面検知時間T2とに差を設けたので、光センサ6で検知した光ビームが表面31で反射されたものか否かを制御装置7で容易に判断することができる。
光センサ6の光ビームの入射側に表面側基板61および裏面側基板62を配置したので、センサ用光学系5(表面側反射ミラー51や裏面側反射ミラー52等)を動かすことなく各基板61,62を光ビームの振り幅方向に調整するだけで、容易に表面検知時間T1と裏面検知時間T2とに差を設けることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、表面側基板61および裏面側基板62を光ビームの振り幅方向に調整することで表面検知時間T1と裏面検知時間T2とに差を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9に示すように、表面側反射ミラー51および裏面側反射ミラー52を光ビームの振り幅方向において調整する(ずらす)ことで、表面検知時間T1と裏面検知時間T2とに差を設けてもよい。なお、この場合は、前記実施形態のような表面側基板61および裏面側基板62を設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。
前記実施形態では、表面側光ビームB1で感光ドラム8A,8Bを往路方向に走査(書き込み)しているときに裏面側光ビームB2で感光ドラム8C,8Dを復路方向に走査したが、このように構成すると下記の問題が発生するおそれがある。すなわち、各感光ドラム8の回転方向が同じであることから、振動ミラー3の表面31側の感光ドラム8A,8Bと裏面32側の感光ドラム8C,8Dとで走査方向を逆にすると、図10(a)に示すように、用紙P上において感光ドラム8A,8Bでの走査方向(実線・破線)と感光ドラム8C,8Dでの走査方向(1点鎖線・2点鎖線)が交差する。これにより、各感光ドラム8で用紙Pに印字する際に、各色の直線状のトナー像が交差して混色してしまう可能性がある。
そのため、図10(b)に示すように、各感光ドラム8において走査方向を同じ方向に揃えるのが望ましい。なお、走査方向を同じにするには、表面側光ビームB1と裏面側光ビームB2の書き込みのタイミングを半周期分ずらせばよい。
具体的には、例えば、図11(a)〜(c)に示すように、表面側光ビームB1が光センサ6で検知された場合には表面側光ビームB1だけで感光ドラム8A,8Bへの書き込みを行い、裏面側光ビームB2が光センサ6で検知された場合には裏面側光ビームB2だけで感光ドラム8C,8Dへの書き込みを行うように構成すればよい。すなわち、表面側光ビームB1が光センサ6で検知された場合には裏面側光ビームB2の出射を止め、裏面側光ビームB2が光センサ6で検知された場合には表面側光ビームB1の出射を止めればよい。これによれば、各感光ドラム8での走査方向を往路方向(または復路方向)に揃えることができる。
また、各感光ドラム8での走査方向を揃えなくても、各感光ドラム8の位置や露光用光学系4の各部品の位置を調整することで、図10(c)に示すように、用紙P上において各走査方向を揃えるようにしてもよい。すなわち、表面31側の感光ドラム8A,8Bから用紙Pにトナー像を転写させるタイミングと、裏面32側の感光ドラム8C,8Dから用紙Pにトナー像を転写させるタイミングを、半周期分ずらしてもよい。
前記実施形態では、表面側反射ミラー51および裏面側反射ミラー52を振動ミラー3よりも左側(光センサ6側)に設けたが、本発明はこれに限定されず、振動ミラー3よりも右側(光センサ6とは反対側)に設けてもよい。
前記実施形態では、補正レンズ53を表面側反射ミラー51または裏面側反射ミラー52の下流側に設けたが、本発明はこれに限定されず、上流側に設けてもよい。
前記実施形態では、誘導手段を表面側反射ミラー51、裏面側反射ミラー52および補正レンズ53で構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば各反射ミラー51,52と光センサ6との間に複数の反射ミラーをさらに設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る光走査装置を示す平面図である。 図1の側面図である。 光センサ周りの構造を示す斜視図である。 図3の平面図である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 表面側光ビームの状態を示すタイムチャート(a)と、裏面側光ビームの状態を示すタイムチャート(b)と、制御装置における光センサでの検知状態や印字制御の状態を示すタイムチャート(c)である。 表面側光ビームが検知されてからの印字制御を示す説明図(a)〜(c)である。 裏面側光ビームが検知されてからの印字制御を示す説明図(a)〜(c)である。 裏面側反射ミラーをずらした形態を示す平面図である。 表面側光ビームと裏面側光ビームの走査方向が逆である場合の印字状態を示す平面図(a)と、表面側光ビームと裏面側光ビームの走査方向を同一方向に揃えた場合の印字状態を示す平面図(b)と、各感光ドラムからの印字タイミングを変更した場合の印字状態を示す平面図(c)である。 表面側光ビームと裏面側光ビームの書き込みのタイミングを半周期分ずらした形態を示す図であり、表面側光ビームの状態を示すタイムチャート(a)と、裏面側光ビームの状態を示すタイムチャート(b)と、制御装置における光センサでの検知状態や印字制御の状態を示すタイムチャート(c)である。
符号の説明
1 光走査装置
2 レーザ光源
3 振動ミラー
4 露光用光学系
5 センサ用光学系
6 光センサ
7 制御装置
31 表面
32 裏面
51 表面側反射ミラー
52 裏面側反射ミラー
53 補正レンズ
61 表面側基板
61A スリット
62 裏面側基板
62A スリット
B1 表面側光ビーム
B2 裏面側光ビーム
P11 パルス信号
P12 パルス信号
P21 パルス信号
P22 パルス信号
T1 表面検知時間
T2 裏面検知時間

Claims (8)

  1. 複数の光源と、
    表裏両面に反射面が形成され、前記複数の光源から出射された光ビームを前記表裏両面の反射面によって互いに反対方向に反射させるとともに、前記表裏両面の反射面を揺動することで前記光ビームを偏向する振動ミラーと、を備えた光走査装置において、
    前記振動ミラーが一方に揺動したときに前記振動ミラーの表面で反射された表面側光ビームと、前記振動ミラーが他方に揺動したときに前記振動ミラーの裏面で反射された裏面側光ビームとを所定位置に誘導する誘導手段と、
    前記所定位置に配置され、前記両方の光ビームを検知する共通の光センサと、をさらに備えたことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光源が4つ設けられ、
    前記4つの光源のうち2つの光源からそれぞれ前記振動ミラーの表面に向けて光ビームが出射されるとともに、残りの2つの光源からそれぞれ前記振動ミラーの裏面に向けて光ビームが出射され、
    前記振動ミラーの表面および裏面で偏向される各2本の光ビームのうち各1本の光ビームが前記誘導手段で前記光センサに誘導されることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記誘導手段は、
    前記表面側光ビームを前記所定位置に向けて反射する表面側反射ミラーと、
    前記裏面側光ビームを前記所定位置に向けて反射する裏面側反射ミラーと、を有することを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記表面側光ビームが前記光センサで検知されたときから所定のタイミングで、前記表面側光ビームによる往路方向への書き出しを開始させるとともに、前記裏面側光ビームによる復路方向への書き出しを開始させ、
    前記裏面側光ビームが前記光センサで検知されたときから所定のタイミングで、前記表面側光ビームによる復路方向への書き出しを開始させるとともに、前記裏面側光ビームによる往路方向への書き出しを開始させる制御装置を備えたことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記表面側光ビームが前記光センサに入射されてから再度入射されるまでの表面検知時間と、前記裏面側光ビームが前記光センサに入射されてから再度入射されるまでの裏面検知時間とに差を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記光センサの光ビームの入射側に、
    前記表面側光ビームを通すためのスリットが形成された表面側基板と、
    前記裏面側光ビームを通すためのスリットが形成された裏面側基板と、を設け、
    前記表面側基板と前記裏面側基板の位置を前記光ビームの振り幅方向において調整することで、前記表面検知時間と前記裏面検知時間とに差を設けたことを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  7. 前記表面側反射ミラーおよび前記裏面側反射ミラーの位置を、前記光ビームの振り幅方向において調整することで、前記表面検知時間と前記裏面検知時間とに差を設けたことを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  8. 前記表面側反射ミラーおよび前記裏面側反射ミラーは、
    前記振動ミラーの静止状態の面と平行な前記振動ミラーの揺動中心を含む面に対し、面対称の位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。




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