JP2010025439A - 冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置 - Google Patents

冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷蔵・冷凍ショーケースを構成する複数の構成機器の寿命を簡易な構成で検知する寿命検知装置を得る。
【解決手段】寿命検知装置の周囲温度検出部11が、冷蔵・冷凍ショーケース構成機器である冷却ファン、圧縮機および直流電源装置の周囲温度を一定周期で検出する。運転時間測定部12が構成機器の運転時間をそれぞれ測定する。係数算出部13が、構成機器毎に、周囲温度と寿命時間の相関関係に基づいて周囲温度に応じた係数を算出する。演算部14が構成機器毎に、各周期における周囲温度に応じた係数を用いて運転時間を期待寿命時間に補正して、各周期の期待寿命時間を積算する。寿命検知部15が、積算期待寿命時間と交換寿命時間とを比較し、積算期待寿命が交換寿命時間以上になると、構成機器の寿命がきたことを検知し、表示部16が交換時期である旨を表示する。
【選択図】図2

Description

この発明は、冷蔵・冷凍ショーケースを構成する冷却ファン、圧縮機および直流電源装置の寿命を検知する寿命検知装置に関するものである。
従来の寿命検知装置は、機器単体の寿命を検知するものであり、例えば特許文献1では、電源装置の冷却ファンの寿命を検知する装置が提案されている。この寿命検知装置は、冷却ファンの寿命が周囲温度によって決定されるという原理に基づいて、冷却ファンの周囲温度から寿命残時間を算出し、冷却ファン交換時期を検知していた。
このような寿命検知機能を有する機器を、例えば冷蔵・冷凍ショーケースに複数組み込む場合には、組み込む機器の組み合わせに応じて、複数の寿命検知機能がそれぞれ検知する交換時期を表示する構成をその都度構築していた。
特開平3−203395号公報
従来の寿命検知装置は以上のように構成されているので、寿命検知装置を備えた構成機器を用いて冷蔵・冷凍ショーケースを構築する場合、そもそも寿命検知装置を備えた直流電源装置および冷却ファン等の機種が少ないことから、選択可能な機種が限定され、機種選択の幅が狭まってしまうという課題があった。そのため、冷蔵・冷凍ショーケース全体の仕様は、寿命検知装置をそれぞれ備えた冷却ファン、圧縮機、直流電源装置といった構成機器の仕様を考慮して設計する必要があり、全体の仕様に制約があった。
また、寿命検知機能を冷蔵・冷凍ショーケース全体の制御回路に組み込むと、回路が複雑で、かつコストがかかるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、冷蔵・冷凍ショーケースを構成する複数の構成機器の寿命を簡易な構成で検知する寿命検知装置を得ることを目的とする。
この発明に係る冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置は、冷蔵または冷凍ショーケースの周囲温度を検出する周囲温度検出部と、冷蔵または冷凍ショーケースの構成機器の運転時間を測定する運転時間測定部と、周囲温度と構成機器の寿命時間との相関関係に従って、構成機器の運転時間を周囲温度における経過時間に補正するための第1の補正係数を用いて、周囲温度検出部により周囲温度が検出される度に、構成機器の運転時間を当該周囲温度における経過時間に補正して積算する演算部と、演算部により算出された構成機器の積算時間と基準時間とを比較して、積算時間が基準時間以上になると、当該構成機器の寿命を検知する寿命検知部と、寿命検知部により寿命が検知された構成機器について交換時期である旨を表示する表示部とを備えるようにしたものである。
この発明によれば、冷蔵または冷凍ショーケースの周囲温度と構成機器の寿命時間との相関関係に従って、構成機器の運転時間を周囲温度における経過時間に補正するための第1の補正係数を算出し、当該第1の補正係数を用いて、構成機器の運転時間を周囲温度における経過時間に補正して積算し、積算時間が構成機器の基準時間以上になると、当該構成機器の寿命を検知するようにしたので、簡易な構成で複数の構成機器の寿命を検知することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷蔵・冷凍ショーケースの構成を示すシステム構成図である。図1に示す冷蔵・冷凍ショーケースは、庫内の温度を検出する庫内温度センサ1、庫内温度センサ1の検出値に応じて庫内の温度が所定値で推移するように、アクチュエータ(電磁弁)2、ヒータ3、冷却ファン4、圧縮機5等を制御する本体コントローラ6、交流電流を直流電流に変換して各部へ供給する直流電源装置7、各部の出力情報を表示すると共に、入力を受け付けるコントロールパネル8を備える。以上の各部は、一般的な冷蔵・冷凍ショーケースの構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、図示は省略したが、直流電源装置7は冷蔵・冷凍ショーケースを構成する各部に直流電流を供給している。その際、各部に供給している電流値はマイコン10によって計測される。
図1に示す冷蔵・冷凍ショーケースはさらに、冷蔵・冷凍ショーケース周囲の外気温度を検出する外気温度センサ9と、冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7の寿命を検知して、交換時期であることをコントロールパネル8に表示させるマイクロコンピュータ(以下、マイコン)10とを備える。寿命検知装置は、庫内温度センサ1、コントロールパネル8、外気温度センサ9およびマイコン10から構成され、冷蔵・冷凍ショーケース構成機器である冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7の交換時期を検知する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置の構成を示すブロック図である。図2に示す寿命検知装置は、寿命検知対象の構成機器である冷却ファン、圧縮機および直流電源装置の周囲温度を検出する周囲温度検出部11、寿命検知対象の構成機器の運転時間を測定する運転時間測定部12、周囲温度と寿命時間との関係に基づく周囲温度の係数(補正係数)を算出する係数算出部13、運転時間を係数で補正した期待寿命時間(経過時間)を算出する演算部14、積算期待寿命時間(積算時間)と交換寿命時間(基準時間)とを比較して、構成機器の交換時期を判定する寿命検知部15、交換時期を表示する表示部16、外部からの交換時期検知に必要な情報を受け付ける入力部(設定入力部)17から構成される。
周囲温度検出部11は、図1の外気温度センサ9を用いて、冷蔵・冷凍ショーケース周囲の外気温度を一定周期(例えば1分毎)で測定し、圧縮機5および直流電源装置7それぞれの周囲温度Tとする。
例えば、外気温度センサ9はコントロールパネル8の内部に設置され、周囲温度検出部11は、コントロールパネル8の位置で測定された外気温度を、冷蔵・冷凍ショーケース内部にある直流電源装置7および圧縮機5の周囲温度Tとする。このとき、周囲温度検出部11は、冷蔵・冷凍ショーケースの発熱による内部温度上昇分を予め考慮した周囲温度Tとするために、直流電源装置7では外気温度に内部温度上昇分(例えば28℃)を加算した値を周囲温度Tとし、圧縮機5では外気温度に内部温度上昇分(例えば18℃)を加算した値を周囲温度Tとする。
また、周囲温度検出部11は、庫内温度センサ1を用いて、庫内に設置されている冷却ファン4周囲の温度を一定周期で測定し、冷却ファン4の周囲温度Tとする。
運転時間測定部12は、冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7それぞれについて、一定周期中の運転時間Mを測定する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る冷蔵・冷凍ショーケースを構成する冷却ファンの周囲温度に対する寿命時間の相関を示すグラフである。横軸は周囲温度Tを示し、縦軸は冷却ファン4の寿命時間を示す。冷却ファン4の寿命時間は、周囲温度Tと相関関係にあり、周囲温度10〜30℃のときの寿命時間は略100000時間であり、40℃のとき略80000時間である。
係数算出部13は、図3に示すような、予め設定されている周囲温度Tと冷却ファン4の寿命時間との相関関数を用いて、周囲温度検出部11が測定した周囲温度Tに応じた係数(第1の補正係数)ATを算出する。
図4は、この発明の実施の形態1に係る寿命検知装置が冷却ファンの期待寿命時間算出に用いる係数を示す説明図である。係数算出部13が、図3に示す相関関数を用いて算出した、冷却ファン4の例えば周囲温度20℃のときの係数A20は1となり、30℃のときのA30は1.25となる。
同様に、係数算出部13は、周囲温度Tと圧縮機5の寿命時間との相関関数、および周囲温度Tと直流電源装置7の寿命時間との相関関数を用いて、圧縮機5および直流電源装置7についての各係数ATを算出する。
演算部14は、冷却ファン4の周囲温度Tに応じた係数ATと運転時間Mとを乗算することにより運転時間Mを補正して、期待寿命時間AT・Mを求める。そして、演算部14は、一定周期毎の期待寿命時間を積算して、積算期待寿命時間ΣAT・Mを得る。
同様に、演算部14は、圧縮機5および直流電源装置7についてもそれぞれの係数ATと運転時間Mとを用いて、積算期待寿命時間を得る。
寿命検知部15は、下式(1)に従い、冷却ファン4の積算期待寿命時間と交換寿命時間Lとを比較して、積算期待寿命時間が交換寿命時間L以上の場合に、冷却ファン4の寿命時期であると判定する。
ΣAT・M≧L (1)
同様に、寿命検知部15は、圧縮機5および直流電源装置7についても、それぞれの交換寿命時間Lをそれぞれの積算期待寿命時間と比較して、寿命時期を判定する。
なお、係数算出部13、演算部14および寿命検知部15は、図1に示すマイコン10に相当する。
表示部16は、図1のコントロールパネル8で構成され、寿命検知部15によって寿命時期であると判定された構成機器について交換時期になったことを表示する。
入力部17も図1のコントロールパネル8で構成され、冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7それぞれについての周囲温度Tと寿命時間の相関関数のデータが外部から入力されると、それらのデータを受け付けて、係数算出部13に設定する。また、入力部17に冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7それぞれについての交換寿命時間Lのデータが入力されると、それらのデータを受け付けて、寿命検知部15に設定する。
構成機器それぞれについての、周囲温度Tと寿命時間の相関関数および期待寿命時間Lのデータは、寿命検知に先立ち、メーカまたはユーザが入力部17を介して係数算出部13および寿命検知部15に設定しておく。期待寿命時間Lとして、冷蔵・冷凍ショーケースを実際に使用する際の周囲温度に対応した寿命時間が設定される。例えば、周囲温度60℃の状態で冷蔵・冷凍ショーケースを使用することが想定される場合、周囲温度60℃のときの寿命時間25000時間が冷却ファン4の期待寿命時間Lとなる。
次に、寿命検知装置の動作を説明する。図5は、この発明の実施の形態1に係る寿命検知装置の動作を示すフローチャートである。ステップST1において、一定周期で、周囲温度検出部11が各構成機器の周囲温度Tを検出し、運転時間測定部12が寿命検知対象の各構成機器の運転時間Mを測定する。
続くステップST2にて、係数算出部13が、構成機器毎に、予め設定されている周囲温度Tと寿命時間の相関関数に基づいて、周囲温度検出部11から取得した周囲温度Tの各係数ATを算出する。
ステップST3において、演算部14は、構成機器毎に、周囲温度Tのときの係数ATと運転時間Mから期待寿命時間を求め、前回の周期までに求めた期待寿命時間と今回の周期で求めた期待寿命時間とを積算する。
次いで、ステップST4において、寿命検知部15が、期待寿命時間を積算した積算期待寿命時間ΣAT・Mと予め設定されている交換寿命時間Lとを比較する。
積算期待寿命時間が交換寿命時間L以上となった構成機器があれば(ステップST4“Yes”)、寿命検知部15は表示部16にその構成機器が交換時期であることを表示させる。その後、処理はステップST1に戻り、一定時間経過後に、周囲温度検出部11が周囲温度Tを検出すると共に、運転時間測定部12が運転時間Mを測定する。
全ての構成機器について、積算期待寿命時間が交換寿命時間Lより小さい場合には(ステップST4“No”)、処理はステップST1に戻る。
以上のように、実施の形態1によれば、寿命検知装置は、構成機器である冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7それぞれの周囲温度Tを検出する周囲温度検出部11、構成機器それぞれの運転時間Mを測定する運転時間測定部12、構成機器毎に、周囲温度Tと寿命時間の相関関係に従って、構成機器の運転時間Mを周囲温度Tにおける期待寿命時間に補正するための係数ATを算出する係数算出部13、構成機器毎に周囲温度Tに応じた係数ATを用いて、運転時間Mを期待寿命時間に補正する演算部14、構成機器毎にこれまでの期待寿命時間を積算した積算期待寿命時間と交換寿命時間Lとを比較し、積算期待寿命が交換寿命時間L以上になると、構成機器の寿命がきたことを検知する寿命検知部15、寿命検知部15の判定に従って、構成機器が交換時期であることを表示する表示部16とを備えるように構成した。そのため、寿命検知装置を冷蔵・冷凍ショーケース本体の制御回路に組み込む必要がなくなる。また、外気温度センサ9の検出値を複数の構成機器の周囲温度Tとして用いることができると共に、庫内温度制御用の庫内温度センサ1の検出値を庫内に設置された構成機器の周囲温度Tとして用いることができる。この結果、簡易な構成で冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命を検知することができる。
また、寿命検知装置は、冷却ファン4、圧縮機5、直流電源装置7それぞれの機種に応じた、周囲温度Tと寿命時間の相関関係の情報が入力されると、その情報を係数算出部13に設定する入力部17を備えるように構成した。そのため、冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7の機種が変更された場合でも、寿命検知のために用いる情報を機種に合わせて自由に変更できる。従って、機種に関係なく寿命検知可能となり、機種選択の制約なしに冷蔵・冷凍ショーケースの仕様を決定することができる。
なお、上記実施の形態1では、係数算出部13が予め設定されている周囲温度Tと寿命時間の相関関数を用いて係数ATを算出するように構成したが、係数算出部13に周囲温度T毎の係数ATを予め設定しておき、周囲温度Tに応じた係数ATを選択するように構成してもよい。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、寿命検知装置が、冷蔵・冷凍ショーケースの構成機器の期待寿命時間を、周囲温度と寿命時間の関係に基づいて算出する構成としたが、本実施の形態2では、周囲温度と寿命時間の関係および負荷率と寿命時間の関係に基づいて算出する構成とする。
図6は、この発明の実施の形態2に係る冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置の構成を示すブロック図である。図6において図2と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
負荷率算出部18は、寿命検知対象の構成機器である冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7に供給される電流値をそれぞれ計測し、構成装置毎の負荷率F(=計測電流値/最大値)を算出する。なお、負荷率算出部18は図1に示すマイコン10に相当する。
以下では、直流電源装置7についての寿命検知を例に、寿命検知装置の各部を説明する。
図7は、この発明の実施の形態2に係る冷蔵・冷凍ショーケースを構成する直流電源装置の周囲温度および負荷率に対する寿命時間の相関を示すグラフである。横軸は直流電源装置7の負荷率Fを示し、縦軸は直流電源装置7の寿命時間を示す。曲線21は、周囲温度Tが30℃のときの負荷率Fと寿命時間の相関を表す。また、曲線22は周囲温度40℃、曲線23は周囲温度50℃、曲線24は周囲温度61℃のときの負荷率Fと寿命時間の相関を表す。
直流電源装置7は、自身に接続する構成機器により、負荷率F(=接続する構成機器の消費電力合計/直流電源装置の最大出力容量)が変化する。そして、図7の相関グラフが示すように、直流電源装置7の寿命時間は周囲温度Tと共に、負荷率Fにより変化する。
図7よれば、周囲温度Tが10℃上昇すると、寿命時間が半分の長さになる。図7が示す周囲温度Tと寿命時間との相関はアレニウスの法則に当てはめることができる。従って、直流電源装置7の周囲温度Tのときの係数ATを、係数算出部13aが図7に示す相関関数を用いて、アレニウスの法則から算出する。
図8は、この発明の実施の形態2に係る寿命検知装置が直流電源装置の期待寿命時間算出に用いる周囲温度の係数を示す説明図である。図8に示す係数ATは、周囲温度20℃の係数A20を1として算出されている。
また、係数算出部13aは、図7の負荷率Fと寿命時間の関係を示す相関関数を用いて、直流電源装置7の負荷率Fに応じた係数(第2の補正係数)BFも算出する。図9は、この発明の実施の形態2に係る直流電源装置の期待寿命時間算出に用いる負荷率の係数を示す説明図である。例えば、負荷率Fが100%のときの係数B100は5.0となり、50%のときのB50は1.6となる。
なお、図7に示す周囲温度、負荷率、寿命時間の相関関数は、設定入力部17が外部から受け付けて、演算部14aに設定しておく。
演算部14aは、直流電源装置7についての係数AT、係数BF、および運転時間測定部12から入力した運転時間Mを乗算して期待寿命時間AT・M・BFを算出し、各周期で求めた期待寿命時間を積算する。
寿命検知部15は、下式(2)に従い、期待寿命時間を積算した積算期待寿命時間ΣAT・M・BFが交換寿命時間L以上の場合に、直流電源装置7の寿命時期であると判定する。
ΣAT・M・BF≧L (2)
なお、寿命検知装置は、直流電源装置7と同様に、冷却ファン4および圧縮機5についても寿命時期を検知する。
以上のように、実施の形態2によれば、寿命検知装置は、構成機器である冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7それぞれの周囲温度Tを検出する周囲温度検出部11、構成機器それぞれの運転時間Mを測定する運転時間測定部12、構成機器毎に負荷率Fを算出する負荷率算出部18、構成機器毎に、周囲温度Tと寿命時間の相関関係に従って、構成機器の運転時間Mを周囲温度Tにおける期待寿命時間に補正するための係数ATを算出すると共に、負荷率Fと寿命時間の相関関係に従って、構成機器の運転時間Mを負荷率Fにおける期待寿命時間に補正するための係数BFを算出する係数算出部13a、構成機器毎に、周囲温度Tに応じた係数ATおよび負荷率Fに応じた係数BFを用いて運転時間Mを期待寿命時間に補正する演算部14a、構成機器毎にこれまでの期待寿命時間を積算した積算期待寿命時間と交換寿命時間Lとを比較し、積算期待寿命が交換寿命時間L異常になると、構成機器の寿命がきたことを検知する寿命検知部15、寿命検知部15の判定に従って、構成機器が交換時期であることを表示する表示部16とを備えるように構成した。そのため、上記実施の形態1と同様に、寿命検知装置を冷蔵・冷凍ショーケース本体の制御回路に組み込む必要がなく、簡易な構成で冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命を検知することができる。
また、寿命検知装置は、冷却ファン4、圧縮機5、直流電源装置7それぞれの機種に応じた、負荷率Fと寿命時間の相関関係の情報が入力されると、その情報を係数算出部13aに設定する入力部17を備えるように構成した。そのため、冷却ファン4、圧縮機5および直流電源装置7の機種が変更された場合でも、寿命検知のために用いる情報を機種に合わせて自由に変更できる。従って、機種に関係なく寿命検知可能となり、機種選択の制約なしに冷蔵・冷凍ショーケースの仕様を決定することができる。
なお、上記実施の形態2では、係数算出部13aが予め設定されている周囲温度Tおよび負荷率と寿命時間との相関関数を用いて係数AT,BFを算出するように構成したが、係数算出部13aに周囲温度T毎の係数ATおよび負荷率F毎の係数BFを予め設定しておき、周囲温度Tに応じた係数ATと、負荷率Fに応じた係数BFを選択するように構成してもよい。または、係数算出部13aが予め設定されている周囲温度Tと寿命時間との相関関係を用いて係数ATを算出すると共に、予め設定されている係数BFのうちから負荷率Fに応じた係数BFを選択するように構成してもよい。あるいは、その逆の構成にしてもよい。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵・冷凍ショーケースの構成を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵・冷凍ショーケースを構成する冷却ファンの周囲温度に対する寿命時間の相関を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る寿命検知装置が冷却ファンの期待寿命時間算出に用いる係数を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る寿命検知装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る冷蔵・冷凍ショーケース構成機器の寿命検知装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る冷蔵・冷凍ショーケースを構成する直流電源装置の周囲温度および負荷率に対する寿命時間の相関を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る寿命検知装置が直流電源装置の期待寿命時間算出に用いる周囲温度の係数を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る直流電源装置の期待寿命時間算出に用いる負荷率の係数を示す説明図である。
符号の説明
1 庫内温度センサ、2 アクチュエータ、3 ヒータ、4 冷却ファン、5 圧縮機、6 本体コントローラ、7 直流電源装置、8 コントロールパネル、9 外気温度センサ、10 マイコン、11 周囲温度検出部、12 運転時間測定部、13,13a 係数算出部、14,14a 演算部、15 寿命検知部、16 表示部、17 入力部(設定入力部)、18 負荷率算出部、21 周囲温度30℃の曲線、22 周囲温度40℃の曲線、23 周囲温度50℃の曲線、24 周囲温度61℃の曲線。

Claims (6)

  1. 冷蔵または冷凍ショーケースの周囲温度を検出する周囲温度検出部と、
    前記冷蔵または冷凍ショーケースの構成機器の運転時間を測定する運転時間測定部と、
    前記周囲温度と前記構成機器の寿命時間との相関関係に従って、前記構成機器の運転時間を前記周囲温度における経過時間に補正するための第1の補正係数を用いて、前記周囲温度検出部により前記周囲温度が検出される度に、前記構成機器の運転時間を当該周囲温度における経過時間に補正して積算する演算部と、
    前記演算部により算出された前記構成機器の積算時間と基準時間とを比較して、前記積算時間が前記基準時間以上になると、当該構成機器の寿命を検知する寿命検知部と、
    前記寿命検知部により寿命が検知された構成機器について交換時期である旨を表示する表示部とを備えた寿命検知装置。
  2. 冷蔵または冷凍ショーケースの周囲温度を検出する周囲温度検出部と、
    前記冷蔵または冷凍ショーケースの構成機器の運転時間を測定する運転時間測定部と、
    前記周囲温度と前記構成機器の寿命時間との相関関係を示すデータを用いて、当該データで規定される前記相関関係に従って、前記構成機器の運転時間を前記周囲温度における経過時間に補正するための第1の補正係数を算出する係数算出部と、
    前記第1の補正係数を用いて、前記周囲温度検出部により前記周囲温度が検出される度に、前記構成機器の運転時間を当該周囲温度における経過時間に補正して積算する演算部と、
    前記演算部により算出された前記構成機器の積算時間と基準時間とを比較して、前記積算時間が前記基準時間以上になると、当該構成機器の寿命を検知する寿命検知部と、
    前記寿命検知部により寿命が検知された構成機器について交換時期である旨を表示する表示部とを備えた寿命検知装置。
  3. 冷蔵または冷凍ショーケースの庫内温度を検出する庫内温度検出部を備え、
    周囲温度検出部は、前記庫内温度検出部により検出された前記庫内温度を、庫内に設置されている構成機器の周囲温度とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の寿命検知装置。
  4. 冷蔵または冷凍ショーケースの構成機器の電力負荷の度合いを示す負荷率を算出する負荷率算出部を備え、
    演算部は、第1の補正係数、および前記構成機器の負荷率と寿命時間との相関関係に従って、前記構成機器の運転時間を前記構成機器の負荷率における経過時間に補正するための第2の補正係数を用いて、前記構成機器の運転時間を補正することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の寿命検知装置。
  5. 冷蔵または冷凍ショーケースの構成機器の電力負荷の度合いを示す負荷率を算出する負荷率算出部を備え、
    係数算出部は、前記構成機器の負荷率と寿命時間との相関関係を示すデータを用いて、当該データで規定される前記相関関係に従って、前記構成機器の運転時間を前記構成機器の負荷率における経過時間に補正するための第2の補正係数を算出し、
    演算部は、第1および前記第2の補正係数を用いて、前記構成機器の運転時間を補正することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の寿命検知装置。
  6. 周囲温度に応じた構成機器の第1の補正係数のデータ、前記周囲温度と前記構成機器の寿命時間との相関関係を示すデータ、前記構成機器の負荷率に応じた第2の補正係数のデータ、または前記構成機器の負荷率と寿命時間との相関関係を示すデータの入力を受け付ける設定入力部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の寿命検知装置。
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