JP2010024966A - 建設機械 - Google Patents

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克広 佐々木
Shogo Kimura
庄吾 木村
Makoto Kuno
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Takeshi Hibiya
武 日比谷
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Abstract

【課題】 簡単な構造で作動油タンクまたはラジエータのキャップを取外せないようにロックできるようにする。
【解決手段】 作動油タンク20にキャップロック装置28を設けることにより、このキャップロック装置28によりキャップ25を取外せないようにロックすることができる。また、キャップロック装置28は、施錠部材31にエンジンキーKを差し込んで回動操作することにより、回動部材30のキャップ閉塞部30Aでキャップ25上を覆うことができ、キャップ25を取外せないようにロックすることができる。一方、施錠部材31により逆方向に回動操作したときには、回動部材30のキャップ閉塞部30Aをキャップ25から外すことができる。従って、キャップロック装置28は、簡単な構成でキャップ25をロックすることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、取付け、取外し可能なキャップを有する作動油タンクまたはラジエータを備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。また、上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームを有し、この旋回フレームにはエンジン、油圧ポンプ、ラジエータ、作動油タンク、燃料タンク等が搭載されている。
また、ラジエータ、作動油タンク、燃料タンク等には、内部に連通する開口を閉塞するようにキャップが取付けられている。そして、燃料タンクのキャップは、燃料の盗難、異物の混入等を防止するために、エンジンキーによって施錠、開錠することができるロック装置を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−156668号公報
一方、作動油タンクとラジエータに取付けられるキャップは、内部の圧力が上昇したり、下降したときに外部と連通させることによって内部圧力を調整する呼吸弁を備えている。従って、呼吸弁付きキャップには、異物の混入等を防止するためのロック装置を設けることが困難である。
そこで、作動油タンクにコ字状に折り曲げた保持具を設け、この保持具をキャップを跨ぐように作動油タンクの上面にボルト止めする構成としたものがある。これにより、キャップを容易に取外せないようにしている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭58−122002号公報
ここで、特許文献2による従来技術では、キャップを跨ぐように設けた保持具を作動油タンクの上面にボルト止めすることにより、該キャップを容易に取外せないようにしている。しかし、特許文献2の保持具は、燃料タンクと隣接して配置される作動油タンクに間違って燃料が給油されるのを防止するためのもので、キャップを取外せないようにロックするものではない。このため、作動油タンクのキャップの盗難、紛失、異物混入等を防止することができないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、簡単な構造で作動油タンクのキャップまたはラジエータのキャップを取外せないようにロックすることができるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、自走可能な車体と、該車体に搭載され油圧ポンプを駆動するエンジンと、該エンジンを冷却する冷却水を貯え上部側に取付け、取外し可能にキャップが取付けられたラジエータと、前記油圧ポンプに供給する作動油を貯え上部側に取付け、取外し可能にキャップが取付けられた作動油タンクとを備えている。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記作動油タンクまたはラジエータには、前記キャップの取外しを規制するキャップロック装置を設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記キャップロック装置は、前記作動油タンクまたはラジエータに取付けられるブラケットと、該ブラケットにロック位置とロック解除位置との間で回動可能に設けられロック位置となったとき前記キャップの取外しを規制することができる回動部材と、該回動部材をロック位置に固定することができる施錠部材とにより構成したことにある。
請求項3の発明は、前記キャップは、前記作動油タンクまたはラジエータの上部に設けられ内部の圧力を調整する呼吸弁を有し、前記回動部材には、前記ロック位置で前記呼吸弁付きキャップの上部を覆うキャップ閉塞部を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記キャップロック装置のブラケットは、前記作動油タンクまたはラジエータに対してボルトを用いて取付け、前記回動部材には、前記ロック位置で前記ボルトを覆ってロックするボルト閉塞部を設ける構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記キャップロック装置は、前記キャップが嵌合するキャップ嵌合孔を有する箱状体と、該箱状体にロック位置とロック解除位置との間で回動可能に設けられロック位置となったとき前記キャップ嵌合孔に嵌合した前記キャップの取外しを規制することができる回動部材と、該回動部材をロック位置に固定することができる施錠部材とにより構成したことにある。
請求項6の発明は、前記回動部材が前記キャップ嵌合孔側に回動したロック位置となったとき、前記回動部材の先端部を前記キャップとキャップ嵌合孔との間に介在させることにより前記キャップをロックする構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、作動油タンクまたはラジエータにはキャップロック装置を設けているから、該キャップロック装置は、キャップを取外せないように規制することができる。この結果、キャップロック装置は、キャップの盗難、紛失、異物混入等のいたずらによる被害を未然に防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、キャップロック装置は、そのブラケットを作動油タンクまたはラジエータに取付ける。この状態で、回動部材をロック位置に向け回動することによりキャップの取外しを規制することができる。しかも、施錠部材により回動部材をロック位置に固定することにより、キャップを確実にロックすることができる。一方、施錠部材による回動部材の固定を解除し、該回動部材をロック解除位置に回動したときには、キャップを取外すことができる。
従って、キャップロック装置を、少ない部品点数(ブラケット、回動部材、施錠部材)で簡単に構成することができ、キャップに隣接して取付けるだけで該キャップの取外しを規制することができる。この結果、簡単な構成でキャップの盗難、紛失、異物混入等を防止することができる。
また、キャップロック装置は、例えばブラケットの形状、取付穴の位置等を作動油タンクまたはラジエータに対応させることにより、作動油タンクまたはラジエータに対し、別途加工を施すことなく、既存のボルト等を用いて簡単に取付けることができる。
請求項3の発明によれば、キャップが作動油タンクまたはラジエータの内部の圧力を調整する複雑な構造の呼吸弁を有している場合でも、別個に設けたキャップロック装置の回動部材をロック位置に回動させ、そのキャップ閉塞部を呼吸弁付きキャップの上部を覆うように配置することにより、該キャップを簡単に、かつ確実にロックすることができる。
請求項4の発明によれば、ブラケットは、作動油タンクまたはラジエータに対してボルトを用いて取付けることができる。そして、キャップロック装置は、回動部材をロック位置に操作したときに、そのボルト閉塞部によってブラケットを取付けているボルトを覆ってロックすることができる。これにより、キャップロック装置自体も取外せないようにロックすることができ、盗難、異物混入等を確実に防止することができる。
請求項5の発明によれば、キャップロック装置は、箱状体のキャップ嵌合孔に作動油タンクまたはラジエータのキャップを嵌合させ、この状態で、回動部材をロック位置に回動することにより、キャップ嵌合孔に嵌合したキャップに回動部材を係合させることができる。そして、施錠部材は、キャップをキャップロック装置から外れないようにロックすることができる。一方、回動部材をロック解除位置に回動したときには、キャップの係合を解除することができ、キャップから箱状体(キャップロック装置)を取外すことができる。
従って、キャップロック装置を、少ない部品点数(箱状体、回動部材、施錠部材)で簡単に構成することができ、キャップに取付けることにより該キャップの取外しを規制することができる。この結果、キャップの盗難、紛失、異物混入等を防止することができる。
また、キャップロック装置は、キャップ自体に取付ける構成となっているから、既存の作動油タンクまたはラジエータのキャップに対し、加工等を必要とせず、簡単に取付けてロックすることができる。
請求項6の発明によれば、箱状体のキャップ嵌合孔にキャップを嵌合させ、この状態で、回動部材の先端部をキャップ嵌合孔側に回動させる。これにより、回動部材は、その先端部を嵌合したキャップとキャップ嵌合孔との間に介在させることができ、該キャップ嵌合孔からキャップが抜けないようにすることができる。これにより、キャップは、箱状体の中に収められた状態になるから、外部から取外せなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は建設機械としての油圧ショベルを示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4と、該上部旋回体4の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行う作業装置5とにより大略構成されている。ここで、下部走行体2と上部旋回体4とにより本発明の車体を構成している。
また、上部旋回体4は、図2、図3に示す如く、後述の旋回フレーム6、エンジン7、油圧ポンプ8、ラジエータ9、運転席14、燃料タンク18、作動油タンク20、キャップロック装置28等により大略構成されている。
6は上部旋回体4の旋回フレームで、該旋回フレーム6は、下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に取付けられた支持構造体として形成されている。また、旋回フレーム6の前側には、作業装置5が揺動可能および俯仰動可能に取付けられている。
7は旋回フレーム6の後側に設けられたエンジンで(図3参照)、該エンジン7は、左,右方向に延在する横置き状態で搭載されている。また、エンジン7の左側には、各種油圧アクチュエータを駆動するための圧油を吐出する油圧ポンプ8が取付けられている。一方、エンジン7の右側には、後述のラジエータ9、オイルクーラ10に対面して冷却ファン7Aが取付けられている。
9はエンジン7の右側に位置して冷却ファン7Aに対面して設けられたラジエータである。このラジエータ9は、エンジン7の冷却水を一時的に貯えつつ、その熱を放出して冷やすものである。ここで、ラジエータ9は、図2に示すように、上側のアッパタンク9Aと、下側のロアタンク9Bと、上,下のタンク9A,9B間の放熱部9Cとにより大略構成されている。
また、アッパタンク9Aの上部にはキャップ9Dが取付け、取外し可能に設けられ、該キャップ9Dは、例えば高温なエンジン冷却水によってラジエータ9の内部が高圧になったときに、内圧を外部に逃がすことができる呼吸弁として構成されている。このキャップ(呼吸弁)9Dの構造は、後述する作動油タンク20に設けられたキャップ25とほぼ同様となっている。
10は冷却風に対して並列となるようにラジエータ9の前側に配置されたオイルクーラである。このオイルクーラ10は、作動油タンク20に戻される作動油の熱を放出して冷却するものである。
11は旋回フレーム6の後側に設けられたサポート部材で、該サポート部材11は、エンジン7を跨ぐように配置されている。また、12はサポート部材11の前側に位置して旋回フレーム6上に設けられたフロア部材(図1参照)で、該フロア部材12の前側には、後述の走行用レバー・ペダル16が配設されている。
13はサポート部材11の前側に位置して旋回フレーム6上に設けられた運転席台座で、該運転席台座13は、エンジン7の上側ないし前側に後述の運転席14を支持するもので、全体としてステップ状に形成されている。また、運転席台座13の下側には、右側に位置して後述の作動油タンク20が配置されている。
14は運転席台座13上に取付けられた運転席で、該運転席14は、油圧ショベル1を操縦するオペレータが着座するものである。また、運転席14の左,右両側には、旋回装置3と作業装置5を操作する作業用レバー15Aを備えた左,右のコンソール装置15(図1、図2中に右側のみ図示)が配設されている。さらに、運転席14の前側には、フロア部材12の前側に位置して下部走行体2を走行操作する走行用レバー・ペダル16が設けられている。
17は旋回フレーム6の後部に取付けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト17は、作業装置5との重量バランスをとるもので、左,右方向の中央部が後方に突出する円弧状の重量物として形成されている。
18はカウンタウエイト17の前側に位置してサポート部材11の左側に取付けられた燃料タンクで、該燃料タンク18は、内部にエンジン7に供給する燃料を貯えるものである。
また、19は上部旋回体4の外装カバーで、該外装カバー19は、右側に設けられラジエータ9、オイルクーラ10、作動油タンク20等を覆う右カバー19Aと、左側に設けられ油圧ポンプ8、燃料タンク18等を覆う左カバー(図示せず)と、カウンタウエイト17上に設けられ、エンジン7を後側から覆うエンジンカバー19Bと、フロア部材12の周囲を覆う右スカートカバー19C、左スカートカバー(図示せず)とにより大略構成されている。そして、右カバー19Aは、開,閉可能に設けられ、開いた状態では、図2に示すように、ラジエータ9、オイルクーラ10、作動油タンク20等を外部に露出することができる。
20はオイルクーラ10の前側に位置して旋回フレーム6の右側に設けられた作動油タンクである。この作動油タンク20は、運転席台座13の下側に収まる箱形状の密閉容器として構成され、内部に油圧ポンプ8に供給する作動油を貯えるものである。そして、作動油タンク20は、図5、図6に示すように、後述のタンク本体21、ボルト22、開口筒23、ドレンチューブ24、キャップ25等により大略構成されている。
21は作動油タンク20を構成するタンク本体で、該タンク本体21は、例えば鋼板、樹脂材料等を用いて前,後方向および上,下方向に長尺な直方体状のボックス構造体として形成されている。即ち、タンク本体21は、前面板21A、後面板21B、左側面板21C、右側面板21D、上面板21E、下面板21Fにより直方体状の容器として形成されている。
また、タンク本体21には、その上面板21Eのほぼ中央に位置して角枠状の枠状開口部21Gが設けられ、該枠状開口部21Gは、作動油を濾過するフィルタ(図示せず)等のメンテナンス作業をするための開口部で、通常は四角形状の蓋体21Hが4本のボルト22を用いて取付けられることで閉塞されている。
23はタンク本体21の上面板21Eに設けられた開口筒で、該開口筒23は、枠状開口部21Gの前側近傍に位置して上向きに突設されている。また、開口筒23は、図6に示す如く、上面板21Eに固着された小径筒部23Aと、該小径筒部23Aの上部を拡径し形成された弁座部23Bと、該弁座部23Bの外周から上向きに延びた大径筒部23Cとにより段付筒状に形成されている。また、大径筒部23Cの上端部には、拡径して鍔部23Dが形成され、該鍔部23Dは、後述するキャップ本体26の爪部26Cが係合するものである。
さらに、開口筒23の大径筒部23Cの外周側には、径方向外向きに突出して排圧管23Eが設けられ、該排圧管23Eにはドレンチューブ24が接続されている。このドレンチューブ24は、タンク本体21内の圧力と一緒に排出される作動油を、周囲を汚さないように外部に逃すもので、例えば旋回フレーム6の下側まで延びている。
次に、タンク本体21の開口筒23に設けられた呼吸弁付きキャップ25について述べる。
25はタンク本体21の開口筒23に取付け、取外し可能に取付けられた呼吸弁付きキャップ(以下、キャップ25という)である。このキャップ25は、作動油タンク20の内部の圧力を調整するために、内部圧力を逃す後述の呼吸弁27を内蔵している。即ち、キャップ25は、開口筒23を閉塞するキャップ本体26と、該キャップ本体26から垂下するように設けられた呼吸弁27とにより構成されている。
また、キャップ本体26は、有蓋円筒状の蓋部26Aと、該蓋部26Aから径方向の外向きに突出した半円筒状の2個の滑止め用突部26Bとにより構成され、前記蓋部26Aの下端部には複数個の爪部26Cが内向きに突出して設けられている。この複数個の爪部26Cは、タンク本体21の開口筒23に設けた鍔部23Dに対し、周方向の定められた位置(切欠きが設けられた位置)で該鍔部23Dを通過することができ、通過した後にキャップ25を回転させることにより鍔部23Dに係合できるようになっている。
さらに、呼吸弁27は、キャップ本体26の蓋部26Aの中央から垂下したガイドロッド27Aと、該ガイドロッド27Aの下端側に上,下方向に移動可能に取付けられ、開口筒23の弁座部23Bに気密に接触する円板状の弁板27Bと、前記ガイドロッド27Aの外周側に設けられ該弁板27Bを弁座部23B側となる下側に向けて付勢する弁ばね27Cとにより大略構成されている。
そして、キャップ25は、呼吸弁27を開口筒23内に挿入するように、キャップ本体26を開口筒23の上側から取付ける。このときに、呼吸弁27の弁板27Bを開口筒23の弁座部23Bに押付けて気密に密着させ、この状態で、キャップ本体26をさらに下向きに押付けつつ回転させる。これにより、キャップ本体26の爪部26Cを鍔部23Dに係合させて開口筒23に取付けることができる。一方、キャップ25を取外す場合には、キャップ本体26を定められた位置まで回転させ、取外し方向となる上側に移動させることにより、開口筒23からキャップ25を取外すことができる。
ここで、キャップ25は、キャップ本体26の下側に複数の部品からなる呼吸弁27を備えているから、開口筒23を閉じた状態でロックするための装置、例えばエンジンキーKによって施錠、開錠できるキーシリンダ等を設けることは困難である。
次に、キャップ25の取外しを規制するために作動油タンク20に設けられた第1の実施の形態によるキャップロック装置28について述べる。
28は作動油タンク20の上部にキャップ25に隣接して設けられたキャップロック装置を示している。このキャップロック装置28は、例えばエンジンキーKを用いて操作することにより、キャップ25が取外せないようにロックするものであるから、曲げ、破壊等に対して十分な強度をもっている。そして、キャップロック装置28は、図7ないし図9に示すように、後述のブラケット29、回動部材30、施錠部材31等により構成されている。
29はキャップロック装置28の取付ベースとなるブラケットで、該ブラケット29は、キャップロック装置28を作動油タンク20に取付けると共に、回動部材30を施錠部材31を介して水平方向に回動可能に支持するものである。そして、ブラケット29は、所定の形状に切出された板材をコ字状に折曲げることにより形成されている。即ち、ブラケット29は、左,右方向に延びた上横板29A、下横板29Bおよび縦板29Cからなり、長さ方向の中間部には、各板29A,29B,29Cに固着して補強板29Dが固着されている。
この補強板29Dには、回動部材30を図7に示すロック位置に回動したときに、該回動部材30のボルト閉塞部30C側の途中部分を挟む切欠き溝29Eが形成されている。このように、切欠き溝29Eに回動部材30のボルト閉塞部30C側を挟むことにより、回動部材30の振動を抑制でき、またボルト閉塞部30C側の曲げ強度を高めることができる。
一方、下横板29Bの左側には、前側に延びて取付部29Fが設けられている。この取付部29Fには、基端側(後側)と先端側(前側)とにそれぞれボルト挿通孔29Gが形成されている。この2個のボルト挿通孔29Gは、タンク本体21の枠状開口部21Gに蓋体21Hを固定している4本のボルト22のうち、キャップ25側となる右側の2本のボルト22が挿通されるもので、この2本のボルト22の取付間隔に対応して配置されている。
また、下横板29Bの基端側の下面には、枠状開口部21Gの側面に当接することができるように下向きに突出して回り止め板29Hが固着されている。この回り止め板29Hは、取付部29Fの先端側を固定しているボルト22が取外された場合でも、枠状開口部21Gの側面に当接することにより、キャップロック装置28全体が後側に回動されることでキャップ25のロックが解除されるのを防止するものである。
さらに、上横板29Aの右前の角隅には、下向きに延びるように棒状のストッパ29Jが設けられている。このストッパ29Jは、回動部材30に当接することで、該回動部材30を図4、図8に示すロック位置に位置決めするものである。また、縦板29Cには、図8に示すように、右側から中間部位に亘って収容溝29Kが形成され、該収容溝29Kは、回動部材30を図5に示すロック解除位置に回動したときに、この回動部材30を収容するものである。
30はブラケット29に施錠部材31を介して設けられた回動部材で、該回動部材30は、ロック位置とロック解除位置との間で水平方向に回動可能に設けられている。この回動部材30は、ブラケット29の上横板29Aと下横板29Bとの間に配置された長尺な板体からなり、その長さ方向の中間部が施錠部材31の動作部31Aに取付けられている。
また、回動部材30の一端側には、L字状に折曲げられたキャップ閉塞部30Aが設けられている。このキャップ閉塞部30Aは、図8、図9に示すように、ロック位置に配置されることにより、キャップ25の取外し方向となる上側を覆って該キャップ25の取外しを阻止(ロック)するものである。また、キャップ閉塞部30Aには、キャップ25を傷付けないように緩衝材30Bが貼付けられている。
一方、回動部材30の他端側にはボルト閉塞部30Cが設けられている。このボルト閉塞部30Cは、図9に示すように、ロック位置に配置されたときに、ブラケット29の取付部29Fの基端側をタンク本体21に取付けているボルト22の上部を覆うものである。これにより、ボルト閉塞部30Cは、ブラケット29がタンク本体21から取外されることにより、キャップ25のロックが解除されるような事態を防止することができる。また、ボルト閉塞部30Cは、その先端部を下向きに折れ曲げることにより、ボルト22にスパナ等の工具を接続できないようにしている。
31はブラケット29の上横板29Aの右側寄りに設けられた施錠部材で、該施錠部材31は、回動部材30をロック位置に固定するもので、例えばエンジンキーKによって操作されるキーシリンダ等が用いられている。この施錠部材31は、例えばエンジンキーKが差し込まれる上部側が上横板29Aに対して固定的に取付けられ、下部側がエンジンキーKの回動操作に応じて回動する動作部31Aとなっている。
そして、施錠部材31の動作部31Aには回動部材30が取付けられ、これにより、図7に示すように、差し込んだエンジンキーKを矢示A方向に回動することにより回動部材30をロック位置に配置でき、矢示B方向に回動することにより回動部材30をロック解除位置に配置することができる。また、施錠部材31は、ロック位置でエンジンキーKを引き抜いたときには、回動部材30(動作部31A)をロック位置に固定することができる。
なお、32は運転席14の上方を覆うように設けられた建屋をなすキャノピで、該キャノピ32は、右前支柱32A、左後支柱(図示せず)、右後支柱32Bおよびルーフ部32Cからなる3柱キャノピとして構成されている。
第1の実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、本実施の形態の特徴部分であるキャップロック装置28の取付構造、操作方法について説明する。
まず、キャップロック装置28を作動油タンク20に取付ける場合について述べる。この場合には、タンク本体21の枠状開口部21Gの四隅に蓋体21Hを固定している4本のボルト22のうち、キャップ25側となる右側の2本のボルト22を取外す。この状態で、ブラケット29の取付部29Fを蓋体21Hの右端に配置し、ボルト挿通孔29Gに挿通したボルト22を枠状開口部21Gに螺着する。これにより、キャップロック装置28を蓋体21Hと一緒に枠状開口部21Gの右側寄りに固定することができる。
次に、上述のように作動油タンク20に取付けたキャップロック装置28の操作方法について述べる。タンク本体21の開口筒23にキャップ25を取付けたら、施錠部材31にエンジンキーKを差し込んで、図7中の矢示A方向に回動する。これにより、エンジンキーKと一緒に回動部材30が矢示A方向に回動するから、該回動部材30はキャップ閉塞部30Aによりキャップ25を覆うロック位置に配置することができる。そして、回動部材30をロック位置に配置したら、施錠部材31からエンジンキーKを引き抜くことにより、このロック位置で回動部材30を固定することができる。
また、回動部材30を、キャップ閉塞部30Aによりキャップ25を覆うロック位置に配置したときには、反対側のボルト閉塞部30Cによりブラケット29を固定しているボルト22を覆うことができる。これにより、キャップロック装置28の全体が作動油タンク20から取外されるような事態を防止することができる。
一方、メンテナンス作業等を行うために、キャップ25を取外す場合には、施錠部材31にエンジンキーKを差し込んで、図7中の矢示B方向に回動する。これにより、エンジンキーKと一緒に回動部材30が矢示B方向に回動するから、この回動部材30をキャップ25上からキャップ閉塞部30Aが移動したロック解除位置に配置することができる。
第1の実施の形態による油圧ショベル1の動作について説明する。まず、運転席14に着座したオペレータは、走行用レバー・ペダル16を操作することにより、下部走行体2を走行させることができる。また、左,右のコンソール装置15の作業用レバー15Aを操作することにより、旋回装置3によって上部旋回体4を旋回動作したり、作業装置5によって土砂の掘削作業等を行うことができる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、作動油タンク20にキャップロック装置28を設けているから、該キャップロック装置28は、キャップ25を取外せないように規制することができ、キャップの盗難、紛失、異物混入等のいたずらを未然に防ぐことができる。
詳しくは、キャップロック装置28は、そのブラケット29を作動油タンク20に取付ける構成としている。この上で、施錠部材31にエンジンキーKを差し込んで回動操作することにより、回動部材30をキャップ閉塞部30Aでキャップ25上を覆ったロック位置に回動させることができ、キャップ25を取外せないようにロックすることができる。一方、施錠部材31に差し込んだエンジンキーKを逆方向に回動操作したときには、回動部材30をそのキャップ閉塞部30Aがキャップ25上から外れたロック解除位置に回動させることができる。
従って、キャップロック装置28は、ブラケット29、回動部材30、施錠部材31からなる少ない部品で簡単に構成することができ、呼吸弁として構成された複雑なキャップ25でも、低コストで施錠機能を持たせることができる。この結果、キャップ25の盗難、紛失、作動油タンク20への異物混入等を防止することができ、信頼性、安全性等を向上することができる。
また、キャップロック装置28は、既存のボルト22を利用し、タンク本体21の枠状開口部21Gに蓋体21Hと一緒に固定することができる。従って、キャップロック装置28は、作動油タンク20にブラケットを溶接したり、ねじ穴加工を施したりすることなく、既存のボルト22を用いて簡単に取付けることができる。
さらに、キャップロック装置28には、回動部材30をロック位置に操作したときに、ブラケット29を作動油タンク20に固定しているボルト22を覆うボルト閉塞部30Cを設けている。これにより、キャップロック装置28自体も取外せないようにロックすることができ、盗難、異物混入等を確実に防止することができる。
次に、図10ないし図15は本発明による第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、キャップロック装置を、キャップが嵌合するキャップ嵌合孔を有する箱状体と、該箱状体にロック位置とロック解除位置との間で回動可能に設けられロック位置となったとき前記キャップ嵌合孔に嵌合したキャップの取外しを規制することができる回動部材と、該回動部材をロック位置に固定することができる施錠部材とにより構成したことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10、図11において、41は作動油タンク20に取付け、取外し可能に取付けられた第2の実施の形態によるキャップロック装置を示している。この第2の実施の形態によるキャップロック装置41は、図12に示す如く、キャップ25を操作できないように覆い隠すことにより、該キャップ25をロックするものである。そして、キャップロック装置41は、後述の箱状体42、回動部材46、施錠部材47により大略構成され、エンジンキーKを用いた回動操作によって取付け、取外しすることができる。
42はキャップロック装置41の外形をなす箱状体で、該箱状体42は、図12ないし図15に示すように、略長方形状の板体の左,右両側を下側に折曲げることにより、上板部43A、左板部43Bおよび右板部43Cから左,右方向でコ字状に形成された蓋板43と、略長方形状の板体の前,後両側を上側に折曲げることにより、下板部44A、前板部44Bおよび後板部44Cから前,後方向でコ字状に形成された底板44とを備えている。
また、蓋板43には、左板部43B、右板部43Cから内向きに突出するように2個のねじ座43Dが設けられ、該各ねじ座43Dには底板44の下板部44Aがボルト45を用いて取付けられることによって箱体を構成している。また、蓋板43の右板部43Cには、後端部に位置してドレンチューブ24が通る切欠き部43Eが形成されている。
一方、底板44の下板部44Aには、図15に示すように、後側寄りに位置してキャップ25のキャップ本体26が嵌合するキャップ嵌合孔44Dが設けられている。また、キャップ嵌合孔44Dには、滑止め用突部26Bが嵌合する凹陥部44D1が相対位置の2箇所に形成されている。さらに、下板部44Aの右後側には、ドレンチューブ24を通すために、キャップ嵌合孔44Dと蓋板43の切欠き部43Eとを接続する連通溝44Eが形成されている。
そして、箱状体42は、蓋板43と底板44とをボルト45によって一体的に取付けることにより、1個の箱体として形成される。これにより、キャップ嵌合孔44Dにキャップ25のキャップ本体26を嵌合した状態では、キャップ25を外部から回転操作することができないようになっている。
46は箱状体42の蓋板43に施錠部材47を介して水平方向に回動可能に設けられた回動部材である。この回動部材46は、基端側が施錠部材47の動作部47Aに取付けられ、先端側が舌片状に延びた板体として形成されている。そして、回動部材46は、図15中の矢示C方向に回動されることにより、キャップ嵌合孔44Dの凹陥部44D1上に迫り出すように配置することができる。
これにより、図12に示すように、キャップ嵌合孔44Dにキャップ25を嵌合した状態では、回動部材46をキャップ本体26の滑止め用突部26Bとキャップ嵌合孔44Dとの間に介在させ、キャップ本体26に係合させる。これにより、滑止め用突部26Bが凹陥部44D1を通過するのを阻止することができる。一方、回動部材46を図15中の矢示D方向に回動して退避させることにより、キャップ嵌合孔44Dからキャップ25を抜き取ることができる。
47は箱状体42の蓋板43を構成する上板部43Aの右前側に設けられたキーシリンダ等からなる施錠部材である。この施錠部材47は、第1の実施の形態による施錠部材31とほぼ同様に、図14に示す如く、エンジンキーKが差し込まれる上部側が上板部43Aに対して固定的に取付けられ、下部側がエンジンキーKの回動操作に応じて回動する動作部47Aとなっている。
そして、施錠部材47の動作部47Aには回動部材46の基端側が取付けられ、これにより、図15中に二点差線で示すように、差し込んだエンジンキーKを矢示C方向に回動することにより回動部材46をロック位置に配置できる。一方、実線で示すように、矢示D方向に回動することにより回動部材46をロック解除位置に配置することができる。また、施錠部材47は、ロック位置でエンジンキーKを引き抜いたときには、回動部材46(動作部47A)をロック位置に固定することができる。
第2の実施の形態によるキャップロック装置41は、上述の如き構成を有するもので、次に、キャップロック装置41によるキャップ25のロック方法について説明する。
まず、底板44の下板部44Aに設けたキャップ嵌合孔44Dにキャップ25のキャップ本体26を嵌合し、キャップロック装置41を作動油タンク20上に載置する。このときには、下板部44Aよりもキャップ本体26が上側に位置しているから、施錠部材47に差し込んだエンジンキーKによって回動部材46を矢示C方向に回動し、図12に示す如く、その先端部をキャップ本体26の滑止め用突部26Bとキャップ嵌合孔44Dの凹陥部44D1との間に介在させる。これにより、キャップ25は、キャップ嵌合孔44Dを通ることができなくなるから、キャップ25を箱状体42の中に収めた状態とし、外部から取外せないようにすることができる。
また、底板44のキャップ嵌合孔44Dにキャップ25を嵌合するときには、連通溝44Eを通して蓋板43の切欠き部43Eにドレンチューブ24を嵌合させている(図10参照)。これにより、キャップロック装置41がキャップ25(タンク本体21の開口筒23)を中心にして回転するのを防止することができる。
一方、キャップ25を取外す場合には、施錠部材47にエンジンキーKを差し込んで、回動部材46を図15中の矢示D方向に回動する。これにより、底板44のキャップ嵌合孔44Dを開放することができるから、該キャップ嵌合孔44Dにキャップ25を通してキャップロック装置41を取外すことができる。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態によれば、キャップロック装置41は、作動油タンク20と別個に形成され、キャップ25自体に取付ける構成としているから、既存の作動油タンク20のキャップ25に対し、加工作業、設置作業等を必要とせず、取付けるだけで簡単にキャップ25をロックすることができる。
また、回動部材46の先端部は、ロック位置で、キャップ嵌合孔44Dの凹陥部44D1とキャップ本体26の滑止め用突部26Bとの間に介在させているから、凹陥部44D1と滑止め用突部26Bとを利用してキャップ25の取外しを阻止することができる。
なお、第1の実施の形態では、作動油タンク20にキャップロック装置28を取付け、該キャップロック装置28によってキャップ25を取外せないようにロックする構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図16に示す変形例のように、ラジエータ9にキャップロック装置51を取付け、該キャップロック装置51によってキャップ9Dを取外せないようにロックする構成としてもよい。この構成は、第2の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
また、各実施の形態では、建設機械としてクローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。さらに、ラジエータ、作動油タンクを備えた油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 外装カバーの右カバーを開いてラジエータ、作動油タンク等を露出させた状態を示す要部拡大の斜視図である。 旋回フレーム上にエンジン、ラジエータ、燃料タンク等を搭載した状態を後側から示す外観斜視図である。 キャップをロックした状態のキャップロック装置を備えた作動油タンクを拡大して示す外観斜視図である。 ロックを解除した状態のキャップロック装置を備えた作動油タンクを拡大して示す外観斜視図である。 タンク本体の開口筒にキャップを取付けた状態を示す拡大断面図である。 第1の実施の形態によるキャップロック装置をエンジンキーと一緒に拡大して示す外観斜視図である。 キャップロック装置の回動部材でキャップをロックしている状態を右側からみた要部拡大の斜視図である。 キャップロック装置の回動部材でキャップをロックしている状態を左側からみた要部拡大の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるキャップロック装置を取付けた作動油タンクを拡大して示す外観斜視図である。 作動油タンクとキャップロック装置とを分解した状態で示す外観斜視図である。 キャップロック装置によってキャップをロックしている状態を図10中の矢示XII−XII方向からみた拡大断面図である。 第2の実施の形態によるキャップロック装置を単体で拡大して示す外観斜視図である。 図13中の矢示XIV−XIV方向からみたキャップロック装置の断面図である。 キャップロック装置の内部を蓋板を透過した状態で示す斜視図である。 本発明の変形例によるキャップロック装置を図2と同様位置からみた要部拡大の斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
6 旋回フレーム
7 エンジン
8 油圧ポンプ
9 ラジエータ
9D,25 呼吸弁付きキャップ
20 作動油タンク
21 タンク本体
26 キャップ本体
26A 蓋部
26B 滑止め用突部
27 呼吸弁
28,41,51 キャップロック装置
29 ブラケット
30,46 回動部材
30A キャップ閉塞部
30B 緩衝材
30C ボルト閉塞部
31,47 施錠部材
42 箱状体
43 蓋板
44 底板
44D キャップ嵌合孔
44D1 凹陥部
K エンジンキー

Claims (6)

  1. 自走可能な車体と、該車体に搭載され油圧ポンプを駆動するエンジンと、該エンジンを冷却する冷却水を貯え上部側に取付け、取外し可能にキャップが取付けられたラジエータと、前記油圧ポンプに供給する作動油を貯え上部側に取付け、取外し可能にキャップが取付けられた作動油タンクとを備えてなる建設機械において、
    前記作動油タンクまたはラジエータには、前記キャップの取外しを規制するキャップロック装置を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記キャップロック装置は、前記作動油タンクまたはラジエータに取付けられるブラケットと、該ブラケットにロック位置とロック解除位置との間で回動可能に設けられロック位置となったとき前記キャップの取外しを規制することができる回動部材と、該回動部材をロック位置に固定することができる施錠部材とにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記キャップは、前記作動油タンクまたはラジエータの上部に設けられ内部の圧力を調整する呼吸弁を有し、前記回動部材には、前記ロック位置で前記呼吸弁付きキャップの上部を覆うキャップ閉塞部を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記キャップロック装置のブラケットは、前記作動油タンクまたはラジエータに対してボルトを用いて取付け、
    前記回動部材には、前記ロック位置で前記ボルトを覆ってロックするボルト閉塞部を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 前記キャップロック装置は、前記キャップが嵌合するキャップ嵌合孔を有する箱状体と、該箱状体にロック位置とロック解除位置との間で回動可能に設けられロック位置となったとき前記キャップ嵌合孔に嵌合した前記キャップの取外しを規制することができる回動部材と、該回動部材をロック位置に固定することができる施錠部材とにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  6. 前記回動部材が前記キャップ嵌合孔側に回動したロック位置となったとき、前記回動部材の先端部を前記キャップとキャップ嵌合孔との間に介在させることにより前記キャップをロックする構成としてなる請求項5に記載の建設機械。
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