JP2010023115A - T形鋼の矯正方法および矯正設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】フランジ側またはウェブ側への曲りが生じたT形鋼の矯正に好適なT形鋼の矯正方法とそれに用いる矯正装置を提供する。
【解決手段】T形鋼の初期曲げを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正方法であって、
前記T形鋼の初期曲げと矯正のための曲げ加工の曲げ方向が同じ場合は、前記初期曲げと逆方向の曲がり状態とした後、矯正のための曲げ加工を付与する。初期曲げを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正設備列であって、フランジ軽圧下機構と曲げ矯正機構を有し、前記フランジ軽圧下機構は前記T形鋼の初期曲げがフランジ側曲がりの場合は、前記T形鋼のフランジを圧延してウェブ側曲がりを付与し、前記T形鋼の初期曲げがウェブ側曲がりの場合は、前記T形鋼のフランジは圧延せず前記ウェブ側曲がりを保持し、前記曲げ矯正機構は、これらウェブ側曲がりを矯正する。
【選択図】図2

Description

本発明はT形鋼の矯正方法とそれに用いる矯正設備に関し、特にフランジ側またはウェブ側への曲りが生じたT形鋼の矯正に好適なものに関する。
図6にT形鋼の概略断面図を示す。T形鋼1は、ウェブ11とフランジ12を一体に成形した形鋼で、造船や橋梁等の分野で広く使用されていて、その用途や使用条件、使用箇所等によって様々な寸法の製品が提供されている。
T形鋼は、一般に熱間圧延や鋼板を溶接して製造されるが、いずれの方法で製造される場合でも、製造時に断面内温度分布が生じる。そのため、室温まで冷却されて製品となったT形鋼には曲りが発生し、矯正加工が不可欠である。
図7は、T形鋼に発生する曲りを説明する図で、(a)はフランジ側曲り、(b)はウェブ側曲りが生じている状態を示す。
T形鋼を鋼板の溶接組立によって製造する場合は、フランジとウェブの接合部が溶接で高温になるため、その後室温まで冷却される過程でフランジ側への曲りを生じる場合が多い。
また、H形鋼をウェブ中央で切断してT形鋼を得る場合、熱間圧延されたH形鋼はウェブに圧縮、フランジに引張の残留応力が内在していることが多く、ウェブを切断するとフランジ側に曲がることが多い。
フランジ側への曲りが発生すると矯正が難しいため、ガス等で切断する場合に、熱量の調整や、両端部や中央の数箇所を残して切断することにより、曲り方向がウェブ側となるように、通常はウェブ側への曲りを残す方法で切断が行われる。
T形断面の形鋼を熱間圧延で製造する場合には、ウェブとフランジのうち、板厚の厚い方の温度が高い状態で圧延を終了するため、室温まで冷却した後には熱収縮の違いによる曲りが発生する。T形鋼はウェブよりもフランジの板厚が厚い場合が多く、一般に冷却後はフランジ側曲りとなる。
以上のように、T形鋼には製造方法や製造条件によってその方向と大きさが様々に変化する曲がりが発生するので、十分な矯正能力を有する曲り矯正装置と矯正方法によって、需要家の要望を満足する曲り公差の製品を製造しなければならない。
また、使用する、曲り矯正装置と矯正方法は、特に熱間圧延でT形鋼を製造する場合、大量生産されることが多いので、処理時間が短く高能率に矯正できるものが必要である。
特許文献1はカットT形鋼の矯正装置に関し、逆T字状態に置かれたT形鋼1のフランジの下面側に設置された、昇降可能な架台の先端に取り付けられた下部矯正ロール210と、フランジ上面側に設置されて、転動する回転自在な上部支持ロール220a(220b)を有し、上部支持ロール220a(220b)は、下部矯正ロール210が上昇してフランジ下面を押圧した際、その接点を支点として3点曲げによる曲げ矯正が可能なように、下部矯正ロール210を挟むように設置されていることを特徴とするT形鋼の矯正装置が記載されている(図8)。
特許文献2は二重式圧延機で圧延可能な形鋼およびその製造方法に関し、送り方向に対して交互に配置した上下ロールでT形鋼を押圧して矯正する方法が記載されている。図9はT形鋼1を真横として上ロール410aと下ロール420aで押圧する場合、図10はT形鋼1を斜めに寝かせた状態で上ロール410bと下ロール420bで押圧する場合を示す。
更に、溶接T形鋼の矯正装置として、T形鋼1のフランジ12を、フランジ12の下面側に設置されたロール310と、フランジ12の上面側でウェブ11の左右に設置されたロール320a,320bの3本のロールで圧延し、フランジを延伸させて曲りを矯正する装置が市販されている(図11)。
特開平4−81225号公報 特開平11−342401号公報
しかしながら、特許文献1に記載のT形鋼の矯正装置では、ウェブ側に曲がったT形鋼を矯正できるものの、フランジ側に曲がったT形鋼を矯正することはできない。
また、フランジ側に曲ったT形鋼を矯正するために、ロールの配置を上下逆になるように変更し、フランジ上面のロールを1本、下面に上面の1本のロールを挟むように2本のロールを配置した構造にしてウェブ側に曲げ加工を加える矯正をすると、曲げ加工によりウェブに圧縮応力が作用し、ウェブが容易に座屈してウェブ先端ほど大きな波打ち形状の形状不良が発生する。
このようなウェブの波打ちは矯正が困難であるため健全な製品が製造できず、単純にウェブ側に3点曲げによる曲げ加工を加える方法や設備では、フランジ側に曲ったT形鋼を矯正することはできない。
特許文献2に記載のT形鋼の矯正方法は、ローラ矯正法をT形鋼の矯正に適用したものであるが、T形鋼を真横や斜めの姿勢でローラ矯正すると、上方向または下方向に生じた反りを矯正する効果は高いものの、フランジ側への曲りを矯正する効果は小さい。
尚、ローラ矯正法は、上下千鳥配置のロールで繰返し曲げを付与することにより、反りと曲りを矯正する方法で、矯正に要する時間が短くて生産性に優れ、矯正前の形状に影響されず安定した矯正効果が得られるため、熱間圧延で大量生産されるH形鋼等の形鋼の矯正方法として、一般的である。
一方、市販されている溶接T形鋼の矯正装置は、フランジを圧延してフランジ側曲りを矯正する方法のため、矯正前のフランジ曲りの大きさやフランジ厚のばらつきに応じて圧下量を微調整しなければならず、また、1回の矯正でまっすぐにならない場合は圧下量設定を変更して再度矯正しなければならないため、大量生産には適さない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、フランジ側またはウェブ側への曲りが生じたT形鋼の矯正に好適な矯正方法および矯正設備を提供することを目的とする。
本発明の課題は以下の手段で達成可能である。本発明で、初期曲りとは、矯正前の状態で観察されるT形鋼長手方向の曲りを指す。
1.T形鋼の初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正方法であって、
前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りとした後、フランジ側に曲げを付与して矯正することを特徴とするT形鋼の矯正方法。
2.T形鋼の初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正方法であって、
前記T形鋼の初期曲りがフランジ側曲がりの場合は、前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与した後、フランジ側に曲げを付与して矯正し、
前記T形鋼の初期曲りがウェブ側曲りの場合は、前記T形鋼のフランジ側に曲げを付与して矯正することを特徴とするT形鋼の矯正方法。
3.T形鋼の初期曲り量に応じて前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延する圧下条件を調整し、フランジ軽圧下圧延後のウェブ側曲り量に応じて前記T形鋼のフランジ側への曲げ加工の圧下条件を調整することを特徴とする1または2記載のT形鋼の矯正方法。
4.T形鋼の初期曲り量に応じて前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延する圧下条件を調整し、フランジ軽圧下圧延後のウェブ側曲り量を予め定めた目標範囲内に揃えた後、フランジ側への曲げ加工の圧下条件を一定に保って矯正することを特徴とする1または2記載のT形鋼の矯正方法。
5.初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正設備であって、
前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与するフランジ軽圧下圧延機構と、
ウェブ側曲りを付与された前記T形鋼のフランジ側に曲げを付与して矯正する曲げ矯正機構とが、この順に配置されていることを特徴とするT形鋼の矯正設備。
6.初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正設備であって、フランジ軽圧下圧延機構と曲げ矯正機構とがこの順に配置され、
前記フランジ軽圧下圧延機構は、
前記T形鋼の初期曲りがフランジ側曲りの場合は、前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与し、
前記T形鋼の初期曲りがウェブ側曲りの場合は、前記T形鋼のフランジは軽圧下圧延せず前記ウェブ側曲りを保持し、
前記曲げ矯正機構は、これらウェブ側曲りの前記T形鋼のフランジ側に曲げを付与して矯正することを特徴とするT形鋼の矯正設備。
7.前記フランジ軽圧下圧延機構は、T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面圧延ロールと、前記フランジ外面圧延ロールと対向してフランジ内面を押圧する、前記T形鋼のウェブを挟んだ左右で同一軸心上に位置するフランジ内面圧延ロールを備え、
前記曲げ矯正機構は前記T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面側ロールと、前記フランジ外面側ロールを支点とした3点曲げを前記フランジに付与できるように、前記フランジ外面側ロールの前後の夫々で前記フランジ内面側を押圧する、前記T形鋼のウェブを挟んだ左右で同一軸心上に位置するフランジ内面側ロールを備えることを特徴とする5または6記載のT形鋼の矯正設備。
8.前記フランジ軽圧下圧延機構は、T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面圧延ロールと、前記フランジ外面圧延ロールと対向してフランジ内面を押圧するフランジ内面圧延ロールを備え、前記フランジ内面圧延ロールはロール面の幅方向中心に前記T形鋼のウェブと接触せずにフランジ内面を圧延可能とする溝部を備え、
前記曲げ矯正機構は前記T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面側ロールと、前記フランジ外面側ロールを支点とした3点曲げを前記フランジに付与できるように、前記外面側ロールの前後の夫々で前記フランジ内面側を押圧する、フランジ内面側ロールを備え、前記フランジ内面側ロールはロール面の幅方向中心に前記T形鋼のウェブと接触せずにフランジ内面上を動転可能とする溝部を備えていることを特徴とする5または6記載のT形鋼の矯正設備。
本発明に係るT形鋼の矯正設備と矯正方法によれば、フランジ側、ウェブ側のいずれの方向への曲りであっても、曲り量の大小によらず能率よく効果的に矯正することができるため、大量のT形鋼であっても矯正が可能となり、産業上極めて有用である。
本発明の効果を説明する図。 本発明の実施に好適な矯正設備の一例の構成を示す図で、(a)は左正面図、(b)は側面図、(c)は右正面図。 本発明の実施に好適な矯正設備の他の例の構成を示す図で、(a)は左正面図、(b)は側面図、(c)は右正面図。 本発明の圧下設定を一定にした実施例における曲り量の範囲と平均値を示す図。 本発明の圧下設定を調整した実施例における曲り量の範囲と平均値を示す図。 T形鋼の断面形状を説明する図。 T形鋼の曲り形状を示し、(a)はフランジ側曲り、(b)はウェブ側曲りを説明する図。 従来例。 従来例。 従来例。 従来例。
本発明は、T形鋼の初期曲げを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正方法であって、まずT形鋼をウェブ側曲がり状態とした後、矯正のためのフランジ側への曲げ加工を付与することを特徴とする。
既に、図7に示したように、T形鋼には、フランジ側曲り(図7(a))と、ウェブ側曲り(図7(b))のいずれかの曲りが初期曲りとして発生する。
本発明によって、フランジ側曲りの初期曲りが生じているT形鋼を矯正する場合は、まず、曲げ加工の前工程として、フランジ軽圧下圧延を行い、T形鋼をウェブ側曲りとする。
次に、フランジ側への曲りとなる曲げ加工を、T形鋼のフランジが平坦となるまで行って、ウェブ側曲りを矯正する。
一方、ウェブ側曲りの初期曲りが生じているT形鋼を矯正する場合は、フランジ側への曲りとなる曲げ加工を、T形鋼のフランジが平坦となるまで行って、初期曲りであるウェブ側曲りを矯正する。曲げ加工の前工程としてのフランジ軽圧下圧延は、実施しても、省略しても良い。
本発明によれば、T形鋼の初期曲げがフランジ側曲り、ウェブ側曲りのいずれであっても、矯正のための曲げ加工がフランジ側への曲げになるため、T形鋼を真直ぐとすることが容易である。
図1に、矯正のために行うフランジ側への曲げ加工の効果を示す。図の横軸は、曲げ矯正前(フランジ側への初期曲りが生じていたT形鋼の場合はフランジ軽圧下圧延後)の曲り量、縦軸は曲げ矯正後の曲り量とした。
試験に用いたT形鋼は、ウェブ高さ300mm、フランジ幅125mm、長さ10mで、初期曲りとして、フランジ側曲りが生じていたもの、ウェブ側曲りが生じていたものをそれぞれ準備した。フランジ側への初期曲りが生じていたものにはフランジ軽圧下圧延によりウェブ側曲りとした後、矯正のためのフランジ側曲げ加工を行い、ウェブ側への初期曲りが生じていたものにはフランジ軽圧下圧延は施さずに、矯正のためのフランジ側曲げ加工を行った。曲げ矯正の際の圧下量はすべてのサンプルで同じとした。
図より、曲げ矯正前の曲り量(ウェブ側曲りをマイナスで示す)は−125〜0mmであったが、曲げ矯正後の曲り量は−7.5〜24.5mmとばらつきが大幅に小さくなったことが認められる。
形鋼の一般的な曲り寸法公差は1mあたり1mmの基準が多く用いられ、長さ10mのT形材では曲り公差±10mmが許容される。図1からフランジ圧延で−125〜−25mmのウェブ側曲りを付与すると、曲げ矯正後には公差内の曲り寸法が得られる。
すなわち、本発明によれば、フランジ圧延後のウェブ側曲り量に大きなばらつきがあっても、曲げ矯正における圧下設定を変更することなくまっすぐな製品に矯正可能である。
さらに、ウェブ側曲りの大きさに図1の許容範囲を超えるばらつきがある場合などは、必要に応じて曲げ矯正における圧下設定を適宜変更すれば、さらに効果的にT形鋼の曲りを除去することができる。
また、フランジ軽圧下圧延の圧下設定を調整することにより、フランジ軽圧下圧延後のウェブ側への曲り量のばらつきを小さくし、その後フランジ側への曲げ加工を行って矯正すれば、T形鋼の曲りをより効果的に除去することができる。
この場合、T形鋼の初期曲りがフランジ側とウェブ側のどちらであってもフランジ軽圧下圧延を行い、ウェブ側への曲り量が予め定めた範囲内になるように軽圧下圧延の圧下設定を1本ごとに調整することが望ましい。
予め定めるウェブ側への曲り量の範囲を、続くフランジ側への曲げ加工で圧下設定を一定にしても製品の曲り寸法公差内に矯正できる範囲にしておけば、フランジ側への曲げ加工では圧下設定を調整する必要がなく、一定の圧下設定で簡易に矯正することができる。
さらに、上記の方法を組合せ、初期曲り量に応じてフランジ軽圧下圧延の圧下設定を調整し、さらにフランジ軽圧下圧延後の曲り量に応じてフランジ側への曲げ加工の圧下設定を調整するという方法を用いれば、更なる曲り矯正効果の向上が可能である。
ここで、矯正装置のロール開度や圧下量などの圧下条件の調整方法としては、例えば矯正前やフランジ軽圧下圧延後のT形鋼を撮影した画像から画像処理で曲り量を算出し、予め求めておいた曲り量と適正ロール開度の関係を定めた1次式や設定表などを用いて、ロール開度を決定する等の方法を適用することができる。
また、フランジ軽圧下圧延の圧下量はロール開度の調整だけでなく、圧延荷重を制御する方法でも調整することができ、油圧圧下装置等を用いて圧延荷重が目標値に一致するようにロール開度を制御する方法も適用できる。
尚、フランジ軽圧下圧延のみの従来の方法では、ウェブを挟んだ左右のフランジ厚の圧下量の僅かな違いが曲り量に影響するため、1パスの圧延では、圧下不足でフランジ側曲りが残存したり、過剰圧下でウェブ側への曲りが公差以上に大きくなり、安定して良好な矯正結果を得ることができない。そのため、フランジ軽圧下圧延のみで、フランジを伸長して、フランジ側曲りを解消する場合は、複数の圧延パスで次第に圧下を強くして圧延し、真っ直ぐになったところで圧延を終了することが必要で、複数パスとなるため、本発明と比較して生産能率が著しく低い。
本発明に用いて好適なT形鋼の矯正設備は、フランジ軽圧下圧延機構と曲げ矯正機構をこの順に有し、フランジ軽圧下圧延機構は、少なくとも矯正しようとするT形鋼の初期曲りがフランジ側曲りの場合に、フランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与する。尚、T形鋼の初期曲りがウェブ側曲りの場合であっても、フランジを軽圧下圧延してもかまわない。
曲げ矯正機構では、ウェブ側曲りのT形鋼にフランジ側への曲げを付与して、フランジ軽圧下圧延機構により付与されたウェブ側への曲がりを矯正して真直ぐなT形鋼とする。
本発明に係る矯正設備は、フランジ軽圧下圧延機構と曲げ矯正機構が独立して配置された設備列としても、一体化した矯正装置としても実施可能である。尚、いずれの場合であっても、フランジ軽圧下圧延機構は曲げ矯正機構の上流側に設置することが必要で、設備を簡素化する観点からは、フランジ圧延部と曲げ矯正部を近接配置し、フランジ圧延と曲げ矯正が同時に実施できる設備とすることが望ましい。
図2は、矯正装置の一例を示す模式図で、(a)は左正面図、(b)は側面図、(c)は右正面図で、これらの図において、1は矯正装置、11はT形鋼のウェブ、12はT形鋼のフランジ、20はフランジ軽圧下圧延機構、21はフランジ外面圧延ロール、22a、22bはフランジ内面圧延ロール、30は曲げ矯正機構、31はフランジ外面側ロール、32a,32b,33a,33bはフランジ内面側ロールを示す。
矯正装置1において、フランジ軽圧下圧延機構20は、曲げ矯正機構30の上流側に設置され、T形鋼のウェブ11を挟んだフランジ12の左右で同一軸心上に位置するフランジ内面圧延ロール22a(22b)と、フランジ外面圧延ロール21とでフランジ12を圧下する。
フランジ内面圧延ロール22a(22b)と、フランジ外面圧延ロール21はフランジ12の全幅が圧延可能なロール長さとすることが好ましい。
曲げ矯正機構30は、フランジ外面側ロール31を支点とした3点曲げでフランジ側への曲がりを付与できるように、フランジ外面側ロール31を挟んで、フランジ12の左右の内面を動転する、フランジ内面側ロール32a(32b)と,フランジ内面側ロール33a(33b)を配置する。
フランジ内面側ロール32a(33a)とフランジ内面側ロール32b(33b)は、T形鋼のウェブ11を挟んだフランジ12の左右で同一軸心上に配置する。
図3は、矯正装置の他の例を示す模式図で、(a)は左正面図、(b)は側面図、(c)は右正面図で、これらの図において、23は幅W,深さdの溝部を有するフランジ内面圧延ロール、23a(23b)はフランジ内面圧延ロール23の右側ロール構成部(左側ロール構成部)、34(35)は幅W,深さdの溝部を有するフランジ内面側ロール、34a(34b)はフランジ内面側ロール34の右側ロール構成部(左側ロール構成部)、35a(35b)はフランジ内面側ロール35の右側ロール構成部(左側ロール構成部)、図2と同符号は同一部材であることを示す。
図示した矯正装置1は、フランジ軽圧下圧延機構20における、フランジ内面圧延ロール23に、T形鋼のウェブ11に接触しないで圧延できるように溝部を設け、フランジ12をフランジ内面圧延ロール23の右側ロール構成部23a(左側ロール構成部23b)で圧下する。溝部の幅W,深さdはウェブの板厚t、高さhより大きい寸法とする。
曲げ矯正機構30における、フランジ内面側ロール34(35)にもウェブ11と接触しないように幅W,深さdの溝部を設け、フランジ12の内面上をフランジ内面側ロール34(35)の右側ロール構成部34a(35a)(左側ロール構成部34b(35b))が動転して、フランジ外面側ロール31を支点とした3点曲げ加工を行う。溝部の幅W,深さdはウェブの板厚t、高さhより大きい寸法とする。
尚、本発明の矯正装置は、図2や図3に示した装置に限定されるものではない。例えば、図2に示した矯正装置において、フランジ軽圧下機構のフランジ内面圧延ロールを、図3に示した溝部を有するフランジ内面圧延ロールとしたり、図3に示した矯正装置において、曲げ矯正機構の、溝部を有するフランジ内面側ロール12を、図2に示した、ウェブ11を挟んで、同一軸心となる左右のフランジ内面側ロールとすることも可能である。
また、矯正装置に用いるロールの直径は図示したものに規定されるものではなく、外面と内面が同一ロール径でもよく、また内面ロールの直径が外面ロールよりも大きくてもよい。
さらに、図2や図3に示した装置では、逆T字(T形鋼のフランジが下側)の姿勢でT形鋼を矯正するように構成されているが、矯正時のT形鋼の姿勢はこれに限定されるものではなく、横向きや斜めの姿勢で矯正するように構成してもよい。
尚、本発明は、熱間圧延でT形に成形される圧延T形鋼の矯正だけでなく、例えばH形鋼をウェブ中央で切断して得られるカットT形鋼の矯正にも適用することができる。
図2に示すT形鋼矯正装置を用いて本発明の方法によりウェブ高さ300mm、フランジ幅100mm、ウェブ厚9mm、フランジ厚16mmのT形鋼を合計50本、矯正後の曲り目標範囲をフランジ側曲りをプラスとして、10mあたり±10mm以内として1パスで矯正した。矯正前の初期曲りは長さ10mあたりの曲り量がフランジ側に16mmから65mmまでの範囲であった。
まず、フランジ軽圧下圧延においてロール開度を14.5mm(上下ロールの間隔が0となる位置がロール開度0)で一定として矯正して、フランジ軽圧下圧延後の曲り量を10mあたり−105〜−25mm(ウェブ側曲り)とした。引き続き、曲げ矯正の圧下量を10mmで一定として矯正したところ、曲げ矯正後には47本が寸法公差内の曲り量となり、良好な矯正効果が確認できた。また、寸法公差範囲外のものも、2パス目にて目標範囲に矯正できた。
一方、比較例1として図8に示す矯正装置を使用したが、フランジ側への曲りを矯正できず、必要な矯正効果が得られなかった。比較例2として図10に示す矯正装置を使用したが、フランジ側への曲りが20%程度改善するに留まり、50本のT形鋼で目標曲り範囲に矯正できたT形鋼は1本もなかった。
ウェブ側曲りで曲り量が10mあたり−49〜−20mmのT形鋼を50本準備し、図3に示す装置を用いて本発明法により曲りの矯正を行った。1パスで矯正した結果、圧下量を一定の1mmとしたフランジ軽圧下圧延後の曲り量は10mあたり−87〜−30mmであったが、圧下量を8mmの一定値とした曲げ矯正後の合格本数は48本であった。また、寸法公差範囲外のものも、2パス目にて目標範囲に矯正できた。
比較例として図8に示す矯正装置で同様の50本の矯正を行ったところ、合格本数は50本で100%であった。ただし、矯正に要するパス回数が平均3回程度であり、能率が本発明に比べて1/4程度と大幅に低下した。
他の比較例として図10に示す矯正装置を用いて50本の矯正を実施した。この場合の合格本数は48本であり、ウェブ側曲りの矯正には図10の矯正装置でも効果が認められる。ただし、前述のように、フランジ側曲りの矯正効果が得られない点で、本発明に劣ることは明らかである。
ウェブ高さ300mm、フランジ幅125mm、ウェブ厚10mm、フランジ厚15mm、長さ10mのT形鋼で、初期曲りとして、フランジ側曲りが生じていたもの、ウェブ側曲りが生じていたもの、の合計20本を、図2に示す構造でフランジ軽圧下圧延機構20とフランジ側への曲げ矯正機構30の距離が被矯正材の長さよりも離れた矯正設備を用いて矯正した。
矯正前に先端から尾端に向かって撮影したT形鋼の画像とT形鋼の長さデータから、画像処理によって矯正前の曲り量を算出したところ、T形鋼の初期曲り量はウェブ側曲りをマイナスとして、−80〜233mmの範囲であった。
これらのT形鋼のフランジ側曲り材にロール開度13.5mmでフランジ軽圧下圧延を行った。なお、フランジ軽圧下圧延機は上下ロールを接触させて5tonの荷重を付与した状態の圧下位置を圧下量ゼロとした。
フランジ軽圧下圧延後に撮影した画像から曲り量を測定したところ、曲り量の範囲は−80〜−5mmと大幅に小さくなった。さらに、フランジ側への曲げ矯正をすべてのT形鋼についてロール開度13.5mmで行ったところ、曲り量の範囲が−15〜17mmまで小さくなった。
以上の結果を図4にまとめて示す。このように、本発明の矯正方法で初期曲りを大幅に低減する効果が認められた。ただし、初期曲りの範囲が大きいため、フランジ軽圧下圧延とフランジ側への曲げのロール開度をすべて同じとした条件では、曲り公差範囲の±10mm以内の曲りにすることはできなかった。
そこで、初期曲り量が−78〜227mmの同じ寸法のT形鋼20本を別に準備して、同様の矯正設備で初期曲り量やフランジ軽圧下圧延後の曲り量に応じて、フランジ軽圧下圧延とフランジ側への曲げ加工の圧延荷重を調整する方法で圧下条件を調整して矯正した。T形鋼のフランジ軽圧下矯正における曲り変化量を予め調査したところ、フランジ軽圧下圧延の圧下量ΔG1と曲り変化量Δhが以下の式によって整理できることがわかった。
Δh=a×ΔG1+b ・・・(1)
ここで、aとbはT形鋼の断面寸法や矯正設備の剛性によって定まる定数であり、試験に用いたT形鋼ではaが140.2でbが68.9であった。なお、ΔhとΔG1の単位はmmであり、ΔG1はT形鋼のフランジ厚tfとロール開度G1の差によって以下の式で求められる。
ΔG1=tf−G1 ・・・(2)
また、フランジ軽圧下圧延の矯正荷重Pと曲り変化量Δhの関係は以下の式で整理できた。
Δh=c×P+d ・・・(3)
ここで、cとdはT形鋼の断面寸法や矯正設備の剛性によって定まる定数であり、この寸法のT形鋼ではcが9.5でdが195.7であった。なお、Pの単位はtonである。
矯正前に撮影したT形鋼の画像と長さデータから、画像処理によって矯正前の曲り量を算出した。続いて(1)式の関係からフランジ軽圧下圧延後のT形鋼がウェブ側に55mmの曲り量となるよう、圧下量を設定してフランジ軽圧下圧延による矯正を行った。ただし、矯正されるT形鋼のフランジ厚にばらつきがある場合を考慮して、T形鋼の先端がフランジ軽圧下圧延機に噛み込んで圧延荷重が測定できた後は矯正荷重が式(3)で計算される値になるよう、油圧圧下装置で矯正荷重を調整した。フランジ軽圧下圧延後の曲り量のばらつき範囲は55±25mmを目標とした。
フランジ軽圧下圧延後の曲り量を測定したところ、−78〜−34mmの範囲となり、ばらつき範囲が小さくなった。続いてフランジ側への曲げ加工をすべてのT形鋼について同じロール開度14mmで行ったところ、最終的な曲り量は−8〜9mmの範囲となった。
以上の結果を図5にまとめて示す。このように、T形鋼の初期曲り量に応じて前記T形鋼のフランジ軽圧下圧延の圧下条件を調整し、フランジ軽圧下圧延後のウェブ側曲り量を予め定めた目標範囲内に揃えた後、フランジ側への曲げ加工の圧下条件を一定に保ってフランジ側に曲げを付与して矯正することにより、すべてのT形鋼を公差範囲内の曲りに矯正することができた。
なお、フランジ側への曲げ加工において、圧下量ΔG2と曲り変化量Δhと関係を調査したところ、次の式で表せることがわかった。
Δh=e×ΔG2+f ・・・(4)
ここで、eとfはT形鋼の断面寸法や矯正設備の剛性によって定まる定数であり、この寸法のT形鋼ではeが29.2でdが52.1であった。なお、ここでもΔhとΔG2の単位はmmであり、ΔG2はT形鋼のフランジ厚tfとロール開度G2の差によって以下の式で求められる。
ΔG2=tf−G2 ・・・(5)
この関係を用いてフランジ軽圧下圧延後の曲り量から、フランジ側への曲げ加工における圧下量ΔG2を調整して矯正を行えば、最終的な矯正後の曲り量をさらに少なくすることができる。
以上のように、T形鋼の断面寸法毎に初期曲り量やフランジ軽圧下圧延後の曲り量に応じて圧下条件を調整することにより、さらに効果的にT形鋼の曲りを除去することができる。
以上の結果から、本発明法によれば、T形鋼の初期曲りがフランジ側、ウェブ側のどちらの場合であっても、高能率かつ効果的に矯正し、必要な曲り公差範囲にすることができることが確認できた。
1 矯正装置
11 T形鋼のウェブ
12 フランジ
20 フランジ軽圧下圧延機構
21 フランジ外面圧延ロール
22a、22b フランジ内面圧延ロール
30 曲げ矯正機構
31 フランジ外面側ロール
32a,32b,33a,33b フランジ内面側ロール
210 下部矯正ロール
220a,220b 上部支持ロール
410a、410b 上ロール
410a、420b 下ロール
310、320a、320b ロール

Claims (8)

  1. T形鋼の初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正方法であって、
    前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りとした後、フランジ側に曲げを付与して矯正することを特徴とするT形鋼の矯正方法。
  2. T形鋼の初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正方法であって、
    前記T形鋼の初期曲りがフランジ側曲がりの場合は、前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与した後、フランジ側に曲げを付与して矯正し、
    前記T形鋼の初期曲りがウェブ側曲りの場合は、前記T形鋼のフランジ側に曲げを付与して矯正することを特徴とするT形鋼の矯正方法。
  3. T形鋼の初期曲り量に応じて前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延する圧下条件を調整し、フランジ軽圧下圧延後のウェブ側曲り量に応じて前記T形鋼のフランジ側への曲げ加工の圧下条件を調整することを特徴とする請求項1または2記載のT形鋼の矯正方法。
  4. T形鋼の初期曲り量に応じて前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延する圧下条件を調整し、フランジ軽圧下圧延後のウェブ側曲り量を予め定めた目標範囲内に揃えた後、フランジ側への曲げ加工の圧下条件を一定に保って矯正することを特徴とする請求項1または2記載のT形鋼の矯正方法。
  5. 初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正設備であって、
    前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与するフランジ軽圧下圧延機構と、
    ウェブ側曲りを付与された前記T形鋼のフランジ側に曲げを付与して矯正する曲げ矯正機構とが、この順に配置されていることを特徴とするT形鋼の矯正設備。
  6. 初期曲りを曲げ加工により矯正するT形鋼の矯正設備であって、フランジ軽圧下圧延機構と曲げ矯正機構とがこの順に配置され、
    前記フランジ軽圧下圧延機構は、
    前記T形鋼の初期曲りがフランジ側曲りの場合は、前記T形鋼のフランジを軽圧下圧延してウェブ側曲りを付与し、
    前記T形鋼の初期曲りがウェブ側曲りの場合は、前記T形鋼のフランジは軽圧下圧延せず前記ウェブ側曲りを保持し、
    前記曲げ矯正機構は、これらウェブ側曲りの前記T形鋼のフランジ側に曲げを付与して矯正することを特徴とするT形鋼の矯正設備。
  7. 前記フランジ軽圧下圧延機構は、T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面圧延ロールと、前記フランジ外面圧延ロールと対向してフランジ内面を押圧する、前記T形鋼のウェブを挟んだ左右で同一軸心上に位置するフランジ内面圧延ロールを備え、
    前記曲げ矯正機構は前記T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面側ロールと、前記フランジ外面側ロールを支点とした3点曲げを前記フランジに付与できるように、前記フランジ外面側ロールの前後の夫々で前記フランジ内面側を押圧する、前記T形鋼のウェブを挟んだ左右で同一軸心上に位置するフランジ内面側ロールを備えることを特徴とする請求項5または6記載のT形鋼の矯正設備。
  8. 前記フランジ軽圧下圧延機構は、T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面圧延ロールと、前記フランジ外面圧延ロールと対向してフランジ内面を押圧するフランジ内面圧延ロールを備え、前記フランジ内面圧延ロールはロール面の幅方向中心に前記T形鋼のウェブと接触せずにフランジ内面を圧延可能とする溝部を備え、
    前記曲げ矯正機構は前記T形鋼のフランジ外面を押圧するフランジ外面側ロールと、前記フランジ外面側ロールを支点とした3点曲げを前記フランジに付与できるように、前記外面側ロールの前後の夫々で前記フランジ内面側を押圧する、フランジ内面側ロールを備え、前記フランジ内面側ロールはロール面の幅方向中心に前記T形鋼のウェブと接触せずにフランジ内面上を動転可能とする溝部を備えていることを特徴とする請求項5または6記載のT形鋼の矯正設備。
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