JP2010022858A - ウッド型クラブ - Google Patents

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JP2010022858A JP2009250574A JP2009250574A JP2010022858A JP 2010022858 A JP2010022858 A JP 2010022858A JP 2009250574 A JP2009250574 A JP 2009250574A JP 2009250574 A JP2009250574 A JP 2009250574A JP 2010022858 A JP2010022858 A JP 2010022858A
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【課題】 ヘッドのトウダウン現象やかぶり現象をより確実に抑制できるようにしたウッド型クラブを提供する。
【解決手段】 ヘッドのクラウンがなす面とソールがなす面に挟まれるヘッドのトウ側及びヒール側側面それぞれに、ヘッドの打撃フェイスを上下に2分する水平面を含むレベルに打撃フェイス側からバック側に向けて直線状に延び、外側に開口された断面凹状で、互いに対称形をなし、ヘッドのトウ側及びヒール側に空気流路を形成する溝部が設けられ、該対称形をなすそれぞれの溝部がヘッドのダウンスイング時にヘッドの受ける高速気流の一部を捕らえてヘッドのトウ側及びヒール側で後方に流すようになし、ヘッドのトウ側及びヒール側にバランスした姿勢矯正力を発生させることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明はウッド型クラブに関し、特にヘッドのトウダウン現象やかぶり現象をより確実に抑制できるようにしたクラブに関する。
ゴルフ競技においてスコアメイクの上で、ゴルフクラブによる打球の方向安定性を図ることが重要であることが知られ、ヘッド形状やヘッド重心位置を改良したゴルフクラブが種々提案されている。本件発明者も既に、ヘッドのトウダウン現象及びかぶり現象を抑制して打球の方向安定性を向上させるようにしたアイアン型クラブ及びウッド型クラブを開発し、提案するに至った。
特開平04−227285号公報 特開平06−98954号公報 米国特許第5203565号明細書
しかし、本件発明者らの開発に係るクラブにおいてもシャフトの特性あるいは競技時のゴルファーの体調や心理状態等に起因してヘッドのトウダウン現象やかぶり現象が発生することがあり、この点で改良の余地があった。
本発明はかかる点に鑑み、ヘッドのトウダウン現象やかぶり現象をより確実に抑制できるようにしたウッド型クラブを提供することを課題とする。
本件発明者らはヘッドのトウダウン現象及びかぶり現象について種々研究した。まず、ゴルフクラブをスイングすると、クラブには遠心力が作用するが、この遠心力は重錘を釣り下げた糸の一端を持って振り回した時に、糸を半径として重錘が円周上を旋回するように、重錘を半径方向に引っ張る力である。一般的にヘッドはシャフトの中心軸線よりも側方に突き出ているので、ダウンスイング時にヘッドに遠心力が作用すると、シャフトは下方に曲がる傾向がある。他方、図6に示されるように、ゴルフクラブをスイングする場合にはゴルフクラブは手首120によって固定されているが、手首120を回転中心となる機構部品として考察した場合には手首120の硬さはシャフト100のそれに比して1/9程度であり、手首120はヘッド110に作用する遠心力によってアドレス時の角度を保持できずに、手首の角度が大きくなってゴルフクラブが下方に変位し(図6の状態A及び状態B、参照)、その後にシャフト100が下方に曲がり(図6の状態C、参照)、これによってゴルフボールの飛球安定性に悪影響を及ぼすようなヘッド110のトウダウン現象が発生することとなる。
また、ゴルファーがゴルフクラブをスイングする場合、いつもと同じようにスイングしようとするが、実際にはその日の体調や心理状態によってスイングのタイミングを乱しやすい。また、シャフトの特性がゴルファーのタイミングに合っていないこともある。かかる場合、図7に示されるようにシャフト100が撓り、又図8に示されるようにシャフト100が中心軸線廻りに捻じれ、ボールの打撃位置おいてヘッド110がスクエアーの状態に比してかぶった状態となり、これによりゴルフボールの飛球安定性に悪影響を及ぼすようなヘッド110のかぶり現象が発生することとなる。
ところで、一般のゴルファーがウッドクラブをスイングした場合にはヘッドスピードは150Km/h程度に達する。本件発明者はヘッドスピードが高速で移動する際にヘッドが受ける高速気流を利用し、ヘッド姿勢を維持し矯正するようにすると、ヘッドのトウダウン現象及びかぶり現象をより確実に抑制できることを知見し、本発明を完成するに至った。
そこで、本発明に係るウッド型クラブは、ヘッドのクラウンがなす面とソールがなす面に挟まれるヘッドのトウ側及びヒール側側面それぞれに、ヘッドの打撃フェイスを上下に2分する水平面を含むレベルに打撃フェイス側からバック側に向けて直線状に延び、外側に開口された断面凹状で、互いに対称形をなし、ヘッドのトウ側及びヒール側に空気流路を形成する溝部が設けられ、該対称形をなすそれぞれの溝部がヘッドのダウンスイング時にヘッドの受ける高速気流の一部を捕らえてヘッドのトウ側及びヒール側で後方に流すようになし、ヘッドのトウ側及びヒール側にバランスした姿勢矯正力を発生させることを特徴とする。
本発明の特徴の1つはヘッドの側方部分又はソールには少なくともヘッドのヒール側及びトウ側に姿勢矯正部を形成した点にある。
これにより、例えば約150Km/hでクラブをスイングすると、ヘッドの受ける高速気流の一部が姿勢矯正部によって捕らえられるが、この捕らえられた高速気流は高速であるが故に、あたかもヘッドの打撃フェイス側からバック側に向かう棒状のガイド体として挙動する。すると、ヘッドが手首を中心とし、シャフトの長さを半径とする円周上を移動する際に、少なくとも2つの棒状のガイド体がヘッドのトウ側及びヒール側を案内するので、ヘッドがゴルフボールに対してスクエアーな姿勢に維持されるとともに、ヘッドがトウダウンしようとしてもヘッドトウ側の棒状ガイド体がヘッドトウ側の位置を保持し、トウダウン現象を阻止することとなる。
また、ヘッドがスクエアーの姿勢からひらいたり、かぶったりすると、高速気流が姿勢矯正部と干渉しあい、これがヘッドをスクエアーな姿勢に矯正する力として作用するので、ヘッドはゴルフボール打撃の瞬間にはスクエアーな姿勢に矯正されることとなる。
本件発明者の実験によれば、少なくとも2つの姿勢矯正部によるヘット゛姿勢の保持及び矯正の効果は顕著であり、シャフトの硬さに関係なく、又ゴルファーの体調や心理状態に関係なく、常にヘッドを最適な姿勢にコントロールできることが確認された。従って、ゴルファーは自分の好みにあった硬さのシャフトを自由に選択でき、又体調や心理状態に関係なく、常に自分の技量に応じたスコアメイクを図ることができる。
姿勢矯正部はヘッドに彫り込み形成してもよく、ヘッド外表面に盛り上がり形成してもよい。また、姿勢矯正部はヘッドのサイド部分に設けてよく、ソールに設けてもよい。
さらに、姿勢矯正部は少なくともトウ側とヒール側とに設けられていれば、2つ以上であってもよい。ここで、トウ側とヒール側に姿勢矯正部を設けるようにしたのはトウ側又はヒール側のいずれか1つの棒状の高速気流体だけではヘッド姿勢を保持し矯正できないからである。
姿勢矯正部は単純な貫通穴としてもよいが、現在の競技ルール上では貫通穴を設けると競技に使用できない。そこで、姿勢矯正部はヘッドの打撃フェイス側からバック側に向けて延びる凹溝とするのがよい。
この凹溝はヘッドに彫り込み形成してもよく、又ヘッド外表面に盛り上がった部分を形成し、この盛り上がり部分に凹溝を彫り込み形成してもよい。
凹溝の形状と特に限定されず、断面U字状、断面半円形状、断面楕円形状、断面三角形状、その他の断面多角形状、あるいは任意の断面形状を採用することができるが、ヘッドをガイドする上で、棒状の高速気流体がヘッドの姿勢矯正部から抜け難いような形状とするのがよい。即ち、凹溝はその開口幅が最大溝幅よりも小さい断面形状となすのが好ましい。この条件を満足する限り、凹溝の断面形状は特に限定されない。
また、トウダウンを抑制する上で、ヘッドが棒状の高速気流から上方に抜け難いような形状とするのがよい。即ち、凹溝はその開口がスクエアーにおいたヘッドに対して水平方向又は水平方向よりも下方に開設されるのが好ましい。勿論、凹溝の開口幅を最大溝幅よりも小さくした場合には凹溝の開口を上方又は斜め上方に指向させても棒状の高速気流体は凹溝から抜け出し難いので、トウダウン現象を抑制できる。
凹溝の大きさはヘッドの重さやゴルファーの筋力等の種々の条件に対応して設定される必要があるが、本件発明者らの実験によれば直径が概ね5mm以上であれば期待する効果が得られることが確認されている。但し、トウ側及びヒール側の各々に複数の凹溝を形成する場合には複数の高速気体流が全体としてヘッドをガイドするので、5mm以下の径であっても差し支えない。
本発明に係るウッド型クラブの好ましい実施形態を示す正面図である。 上記実施形態を示す平面図である。 上記実施形態を示す背面図である。 上記実施形態を示す底面図である。 上記実施形態の作用を説明するための模式図である。 トウダウン現象の原因を説明するための図である。 かぶり現象の原因を説明するための図である。 かぶり現象の他の原因を説明するめの図である。
以下、本発明を具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図5は本発明に係るウッド型クラブの好ましい実施形態を示す。図において、ヘッド10はヒール側にシャフト40を連結するホーゼル部20を一体的に形成された中空鋳造品(鍛造品でもよい)で、ヘッド10は打撃フェイス11、トップフェイス12、ソール13及びバック14から構成され、打撃フェイス11はスイート領域が真球面状をなしている。
また、ヘッド10のトウ側T及びヒール側Hのサイド部分15、16には凹溝(姿勢矯正部)30、31が打撃フェイス11からバック14に向かいかつヘッド重心を通る中心線に対して交差するように延びて彫り込み形成されている。
この凹溝30、31は直径ほぼ12mmの断面ほぼ円形状をなし、開口幅は最大溝幅よりも小さく、又凹溝30、31の開口は水平よりも若干斜め下方を指向して開設されている。
本例のクラブをスイングし、テイクバックからダウンスイングを開始すると、図5に示されるように、ヘッド10のヒール側Hの凹溝31に棒状の高速気流体(ガイド体)Fが形成され始め、これがヘッド10をスクエアーな姿勢にする力として作用する。ヘッド10がひらいた状態からスクエアーな姿勢になり始めると、トウ側Tの凹溝30にも棒状の高速気流体Fが形成される。
すると、ヘッド10はトウ側T及びヒール側Hの2本の棒状の高速気流体F、Fによってガイドされ、ヘッド10はゴルフボールに対してスクエアーな姿勢に維持される。また、トウ側Tの高速気流体Fはヘッド10のトウ側Tの凹溝30内に保持され、凹味噌30から抜け出ることはないので、ヘッド10がトウダウンしようとしてもこれを抑制するように働き、これによってトウダウン現象がより確実に抑制される。
また、何らかの原因でヘッド10がひらいたり、かぶったりすると、2本の高速気流体F、Fが凹溝30、31の内面と衝突してヘッド10をスクエアーな姿勢に戻す力が発生するので、ヘッド10はスクエアーな姿勢に矯正されることとなる。
従って、ヘッド10はゴルフボールの打撃の瞬間には常にスクエアーの姿勢でしかもトウダウンしていないので、ゴルフボールは目標とする方向に安定に飛球することとなる。
本件発明者の実験によれば、従来のヘッドではトウダウン量がほぼ15mmで、17.5°のかぶりが発生していたのに対し、本例のヘッドではトウダウン量が3mm以下で、スクエアーか又は1.0°のひらきが発生し、トウダウン現象及びかぶり現象が大幅に抑制できることが確認された。
10 ヘッド
11 打撃フェイス
12 トップフェイス
13 ソール
14 バック
15、16 サイド部分
30、31 凹溝(姿勢矯正部)
T トウ側
H ヒール側
F 高速気流体(ガイド体)

Claims (1)

  1. ヘッドのクラウンがなす面とソールがなす面に挟まれるヘッドのトウ側及びヒール側側面それぞれに、ヘッドの打撃フェイスを上下に2分する水平面を含むレベルに打撃フェイス側からバック側に向けて直線状に延び、外側に開口された断面凹状で、互いに対称形をなし、ヘッドのトウ側及びヒール側に空気流路を形成する溝部が設けられ、該対称形をなすそれぞれの溝部がヘッドのダウンスイング時にヘッドの受ける高速気流の一部を捕らえてヘッドのトウ側及びヒール側で後方に流すようになし、ヘッドのトウ側及びヒール側にバランスした姿勢矯正力を発生させることを特徴とするウッド型クラブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011096547A1 (ja) 2010-02-04 2011-08-11 矢崎総業株式会社 コネクタ用のメス端子

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