JP2010020193A - レンズ鏡胴 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の駆動機構を含むレンズ鏡胴において、不良率の低減、低コスト化を図る。
【解決手段】筐体10内に配列されて光軸方向に相対的に移動自在に支持された複数の可動レンズ群30,40、複数の可動レンズ群をそれぞれ駆動する複数の駆動機構91、92を備えたレンズ鏡胴において、複数の駆動機構91,92を着脱自在に一緒に固定して保持する一つの連結保持部材93を含み、連結保持部材93は筐体10に対して着脱自在に取り付けられている。これによれば、筐体の構造を簡素化でき、又、複数の駆動機構は連結保持部材に対してそれぞれ着脱自在であるため、複数の駆動機構の一部に不良品が生じた場合は、その不良品の駆動機構を良品の駆動機構に交換するだけでよく、良品のものまで交換する場合に比べて、不良率の低減、コストの低減を達成することができる。
【選択図】図14

Description

本発明は、携帯電話機等に搭載される小型のデジタルカメラ(モバイルカメラ)に適用されるレンズ鏡胴に関し、特に、複数のレンズ群を相対的に移動させてズーミングを行う機能を備えたレンズ鏡胴に関する。
従来のレンズ鏡胴としては、複数のレンズ枠が配列される第1筐体及び第2筐体と、第2筐体に取り付けられた撮像素子と、複数のレンズ枠を光軸方向に往復動自在にガイドするべく第1筐体及び第2筐体に嵌合された複数のガイドシャフトと、第1筐体又は第2筐体に配置された複数の駆動機構(モータ、リードスクリュー、保持プレート等)等を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、これらのレンズ鏡胴においては、第1筐体及び第2筐体にそれぞれガイドシャフト及びレンズ枠を組込んだ後に第1筐体と第2筐体を連結しているため、複数のレンズ枠(レンズ)同士の光軸合わせ(軸芯合わせ)が困難であった。また、複数の駆動機構は、お互いが離れた位置において筐体の内部にそれぞれ固定されているため、筐体にはそれぞれの駆動機構に対応する固定部位が必要になり、装置の大型化を招き、小型化が要求される携帯電話機等に搭載するには不向きであった。
また、部品の一部が故障した場合には、その部品を取り出すべく装置全体を分解しなければならず、修理作業等を容易に行うことができなかった。
さらに、駆動機構が筐体内に配置されているため、フレキシブル配線板(FPC)等を筐体の外部に引き出すために開口部が必要になり、その開口部からゴミ等が侵入する虞があり、又、複数の可動レンズ群等の移動範囲による制約を受けてモータを確実に固定しきれず、十分な耐衝撃性を確保するのが困難であった。
一方、取り付けを簡素化するべく、複数の駆動機構を完全に一つのユニットとして形成すると、一部の駆動機構が不良品になると、他の良品の駆動機構も一緒に交換しなければならず、不要なコストの増加、不良率の増加等を招くことになる。
特開2007−271649号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、部品点数の削減及び部品の集約化による小型化、低コスト化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等を図りつつ、複数の駆動機構において一部の駆動機構に不良品が発生した場合はその不良品のみを交換することによって不良率の低減を図れるレンズ鏡胴を提供することにある。
本発明のレンズ鏡胴は、光軸方向に伸長する筐体と、筐体内に配列されて光軸方向に相対的に移動自在に支持された複数の可動レンズ群と、複数の可動レンズ群をそれぞれ駆動する複数の駆動機構とを備えたレンズ鏡胴であって、上記複数の駆動機構を着脱自在に一緒に固定して保持する一つの連結保持部材を含み、この連結保持部材は、筐体に対して着脱自在に取り付けられている、ことを特徴としている。
この構成によれば、複数の駆動機構は一つの連結保持部材に一緒に着脱可能に固定して保持され、この一つの連結保持部材が筐体に対して着脱可能に取り付けられるため、筐体には一つの連結保持部材を固定する固定領域(ネジ穴等)を設ければよく、筐体の構造を簡素化でき、又、複数の駆動機構を集約して配置するため、全体としてレンズ鏡胴を小型化できる。また、複数の駆動機構は連結保持部材に対してそれぞれ着脱自在であるため、複数の駆動機構の中に不良品が生じた場合は、その不良品の駆動機構を良品の駆動機構に交換するだけでよく、完全に一つのユニットとして形成された場合に良品のものまで交換する場合に比べて、不良率の低減、コストの低減を達成することができる。
上記構成において、複数の駆動機構は、モータ,モータに直結されかつ光軸方向に伸長するリードスクリュー,リードスクリューに螺合されたナットを含む駆動ユニットと、駆動ユニットを保持する保持プレートとを含み、連結保持部材は、複数の駆動機構に含まれる複数の保持プレートを一緒に固定して保持するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動ユニット(モータ,リードスクリュー,ナット)をそれぞれ保持する複数の保持プレートが連結保持部材に対して着脱自在になっているため、その取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。また、複数の保持プレートを隣接して連結保持部材に固定することにより、部品の集約化、小型化を達成することができる。
上記構成において、筐体は、光軸方向に垂直な方向の少なくとも一つの側壁を取り除いて形成されリードスクリュー及びナットが臨むように配置される開口部を含み、連結保持部材は、筐体に取り付けられた状態で、開口部を塞ぐように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、リードスクリュー及びナットを開口部に臨むように、又、連結保持プレートで開口部を塞ぐように、駆動機構を筐体の外側から組み付けるため、その組み付けが容易であり、一旦組み付けた後でも内部の点検又は修理等の際に容易に取り外すことができ、又、フレキシブル配線板等も筐体の外側において直接接続することができるため、接続用の開口部が不要になり、外部から筐体内にゴミ等が侵入するのを防止することができる。
上記構成において、保持プレートは、リードスクリューに平行に伸長する壁部、壁部の一端にて屈曲されモータの端面を固定する固定部、壁部の他端にて屈曲されリードスクリューの先端側を保持する保持部を画定するように形成され、連結保持部材は、保持プレートの壁部を固定する平板部、筐体に固定される少なくとも二つの固定部を画定するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、モータの端面が保持プレートの固定部に固定され、モータに直結されかつナットを螺合したリードスクリューの先端側が保持プレートの保持部に保持されるため、モータに対するリードスクリューの振れを防止でき、又、ネジ等により保持プレートの壁部を連結保持部材の平板部に結合するだけで、複数の駆動機構が一体となったモジュール化された駆動機構が得られ、このモジュール化された駆動機構の土台となる連結保持部材(の少なくも二つの固定部)を筐体に固定することで、駆動機構全体の組み付けを容易に行うことができる。
上記構成をなすレンズ鏡胴によれば、構造の簡素化、部品点数の削減及び部品の集約化による小型化、低コスト化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等を達成しつつ、複数の駆動機構において一部の駆動機構に不良品が発生した場合はその不良品のみを交換することができ、その結果不良率が低減したレンズ鏡胴を得ることができると共に、小型化、低コスト化等が要求される携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ等に適したレンズ鏡胴を得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図16は、本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示すものであり、図1はレンズ鏡胴Mが携帯電話機Pに搭載された状態を示す斜視図、図2はレンズ鏡胴Mの斜視図、図3はカバーを外した状態でのレンズ鏡胴Mの斜視図、図4はカバー及び駆動機構を外した状態でのレンズ鏡胴Mの斜視図、図5はレンズ鏡胴Mの分解斜視図、図6ないし図8はレンズ鏡胴Mの筐体を示す斜視図及び端面図、図9及び図10は筐体の内部を示す断面図及び平面図、図11はレンズ鏡胴Mの外側面及び内部を示す断面図、図12はレンズ鏡胴Mの光軸を含む面での断面図、図13は駆動機構の組み付けを説明するレンズ鏡胴Mの斜視図、図14は駆動機構の分解斜視図、図15は押えカバーの斜視図、図16は可動レンズ群の動作を説明する断面図である。
尚、ここでは、レンズ鏡胴Mは、図1に示すように、携帯電話機Pのモニタを有する蓋体P1に内蔵されており、被写体光の光軸Lが蓋体P1の外面に垂直に進入した後に直角に屈曲して、レンズ鏡胴Mの後方側に連結されたCCD等の撮像素子に入り込むように形成されている。
このレンズ鏡胴Mは、図2ないし図5に示すように、外輪郭を画定する筐体10、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23、複数の可動レンズ群としての前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40、前側レンズ群30と後側レンズ群40を光軸方向Lにおいて互いに引き寄せるコイルスプリング50、固定レンズ群としての前側固定レンズ群60及び後側固定レンズ群70、屈曲要素としてのプリズム80、駆動機構90、前側可動レンズ群30の光軸方向Lにおける位置を検出する第1位置センサ101、後側可動レンズ群40の光軸方向Lにおける位置を検出する第2位置センサ102、筐体10の開口部を覆うカバー110、プリズム80を筐体10に対して押圧して固定する押えカバー120、フレキシブル配線板130等を備えている。
筐体10は、図6ないし図8に示すように、樹脂材料を用いて略矩形の断面をなす空洞でかつ光軸方向Lに伸長するように形成され、光軸方向Lの前方に位置する前壁11、光軸方向Lの後方に位置する後壁12、光軸方向Lに垂直な方向に面する側壁13及び側壁14、光軸方向Lに垂直な方向に面する側壁を除いて形成された開口部15及び開口部15に略90度の角度をもった開口部16、前壁11から略三角形状に延出する延出壁17等を備えている。
また、筐体10は、図6ないし図8に示すように、光軸方向Lの前方から前側固定レンズ群60を挿入して固定し得る前側環状固定部11a、3つの嵌合孔11b、ネジ穴11c、位置決め突起11d、第1位置センサ101を取り付ける凹部11e、駆動機構90の一部を嵌め込む凹部11f、光軸方向Lの後方から後側固定レンズ群70を挿入して固定し得る後側環状固定部12a、3つの嵌合孔12b、ネジ穴12c、位置決め突起12d、第2位置センサ102を取り付ける凹部12e、駆動機構90の一部(後述する第1モータ91a、第2モータ92a)を嵌め込む2つの凹部12f、それぞれの凹部12fに連続する略U字状の2つのフランジ部12g、CCD等の撮像素子を収容する略矩形の凹部12h、カバー110を掛止する掛止爪12i,13a、駆動機構90を位置決めする位置決め突起14a、ネジBを通す円孔14b、ネジ穴17a、押えカバー120を掛止する4つの掛止爪17b、プリズム80を位置決めする位置決め部17c等を備えている。
3つの嵌合孔11b及び3つの嵌合孔12bは、図6及び図7に示すように、光軸方向Lの後方から、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23をそれぞれ挿入してそれぞれの両端部を嵌合させる(前端部を嵌合孔11bに嵌合させ、後端部を嵌合孔12bに嵌合させる)ように形成されている。
このように、筐体10が3つのガイドシャフト21,22,23の両端部を嵌合させて固定するため、光軸Lと平行になるように3つのガイドシャフト21,22,23を高精度に組み付けることができ、それ故に、3つのガイドシャフト21,22,23にガイドされる複数の可動レンズ群(前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40のレンズGの)光軸合わせを高精度に行うことができる。
開口部15は、図5及び図6に示すように、略矩形に開口するように形成され、3つのガイドシャフト21,22,23が挿着される前の状態で、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40を筐体10内に挿入し又は筐体10から取り出し得る大きさに形成されている。このように、開口部15を設けたことにより、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40を筐体10内に容易に挿入して組み付けることができ、全体としての組み付け作業性を向上させることができる。
2つの凹部12fは、図4ないし図6に示すように、後述する第1モータ91a及び第2モータ92aの外輪郭に沿うように側壁に対して凹部を外向きにするように形成されている。
2つの略U字状のフランジ部12gは、それぞれの凹部12fに連続して形成され、後述する第1リードスクリュー91b及び第2リードスクリュー92bを通すと共に第1モータ91a及び第2モータ92aのそれぞれの端面と対向するように形成されている。
開口部16は、図5及び図6に示すように、開口部15と略90度異なる方向に面する側壁を取り除いて開口部15と隣接するように略矩形に形成され、筐体10に外側から近付けられて取り付けられる駆動機構90の一部(後述する連結保持部材としての連結保持プレート93)で覆われるようになっている。このように、開口部15に加えて開口部16を設けることで、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40の組み付け及び取り外しを一層容易に行うことができる。
すなわち、開口部16は、後述する駆動機構90の第1リードスクリュー91b及び第1ナット91cと第2リードスクリュー92及び第2ナット92cを臨ませると共に、連結保持プレート93により塞がれるようになっている。
ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23は、それぞれ円形断面をなし光軸方向Lに伸長するように形成され、それらの前端部が対応する嵌合孔11bにそれぞれ嵌合され、それらの後端部が対応する嵌合孔12bにそれぞれ嵌合されて、光軸方向Lに平行な状態で筐体10に固定されている。
そして、ガイドシャフト21は、後述する前側可動レンズ群30の連結部32を摺動自在に連結させて光軸方向Lにガイドするようになっている。
また、ガイドシャフト22は、後述する後側可動レンズ群40の連結部42を摺動自在に連結させて光軸方向Lにガイドするようになっている。
さらに、回転止めガイドシャフト23は、後述する前側可動レンズ群30の連結部33及び後側可動レンズ群40の連結部43を摺動自在に連結させて光軸L回りの回転を一緒に規制しつつ光軸方向Lにガイドするようになっている。
前側可動レンズ群30は、図4、図5、図9、図11(b)に示すように、一つのレンズGを保持するレンズ枠31、レンズ枠31から延出してガイドシャフト21に摺動自在に連結される嵌合孔を有する連結部32、レンズ枠31から延出して回転止めガイドシャフト23に摺動自在に連結される略U字状の連結部33、レンズ枠31から延出して第1位置センサ101により検出され得る検出片34、レンズ枠31から延出して駆動機構90の一部をなす第1ナット91cに係合させられる略U字状の係合片35、係合片35の近傍に設けられてコイルスプリング50の端部が掛止される掛止部36等を備えている。
後側可動レンズ群40は、図4、図5、図10、図11(b)に示すように、3つのレンズGを保持するレンズ枠41、レンズ枠41から延出してガイドシャフト22に摺動自在に連結される嵌合孔を有する連結部42、レンズ枠41から延出して回転止めガイドシャフト23に摺動自在に連結される略U字状の連結部43、レンズ枠41から延出して第2位置センサ102により検出され得る検出片44、レンズ枠41から延出して駆動機構90の一部をなす第2ナット92cに係合させられる略U字状の係合片45、レンズ枠41から延出してコイルスプリング50の端部が掛止される掛止部46等を備えている。
コイルスプリング50は、図10に示すように、その一端部が前側可動レンズ群30の掛止部36に掛止され、その他端部が後側可動レンズ群40の掛止部46に掛止されて、前側可動レンズ群30と後側可動レンズ群40とを光軸方向Lにおいて互いに近づけるように付勢力を及ぼすようになっている。
前側固定レンズ群60は、図5及び図9に示すように、レンズG単体からなり、筐体10の前側環状固定部11aに対して、光軸方向Lの前方から挿入して固定されるように形成されている。
後側固定レンズ群70は、図5及び図9に示すように、レンズG単体からなり、筐体10の後側環状固定部12aに対して、光軸方向Lの後方から挿入して固定されるように形成されている。
プリズム80は、図4、図5、図12に示すように、筐体10において被写体から発せられた被写体光(光軸L)を、90度屈曲させて、筐体10内に配置されたレンズ群(前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、後側固定レンズ群70)に導き、さらに筐体10の後端部に配置される撮像素子に導くように形成されている。そして、プリズム80は、2つの延出壁17の間に挟み込むように挿入されて、位置決め部17cにより所定位置に位置決めされ、その外側から押えカバー120が筐体10の延出壁17に結合されることにより、筐体10内に固定されるようになっている。
すなわち、このレンズ鏡胴における光学系は、図12に示すように、光軸方向Lの前方から後方に向けて、プリズム80、前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、後側固定レンズ群70が順に配列された構成となっており、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40が駆動機構90により適宜駆動されて光軸方向Lに相対的に移動して変倍動作(ズーミング)を行うと共に、前側レンズ群30が合焦動作及び補正動作を行うようになっている。
駆動機構90は、図4、図5、図9、図10、図13、図14に示すように、前側可動レンズ群30を駆動する第1駆動機構91、後側可動レンズ群40を駆動する第2駆動機構92、第1駆動機構91及び第2駆動機構92を一体的に連結(固定)して保持する連結保持部材としての連結保持プレート93等を備えている。
第1駆動機構91は、第1モータ91a、第1モータ91aに直結された第1リードスクリュー91b、第1リードスクリュー91bに螺合されると共に前側可動レンズ群30の係合片35に光軸方向Lの後側から係合する第1ナット91c、第1リードスクリュー91bの先端に嵌合された第1軸受部材91d、第1モータ91a及び第1軸受部材91dを保持する第1保持プレート91e等を備えている。ここで、第1モータ91aとしては、ステッピングモータ等が採用される。また、ここでは、第1モータ91a、第1リードスクリュー91b、第1ナット91cにより第1駆動ユニットが構成されている。
第1保持プレート91eは、第1リードスクリュー91bに平行に伸長する壁部91e1、壁部91e1の一端にて屈曲され第1モータ91aの端面を固定する固定部91e2、壁部91e1の他端にて屈曲され第1リードスクリュー91bの先端側を(第1軸受部材91dを介して)保持する保持部91e3を画定するように、コ字状に両端が屈曲して形成され、その壁部91e1においてネジBを捩じ込むネジ孔91e´を有している。
そして、第1保持プレート91eは、ネジBにより連結保持プレート93に対して着脱自在に固定されて保持されるようになっている。
これによれば、第1モータ91aの端面が第1保持プレート91eの固定部91e2に固定され、第1モータ91aに直結されかつ第1ナット91cを螺合した第1リードスクリュー91bの先端側が第1保持プレート91eの保持部91e3に保持されるため、第1モータ91aに対する第1リードスクリュー91bの振れを防止できる。
第2駆動機構92は、第2モータ92a、第2モータ92aに直結された第2リードスクリュー92b、第2リードスクリュー92bに螺合されると共に後側可動レンズ群40の係合片45に光軸方向Lの前側から係合する第2ナット92c、第2リードスクリュー92bの先端に嵌合された第2軸受部材92d、第2モータ92a及び第2軸受部材92dを保持する第2保持プレート92e等を備えている。ここで、第2モータ92aとしては、ステッピングモータ等が採用される。また、ここでは、第2モータ92a、第2リードスクリュー92b、第2ナット92cにより第2駆動ユニットが構成されている。
第2保持プレート92eは、第1保持プレート91eと同一形状をなすように形成され、すなわち、第2リードスクリュー92bに平行に伸長する壁部92e1、壁部92e1の一端にて屈曲され第2モータ92aの端面を固定する固定部92e2、壁部92e1の他端にて屈曲され第2リードスクリュー92bの先端側を(第2軸受部材92dを介して)保持する保持部92e3を画定するように、コ字状に両端が屈曲して形成され、その壁部92e1においてネジBを捩じ込むネジ孔92e´を有している。
そして、第2保持プレート92eは、ネジBにより連結保持プレート93に対して着脱自在に固定されて保持されるようになっている。
これによれば、第2モータ92aの端面が第2保持プレート92eの固定部92e2に固定され、第2モータ92aに直結されかつ第2ナット92cを螺合した第2リードスクリュー92bの先端側が第1保持プレート92eの保持部92e3に保持されるため、第2モータ92aに対する第2リードスクリュー92bの振れを防止できる。
連結保持プレート93は、図14に示すように、略矩形の平板部93a及び2つの固定部93b,93cを画定するように形成され、第1保持プレート91eのネジ孔91e´に捩じ込むネジBを通す円孔93a´、第2保持プレート92eのネジ孔92e´に捩じ込むネジBを通す円孔93a´´、筐体10の延出壁17に形成されたネジ穴17aに捩じ込むネジBを通す円孔93b´、筐体10の側壁14に形成された位置決め突起14aが嵌合される円孔93c´、円孔14bを通されたネジBが捩じ込まれるネジ孔93c´´を画定している。
そして、第1駆動機構91及び第2駆動機構92は、図14に示すように、第1モータ91aに直結されかつ第1ナット91cを螺合させた第1リードスクリュー91bと第2モータ92aに直結されかつ第2ナット92cを螺合させた第2リードスクリュー92bとを平行に配列させるように、第1保持プレート91eと第2保持プレート92eを隣接させ、ネジBにより、一つの連結保持プレート93に対して一体的に固定(連結)して保持される。これにより、モジュール化された一つの駆動機構90が形成される。
このように、ネジ等により保持プレート91e,92eの壁部91e1,92e1を連結保持プレート93の平板部93aに結合するだけで、二つの駆動機構91,92が一体となったモジュール化された一つの駆動機構90が得られ、このモジュール化された駆動機構90の土台となる連結保持プレート93(の少なくも二つの固定部93b,93c)を筐体10に固定することで、駆動機構全体の組み付けを容易に行うことができる。
また、駆動機構90は、図13に示すように、筐体10の外側から開口部16に近付けて、円孔93b´を通したネジBをネジ孔17aに捩じ込みかつ円孔14bを通したネジBをネジ孔93c´´に捩じ込むことにより、連結保持プレート93で筐体10の開口部16を塞ぐように、着脱自在に取り付けられるようになっている。
このように、駆動機構90を筐体10の外側から近づけて、連結保持プレート93で開口部16を覆うように組み付けることで、その組み付けが容易に行うことができ、又、一旦組み付けた後でも内部の点検又は修理等の際に容易に取り外すことができ、又、フレキシブル配線板130等も筐体10の外側において直接接続することができるため、接続用の開口部が不要になり、外部から筐体10内にゴミ等が侵入するのを防止することができる。
尚、連結保持プレート93が筐体10に組み付けられた状態で、第1駆動機構91は、第1モータ91aの起動により第1リードスクリュー91bが回転すると、第1ナット91cが光軸方向Lに移動し、第1ナット91cに追従する係合片35を介して、前側可動レンズ群30を光軸方向Lの所望の位置に移動させるように作動し、第2駆動機構92は、第2モータ92aの起動により第2リードスクリュー92bが回転すると、第2ナット92cが光軸方向Lに移動し、第2ナット92cに追従する係合片45を介して、後側可動レンズ群40を光軸方向Lの所望の位置に移動させるように作動する。
また、第1保持プレート91e及び第2保持プレート92eと第1モータ91a及び第2モータ92aの間には、隙間を封止するためのエポキシ樹脂(接着剤)等により形成された充填部材94が配置されている。これにより、第1モータ91a、第2モータ92a、第1保持プレート91e、第2保持プレート92e、あるいは、筐体10の間において筐体10の内部に通じる隙間を確実に封止することができ、ゴミ等の侵入をより確実に防止することができる。
上記駆動機構90によれば、複数の駆動機構91,92は一つの連結保持プレート93に一緒に着脱可能に固定して保持され、この一つの連結保持プレート93が筐体10に対して着脱可能に取り付けられるため、筐体10には一つの連結保持プレート93を固定する固定領域(ネジ穴17a,位置決め突起14a,円孔14b等)を設ければよく、筐体10の構造を簡素化できる。また、複数の駆動機構91,92を集約して配置するため、全体としてレンズ鏡胴を小型化できる。さらに、複数の駆動機構91,92は連結保持プレート93に対してそれぞれ着脱自在であるため、複数の駆動機構91,92の中に不良品が生じた場合は、その不良品の駆動機構を良品の駆動機構に交換するだけでよく、完全に一つのユニットとして形成された場合に良品のものまで交換する場合に比べて、不良率の低減、コストの低減を達成することができる。
第1位置センサ101は、投光素子及び受光素子を備えた透過型の光センサであり、図3、図9、図11(a)に示すように、筐体10の凹部11eに取り付けられている。そして、第1位置センサ101は、検出片34が投光素子から受光素子に向う検出光を遮ることで、前側可動レンズ群30の初期位置を検出するようになっている。
第2位置センサ102は、投光素子及び受光素子を備えた透過型の光センサであり、図3、図9、図11(a)に示すように、筐体10の凹部12eに取り付けられている。そして、第2位置センサ102は、検出片44が投光素子から受光素子に向う検出光を遮ることで、後側可動レンズ群40の初期位置を検出するようになっている。
カバー110は、図3ないし図5に示すように、薄板状の金属板を用いて、平板状でかつ開口部15を閉塞し得るように略矩形の外輪郭をなすように形成され、ネジBを通す円孔111、位置決め突起11d,12dを嵌合させる円孔112、掛止爪13a,12iに掛止される掛止片113等を備えている。
そして、カバー110は、図3に示すように、筐体10の内部に収容する部品(ガイドシャフト21,22,23、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、コイルスプリング50等)の組み付けが完了した後に、開口部15を覆うようにネジBを用いて筐体10に結合されるようになっている。
このように、筐体10に対して着脱自在なカバー110を設けたことにより、内部の確認及び必要に応じた分解作業を容易に行うことができる。また、カバー110を平板状に形成したことにより、カバー110に垂直な方向(光軸Lに垂直な方向)の薄型化を達成することができる。
押えカバー120は、樹脂材料を用いて形成されており、図15に示すように、筐体10の掛止爪17bに掛止される4つの掛止片121、プリズム80に当接させられる4つの当接部122等を備えている。
そして、押えカバー120は、図5及び図12に示すように、プリズム80を2つの延出壁17の間に挟み込むように挿入した後に、プリズム80を位置決め部17cに向けて押えつつ固定するように、掛止片121を掛止爪17bに掛止して筐体10に結合されるようになっている。ここで、掛止片121は掛止爪17bに対してスナップフィットにより結合されるため、掛止片121を外側に撓ませれば、押えカバー120を筐体10から容易に取り外すことができる。
フレキシブル配線板130は、図2に示すように、駆動機構90の第1モータ91a及び第2モータ92aの接続端子、第1位置センサ101の接続端子、第2位置センサ102の接続端子を、携帯電話機P内の制御回路等に電気的に接続するものであり、筐体10及び押えカバー120の外壁に沿うように屈曲して形成されている。
このように、フレキシブル配線板130が光路から外れた領域で外壁に沿うように配置されているため、レンズ鏡胴の薄型化、小型化に寄与することができる。
次に、このレンズ鏡胴Mの組み付けについて説明する。
組み付けに先立って、筐体10、3つのガイドシャフト21,22,23、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、コイルスプリング50、前側固定レンズ群60、後側固定レンズ群70、プリズム80、モジュール化された駆動機構90、第1位置センサ101及び第2位置センサ102、カバー110、押えカバー120、フレキシブル配線板130等を準備する。
先ず、第1位置センサ101が筐体10の凹部11eに嵌め込まれ、第2位置センサ102が筐体10の凹部12eに嵌め込まれる。
そして、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40が開口部15から筐体10内に挿入されて所定位置に保持され、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23が、光軸方向Lの後方から筐体10に近づけられて対応する嵌合孔12bにそれぞれ挿入され、ガイドシャフト21が前側可動レンズ群30の連結部32に挿入され、ガイドシャフト22が後側可動レンズ群40の連結部42に挿入され、回転止めガイドシャフト23が後側可動レンズ群40の連結部43に挿入されかつ前側可動レンズ群30の連結部33に挿入され、さらに、筐体10の対応する嵌合孔11bにそれぞれ挿入される。
これにより、ガイドシャフト21,22及び回転止めガイドシャフト23は、それぞれの両端部が筐体10の嵌合孔11b,12bに嵌合されて固定された状態となり、光軸方向Lと平行に高精度に固定される。
また、前側可動レンズ群30は、回転止めガイドシャフト23により光軸L回りの回転が規制されつつガイドシャフト21により光軸方向Lに移動自在にガイドされる状態となり、後側可動レンズ群40は、回転止めガイドシャフト23により光軸L回りの回転が規制されつつガイドシャフト22により光軸方向Lに移動自在にガイドされる状態となる。
このように、光軸方向Lにガイドする専用のガイドシャフト21,22と光軸L回りの回転を規制する共通のガイドシャフト23を採用することで、構造の簡素化、部品点数の削減が達成され、前側可動レンズ群30及び後側可動レンズ群40は光軸方向Lに高精度にガイドされ得る。
続いて、コイルスプリング50が、前側可動レンズ群30の掛止部36と後側可動レンズ群40の掛止部46に掛止されて張設される。尚、コイルスプリング50の組み付けは、この順番に限定されず、後に組み付けられてもよい。
続いて、前側固定レンズ群60が、光軸方向Lの前方から筐体10に近づけられて、前側環状固定部11aに挿入され適宜接着剤等を用いて固定される。
続いて、後側固定レンズ群70が、光軸方向Lの後方から筐体10に近づけられて、後側環状固定部12aに挿入され適宜接着剤等を用いて固定される。
尚、後側固定レンズ群70が先に組み込まれ、続いて、前側固定レンズ群60が組み込まれてもよい。
続いて、第1ナット91cが係合片35に光軸方向Lの後側から当接し、第2ナット92cが係合片45に光軸方向Lの前側から当接するようにして、モジュール化された駆動機構90が、光軸方向Lに垂直な方向から筐体10に近づけられて、連結保持プレート93で開口部16を塞ぐように筐体10に組み付けられる。
ここで、駆動機構90まで組み付けられたレンズ鏡胴が所定の検査装置にセットされて、前側固定レンズ群60、前側可動レンズ群30、後側可動レンズ群40、及び後側固定レンズ群70からなる光学系の特性検査が行われる。
ここで、特性検査で合格すると、プリズム80が筐体10に嵌め込まれ、その外側から押えカバー120が組み付けられる。尚、特性検査で不合格になると、適宜手直し工程に移行される。
続いて、カバー110が開口部15を塞ぐように筐体10に組み付けられる。
最後に、フレキシブル配線板130が、筐体10及び押えカバー120の外壁面に沿うように配線されて、第1モータ91a及び第2モータ92aの接続端子、第1位置センサ101及び第2位置センサ102の接続端子にそれぞれ接続される。
これにより、レンズ鏡胴が完成する。その後、必要に応じて、筐体10の後方に位置する凹部12hに撮像素子が嵌め込まれる。
このように、駆動機構90は筐体10の外側に配置され、フレキシブル配線板130も筐体10の外側に配設されるため、筐体10の内部から外側にフレキシブル配線板130を導く開口部が不要になり、ゴミ等が筐体10内に侵入するのを防止することができる。
次に、レンズ鏡胴の動作について、図16を参照しつつ簡単に説明する。
先ず、被写体光は、プリズム80に垂直な方向から進入し、プリズム80により90度光路が屈曲させられ、直線上に並ぶ前側固定レンズ群60→前側可動レンズ群30→後側可動レンズ群40→後側固定レンズ群70を順次通過し、さらに後方に配置される撮像素子に入射するようになっている。
そして、休止状態においては、前側レンズ群30は光軸方向Lの最も前方に停止し、後側可動レンズ群40は光軸方向Lの最も後方に停止した状態にある。
そして、第1駆動機構91により、前側可動レンズ群30が光軸方向Lに駆動され、第2駆動機構92により、後側可動レンズ群40が光軸方向Lに駆動され、図16(a)に示す広角端撮影位置から、図16(b)に示す中間撮影位置を経て、図16(c)に示す望遠端撮影位置に至るようになっている。
上記構成をなすレンズ鏡胴Mによれば、構造の簡素化、部品点数の削減及び部品の集約化による小型化、低コスト化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等を達成しつつ、複数の駆動機構において一部の駆動機構に不良品が発生した場合はその不良品のみを交換することができ、その結果不良率を低減でき、小型化、低コスト化等が要求される携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ等に適したレンズ鏡胴が得られる。
上記実施形態においては、複数の可動レンズ群として二つの可動レンズ群30,40と、複数の駆動機構として二つの駆動機構91,92を備えた場合を示したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の可動レンズ群及び駆動機構を含む構成において、本発明を適用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ鏡胴は、構造の簡素化、部品点数の削減及び部品の集約化による小型化、低コスト化、組付け作業性の向上、組付け精度の向上等を達成しつつ、不良率を低減できるため、小型化、低コスト化等が要求される携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ等に適用できるのは勿論のこと、携帯電話機に限らず、その他の携帯情報端末機又はデジタルカメラ、あるいは、設置型のデジタルカメラ等のレンズ鏡胴としても有用である。
本発明に係るレンズ鏡胴を携帯電話機に搭載した状態を示す斜視図である。 本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴において、カバーを筐体から外した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴において、カバー及び駆動機構を筐体から外した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の分解斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなす筐体を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなす筐体を示す斜視図である。 (a)はレンズ鏡胴の一部をなす筐体を光軸方向の後側から見た端面図、(b)はレンズ鏡胴の一部をなす筐体を光軸方向の前側から見た端面図である。 レンズ鏡胴の内部を示す断面図である。 レンズ鏡胴の内部を示す平面図である。 (a)はレンズ鏡胴の外側面図、(b)はレンズ鏡胴の内部を示す断面図である。 レンズ鏡胴の光軸Lを含む面での断面図である。 レンズ鏡胴において、駆動機構を筐体から外した状態を示す斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなす駆動機構を示す分解斜視図である。 レンズ鏡胴の一部をなす押えカバーを示す斜視図である。 レンズ鏡胴に含まれる可動レンズ群の動作を説明するものであり、(a)は広角端撮影位置にある状態を示す断面図、(b)は中間撮影位置にある状態を示す断面図、(c)は望遠端撮影位置にある状態を示す断面図である。
符号の説明
L 光軸方向
P 携帯電話機
P1 蓋体
M レンズ鏡胴
10 筐体
11 前壁
11a 前側環状固定部
11b 嵌合孔
11c ネジ穴
11d 位置決め突起
11e,11f 凹部
12 後壁
12a 後側環状固定部
12b 嵌合孔
12c ネジ穴
12d 位置決め突起
12e,12f 凹部
12g 略U字状のフランジ部
12h 凹部
12i,13a 掛止爪
13,14 側壁
14a 位置決め突起
14b 円孔
15,16 開口部
17 延出壁
17a ネジ穴
17b 掛止爪
17c 位置決め部
21,22 ガイドシャフト
23 回転止めガイドシャフト
30 前側可動レンズ群
31 レンズ枠
G レンズ
32,33 連結部
34 検出片
35 係合片
36 掛止部
40 後側可動レンズ群
41 レンズ枠
G レンズ
42,43 連結部
44 検出片
45 係合片
46 掛止部
50 コイルスプリング
60 前側固定レンズ群
G レンズ
70 後側固定レンズ群
G レンズ
80 プリズム
90 駆動機構
91 第1駆動機構
91a 第1モータ(駆動ユニット)
91b 第1リードスクリュー(駆動ユニット)
91c 第1ナット(駆動ユニット)
91d 第1軸受部材
91e 第1保持プレート
91e´ ネジ孔
91e1 壁部
91e2 固定部
91e3 保持部
92 第2駆動機構
92a 第2モータ(駆動ユニット)
92b 第2リードスクリュー(駆動ユニット)
92c 第2ナット(駆動ユニット)
92d 第2軸受部材
92e 第2保持プレート
92e´ ネジ孔
92e1 壁部
92e2 固定部
92e3 保持部
93 連結保持プレート(連結保持部材)
93a 平板部
93b,93c 固定部
93a´,93a´´ 円孔
93b´ 円孔
93c´ 円孔
93c´´ ネジ孔
94 充填部材
101 第1位置センサ
102 第2位置センサ
110 カバー
111,112 円孔
113 掛止片
120 押えカバー
121 掛止片
122 当接部
130 フレキシブル配線板

Claims (4)

  1. 光軸方向に伸長する筐体と、前記筐体内に配列されて光軸方向に相対的に移動自在に支持された複数の可動レンズ群と、前記複数の可動レンズ群をそれぞれ駆動する複数の駆動機構と、を備えたレンズ鏡胴であって、
    前記複数の駆動機構を着脱自在に一緒に固定して保持する一つの連結保持部材を含み、
    前記連結保持部材は、前記筐体に対して着脱自在に取り付けられている、
    ことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記複数の駆動機構は、モータ,前記モータに直結されかつ光軸方向に伸長するリードスクリュー,前記リードスクリューに螺合されたナットを含む駆動ユニットと、前記駆動ユニットを保持する保持プレートとを含み、
    前記連結保持部材は、前記複数の駆動機構に含まれる複数の保持プレートを一緒に固定して保持するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記筐体は、光軸方向に垂直な方向の少なくとも一つの側壁を取り除いて形成され前記リードスクリュー及びナットが臨むように配置される開口部を含み、
    前記連結保持部材は、前記筐体に取り付けられた状態で、前記開口部を塞ぐように形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記保持プレートは、前記リードスクリューに平行に伸長する壁部、前記壁部の一端にて屈曲され前記モータの端面を固定する固定部、前記壁部の他端にて屈曲され前記リードスクリューの先端側を保持する保持部を画定するように形成され、
    前記連結保持部材は、前記保持プレートの壁部を固定する平板部、前記筐体に固定される少なくとも二つの固定部を画定するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のレンズ鏡胴。
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