JP2008090273A - 撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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英明 藤田
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Abstract

【課題】小型化・低価格化・低騒音化が可能であり、レンズ群を高精度で移動可能で、かつ組み立てやリワークが容易な撮像装置を提供すること。
【解決手段】この発明の撮像装置は、レンズ群20a〜20dが搭載され、レンズ群20a〜20dの光軸方向に沿って開口した第1の開口部22を有するレンズ筐体18と、レンズ群20a〜20dを光軸方向に移動させるための駆動源が搭載され、レンズ筐体18の第1の開口部22に連通すべき駆動用開口部24を有する駆動筐体4とを備える。レンズ筐体18と駆動筐体4とは、第1の開口部22と駆動用開口部24とが連通した状態で互いに分離可能に組み合わされている。
【選択図】図1

Description

この発明は撮像装置に関し、より詳しくは、レンズ群とそのレンズ群を光軸方向に移動させる駆動部とを備えた撮像装置に関する。
また、この発明は、そのような撮像装置を組み立てる撮像装置の製造方法に関する。
複数のレンズ群からなる撮影光学系に入射する光束に基づいて形成される被写体像を所定の位置に配置した電荷結合素子(CCD)等の撮像素子に結像させるように構成された撮像装置(カメラ)が広く普及している。この種の撮像装置では、複数のレンズ群を光軸方向に移動させることで、オートフォーカス機能、ズーム機能が付与されている。レンズを光軸方向に移動させるために、ステッピングモータ等を駆動源とし、減速ギアやリードスクリュ等の伝達手段を介してレンズ保持枠を光軸方向に駆動する方式が一般に使用されている。
これらのオートフォーカス機能、ズーム機能を有する撮像装置は、一般に、レンズ筐体に、レンズ群とともにレンズ駆動源と撮像素子が収容された構成となっている(例えば、特許文献1(特開平4−369608号公報)の図1参照。)。
一方、レンズ保持枠に被写体の輝度に応じて光量を調節するためのメカニカルシャッタが固定され、レンズ保持枠と一体でメカニカルシャッタを移動させる撮像装置が知られている(例えば、特許文献2(特開平5−134159号公報)の図3、図4参照。)。このような撮像装置では、メカニカルシャッタの開閉を制御するためのフレキシブルプリント基板(FPC)をレンズ筐体から引き出す必要がある。また、レンズ保持枠の位置を検出するためにフォトインタラプタ(PI)等の原点センサが使用されている。
特開平4−369608号公報 特開平5−134159号公報
特許文献1に開示された撮像装置では、レンズ筐体にレンズ駆動源が収容された構成となっている。このため、レンズ駆動源の振動が直接レンズ筐体に伝達し、レンズ群の振動あるいは駆動騒音が高くなるという問題がある。また、レンズ群の移動精度も低下する。振動を低減するために、仮にレンズ筐体の剛性を高めて対策した場合、レンズ筐体の大型化や高コスト化という問題が生ずる。更に、レンズ筐体にレンズ駆動源が収容された構成では、駆動装置あるいはレンズ群組み立てに不良があった場合に、各部材を取り外すのに手間がかかり、リワークが困難であるという課題もある。特に、ズーム、オートフォーカス機能のために複数の駆動源が必要となる撮像装置では、これらの影響は更に大きくなる。
また、特許文献2に開示されたようにメカニカルシャッタやフォトインタラプタを有する撮像装置においては、フレキシブルプリント基板(FPC)の引き出しや通電の仕方に起因して、組み立てやリワークが困難になる。
そこで、この発明の課題は、小型化・低価格化・低騒音化が可能であり、レンズ群を高精度で移動可能で、かつ組み立てやリワークが容易な撮像装置を提供することにある。
また、この発明の課題は、そのような撮像装置を組み立てる撮像装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の撮像装置は、
レンズ群とそのレンズ群を光軸方向に移動させる駆動部とを備えた撮像装置であって、
この撮像装置が有する全てのレンズ群が搭載され、上記レンズ群の光軸方向に沿って開口した第1の開口部と、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有するレンズ筐体と、
この撮像装置が有する全ての駆動源が搭載され、上記レンズ筐体の上記第1の開口部に連通すべき駆動用開口部を有する駆動筐体と、
上記レンズ筐体の上記第2の開口部を塞ぐ着脱可能な板部材とを備え、
上記レンズ筐体と上記駆動筐体とは、上記第1の開口部と駆動用開口部とが連通した状態で互いに分離可能に組み合わされていることを特徴とする。
この発明の撮像装置では、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とは、上記第1の開口部と駆動用開口部とが連通した状態で組み合わされている。したがって、その連通した上記第1の開口部と駆動用開口部とを通して、上記駆動筐体に搭載された駆動源からの駆動力を上記レンズ筐体に搭載されたレンズ群に伝達して、上記レンズ群を光軸方向に移動させることができる。このようにした場合、上記駆動源からの振動は駆動筐体を介して間接にレンズ筐体へ伝達するのみとなり、上記駆動源からの振動が直接レンズ筐体に伝達するのを防止できる。したがって、低騒音化が可能となる。また、レンズ筐体への振動伝達が抑えられることから、レンズ群を高精度で移動可能となる。
また、この撮像装置は、基本的に上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを組み合わせることによって構成されるので、組み立てが容易に行われる。しかも、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とは互いに分離可能になっているので、リワークが容易に行われる。
特に、この撮像装置では、上記レンズ筐体は、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有する。したがって、この撮像装置の製造段階で、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを互いに組み合わせた後、上記板部材の取り付け前に、上記レンズ筐体の外部から上記第2の開口部を通して上記レンズ筐体の内部を観察することが可能になる。したがって、例えば、上記レンズ筐体と上記駆動筐体との組み立て後に上記レンズ群の駆動特性を外部から観察して、良否を容易に判断できる。したがって、仮に上記レンズ群の駆動特性が不良であれば、リワークが容易に行われる。
さらに、この撮像装置では、この撮像装置が有する全てのレンズ群が上記レンズ筐体に搭載される一方、この撮像装置が有する全ての駆動源が上記駆動筐体に搭載されている。したがって、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを組み合わせた後、仮に上記レンズ群の駆動特性が不良であれば、上記レンズ群を含むレンズ筐体側と上記駆動源を含む駆動筐体側とのうち、不良側の筐体のみを交換することによって、リワークが容易に行われる。
また、レンズ筐体の剛性を特に高める必要はないので、大型化や高コスト化を招くことはなく、小型化・低価格化が可能である。
また、連通した上記第1の開口部と駆動用開口部との周りを取り囲むように、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とで、または更に別の部材を併せることによって密閉構造を構成すれば、外部から撮像装置の内部にゴミが侵入するのを容易に防止できる。
一実施形態の撮像装置は、
上記駆動筐体に、上記駆動源に加えて、上記駆動源からの駆動力を上記レンズ群へ伝達するための伝達機構が搭載されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記駆動筐体に搭載された駆動源からの駆動力を、上記伝達機構を介して、上記レンズ筐体に搭載されたレンズ群に伝達することができる。
一実施形態の撮像装置は、
上記駆動筐体に、上記駆動源と上記伝達機構とが内包されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記駆動筐体に、上記駆動源と上記伝達機構とが内包されているので、レンズ筐体への振動伝達がさらに抑えられるとともに、駆動騒音がさらに低減される。
一実施形態の撮像装置は、
上記レンズ群は、上記光軸方向に沿ってそれぞれ移動しうる少なくとも2つのレンズ群を含み、
上記駆動源は、上記光軸方向に沿って上記2つのレンズ群をそれぞれ別々に移動させるための第1、第2のモータを含み、
上記第1のモータと第2のモータとが、上記駆動筐体上で上記光軸方向に沿って並べて配置されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記レンズ群は、上記レンズ筐体上で上記光軸方向に沿ってそれぞれ移動しうる少なくとも2つのレンズ群を含むので、オートフォーカス機能やズーム機能を容易に実現できる。また、上記第1のモータと第2のモータとが上記光軸方向に沿って並べて配置されているので、上記光軸方向に対して垂直な方向に関してスペースを節約でき、撮像装置の小型化を図ることができる。
一実施形態の撮像装置は、
上記レンズ筐体に、被写体の輝度に応じて光量を調節するためのメカニカルシャッタが搭載され、
上記メカニカルシャッタに給電するための制御用フレキシブルプリント基板が、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側から、上記レンズ筐体の外部に引き出されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記メカニカルシャッタに給電するための制御用フレキシブルプリント基板が、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側から、上記レンズ筐体の外部に引き出されている(なお、上記メカニカルシャッタと上記制御用フレキシブルプリント基板とは、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とが組み合わされるのに先だって、予め上記レンズ筐体に搭載されているものとする。)。したがって、この撮像装置の製造段階で、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とが組み合わされる時、上記制御用フレキシブルプリント基板が組み立て作業の邪魔になることがない。また、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側は、上記駆動筐体(やそれに搭載された部材)が配置されるわけではないから、本来は上記制御用フレキシブルプリント基板のような部材を配置するためのスペースが存在する。したがって、この一実施形態の撮像装置のように、上記制御用フレキシブルプリント基板が、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側から、上記レンズ筐体の外部に引き出されている構成であれば、そのようなスペースが有効利用される。したがって、撮像装置の小型化が可能となる。
一実施形態の撮像装置は、
上記メカニカルシャッタに給電するための上記制御用フレキシブルプリント基板は、上記レンズ群の一つが光軸方向に移動するときに変形する伸縮部を有し、この伸縮部が、上記レンズ筐体内で上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に配置されたことを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記制御用フレキシブルプリント基板の伸縮部を設けることでレンズ群の移動をスムーズに行えるとともに、その伸縮部をレンズ筐体内に配置することで組立て作業性が良くなる。また上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側は、上記駆動筐体(やそれに搭載された部材)が配置されるわけではないから、本来は上記制御用フレキシブルプリント基板のような部材を配置するためのスペースが存在する。したがって、この一実施形態の撮像装置のように、上記制御用フレキシブルプリント基板の伸縮部を、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に配置する構成であれば、そのようなスペースが有効利用される。
一実施形態の撮像装置は、
上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に、上記レンズ群の位置を検出するための原点センサが搭載されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に、上記レンズ群の位置を検出するための原点センサが搭載されている(なお、上記原点センサは、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とが組み合わされるのに先だって、予め上記レンズ筐体に搭載されているものとする。)。したがって、この撮像装置の製造段階で、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とが組み合わされる時、上記原点センサが組み立て作業の邪魔になることがない。また、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側は、上記駆動筐体(やそれに搭載された部材)が配置されるわけではないから、本来は上記原点センサのような部材を配置するためのスペースが存在する。したがって、この一実施形態の撮像装置のように、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に、上記原点センサが搭載されている構成であれば、そのようなスペースが有効利用される。したがって、撮像装置の小型化が可能となる。
一実施形態の撮像装置は、
上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に、上記レンズ群の位置を検出するための原点センサが搭載され、
上記メカニカルシャッタに給電するための上記制御用フレキシブルプリント基板が、上記原点センサに給電を行うフレキシブルプリント基板を含むことを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記メカニカルシャッタの上記制御用フレキシブルプリント基板が、上記原点センサに給電するためのフレキシブルプリント基板を含んでいるため、上記レンズ筐体内に配置された部材に関するフレキシブルプリント基板を一元管理することができ、上記制御用フレキシブルプリント基板の上記レンズ筐体からの引き回し処理が容易となるため組立て性が良くなる。また、部材点数を低減できることから低コスト化を図ることができる。
一実施形態の撮像装置は、
上記駆動源に給電するための駆動用フレキシブルプリント基板が、上記制御用フレキシブルプリント基板と、着脱可能な接続用コネクタを介して結合されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、上記着脱可能な接続用コネクタにより、上記レンズ筐体内と上記駆動筐体から引出されるそれぞれのフレキシブルプリント基板同士を結合させていることから、両者を結合した後に上記レンズ筐体あるいは上記駆動筐体のどちらかに不良が発見された場合に、フレキシブルプリント基板の分割が容易であり、更にリワーク性を良くすることが可能となる。
一実施形態の撮像装置は、
上記レンズ筐体は、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有し、
上記第2の開口部を塞ぐ着脱可能な板部材を備え、
上記着脱可能な接合用コネクタは上記板部材の外面に沿って配置されていることを特徴とする。
この一実施形態の撮像装置では、レンズ筐体や駆動筐体ではなく、より安価な板部材の上に上記接合用コネクタを配置させていることから、安価な板部材の交換のみでリワークを行うことが可能となり、より低コストでのリワークが可能となる。
一実施形態の撮像装置は、
上記板部材は金属材料から形成されていることを特徴とする。
板部材を、樹脂材料と比べ、ステンレスやアルミニウム等の剛性の高い金属材料で形成していることから、上記接合用コネクタのコネクト時に板部材の変形を防止することができ、また、板厚を薄くできることから撮像装置の小型化が可能となる。
この発明の撮像装置の製造方法は、
レンズ群とそのレンズ群を光軸方向に移動させる駆動部とを備えた撮像装置を組み立てる撮像装置の製造方法であって、
上記撮像装置が有する全てのレンズ群が搭載され、上記レンズ群の光軸方向に沿って開口した第1の開口部と、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有するレンズ筐体と、
上記撮像装置が有する全ての駆動源と、上記駆動源からの駆動力を上記レンズ群へ伝達するための伝達機構とが搭載され、上記レンズ筐体の上記第1の開口部に連通すべき駆動用開口部を有する駆動筐体と、
上記レンズ筐体の上記第2の開口部を着脱可能に塞ぐための板部材とを用意し、
上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを、上記第1の開口部と駆動用開口部とが連通した状態で互いに分離可能に組み合わせることによって、上記レンズ群の保持枠に上記伝達機構を係合させるとともに、上記板部材によって上記レンズ筐体の上記第2の開口部を着脱可能に塞ぐことを特徴とする。
この発明の撮像装置の製造方法によれば、小型化・低価格化・低騒音化が可能であり、レンズを高精度で移動可能な撮像装置が容易に組み立てられる。また、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とは互いに分離可能になっているので、上記撮像装置のリワークは容易に行われる。
特に、この製造方法では、上記用意されるレンズ筐体は、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有する。したがって、上記撮像装置の製造段階で、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを互いに組み合わせた後、上記板部材の取り付け前に、上記レンズ筐体の外部から上記第2の開口部を通して上記レンズ筐体の内部を観察することが可能になる。したがって、例えば、上記レンズ筐体と上記駆動筐体との組み立て後に上記レンズ群の駆動特性を外部から観察して、良否を容易に判断できる。したがって、仮に上記レンズ群の駆動特性が不良であれば、リワークが容易に行われる。
さらに、この製造方法では、上記撮像装置が有する全てのレンズ群が上記レンズ筐体に搭載される一方、上記撮像装置が有する全ての駆動源が上記駆動筐体に搭載されている。したがって、上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを組み合わせた後、仮に上記レンズ群の駆動特性が不良であれば、上記レンズ群を含むレンズ筐体側と上記駆動源を含む駆動筐体側とのうち、不良側の筐体のみを交換することによって、リワークが容易に行われる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の撮像装置(全体を符号26で示す。)の分解斜視図である。この撮像装置26は、大別して、複数のレンズ群20a〜20dやメカニカルシャッタ6等を搭載したレンズ筐体18と、レンズ群を光軸方向に駆動させるための駆動源および伝達機構を搭載した駆動筐体4と、撮像素子8を搭載した撮像基板13と、板部材としての天板5とを備えている。後に詳述するが、この撮像装置26は、レンズ筐体18に、駆動筐体4、撮像基板13、天板5を取り付けることで、組み立てられる。これにより、図2に示すような撮像装置26が完成する(図2は後述するフレキシブルプリント基板(FPC)を省略した概略図となっている)。
図1から分かるように、レンズ筐体18は、駆動筐体4が取り付けられるべき側に、レンズ群20a〜20dの光軸方向に沿って開口した第1の開口部22を有している。また、レンズ筐体18は、天板5が取り付けられるべき側に、外部からこのレンズ筐体18の内部を観察するのを許すように第2の開口部23を有している。駆動筐体4は、レンズ筐体18の第1の開口部22に連通すべき駆動用開口部24を有している。
図3、図4はレンズ筐体18の内部の構成を示している。図3、図4はそれぞれ、ワイド位置(広角位置)、テレ位置(望遠位置)における状態を示している。
このレンズ筐体18には、1群レンズ20a、2群レンズ20b、3群レンズ20c、4群レンズ20dの4つのレンズ群が、1つの光軸を共有するように1列に搭載されている。1群レンズ20a、4群レンズ20dは、レンズ筐体18上で互いに反対側の位置に固定されている。
1群レンズ20aと4群レンズ20dとの間に配された2群レンズ20bと3群レンズ20cは、それぞれ2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cに取り付けられている。2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cは、それぞれ2群レンズ20b、3群レンズ20cとともに、ガイド軸2a,2bおよび副軸3に案内され、光軸方向に移動可能となっている。これらの2群レンズ20b、3群レンズ20cが光軸方向に移動することにより、撮影光学系の撮影倍率を変倍(ズーミング)し、あるいはピント合わせ(フォーカシング)を行うことができるようになっている。
2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cの軸受け部と副軸受け部にはそれぞれガイド軸2a,2b、副軸3が挿入されている。ガイド軸2a,2b、副軸3の両端はそれぞれレンズ筐体18に固定されている。ガイド軸2a,2bの外周をそれぞれ取り囲むように、圧縮コイルばね(つる巻きばね)からなる予圧ばね12a,12bが設けられている。予圧ばね12a,12bは、それぞれ2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cの軸受け部とレンズ筐体18の壁面との間に配置されている。予圧ばね12a,12bは、その伸縮により、2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cをそれぞれ駆動筐体4に配置されたナット10a,10b(図5参照。)へ向けて付勢して、スラスト方向のガタを吸収している。
3群レンズホルダ1cには、被写体の輝度に応じて光量を調節するためのメカニカルシャッタ6が、ねじ止めされて固定されている。メカニカルシャッタ6は、3群レンズホルダ1cとともに光軸方向に移動する。このメカニカルシャッタ6には、このメカニカルシャッタ6のシャッタ羽やNDフィルタ(絞り)を開閉するための駆動部(図示せず)に給電を行うための制御用フレキシブルプリント基板(以下「制御FPC」と呼ぶ。)19が接続されている。制御FPC19は、3群レンズホルダ1cの光軸方向の移動にともない、図3、図4に示すようにその形状(U字部)が変化する伸縮部を有している。この伸縮部とは制御FPC19の可動部である。制御FPC19のうち形状が変化する伸縮部(U字部)はレンズ筐体18の内部に配置されている。そして、制御FPC19のうちその伸縮部(U字部)よりもメカニカルシャッタ6に対して反対側に相当する部分が、レンズ筐体18の第1の開口部22と反対の側に設けられたスリット25を通して、外部に引き出されている。また、制御FPC19の伸縮部(U字部)もレンズ筐体18の第1の開口部22と反対の側に配置されている。制御FPC19に伸縮部(U字部)を設けることで、3群レンズホルダ1cの移動をスムーズに(小さい負荷で)移動させることができ、安定した駆動が可能となる。
2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cにはフォトインタラプタ(原点センサ)21a,21bを通過するフラグ28が形成されている。これらの原点センサ21a,21bによって、2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cの位置が検出される。なお、メカニカルシャッタ6のための制御FPC19が、原点センサ21a,21bの出力を検出するためのFPCを兼ねている。すなわち、レンズ筐体18内に配置されている部材の制御・給電を行うFPCは一つに集約されている。このことにより、FPCの引き回し作業を容易に行うことができる。
図5は、駆動筐体4の内部の構成を示している。駆動筐体4には、2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cを駆動させるための駆動源17a,17bと伝達機構30とが搭載されている。
駆動源としてのステッピングモータ等からなる第1のモータ17aの回転が、モータピニオンギア16a、減速ギア15a、リードスクリュギア14aを介して伝達され、リードスクリュ11aが回転され、リードスクリュ11aの雄ねじ部に螺合したナット10aが駆動される。同様に、駆動源としてのステッピングモータ等からなる第2のモータ17bの回転が、モータピニオンギア16b、減速ギア15b、リードスクリュギア14bを介して伝達され、リードスクリュ11bが回転され、リードスクリュ11bの雄ねじ部に螺合したナット10bが駆動される。
これらのモータピニオンギア16a,16b、減速ギア15a,15b、リードスクリュギア14a,14b、リードスクリュ11a,11b、ナット10a,10は、駆動源17a,17bからの駆動力をレンズ群に伝達する伝達機構30を構成している。
図3、図4に示すように、2群レンズホルダ1b、3群レンズホルダ1cの一部には、ナット10と当接するナット当接部9a,9bが形成されている。図5中に示したモータ17aによりリードスクリュギア14aが回転されると、リードスクリュ11aに沿って、ナット10aが、図3、図4中に示すナット当接部9aとともに移動する。これにより、予圧ばね12aにより付勢された2群レンズホルダ1bがガイド軸2a,2bおよび副軸3に案内され、光軸方向に移動する。同様に、図5中に示したモータ17bによりリードスクリュギア14bが回転されると、リードスクリュ11bに沿って、ナット10bが、図3、図4中に示すナット当接部9bとともに移動する。これにより、予圧ばね12bにより付勢された3群レンズホルダ1cがガイド軸2a,2bおよび副軸3に案内され、光軸方向に移動する。
この実施形態では駆動源が2つの場合の構成を示しているが、駆動源が1つの場合でも動作は同様である。
この実施形態のように駆動源が2つ(モータ17a,17b)の場合、図5に示すように、2つのモータ17a,17bを光軸方向に沿って、各モータ17a,17bが重ならないように、連続して並べて配置することが好ましい。このような配置とすることで、上記光軸方向に対して垂直な方向に関して駆動筐体4のサイズを小さくすることができ、スペースを節約できる。本発明の撮像装置26では、後述するように、駆動筐体4をレンズ筐体18の光軸に対して垂直な方向に配置する構成となっているため、上記のようなモータ17a,17bの配置とすることで、撮像装置26の小型化を図ることができる。
次に撮像装置26の組み立て手順を説明する。
図1に関して説明したように、撮像装置26は、レンズ筐体18に、駆動筐体4、撮像基板13、天板5を取り付け、その後に各FPCの引き回し・取り付けを行うことで、組み立てられる。
組み立てに先立って予め、レンズ筐体18には、各レンズ群20a〜20d、メカニカルシャッタ6、原点センサ21a,21b、ガイド軸2a,2b等の光学部材が搭載されている。言うまでもなく、これらの光学部材は高精度で配置する必要がある。この実施形態では、撮像装置26を構成するのに必要な全ての光学部材を予めレンズ筐体18に搭載しておくことで、各光学部材を高精度で配置することが容易となる。一方、駆動筐体4には、図5に関して説明したように、駆動源としてのモータ17a,17bと、リードスクリュ11等の伝達機構30とが全て配置されている。このように、レンズ筐体18には光学的機能を果たす部品が全て搭載され、駆動筐体4には駆動機能を果たす部品が全て搭載された形態となっている。
図1に関して説明したように、レンズ筐体18は、駆動筐体4が配置される側で光軸に沿った方向に第1の開口部22を有し、天板5が配置される側に第2の開口部23を有している。すなわち、レンズ筐体18は6面のうち2面が開口した矩形の箱形状となっている。一方、駆動筐体4はレンズ筐体18が配置される側にのみ駆動用開口部24が設けられている。
まず、レンズ筐体18の第1の開口部22と駆動筐体4の駆動用開口部24とが連通するように、レンズ筐体18と駆動筐体4とが互いに分離可能に取り付けられる。レンズ筐体18と駆動筐体4との取り付けは、ネジや接着剤により、両筐体18、4の一部を接合することにより行われる。レンズ筐体18と駆動筐体4とが組み合わされた状態では、図6に示すように、第1の開口部22と駆動用開口部24は外部から見えなくなり、第2の開口部23のみが外部へ開口した状態となる。
この段階で、2群レンズホルダ1bと3群レンズホルダ1cの駆動特性や、光学系の特性の良否評価を行う。ここで、特性が不良である場合は、駆動筐体4とレンズ筐体18とを分離して、不良側の筐体のみを交換する。また、天板5を取り付ける前に、レンズ筐体18の外部から第2の開口部23を通してレンズ筐体18の内部を観察することができ、駆動特性の良否を容易に確認できる。駆動特性に問題がある場合は、リワークを行う。このようにして、容易にリワークを行うことができる。
特性に問題がない場合は、図7に示すように、第2の開口部23を塞ぐように、レンズ筐体18に天板5を取り付ける。レンズ筐体18への天板5の取り付けは、取り付け爪での固定や、接着による。
次に、メカニカルシャッタ6および原点センサ21a,21bのための制御FPC19の取り付けと、モータ17a,17bに給電を行うための駆動用フレキシブルプリント基板(以下「駆動FPC」と呼ぶ。)27の取り付けを行う。駆動FPC27は駆動筐体4内の駆動源であるモータ17a,17bに電気的に接合(半田づけ)されている。駆動FPC27の一部に接続用コネクタとして制御コネクタ29が配置されており、制御コネクタ29は駆動FPC27を介して天板5の外面(上面)に沿って両面接着剤等により接着固定されている。制御コネクタ29は制御FPC19が着脱可能となっており、駆動FPC27と制御FPC19とは制御コネクタ29により電気的に結合され、最終的に接合用コネクタとしてのメインコネクタ7を通して全ての制御が行われる。駆動用FPC27はレンズ筐体18と駆動筐体4にまたがって配置されている。
この段階で、再度駆動特性や、光学系の良否評価を行っても良い。前記の評価では判明しなかったコネクタ不良や配線不良を確認することができる。そして駆動特性(駆動筐体4)や光学特性(レンズ筐体18)に問題がある場合はリワークを行う。制御コネクタ29は着脱可能であるため、制御FPC19を取り外すことで配線を容易に分離することができる。また、天板5に制御コネクタ29を固定していることから、この固定を剥がし、天板5を交換することで、駆動筐体4やレンズ筐体18にダメージを与えることなく両者を分離することができる。天板5は単純な板部材であり、駆動筐体4やレンズ筐体18に比べ安価であり、低コストでのリワークを行うことができる。
最後に、レンズ筐体18に撮像基板13を取り付ける(図2参照。)。このようにして、この撮像装置26は容易に組み立てられる。
天板5は金属材料を使用することが好ましい。上記のように制御コネクタ29やメインコネクタ7は天板上に配置されており、この接続時に荷重がかかるため、樹脂等に比べ剛性の高い金属で形成することが好ましい。例えば、ステンレスやアルミニウム等の薄板(厚み0.2〜0.5mm程度)を使用することができる。樹脂材料に比べ厚みを薄くすることができ撮像装置の小型化を図れるという副次的作用も有する。
図7によって良く分かるように、メカニカルシャッタ6および原点センサ21a,21bのための制御FPC19は、レンズ筐体18の第1の開口部22と反対の側に設けられたスリット25を通して、外部に引き出されている(既述)。したがって、この撮像装置26の製造段階で、レンズ筐体18と駆動筐体4とが組み合わされる時、制御FPC19が組み立て作業の邪魔になることがない。また、レンズ筐体18の第1の開口部22と反対の側は、駆動筐体4(やそれに搭載された部材)が配置されるわけではないから、本来は制御FPC19のような部材を配置するためのスペースが存在する。したがって、この撮像装置26では、そのようなスペースが有効利用されて、撮像装置の小型化が容易になる。
また、前述のようにレンズ筐体18と駆動筐体4とで光学的機能、駆動機能を分離しているため、例えば、メカニカルシャッタ6のための制御FPC19をレンズ筐体18側に集約することでリワークが容易となる利点もある。
また、図2、図3に関して述べたように制御FPC19はズームポジションで変形するため、駆動筐体4が配置される側とは反対の側、つまり配置スペースの広い側に配置することで、スペースの有効利用が図れる。同様の理由から、原点センサ21a,21bも、光軸に関して駆動筐体4が配置される側とは反対の側に配置することが好ましい。
図1によって良く分かるように、この撮像装置26では、駆動筐体4は、6面のうち1面のみ、つまり駆動用開口部24側のみが開口し形状となっている。一般に、モータ17a,17bやその伝達機構30(図5参照。)は振動源となり、駆動騒音やレンズ振動の原因となり、撮像装置の性能低下を招く傾向がある。特に、従来技術のように、レンズ筐体18に相当する部材に駆動源であるモータ17a,17bや伝達機構30を配置すると、レンズ筐体18に直接振動が伝わること、モータ17a,17bや伝達機構30の周囲全方向への伝達が寄与することから、駆動騒音が高くなりやすく、レンズ振動も発生しやすくなる。これに対して、この撮像装置26では、振動源であるモータ17a,17bや伝達機構30を駆動筐体4に内包させていること、レンズ筐体18には、駆動筐体4を介して結合させていること、駆動筐体4の開口が1方向のみであることから、駆動騒音の低減やレンズ振動の抑制を図ることが容易となる。
すなわち、振動源を駆動筐体4に内包することで、騒音を外部に伝達することを抑制できる。また、振動源を駆動筐体4を介してレンズ筐体18に取り付けることで、駆動筐体4の振動伝達しにくい箇所にてレンズ筐体18に取り付けることが容易となり、駆動騒音やレンズ振動を抑制することができる。振動伝達しにくい箇所とは、例えば、駆動筐体4のうちモータ17a,17bやリードスクリュ11a,11bが固定された箇所から離れた箇所である。駆動筐体4のそのような箇所をレンズ筐体18に取り付けるのが好ましい。
図7に示したようにレンズ筐体18に天板5を取り付けた段階では、連通した第1の開口部22と駆動用開口部24とを取り囲む状態で、レンズ筐体18と駆動筐体4と天板5とによって、密閉構造が構成される。したがって、外部から撮像装置26の内部にゴミが侵入するのを容易に防止できる。
なお、モータ17a,17bや伝達機構30を閉口したレンズ筐体18の外部に取り付けた構成の場合、リワークは容易になるが、駆動騒音の低減や、ゴミの侵入を防止することが困難である。
本発明は、上述した撮像装置26に限定されるものではなく、例えば上記とは異なる光学系を有する撮像装置に適用することもできる。
以上のように、本発明の撮像装置では、小型化・低価格化・低騒音化が可能であり、レンズ群を高精度で移動可能で、かつ組み立てやリワークが容易に行われる。
この発明の一実施形態の撮像装置を分解状態で示す斜視図である。 上記撮像装置の組み立て後の状態の概略構成を示す斜視図である。 上記撮像装置を構成するレンズ筐体がワイド位置にある状態を、図1とは別の方向から見たところを示す斜視図である。 上記撮像装置を構成するレンズ筐体がテレ位置にある状態を、図3と同じ方向から見たところを示す斜視図である。 上記撮像装置を構成する駆動機構に搭載された要素を示す図である。 上記撮像装置の組み立て工程を説明する工程図である。 上記撮像装置の組み立て工程を説明する工程図である。
符号の説明
1a 1群レンズホルダ
1b 2群レンズホルダ
1c 3群レンズホルダ
2a,2b ガイド軸
3 副軸
4 駆動筐体
5 天板
6 メカニカルシャッタ
8 撮像素子
13 撮像基板
18 レンズ筐体
20a 1群レンズ
20b 2群レンズ
20c 3群レンズ
20d 4群レンズ
21a,21b 原点センサ(フォトインタラプタ)
22 第1の開口部
23 第2の開口部
24 駆動用開口部
26 撮像装置
30 伝達機構

Claims (13)

  1. レンズ群が搭載され、上記レンズ群の光軸方向に沿って開口した第1の開口部を有するレンズ筐体と、
    上記レンズ群を光軸方向に移動させるための駆動源が搭載され、上記レンズ筐体の上記第1の開口部に連通すべき駆動用開口部を有する駆動筐体とを備え、
    上記レンズ筐体と上記駆動筐体とは、上記第1の開口部と駆動用開口部とが連通した状態で互いに分離可能に組み合わされていることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記駆動筐体に、上記駆動源に加えて、上記駆動源からの駆動力を上記レンズ群へ伝達するための伝達機構が搭載されていることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    上記駆動筐体に、上記駆動源と上記伝達機構とが内包されていることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記レンズ筐体は、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有し、
    上記第2の開口部を塞ぐ着脱可能な板部材を備えたことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記レンズ群は、上記光軸方向に沿ってそれぞれ移動しうる少なくとも2つのレンズ群を含み、
    上記駆動源は、上記光軸方向に沿って上記2つのレンズ群をそれぞれ別々に移動させるための第1、第2のモータを含み、
    上記第1のモータと第2のモータとが、上記駆動筐体上で上記光軸方向に沿って並べて配置されていることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記レンズ筐体に、被写体の輝度に応じて光量を調節するためのメカニカルシャッタが搭載され、
    上記メカニカルシャッタに給電するための制御用フレキシブルプリント基板が、上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側から、上記レンズ筐体の外部に引き出されていることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    上記メカニカルシャッタに給電するための上記制御用フレキシブルプリント基板は、上記レンズ群の一つが光軸方向に移動するときに変形する伸縮部を有し、この伸縮部が、上記レンズ筐体内で上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に配置されたことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1に記載の撮像装置において、
    上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に、上記レンズ群の位置を検出するための原点センサが搭載されていることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項6または7に記載の撮像装置において、
    上記レンズ筐体の、上記レンズ群の光軸に関して上記第1の開口部と反対の側に、上記レンズ群の位置を検出するための原点センサが搭載され、
    上記メカニカルシャッタに給電するための上記制御用フレキシブルプリント基板が、上記原点センサに給電するためのフレキシブルプリント基板を含むことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項6、7または9のいずれか一つに記載の撮像装置において、
    上記駆動源に給電するための駆動用フレキシブルプリント基板が、上記制御用フレキシブルプリント基板と、着脱可能な接続用コネクタを介して結合されていることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、
    上記レンズ筐体は、上記第1の開口部とは別に、上記レンズ筐体の内部の観察を許す第2の開口部を有し、
    上記第2の開口部を塞ぐ着脱可能な板部材を備え、
    上記着脱可能な接合用コネクタは上記板部材の外面に沿って配置されていることを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置において、
    上記板部材は金属材料から形成されていることを特徴とする撮像装置。
  13. レンズ群が搭載され、上記レンズ群の光軸方向に沿って開口した第1の開口部を有するレンズ筐体と、
    上記レンズ群を光軸方向に移動させるための駆動源と、上記駆動源からの駆動力を上記レンズ群へ伝達するための伝達機構とが搭載され、上記レンズ筐体の上記第1の開口部に連通すべき駆動用開口部を有する駆動筐体とを用意し、
    上記レンズ筐体と上記駆動筐体とを、上記第1の開口部と駆動用開口部とが連通した状態で互いに分離可能に組み合わせることによって、上記レンズ群の保持枠に上記伝達機構を係合させることを特徴とする撮像装置の製造方法。
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